エレノア「何を言っているんですか貴女は!」
ベルベット「な…何がよ」
エレノア「今、ライフィセットとお風呂に入りたいって…」
ベルベット「チッ…聞かれたか…」
エレノア「今思いっきり舌打ちしましたね!言い逃れ出来ませんよ!」
ベルベット「はぁ…はいはい、言いました言いました。これで良いんでしょ?」
エレノア「男女が一緒にお風呂なんて…不健全です!不埒です!ライフィセットの教育に悪いです!」
ベルベット「フィーはまだ10歳よ。ちゃんとお風呂に浸かって100数えて無いかもしれないし、もしかしたら身体の隅々まで洗えてないかもしれないじゃない」
エレノア「もう10歳です!お年頃の男の子の気持ちを考えて下さい!ベルベットの身体は10歳の子供には刺激が強すぎます!」
ベルベット「何を今更」
ベルベット「だから一緒に入ってあの子の身体の隅々まで洗ってあげようと思ったのよ。それの何が悪いのよ」
エレノア「ちょっと過保護過ぎませんか?」
ベルベット「ラフィとは9歳まで一緒に入ってたわよ」
ベルベット「10歳になった途端、『もうお風呂は一人で入るから!』って言い始めたけど…」
エレノア「やっぱり恥ずかしがってるじゃないですか!」
ベルベット「だからもうずっと小さい男の子の身体を洗ってないのよ!背中洗いっこしたり、髪を洗ってあげたり、お風呂で水鉄砲で遊んだり、小さい○○○を触って恥ずかしがる顔を見るのが何がダメなのよ」
エレノア「ダメです!特に最後がダメです!そんな羨ま…不埒なことは!」
ベルベット「このままずっとショタの裸を見なかったら、他の男の子にしちゃいそうなのよ…」ウズウズ
エレノア「重症ですね…」
ライフィセット「ベルベットー!エレノアー!早く宿屋に行こうよー!」
ベルベット「ほらフィーが呼んでるわ。早くフィーとお風呂に入るわよ」
エレノア「まだ宿屋としか言ってませんけど!?」
ライフィセット「あむっ…ん~!ベルベットのマーボーカレーはやっぱり美味しいよ!」
ベルベット「ふふっ。フィーったらほっぺにご飯粒付いてるわよ」スッ…パクッ
ライフィセット「っ///もー!子供扱いはやめてよ-!」カァァ
ロクロウ「本当に仲良いな、お前等!」
エレノア「………」ジィィ
マギルゥ「どうしたんじゃエレノア。そんなにベルベットと坊の事を穴が空きそうなくらい凝視して」
マギルゥ「さてはエレノアもベルベットに坊が盗られるのが怖いんじゃな!全くお主も独占欲が強いのぅ~」
マギルゥ「もしくはさっきのご飯粒みたいに坊がベルベットにアッチの意味で喰われるのを恐れておるのかのぅ~♪」
エレノア「はい、そうです」
マギルゥ「そうかそうか~。坊がベルベットに喰われトゥギャザーして、喰魔と聖隷から新たな生命の………何じゃと!?」
ライフィセット「ぷはぁ!ごちそうさま、ベルベット!」
ベルベット「はいはい、お粗末さま。ご飯食べたら早くお風呂に入っちゃいなさい」カチャカチャ…
ライフィセット「うん!」トコトコッ
エレノア(ベルベットが動くなら今ですね…!)ガタッ
アイゼン「すまん、エレノア。お前に頼みたい事が…」
エレノア「すみません、アイゼン。私は今ちょっと…」
アイゼン「バンエルティアからのシルフモドキでモアナがエレノアに会いたいと駄々を捏ねてると知らせが来たんだが…」
エレノア「モアナが!?ん~…あぁ~!分かりました!今から行きます!」
ベルベット「………」ニヤッ
マギルゥ「………」
ちゃぽーんっ
ライフィセット「ふぅ…」
ベルベット「フィー、湯加減はどう?」コンコンッ
ライフィセット「ベルベット?うんっ!とっても気持ちイイよ!」パチャパチャッ
ベルベット「そう…じゃあ私も入ろうかしら」ヌギヌギッ
ライフィセット「えぇっ!?だ、ダメだよ!そんなぁっ///」
ベルベット「イイじゃない、減るものじゃないしでしょ?」スルッ…
ライフィセット「とにかくダメだよ今は…!」
ガラガラッ
ロクロウ「応!ベルベット、お前も一緒に入るか!」スッポンポーンッ
ベルベット「……………」ゴォォガシッ!
ロクロウ「うおっ!?」
ピシャンッ!ずるずる…
ライフィセット「………」ポカーンッ…
ドォン!
ロクロウ「うおっ!痛ェなぁ…」
ベルベット「何でアンタがフィーと一緒にお風呂に入ってるのよ…」ゴォォ
ロクロウ「応!背中流しっこしてやろうと思ってな!」
ベルベット「アンタ業魔でしょ。フィーを穢せる気…?」
ロクロウ「アイツは白銀の炎も使えるし少し位大丈夫だろう!」
ベルベット「それに何でタオルも巻いてないのよ」
ロクロウ「元々男同士なんだから問題無いだろう!それにお前も乳首丸見えだぞ」プランプラーンッ
ベルベット「お生憎様。私は別に興味も無い男に見られても別に恥ずかしくもないわ」タユンッ
ベルベット(フィーやラフィは敢えて見せて楽しんでるんだけどね…)
ロクロウ「応、奇遇だな俺もだ!」
ベルベット「ともかく!アンタはフィーとは一緒に入らないで。紛らわしい」
ロクロウ「紛らわしい?」
ベルベット「い・い・わ・ね?」ギロッ
ロクロウ「お、応…」
マギルゥ「………何だか面白い事になっておるのぅ~♪」コソッ
ビエンフー「ね…姐さん…!ボク、鼻血が出そうでフ…!」ハァハァ
マギルゥ「ベルベットの裸体程度で発情するでないわ!思春期か!」ゲシッ
ビエンフー「ビエェェーーンッ!」
ちゃぽーんっ
ライフィセット「もう…ベルベットてば…タオルぐらいしてよ…///」ブクブク…
タイタニア
グリモワール「はぁ…そぉ…坊や、やっぱり良いセンスしてるわね…」
ライフィセット「えへへっ…そうかな…///」テレッ
ベルベット「今日のフィーの予定はグリモワールと古代語の勉強の後にお風呂に入る筈…今度こそは…」コソッ
エレノア「ベルベットの暴走が加速している…それじゃあただのストーカーですよ…」コソッ
ベルベット「しつこいわね、アンタも…」
エレノア「私はライフィセットの器として、あの子を健全に育てなければいけません!」
エレノア「ですので貴女の行動は四六時中監視させて頂きます!」
ベルベット「私だってフィーには健全に育って欲しいわよ。だからちゃんと面倒見てあげなきゃ」ジュルリッ…
エレノア「そう言うのはその口から垂れてるよだれを拭ってから言ってくれますか」
グリモワール「ふぅ…じゃあ今日はお開きにしましょうか」パタンッ
ライフィセット「グリモ先生、今日もありがとうございましたっ!」ペコリッ
グリモワール「さ、坊やも早く片付けてお風呂にでも入ってきなさいな」
ライフィセット「はーいっ」トテトテ
ベルベット「フィーがお風呂に向かう…!」ガタッ
エレノア「させません!」チャキッ
ベルベット「………何のつもり?」
エレノア「ベルベット…どうしてもライフィセットとお風呂に入りたければ、先に器である私を倒してからです」
ベルベット「エレノア…例えアンタがあの子の器でも私が一番でアンタは二番なのよ?」」チャキッ…
エレノア「これを機に私があの子の一番になっても良いんですよ?」フフンッ
ベルベット「その言葉、後悔させてやる!」ゴォォ…!
エレノア「望むところです!」ダッ!
モアナ「あー!エレノアー!みぃつけたっ!」ピョコンッ
エレノア「モアナ!?」
モアナ「モアナね、エレノアに見せたいモノがあって探してたんだよ!」ダキッ
モアナ「見て見て!ダイルの尻尾で釣ったカジキ!大きいでしょ?」ビチビチッ
エレノア「モアナ…凄いですね…」
モアナ「だからねっ!エレノアも一緒に魚釣りしよ?ダイルの尻尾で!」
エレノア「ごめんなさいモアナ…。一緒に魚釣りをしたいのは山々なんですが、今は…ってベルベットが居ない!?」
モアナ「ベルベットならさっきすっごーいスピードでお風呂に行っちゃったよ?」
エレノア「あぁっもうっ!またしてもぉ!」ガクッ
ガラガラッ
ベルベット「何とかエレノアは撒いたわね…一度ならず二度までも、ナイスよモアナ」
ライフィセット「あれ?誰かいるの?」
ベルベット「っ!」
ライフィセット「誰か居るんだったら替えのシャンプー取ってくれる?お風呂場のが切れちゃって…」
ベルベット「替えのシャンプー…替えのシャンプー…。私の使ってるやつしかないわね…」ゴソゴソッ
ベルベット「ふふっ…」ニヤッ
ガラガラッ
ベルベット「ほら、替えのシャンプーよ。フィー、何だったらついでに髪でも洗ってあげるわよ?」
ライフィセット「べ…ベルベットッ!?」
アイゼン「ああ、すまんな」スッポンポーンッ
ベルベット「………」ゴォォ…ブリュリュリュリュッ…
ベルベット「………」ブゥンッ!
アイゼン「うおっ!」ツルッ
ツルツルツルーーゴォンッ!
ライフィセット「あ…アイゼンッ!?」
アイゼン「この程度、想像の範疇だ…」
ガラガラガラガラッ!
アイゼン「ふごぉっ…!」
ライフィセット「タライが…」
アイゼン「これも…死神の……呪…い…」ガクッ
ベルベット「何で!何で今度はアイゼンなのよ!」ガンガンガンッ
マギルゥ「ベルベットや、そんなに頭を柱にぶつけておると頭がビエンフーになってしまうぞ~♪」
ビエンフー「それは無いでフよ、姐さん!」
アイゼン「昔、妹の髪をよく洗ってあげていたからな。最近はしてなかったから代わりにライフィセットの髪をと思ってな」
ロクロウ「おっ、。アイゼンの髪、ベルベットの髪と同じ匂いがするぞ!」
アイゼン「ふんっ。妹に使ってあげてたシャンプーの方が良い匂いだがな」
ベルベット「猛烈に!どうでもいい!」クワッ!
エレノア「ベルベット、もう懲りたでしょう?そろそろ落ち着きましょうよ」
ベルベット「嫌よ!私は何度でもあの子に喰らいつてやる!絶対に諦めない!」
マギルゥ「ベルベットにとっては復讐への執念と坊と一緒にオ・フ・ロ♪への邪念は同レベルなんじゃのー」
アイゼン「いや、その気持ち分かるぞ。俺も妹にもう一人で風呂に入ると言い出した時はショックだったからな」
エレノア「貴方は黙っていて下さい」
――――
――
ベルベット「………」モワーン…
エレノア「ベルベット…」
ベルベット「分かってるわ、エレノア。こんなに穢れちゃったらフィーに触れられない事ぐらい…」
ベルベット「ましてや一緒にお風呂なんて…」
ベルベット「でもせめて…最後に一度でも良いからあの子とお風呂に…」
エレノア「………分かりました。もう私は止めません」
ベルベット「………良いの?」
エレノア「貴女とライフィセットの絆はこの旅で何度も目の当たりにしました。私がとやかく言う権利もありません」
ベルベット「でもやっぱり穢れが…」
エレノア「あの子は強くて優しい子です。そんな子がたった一度一緒にお風呂に入った位で直ぐに穢れるとも思えません」
エレノア「でも多分ライフィセットも恥ずかしがるでしょうから。だから一緒に入るか入らないかは最終的にライフィセットが決める事ですからね?」
ベルベット「分かってるわ…」
メイルシオ
ライフィセット「ふぇ…ふぇっくしゅんっ!」
メディサ「………宿屋に温泉があるのを見つけました。風邪を引く前に入りなさい」
マギルゥ「おぉ~気が利くのぅ~♪風呂に入って英気を養うとするか!」
ベルベット「そうね…フィー、一緒に入る?」
マギルゥ(おぉ、直球で来たのぅ…)
メディサ(まあ子供と入るのは当たり前よね…)
ライフィセット「えぇっ!?や、やだよっ///」カァァ
ベルベット「お願いだから遠慮しないで。宿のお風呂だからきっと広いわよ?」
ライフィセット「そういうことじゃ…」
ライフィセット(やっぱり子供扱いされるのは嫌だよぉ…)
ライフィセット「くしゅんっ!」
ベルベット「ほぉら、早く私と温まらないと」
ライフィセット「もぉー!何でそう言う事言うのぉ!僕は一人で入るから先に行って!」
ベルベット「………ふふっ。はいはい」
――――
――
ベルベット「………災禍の顕主は魔王なんかじゃない。自分勝手で最低の女なのよ…」モワーン…
ライフィセット「………本当の事を言うよ。僕は…」
ベルベット「………」キュッ…
ライフィセット「………フィーって呼ばれ方、あんまり好きじゃないんだ」
ライフィセット「後、一緒にお風呂って…やっぱり恥ずかしいし、子供扱いし過ぎだよ…///」テレッ
ベルベット「………!ラフィにも…同じ事言われた…」
ライフィセット「やっぱりねぇ…。ベルベットは男心が分からないんだよ」
ベルベット「わ、悪かったわね…」
ライフィセット「いいよ。許してあげる」スッ
ベルベット「………ありがとう、ライフィセット」ギュッ…
ベルベット(もう一緒にお風呂なんてどうでも良い…。私は…この子さえ幸せに生きてくれれば…)
癒しの銭湯
ライフィセット「私の身体がフィーになってる!?」バチャバチャッ
ロクロウ「私もロクロウになってる!?何なのこの筋肉!?」ザバァッ
アイゼン「儂も憧れてた位背が高くなっておる!どうなっとるんじゃこりゃぁっ!」シュッシュッ
ビエンフー「この銭湯のスペシャル効果にゃ。あまりの気持ち良さに魂が抜け出て身体が入れ替わってしまう事があるのにゃ」
エレノア「面倒な事になったなぁ…」
ベルベット「うん…胸に浮き輪を付けてるみたい…///」
マギルゥ「この程度の事、妹で慣れている」
エレノア「まあ良いか!湯加減は最高だしな!」
ロクロウ「良い訳ないでしょう、ロクロウ!今直ぐ目を瞑って下さい!」
ライフィセット(フィーの身体…カワイイ…!あっ、やっぱりラフィみたいにアレもまだ小さくてカワイイ…!)
ライフィセット(思う存分この身体を楽しみたいけど…他の連中…特にマギルゥ辺りが居るから下手な事をしない方が良いわね…)
ライフィセット「さっさと全員出るわよ。ややこし過ぎて疲れる」トテトテ
ロクロウ「………」ジィィ…
天への階梯
ライフィセット「ねえ、何でまたこの場所に来たの?」
ベルベット「ここの敵は良い装備が手に入るからね。全員分集めといた方が対カノヌシにも有利に戦えるわ」
ロクロウ「それにどこの敵も強くて良い修行になるしな!」
アイゼン「いわゆるマラソンって奴だな」
ライフィセット「マラソン?」
マギルゥ「つまりのぅ、ここの業魔や聖隷達の応援を受けながら儂等がこの階梯をぐるぐる回り回って先にゴールした者が
他の連中からガルドを没収出来るゲームの事じゃよぉ」
ライフィセット「そうなんだぁ…」
エレノア「違いますからね。本当は目標のレベルに到達するまで、又は目的の装備を入手出来るまでそのダンジョンを何回も何回も挑戦する事ですよ」
ライフィセット「へぇ…」
ベルベット「そう言う事だから、気を引き締めて行くわよ」
ライフィセット「うんっ!頑張るよっ」トテトテ
エレノア「………」
――――
――
ライフィセット「善なる白と、悪なる黒よ!混ざりて消えろっ!ケイオスブルーム!!!」
バリイィィィンッ!!!
ライフィセット「はぁ…はぁ…やった!無銘の紙葉だ!」ピラッ
ベルベット「よく頑張ったわね、フィー」
ロクロウ「これで集まったのは『無銘の刃』『無銘の紙葉』『無銘の槍』だな」
マギルゥ「やっと半分かえぇ…。儂もうヘトヘトじゃよぉー」
ライフィセット「マギルゥ、頑張って。僕も…頑張るから…」ハァハァ
ベルベット「無理はダメよ、フィー。アンタはさっきからずっと戦闘に出てるんだから少し休みなさい」
ライフィセット「え…でも……」
ベルベット「良いから休みなさい。そうね…あの癒しの銭湯にでも行こうか」
ライフィセット「えっ?ベルベット!?」
ベルベット「私、先にフィーを連れて癒しの銭湯に行って来るから、アンタ達はマラソンを続けてなさい」
ロクロウ「応!いいぜ、ゆっくり休んで来い!そうだ、アイゼン!先にどっちが自分の無銘装備が手に入れるか勝負しようぜ!」
アイゼン「良いだろう、受けてたってやる」
マギルゥ「お主等だけ銭湯なんぞずるいぞぉー!儂も連れてけ―!」
ベルベット「ダメよ、アンタの無銘装備もまだ入手してないんだし、アイツ等の回復役がいるでしょ」
マギルゥ「鬼ー!喰魔ー!災禍の顕主―!」
エレノア「じゃあ私もライフィセットの付き添いに…」
ベルベット「エレノア、アンタも残りなさい。アイゼンのレイズデットじゃ心もとないからね」
エレノア「………はい」
ベルベット「じゃあ行くわよ、フィー」
ライフィセット「本当に良いの…?」
ベルベット「アイツ等なら大丈夫わよ」
エレノア「………」
ライフィセット「ねえ、ベルベット…。確かあの癒しの銭湯って…///」
ベルベット「魂が抜け出て身体が入れ替わるんでしょ?もしかして恥ずかしい?」
ライフィセット「そ、そんな事…///」
ベルベット「大丈夫わよ。私はアンタとは時間をずらして入るから」
ライフィセット「………本当に?」
ベルベット「ホントホント」
ライフィセット「絶対だからね!」トテトテ
ベルベット「………」
ベルベット「………悪いわね、フィー」ジュルリ…
ベルベット(フィーと一緒にお風呂は、子供扱いされたくないって言うフィーの意思を尊重して諦めた…つもりだった)
ベルベット(でも此間フィーと身体が入れ替わって、あの子のカワイイ身体を体験してしまってから、またこの思いが、欲望が溢れてきてしまった…)
ベルベット(やっぱりあの子の身体を洗ってあげたい、髪を洗ってあげたい、恥ずかしがってる顔が見てみたい…!)
ベルベット(フィーが一緒に入るのが嫌だって言うなら、私がフィーの身体で洗ってあげる…!)
ベルベット「ふふっ…姉って言う生き物は難儀なものね…」
ガラガラッ
エレノア「ひゃっ!?」ビクッ
ベルベット「………エレノア、何でアンタが此処に居るのよ」
エレノア「ええっと…その……ベルベット……」アセアセッ
ベルベット「アンタ、ロクロウ達と一緒にマラソン中じゃなかったの…?」ジリッ…
エレノア「あ、あの二人にはマギルゥが付いてますし…私は不要かと……」
ベルベット「…………」ジリジリッ…
エレノア「その…ライフィセットの体調も…気になりましたし……」アセアセッ
ベルベット「……………………」ジリジリジリッ……
エレノア「ううっ………ベルベットばっかりズルいですよ!」
ベルベット「は?」
エレノア「私だって…私だって……!ライフィセットと一緒にお風呂に入りたかったんですよぉっ!」
ベルベット「………それがアンタの本音ね」
エレノア「………はい」
エレノア「私が一人っ子って事はご存知ですよね?それでライフィセットに弟を感じている事も」
ベルベット「ええ」
エレノア「私は今の今まで男の子の身体を洗った事も見たこともありませんでした…」
エレノア「でもライフィセットやモアナみたいな可愛らしい年下の子達と過ごしている内に思ってしまったんです」
エレノア「私もあの子達とお風呂に入りたいと…」
エレノア「髪を洗ってあげたい、背中流しっこしたい、お風呂で水鉄砲で遊びたい、恥ずかしがってる顔を見たいと言う姉心に…」
ベルベット「モアナだったら一緒に入れたんじゃない?」
エレノア「モアナは女の子だから恥ずかしがってくれなかったです」
ベルベット「そうでょうね」
エレノア「正直羨ましかったです。姉弟が居て、自分の弟とお風呂に入ったことがあるベルベットが…」
ベルベット「エレノア…」
エレノア「………ごめんなさい。ライフィセットの教育に悪いとか貴女達の絆の深さは分かっていると言っておきながら」
エレノア「あの子達の『姉』でありたいと思っていましたが、これでは『姉』失格ですね…」
ベルベット「いえ、アンタも十分立派な『姉』よ、エレノア」
エレノア「そうでしょうか…」
ベルベット「ほら、アンタもさっさと脱いで、お風呂に浸かるわよ」ヌギヌギッ
エレノア「ベルベット…?」
ベルベット「もう隣でフィーはお風呂に浸かっている筈。入れ替わるなら今しかないわ」
エレノア「良いんですか?私もライフィセットの身体を体感しても?」
ベルベット「でもフィーの身体は一つしかない。どっちが入れ替わっても恨みっこ無しよ」
エレノア「はい!」ヌギヌギッ
ばっちゃーんっ!
――――
――
ライフィセット「………足が届かない。どうやらフィーの身体と上手く入れ替われたみたいね」バチャバチャッ
ライフィセット「これがライフィセットの身体…。やっぱりロクロウのとは随分違いますね。とってもカワイイです」フニフニッ
ライフィセット「大人と子供と比較したら………えっ?」
ライフィセット「こ、これって………」
ライフィセット「「二人ともフィー(ライフィセット)と入れ替わってる!?」」
ライフィセット「まさか…こんな事になるとはね…」
ライフィセット「これは…ライフィセットの身体に私とベルベット、二人分の魂が入ってるって事でしょうか…?」
ライフィセット「寧ろ好都合だわ。これで二人ともライフィセットの身体を体感できるわ」
ライフィセット「そ、そうですね!今は思う存分ライフィセットを楽しみましょう!」
ライフィセット「じゃあ最初は…ここを体感しましょ」フニュッ…
ライフィセット「ひゃうっ…///これは…女子では味わえない体感ですね…///」ピクンッ
ライフィセット「ほら…だんだん固くなってくでしょ…?やっぱりこの子も男の子よね…」ニギニギッ
ライフィセット「あぅん…///す…すごいです…///」
――――
――
ベルベット「あうぅ…///ずらして入るって言ってたのにぃ…ベルベットの嘘吐きぃ…」カァァ…
ぷかー………
ベルベット「あれ?白い…桃…?」プニッ
エレノア「」プリンッ
ベルベット「エ、エレノアぁっ!?何でエレノアまで…!?」
ベルベット「………」
ベルベット「…………」キョロキョロッ
ベルベット「………」タユンッ
エレノア「」プリンッ
ベルベット「………ちょっとだけなら…良いよ…ね…///」
もみゅっ
ベルベット「うわぁ………///」モミュッ…モミュッ…
――――
――
マギルゥ「………全く!何が『どっちが先に最大強化出来る位無銘装備を集められるか勝負だ!』じゃっ!もう付き合ってられんわい!」プンスカッ
マギルゥ「儂もさっさと銭湯に入ってリフレッシュするかのぅ~♪」
ガラガラッ
ビエンフー「姐さん!そっちは男湯でフよ!」
マギルゥ「おっと…儂とした事が。疲れが溜まったとるのかのぅ」
マギルゥ「………ちょっと坊の身体でも拝んでみるかの♪」ニヤリッ
ビエンフー「な、ナニを言っているんでフか、姐さん!?」
マギルゥ「なぁに、ちょっち坊が恥ずかしがる顔が見たいだけじゃ♪」
ガラガラッ
ライフィセット「はぁ…この子の身体、良い匂いがしますね、ベルベット…」スンスンッ
ライフィセット「そうでしょ?ふふっ…ちゃんと洗えてるじゃない、あの子…」
マギルゥ「………何をしとるんじゃ、あやつ等」
――――
――
ライフィセット「あうぅ…///」モゾモゾ
マギルゥ「お、坊やぁ。一体どうしたんじゃモゾモゾムズムズしながら歩いて」
ライフィセット「あ、マギルゥ」
マギルゥ「儂で良かったら相談にでも乗ってやらんこともないぞぉ」
ライフィセット「うん、実はね…。お風呂に入ってからお股の辺りが変なの…」
マギルゥ「おっ…?ふぅん…ああ…そう言う事かのぉ…」
ライフィセット「僕、こんなの初めてなんだ…。マギルゥ、どうすれば収まる…?」
マギルゥ「………坊、その症状を治せる方法は無い事は無いんじゃがのぅ…」
ライフィセット「ほ、ホント!?」
マギルゥ「じゃから、ちぃっと儂の部屋に来てくれんかのぅ?………ベルベット達に内緒で」
ライフィセット「うんっ!分かったよ!」
マギルゥ(最近儂もイロイロ溜まってるしのぅ…。坊の可愛らしい身体で癒してもらうとするかのぅ♪)
――――
――
マギルゥ「………では、坊よ!まずは服を脱ぐのじゃ!」
ライフィセット「ええっ!?や、ヤだよ!」
マギルゥ「何じゃあ?坊はのそのムズムズを治したくはないのかえ?」
ライフィセット「うっ………治したい。歩きにくいし…」
マギルゥ「うむっ!さすればスパッとズバッとスッポンポンになるのじゃぁ!」
ライフィセット「わ、分かったよ…」ヌギヌギッ
ぴーんっ
マギルゥ「おほぉ~。坊の可愛らしい棒が見事ムクムクじゃぁ♪」マジマジ…
ライフィセット「こ、これからどうするの…?」
マギルゥ「このムクムクを治すにはある魔法を掛けなければならんのじゃ…」
ライフィセット「ある魔法…?」
マギルゥ「それはのぉ………マギィン…プイッ☆」
ばさぁっ
マギルゥ「どうじゃ、坊?このミステリアスでエレガントでグラマラスな儂の肢体は♪」ペターンッ
ライフィセット「あっ…」シュンッ…
マギルゥ「一度この肢体をよーく視姦するんじゃよぉ?そしたら一度坊のその棒がもっとムクムクになるでのぉ…じゃがその後で儂の手練手管…で………アレ?」
ライフィセット「凄いよ、マギルゥ!マギルゥのマギンプイで一瞬でムズムズが治ったよ!」
マギルゥ「お…おぉ………そうか……」
ライフィセット「ありがとう、マギルゥ!」トテトテ
マギルゥ「よ、よかったの…ぉ…………」
マギルゥ「………………何か納得いかぁぁぁぁぁぁんっ!!!」
ベルベット「……………」ゴオォォォ…
エレノア「………………」チャキッ…
マギルゥ「………あ」
終われ
前にGfとX2のSS書いて以来、久々にテイルズss書いたわ。
ベルセリアは前作がアレやったけど俺の中ではX2、Gfに並んでテイルズトップ3に入るくらい好きな作品だった。
パーティメンバー全員にちゃんと見せ場があってホントこの悪党共大好きだわ。
でもその中で一番イケメンでカワイイのはフィーだな。
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません