【モバマスSS】菜々「怪人ニナー?」 (19)

☆注意☆
このSSには以下の成分が含まれますのでご注意下さい。
・怪人ゾナー
・キャラ崩壊の可能性
・書き溜め
・一発ネタ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1485095465

~事務所~

市原仁奈「じゃあ次の問題でごぜーます!」

仁奈「『ハサミはハサミでも、物を切ることができないハサミって、なーんだ?』」

高垣楓「切れないハサミ?うーん、何でしょう……」

仁奈「どーです?難しい問題でやがりましょー?」

楓「ええ、仁奈ちゃんが作るなぞなぞは面白いわね」

仁奈「えへへー、もっとほめてくだせー!」

ガチャ

安倍菜々「おはよーございますっ!」

仁奈「あっ、菜々おねーさん!おはようごぜーます!」

楓「おはようございます、菜々ちゃん」

菜々「お二人とも、おはようございます!」

菜々「何してたんですか?」

仁奈「なぞなぞ勝負でごぜーます!」

楓「ふふっ」

菜々「へー、なぞなぞですか。珍しいですね」

楓「仁奈ちゃん、なぞなぞ強いんですよ?」

仁奈「えへへ、ありがとうごぜーます!」

菜々「本当ですか?じゃあ私も後でお相手してもらいたいです」

菜々「それにしても、どうして突然なぞなぞを?」

仁奈「紗南おねーさんが、昨日ゲームを貸してくれたんでごぜーます」

菜々「なぞなぞの?へー、面白そうじゃないですか」

仁奈「だけど、出されるなぞなぞが難しくてあんまり進められてないですよ」

楓「仁奈ちゃんでも解けないの?」

仁奈「そーです。だじゃれなぞなぞは苦手でごぜーます」

菜々「ん、だじゃれ、って言ったら……」

楓「これって私の出番かしら?」

仁奈「えっ!?楓おねーさん、一緒にやってくれるですか!?」

楓「私で良ければ、どうかしら?」

仁奈「もちろんでごぜーます!一緒になぞなぞ考えてくだせー!」ゴソゴソ

菜々(元気な仁奈ちゃんを見てるとなんだか微笑ましいですね)

仁奈「んしょ……んしょ……」ゴソゴソ

仁奈「あったでごぜーます!」パァーン

http://imgur.com/Dau6y1q.jpg

楓「あら、これって……」

菜々「ゲームボーイカラーですか!流石紗南ちゃんですね」

楓「懐かしいわね。何年くらい前だったかしら」

仁奈「菜々おねーさんもこのゲーム機知ってたですか?」

菜々「え?あぁっ!?はい!たまたま!」

仁奈「? そーですか」

仁奈「それじゃあ行くですよ、電源オーン!」プチッ

http://imgur.com/RgXaO6v.jpg

かえなな「「……『怪人ゾナー』?」」

楓「どこかで聞いたことがあるような……」

菜々「ナナも子供の頃に聞いた覚えがありますね……何でしたっけ」

仁奈「どうしたですか?」

楓「あっ、ごめんなさいね仁奈ちゃん、始めましょうか」

菜々(うーん……もうそこまで出かかってるんですけど……歳ですかね)

仁奈「今、怪人ゾナーをやっつけに行く所でごぜーます」

仁奈「おねーさん達は仁奈がなぞなぞを解くのを手伝ってくだせー!」

楓「分かりました。頑張りましょうね、仁奈ちゃん」

菜々「ナナもお手伝いしますよ!」

仁奈「ありがとうごぜーます!それじゃあ行くですよ!」ピロッ

http://imgur.com/z1s3fzL.jpg

楓「……この人が、怪人ゾナー?」

菜々「何か妙に愛嬌ありますね」

仁奈「そんなことねーです!ゾナーは友達をたくさん洗脳しやがりました、許せねーですよ!」

楓「あら怖い」

菜々「そうですか、なら許してはおけませんね!」

仁奈「そーですよ!やっつけてやるです!」

http://imgur.com/CcRs79a.jpg

菜々(話し方にもやっぱり聞き覚えが……っと、今はなぞなぞに集中しましょう)

http://imgur.com/LKtaGSJ.jpg

仁奈「歯が臭く?うーん……」

菜々(なるほど、確かにだじゃれですねこれは)

楓「仁奈ちゃん、歯が、臭い、のよ」

仁奈「歯が臭い……はがくさい……あっ!分かったでごぜーます!」

http://imgur.com/cQ5wMjH.jpg

仁奈「答えは『はくさい』です!」

http://imgur.com/SyxEkxH.jpg

楓「やった♪」

仁奈「楓おねーさん、やっぱりすげーですね!」

楓「ふふっ、ありがとう♪」

楓「ほらっ、次の問題よ!」

仁奈「おー!」

~~~

http://imgur.com/kv4eJ38.jpg

仁奈「やったーっ!勝ったでごぜーます!」

楓「仁奈ちゃん、ほらっ、ハイターッチ!」

仁奈「ターッチ!でごぜーます!」パーン!!

菜々「流石楓さんです」

http://imgur.com/xMPqPPG.jpg

仁奈「あっ、ゾナーが元に戻ったでごぜーます」

菜々「……どうやらゾナーも操られて洗脳を仕掛けていただけみたいですね」

楓「これで一件落着って所でしょうか」

仁奈「はい!みんな友達になって良かったですよ!」

楓「ふふっ、良いわねぇ、なぞなぞで繋がる友達の輪」

楓「……それにしても、ほんと何だったかしらこの人」

菜々「ナナも、このゲームはやったことないはずなんですけど妙に既視感が……ちょっと調べてみます」スッスッ

菜々「……あぁーっ!」

楓「何か見つかりました?」

菜々「これですよ!これ!」

http://imgur.com/6GkxWIM.jpg

楓「……あぁっ!これっ、これ、何でしたっけ!?」

菜々「ほらっ、あのおはスタの!」

楓「……サイガーに負けた!?」

菜々「そう!そのゾナーですよこれ!」

楓「あぁ~!そうでした!通りで見覚えがあった訳ですね」

仁奈「楓おねーさん、ゾナー知ってたですか!?」

楓「ええ、ちょうど私が仁奈ちゃん位だった頃よく観てたの」

仁奈「観てた?どういうことです?」

菜々「おはスタって知ってますか?朝にやってる番組なんですけど、それによく出てたんですよ」

仁奈「へー!もしかして、なぞなぞ出してたですか?」

楓「そりゃもう。そのために居たのよ」

ガチャ

モバP「おはようございます」

楓「あっ、プロデューサーさん、おはようございます」

菜々「おはようございます!」

仁奈「おはようごぜーます!」

モバP「おっ、何だか賑やかですね。何かしてたんですか?」

楓「仁奈ちゃんと一緒なぞなぞをやっていたんです」

仁奈「楓おねーさん、だじゃれなぞなぞがすっげー上手かったですよ」

モバP「おぉ、流石じゃないですか」

楓「あらっ、菜々ちゃんと同じこと言われちゃいました。ふふっ」

菜々(そりゃそうですよね)

モバP(そうだな)

モバP「……って、それは怪人ゾナー?珍しいものやってますね」

菜々「プロデューサーさんもゾナーご存知だったんですね」

楓「観てたんですか?おはスタ」

モバP「そうですねー、朝学校に行く前にちょっとだけ」

菜々「へー、なんか意外ですね」

モバP(それでどうしてあなたはゾナー知ってるのを隠そうともしないんですか)

菜々(……あっ)

仁奈「うー、仁奈だけテレビでゾナー観たことねーですよ、これじゃあゾナーの気持ちになれねーです」

モバP「そりゃまぁ、もう十年近く前だしなぁ」

モバP「録画か何かあると良いんだけど……」

菜々(探せばあるって言ったら怒られるかな……)

モバP「っと、楓さんと菜々さんはそろそろ出る時間ですね」

楓「あら、もうこんな時間。仁奈ちゃんといると時間が早いです」

菜々「本当ですね~。仁奈ちゃん、また今度遊びましょう!」

仁奈「また遊んでくれるですか!?嬉しーです!」

仁奈「お仕事頑張ってくだせー!」

楓「ふふっ、ありがとう仁奈ちゃん」

菜々「それじゃあ、行ってきまーす!」ガチャ

楓「行ってきます♪」

バタン

仁奈「……よーし、じゃあまた1人で遊ぶですよ」テテテ

モバP「仁奈、ちょっといいか?」

仁奈「なんですか?」

モバP「楓さん達、ちょっと驚かせてみたくないか?」

仁奈「驚かす……って何するんです?」

モバP「それはな……」ゴニョゴニョ

~仕事後~

菜々「いや~、今日も疲れましたね~……」

菜々「最近バラエティとかで身体を使うのが増えてきた気がします……」

楓「分かります……だけど、それだけ売れてきたってことですよ」

菜々「それは嬉しいんですけど~……最近なんだか身体の細い所が痛むようになってきてちょっと辛いんですよね~……」

楓「あら、それじゃあ事務所に戻ったら少しマッサージしましょうか?」

菜々「マッサージ!?……でも良いんでしょうか……」

楓「いえいえ、困った時はお互い様ですから、気にしないでください♪」

菜々「いえ、そうじゃなくて……17歳が25歳の人にマッサージされるっていうのは」

楓「あぁー……じゃあ我慢しますか?」

菜々「いえお願いします」←真顔

楓「ふふっ、分かりました、じゃあ急いで事務所に戻りましょう」

~~~

楓「ただいまー」ガチャ

菜々「戻りましたー」ガチャ

楓「……誰も居ないみたいですね、今ならマッサージし放題ですよ」

菜々「本当ですか!?それじゃあ早速……」

アーッハッハッハッハッハッ…

菜々「わっ!?」

楓「笑い声?別室に麗奈ちゃんでも居るのかしら?」

菜々「いえ、この声……仁奈ちゃんみたいですね」

楓「じゃあ麗奈ちゃんの気持ちになった仁奈ちゃんかしら?」

アーッハッハッハッハッハッ…

菜々「あっ、こっち来てますよ」

楓「もしかして麗奈ちゃんみたいに前髪が無くなってたり……」

菜々「いやー流石の仁奈ちゃんでもそこまでは……」

ガチャ

仁奈?「あーっはっはっはっはっ!」←ゾナースタイル

かえなな「「!?」」

仁奈?「あっ、お姉さん達!ゾーナー!でごぜーます!」ZN

菜々「」ポカーン

楓「えっと、仁奈ちゃん……?」

仁奈?「仁奈?仁奈は仁奈じゃねーです!」

ニナー「仁奈は、怪人ニナーでごぜーます!」バァン!

楓「は、はぁ……」

楓(一人称のせいでややこしいことになってますね)

菜々「……何この完成度!?顔以外まんまですよ!?」

ニナー「さて、さっそくお姉さん達に問題を出すですよ!」

ニナー「おーべいべー!これができたら天才でごぜーます!」

菜々「再現度も高いですね!?」



ニナー「『いつも誕生日ケーキの火を消している鳥って、なーんだ?』」


楓「……誕生日ケーキの火を消す?どういうことかしら……」

ニナー「……」ワクワク

菜々「何だか本当にゾナーから問題出されてるみたいです……!」キラキラ

楓「確かにこの感じ、ちょっと懐かしいですね」

菜々「えっと、ケーキの火を消す鳥、ですか……」

楓「うーん……ケーキ、消す、火、炎……」

ニナー「ふっふっふ、よーく考えるですよ」

菜々(思った以上に難しいですね……)

楓「仁奈ちゃ……いえ、怪人ニナー、この問題、あなたが考えたの?」

ニナー「そーですよ!がんばって考えたでごぜーます!」フンス

楓「そうなの?よくこんなに難しい問題を考えたわね、凄いわ~」

ニナー「あっ、ありがとうごぜーます!」ニヘラ

楓「あっ、そうだ、ちょっとで良いから、何かヒントくれないかしら?」

ニナー「えへへっ、じゃあ~特別に教えてあげるでごぜーます」

菜々(策士……)

ニナー「えーっとですね……」

ニナー「ケーキの火を消す時、何をどうしやがりますか?」

楓「何をどうする……?」

菜々「ロウソクを吹き消しますよね」

楓「ロウソクを吹き消す……吹き……」

楓「……あっ!」

菜々「分かったんですか?」

楓「ええ、バッチリ分かっちゃいました」

ニナー「ほほーう、じゃあ言ってみてくだせー」

楓「ええ、答えは」

楓「『フクロウ』ね?」

ニナー「むむっ……」



楓「……」



菜々「……」



ニナー「……正解でごぜーます!」

楓「やった♪」

ニナー「だけど、まだ終わりじゃないですよ」

ニナー「おーべいべー!それはほぁい、なーぜーか?」

菜々(まさか寸劇もやってくれるんですか!?)

ニナー「わーいわーい!今日は待ちに待った誕生日でごぜーます!」

楓「仁奈子ちゃん、誕生日おめでとう♪」

菜々「!?」

ニナー「!……ママ!ありがとうごぜーます!」

楓「ふふっ、今日は誕生日ケーキも買ってきたのよ♪」

菜々(楓さんが自然に参加してった!?)

ニナー「ケーキですか!?」

楓「えぇ♪ほらっ、ケーキのロウソク、吹き消して?」

ニナー「はい!ロウソクを吹くですよ……ん?」

楓「ロウソクを吹く……」

ニナー「吹くロウソク…….」

かえになー「「フクロウ!」」

ニナー「……というわけで、答えはフクロウでごぜーます!」

楓「お上手ですね♪」

菜々「わー!」パチパチ

モバP「ふふふ、どうでした?」ガチャ

楓「あっ、プロデューサーさん、お疲れ様です」

菜々「お疲れ様です!あの、これってもしかして」

モバP「えぇ、たまたま古いおはスタを録画したのがあったので、仁奈に観てもらったんです」

仁奈「ふぅ~、ゾナーの気持ちになるのって、かなり疲れるですよ」

菜々「いや~凄かったですね!色んなところの再現度が」

楓「そうですね。私もなぞなぞを考える自分を懐かしく感じていました」

モバP「そこらへんは流石の仁奈って所ですかね」

仁奈「仁奈、なぞなぞを考えるのも、ゾナーの気持ちになるのも、すげー楽しかったですよ!」ニコニコ

モバP「あぁ、良かったな」ナデナデ

仁奈「えへへー……♪」

菜々「そういえば寸劇のあれ、2人ともアドリブだったんですか?」

楓「はい♪」

仁奈「途中から入ってきてビックリしたけど、嬉しかったでごぜーます!」

モバP「いやーまさか寸劇乱入してくるとは思いませんでした」

楓「こういう仕事も、たまには良いのかもしれませんね」

モバP「こういう仕事って……なぞなぞのですか?」

楓「ゾナー扮してなぞなぞ出すイベントとか、どうですか?」

モバP「……アリですね」

菜々(アリなんだ……)

モバP「うーん、でも仁奈だけじゃ人数的に不安が……」

菜々「じゃあもう1人、適任の子が居ますよ!」

モバP「えっ、誰ですか?」

菜々「……怪人ゾナーの中の人って、誰だか知ってますか?」

~数日後~

楓「……それで、そのなぞなぞイベントの一部始終がこのDVDの中に」

菜々「ようやく来ましたか。早速見てみましょう!」

~~~

菜々「おー、頑張ってますね仁奈ちゃん。元気一杯で」

楓「仁奈ちゃん、この日のためのなぞなぞを全部自分で考えたそうですよ」

菜々「そんなことしたんですか!へぇ~……」

楓「……あっ、そろそろ2人目出て来ますよ」

菜々「おっ?」



森久保乃々『ハーッハッハッハッハッハッハッハッ!!!』←ゾナースタイル

乃々『おはよう!私が怪人ノノーですけど!!!』←死んだ目

乃々『早速1問目、行きますけどぉ!!!』←ヤケクソ



菜々「あちゃあ……かなり無理してますね」

楓「ゾナー役の森久保翔太郎さん、自分と同じ名字の人がまたゾナーやってくれるって聞いて喜んでたみたいですけどね」

菜々「またプロデューサーさんに頼み込まれたんでしょうねぇ……くわばらくわばら」



乃々(机下)「もう絶対あんなことしたくないんですけど……」ガクガク

おわり

期間が空いてしまったので、太鼓SSに向けてのリハビリも兼ねて書きました。それもこれも全部センター試験が悪いんじゃあ……

お目汚し失礼しました。

紗南「過去作だぞ!」ニュッ

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