ちひろ「プロデューサーさん、これお茶うけにどうぞ」
P「ひよこ饅頭ですか。懐かしいなぁ九州の親戚の家に行く度買ってましたよ」
ちひろ「え?わざわざ九州に行かなくても東京で買えるじゃないですか」
P「え?」
ちひろ「なんでも東京オリンピックのときに博多から東京へ進出して、そのまま東京土産として定着したみたいですよ」
P「なるほど。きのこたけのこ戦争みたいなことには発展しないんですね、良かった。仁奈も食べるか?」
仁奈「食べるですよ!」
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ちひろ「仁奈ちゃんは暖かい牛乳にしましょうか」
仁奈「まくまく……んぐ。ちひろさんありがとーごぜーますですよ♪」
P「ひよこ饅頭は逃げないからゆっくり食べろよ」
仁奈「ひよこさんは逃げやがるですか?でも仁奈頭から食べちまったから、ひよこさん何も見えねーでごぜーますよ」
P「ははっ。逃げるっていうのは例え話だよ。急がなくていいぞってわかりやすく伝えるためのな」
ちひろ「今の子、高校生くらいにはもう通じないと思いますよ」
P「ちひろさんはご両親から言われたことありますか?」
ちひろ「そうですね。小さい頃は何かにつけて言われていた気がします。ふふっ、誕生日にお人形さんを買ってもらえることが嬉しくって母を急かしたら、『お人形さんは逃げないわよ』って」
仁奈「そーなんだー」
フレデリカ「ただいましるぶぷれ~♪今日はとっても大変だったよ~」
仁奈「フレデリカおねーさん、こんにちはですよ!」
P「おかえり。待ってたぞ。で、撮影で何か問題でもあったか?」
ちひろ「フレデリカちゃん、おかえりなさい。一緒にお茶飲みませんか?」
フレデリカ「ワォ!たった今大変な問題が解決しちゃった~♪」
P「どういうことだ?」
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