【咲-saki-】京太郎「脱衣麻雀?」 (702)
久「そうよ!いつまでもうだつの上がらない貴方のためのスペシャル特訓メニュー!」
久「ルールはとてもシンプル。満貫1枚、跳満2枚、倍満3枚…と打点に応じて脱ぐ枚数が増えていくのよ!」
久「どう?須賀君?興味ある?」
京太郎(部長がマンツーマンで特別に稽古をつけてくれると聞いて休みの日に部室に行ったところ俺は耳を疑う提案を受けた)
京太郎「何か裏がありますよね?そんな美味しい話に釣られクマー」
久「はぁ?」
京太郎「どうせ俺を裸にして笑い者にしようって言う魂胆でしょ!」
久「そんなんだからいつまでたっても貴方は負け犬なのよ?」
京太郎「うっ……」
久「あのね、須賀君。牌が想いに応える瞬間、経験した事ある?私たちはみんなあのインターハイでそれを知った。だからみんなを裏方で支えてくれた貴方にもそれを教えてあげたくって……私がこんな恥ずかしい提案してるんじゃない」
京太郎「部長……」
久「せっかく私が一肌脱ごうと思ったのに……あー、いいわよ、別に。最初から勝つ気のない貴方なんて。そんなんじゃ一生私たちに勝てない。麻雀やめたら?時間の無駄よ?」
京太郎「」カチン
京太郎「わかりました。この勝負、受けます。部長、後悔しても知りませんよ?」
久「それでこそ男の子よ、須賀君」ニヤッ
京太郎(部長のこの悪そうな顔……ゼッテー裏がある……だが、男には負けるとわかっても戦わねばならない時がある)
京太郎(この生意気で勝気な先輩を一糸まとわぬ姿に俺の手でひん剥いてやるっ…!)
久「でもこの勝負、私にすごいリスクがあるのよねー…だから、もし須賀君が負けたら」
京太郎「俺が負けたら…?」
久「ふふふっ、それは負けた時のおたのしみよっ♪それじゃあ始めましょ。初めての脱衣麻雀を」
こうして俺は先輩と打つことになった……脱衣麻雀という男のロマンを……しかし底に潜む超ド級のリスクは、目の前にぶら下げられた果実によって覆い隠されていたのだ……
東1局
京太郎 装備:学ラン、Yシャツ、ズボン、パンツ、靴下×2
久 装備:???
京太郎(部長はいつもの制服に黒タイツの標準装備……部長って和の影に隠れてるけど地味にスタイルいいんだよなー)
久「ちょっと須賀君、ジロジロ見ないでちょうだい」
京太郎「あっすみません」
久「そんなに見たいなら勝ってからね♪万が一私に勝って強い男だと証明できたらいいわよ……特別に」
京太郎「うっ……部長!見てろよ!俺は勝つぞ!」
↓1 コンマ1桁
4-5:満貫 6-7:跳満 8-9:倍満 0:三倍満
0-3で京太郎満貫振込 ※ゾロ目で役満(一撃必殺!)
偶数:久 奇数:京太郎
京太郎(部長の全裸!想像しただけで……おっふ)
京太郎(くっ……下半身に血流を奪われている場合じゃねぇ!サイコロ回して頭も回せ!)
京太郎(メンタンピン三色一直線の良い手だ)
京太郎(ここは慎重に……)
久「んっ」キュッ
久「ごめんね、須賀君」バシュー
京太郎(それは東発の5巡目の出来事だった)
京太郎(部長がロケットのように牌を高々と飛ばして)
久「ツモォ!ドーン!」バシッ パタパタ
京太郎「早すぎィ!さすがぶちょ…ぶちょ…」カタカタ
久「純正九蓮宝燈ツモ……あはは、死ぬんじゃないかしら私」
京太郎(そこには目を疑う光景があって)
久「いやー、びっくりした。ええっと、役満は問答無用で素っ裸よね?須賀君?」
京太郎「アッアッアッ」
京太郎「ノーカン!ノーカン!いきなり役満はノーカン!」
久「は?とっと脱ぎなさいよ」
京太郎「嘘だろ……あって良いはずない……こんな不幸が俺の身にばかりに……」グニャ~
京太郎(部長から一枚も剥ぎ取れず、一撃で夢を打ち崩されるなんて……)
京太郎(やっぱり罠だったんだ……!この配牌だって仕込まれていて……!部長ならやりかねないっ……だってこの人は)
久「やっぱり弱いわね~須賀君。ぬーげ!ぬーげ!」
京太郎「悪魔や…悪魔がおる…」
京太郎(しかし、お互いルールを課して戦った以上、負け分は払わなくちゃあならない)
京太郎(いや、むしろ負けた時こそ胸を張れ、須賀京太郎!)
京太郎「では、脱ぎますよ……くそぅ」ヌギヌギ
久「……」ドキドキ
京太郎(急に無言で見つめないでくださいよー!やっべ、こんな明るいところ、しかも学校で裸になるとか新鮮すぎ!)
京太郎「あの……ほんとに脱がなきゃだめっすか?」
京太郎(ブリーフパンツ一枚になったところで紳士な俺は確認をとった)
久「……須賀君が正しいと思う方を選びなさい」
京太郎(常識的な感性なら脱がないで、笑ってお茶を濁すべき)
京太郎(きっと部長だって元から冗談のつもりでこんな遊び提案したんだ)
京太郎(逆の立場だったら部長だって、同じこと聞いてきたよな?)
京太郎(そんな時俺はどうする?許すか?)
京太郎(正直なところ、許すと思う。それでおしまい。この話はちょっとエッチな笑い話で終わって)
京太郎(俺と部長は元どおりの鞘に収まれる)
京太郎(ただ、それで良いのか?俺は勝負に負けた。それを誤魔化して良いのか?)
京太郎(予感があるーーもしここで俺は脱がなければーー)
京太郎(この先、二度と脱衣麻雀の神は俺を愛してはくれないっ!)
京太郎「ルールはルールです。負けたら脱ぐ。それだけは何があっても裏切っちゃあいけないんです」
久「須賀君」
京太郎「これが俺の生き様だー!」
今宵、ここに一人の男が生まれた。名は須賀京太郎。背景はない。
無様にも敗北して裸で人前に立っている。ただ、その姿に曇りはなくーー
久「なーにおったててんのよ!」
京太郎「あふぅ!だって、直前まで……その、部長の裸を想像していたわけですし……」
久「ふーん」ニヤニヤ
京太郎(同年代の異性にこうして観察されるってスッゲー屈辱……)
久「男の子のってそうなってんだ……結構迫力あるわねぇ」
京太郎「」ビンビン
久「体つきも筋肉質だし、やっぱり嫌いじゃないわよ、須賀君」
京太郎「え?今なんて?(難聴)」
久「ふふっ、なんでもない……で、須賀君はこうして負けを認めて裸になったわけだけど」
久「最初に言ったリスクの話、するわね」
久「もし私が負けたらの話だけど……素っ裸で須賀君の前でそうやって手で隠すことも許されず見られていた訳よね?当然ただで済んでたのかしら?」
久「間違いなく、貴方に襲われて……そこのベットで手篭めにされちゃってたわよ」
京太郎「部長を……手篭めに……」ドキドキ
久「そういうリスクを経て掴んだ勝利……得るものが貴方の裸見るだけじゃあ、ね」
久「この脱衣麻雀で負けたら枷を背負うのよ、須賀君」
久「貴方にとびっきりの枷をプレゼントしてあげるわ……」
俺は負けた。俺は甘く見ていたんだ。このゲームに潜む恐ろしいリスクを……
後日譚
咲「京ちゃん大丈夫?顔色悪いよ?」
優希「飯食ってるかー?タコスやるじぇ、ほれ」
京太郎「おわっ!?ちょっ、近い近い!離れろ!」
優希「なんでい、人の好意を無駄にするとは犬の癖に生意気なやつだじぇ」
京太郎(タコスの匂いですら危なくなってきた…ちくしょう…)
和「……」
京太郎(ううっ……和が今視界に入るのはまず…)
咲「京ちゃんなんで前屈みなの?」
京太郎「男には男の戦いがあるんだ、咲よ……」
京太郎(くそっ、くそっ……もう4日も…シてないから限界近い…)
京太郎(LINEで部長に……早く許可貰わねーと!)
京太郎(限界です、許して下さいっと)
京太郎(あっ、返事早い……駄目よ❤️って……[ピーーー]気か!爆発しちまうで、ほんま…)
あの勝負の後、俺は部長に性欲を管理されるという枷を負わされた。
簡単に言えば、一回射精するのにいちいち部長の許可を得ないといけない立場だ。
京太郎「今お時間よろしいでしょうか?」
久「なによー、こんな夜中に突然電話してきて」
京太郎「すみません、すみません。もう、8日目です……いい加減、勘弁して下さい」
久「何が8日なのー?」
京太郎「あうっ……その、最後に出してから…さ、最後に[田島「チ○コ破裂するっ!」]してから…」
久「堪え性ないわねー、あなたが和に色目使ってるうちは許可しないって言ったじゃない。そんか煩悩があるから麻雀弱いのよ?」
京太郎「すみません、すみません」
久「で、一応聞くけどさ、今日は誰をオカズに?」
京太郎「あ、あ……」
ここで前は和と素直に答えてしまい、部長の機嫌を大きく損ねてしまった。だから今回はーー
↓1 誰と答えますか?(最終安価)
京太郎「ぶ、部長で……部長で抜かせて下さい……」
久「はぁ?」
京太郎「もう限界なんです…本当に…」
久「私で…?なんでよ?」
京太郎「自覚ないんですか?自分がどれだけエロいか!そんな部長に負けちまって、こうして惨めに射精管理の枷まで負わされて……!そんな先輩を妄想の中だけでも組み敷いて屈服させたいっ…!自信に満ち溢れたあなたの顔が敗北で歪む瞬間を見たい…!」
久「へぇ…いいの?そんな反抗的な妄想しちゃって」
京太郎「ううっ…どうか、どうかお許しを」
久「駄目よ」
京太郎「あっ、ああっ……」
久「でも気に入ったわ。今からうちに来なさい。麻雀卓はあるから。もう一度脱衣麻雀しましょ?勝てたら私で抜いていいわよ❤️」
京太郎「行きます!行くに決まってる!待ってて下さい、次は絶対勝ちますから!」
久「うふふ…でも次も負けちゃったら」
久「次はどんな枷が希望かしら?」
カン!
京太郎「おじゃまします」
久「あら、早かったじゃない」
京太郎「全速力で飛ばして来ましたよ」
京太郎(って部長!パジャマ姿はマズイですよ!8日間オナ禁している男の前に……そんな姿で)
久「雀卓あっちにあるから~」
京太郎「ええっと、御家族の人は?」
久「一人暮らしよ、私」
京太郎「……」ゴクッ
久「なーに考えてんのよ。どうせ負けるのに」
京太郎(勝てば部長と、勝てば部長と……)ブツブツ
京太郎「一人暮らしなのに雀卓あるんですね」
久「まあ麻雀部員の嗜みみたいなもんよ」
京太郎(一人暮らしにしては妙に広いアパートだな……部長の家族ってそういや何してる人なんだろ)
久「それじゃあルールは前のでいい?」
京太郎「部長、何枚着てるんですか?」
久「デリカシーない質問ねぇ。パジャマの上下と下着しか着てないわよ。須賀君にはこれで十分でしょ?」
京太郎(4枚……!しかも1回和了れば下着っ!うおおおっ!)
久「勝ったらご褒美タイムよ♥」
久「でも負けたら……次はそうねぇ……私に絶対服従でも誓ってもらおうかしら」
京太郎(今でも割りと顎で使われてるけど……男として負けるわけにはいかねぇぜ!)
京太郎「デュエル!スタンバイ!」
↓1 コンマ1桁
4-5:満貫 6-7:跳満 8-9:倍満 0:三倍満
0-3で京太郎満貫振込 ※ゾロ目で役満(一撃必殺!)
偶数:久 奇数:京太郎
久「ロン!8000点ね」
京太郎「普通に満貫振り込んじまった……」
久「1枚、1枚♪」
京太郎「脱いでもいいですか?」ヌギヌギ
久「えっ」
京太郎「靴下です!こっからが俺の本番ですよ……この感じ……!まるで自宅にいるみたいだ!」
久「さーて次次。さっさと素っ裸にしてあげる♪」
↓1 コンマ1桁
4-5:満貫 6-7:跳満 8-9:倍満 0:三倍満
0-3で京太郎満貫振込 ※ゾロ目で役満(一撃必殺!)
偶数:久 奇数:京太郎
久(相変わらず弱いわね~須賀君は。この調子でまたまた和了らせてもらうわよー!)
人は気が付かない。自分が狩る側だと思っている時は。
久(8日も我慢させて、さっきから匂い凄いのよね……これでまた裸にして、反抗してきた罰として反省するまで我慢!って言ったら)
久(いくら須賀君でも私を襲ってくるんじゃない?)
久(それで須賀君に一生の負い目を負わせて……生涯私の奴隷として使ってあげる♪)
そして勝ちを確信した時こそーー
久(張ったわよ~高め四暗刻。どーれ、この手で須賀君をまた殺しますか!感覚的にあと2巡くらいで和了れる気がするわ~)
京太郎「ロン」
久「えっ」
京太郎「出ると思いましたよ。利に敏いあなたなら……四暗刻に真っ直ぐ向かって……気がつかない。だって俺のことを見下しているから。まさか、この土壇場で俺が張ってるなんて思わない……!」
久「あっ……それ……」カタカタ
京太郎「奴隷は刺すんです……王を!三倍満!さあ……部長……三倍満は4枚のルールでしたね……」
久「あっ」ゾクッ
久(やばいっ……須賀君を舐めてた!パジャマ姿で挑発したらろくに頭回らないだろーなあって)
久(こんなんだったら、しっかり着込んでくれば……!少なくともこの一撃での負けはなかったのに)
京太郎「さあ、早くして下さいよ」
久(脱ぐしかない……でも脱いだら……この男と二人っきりで……)
京太郎「あれ~?部長はルールを守らないんですか?俺だって前回負け分、恥ずかしいけど払ったのになぁ」
京太郎「こんなんで清澄高校の麻雀部の部長が務まるのか~少し幻滅したぜ~」
久「脱げばいいんでしょ、脱げば」
そう言って部長はパジャマのボタンに手をかけた。そこからは全くの無言だった。
上のパジャマを脱いで露わになった、部長の肌。妙に大人びた黒いブラジャーなんかを付けていたけど、それを震えながら外して、俺の目の前に彼女の生の乳房が飛び出す。
京太郎「(ピンクチクビ!)手で隠すの禁止!あと2枚っすね」
久「覚えてなさいよ……」
部長は顔を真赤にしながら、パジャマの下に手をかけて、それをゆっくりおろした。
残るはパンティー1枚。この世界で俺は女の子の生パンツを初めて見た。その興奮で、既に8日間、目の前の女にお預けを食らっていた相棒は爆発寸前だ。
久「ねぇ、須賀君……この前の事は謝るし、もう枷は外すから、さ……」
久「お願いっ……許して……これ脱いだら……もう……」
京太郎「俺は脱ぎましたよ。先輩に役満和了られて、部室で全裸晒したじゃないですか」
部長は震えていた。脱げば己を守るものはなくなる。脱衣麻雀とはそういうゲームだ。
先日の報復として、俺にどんな罰を与えられるのか怯えているに違いない。
ただ、涙を目にためて、許しを乞いながら上目遣いをしてくる部長はーー憎たらしい先輩ではもうなくてーー
この一線を超えれば、もう元の関係には、戻れない、そんな気がする。
久「お願いします。下だけは勘弁して……」
↓1
許す?許さない?
久「後悔するわよ……須賀君……」スル…スル…
京太郎「お、おおっ……!」
久「……///」
京太郎「ちょ、手で隠すの駄目です!」
久「ううっ……いゃ……」
京太郎(ついに勝った…!あの部長に…!ありがとう、脱衣麻雀の神よ!)
京太郎(ピンク色の綺麗な乳首に、程よいボリュームのおもち、他の幼児体型の同級生たちにはない、腰のくびれ、そして慎ましやかに毛の生えた恥丘……)
京太郎「それじゃあご褒美……もらっちゃいますよ?」
久「ご褒美って何よ?」
京太郎「部長が最初に言ったんじゃないですか。私を生まれたままの姿にしたら、ご褒美あ・げ・る♪って」
久「言ってないわぁ!す、須賀君……目が怖いわよ?」
京太郎「ええっと、俺、8日間出してないんですよね。多分凄いのが出ると思いますけど……どうしますかね」
久「どうしますかねって!いいから!もう、出していいから!部屋出て玄関へ行く途中にトイレあるから……そこで」
京太郎「……」カチャカチャ
久「何ズボン下ろしてんのよ……///」
京太郎「部長のせいで、ここ数日、ずっとこんなになってるんっすよ」
久「パンツの上から浮き出て……」ゴクッ
京太郎(倍満だったのをイカサマで三倍満にしたんだ!勘違いした訳じゃあないぜ!)
京太郎(部長の部屋で二人っきり……部長は裸……これはヤるしかねぇ!)
久「駄目よ……須賀君……私達、まだ子供でしょ?」
京太郎「もう部長子供産めるでしょ。女は16で一人前ですよ」
久「……準備は、してきたの?」
京太郎「準備?」
久「察しが悪いわねぇ、ほら、その……」
京太郎「?」
久「こ、コンドーム……///」
京太郎(勝てる気してなかったから忘れてた)
久「ないなら絶対ダメよ!!」
京太郎「いいじゃないっすか、1回くらい……!」
久「8日も溜められたの出されたら……たまらないわよ」
京太郎「じゃあどうしろって言うんですか!」
久「Bまでなら!Bまでなら頑張るから!それで許して……」
京太郎(部長の頑張りに期待するか、甘酸っぱい初体験をするか……どっちを選ぶ?)
↓1
どうしますか?
京太郎「どっちにせよ、ベットいきましょうよ、案内して下さい」
久「ううっ……お願いだからね」
俺は裸の部長の腰に手を回し、それから肉付きの良い尻を触った。
部長は逆らえず、俯きながら俺にもたれ掛かってベッドまで向かった。
脱衣麻雀に負けると服とともに心の守備力を奪われる。それで俺はとんでもない枷を嵌められてしまった。
部長はこの時、俺の言いなりだった。雌が強い雄に従うように……
久「はむっ……ちゅっ……んちゅっ……」チュッチュ
京太郎(部長のキスうめぇ~~!普段から女抱きまくってるって噂あるだけあるぜ……!)
久「どう?須賀君……んっ」チュプチュプ
ベッドの上で向かい合いながら、座って、部長はリードするように必死に唇を合わせて来た。
京太郎(多分、とっとと俺を満足させてしまおーって腹なんだろうな)
久「あんっ!いきなり触らないで……んっ」
京太郎(これが部長のおもち!柔らかいけど、すごい張りだぜ!)
久「んっあんっ!触るわよ、私も……うわっ」
久「おっき……凄いずっしり……ねぇ、こんなになるの?男の子のって」
京太郎「あなたが我慢しろって言うから……2日に1回は出さないと駄目なんですよ、普通」
久「男って不便ねぇ……で、どうする?」スリスリ
京太郎(ぐっ……部長の冷たい手が新鮮な刺激で……)
↓1
① 口でさせる(コンマ偶数で暴発→初体験失敗エンド 奇数で耐える→???)
② そのまま押し倒して組み敷いてハメちゃう
京太郎「口でするのってなんて言うか知ってます?」
久「あっ」
京太郎「お願いしまーす」
久「ううっ……///」
部長が髪をかきあげて、俺の股ぐらに顔を近づけてきた。息がかかってソレだけでイキそうになる。
久「チュッ」
京太郎「おほぉ~^」
生徒たちから人望と信頼を集める学生議会長で
久「あむっ……んっ、んぐっ……ほお(どお)?」
空前絶後、超絶怒涛の清澄高校麻雀部の生みの親
久「んっ、んっ、んっ!んんー!」
竹井久さんが俺の汚いものを咥えて、顔を真赤にしながら奉仕している姿は
久「ぷはぁ……はぁ、はぁ……あむっ、んちゅっ、ずるじゅるっちゅぷ、じゅるるる」
京太郎「おっ、おっ~~」
網膜から視神経を経て俺の脳幹をグリグリ穿るような刺激がある。
京太郎(オン・バサラ・ソワカ・ハラ・ミタ・シンギョ・オン・バサラ…)
久「ちゅぷ、ちゅる、じゅるっじゅぽっ」
京太郎(真言を唱えろ。耐えるんだ、俺!こんなところで果てるんじゃあねぇ!須賀京太郎)
京太郎(命に変えても耐える!決めた!出したら死ぬぞ!)
久「んちゅ、じゅぽじゅっぽっ、じゅじゅーっ」
京太郎(つーか、部長、全く歯立てないし凄い!口の中で舌が絡むように動いて……正直、このビジュアルだけでもイク!)
久「!!んっ!(熱さが増してきたわっ!いい加減顎疲れてきたし……早くイッちゃえ!)」
京太郎(耐えろ、俺!ここで出したら清澄高校に爆弾が落ちる!)
部長は俺のものを付け根まで咥えこんできた。勝負に出てきたのだ。喉まで挿れるという行為は、かなりのリスクを伴う。ただ、この竹井久という女はリスクを厭わない。だから強い。
京太郎(オン・バサラ・ソワカ!こらえろ!あと5分!ここで出したら核戦争が始まる!)
部長は咥えながら苦しさのあまり涙を目一杯に溜めていた。
京太郎(俺は決めたんだ。この女の腟内に出すって)
京太郎(もうここまで来たら、噛み切られてもここで出さねぇ)
久「はぁ、はぁ……はぁ……どんだけ遅漏なのよ……」
京太郎「いや~~お褒めに預かり光栄の至りです」
久「こんなに硬くしてるのに……」
京太郎「ね、部長の見せて下さいよ」
久「いやっ……あっ」
俺は思いっきり部長を押し倒して、ベッドの上で股を開かせた。
京太郎「あれれ~~しっかり湿ってるじゃあないですか。何もいじってないのに」
久「あんなのずっとしゃぶらせるからよ」
京太郎「指、挿れます」
久「ひゃうっ///」
京太郎「うっ……イキそ……あったけぇ」ヌチャッ
下見はここらへんにして……俺は部長の股に乗っかった。
久「だめよっ……最後までは……」
京太郎「でも口で満足させてくれなかったのは部長じゃないっすか」
久「ううっ……」
京太郎「勝ったんだからご褒美下さい。部長の……頂きます」
久「ねえ、須賀君。約束。絶対に中に出さないで。外なら……いいから」
部長は腕で顔を隠しながら、そんな事をつぶやいた。もう彼女だってノリノリなのだ(勘違い)。
俺はゆっくりと腰を下ろして……
京太郎「ああ~~~イクイク!」
久「あっ♥深いっ♥」
京太郎「ううっ~~」ヌチュヌチュ
久「あんっ乱暴にっ♥しないでっ♥」
京太郎(くそっ、もう頭真っ白!ダメだ!あと10秒!10、9、8、7)パンパン
久「くうっ、うぅ、やだっ♥」
京太郎(腰、うまく振れないっ!でも、あと3秒、2、1)
久「あっ♥」
京太郎「腟内に出すぞ!久!」グッ
久「いやぁ~~~~!!!!!」
京太郎「はぁ、はぁ、はぁ」
久「ううっ……」ゾクッ
京太郎「うっ……」ドピュッ ブルルッ
久「……」
京太郎(最後の一滴まで腟内で出してやったぜ……!というか、最後部長、本気で嫌がってたな……腕で思い切り押しのけようとしてきて)
京太郎(でも無駄でーす!男の力に勝てる訳ありませんっ!それにあの口奉仕を耐えたんだ!これくらいご褒美があってもいいだろぉ?)
京太郎「抜きますね……はぁ、はぁ、あ~えがったえがった」ズポッ
久「……」ドロッ
京太郎(部長、呆けちゃってる……そんなに嫌だったのか、腟内出し)
京太郎(まあ初めてでいい経験させてもらいましたわ、部長には)
京太郎(すっげーエロい……黄色いの垂れてきちゃってるよ……あれだけ溜め込んだからなぁ、普通の3倍の量は出たぜ)
京太郎(脊髄まで引っこ抜かれるんじゃないかって快感だったけどね……あー、部長、最高っす)
京太郎(ついに征服してやったんだなぁ……これであの生意気な先輩が俺のモノ……と思ったらまた立ってきちゃった)
京太郎「それじゃあ部長、次は四つん這いになって下さい。後ろからしますね……」
久「あっ」
それから一晩、部長は俺の言いなりだった。勃たなくなるまでヤッて、部長も体中から色々な汁を出して、あの人の今まで知らない顔を見た。
初めてにしては相性バツグン。部長が泣きながら俺の体に縋ってきて、最後に一緒に果てた。
太陽がもう既に昇り始めていた。
気だるくぼんやりとしながら天井を見ていると、部長のスマホの目覚ましがなった。
久「今日授業だわ……どうしましょ……」
京太郎「サボってまたヤりましょうよ」
久「もう全部出したでしょ」
京太郎「あはは……先、シャワー浴びてきますね」
久「一緒に浴びないと間に合わないわよ」
京太郎「部長」
久「あ~ほんと滅茶苦茶ヤッてくれたわねぇ……」
京太郎「すんません、でもあんまりにも挑発する部長が悪いんですよ」
久「私も反省。脱衣麻雀なんてやるもんじゃないわ。でもあなた私から満貫以上和了ったの初めてでしょ?」
京太郎「あっ。そう言えば」
京太郎(麻雀でインハイを制した彼女とまともに勝負できるとは思ってなかったけどさ)
京太郎(不思議と、あの和了をした時、力が湧いていた。いや、牌が応える声が聞こえたんだ)
京太郎(そうか、あれが確固たる信念がある打ち手には大事なところで牌が応えるという事なのか!)
久「ふー……まだ垂れてくる」
京太郎「もう出ないと間に合わないっすよ!」
久(最後まで許しちゃうなんて……私も焼きが回ったかしら)
久(危険日ど真ん中であれだけ出されたんだから……もう、後は神に祈るしかないわね)
久「……須賀君。責任取りなさいよ」
後日談
京太郎「部長って勉強得意ですか?」
久「まーねぇ、1・2年生の頃は割りと暇だったし、大学受験も考えてたから勉強してたのよ」
京太郎「なら今度タコスに勉強教えてやって下さいよ。アイツ、授業中も寝るわ追試前も麻雀ばかりやって赤点取るわで滅茶苦茶なんっすわ」
久「ふーん」
京太郎「俺が教えてるんですけど、俺だって中の下くらいの成績だから」
久「和に教わればいいじゃない、2人揃って」
京太郎「和は出来ない人間の気持ちが分かりませんからねぇ」
久「須賀君って和の事好きなの?」
京太郎「そりゃあもう、あのでかいおもちは、好きじゃない奴はいませんよ」
久「何で大きい方がいいのかしら?」
京太郎「先輩だっておっきい方が好みでしょ」
久「知らないわよ」
京太郎「ええっ~」
久「あー、何とか授業は間に合いそうねぇ。一緒に男の子と登校って何か新鮮」
京太郎「俺はよく咲と一緒に登校してたから慣れてますよ」
久「じゃあ腕組んで校門くぐっちゃう?」
京太郎「それマズイでしょ!一応お互い世間体ってもんが」
久「そうね」クスッ
部長の家でまさかのお泊りをして、家からずっと一緒だったとは誰も思うまい。彼女がバラモンだとすれば俺はシュードラ。それくらいのカーストの差があるのだから。
だからこそ優越感に浸れる。俺は脱衣麻雀で勝利して、この最高の女をモノにした。
咲「京ちゃん?京ちゃん?」
京太郎「うわっ!」
咲「頬が緩んでたよ。なんか良い事あったの?」
京太郎「なんでもねーよ。もう昼休みか……レディースランチの気分だな、今日は。一緒に食堂行こうぜ」
咲「うん」
高久田「咲ちゃんはイイ嫁さんだなァ」
京太郎「誰だテメー」
咲と2人で久しぶりのお昼ごはんだ。
咲「ねえ京ちゃん。風のうわさで聞いたんだけど、部長と付き合ってるってホント?」
京太郎「あるわけねーだろ、釣り合わんて」
咲「ほっ。びっくりしちゃったよ~~今日の朝一緒に京ちゃんと部長が登校してたってみんなヒソヒソ話してたから」
京太郎「なんでまた。途中でばったり出会っただけだぜ」
咲「部長と京ちゃんの家ってちょうど反対側だよね。出会うとしても校門からじゃない?」
京太郎「うーん、そんな偶然もあるものさ、人生」
咲「ふーん」モグモグ
こういう色恋沙汰に疎い咲ですら知ってるんだから、噂のスピードは恐ろしい。
久「私とあなた、付き合ってるらしいわよ」
京太郎「マジっすか?」
久「うーん、これは由々しき事態ね。どうしようかしら。」
京太郎「事実にしちゃいますか?」
久「ばーか。で、須賀君。あなた1回私に勝っただけで満足してないかしら?」
京太郎「え?」
久「今晩暇なら……もう一度、あなたのためにスペシャル特訓メニュー、やってみる?」
カン!
京太郎「おじゃましまーす」ガチャ
部長と関係を持ってから俺は彼女の部屋に入り浸るようになった。
京太郎「ぶちょー!いますかー?」
合鍵まで貰って、すっかり懇ろの仲になっていた。
久「す、須賀君!?今日来るなんて聞いてな……」
京太郎「あ」
美穂子「久?」
突然彼女の部屋を訪れると、彼女の友達がいてーー
久「美穂子、これは違うの!須賀君、今日は帰って!」
京太郎「す、すみません!」
美穂子「……」
京太郎(風越のキャプテン!相変わらず美人さんだぁ~~って、何で部長の部屋に??)
久「早く帰りなさい!」
京太郎「わわっ!」
後日
京太郎(友達と遊んでる最中に男が来たら気まずいと思うけど……あの慌て方は怪しい)
京太郎(もしかして福路さんと部長って出来てたりするのか?)
京太郎(あの人かなりレズっ気あるしなぁ……部長も女の子の扱い上手いし)
京太郎(うーん、あれがもしかして修羅場?)
京太郎(あれから気まずくてしばらく部長の部屋行ってなかったけど)
京太郎(やりたい盛りの男子高校生、もう我慢出来ねー!)
という訳で俺は部活の練習を終えて、部長の部屋に向かう訳だが
美穂子「須賀、京太郎さんですね?」
京太郎「あなたは」
美穂子「お話があります」
部長のアパートの玄関前で彼女は俺を待っていた。いつ来るかわからない俺をずっと待っていた。
喫茶店
京太郎(空気が重いぜ……この前の出来事なけりゃあ、福路さんと二人っきりでお茶って最高のシチュエーションなんだけどさ)
美穂子「……」
京太郎(片目閉じるのって辛くね?知らんけど……でもなかなかのおもちだな……全国編でのパワーインフレにはついていけないけど、凄いいい匂いしそうなおもちっすわ)
京太郎(長野編では正直何度もお世話になりました、はい)
美穂子「お願いがあります。久と別れて下さい」
京太郎「はぁ(やっぱその話かぁ)」
美穂子「あの後、久から聞き出しました。にわかには信じがたいです。久が男に麻雀で負けるなんて。その負け分を体で払わされているなんて」
京太郎「え?ちょっと話が違いませんか?」
美穂子「何が違うんですか。そんなことでもないと、久が男の人に抱かれる訳ありません」
京太郎「で、ですが……!」
美穂子「久は泣いてましたよ。私に助けてって。それで、もしあなたがよろしければ、私と久を賭けて一勝負しませんか?」
京太郎(ん?まさか、この流れはーー)
美穂子「どんな手で久を罠にかけて、あんなルールで打ったのか知りませんがーーもう覚悟は決めてきました。あなたが久を下したというあのルールで」
京太郎「ゴクッ」
風越女子のキャプテン、あこがれの人と脱衣麻雀をすることになるとは、夢にも思っていなかったけれど
俺はこの時、忘れていた。負けた時のリスクが恐ろしいということを。
久「……場は用意したわ」
結局、俺と美穂子さんは部長の家の麻雀卓を使って勝負をすることになった。
美穂子「久。絶対に勝ちますから。勝って助けますから」
久「ありがと、美穂子……」ギュッ
京太郎(部長だってノリノリだったじゃあないですかー!)
久「この勝負、美穂子が勝てば須賀くんはもう二度と私の体に触れない。でも、もし美穂子が負けたらあなたまで……」
美穂子「リスクは承知の上です」
京太郎(美穂子さんの体を好きに……)ゴクッ
久「どうする?須賀くん。男なら受けるわよね、この勝負」ニヤッ
京太郎「仕方ありませんね。部長は俺のものですから。勝ちますよ、美穂子さん」
東1局
京太郎(ルールはいつもの脱衣麻雀。美穂子さんは制服姿……靴下、制服上下にシャツ下着ってところか…?)
京太郎(こと脱衣麻雀に限っては、俺だって女子と戦える事は先の部長戦で証明済み…!)
京太郎(ただ風越のキャプテンは全国区の猛者……!)
京太郎(それに舐め舐めで来た部長とは違って、本気モード……勝てるのか?俺に)
久「美穂子……気をつけるのよ。負けたら間違いなく、あの男にひどい目に合わされるわ…」
美穂子「……」ゴクッ
↓1 コンマ1桁
4-5:満貫 6-7:跳満 8-9:倍満 0:三倍満
0-3で京太郎満貫振込 ※ゾロ目で役満(一撃必殺!)
偶数:キャプテン 奇数:京太郎
美穂子「ロン。8000です。」
京太郎「ぐっ……それじゃあ靴下1枚」ヌギヌギ
久「さすが美穂子!大好きっ!」
美穂子「久ったら……照れちゃいます」
久「この調子でいくのよ。須賀くんなんて大したことないんだからね」
京太郎「その大したことない男に素っ裸にされたのはどこの誰ですかね」
美穂子「久を侮辱することは許しません!」
東2局
↓1 コンマ1桁
4-5:満貫 6-7:跳満 8-9:倍満 0:三倍満
0-3で京太郎満貫振込 ※ゾロ目で役満(一撃必殺!)
偶数:キャプテン 奇数:京太郎
美穂子「ロン。8330です」
京太郎「ぐっ……こぼれた牌をピンポイントで……!」
京太郎「それじゃあまた靴下で」ヌギヌギ
京太郎(ふー……素足になっちまった)
久「ねえ、美穂子……勝ったらどうする?」
美穂子「久の事、たくさん可愛がってあげますよ」
久「それはもちろんだけど、この男の事」
美穂子「久が好きなように」
久「そうねぇ……須賀くんにはとびっきりの罰ゲームを用意しなくちゃね……」
京太郎「罰ゲーム……」ゴクッ
美穂子「それでは次の局へ」
東3局
↓1 コンマ1桁
4-5:満貫 6-7:跳満 8-9:倍満 0:三倍満
0-3で京太郎満貫振込 ※ゾロ目で役満(一撃必殺!)
偶数:キャプテン 奇数:京太郎
京太郎(靴下という絶対安全圏を失ってしまった……ここからはダメージが直撃するぜ)
京太郎(慎重に、慎重に……この手を育てるんだ!)
美穂子「ツモ!!12000です!」パタパタ
京太郎「あっ」
久「美穂子~~!」キャーッ
美穂子「ふふっ」
京太郎「ぐっ……2枚ですね……それじゃあ学ランと、Yシャツで」ヌギヌギ
京太郎(カーッ!これで残りはTシャツと下の制服、パンツだけに……!)
久「須賀くん……負けたらもう私は美穂子のものよ?男の子なら頑張りなさい……」
京太郎(勝つ!勝って部長を守る!そして美穂子さんの体を……!)
東4局
↓1 コンマ1桁
4-5:満貫 6-7:跳満 8-9:倍満 0:三倍満
0-3で京太郎満貫振込 ※ゾロ目で役満(一撃必殺!)
偶数:キャプテン 奇数:京太郎
京太郎(うおおお!キタ!ツモり四暗刻聴牌っ……!)
美穂子「……」チラッ
京太郎(あれ?一瞬美穂子さんの右目が開いて)
京太郎(この牌を捨てれば、聴牌取れるけど……まさか張ってる?)
京太郎(いや、この手で降りはない。役満なら一撃で勝負を決せるんだ!たとえリスクがあっても、ここでいかないのは漢じゃねぇぜ!)
美穂子「久。愛してますよ」
久「美穂子……(須賀君……大丈夫なの?あなたのためにセッティングしたんだからねっ、この勝負!)」
美穂子「あなたのお家に初めて誘われて……胸をときめかせていた時、突然あの男がやってきて」
美穂子「あなたから、あの男にされた行為を聞いた時」
美穂子「私の心は壊れてしまいました」ブツブツ
京太郎「クッ……通れ!」
美穂子「通りませんよ。ロンです」
久「ばか!何甘い打牌してるのよっ、あなた!」
京太郎「えっ」
美穂子「これで倍満……さあ脱いで下さい。ふふふ……これで久は私のもの……」
京太郎「あっ……ああっ……」カタカタ
俺はまた負けた。目の前の憧れの女性から一枚も脱がすことを許されず。一糸まとわぬ姿で、部長と、美穂子さんの前に立たされた。
久「……」
美穂子「ねぇ。久。あの男のあれで嫌な思いしたんですよね?」
久「え、ええ……そうね」
美穂子「私の久を傷つけたんです。罰を与えなくちゃあいけませんね。そうですね……久、良い事思いつきました!」
美穂子「久の手で復讐を。あの玉袋を握って、思いっきりギュッと潰してあげて下さい」
京太郎「えっ」
美穂子「そうすればもう、悪いこと出来ないですよね?」
福路美穂子が提案した罰ゲームはーー
俺の背筋を凍らせるものだった。
京太郎「それだけは勘弁してください……何でもしますから!」
久「ちょ、美穂子。そこまで望んでないわ、私……」
美穂子「なに言ってるんですか、久。もう決めました。久を虐めたあの悪いものを潰して……それから残ったのをこれでチョキンと」
美穂子さんは懐からハサミを取り出した。
美穂子「全部、久の手でさせてあげます。さあ、ほら。私の上埜さん……?」
久「美穂子!ご、ごめんなさい!私が悪かったわ!須賀君にそんなことさせる気はないのっ……もうちょっとマイルドな罰ゲームで許してあげてっ……!」
京太郎「お願いします!あ、謝りますから!」
美穂子「どうしてですか、上埜さん。ひょっとして実はもう、身も心もあの男のもので、私をあの男に抱かせるために、こんな勝負を受けるように仕向けた、とかじゃあありませんよね?」
久「ひっ」カタカタ
美穂子「まあどうでもいいです。これから久は私のものなんですから。さあ、上埜さん。あなたの手で、あの弱い負け犬の、それを潰して、終止符を」
京太郎(ヤベェ!というか、これ全部部長の策!?だとしたら責任取れよ!)
久(ヒィー!下手こいたー!最近マンネリだったから、美穂子も巻き込んでもっと楽しもうって思ってただけなのにー!)
久(あなたがこんな弱っちいなんて……!)
美穂子「さあ、早くして下さい、久」
久(ごめんなさい……逆らえないわ、須賀君。この場で一番強いのは彼女……もう私は美穂子のモノだし……)
京太郎「や、やめて下さい、部長……冗談っすよね?」
久「ええっと……こういう時なんて言ったらいいか、わからないけど……女の子になれば来年インハイ、出れるわよ……多分」
京太郎「ヒィー!!やだー!やめてくれー!」
美穂子「さあ、早く」
部長が俺の玉を握った。そして少しずつ、万力を締めるように力を入れてくる。
俺は逆らえない。脱衣麻雀で負ければ心の防御力が服と共に失われるのだ。
京太郎(もう時間がねぇ!福路さんはニヤニヤ笑ってやがる……!でもまだあるはずだ……生き残るための最後の一言……!)
京太郎「美穂子さん!俺なら出来ます!あなたと部長の……子供を……作ること」
久「えっ」
京太郎「俺を使って下さい…!部長に産ませますから!あなたと部長の子供の愛の結晶を……」
美穂子「……」ピクッ
後日譚
結局、その提案で美穂子さんは俺の玉を潰すことを部長に中断させた。
女と女じゃ子供は作れない。それでも美穂子さんは望むはずだ。部長との愛の結晶を。
京太郎「フーッ、フーッ」パンパン
久「あっ、やっ、あっあっあっ」
美穂子「久……素敵です」
美穂子さんは俺に首輪を付け、部長に種付けさせている。
俺達はもう美穂子さんのものだ。
部長は初め、泣きながら抵抗した。ただ、美穂子さんも分っていたのだ。女の自分には愛する人を抱くことは出来ないと。
だから、今は俺を竿代わりに使って、彼女を犯している。
久「やめっ……須賀君……もうっ……出さないでっ!」
京太郎「ア~ッイクゥ~~!」パンパン
久「ああっ~~~!見ないでぇ~~~」ビクッ
京太郎「ウッ」ドピュッ
久「うう~~」ビクンビクンッ
美穂子「早く抜いて下さい」グイッ
京太郎「痛っ!」
首輪を引っ張られ、俺は出した後部長を抱きしめる事も許されず、引き剥がされる。
美穂子「久……素敵ですよ」チュッ
久「美穂子ぉ……もうやめてよぉ……」
久「須賀君……なんで負けたの?一生恨むわよ……」
京太郎「すみません、すみません、部長」パンパン
美穂子「ほら、もっとしっかり腰を動かして!」
京太郎「はいっ!すみません!」パンパン
久「ああっ~~」
何度も、何度も、枯れるまで彼女は俺に、部長の腟内で出させる。
部長は悲鳴をあげながら、何度も何度も果てる。
これが負けたものの末路だ。俺は美穂子さんに、男性器の所有権を握られてしまった。
恐れている事がある。部長が妊娠した後、俺はどうなるのか。
彼女が第二子を望めば、俺は生かされるだろう。ただ、一人で満足してしまったら、俺はどうなるのか。
考えるだけでも恐ろしい。今はただ、部長が孕まないよう、祈る事しか出来ない。
カン!
久「ねぇ須賀君。私以外にエッチしたい人っている?」
京太郎「なんすか、突然。俺が抱きたいのは部長だけっすよ」
久「嬉しいこと言ってくれるじゃない。でも本音は?」ギュッ
京太郎「ちょ、玉握りながら聞くことじゃない!……正直、和とか……あっ、強く握らないで!」
久「和ねぇ……和のどこがいいの?」
京太郎「いや、あのわがままボディは男なら一度抱いてみたいっすよ」
久「具体的には?」
京太郎「おもちっすね」
久「正直ねぇ……でも清澄高校はだーめっ」
京太郎「まあそうっすよね。竿姉妹とか気まずすぎますわ」
久「あなたが望むなら、私のコネクションで他の学校の娘抱かせてあげるけど?」
京太郎「えっ?」
久「これも須賀くんの特訓よ!どうかしら?悪い話じゃないと思うけど」
京太郎(何かの罠か?罠なのか?)
久「で、誰抱きたい?」
京太郎「福路美穂子さん!(即答)」
京太郎(あのおもちとスタイルは中々いませんよっ。それに聖母のようなあの人がよがる姿は……こう、くるものがありますね)
久「美穂子ぉ?」ギューッ
京太郎「痛い痛い!そんな強く握ったら潰れちまう!……あっ」
久「美穂子は……やめた方がいいんじゃないかしら」
京太郎「ううっ……頭が……確かに今の俺じゃまだ勝てねぇか」
久「賢明ね♪そうねぇ、確かにまだ須賀君じゃ強い雌には勝てないかも。まだまだ負け犬根性抜けてないしねぇ」
京太郎「ううっ…」
久「ここはお姉さんが一肌脱いで、須賀君に勝ち癖付けさせてあげるわ。私の男が弱いままじゃあ……悲しいもんね」
京太郎「……ゴクッ」
部長の提案はあまりにも魅力的だった。だから俺は気が付かなかたのだ。その背後に潜む、底なしのリスクに……
一「へぇ、この人が竹井さんの?」ジロジロ
対戦前の打ち合わせは近くのファミレスで行われた。
久「そうよ。中々いい男でしょ?」
一「竹井さんって性格も悪いけど男の趣味も悪いんだね」
久「言うわねー」
京太郎(どういうつもりっすか!部長!俺はおもちな子を希望って!言ったのに!)
やってきたのは龍門渕高校の中堅……国広一さん。俺の次の脱衣麻雀の相手だ。
京太郎(しかしどうやってセッティングしたんだよ……普通の女の子だったら、脱衣麻雀なんてゼッテーやらせてくれないぞ?)
一「でもいいの?竹井さん。もしあなたの男が負けたら」
京太郎「俺が負けたら?」
一「あれ?聞いてないの?竹井さんは高校卒業後、龍門渕グループに就職……まあ簡単にいえばボクの舎弟として透華のために20年間働いてもらうんだよ。タダ同然のお給料でね」
京太郎「部長!なんっすか!その約束……!」
一「そういう契約。そうでもなきゃなんでボクが脱衣麻雀しなきゃならないのさ」
久「須賀君。勝ってよね。私が龍門渕のために一生顎で使われるなんて……想像しただけでも反吐がでるわ」
京太郎「……で、俺は?」
一「君?」
京太郎「俺はどうなるんですか!?知ってるんですよ……!負けたら酷い目に合うってのは……!」
一「まあまあ。それは負けた時のお楽しみってことで。いいんだよね、竹井さん」クスッ
久「ええ」
敗者に人権はない。負けた後にどうするか、それは常に勝者が決めるのだ。
久「須賀君。勝ちなさいよ。あなたに勝ち癖つけるために、一番勝てそうな相手見繕ったんだから」
久「これは足掛かりよ?一を負けさせて手篭めにすれば、必ず龍門渕透華は動く」
京太郎「りゅーもんさんも貧相なおもちじゃあないっすか!」
久「沢村智紀」ボソッ
京太郎「えっ」
久「いきなり大将が出てくるわけないじゃない。次の勝負はしっかりおもちな子とセッティングしてあげるから」
京太郎「ゴクッ」
東一局
京太郎(しかしすっげー服装だぜ……乳首ちらちら見えそうで見えない……謎の力が働いているのが気になるけど)
京太郎(それにあの前と後ろのリング!あれって何なの?誘ってるの?)
京太郎(よくあれで街歩いて襲われねーな……長野はインポばかりかな?)
京太郎(国広さんの装備は、手錠と上下合計3枚)
京太郎(倍満でいいんだ、倍満で……!絶対勝つ!)
一「それじゃあサイコロ振るね」
久(須賀君……勝つのよ!勝たなきゃ地獄……!噂で聞いたことがあるの。龍門渕家の地下には檻がある。龍門渕透華はそこで人間を飼っている……麻雀で負けた相手を愛でるために)
久(おそらくあなたが負けたら……)
京太郎「勝つ!勝って掴むんだ……栄光(おもち)への架け橋を……!」
↓1 コンマ1桁
4-5:満貫 6-7:跳満 8-9:倍満 0:三倍満
0-3で京太郎満貫振込 ※ゾロ目で役満(一撃必殺!)
偶数:一 奇数:京太郎
一「ロン!満貫頂きぃ!」
京太郎「ぐっ……また振込っ……満貫直撃……」
久「相変わらずゆるゆるの打牌じゃない!もっと気合い入れてよ!」バシバシ
京太郎「痛い痛い、叩かないで!」
京太郎「まだ靴下1枚……ここからここから(あれ?これってデジャヴュ…?)」ヌギヌギ
一「じゃあサクサク行くよー」
東2局
京太郎(集中しろ、須賀京太郎……相手はたった3枚じゃねーか!)
↓1 コンマ1桁
4-5:満貫 6-7:跳満 8-9:倍満 0:三倍満
0-3で京太郎満貫振込 ※ゾロ目で役満(一撃必殺!)
偶数:一 奇数:京太郎
京太郎(よしっ!張った!タンピン三色ドラドラ……リーチかければ裏次第で倍満も狙える素敵な手だぜ!)
一「……」チラッ
京太郎(まだ張ってない……よな??この脱衣麻雀ルールは聴牌即リーが基本。出和了りでもツモっても脱ぐ枚数は変わらなねーんだから!)
京太郎「通らばリーチ!」
一「通らないな」ニヤッ
久「あっ」
一「清一色二盃口ドラ3……三倍満だね」
京太郎「がっ……!がっ……!」グニャァ
京太郎(馬鹿な……何でそんな大物手が……こんな都合よく相手に入る……!)
久「馬鹿っ!見え見えの染め手じゃない!そこ切る!?普通!」
一「竹井さんも焼きが回ったかなぁ。乗る馬間違えてるよ」
久「あなた~~負けたら恨むわよ……一生……!」
京太郎「落ち着け……4枚脱ぎだ。靴下1枚に制服上下でまだまだ服は残るぜ」ヌギヌギ
京太郎(それに今回は勝負に備えて装備を厚めにしてきたんだ……!まだわからん。まだ相手よりは服を着ている!)
京太郎(というか三倍満直撃でもまだ俺のほうが着てるってどういう状況だよ……)
一「意外と筋肉質なんだね」
久「雑用で鍛えたからよ」
京太郎(恥ずかしいが……ここから勝つ!)
東3局
↓1 コンマ1桁
4-5:満貫 6-7:跳満 8-9:倍満 0:三倍満
0-3で京太郎満貫振込 ※ゾロ目で役満(一撃必殺!)
偶数:一 奇数:京太郎
単純な実力では俺は国広さんには敵わない。
捨て牌の読みも、牌効率も、経験も……
ただ1つだけ負けていないものがあるとすれば……勝負への執念。
狂おしいほどに純粋に、相手の服を脱がしたいという想い。俺の服を脱がせることをおまけとしか思っていない彼女と違うとすれば
京太郎「……ッ!ツモ!」
一「えっ」
京太郎「ようやく来ました。リーチチートイドラ2だが……裏が乗って……跳満です」パタッ
久「須賀君!」
牌は応える。最後の最後で。
京太郎「さあ国広さん。俺のことを舐めてその服装で来たこと……後悔して下さい!」
一「それじゃあ……脱ぐね」
国広さんは手錠を外して、上着に手をかけ……
京太郎「……ゴクッ」
一「はぁ///そんなジロジロ見ないでよ……///」
京太郎(正直裸よりその格好の方が恥ずかしいと思うのは内緒だけど)
京太郎(慎ましやかな乳首が見え隠れして……)
久「じゃあ上着は私が預かっておくわね」
一「うっ……それじゃあさっさと次の局!早く終わらせてやるんだから……!」
京太郎(肌綺麗だな……人形みたい。そして残るはスカート1枚)
京太郎(さて、素っ裸にしたらどうしてやろうかね……国広さんのお仕置きは)ムクムク
東4局
↓1 コンマ1桁
4-5:満貫 6-7:跳満 8-9:倍満 0:三倍満
0-3で京太郎満貫振込 ※ゾロ目で役満(一撃必殺!)
偶数:一 奇数:京太郎
一「ツモ!満貫!」パタッ
京太郎「がっ……和了れないっ……!」
一「ふー……///これで打つのやっぱり恥ずかしいや///」
京太郎「それじゃあTシャツ脱ぎますね……」ヌギヌギ
久「あ?須賀君……まさかあなた」
一「うわっ……これって反則じゃない?脱衣麻雀基本法5条に抵触しているよ!脱衣麻雀を打つものは必要以上に服を着込むことを禁ずるって!」
京太郎「いいえ。これは……俺の趣味。というかスタイルなんです!」
久「まさかブラジャーを付けてるとは……って、そのブラ私のじゃない!何勝手に付けてるのよ!」
京太郎「すみませんね、部長。勝つためです……俺は勝つために鬼にも悪魔にもなります」
一「うわっ……変態」
京太郎「あふぅ」
京太郎(これで残り装備はブラジャー、パンツ、そして金玉カップの3着……もはや倍満で飛ぶ……!ここから先はデスゲームだぜ……!)ムクムク
★京太郎のスキル発動!南場になると強くなる!彼は尻上がりなのだ(後付)
南1局
↓1 コンマ1桁
4-5:満貫 6-7:跳満 8-9:倍満 0:三倍満
0-3で京太郎満貫和了 ※ゾロ目で役満(一撃必殺!)
偶数:一 奇数:京太郎
長く苦しい闘いだった。長野Styleという、脱衣麻雀を舐めきった姿勢の相手に
何度も何度も和了られ、恥ずかしいブラジャー姿まで晒した。
だがそれもここで終わりだ。
京太郎「俺に応えろっ……!脱衣麻雀の神よ!そしてすべての牌よ!俺を愛せッ!」
京太郎「ツモ…!ツモ!ツモ!ああ~~脳から出てる……ッ!」
久「あなたっ!」ギュッ
一「ま、まさか……」カタカタ
京太郎「脱衣麻雀でこういう和了出来ると最高に気持がいいぜ…!四暗刻!圧倒的役満……出る出る……バリン、チロシン、イソロイシン……氾濫する脳内物質っ……!」
一「あっ……ああっ……」ガクッ
京太郎「それじゃあ一さん……最後の一枚を」
一「ごめん、とーか……」
一さんは負けた。残り1枚という状況で役満によるオーバーキルで。
京太郎「やっぱり下の毛は生えてないんですね……それとも剃ってるの?」
一「ノーコメント」
一さんは観念して裸になり、俺の前に立っている。
久「もっと近づいて調べたら?」
京太郎「ええ、そうしますね」
一「ちょっ!近いってば!」
京太郎「うーん、剃り跡はないですね……まさか天然パイパンとは」
久「そう言えば麻雀の白の事もパイパンというけど、そっちのパイパンの語源らしいわよ」
京太郎「出た!部長のマメ知識!」
久「じゃあさっそく盲牌してみる?」
一「やっ……脱がせるだけ……じゃないの?」
京太郎「やだなぁ。残り1枚で役満なんですから、服で払えない分もしっかり体で払って貰わなきゃ」
一「お、お願いします!許して下さい……」
京太郎「あ?許すわけねーだろ!」
久「まあまあ、命乞いだけでも聞いてあげましょうよ、須賀君」
一「もしこのまま返してくれたら……とーかには言わないから……須賀君に酷いことされたって」
一「ボクに酷いことしたらとーかが黙ってないよ……だから許して」
京太郎「そうだな……」
↓1-3
国広君へのお仕置き内容は?
全員許すコマンドで何もせず解放
一「やっ……くっ……ちょっと、須賀君!ここっ……人通りあるからやめてっ」
京太郎「ん~?何のための股リングですか」クチュクチュ
一「あんっ……んっ……」ビクッ
一(首輪繋がれて一緒にお散歩……これっ……まずいよ……)
一「んっ…くっ…!やっ!そこっ……」プルプル
京太郎「一さんの弱点みーっけ」クチュクチュ
一「ううっ~~須賀君、お願いっ……トイレ行きたいっ……はうっ」
一(スカートのリングから指を突っ込まれてっ……いいようにされちゃうなんて……!)
京太郎「ほら、イッちゃえ!そんな格好で街歩いて、見せつけたかったんでしょ?」グッチュグッチュ
一「くぅ~~~やぁ!」ビクンビクンッ プシャ
一「酷いよ……須賀君……ううっ……もうここ歩けないっ……」
一(見られてる……見られちゃってる……ボクの痴態を……こんなの透華にも見せた事ないのにっ……見知らぬ通行人にっ……!)
一「はぁーっ、はぁーっ……」
京太郎「……次はお望み通りあそこのトイレでヤりましょうか」
一「うっ」
一「チュプチュプ レロレロ」
京太郎「あ~~いいっすねぇ、そうそう、裏筋もっと舐めて!」
一「はぁい、レロレロ ンチュッ チュッ」
一(お散歩の後は公衆便所に連れ込まれて、口奉仕……で、その後は)
京太郎「よし、もういいぞ。一さん。ほら、尻突き出して」
一(結局、あの脱衣麻雀の後。ボクは須賀君に犯された。負けた分を払うために慰み者にされてしまい)
一(その時、ボクの中で何かが壊れた)
京太郎「相変わらずいい尻してますねー……挿れますよ」
一「んっ……あっ」ズポッ
京太郎「ふーっ、ふーっ」パンパン
一(後ろから獣みたいにっ……何度も何度も犯されて……気持ちが良いと思ってしまうボクがいる)
京太郎「一さん、感じてますか?」パンパン
一「あっ♥やっ♥そこっゴリゴリめくれてっ♥んっ♥」
京太郎「あー、この角度が良いんですね~」パンパン
一「ひぃぃ~♥うううっ……あんっ!あんっ!あっあっあっ♥」
京太郎「あんまり声出すと外に聞こえちゃいますよ?」パンパンパン
一「んんっ♥んっ♥やだっ!激し♥」
京太郎「ふーっ、ふーっ!あ~~いい具合っすわ」パンパン
一「もうっ勘弁して♥イク♥イクからぁ♥」
京太郎「あああっ~~~!搾られるぅ~~!」ドクッ ビュルビュルビュー
一「あっ♥」
一「……♥」チュプチュプ
京太郎「あ~いいぞ~これ」
一(犯された後は、また口でお掃除を要求される)
京太郎「なあ一さん」ジャラッ
一(首輪のリードをしっかり握りしめたあなたはまるでボクのご主人様だ)
京太郎「協力してくれよ。龍門渕の次の刺客との勝負」
一「協力って何すればいいの?」チュポチュポ
京太郎「まずは龍門渕のメンバーの傾向と対策を……一さんが知ってる事全部教えてくれ」
一「……裏切れないよ……みんなを……キャッ」
京太郎「一さん。あんたは負けたんだ。あの日から俺の命令は絶対。わかってるよな?」
一(首輪を思いっきり引っ張られて……目の前に逞しいご主人様のモノを見せつけられてボクは……)
一「……っ……はい♥何でもいいますからっ♥酷いことしないでぇ」
京太郎「ん」ナデナデ
一(ボクは根っからの奴隷さ。とーかに買われた時も、この人に負けた時も。ご主人様のためなら何でもする卑しい奴隷)
一(とーか……今ボクは幸せだよ♥強い雄に支配されて♥いつかとーかも……一緒に♥)
後日譚
久「よくやったわね、須賀君。正直途中負けると思ってたわ」
京太郎「振り込みまくった後の部長の諦めたような眼差しはきつかったっすわ……」
久「でもありがと。もしあなたが負けてたら、私龍門渕の家で一生奴隷だったわ……」
京太郎「部長をそんな目には合わせませんよ」
久「須賀君……で、今日はこの格好でデートって♥ちょっと攻めすぎじゃない?♥」
京太郎(いやいや言いながらも着てくれるところが部長のいいところなんだよな~)
久「これっ……一の服でしょ……私にはきついわっ……」
京太郎「うーん、見えちゃいけないところ見えてますね」
久「ううっ……お部屋の中だけよ?ひゃうっ♥」
京太郎「すげーエロいっすよ、部長の長野スタイル……」
久「もうっ……不意打ちで挿れないでよ、指……」
京太郎「とりあえず下の毛剃ってみません?毛がなけりゃ少しは隠れて」
久「そういう問題じゃないわっ馬鹿っ」
龍門渕Side
純「一がやられたようだな」
智紀「フフフ……彼女は龍門渕家最弱」
衣「雑用如きに負けるとは龍門渕家の面汚しよ」
純「で、どーするんだ、とーか。向こうは一を返してほしければもう一戦要求しているけど」
透華「……」
智紀「私が出る?」
透華「それには及びませんわ。毒は同じ毒を持って制する……ハギヨシ!」
ハギヨシ「ハッ」
透華「龍門渕家に仇なす害虫を排除して下さいまし。手段は問いません」
ハギヨシ「かしこまりました。では私が須賀様と脱衣麻雀を」
透華「おーほっほ!尻を洗って待ってなさい、須賀京太郎!あなたの息の根はハギヨシが止めますことよ!」
ハギヨシ「んっふ……楽しみですね……須賀様」
カン!
久「なんとなんと、ケーキバイキングのタダ券をまたもらいましたー!」
京太郎「わーっ」
久「どう?これから一緒にいかない?」
京太郎「いや、さすがに女子の殿堂ケーキバイキングに同行する度胸はないんで」
久「あら、どこかで聞いたセリフ」
京太郎「あの時存在を忘れられていた恨み忘れてませんから」
※咲日和 清澄の巻⑦を参照!京太郎の存在を忘れる部長の畜生エピソードだ!
久「ごーめーん、ほら、ちょっとした冗談だったのよ」
京太郎「けっ」
久「ちっちゃいわねぇ」
京太郎「何とでも言って下さい」ムスー
久「ウチでずっとダラダラしてないでたまには街でデートしましょうよぉ」
部長にそんなことを言われてグッとこない男はいない。俺は重たい腰をあげて、部長と一緒に街に繰り出す事にした。
そこで再び俺は己を賭けた闘いをすることになるとは、この時露ほども思っていなかったのだ……
京太郎「相変わらず品揃え豊富だなー」
久「フランスで修行したパティシエさんが作ってるらしいわよ」
京太郎「そりゃ凄い。でも数多すぎて何にするか迷いますね」
久「せっかくのデートなんだし、私は須賀くんの。須賀くんは私のを取るってのはどう?相手の事をどれだけ理解してるかが問われるレベルの高いゲームよ!」
京太郎「部長の好みかぁ……うーん、わからんっ!」
久「そこは想像力を働かせて!じゃあゲームスタート!」
………
京太郎「もうちょっと甘いの食べたかったっす……全体的に色合いが暗いケーキばっかりで」
久「だって前来た時はあんまり甘そうなの食べてなかったじゃない。だから甘いの苦手なのかなーって」
京太郎「そりゃ和の前ではカッコつけて苺のショートケーキとかは食べませんけど…」
久「むっ」
京太郎「冗談です」
久「それにあなたのチョイスはおかしくない?そもそもケーキなしで、バナナとヨーグルトって。下ネタのつもり?」
京太郎「だって前、部長言ってたじゃないっすか!バナナと乳製品を同時に取ると脳が活性化するって!」
久「……」
京太郎(せっかくのデートなのに部長の気分を害してしまった)
京太郎「すみませんって~ちゃんと部長好きそうなのセレクションして来ましたから~」
京太郎(とりあえず甘くて女の子っぽいケーキを片っ端からとってきたぞ!)
久「ツーン」
京太郎「これで機嫌直して下さいよ~ねえ」
久「……」チラッ
京太郎(あー、めんどくせー!と言うか何で付き合ってもいないのにデートの真似事してるんだ、俺ら……)
久「あーん」
京太郎「は?」
久「ほら、あーん」
京太郎(馬鹿みたいに口開けて……!これ、ケーキ食わせろって事だよな……雑用ここに極まれり!)
京太郎「はい、あーん」
久「んっ。」モグモグ
久「ん~~~!美味しいわ~~なにこれ、中に苺たくさん入ってるじゃない!」
久「ほらほら、須賀くんも」
京太郎「ええっ~~恥ずかしいからやめて下さいよ……」
久「何いってんの、はい、あーん」
京太郎「ちょ、人が見てますって……」キョロキョロ
久「いいじゃないの、ほらほら」
京太郎「ううっ……あーん///」
久「えいっ」
京太郎「んっ」モグモグ
京太郎「んっ!確かにうめぇ!口の中にイチゴの味が広がって……美味しい!」
久「でしょ~?やっぱり本場のパティシエのケーキは違うわね」
京太郎「こりゃいいや!じゃあこっちのエクレアも」
久「新ルールよ!今日は自分で食べるの禁止!食べたいのあったらお願いして相手に食べさせてもらうこと!」
京太郎「はぁ!?」
久「ねぇねぇ、須賀くん、私このモンブラン食べたーい」
京太郎「やれやれ……仕方ないっすね、はいあーん」
久「あーん///」
京太郎(何やってんだ俺……でもこういうのも悪くないと思う俺もいる……麻雀だけがすべてじゃないよな)
智美「ワハハーカップルがいるぞーゆみちん」
ゆみ「久?」
久「あっ」
京太郎「ん?」
京太郎(確かこの2人は鶴賀女子の……)
久「ゆ、ゆみ!これは違くて」アセアセ
ゆみ「……」
京太郎(何が違うんですかねぇ)
久「彼、部活の後輩で……ええっと、会ったことあるわよね?合同合宿で」
智美「なんか見たことある顔だと思ったら後輩かー」
京太郎「いつもお世話になってます、清澄高校1年生の須賀京太郎です」
久「2人はデ、デートかしら?」
智美「ただの友達だぞー暇な受験生同士、女子の殿堂につかの間の休みを謳歌しに来たって訳だー」
ゆみ「……そっちはどういう関係なんだ、久」ギロッ
久「ええっと、その、ねぇ、須賀くん。まあこれも麻雀の教育的な指導というか」
京太郎(部長焦ってる焦ってる!多分昔、唾つけてた相手なんだろーなぁ)
ゆみ「……」
智美「ワハハ ゆみちん、ちょっと別の席に移ろうかー」
ゆみ「久!」
ゆみ「あの日の夜の……言葉は嘘だったのか?」
久「嘘……じゃなくって……ねぇ」チラチラ
京太郎(俺の方見ないで下さいよ!正直、あの日の夜とかよく分からないです)
久「その……わはは……」チラチラ
普段はクールで動じない部長らしからぬ動揺の仕方で、何かに怯えるように部長は目を泳がせていた。
ゆみ「おい」
京太郎「俺っすか?」
加治木ゆみ。鶴賀女子の3年生で大将。おもちはそこそこだが、鶴賀女子の中では抜きん出た美人だ。
ゆみ「どうやって久を誑かした?何か弱みでも握ってーー」
そして異常なまでの勘と嗅覚の持ち主。
ゆみ「久!正直に教えてくれ。この男に何か脅されていたりして付き合っているとかじゃないのか?」
久「……」コクッ
部長は目を潤ませながら頷いた。その瞬間、加治木ゆみの俺を見る目が変わったのがわかった。目が憤怒の色に燃えた。
そして部長は俺にだけ分かるように、静かに口元で笑っていた。
部長は震える声で、加治木さんに打ち明けた。
俺に脱衣麻雀で負けた事。そしてその後、脅されて何度も何度も手篭めにされたこと。今では逆らえなくなって、ほとんど情婦まがいの事をしている、ということ。
ゆみ「で、どうすればこの男からお前を救えるんだ?」
久「ゆみがもし勝ってくれたら……私は解放、されると思うわ」
京太郎「ちょ、部長!どういうつもりっすか!」ボソボソ
久「……須賀くん。ゆみはいいわよぉ」
京太郎「何が」
久「脱いだら凄いわ」
それだけ俺の耳元で囁いた。
勝って抱けと。加治木ゆみを抱け。部長はそう言っている。
ゆみ「おいお前。久を賭けて私と一勝負する覚悟はあるか?」
ルールは当然脱衣麻雀。己の服と、魂を賭ける戦い。望む望まぬに関わらず、俺はもうその運命から逃れる事は出来ない。
勝てば天国負ければ地獄。ただ、今回は正直負けても部長が奪われるだけで、俺自身にそこまで危害は及ばないと思っていた。
しかしそれは大いなる過ちだったと、負けた時に気がつくのだ……この勝負で俺は文字通り、己の命を賭す事となる……
智美「それでは今回の勝負は私が立ち会わせてもらうぞーワハハ」
ゆみ「久。私の事を信じてくれるか?」
久「ええ。もちろんよ……もしゆみが勝ったら私はこの男から解放される……でもっゆみが万が一負けたら!」
京太郎(スレンダーだけど、意外と尻とか出るところは出てるなぁ……)
ゆみ「ハッ。私がこんな男に負けるなどありえない」
智美「アンティを確認しておくぞー①勝者は竹井久の権利を獲得②ゆみちんが負けた場合、その権利は勝者に委ねられる③須賀が負けた場合、ゆみちんは特別な罰を与えない」
京太郎「俺のモノである部長を賭けるんだからそれくらい当然……!リスクはそちらにのみ負って頂くっ……!」
京太郎(今回は安全圏での脱衣麻雀……せいぜい、裸を晒してしまうリスクがある程度……今までの勝負と違って、ハイリスクじゃあないっ……!)
ゆみ「ああ。覚悟は出来ている」
智美「じゃあ東1局。始めるぞー」
東1局
↓1 コンマ1桁
4-5:満貫 6-7:跳満 8-9:倍満 0:三倍満
0-3でゆみ満貫和了 ※ゾロ目で役満(一撃必殺!)
偶数:ゆみ 奇数:京太郎
京太郎(確か、咲も鶴賀の大将に苦しめられてたっけ)
京太郎(特別な能力はないけど、抜群の麻雀センスを持つ女……と聞いている)
京太郎(が、この勝負は別。ただの麻雀じゃない。お互いの服と……誇りを削り合う麻雀)
京太郎(独特のプレッシャーが掛かる勝負。この勝負、俺に一日の長がある!)
京太郎「ツモ!裏……モロノリです。3倍満は4枚!」パタッ
ゆみ「あっ……!?」
久「ゆみ~!」
ゆみ「くっ……脱げばいいんだろ……」
そう言って、加治木さんはまず靴下に手をかけた。
靴下を2枚脱いで素足が露になった次は、制服のネクタイ。その次は制服の上を脱ぐ。
まだまだ守られている領域は多い。制服のYシャツにスカート、下着……ただ、ここから先は女にとって守るべき絶対防衛圏。否が応でも緊張が高まる。
久「やるわね~須賀くん。いきなり3倍満なんて……ゆみ、わかってる?次和了られたらやばいわよ」
ゆみ「大丈夫だ。まだ問題ない」
東2局
↓1 コンマ1桁
4-5:満貫 6-7:跳満 8-9:倍満 0:三倍満
0-3でゆみ満貫和了 ※ゾロ目で役満(一撃必殺!)
偶数:ゆみ 奇数:京太郎
ゆみ(開幕3倍満には驚いたが……そういう偶然も含めて麻雀)
ゆみ(しかし脱衣麻雀とは趣味が悪い。なぜ久がそんな勝負をこの男として、負けたのか。問い詰める必要はあるが)
ゆみ(この勝負、勝って久を救う!この男は久に……ふさわしくないと私の勘が言っている)
ゆみ(何より私には、帰りを待つモモがいるんだ。こんなところで負ける訳には)
京太郎「ツモ」パタッ
ゆみ「ん?」
久「須賀君!」
京太郎「決まる時はあっさりだぜ……国士無双です。役満の取り決めは」
ゆみ「あっ……あ……」
ゆみさんが青ざめたのがわかった。脱衣麻雀デビューの2局目だ。まだ浮ついた気持ちの所を、潰す。これが俺の、須賀京太郎の脱衣麻雀だ……!
京太郎「さあ、ゆみさん。お待ちかねのショータイムです」
ゆみ「嘘だ……なんでこんな男に……!」
京太郎「ところがどっこい、これが現実…!現実は非情です……!いつも!」
ゆみ「久!」
久「残念ね、ゆみ。早くしなさい。須賀君が待ってるわよ」
ゆみ「あっ」
智美「それじゃあ私はここで失礼するぞーワハハ」
ゆみ「ううっ」
涙を堪えるようにして、ゆみさんは制服のYシャツを脱いだ。それからスカートのベルトを外し、それを床に落とす。
下着姿になって、彼女は固まっていた。
そこから先に進むのを俺はじっくり待った。
久「早くしなさいよーゆみー須賀君がお待ちかねよー」
ゆみ「久……!私はお前のために……!」
久「弱い人は嫌いなの、私。須賀君に勝ってくれたら、またあなたを抱いてあげようと思ってたけど……駄目だったみたいね」
ゆみ「ううっ……」
ゆみさんは観念したように、ブラジャーを外した。部長よりもボリュームのある乳房が露になる。
それから、パンツを下ろして……
ゆみ「はぁーっ……こ、これで満足……したか?」
京太郎(やべぇ、大人の裸って感じだ……女子高生の癖に……!結構毛深いし!)
京太郎(あの凛々しい加治木ゆみさんが、紅潮して裸を晒して……)
久「ねえ、どうするの、須賀君。とりあえずずっぽりハメちゃう?」
京太郎「それは魅力的な提案ですけど……罪悪感が拭えないんですよね……部長がハメて勝算の薄い勝負を持ちかけたんでしょ?まあ向こうの態度次第では勘弁してあげてもいいかなーって」
ゆみ「うっ」
久「だって、ゆみ。謝ったら許してくれるかもよ、須賀君は」
ゆみ「……許してください、お願いします」ペッコリン
京太郎「うーん、どうしましょうかね」
↓1 罰ゲームの内容を決めるっす!
①学生証付きで裸の写真撮影の刑
②剃毛の刑
③許す
④その他自由
今更だがホットギミック風なんだな、懐かしいw
京太郎「あー、そういえば鶴賀の副将の娘。」
久「東横桃子ちゃんね」
京太郎「急に彼女を抱きたくなってきたぞー」
ゆみ「は?」
京太郎「ゆみさん。あなたの罰ゲームは勘弁してあげるから、今すぐ桃子ちゃん呼んで下さいよ」
ゆみ「それは出来ない!モモは……関係ないだろ…?」
京太郎「はあ?」
ゆみ「私で許してくれ……私になら何をしても構わない……モモだけは…!モモだけは…!」
京太郎「そうは言ってもなー……もうモモちゃんの気分になっちまったし」
久「ゆみ、あなたが須賀君を萎えさせるような事言うからよ」
ゆみ「そんな……」
久「勝者の命令は絶対……でも、ゆみ。まだチャンスはあると思うの。須賀君をゆみが満足させてあげれば、ね?」
ゆみ「満足させるって……どうすればいいんだ……」
久「まずはね」ゴニョゴニョ
ゆみ「お、お願いします……須賀様……どうか私で許して下さい」ペッコリン
京太郎「……」
ゆみ「久……ベッド借りるぞ……んっ」
そう言うと、ゆみさんはベッドに座り、俺の方を向いて股を広げた。
ゆみ「んっ……くっ……」クニュクニュ
ゆみ「はぁっ!んっ………んっ…!」クチュクチュ
ゆみ「んぅ……はぁ……!んっ」クパァ
ゆみ「須賀様……お願いします。モモだけは……モモだけは許して下さい……」
ゆみ「その代わり……わ、私を使っていいので……どうかお許しを……」
ゆみさんは顔を真赤にして自分の秘所を弄り、俺を誘った。
ゆみ「ううっ……お願いします」
↓1
モモは許す?許さない?
京太郎「そんな下手糞な誘い方じゃ駄目ですわ」
ゆみ「そんなっ……!」
ゆみ「モモは私の大切な人なんだ…!だから……お願いします!」
そう言うと、ゆみさんはベッドから下りて……
ゆみ「ううっ」
嗚咽を漏らしながら、ゆみさんは裸で床に膝をついた。
久「須賀くん。そこまでやらせる気?」
京太郎「……」
ゆみ「お願いします、モモだけは……」
そして、ゆみさんは額を床につけ、裸で土下座をした。
鶴賀女子の大将の全裸土下座……誰にも媚びない強い女が、折れた。
京太郎「……ゴクッ」
久「須賀くん、どうするの?」
↓1
モモは許す?許さない?
京太郎「誠意が足りないっすね」
ゆみ「……」
京太郎「正直土下座すればなんとかなるって甘えだと思うんですよね」
京太郎「土下座って相手に謝罪する自分に酔ってるといいますか、自分に対する言い訳だと思うんですよね。自分はここまで謝ったのにそれで相手が許さなかったら、相手のせいに出来るじゃないですか」
京太郎「ゆみさん、あなたには負け金を払う義務がある。それを土下座で有耶無耶にするのは、ちょっと」
京太郎「見損ないますわ」
ゆみさんは土下座を解かない。見下ろすと、肉付きの良い尻が震えている。
京太郎「ん~」
それから10分ほど、俺はゆみさんの土下座を堪能した。それでも許すつもりはない。
久「ねえ、須賀くん。どうしたら東横さんの事を許してあげれるのかしら?」
部長がようやく助け舟を出して来た。
京太郎「そうっすねぇ」
京太郎「まあ、まずはゆみさん。顔をあげて。」
ゆみ「はい」
京太郎「まずは口で」
俺もズボンを下ろして、ゆみさんを手招きした。
ゆみ「んっ……んっ……」チュポチュポ
京太郎「歯立てるんじゃないぞ~」
ゆみ「くっ……んっんっ」チュッポチュポ
ゆみさんに跪かせて、尺八を仕込む。
ゆみさんは初めてなのか、咥えるので精一杯の様子だった。
ゆみ「んっ!んっ!んんっ!」ジュッポジュッポ
京太郎(そんなにモモちゃんの事大切なのかな……)
ゆみ「んんーっ!んっ……んっ……」チュプチュプ
京太郎(口の中あったけぇ……)
ゆみさんは時折、許してほしそうに俺の方を上目遣いで見てくる。
京太郎「ほら、舌がお留守になってますよ」
ゆみ「んんっ!んっ!」ジュッポジュッポ
京太郎「おほ~~」
ゆみ「んっ!ぐっ!んぐぅー!」ジュルジュルッ
京太郎(さて、どうしようかねぇ)
↓1
モモは許す?許さない?
京太郎「よし、もういいっすよ」
ゆみ「んんっ~~」じゅぽっ
ゆみ「はぁ、はぁ、はぁ……おえっ」
京太郎「ふー……頑張りましたね。まあ半分くらいは許してやってもいいですね」
ゆみ「ほ、本当か!」パァ
久「半分って何よ」
京太郎「もう半分はこれからのゆみさんの誠意次第ですわ」
ゆみ「つ、次は何をすれば……」
京太郎「そうっすねぇ。とりあえずベッドへ」
ゆみ「うっ」
~~~~~
それからゆみさんの体を一杯触って楽しんだ後、もうお決まりのコースだ。
一回戦はゆみさんの初めてを頂いた。ゆみさんは悲鳴をあげながら喘いでいた。
二回戦は部長を交えて3P。部長はゆみさんの体のことをよく知ってるのか、ゆみさんのレズ気質から来るものかはしらないけれども、そこからはゆみさんも善がりまくって何度も何度も達した。
途中、無理やりモモちゃんに連絡させようとしたけれど、ゆみさんはどんなに攻めても、そこだけは譲らなかった。
京太郎「ゆみさん、忘れるなよ。許したのは半分だけだからな。いつでも俺の気が向けば、モモちゃんを差し出させるから」
ゆみ「あ、ああ……」
京太郎「今日は帰ってよし。また連絡しますから」
許す気なんてない。ゆみさんはモモちゃんがいる限り、一生俺の奴隷だ。
カン!!
久「んっ…ああっ……」
京太郎「ちゅぽちゅぽっれろぉ~~」
久「うっ…んっ……あっ」
京太郎「ぷはぁ!じゃあ反対側しゃぶりますね」
久「もうっ……おっぱいばかりなんだからぁ」
京太郎「あむっちゅちゅっ」
久「ぅう」ビクッ
京太郎(心なしか甘い香りがする部長のおもちを毎日吸って揉んで)
京太郎「部長、最近大きくなってません?」
久「んっ……確かにブラきつくなってきたわ……」
京太郎(頑張った甲斐あったぜ!このまま和までとは言わなくても、Dカップの壁を超えて欲しい)
京太郎(それに乳首も大きく勃ちやすくなってきて、最初はピンクだったのに少しくすんできたのも良い塩梅っす)
久「おっぱいばっかりやめてよっ……もうっ……いい加減こっちも」
京太郎「あれ?もうおねだりっすか?」
久「んっ……須賀くん……来て」
京太郎「それじゃあ失礼してっと」ヨッコイショ
~~~
京太郎「はぁ、はぁ……うっ」ずぽっ
久「はぁ、はぁ」グテー
京太郎(合計3発やっちまった……もう2時過ぎ。眠い……)
久「はぁ、はぁ、はぁ……ううっ……」ピクッピクッ
京太郎(部長の膣もこなれてきたなぁ。濡れやすくなって、柔らかくて、使い心地抜群っす)
久「ねえ、あなた……腰抜けちゃって……とりあえずティッシュとって」
京太郎「はいはい」
久「ふー……またたくさん出したわねぇ」フキフキ
京太郎「毎日フル稼働で生産してますからね、ここで」
久「あなたのも最初に比べて大きくなってきたような気がするわ」モミモミ
京太郎「ひゃうっ!いきなり玉、揉まないでくださいよぉ!」
久「ふふっ……いいじゃない……あなただって隙きあらば私の胸揉むでしょ?学校ではやめてよねっ……誰かに見られたらどうするのよ」
京太郎「そのスリルがいいんじゃないかな?」
久「じゃあ私もあなたの玉袋揉むわよ、勝手に」
京太郎「そりゃただの痴女じゃないですか~」
久「でもホテルでするって新鮮ねー」
京太郎「いつも部長の部屋のベッドですからね。ここのダブルベット広いっすわ」
京太郎(そう。俺達は今ホテルに泊まっている。それもラブホじゃなくて、普通のホテルだ)
京太郎「明日の予定は?」
久「9時からオープンキャンパスね。7時には起きなきゃ」
京太郎(連休を使って大学見学のために、部長と俺は東京に来ている。俺は一応荷物持ちの名目の元、駆り出された)
久「15時には終わるから、その時間に大学の前まで迎えに来てちょうだい。そこから遊びに行きましょう?」
京太郎(しかし実際は体のいい旅行の口実だ。麻雀推薦やらなんやらで部長の旅費と滞在費がただなので、ついでに俺も咲の名義を勝手に借りて付き人として旅費をタダにしてもらっている)
京太郎(東京は夏のインハイ以来だ。相変わらずの人の多さに辟易する)
京太郎(朝起きたらもう9時30分で部長は出発していたから、俺はのんびりシャワーを浴びて着替えてから適当に街をブラブラしてゲーセンでアーケードの脱衣麻雀でもして時間を潰して部長との待ち合わせの大学の前についた)
京太郎(ここが大学かー……俺もそろそろ進路のこととか考えなくちゃいけないのかねぇ)
京太郎「部長遅いなぁ」
時刻は既に15時30分を回っていた。
久「遅れてごめーんっ」
京太郎「遅いっすよ!心細かったんだから……ってあれ?」
久「あ、須賀くん初めましてよね?紹介するわね、オープンキャンパスに来てた弘世菫さん。知り合いいなくて心細かったけど、一緒に回れて楽しかったの♪」
菫「弘世菫だ。よろしく」
京太郎(たしか、この人、咲のお姉さんのところの!)
京太郎「よろしくお願いします。こんな有名な人とお会い出来て、驚きです!」
菫「そんな有名か?私って」
久「それ嫌味?虎姫の次鋒知らない人とかモグリじゃん」
菫「いや、ウチは照が看板だからな」
京太郎(背高くてモデルみたいだな……髪のキューティクルも美しい……これが弘世さんかぁ)
久「宮永さんは?」
菫「あいつプロ決めたから今日は断ったって」
久「ほえー!凄いわねぇ……菫はお誘いなかったの?」
菫「一応スカウトは来たけど、ウチは親がうるさいからな。竹井のところにも来ただろ?」
久「どっちかっていうと咲と和目当てでね。指名あってもどーせ下位だし、私は大学かな~」
京太郎(すごい世界だな……まあそりゃそうか。甲子園で活躍したみたいなもんだし……俺には一生縁のなさそうな世界だけど)
菫「他の六大学には誘われてるのか?」
久「一応。でも東京ならここかな~他は関西からも声かかってるけど~」
京太郎(俺、完全に蚊帳の外っす)
久「菫?彼も一緒に晩御飯いいかしら?」
菫「もちろんだが……」チラッ
久「須賀くん。弘世財閥の御令嬢が夕飯奢ってくれるって。粗相のないようにね」
京太郎「ごっつぁんでーす!」
京太郎「なんだぁ!?この店!?」
京太郎(弘世さんが俺達を連れてきたのは、中華料亭。金色の華麗な屏風に真紅の漆塗りの柱、いかにも高そうな白磁の壺……金持ち御用達の店だった。)
久「凄い世界ね……ミシュラン3つ星の中華の、VIPルームよ……」
菫「とりあえず適当に持ってきてくれ」
京太郎(おまかせ……そして続々と運ばれてくる芸術品と見紛う程の料理……!)
京太郎(住んでる世界がちゃいますやん!)
久「このスープ、凄いわね。香りが」
菫「佛跳牆だな。精力増進にいいらしい。中華は医食同源だからな、漢方スープみたいなものだよ」
久「精力増進……ほら、須賀くん、飲みなさいよ」
京太郎「こんなスープ飲んだことねぇ!美味いのかまずいのかよくわからん!」グビグビ
菫「なあ竹井。最初から気になってたんだけど……この男とどういう関係なんだ?」
久「うーん、一言では難しいけど」
京太郎「そうっすね(流石に脱衣麻雀で勝ったから抱き放題の相手とは言えない……)」
久「簡単に言うと賭け麻雀で負けて、お金で払えない分を体で払わされてるの」
京太郎「ちょ、部長!」
菫「そんなに麻雀強い男には見えないがな」
京太郎(凄い失礼だな……)
久「弱そうに見えて実は……弱いのがミソなのよね」
菫「で、いくら負けたんだお前」
久「いくらだったかしら?」
京太郎「結構な額でしたね(すっとぼけ)」
菫「……須賀京太郎と言ったな。お前、いくら出せば譲ってくれる?」
京太郎「え?」キョトン
久「……」
菫「長野の相場はわからないが、竹井くらいの娘だったら3000万くらいか?」
京太郎「さ、三千万円……」ゴクッ
京太郎(いきなりなんだ?この人は?真顔で3000万円?譲ってくれ?まるで部長をモノみたいに……!)
京太郎「いや、そんな。冗談っすよね?」
菫「私は冗談が嫌いだ」
久「ねえ、菫。あなた私を買ってどうするつもり?」
菫「私は好きなんだ。整った女が。麻雀が強ければ尚良い。竹井は私の基準を満たしている。だから譲って欲しい」
京太郎(部長と3000万円、部長と3000万円……どうする?どうする俺?)
久「東京の闇は深いわね……人間を買うのが当然、って顔してるわよあなた」
菫「何とでも言うがいいさ。私は手段を選ばないだけだ……で、いくらがいい?」
京太郎「ううっ……」
久「私をお金で売るんだ?」ギューッ
京太郎「痛い痛いっ!抓らないで!う、売りませんって。安心して下さいよぉ」
菫「そうか……残念だな……」ショボン
京太郎「でも弘世さん。俺は部長をテーブルに置く用意はあります。言いたいこと、わかります?」
京太郎(にじみ出る余裕とオーラ……生まれながらの勝利者なんだ、この人は…!)
京太郎(出会った時から思ってた。そんな彼女が……泥を舐める姿を見たい……!その整った顔が、屈辱に歪む瞬間を想像しただけで俺は)ゾクッ
菫「賭け麻雀か。お前は竹井を、私は金を。まあいいだろう。」
久「いいえ脱衣麻雀よ」
菫「脱衣!?」
久「ルールはシンプル。満貫1枚、跳満2枚……先に裸になった方が負け。シンプルでしょ?」
菫「私は別に男の裸を見たくないんだが」
久「で、菫が勝てば私と須賀くん好きにしていいから」
菫「ま、まあそれなら……」
久「でも、菫。あなたが負けたらどうなるか……わかるわよね?」
菫「わかったぞ。それでお前は負けたんだな?この男に」
久「ご明察」
菫「ふむ……」
京太郎(くっ……警戒してやがる……)
菫「わかった。良いだろう。私に負けはないからな」
こうして俺は大財閥の令嬢、弘世菫さんと脱衣麻雀をする事になった。この時、俺はこの人の言葉が無根拠な自信から来るものだと思っていた。
男の俺に、白糸台の部長の自分が負けるはずがないという、当然の自負。しかし、それは脱衣麻雀で命取りになる。俺が付け入る隙があるとすればそこだ。
だが、この時俺は見誤っていたのだ……弘世菫という女の強さを。
そして負けた時に知ることになる。弘世の抱える闇の深さを。
東1局
京太郎(弘世菫のシャープシュート……相手を射抜く卓上の狩人っ……!警戒しなければならない)
京太郎(彼女にとって俺のような素人の捨て牌を射抜くのは目を瞑って的を射るが如く容易なはず…)
京太郎(ただ彼女は知らないんだ。脱衣麻雀にはそんな高度なテクニックは必要ない)
京太郎(むしろ嫌っている……!脱衣麻雀の神は……!小賢しい智者を…!)
東1局
↓1 コンマ1桁
4-5:満貫 6-7:跳満 8-9:倍満 0:三倍満
1-3で菫満貫和了 ※ゾロ目で役満(一撃必殺!)
偶数:菫 奇数:京太郎
生まれながらにして持っている質量が違う。
弘世家に生まれ、何不自由ない家庭で愛に満たされて育ち
街を歩けば誰もが振り返る容姿に恵まれ
学業優秀、弓の腕も秀で、趣味で始めた麻雀でも周りに敵なし
そして何より
菫「3年間おつかれ様。あとは私達で繋ぐ」
照「頼んだよ、親切な人」
菫「フッ……」
仲間に恵まれる。
菫(こういう勝負……絶対に負けられない闘いのときはいつもこうだ)
菫「ツモ。大三元」
弘世菫という女の持つ巨大な質量が引き付ける……牌を。
菫「言っただろ?私に負けはないと」
久(菫はただの宮永照のおヒキとしか思っていなかったけど…!)
久(今の感じ……これが弘世菫……!土台、須賀君には無理な勝負……だったのね……)
京太郎「……」
菫「じゃあ竹井。車を外につけるから。一緒に私の家に」
久「うん…」ギュッ
京太郎「待って下さい!まだ俺が脱いでない!」
菫「え?いや、いいぞ、別に。脱がなくても……」
京太郎「……俺は、どうなるんですか?」
菫「帰りの足がないならタクシー呼ばせるが」
京太郎「いや、負けたんっすよ?俺……どんな罰でも甘んじて受けます!」
菫「はぁ」
京太郎(なんだ?この人の目は……もう負けた俺に興味ありませんって感じの……)
菫「こういう時、どういう罰ゲームがいいんだろう?」
久「ええっと、菫は金持ちだからもっとそれっぽい感じで……とりあえず拷問するとか?」
菫「誰が得するんだそれ」
久「身も蓋もないわね」
菫「じゃあ行こうか、久」グイッ
久「あっ」
そう言って菫さんは部長の腰に手をかけて、引っ張った。これから部長がどうなるのか。
あくまで俺の想像だけど、きっと百合百合しい世界が待ち受けているのだろう。
久「須賀くん……」
最後に部長は悲しそうな顔で俺を見た。もう、部長は菫さんのものだ。
俺は負けたのだ。脱衣麻雀で、脱ぐことすら出来ず、負けて相手にすらされない。
これほどの屈辱があるか?須賀京太郎?
俺はもう一生負け犬だ。ここで菫さんが部長を連れてあの扉を超えたら、もう二度と、俺は彼女と対等な卓に付くことすら敵わない。
俺は……
↓1
CONTINUE?
YES/NO
京太郎「待ってくれ!!」
もう2人は振り返らない。俺は負けたのだ……ここから卓に付くにはそれ相応のモノを用意しなければならない。
弘世菫が欲しがるもの……弘世菫が……
もう一度、卓につけるために、弘世菫が欲しがるもの……コンテニューするためのコイン……
京太郎「宮永咲を賭ける!咲を賭けるから!もう一勝負!」
菫「」ピタッ
彼女が止まった。
これは賭けだ。
菫「一度テーブルの上に置いたらもう……下ろせないぞ?」
京太郎「……ゴクッ」
後戻りは出来ない。
こうして俺は咲を賭けて、弘世菫ともう一度戦う事になる。
部長を取り戻すため。俺自身の誇りのため。そして菫さんの裸を拝むため。
俺はまだ登り始めたばかりだ。この脱衣麻雀という欲望の螺旋を…
カン!
菫「お前がまた負けた場合は宮永咲を私のモノにしていいんだな?」
京太郎「煮るなり焼くなりお好きにどうぞ」
菫(まさかこんなチャンスがやってくるなんて……)
菫「だが保証がないじゃないか」
京太郎「俺を担保にして下さい。もし負けて、咲が言うこと聞かなければ俺の体を痛めつけて咲に見せればいい」
菫「それで宮永咲は言うことを聞くのか?」
京太郎「同じ清澄高校の仲間ですから」
菫「俄には信じがたい話だな。私だったら勝手に自分を賭けて負けたやつのために身を差し出したりはしないが」
京太郎(俺だってそうですよ。咲だって多分そうだ)
京太郎(だからこれは賭けなんです。空手で鉄火場に乗り込む行為)
菫「だが良いだろう。その話、乗ってやる」
京太郎(よしっ!)
菫「だがもし負けたらお前は私の家に来てもらうぞ」
菫「お前は担保だからな。私達は、麻雀の賭けの結果を取り立てるためならどんなことでもやる」
久「ねえ須賀くん。菫の言ってることは多分本当よ。弘世家の良くない噂は結構有名なの」
久「弘世菫の家の地下には檻があって、そこで人間を飼っているって」
久「麻雀の負け分を払えなかった人達を飼うための檻よ……払うか死ぬまで出して貰えない」
久「もし須賀君が負けた後で、咲が菫の言うことを聞かなかったらあなたは」
京太郎「上等っす……何より絶対勝ちますから!」
菫「じゃあ始めようじゃないか。二回戦を。」
京太郎(文字通り俺はこの半荘に己のすべてを賭ける。もう負けましたじゃ済まされない。咲にも、清澄高校にも迷惑かけて、一生咲の言うことを聞かせるための担保として弘世菫に飼われちまう)
京太郎(これが俺の覚悟だ。だから応えろ!脱衣麻雀の神よ!俺はもう死すら厭わないっ!)
東1局
↓1 コンマ1桁
4-5:満貫 6-7:跳満 8-9:倍満 0:三倍満
1-3で菫満貫和了 ※ゾロ目で役満(一撃必殺!)
偶数:菫 奇数:京太郎
菫「……」タンッ
久(張った気配…!分かる?須賀くん。菫の手の匂い……捨て牌に字牌が少ないから……流石に字一色はないだろうけど…!)
京太郎(白糸台のシャープシューター。正直、俺が策を弄したところで振込からは逃れられないだろう)
京太郎(だから俺は下りない。決めたんだ……もう恐れない。あの手が役満でも。俺は絶対に下りんっ!この手を和了切れば……菫さんの服を3枚だっ!)
久(あかん!もう菫の河すら見てないじゃない!自分の手しか見ていない典型的初心者っ……!)
俺はもう腹を括っている。脱衣麻雀にオリはない。ただひたすら願い、そして和了るだけだ。
京太郎「ツモ……!倍満ッ!」パタッ
菫「ふー……強いな」パタッ
久「え……」
菫「張ってたんだがな、役満」
京太郎「あ」カタカタ
この時、弘世菫は張っていた。再び大三元聴牌。地雷原を俺は裸で歩いていたんだ。もし運命が少しだけズレていたら……俺はここで死んでいた。
菫「3枚……だな」ヌギヌギ
菫さんは靴下2枚とネクタイを外した。
京太郎(ここからっすよ。本当の脱衣麻雀は……!)
東2局
↓1 コンマ1桁
4-5:満貫 6-7:跳満 8-9:倍満 0:三倍満
1-3で菫満貫和了 ※ゾロ目で役満(一撃必殺!)
偶数:菫 奇数:京太郎
菫「ロン(物理)」ドシュッ
京太郎「は……?」
菫「8000!」
京太郎「ぐはっ……はぁ、はぁ……今射られたっ……俺……胸を…!」ハァハァ
京太郎(これがシャープシューター!精神へのダメージは肉体へ直結するっ……!)
京太郎(思い込むな!イメージしちまうと、ホントに胸に穴が開くぞ!)
京太郎「たかが1枚……脱衣麻雀において満貫はゴミ手……ただの靴下しか脱がせられぬ安上がりだ…!」ヌギ
菫「宣言する。次はお前の頭を射抜く」
京太郎「なら俺も宣言する。次の和了で菫さんのおもちを拝む!」
東3局
↓1 コンマ1桁
4-5:満貫 6-7:跳満 8-9:倍満 0:三倍満
1-3で菫満貫和了 ※ゾロ目で役満(一撃必殺!)
偶数:菫 奇数:京太郎
京太郎「ロン!(物理)」ドピュッ
菫「は……?」
京太郎「キタキタキター!三倍満!決まったぁ~~!気持ちいい~~!」
久「やるじゃない!」
京太郎「さあ、菫さん!お待ちかねの4枚だ!」
菫(嘘だろ……?私がこの男に振込…?癖を狙われた、だと?)
久(須賀君にそんな能力ないわっ!ただ彼は祈るだけ。でも時にそれが功を奏する。想いの強さに牌は応える…!須賀君が菫を脱がせたい、という願いは、おそらく夏の女子高校生、あの夏の私達の想いと同じくらいの重さなのよ!きっと!)
菫「ううっ……じゃあまずはベルトを」シュルシュル
菫「次は……制服の上で」ヌギヌギ
京太郎「おほ~~!」
菫「くっ……中のシャツを……」ヌギヌギ
京太郎(菫さんのおもちが……!着痩せするタイプなのか割りと大きい…!)
久(スカートにブラジャー。菫はどっちを取るのかしら)
菫(流石に恥ずかしいぞ、これ……でも下着なら)ヌギヌギ
京太郎「チッ……スカートっすか……でもこれはこれで…」
菫「早く次の局だ!」
京太郎「焦らないで下さいよ~~」
京太郎(白いブラとパンティー……意外と可愛らしい下着だなぁ)
菫(こんな男に見せてしまうなんて……!末代までの恥だ…!)
京太郎「それじゃあ運命の東ラス行きましょうか」
東4局
↓1 コンマ1桁
4-5:満貫 6-7:跳満 8-9:倍満 0:三倍満
1-3で菫満貫和了 ※ゾロ目で役満(一撃必殺!)
偶数:菫 奇数:京太郎
菫(くっ……私は恥じているのか?こんな男に下着を見られて)
菫(だが問題ない。ここで勝てばいい。決めた…!コイツは飼い殺しだ)
菫(私のこんな格好を見たんだ……もう外には出せない!)
菫「久。さっき私の家の地下の話をしたよな。あれは本当だ」
京太郎「あ?」
菫「私は飼っているんだよ。今は3人」
菫「私が打ったのは大企業の社長や、政治家達で……彼らは負けた後、いけしゃあしゃあと払えないと、言うんだ」
菫「だから彼らの娘達を担保にして貰っている。これから私の家のために働いてもらうための人質だよ」
菫「……彼女たちは裸にして1日3食の食事を与えるだけ……娯楽も何も与えず一日中明るい檻の中で……ただ生きていてもらう」
菫「するとまず時間がなくなる。何も刺激のない檻の中で彼女たちは次第に朝も夜もわからなくなって……早いもので1ヶ月。長く持って半年で自分の名前さえ言えなくなる」
菫「最後に捕らえたのはとある名家の箱入り娘だったが」
菫「名前も忘れて一日中横になっている彼女にアダルト・ビデオを見せると……それから彼女はそれに釘付けになって……今では真っ暗なテレビの前で檻の鉄格子に必死に股をこすりつけているんだ」
菫「須賀京太郎。私のこんな姿を見た君が負けた時はそれで済ませるつもりはない」
菫「檻の中で吊るして……咲が私の気分を害する度に1cm四方ずつナイフで肉を削ぐ」
菫「もちろんすぐには死ねない……手足からゆっくり削ぐからな……安心してくれ。最高の医療スタッフがお前の意識を保ったまま、最小の姿に変えるから」
菫「……人間が崩壊していく様は……愉しい」
久「須賀くん!集中しなさい!ただの脅し……!そんなこと出来るはずないじゃない!いくら弘世財閥とは言え……ここは法治国家よ!」
菫「麻雀の取り決めは、法に優越する。それが私達麻雀打ちの共有する価値観だ。違うか?久。お前だって……あまり私の気分を害さないほうがいい立場なんだぞ?」
久「ぐっ……」
菫「信じる信じないは任せるが……もう少しで分かる。お前たちが負けた時……私の言うことが虚仮だったのか…?」
菫「理解した時にはもう遅いぞ。お前はゆっくり壊れていくんだから…」
京太郎「……」カタカタ
久(震えてるわね……無理もない。相手は日本を支配する大財閥の弘世菫……!今までの相手とは正直格が違う……)
菫「どうした?震えて牌も捨てられないか!」
京太郎「いいえ違うんです。星が……降りた」
菫「あ…!?」
京太郎「正直賭けだった。咲が俺のために犠牲になるとは思えないし、負けたら惨めに殺される」
京太郎「そんな事になる前に、舌を噛み切ろうかとも思っていたけど」
京太郎「祈りが届きました。ツモです。ツモ。ツモ!」
久「わっ…!須賀君…!」
菫「あっ」
京太郎「お返しだ……!弘世菫……!大三元ツモ……!役満です!」パタッ
菫(生まれた時からなんでも持っていた。どんな大勝負も最後には勝ってきた)
菫(インターハイも……私は照と一緒に……二連覇を)
菫(だが最後に立ちはだかるのは)
菫(またしても清澄……!お前たちかっ……!)
京太郎「さあ菫さん。脱いで下さい」
菫「いやっ……そんな……」プルプル
京太郎「あれれ~麻雀の取り決めは絶対っすよね?それが俺達が唯一信じられる共通の価値観」
菫「だがっ……私は弘世菫だ」
京太郎「関係ねぇよ!大財閥の箱入り娘だろうが、借金で売られた道化師だろうが……!負けは負け!こと脱衣麻雀において」
京太郎「負けた分を脱がないってのは、俺達が信じてきた麻雀の神への冒涜……」
京太郎「それだけはやっちゃいけねぇんだ…!」
菫「ぐっ……(まだだ。まだ負けたわけじゃない)」
菫(裸は見られる。それは通らなければならない。でも勝負はここからだ)
菫(それ以上の枷を負わせられなければ……私にはあいつがいる)
菫(照がいる……!照なら勝つ!何とか勝負を持ちかけて……照で殺す……!)
菫「わかった。それじゃあ脱ぐぞ」ドキドキ
京太郎「……」
俺が本来影すら踏めない弘世菫が今、目の前に裸で立っている。
顔を赤らめ、手で胸と股を隠して……俺を一度負かして、相手にさえしなかった女が
服で大事なところを隠すことさえ許されず、立っている。
久「それじゃあ須賀君。お待ちかねのお仕置きタイムね」
久「菫~?あれだけ脅したんだから覚悟はできてるわよね?ねぇ須賀君、ここはこの女の性根を正すためにもガッツリメニューで行くわよ?」
京太郎「お仕置きは……そうっすね」
菫「待ってくれ!」
京太郎「ん?」
菫(ここからだ。私にはまだ照が)
菫「宮永照だ。これから照を呼ぶ!あの宮永照と脱衣麻雀だ……照なら私を助けるため……勝負を受けるはずだ!」
京太郎「宮永照……」ゴクッ
菫「それに多少、お前たちに有利な条件で構わないっ……そういう風に照を説得する……!例えば、照だけ跳満で1枚、倍満で2枚という風に……!設定を変えることだって可能だ……」
菫「どうだ?不服と言うなら、セットで淡もつけるが」
京太郎「すっごい魅力的な提案っすね」
菫「…!そうだろ?だから……」
京太郎「でももう今日は疲れちまった……脱衣麻雀は1日1回が限度……これ以上の闘いは無理!」
京太郎「それに菫さん……あなたへのお仕置きの方が……その……魅力的なんで」
菫「あっ」ゾクッ
菫(まずい……このままじゃ私は……この男に壊されるっ……今まで私が敗者にしてきた仕打ちを…!)
菫「ゆ、許してくれ……金なら……いくらでも出すから……」
菫さんは必死に乳首と股間を隠し、うずくまって震えていた。
京太郎「ん~そうっすねぇ」
↓1 おやびん、どうするッス!
A:ネコミミの刑
B:カンチョウの刑
C:その他自由の刑
D:許す
京太郎「部長。車手配して下さい。とりあえず長野連れてきます。東京はちょっと人目が多すぎる」
久「オッケー。智美に連絡するわね」ピポパポピ
菫(連れて行かれるのか……長野に……)ゴクッ
久「あと20分で着くって。偶然、門仲のおばあちゃんの家に泊まってたみたい」
菫「……私の親に連絡してくれ。私のためなら……出すぞ。大金……!お前たちが生涯掴めぬ程の金を……!」
久「いいわねぇ、菫。その煽っていくスタイル。嫌いじゃあない。でもここからは態度を改めたほうがいいと思うわよ」
菫「どういうことだ、久」
久「須賀くんは金のために麻雀打ってないから。何億円積もうともう動かないわよ。ほら、あの股間を見てみなさいよ」
菫「え……」
久「パンパンに膨らんでるでしょ?アレを満足させるにはお金じゃ無理。もう菫が頑張るしかないの」
菫「いやっ……嘘……」
菫(まさかアレで……満足させられるまで体を……)ゾクッ
京太郎「えへへ」
久「菫……今ならまだ間に合うかもよ?ほら、謝りなさい。その格好で、智美が来るまで土下座でもしたら……少しは優しくしてもらえるかも」
菫(弘世の女が…!?この馬の骨のような男に、土下座だと?そんなこと、死んでも出来ないっ……!)
菫「くっ」
久「強情ねぇ。裸隠して。これから嫌でも見られるのに……」
京太郎(早くこねーかな、車)
智美「ワハハ 遅れて申し訳ない」
久「突然なのにありがとね」
智美「気にするなーあ、婆ちゃん家にあったから持ってきたぞーガムテープ」
京太郎「じゃあとりあえず簀巻っすね」
菫「え……?」
久「おとなしくしてちょうだいっ!暴れたら痛いからねっ!」
菫「やめっ!やめろ!もがっ!」
智美「口にタオル突っ込んでーほら、須賀君も手伝ってくれよーワハハ」
京太郎「じゃ、足抑えときますね」
久「ガムテで目隠し、口塞いで……鼻は詰まってないわよね?菫」
菫「もがっ!もがーっ!んぐー!」バタバタ
智美「きっちり固めるぞー」マキマキ
久「これ剥がす時痛いのよね~~」
菫「ふぐっ!んー!んー!」ジタバタ
京太郎「芋虫みたいっすね、菫さん」
智美「とりあえずこれで寝袋に入れてっと……じゃあ車まで運んでくれー」
京太郎「ういーっす」ヨッコイショ
菫(苦しいっ……!なにこれ……)モゾモゾ
久「ご愁傷様、菫。あなた、もう終わったわよ」
菫(死ぬ……死ぬのか、私は……)
菫(嫌だっ!こんなところで……!)
菫(車は長野に向かう。暑い。暑い。もう泣きそう……)
久「生きてるー?菫」
菫「もがー」
智美「とりあえず死なない内に長野までぶっ飛ばすぞーワハハ」
京太郎「安全運転でオナシャス!」
~~死と隣合わせのドライブは省略~~
バシャッ
菫「うひゃっ!冷たいっ!」
菫(あれ?私は……確か、麻雀で負けて車に詰め込まれて……)
久「生きてたわねー良かったー」
京太郎「この時期の冷水はきついでしょ」
菫「どこだ?ここ……」
京太郎「長野だよ。長野の山奥の小屋。」
久「長野には弘世の力も及ばないでしょ?ここは龍門渕の地。絶対助けは来ないからね」
菫(眼を覚ましたら私は手錠と足枷をつけられて、冷たい床の上に転がされていた。体中が既に痛い。ガムテープで巻かれた上、車に何時間も転がされていたんだろう)
京太郎「じゃあここから撮影開始で」
久「私カメラマン」
京太郎「菫さん。覚悟してくださいね」
菫「あっ……あっ……」ジョロッ
京太郎「いきなり失禁かよ……先が思いやられるなぁ。ま、せいぜい祈ることです。早く終わるようにって」
後日譚
京太郎「あれは後味悪かったっすね」
久「うん……」
京太郎「あのビデオ、どうしましょうか?」
久「裏で流すにしても、ヤバすぎるからお蔵入りしかないじゃない」
京太郎「……これからお祓いいきません?最近、体調悪いんっすわ」
久「奇遇ね。私もそれが良いと思ってたのよ。毎日夢に出てくるし」
京太郎「あー、南無南無。暴力は誰も幸せになれない」
久「それね。人間って意外と脆いのよ……でもあなたのこと心配になるわ。やってる時は結構ノリノリだったじゃない。結婚したら奥さんに手あげちゃ駄目よ?」
京太郎「優しい夫を目指します、はい。DV反対!」
久「で、お祓いだけどね、今度の連休鹿児島はどう?これは並の神社じゃ難しいと思うのよね」
京太郎「鹿児島といえば永水のおっぱい……これは滾りますね」
京太郎(忘れよう。人は忘れなければ前に進めない。そして暴力は何も生まない。今回の脱衣麻雀で得た教訓は俺の心にそっと刻まれた)
久「ねぇ須賀くん。もしあなたが負けてたら咲はどうしてたかしら?」
京太郎「多分俺を見殺しにしたでしょうね。でも、咲を苦しめたくはなかったから、あの場で俺は死ぬつもりでした。そうすりゃ、約束は反故です」
久「……馬鹿ね、あなたも」
カン!
幕間劇
久「イ、イクーッ♥」
京太郎「おほぉぉぉ!」ドピュッドプドプドピュルルル
久「はぁ♥はぁ♥あ~~あ~~♥」ピュッピュ
京太郎「はぁー、はぁー……うっ」ドピュッ
久「んんっ……んっ♥」
京太郎(バックからガンガン突かれるのが最近の部長のハマり……尻でかくなってきたよなぁ、最初より)
久「うっ……ううっ……なんか脳から出てるっ♥」
京太郎(腟内うねってるっ……!まだ絞り出そうってのか!この欲張り部長め!)
久「やぁ……好きっ……好きよっ!んっ」チュッ
京太郎(部長のイキ顔かわええ~~緩みきってキスまでおねだりしてきて……)
久「あっ……抜かないでっ♥」ズポッ
京太郎「この態勢じゃキスしにくいじゃないっすか~んっ」チュッ
久「須賀くん……私の事、好き?」ジーッ
京太郎(改めて言われると恥ずかしいな……)
京太郎「言わないと分からないんっすか?」チュッ
久「もうっ……誤魔化さないでよ……教えてちょうだい……私の事、どう思ってるのか」
京太郎「好きに決まってるじゃないっすか。愛してます、久さん」
久「~~~っ!!」ギューッ
京太郎(その時の部長の最高に嬉しそうな顔は忘れない。力いっぱい抱きしめてきて、俺もそれに応えるように部長をしっかり抱きととめた)
京太郎(それから長い時間、何もせずお互い抱き合っていた)
京太郎「部長、そろそろ寝ません?」
久「……ねえ須賀くん。大事な話があるんだけど」
京太郎「何?」
久「実はね……生理が遅れてるの」
京太郎「はぁ」
久「……どう、しよっかな」
京太郎(生理……遅れる?ストレスじゃねーの?)
京太郎「どれくらい遅れてるんです?」
久「もう1ヶ月よ……うっ……」
京太郎「大丈夫っすか?部長??」
久「それに最近、吐気も酷くて……」チラッ
京太郎(部長仕事多いからなー……学生議会に麻雀部に俺の脱衣麻雀の相手の調整とか……きっとストレスだ。ストレスに違いねぇ!)
京太郎「しばらく部活休んでみてはどうです?俺も、脱衣麻雀我慢しますから」
久「心配してくれてるんだ」
京太郎「そりゃ、責任感じてるっていうか……(俺が弱っちいせいで何度か部長も酷い目に合いかかってるからなぁ)」
久「責任……とってくれるの?」
京太郎「ゴクッ」
京太郎(考えろ須賀京太郎。本当にストレスなのか?ストレスじゃないとしたら……)
久「今日学校帰りに薬局寄って買ってきたの。検査キット。今から調べてくるわね」
京太郎「あ、ああ」
京太郎(嘘だといってくれ!……だがあれだけ毎日中出ししてたら……時間の問題だった、のか??)
京太郎(最初が生だったせいで、完全に避妊開始するタイミングを見失ったんだ!まだ間に合う……ここを乗り切ったら)
京太郎(真人間になろう。次からはゴムつける!絶対にだっ!)
久「多分、最初にヤッた時だと思うのよ……あの時から生理がないわけだし」
久「ほら、私何度も言ったわよね。凄い危ない日だから絶対中で出さないでって」
京太郎「……」ダラダラ
京太郎(冷や汗してきた……鹿児島旅行明日に控えてウキウキでお泊りにきたのに)
久「それなのにあなたが無理やり……するから……」
久「あと少しで結果出るわね」ギュッ
久「大丈夫?手汗すごいけど。あとさっきから黙って」
久「あっ……浮き出てきて……」
京太郎「ごくっ」
久「出来ちゃった、みたいね♥」ニコッ
京太郎「あっ……ああっ……」クラッ
京太郎(落ち着け!こういう時こそポーカーフェイス!)
久「で、どうするー?」
京太郎(顔、覗き込んでこないで!今、必死に考えてますからー!頭全開で回せ!俺!)
久「……」ドキドキ
久「鹿児島暖かいわね~」
京太郎(お祓いのために俺達は飛行機ではるばる鹿児島までやってきた訳だ)
久「ね、須賀くん。この旅、大きな目的が出来たわね」ギュッ
京太郎(俺の腕に抱きついてきた部長のお腹の中には)
久「霧島神境って安産祈願でも有名らしのよ?」
京太郎「へー!そりゃ好都合っすね~元気な赤ちゃん産めよ~」スリスリ
久「やだっ……人前でそんな触って……恥ずかしいわっ///」
京太郎(まだお腹ふくらんでないから外からはわからない。これからどんどん大きくなるんだろうけど)
京太郎(どないしましょうか、学校……)
京太郎(とりあえず、あの夜の大胆な告白からの流れるような検査開始、からの陽性判明で俺の頭はオーバーヒートしてしまって)
京太郎(部長に産めよって言っちゃったけど)
京太郎(まあ雄の目標ですからね……だが人間は社会的な動物でもあって……そんな単純じゃないんだよぉ!)
久「ん~~♪霧島温泉に良い宿とったのよ?春オススメ。春、覚えてる?」
京太郎「あ、ああ。永水女子3強の一角。黒糖の滝見春の名を知らなきゃモグリですよ」
久「何のモグリよ……でも私だってこれから大きくなるんだからねっ♪」
京太郎(機嫌良いな~~いつもだったら脇腹抓られるのに。まあ考えるのはこの鹿児島旅行終わってからにしよ……今を楽しまなきゃ損だぜ)
そんなこんなで俺達は霧島温泉の宿に到着。一緒に家族風呂で汗を流して、浴衣姿の部長と部屋でまた汗を流して……
次の日、霧島神境に足を運んだ。
久「元気にしてたー?」
春「久しぶり……食べる?」ポリポリ
久「いただきます。んっ。やっぱ優しい甘さね」
京太郎(うわっ!この距離から生で見るとすげー戦闘力……和で慣れてなけりゃ死んでたな、俺)
春「そっちの人も。どう?」スッ
京太郎「俺もいいの?」
春「……」ポリポリ
京太郎「それじゃあ失礼して……うおっ!黒糖ってただの砂糖だろ?って思ってたけど……こりゃいいや!ほんのり苦味もあって、それが鼻に抜けた後、ふわっと華の香りのような甘さが口の中に広がる。美味い!」
春「それが自慢……」ニコッ
京太郎(か、かわええ!!!)
久「むっ」
春「もう少しで仕事終わるから……そしたら案内する。これ作ってるお家……昔ながらの手作り製法だから、この味が出る」ポリポリ
久「ありがとう。でも今日は黒糖の作り方を学びに来たわけじゃなくて。お参りとお祓いに」
春「お祓い?」ポリポリ
久「そういうサービスやってるでしょ?神社なんだし」
春「お祓いは巴さんや霞さんが詳しいから……呼んでくる」ポリポリ
京太郎(か、霞さん!?ま、まさか……王が御自ら俺の前に……!?)
巴「初めまして。狩宿巴です。インターハイではウチの春がお世話になりました。」ペッコリン
久「こちらこそ。まこが言ってたわ。凄い手強い相手だったって」
巴「染谷さんこそ……私は何もさせて貰えませんでしたよ」
春「店じまいできなかった」ポリポリ
巴「春!お客様の前で食べるのはおよしなさい!」バシッ
久「気にしないで。私もさっき頂いたから」
巴「すみませんね。で、今日の要件は?」
京太郎(くーっ!!!なんやこの貧乳!!期待していた分、失望も大きい……まあ美人さんなんだけどよぉ)
久「実はお祓いをお願いしたくて」
巴「わかりました。そういえば竹井さんも前厄でしたね。それじゃあ準備しますからお待ちを」
霞「遅れてごめんなさい、少しお着替えに時間かかっちゃって」ガラッ
久「あ。石戸さん」
京太郎「ブホッ!!」
京太郎(王!巫女服から弾けださんばかりの圧倒的ボリュームッ……!突然、出てこないでくれっ!)ムクムク
久「何前かがみになってんのよ、殺すわよ」ボソボソ
京太郎「す、すみません」
巴「竹井さんがお祓いに」
霞「お祓い?……ふんふむ」ジーッ
久「ん?私の顔に何かついてる?」
霞「巴ちゃん。これは」
京太郎(霞さんの顔が一瞬で本気になった。瞬時に巴さんの顔が硬直し、春ちゃんは黒糖を食べる手を止めた)
久「……」ゴクッ
巴「あっ」
霞「仕事(ビジネス)の話をしなくちゃいけないわね。」
霞「私達は神境の神を祀る傍らで、代々悪いもののお祓いもしているのは知ってるわよね?」
俺達は神社の奥の客間に通された。霞さんはおっとりとした調子でそう、話を切り出した。
霞「ウチの姫様は特別で、時々鬼を宿すからそれを祓うのが私達六女仙の仕事。そのついでに大昔は大名家とか時の権力者のお祓いもしたりして、今では民間の方も対象に仕事の幅を広げているけど」
霞「といっても、市井の人に付く憑き物なんてほとんど私たちにリスクがないからボランティアでやってるのよね」
久「私も市井の人なんだけど」
霞「……心当たりがあるからウチに来たんでしょ?」
京太郎「……ゴクッ」
霞「その、言いにくいんだけど……」
久「ハッキリ言ってちょうだい」
春「死者の念を祓うのは六女仙の合議の上全員の承諾が必要。その上で島津家と神代家の家長の許可が要る」
京太郎「殺してねぇ!!」ドン!
久「須賀くん!」
京太郎「部長は……殺してねぇ……」
霞「あらあら」
京太郎「で、俺はどうなんですか?俺にも、何か、そのヤバイのがついてるんじゃ!?」
京太郎(この口ぶり、部長に取り憑いてるのって相当やべーのだろ……?なら俺も……)
巴「安心して下さい。あなたには何もついてません」
京太郎「ファッ!?でも、最近腹の調子が……」
霞「悪いものでも食べただけじゃないかしら」
春「落ちてるものを拾って食べるのは良くない」
京太郎「ふー……良かったぁ……って全然良くない!なんで部長に??俺に取り憑けばいいじゃないっすか!」
霞「多分正当なプロセスを踏んで負けたからじゃないかしら。魂が敗北を認めた場合は、取り憑けないのよね」
京太郎「だからって、逆恨みもいいとこだ……部長のお腹には新しい命もいるのに……」グッ
巴「それは聞かなかったこととして。で、こちらとしても強い怨念を祓うには相当な覚悟を決めてやらなくちゃいけないわけです」
久「それじゃあ祓ってもらう事は出来ないわけ?」
霞「はるるは未熟だから見誤ってるけど、それは死者の念じゃない。でも私もこんな禍々しい念、見たことないわ……並の魂の持ち主じゃこれほどの念はかけられないわよ」
京太郎「そこを何とか、お願いします」
春「いくら出せる?」
久「え?」
春「お金がいる。普通の呪詛で50万円。これがボランティア価格。でもこれくらいの怨念になると」
巴「相場は3億円からになる」
京太郎「3億円!?ボッタクリじゃー!」
霞「あらあら、当然よ。下手すれば私達の半分は呪詛返しで再起不能になりかねないんだから」
久「そんなお金ないわよ……で、祓わなかったら?」
霞「おそらくあなた自身は半年。お腹の赤ちゃんは魂の防御力が弱いから、おそらくあと1週間持たないんじゃないかしら」
久「嘘……でしょ?」カタカタ
霞「で、どうします?あなた達に払えますか?」
京太郎(一人暮らしの部長はもちろん、俺だって3億円なんて金、逆立ちしても用意できない。)
京太郎(だが、そうでもしないと部長は……そして、俺達の子供は……)ギュッ
久「帰ろ、須賀くん。お邪魔しました。ごめんね、こんな話持ちかけちゃって」
部長の瞳から一筋の涙がこぼれた。俺のせいで、部長は呪われた。もしここで諦めてしまえば部長は……
春「……」ポリポリ
巴「……」
京太郎「払います。3億円。払いますとも!一生かけてでも!だから部長を!救って下さい……」
小蒔「その言葉が聞きたかったです」ガラッ
巴「姫様!?」
京太郎(うおっ!揃った!ここに永水三巨頭が……!この空間は今、間違いなく日本一のおもち密度だ…!)
霞「あらあら、小蒔ちゃん。盗み聞きは良くないわね」
初美「私もいますよー最初から裏で聞かせて頂きましたー」
京太郎(が…!また貧乳……!これ以上平均を下げないでくれ……というか、何だよあの巫女服の着方……いいのか?神への冒涜じゃあねぇの??)
初美「これくらい祓えなければ神代小蒔の名が泣きますよーねえ、姫様」
久「そうなの……?」
小蒔「はい。私は凄いんですよ?これくらい何とかしちゃいます!」
京太郎「天使や……天使がおる……!ありがとうございます、ありがとうございます!」ペコペコ
霞「でも小蒔ちゃん!その方法だと」
初美「簡単ですよー竹井さんに憑いてる怨念を一度姫様が引き受けて、姫様の中の九面で毒を弱めますーその姫様を倒せばいいだけですよー」
春「そんな方法が……」
巴「でも誰が倒すんです?当然そこにリスクは」
初美「そこにいるじゃないですかー張本人が」
京太郎「え?」
小蒔「はい。一生かけて祓うって……素敵な言葉。竹井さん、愛されてるんですね」
久「……///」
小蒔「須賀さん、と言いましたね?私と……一勝負。一生かけて祓うという覚悟。見せてくれますよね?」
京太郎「え?」
こうして俺は神代小蒔さんと打つことになる。部長を救うため。全ての過去に決着をつけるため。未来をこの手で掴むため。
そして、小蒔さんの裸を拝むため。
だが、言うまでもない。敗北のリスクはそれまでの比ではない。文字通り、俺は一生を賭けてこの勝負をすることになったのだった……
初美「ルールはあなたが怨念の主に勝ったという脱衣麻雀ですー」
初美「姫様に勝てば、姫様の中で一旦引き受けた怨念は消滅するですよー」
初美「でももしあなたが負ければ……当然、魂の防御力が下がるわけですからーこの怨念はあなたに飛びかかるですよー」
京太郎「ゴクッ」
霞「姫様の中の九面との闘いを経験して、謂わば耐性化するわけですから。あなたに移った念を祓う術は今の神境にはありません」
春「超ド級のリスク……でも、この方法なら私たちは安全。竹井久も助かってみんなが幸せ」ポリポリ
巴「考えたわね、姫様」
初美「考えたのは私ですよー!」
京太郎(敗北にリスクはつきものだぜ。それを今更どうこう言うほどヤワじゃねぇ。むしろ脱衣麻雀なら、俺の得意分野。そして、勝てば小蒔さんのを……)
京太郎「うおおおっ!!!絶対勝つ!絶対!」
巴「気合入ってますね」
初美「そりゃそうですよー愛する人を救うためですからー」
小蒔「では準備出来ました。卓に付いて下さい」ガラッ
襖の奥から小蒔さんが出てきた。部長は別室でこの勝負が終わるまで眠っているらしい。
京太郎(胸!谷間が……凄い!おほぉ~~~!小蒔さんと同卓出来るなんて……生きててよかった…!)
京太郎(今までの相手の中で文句なしのナンバーワン!強いて言えば、ここにいる石戸霞という最強のおもちと戦いたかったが……贅沢は言えねぇ。勝つ!ゼッテー勝つ!)メラメラ
小蒔「……」スゥ
霞「いきなり眠ったわね。これは相当厳しい勝負になるんじゃないかしら」
春「あの状態の姫様は三人で相手しても苦労する」ポリポリ
東1局
↓1 コンマ1桁
4-5:満貫 6-7:跳満 8-9:倍満 0:三倍満
1-3で小蒔満貫和了 ※ゾロ目で役満(一撃必殺!)
偶数:小蒔 奇数:京太郎
小蒔「ロン(物理)!」ドシュッ
京太郎「ぐはっ!この精神のビジョン……!懐かしいぜ……肉体に直接響きやがる」ハァハァ
京太郎「満貫っすね。それじゃあ1枚」ヌギヌギ
京太郎(いつも靴下から脱ぐのは芸がないから、今日は上の学ランからだ!)
京太郎(まだ安全。ただ超高火力で打ち合う脱衣麻雀は例えるならベタ足のインファイト……!)
京太郎(役満という爆薬の存在は常に意識しないといけねぇ…だから油断は大敵!)
京太郎「では東2局!」
東2局
↓1 コンマ1桁
4-5:満貫 6-7:跳満 8-9:倍満 0:三倍満
1-3で小蒔満貫和了 ※ゾロ目で役満(一撃必殺!)
偶数:小蒔 奇数:京太郎
京太郎(小蒔さんの装備は足袋2足と袴、白衣……下はどうしてるのか知らんけど)
京太郎(巫女さんは基本ノーパンって聞いたことがあるぞ…!)
京太郎(守備力の薄い相手だ。まずは倍満。この手を育てて、倍満を和了りきる!)
小蒔「……」ゴゴゴゴゴ
霞「っ!まずいわ!思ったより、怨念の力が強いッ!」
春「溢れ出るパワー……間違いなく上位能力者の念」
京太郎(この時、俺は小蒔さんを見た。そこにいたのは眠っている小蒔さんではなく)
京太郎(鬼だった。角を生やし、牙をむき出しにして、俺をじろっと見つめていた)
京太郎(手が止まった。背中を冷たい汗が伝う)
京太郎(予感がある)
京太郎(この時、俺は何を切っても)
京太郎(和了られる)タンッ
小蒔「ロン」ポヨンッ
初美「純正九蓮宝燈……初めてみましたー……」
京太郎(詰んでいたんだ。初めから。俺の手は清一色一直線で……あふれる牌は全て当たり牌)
お経が遠くから聞こえてきた。生臭い匂いがして、俺はふと周りを見た。
永水の面々は静かに席を立って部屋の外に出た。
お経は一層強くなった。
俺は服を脱ぐ。全て脱いで裸で鬼の前に立った。
鬼は笑っていた。
鬼の顔に見覚えがある。俺が地獄に突き落としたあの人。長野の山中で、ゴミのように扱った、あの人。
あの人はまだ、あの小屋に吊るされている。
鬼がゆっくり俺の方へやってきた。
俺一人犠牲になって罪を贖えるのであれば、それは安いことだ。この時、そう思ったのは大きな間違いだった。
鬼が抱きついたと思ったら、体が燃え始めた。
熱い。熱い!熱い!
京太郎「誰か水!水を!水をかけて!」
藍色の炎に包まれ、俺は絶叫した。息をすることさえ出来ない。でも意識ははっきりしている。
目の前に小蒔さんが立っていた。小蒔さんは深々と一礼した。
小蒔「この炎が消えるまでにかかる時間は大山を百年に1度だけ毛筆でこすり、その山が完全に摩滅するまでの長さ、と言われています」
それから小蒔さんは祈りの言葉を唱え始めた。
俺は骨を焼く、軋むような痛みに必死で堪え、その祈りの言葉に耳をすませた。
だんだん、だんだん、その祈りも遠のいていく。
頼む。祈り続けてくれ。俺のために……痛くて痛くて、耐えられそうもない。
それからどれくらい時がたっただろうか。どうして俺がこんな目に会っているかも思い出せなくなるほど、時間が立った頃。
燃え盛る俺の目の前に、彼女が立っていた。
京太郎「すみませんでしたね、菫さん」
菫「……許して欲しいか?」
京太郎「……許してください」
菫「許してほしいか?」
京太郎「許してください」
菫「そうだな」
↓1 どうするッス?
A:許す
B:許さない
後日譚
京太郎「ハッ!」
みーん……みーん……
蝉が遠くで泣いていた。
京太郎「おれ……」ポロポロ
涙が止まらなかった。
久「あ、おはよ」
枕元に部長が座っていた。
なんだかとっても怖い夢を見ていたんだ。
京太郎「ここ……どこ?」
日本家屋。夕暮れなのか、少しだけ涼しい。
久「小蒔ちゃんに甘えて、泊めてもらったじゃない。須賀君が疲れて寝ちゃったから」
京太郎「早く帰ろう!長野へ!……菫さん、菫さんを……!返さなきゃ!」
久「は?何いってんの?菫って……弘世菫?あなた弘世菫と知り合い?」
京太郎「部長、忘れたんですか?正気ですか?俺達、菫さんを小屋の中で……何度も、何度も……泣きわめくあの人を……ああっ……許して下さい、許してください」ブツブツ
久「よっぽど怖い夢、見てたのね……よしよし、よしよし」ナデナデ
初美「もっとゆっくりしていいんですよー」
久「ごめんなさいね、学校もあるし」
京太郎(あれは夢。夢だったんだぁ……良かった)
巴「それじゃあまた鹿児島でお待ちしてますね」
久「次は長野に遊びに来てよ。おもてなしするわよ」
春「是非……」ポリポリ
霞「あらあら、楽しみだわ」
京太郎(うひょー!!このおもちを拝めただけでも、鹿児島に来た甲斐あったぁ~!眼福、眼福)ウキウキ
小蒔「それじゃあお気をつけて」
久「うん。ありがとう。色々お世話になったわね。ほら、須賀くんも頭下げなさい」
京太郎「ありがとうございました」ペッコリン
京太郎「そういや部長、何で俺達鹿児島に来たんでしたっけ?」
久「は?どうしちゃったの、あなた」
京太郎「いやー……うーん、霞さんと小蒔さんと春ちゃんのおもちしか記憶にねぇ……」
久「馬鹿っ」
京太郎(何だったんだっけ……ホントに……起きたら弘世菫がどうのって言ってたらしいし。よっぽど溜まってんのかな、俺)
久「私の安産祈願よ……酷いわね、一緒に手を合わせたじゃない」
京太郎「あっ!ああ~~」
京太郎(そういやそうだった!というか、マジでどうしよ……そっちの心配も……)
久「……でも帰ったら別の神社でお祈りしましょ」
京太郎「はあ」
久「ちょっと縁起悪いわよ、あの神社。ずっと線香焚いて、匂いついちゃったわ」
京太郎「そういえば、そんな匂いしますね」クンクン
久「あなたもずっと小蒔ちゃんみて鼻の下伸ばして馬鹿みたいだったわ。帰ったら徹底的に絞ってやるから」
京太郎「ひえぇ~~」
……
霞「……おかえり頂けたみたいね」
初美「はるるー、塩ですよー」
春「わかった」パッパ
巴「もう呼んじゃ駄目よ、春。ウチはあの手のモノはお断りしてるんだから」
春「反省する」
小蒔「……すぅ、すぅ」
霞「ホラ、小蒔ちゃんも疲れて寝ちゃったわ。さ、さっさと片付けてみんなで温泉入りましょ?」
初美「温泉バンザイですよー!」
カン!
京太郎(相変わらずの露出だな~)
一「で、おとーさんがこさえた借金を返すためにボクはとーかに売られたんだ。ボクのおとーさんはマジシャンで」
一「ねえ、須賀くん、聞いてる?」
京太郎「いい尻してますね~」モミモミ
一「ヒャッ♥やめてよ……んっ♥」
京太郎「手品ってこっちの穴も使うの?」ズポッ
一「んんっ♥使わないよっ……」
京太郎「中に牌隠したり出来そうだけどな~」ヌチュヌチュ
一「やめっ……♥つ、着いたよ……ここが待ち合わせのお店っ……♥」
京太郎「普通のファミレスっすね」
一「はぁ、はぁ……もう好き勝手してくれちゃって……お客も少ないし、商談にはもってこいだよ」
京太郎(龍門渕家との因縁。一さんを奪ってから、俺と龍門渕家は対立関係にあるが)
京太郎(俺は一さんを通じて龍門渕家にコンタクトをとっていた。次の勝負は沢村智紀と)
京太郎(脱衣麻雀をせっかくするんだ。おもちな相手とヤりたいのは男として当然の要求)
京太郎「で、智紀さんは」
ハギヨシ「お待ちしておりました、須賀様」
京太郎「あ、ハギヨシさん。その節はどうも」
京太郎(まあいきなり相手は来ないか。まずは勝負の調整。ルールや場、アンティの確認など事細かに詰めなければいけない)
京太郎(ハギヨシさんなら話は早いな。昔、タコスの作り方をマンツーマンで教わった。俺の兄貴分みたいな人だ)
一「とーかは元気?」
ハギヨシ「ええ。ただ嘆いております。国広様がそちら側につかれた事を」
一「ごめんね……負けちゃったら仕方ないんだよ……」
京太郎「で。龍門渕透華は当然、一さんを取り戻すために次の勝負を希望しますよね?」
ハギヨシ「その通りでございます、須賀様。」
ハギヨシ「我が主、龍門渕透華から命を受け、次の勝負は不肖この私がお相手させて頂こうと――」
京太郎「ファッ!?それは断固拒否ッス!」
京太郎(尻の穴にツララを打ち込まれた気分だぜ……!今のハギヨシさんの眼光……!まさか、あっち系なのか!?そうだとしたら、距離をとらなくちゃ!)ササッ
ハギヨシ「つれないですねぇ」
一「ハギヨシさん、残念だけど須賀君はともきーじゃないと相手しないよ」
ハギヨシ「しかし透華お嬢様も私以外は差し出す予定はないと」
一「どうする、須賀くん?とりあえずハギヨシさんに勝って、また勝負の舞台を整える?」
京太郎「だけどもし負けたら……!」
ハギヨシ「それはいつもの感じで……んっふ」
京太郎「ハイリスク・ノーリターン!この話はなかったことに……!」
京太郎(流石に処女を賭けるのは重すぎます…)
ハギヨシ「……仕方ありませんね。そこまで仰られるのであれば、私に考えがないわけではない」
ハギヨシ「須賀様に我が主龍門渕透華のために、狩って欲しい相手がいるのです」
ハギヨシ「その相手を屈服させる事ができれば、次は私が責任を持って沢村智紀との一席を用意しましょう」
京太郎「その相手とは?」
ハギヨシ「清水谷竜華」
京太郎「大阪初めてだぜ……!ここが道頓堀かー」
一「すっかり観光気分だね」アハハ
京太郎「楽しまなきゃ損ですよ……中々遊びに来れないですからね。一さん、とりあえず新世界でお好み焼き食べにいきましょうよ!」
ハギヨシさんが用意したクエストは、「清水谷竜華をハントせよ」
一さんに詳しい事情を聞くと、龍門渕透華は名前が似ていて尚且つ最近自分より目立っている竜華さんの事が許せないらしい。
一「実際のところ龍門渕家の関西制覇のための足掛かりだろうね」モグモグ
京太郎「やっぱ大阪は粉もんでんがな」モグモグ
一「前々から計画はあったんだけど、龍門渕家の従者で清水谷さんほどの実力者を倒せる人はいないから……必然的に透華か衣がやらないといけないけど、それはリスクが高すぎるって事で見送られてきたんだ」
京太郎「で、俺ですか?」
一「うん……勝てばよし。負けてもよし。ハギヨシさんはしたたかだよ」
京太郎「しかし大阪での竜華さんの人気は凄いみたいですね。デイリー麻雀でも次のドラフトの大目玉として一面で特集組まれてるし」
京太郎(よく考えず二つ返事で受けちまったけど……顔良し・おもち良し・ふともも良し!最高なんだよなぁ)
一通り大阪観光を終え、その日の夜に俺と一さんは勝負の舞台となる千里山の料亭に足を運んだ。
長野人の俺と一さんがこうして楽しく大阪観光が出来たのも、この勝負が終わるまでの安全が清水谷家によって保証されているからだ。
竜華「お待ちしていました、清水谷竜華です」
京太郎(すっげー美人……というか、なんだあの制服!?谷間に穴が空いて……あそこから挿れろって事か?そういうことだよなぁ!?)ムクムク
一「勝負の決めは事前に調整したとおりで良いんだよね」
怜「竜華……どうしても受けるん?」
竜華「しゃーないやん。清水谷の女が売られた喧嘩を買わん訳にはいかんし、他所もんにこれ以上ウチのシマ荒らされるのもなぁ」
京太郎(膝に侍らすのは……園城寺さん!雑誌ではいつも竜華さんの後ろに隠れているけど、こちらもなかなかのものをおもちで……できればセットで頂きたいけど、それは無理だった……)
怜「竜華。負けたらウチが仇とったるから安心して」
竜華「アホ、負けんって。怜は心配性やなぁ」ナデナデ
セーラ「おい、龍門渕。確認するでー。この勝負に負けたらあんさんらの名古屋の利権は放棄、そして西から全面撤退。ええんやな?」
一「うん」
一(須賀君。この一件はとーかは承知してないよ。一応、ボクの独断って事になってる。だから負けてもとーかは知らぬ存ぜぬで通すだろう。)
一(負けたら骨を拾う人はいない。ボクもあなたも、タダじゃすまないよ)
京太郎(が、ここで勝てば開ける……!大阪開拓の道が…!それに竜華さんを…!)
何かを得るためには何かを捨てなければならない。清水谷竜華という極上の女を脱がせるためには、己の命を賭けるなど些末なリスクに思える。
だがこの時、俺は甘くみていたのだ。敵地で打つ脱衣麻雀の危険を。そして、関西を支配する清水谷家の闇の力を……
東1局は静かに始まる。
京太郎(さて……相手の装備をまずは確認。長めの白いソックスに、千里山の制服……上下ネクタイ、ベルト、そして下着と言ったところ)
京太郎(防御力はやや高めだな。これは倍満3発は必要かもしれねぇ)
京太郎(俺も手段を選ばず、中にしっかり着込んでいる。この勝負、長期戦になりそうな予感があるぜ)
竜華「ふー……」キュイイイン
一(出た!いきなり最高状態だ!相手もしっかり準備してきている…!大丈夫?須賀くん!)
怜「ほっ。安心したわ。この状態の竜華は強い」
京太郎(最高状態が何だろうが関係ねー!俺はいつでもトップギアだ!)
東1局
↓1 コンマ1桁
4-5:満貫 6-7:跳満 8-9:倍満 0:三倍満
1-3で竜華満貫和了 ※ゾロ目で役満(一撃必殺!)
偶数:竜華 奇数:京太郎
京太郎「ツモッ!満貫です!」パタッ
一(まずは1つ。というか、凄いな……清水谷竜華から満貫を和了るなんて)
竜華「はい」点棒ジャラ
京太郎「ウェイウェーイ!点棒はいりませーん!さあ、1枚!1枚!」ハァハァ
竜華「わかってるって。まずは靴下で……ええんかな?」ヌギッ
怜「竜華の生足……」ハァハァ
セーラ「あんたが興奮してどうすんねん!」
京太郎(こと脱衣麻雀において満貫はゴミ手。勝負が長引けば長引くほど、場に力がたまり、役満が出やすくなる……速攻で決める!次は倍満こい!)
竜華「さて……ウチも気合い入れていかんとな」パシパシ
東2局
↓1 コンマ1桁
4-5:満貫 6-7:跳満 8-9:倍満 0:三倍満
1-3で竜華満貫和了 ※ゾロ目で役満(一撃必殺!)
偶数:竜華 奇数:京太郎
竜華「ロン!8000や」
セーラ「よしっ!流石竜華や!」
京太郎「では学ランを」ヌギヌギ
京太郎(まだ痛くねぇ。序盤はお互い様子見のジャブってところか)
京太郎(ここからだ!応えろ!麻雀の神よ!)
東3局
↓1 コンマ1桁
4-5:満貫 6-7:跳満 8-9:倍満 0:三倍満
1-3で竜華満貫和了 ※ゾロ目で役満(一撃必殺!)
偶数:竜華 奇数:京太郎
京太郎(さて……ここが勝負どころ……配牌は良し!)
竜華「あっ」
京太郎「ん?」
竜華「なんかゴメンな……和了ってたわ」パタパタ
京太郎「う、嘘……だろ?」クラッ
怜「竜華ぁ!大好きやー!」ギューッ
竜華「と、怜///そんなくっつかんといて///」
一「あ……ああっ……そんな……須賀くん……」カタカタ
セーラ「天和とは驚いたなぁ」
京太郎(嘘だろ!?何でこんな事が俺の身ばかりに……)グニャ~
京太郎「の……ノーカン!天和はノーカン!邪道!脱衣麻雀で天和は邪道…!」
京太郎(100円入れてワクワクしてるところ、何も出来ず天和とかねーわ!このクソゲーが!)
竜華「いや、だからごめんなぁ」
怜「さ、敗者はとっとと脱ぐんやで」
セーラ「ガタガタ吐かすなボケ!役はインハイに準じるって、決め忘れたんか?あ?」
京太郎「く、くぅ~~~」
一(弱すぎるよ……こんなのに負けたボクって)
CONTINUE?
YES/NO
↓1
竜華「はー、それにしてもつまらんなぁ、手応えなくて」
怜「やっぱ長野の田舎モンはあかんな」
セーラ「根性ないねん、長野人は」
京太郎(ぐっ……なんだか……長野のみんなを馬鹿にされた気分だじぇ)
怜「じゃあ早く脱いでお開きにして。竜華ぁ……強くて素敵やで」
竜華「怜はかわええなぁ」ナデナデ
怜「んっ」
京太郎(でも、負けは負け……脱がなくてはいけない……悔しいっ!何も出来ず、馬鹿にされて……素っ裸にされちまうなんて……)
一「待って、須賀くん」
京太郎「一さん?」
一「みなさん。もしよければボクの裸で勘弁してください」ヌギヌギ
竜華「あん?」
そう言って一さんは裸になった。
セーラ「もともと素っ裸みたいなもんやろwww」
怜「脱ぎたがりやwwww」
一「芸をします。もし喜んで頂けたら……お情けで泣きの一戦。もう一度、ボクのご主人様と一勝負……お願いします」ドゲザ
セーラ「どうする?竜華?」
怜「ま、見るだけみようやwwwせっかくやってくれるん言うとるし」
竜華「せやなぁ」
京太郎「一さん…!」
テンテンテンテケテン
軽快な音楽に合わせて一さんは踊り始めた。
一「あそれ!それ、それそれそれ」
怜「おおーっ」
恥ずかしげもなく腰を振り、体を使って踊っている。
一さんは裸でどじょう掬いを踊り始めた。
俺は唇を噛み締め、その後ろで必死に堪える。
セーラさんが大笑い。怜さんも拍手喝采だ。
俺のために、一さんは恥を捨てて全力で踊っていた。
俺が弱いばかりに、一さんが、女として最も見られたくない部分をさらけ出しながら、股を大きく開いてドジョウを掬う真似事をしている。
暴れたドジョウが服の中に入ってきた、というパントマイムで、一さんは自分の膣に指を入れ、そこからドジョウ出す、という手品も披露すると、怜さんは爆笑のあまり過呼吸になりかかっていた。
セーラ「どうするwww竜華wwwもうここらで許してやらんかwww」
怜「せやせや、こんなんウチは絶対無理やでwwwこれするくらいなら死ぬわwww」
竜華「……」
一「以上、国広一のどじょう掬いでございます」ペッコリン
↓1 コンマ50以上で竜華笑う
竜華「……ぷっ」
竜華「あはは……ははは」
竜華「ひぃー……久しぶりに大爆笑、満点大笑いやわ~」
一「……」
竜華「一ちゃん、ええなあ、龍門渕やめてウチこーへん?」
竜華「千里山はおすましちゃんばっかりでこういう宴会芸できる娘、一人は必要やで」
セーラ「俺が1年の頃は先輩らにやらされたけどな、裸踊り。最近じゃセクハラなるって、監督から厳しく禁止されとるし」
怜「この前泉にやらそうとしたら、訴えますよ?って真顔で言われて白けてたやんセーラw」
セーラ「あの後しばき回したけどな」
一「もし……次の勝負、須賀京太郎が負ければ……ボクは一生清水谷家に仕えます」
京太郎「一さん…!そんな事言って!」
一(勝ってよね、須賀くん。負けたらボク、一生竜華さんのご機嫌取りだよ)
竜華「あはは……まあ一ちゃんに免じて、ええよ、須賀くん。さっきの天和はなかったことにして……東3局から再開しようやないか」
京太郎(一さんが体を張って手に入れた千載一遇の好機……これを活かさなければ漢じゃねぇ!)
こうして俺は再び卓に付く事ができた。この勝負、勝ったら一さんにお礼をしなくちゃ。もう少し暖かいお洒落な服でも買ってプレゼントしよう。負けられない。一さんのためにも。
この時、俺の中で何かが燃えていた。
東3局
↓1 コンマ1桁
4-5:満貫 6-7:跳満 8-9:倍満 0:三倍満
1-3で竜華満貫和了 ※ゾロ目で役満(一撃必殺!)
偶数:竜華 奇数:京太郎
竜華「ツモ!満貫や」
京太郎(がっ……がっ……完全に流れは竜華さん……!)
京太郎「それじゃあ、靴下1枚……」ヌギヌギ
京太郎(何とかこの流れを断ち切らないと)
京太郎(それに長引けばまた役満の恐怖に怯えなくちゃならねぇ)
竜華「ほな東ラスやでー」
東4局
↓1 コンマ1桁
4-5:満貫 6-7:跳満 8-9:倍満 0:三倍満
1-3で竜華満貫和了 ※ゾロ目で役満(一撃必殺!)
偶数:竜華 奇数:京太郎
竜華「ボボォン 満貫や」
怜「流石竜華や!」
京太郎「くっ……これで靴下2枚目も……」ヌギヌギ
一「大丈夫?須賀くん」
京太郎(東場はいいところなかった……だが南場で風が変われば……!チャンスは来る!)
京太郎「それじゃあ南一局。俺は勝つぞ、見ててくれ、一さん!」
東1局
↓1 コンマ1桁
4-5:満貫 6-7:跳満 8-9:倍満 0:三倍満
1-3で京太郎満貫和了 ※ゾロ目で役満(一撃必殺!)
偶数:竜華 奇数:京太郎
京太郎(竜華さん……まだ脱いだのは靴下1枚だけ)
京太郎(素の雀力では圧倒的に勝り、ここぞというところで役満を引く天運も持っている)
京太郎(だがあなたは……あそこで俺を殺しておくべきだったんだ)
京太郎(あなたの敗因は、俺が弱すぎた、という事)
京太郎(俺は弱い。だから、隙が生まれる。ありがとう、一さん。あなたが体を張って作ってくれたチャンス…!俺は活かしたぞ!)
京太郎「ツモ!ツモ!ツモ!」パタッ
怜「なんや、和了っただけでそんな喜んで……喜んで……?え?」
京太郎「小四喜です!くぅ~~~!やっぱやめられねぇぜ!役満の超火力っ!」
一「須賀くん…!」
京太郎「一さん、ありがとうございます、ありがとうございます…!あなたのおかげで俺は……!」
竜華「うそ、やろ……」カタカタ
京太郎「ところがどっこい、これが現実!役満のチャンスは皆平等にある……!あなただけのものじゃないんです!」
京太郎(ああ~~!ついに竜華さんの生乳を…!夢にまでみた竜華さんの生乳だ…!)
怜「ちょっと待てや!ウチが……ウチが脱ぐから……竜華は堪忍して」
京太郎「あ?」
竜華「怜!」
怜「こっちはお情けでアンタにチャンス与えたんやから……ええやろ?」
京太郎(怜さんの裸……)ゴクッ
京太郎(竜華さんに負けず劣らずの良いからだしてるんだよなぁ)
一「須賀くん。駄目だよ。次、君が勝てる保証はない。おそらく、次の勝負になったらもう竜華さんは容赦なしで来ると思う」
一「そうなったら勝てるの?せっかく掴んだチャンスを一時の感情で」
京太郎「が……!怜さんの裸は……!」
竜華「セーラ!怜を連れてはよ帰り!……見られたくないわ、ウチが……怜以外に裸を見せる姿」
セーラ「竜華……わかった。仇はとったるから」
京太郎(バーカ!俺はもう貧乳と脱衣麻雀はしないんだよ!世は大巨乳時代。貧乳に生きる価値なし!麻雀を打つ資格なし!)
怜「セーラ……!でも、それじゃ竜華が」ゴンッ
怜「……ガクッ」
セーラ「峰打ちや。竜華、すまんな。俺らが調子に乗ったばっかりに……おい須賀ッ!」
京太郎「は、はい!」
セーラ「次、西で打つ時はもう甘ないで。そして竜華を泣かせるような事があれば……戦争や、全面戦争や~~!」
京太郎(江口セーラってこんなキャラだったっけ???)
セーラさんは怜さんを担いで部屋から消えていった。
京太郎「竜華さん、それじゃあ邪魔者も消えたことだし」
竜華「うっ……」
京太郎「おほ~~!」
竜華「み、見んといて……そんなジロジロ……」
竜華「これで最後の一枚……」ヌギヌギ
竜華「んっ……これでええんか?」
京太郎(何と言ってもその大きなおもち!そしてくびれた腰-尻-太ももの流線形!今まで見た女の中で文句なしのナンバーワンっすわ)
京太郎(勝ててよかったぁ~!)
一「ふー……これでとーかに顔向け出来るよ」
竜華「も、もう着てええやろ…?いい加減風邪引くわ」
一「どうする?須賀くん。ボクは裸踊りさせられたんだけど」
竜華「そ、それは一ちゃんが勝手に!」
京太郎「そうっすね。屈服の証を残さないと、りゅーもんさんも納得しないだろうし」
竜華「逆らわん!もう、逆らわんから!ええやろ…?これで堪忍してぇ」
京太郎「うーん」
↓1 オヤビン、どうするッス!
A:宴会芸の刑
B:搾乳の刑
C:その他自由の刑
D:許す
京太郎「怜さんを差し出すなら許してあげます」
京太郎(前はゆみさんでうまくいったからな!今回も)
竜華「ならええわ、別に許さなくて」
京太郎「は?」
竜華「そもそも怜はセーラに任せたし、安全やろ。好きにしてええよ」
竜華「清水谷竜華を舐めんなや。己の身の可愛さで親友差し出す程落ちぶれてないで!ボケ!」
京太郎(開き直られた……というか裸にひん剥いても強気なのは流石千里山の大将)
一「あちゃー……」
京太郎(二匹目のドジョウはいなかったか)
京太郎「ん?好きにして良いんですね?」
竜華「……」ギロッ
京太郎(目、こわっ!これ下手したらまた怨念かけられるやつだ……ど、どうしよ……)
京太郎(もうちょっとマイルドなやつで頼むぜ!)
↓1 オヤビン、どうするッス!
A:宴会芸の刑
B:搾乳の刑
C:その他自由の刑
D:許す
京太郎(でもその反抗的な目……逆にそそるぜ)ギンギン
竜華「……」ギロッ
京太郎「ふー……仕方ありませんね。なら怜さんの分も竜華さんが満足させてくれるって事っすよね?」
竜華「どうせ粗チンやろ、長野人なんて。ウチを満足させられるかなぁ?」
京太郎「……」ヌギヌギ
竜華「あっ」
京太郎(雄のシンボル……勝てば勝つほど、強く逞しくなるのはホルモンの関係だろうか)
京太郎(これまで色んな相手とヤッた。部長、一さん、ゆみさん……その積み重ねが今の俺の自信に繋がっている)
竜華「嘘……」カタカタ
京太郎(長野を馬鹿にするこの女を許しちゃおけねぇ!)
京太郎「ふーっ、ふーっ……竜華さん。勝負です。根を上げるのはどっちが先か……夜は長いですよ」
~~~
竜華「ひーっ!ひーっ♥んんっ♥」
京太郎「あぁ~~」ズッポズッポ
竜華「あかんっ♥あかんっ♥そんなぁ~~イクっ♥イクからっ♥」
京太郎「ふぅ、ふぅ」ズポズポズポ
竜華「やっ♥やっ♥やぁ~~~♥♥♥♥」
京太郎「顔隠さないで下さいよ。可愛いなあ、竜華さんのイキ顔」
竜華「み、見んといてぇ」ビクッビクッ
京太郎(そもそも脱衣麻雀で負けて、魂の敗北を認め済みの竜華さんが俺のちんこに勝てる訳がないのだ)
京太郎「はぁ~~!気持ちいい~~!ふぅ、ふぅ」ヌプヌプ
竜華「今駄目っ!あかんって!イッた!イッたのにぃ~~♥」
京太郎(ほんとイイ体してるわ……これで今までレズだったってのがもったいねー)モミモミ
竜華「あんっ♥あっ♥あっ♥」
京太郎(おもち柔らかいっ……!でかくて、揉み応え抜群で…!それを楽しみながらよく締まった膣を堪能…!ダブルで最高!)ズプズプ
竜華「あぁ~~♥ああぁ~~♥」
京太郎「どうっすか?竜華さん!?満足してますか?」パンパン
竜華「くっ♥くぅ~~♥言わなくてもっ♥わかるやんっ♥んっ♥」
京太郎「怜さんとどっちがいい?」パンパン
竜華「んっ♥知らないっ♥知らないからっ……んっ♥」
京太郎(屈服させてやる!ちんこに屈服するまで調教だ!)パンパンパンパン
竜華「おほぉ♥いややっ♥いやぁ~~♥」ビクンッビクンッ
京太郎「うっ!(背中のけぞってっ……くっ)」
のたうち回ろうとする竜華さんを上四方固めで押さえつけ、落ち着くまで抱きしめた。
竜華「はぁ、はぁ、はぁ……はぁ~~~♥」
京太郎「それじゃあ動きますよ」ヌッチュヌッチュ
それからゆっくり抽送を再開すると、竜華さんは目を見開いて……
竜華「もうっ♥堪忍してぇ……♥ウチの負けでええから……♥」
京太郎「フンッ!」ズッポズッポ
竜華「いややぁ♥またイク!イクっ♥イクっ♥」
京太郎「オラ、イッちゃえ!イケ、イケ!」ズッポズッポ
竜華「あっあっ♥あんっあんっ♥あんっあんっあっ♥」
狂ったように喘ぎ声が部屋に響き、竜華さんはしばらくしてまた足をつっぱらせて達した。
意識はないのに腰を浮かせて、搾り取ろうと膣を締め付けてくる。
京太郎「ううっ!くっ!」
竜華さんの全身全霊の攻撃を耐えしのぎ、俺はまた竜華さんが意識を取り戻すまでそのおもちをしゃぶり、揉みしだく。
京太郎(最高のおもちだぜ……乳首もビンビンに固くして……こんな最高の女、他にいねぇよ)
京太郎(あ~、最高!麻雀で勝って、逆らえない竜華さんを手篭めに……!)
竜華「はぁ、はぁ……ウチ……」
京太郎「よーし、じゃあもう1セットいきますよ~」
竜華「あっ♥も、もう駄目っ!駄目や……認めるっ!認めますっ!」
京太郎「何を?」グイッ
竜華「~~~っ♥負けっ♥負けたからっ♥ウチの負けでええからっ♥」
京太郎「はぁ~~当たり前の事言ってんじゃねぇ!お前は負けたんだよ!長野の田舎者に!」
竜華「ううっ……ごめんなさいっ、ごめんなさいっ♥」
京太郎「ふーっ、ふーっ……じゃあ動くぞ」ジュップジュプ
竜華「おっ、おっ、おおおっ♥お~~♥」
京太郎(分からせてやるぜ、竜華さん。骨身に教え込んでやる、俺のちんこにアンタは負けたんだって事を!)
京太郎「ううっ~~!うおおおっ!!!!」パンパンパンパン
俺の限界までの腰振りラッシュで、竜華さんは振り落とされないようにがっしりしがみついてきた。
竜華「あっ♥あっ♥あっ♥ああぁ~~イク~~!オメコ、イクっ!イクイクイクっ♥」
京太郎「くっ……もうっ……限界っ!」ドピュドドドッ……
竜華「ああぁ~~♥はえぇ~~~♥んっ♥」ビクッ
京太郎「ふー、ふー、ふーっ」ドプッドプッ
竜華「はあーっ、はあーっ、はーっ」ビクッビクッ
京太郎「ううっ……うっ」ドピュ
竜華「ううぅ~」プリッ
京太郎「ん?」
竜華「んんっ~~んっ♥」プリプリ
京太郎「竜華さーん……色々緩めすぎですよ……」
竜華「ふーっ、ふーっ、ふーっ」
膣の力を締めすぎた反動か、竜華は最後に尻を緩め、中身を出した。
京太郎「よっこいしょっ」ズポッ
竜華「もっとやさしくぅ……抜いてぇ……♥」ビクッビクッ
京太郎「凄い光景だな……あの竜華さんが糞漏らして痙攣してるわ……写真とっとこ」パシャパシャ
大阪滞在の期限一杯までホテルでとにかく竜華さんを犯した。
竜華さんが降参して、泣きが入っても俺はひたすらセックスマシーンとなって竜華さんのを揉み、しゃぶり、突きまくった。
京太郎(部長、今頃何やってるかなー……)
竜華「あむっ……んっ、ちゅぷちゅぷ」
京太郎(結局最後までずっとホテルから出ずにヤリまくり)
竜華「れろっれろれろっ……はむっんっんっんっ」
京太郎(最後に竜華さんに跪かせてお口ご奉仕させてっけど……とりあえず屈服させられたのか?)
竜華「んっ、んっ」クポクポ
京太郎(とりあえずハメ撮りもたくさんしたから、これでもう逆らえないと思うけど)
京太郎「竜華さん。もう新幹線の時間ですから。いいですよ、離して」
竜華「んっ……んっんっ」クッポクッポ
京太郎「もう金玉空っぽだから出ませんって……」
竜華「んっーんっー」クッポクッポ
京太郎「はぁ~仕方ねぇなぁ……最後に出すからしっかり飲めよ!うっ」ドピュ
竜華「んっ♥ごくっ♥ありがとうございましたぁ」ポロポロ
竜華さんは嬉し泣きとも悔し泣きともつかない大粒の涙を流して床にへたりこんだ。
京太郎「竜華さん。もうアンタは強い女じゃなくて、ちんこにも負けるただの雌犬です。これからは変な気起こさないでおとなしくしていて下さいよ。そうしたら時々、揉みにきますから、そのおもち」
竜華「ううっ……」
京太郎(ここまでヤったらもう終わりだな、竜華さんも。精神の強さは麻雀に影響するから……男に負けて鳴いた女は二度と立ち上がれねぇ)
後日譚
長野に帰り、俺は一さんと街でお買い物デートの真っ最中だ。
正直、一さんの頑張りがなければ俺はあそこで負けて終わっていた。
京太郎「今日は何でもお申し付け下さい、お姫様」
一「とりあえずアイス奢ってよ」
京太郎「ははーっ」
京太郎(デートの時も相変わらずの長野スタイルなのね。誘ってるのか?誘っているんだよなぁ!?)
京太郎「でも今日は一さんのためにお洒落な服屋さんの情報を部長から仕入れてきました。こことか、結構今時の女子校生に人気らしいですよ」
一「ふーん」
京太郎「これとかどうっすか?少し大人っぽいデザインで……一さんに合うと思いますけど」
一「まあ須賀君がこういうの好きってのなら考えるけど、センスないなぁ」
京太郎「は?」
一「ほら、せっかく着るならあっちの方がいいよ!」
京太郎(こりゃまた布面積の少ない……服として売っていいの?こんなの??)
一「どうかな~これ新作だと思うんだけど……赤と青、どっちが似合う??」
カン!
ハギヨシ「見事な勝利、おめでとうございます須賀様。これで龍門渕家は西への橋頭堡を確保できました」
一「といっても関西は強いよ。まだ愛宕も荒川も健在だし。よそ者の龍門渕が力をつければ強い反発を生む」
京太郎「そんなことどうでもいいんです!はよ、沢村さんとの勝負を!」
沢村智紀さん。一見地味な彼女が秘める魅力。俺は見逃してはいない。龍門渕家で戦うに値するのは彼女しかいない。
ハギヨシ「もちろんです。約束を忘れたつもりはございません」
一「ハギヨシさん。本当にいいの?ともきーじゃもう須賀君には勝てないと思うけど。だってあの清水谷竜華に勝ったんだよ?」
京太郎「ぐへへ……もう俺は負ける気しませんよ」
ハギヨシ「しかし、とても大きな問題があるのです。実は沢村智紀はここ数日、ネットゲームのしすぎにより体調を崩し」
ハギヨシ「病院にかかったところ、ネトゲ中毒が疑われ現在東京の病院で精密検査の最中」
ハギヨシ「検査と治療が終わればすぐにでも手配致します。須賀様と沢村智紀の一戦は」
京太郎「は?」
一「それって具体的にいつになるの?」
ハギヨシ「医者の見立てでは全治半年、と。ただ、新しいゲームが発売される度に治療期間は伸びる場合がありまして」
ハギヨシ「いつ治るかは、保証しかねるとの事」
京太郎「おいおいおい―い!いくらハギヨシさんでもソレはない!俺との男の約束を破る気ですか!?」ドンッ
ハギヨシ「何も破るつもりはございません。ですが、今の沢村は傍から見ても心配になるほどやつれ、牌を握れない状態なのです。全力で治療を行いますゆえ、今しばらくお待ちを」
ハギヨシ「このハギヨシ、こと約束に限り虚偽は一切言いません。勝負は用意します。用意しますが……今回、まだその時と場所の指定まではしていない」
ハギヨシ「そのことをどうか須賀様も思い出して頂きたい。つまり……我々がその気になれば沢村との勝負は10年後20年後、ということも可能、ということです」
京太郎「……」ピキピキ
一「ハギヨシさん。見損なったよ……約束したよね?須賀君に。清水谷竜華を倒したらともきーと勝負を用意するって!」
ハギヨシ「ええ。約束は約束。このハギヨシ、必ずや守りますとも」
京太郎「帰るぞ!一さん!……戦争だ!それを言っちゃあ……戦争しかないっ……!」
ハギヨシ「須賀様。この地が誰のものか、少し頭を冷やして考えて頂きたい。ちゃぶ台返しの権利は強者にのみあるのです」
京太郎「……どういうことですか?」
ハギヨシ「透華お嬢様がその気になれば……あなたも、竹井様も長野には暮らせなくなる、という事。どうかその事をお忘れなく」
京太郎(ハギヨシさんの言っている事は悔しいが嘘じゃない。龍門渕家は長野の王。龍門渕の意向で知事が決まり、道路が走り、ビルが建つ。この地に住む以上、龍門渕家の力から逃れるのは不可能だ)
京太郎(かと言って竜華さんを頼って大阪へ?おそらく3日で俺は大阪湾の魚の餌だ。俺があの時、安全に大阪観光を出来たのも龍門渕家の力。あの地で長野人は歓迎されない)
ハギヨシ「どうぞお帰り下さい。帰り道には気をつけて……既に戦争は始まっているのですから」
京太郎「ぐっ……」
京太郎(結局、力なくしては交渉の卓にすらつけないのが世の定め。俺はまんまとタダ働きさせられたって訳か)
その帰り道。
京太郎「グハッ」
頭を突然バットで殴られたような衝撃が走り、俺は道に倒れ込んだ。
一「須賀!離せ!このっ……」
一さんの声が遠くに聞こえる。段々と意識が朦朧としてくる。
口を切ったのか、血の味がした。
俺は死ぬのか……
京太郎「うっ……ううっ……ここは……」
手足を椅子に縛り付けられ、俺はどこかの倉庫にいるようだった。
純「おー、目を覚ましたか」
目の前に背の高い男が立っていた。
純「俺は女だ!まあいいや。悪かったな、手荒な真似して」
京太郎「あなたは……」
純「俺?お前の味方みたいなもんだ。ここはどこかって?長野のどこかだな。場所は言えね―」
京太郎「一さん……一さんは!」
純「一の安全は保証する。安心しな。で、須賀。お前を攫ったのはわけがある。俺は井上純。一応、龍門渕家の人間さ」
京太郎「って事はハギヨシさんの…!」
純「勘違いしないでくれ。俺はアンタを守護るために攫ったんだ。もし俺が先に攫わなけりゃ、お前今頃長野の山中に埋められてたぜ?」
京太郎「ファッ!?」
純「龍門渕家も一枚岩じゃない。アンタを危険視する人間はたくさんいる。透華に仇成す前に始末してしまおうって派閥がいるんだ」
井上さんは俺のところまで目線を合わせ、目を見て語りかけてきた。
純「ちなみに俺は違うぜ。強いやつは好きだ。お前はまだ利用価値がある……そう思って攫ったのさ」
純「お前はそれをこれから龍門渕家に示す必要がある。そうじゃなきゃ、待っているのは死のみ」
純「断ることは出来ないぜ。竹井久がどうなってもいいんなら別だけどな……受けるか?一勝負。受けるならその拘束を外して連れてってやるよ。勝負の舞台へ」
否が応でも俺は断る事は出来ない。そこに恐ろしい罠が仕掛けられていたとしても。既に殺生与奪の権は握られている。
そしてこの勝負は俺がソレを再び己の手へ取り戻すための戦いでもあるのだ。
拘束を外され、その施設の一室で俺は数日間を過ごした。
連絡は遮断され、殺風景な部屋でやることと言えばゆみさんや竜華さんを思い出しながら耽るだけ。
純「なんかこの部屋イカ臭え」
京太郎「昼飯、イカスミパスタでしたから」
純「……今日の夜に決まったぜ。お前の価値を示すための一戦」
その晩、俺は井上さんに連れられて勝負の卓へと向かった。
アレクサンドラ「待っていたよ。君が須賀京太郎か」
黒いスーツを来た、年齢の分からない外国の女。
京太郎(胸にもお尻にも脂肪がない……まさかこの人が俺の相手?だとしたらガッカリ)
純「アレクサンドラ・ヴィントハイム。臨海女子の指導者だ。今回の相手は奴じゃない」
アレクサンドラ「そういうこと。私はもう卒業したのさ。自分で戦う、なんて馬鹿な真似。」
アレクサンドラさんは天井を見た。それにつられるように俺も顔をあげる。
京太郎(おほぉ~~~この人が俺の対戦相手…!)
明華「よいしょ。上から失礼。よろしくおねがいします」
純「須賀。勝てよ。勝って示せ。己の存在価値を」
京太郎(これは中々のおもち……足も綺麗だし……こりゃ当たりだ)
勝負の前に、井上さんとアレクサンドラさんが何やら話し合っている。
どうやらこの勝負、長野の利権を賭けた戦いらしい。有り体に言えば俺は龍門渕家の代打ちだ。この勝負で負ければ、長野の有望な人材の多くが東京や外国へ流出することになるそうだ。
そんな勝負なら透華さんや衣さんが打てばいいだろ?と思ったが、そうはいかないらしい。
アレクサンドラ・ヴィントハイムはそれほどまでに危険な女ということ。負けても後腐れのない俺を使うようだ。
俺は井上さんから既に確約を得ている。この勝負で俺が勝てば、俺を龍門渕家の食客として招き入れる、ということ。そして長野での安全を保証する、という龍門渕透華の誓約書も用意されているのだ。
明華「しかし脱衣麻雀という東洋の野蛮な文化はいまいち性に合いませんね」
アレクサンドラ「勝てよ、明華。そのために高い金出して雇ってるんだからな」
明華「……はい」
京太郎(インターハイで部長と愛宕洋榎さんを相手にプラスで立ち回る猛者……風神と呼ばれた世界ランカー……勝てるのか?俺に……)
こうして俺は明華さんと戦う事になった。負けたら俺の命は保証されない。勝つしかない。脱衣麻雀とはそういう戦い――
東1局
京太郎(脅されて打たされるってんであんまり気乗りしてなかったけど)
京太郎(明華さんが相手なら……俄然燃えてきたぜ!やっぱ西洋人は違うな……手足長すぎ顔小さすぎ!モデルみたい)
京太郎(こんな美女の裸とか、見るだけで一生の思い出になりますわ)
明華「それでは失礼しますね。LAAAAAAA!!!!」
明華「AH!Ca ira Ca ira Ca ira!!!」
明華「貴族を街頭に吊せ!貴族を縛り首にしろ!貴族を吊せ!貴族を縛り首にしろ!」
京太郎(なんだこい…この人。突然歌いだしたぞ!?)
アレクサンドラ「今日のルールは歌唱OK。何でもありのフリースタイルだからな」
純「気をつけろ須賀。インハイで歌えなかったこいつは例えれば50kgのリュックを背負ってマラソンしていたみたいなもんだ」
純「それでようやく対等……悔しいがそれが現実。世界の壁は厚いんだ」
東1局
↓1 コンマ1桁
4-5:満貫 6-7:跳満 8-9:倍満 0:三倍満
1-3で明華満貫和了 ※ゾロ目で役満(一撃必殺!)
偶数:明華 奇数:京太郎
京太郎(しかし、マナー違反だろ……対局中に歌うとか!)
明華(所詮島国の猿相手。負けることはないと思いますが、監督が警戒しろと言うので最初っから全力ですが)
明華(微塵も雀力を感じません。風は私に吹いている――!)タンッ
京太郎「ロン」
京太郎(力が漲るぜ。負ける気がしねぇ。竜華さんに勝った時からだ。見えざる何かが俺を導く)
京太郎(いつも部活だと、圧倒的なラス率を誇るこの俺が)
京太郎(異様なまでに……和了れる!感じるぜ!牌との一体感を……これが、牌に愛されると言う事…か?)
京太郎「四暗刻単騎待ち。ダブル役満だけど、サービスでシングル扱いでいいですよ」
明華「え……」
純(俺は間違っていたのか?この男はもしかして――取扱を間違えれば、龍門渕を滅ぼしかねない爆薬足りうるんじゃ)
京太郎「さ、早く脱いで下さい。気持ちいい~~!最高の気分っすよぉ!」
明華(嘘……何で私にこんな不運が…)グニャァ
純「それじゃあアレクサンドラさん。取り決めどおり、長野から撤退してもらいますよ」
アレクサンドラ「ああ、わかったよ……負けだ、負け。まさかこんな展開とはな……人選間違ったか」
明華「ま、待って下さい!!その……あなた方の目的はそれで達されたのなら……私が脱ぐ必要はもう、ないのでは……」
京太郎「は?」
明華「か、監督からも!」
アレクサンドラ「明華。もう明日から練習来なくていいぞ。それじゃあ後は若い連中でごゆっくり」
明華「あっ」
アレクサンドラ「……今は我慢。ああっ……ちょっとだけ欲しくなってきたよ」ボソッ
アレクサンドラさんはあっさり引きあげた。後は明華さんの脱衣ショーを堪能するだけだ。
明華さんは青ざめていた。
得意の風を使うことも出来ず、手も足も出ずにいきなり役満に振り込んで敗北。
異国の地で頼りにしていた指導者に見捨てられ、敵地に一人残されたのだ。
純「おい、アンタ。この観念した方がいいぞ。今ならまだ優しい仕打ちで済んで……帰れるかもしれない。母国へ!」
明華「もう帰れません……あの人は、雀博士に報告するでしょう。私が、勝負に負けた、ということを」
明華「この世界、一度負けたら終わりなんです。もう二度と、大勝負での代打ちとして呼ばれることもなくなります」
明華「私には国がありません。才能があるという理由だけで、孤児の私は雀博士に拾われて」
明華「フランスのソフィア・アンティポリスで血の滲むような修練を経て、やっとヴィントハイム卿のお目に留まり、この国で一人の雀士として第一歩を踏み出したのに…!」
明華「あと1年!臨海女子との契約があるんです……契約満了まで、私は……どんな顔して、高校生活送ればいいんですか…」
京太郎(負けたら俺の人生は終わっていた。でも、彼女もそれは同じだったんだんだ)
明華「……お願いがあります」
京太郎「脱ぎたくないって言われても困りますよ。こっちだって命を賭けて戦ったんっすから」
明華「いいえ。もう一戦。負けたら、誓います。一生、あなたの奴隷として仕えると。」
純「馬鹿!脱衣麻雀でそんな誓約賭けて打つのは狂ってる!今なら負けても一回脱いで、せいぜい一晩相手する程度のお仕置きで済むんだぞ!?そんな重たい誓約かけて負けた日には……まだやり直せる!一度きりの敗北で、人生捨てる馬鹿がどこにいる!?」
京太郎(明華さんが奴隷……)ゴクッ
明華さんは一生、と言った。それは死ぬより恐ろしい事かもしれない。
明華「……お願いします、もう一度打って下さい」
明華さんは深々と頭を下げた。
京太郎(どうする?どうする、俺!?)
↓1
勝負する or 勝負しない
京太郎「もう勝負なんてしませんよ。そんなの明華さんの勝手じゃないですか。それに奴隷が欲しい訳じゃねーし」
京太郎「俺だって死にたくないんでね。そんなことより、早く脱いで下さいよ」
京太郎「まずは勝負云々の前に、負け分払ってからでしょ?」
明華「う……わかりました」
明華さんは観念して、服を脱ぎ始めた。
真っ白い肌が露わになる。そして見事に張ったおもち。控えめな赤い乳頭。
スカートを下ろすと、つるつるの割れ目が見えた。
明華「これで……いいんですよね……」
京太郎「外国の人ってやっぱ剃ってるんだな……」
明華「ううっ……身だしなみですから……」
京太郎「それじゃあ、対局中に歌を歌っちゃうようなマナ悪娘へのお仕置きを選ぼうかな」
明華「待って下さい!」
京太郎「ん?」
明華「脱ぎました。脱ぎましたから……私ともう一勝負。お願いします。」
京太郎「でももう、明華さん脱ぐものないでしょ?それじゃあ脱衣麻雀は出来ないなぁ」
明華「あ、あうっ……」
京太郎「まずはお仕置きね。その態度次第で次の勝負考えるって事で」
京太郎(バーカ!勝負なんてしねぇよ!ありゃこっちにも凄いストレスなんだ)
明華「お願いします、お願いします。もう一勝負!もう一回、お願いします!」ポロポロ
明華さんは裸で俺の足元に縋り付いてきた。泣いていた。彼女も理解しているのだろう。もうチャンスはないのだと。
このまま敗北者として全ての居場所を失ってしまうと。
↓1 オヤビン、どうするっす?
A:おもちモミモミの刑
B:異文化交流の刑
C:その他自由の刑
D:許す
京太郎「流石に可哀想になってきましたよぉ」
明華「お願いします……お願いします……」ペコペコ
京太郎「明華さん。わかりましたって。もういいですから」
明華「……」
京太郎「お仕置きは勘弁してあげますって……別に俺、明華さんから嫌な思いさせられた訳じゃねーし」
純「柄にもない優しさだな……」
明華「ううっ」
明華さんは俺の足に縋り付いたまま、固まっていた。
彼女自身、理解しているのかもしれない。大事なところで勝てない雀士は三流。そしてもう、彼女は牌から見放されたのだと。
そんな下がり目の自分が、役満を和了って上場の男に勝てる訳がない。
明華さんは、心の何処かでそう、認めているようだった。だから、お仕置きなしという言葉で、彼女はホッとしたように泣き止んで動かなくなった。
純「まあアンタもまだ若いんだし、臨海女子以外でも引く手は数多だろ……今回のことはツイてなかったな。まあ気を取り直してお互い来年のインハイに向けて頑張ろうぜ」
井上さんは心がイケメンだ。もちろん顔も……
京太郎「じゃあ明華さん。もう帰っていいですよ」
明華「……はい」
明華さんは俺の足元からそそくさと離れ、俯いて落ち込んでいたもの、安心感からかすっかり顔から憑き物が落ちたように柔らかい表情に戻っていた。
京太郎「じゃあ帰り道はあっちですから」
明華「ええっと……その、服を返して頂きたいんですが」
京太郎「え?」
明華「だから服を……」
京太郎「服っすか」ニヤニヤ
明華さんは何かを察したのか、また泣きそうな顔になって、肩を小刻みに震わせていた。
京太郎「いや~これは戦利品ですからね。返すのはちょっと」
明華「井上さん……服を貸して頂けませんか……」
京太郎「駄目ですよ。明華さんはその格好のまま、負け犬らしくお家に帰って下さい」
明華「そんな……」
京太郎「そうっすね。これは命令です。自宅に帰るまで服着るの禁止っす」
明華「や……いや……」カタカタ
京太郎「井上さん、この施設って街中ですか?」
純「……ああ。とあるビルの地下だ。エレベーターで地上に出れば、普通の繁華街があって――」
明華「何でもします……服を……返して下さい……んっ……」
京太郎「何でもぉ~?」
明華「お願いします。せめて、制服だけでも」
京太郎「ん~~どうしましょうかね。明華さん、さっきからおねだり多くないっすか?勝負して欲しい、お仕置きはやめて欲しい、服が欲しい……その割に誠意を感じないんですよね」
明華「……」
明華さんは目を宙に泳がせ、必死に考えた後で意を決したように大きく息を付いた。
明華「抱いて……下さい。一晩……お相手します。ですから、服だけでも……」
そして座ったまま、股を開いた。
明華さんの心が折れる音が聞こえた、気がした。
後日譚
京太郎「無事帰れたかな、明華さん、お家に」
純「えげつねぇな……」
結局あの後、俺は明華さんを素っ裸で施設の外に追い出した。
するとビルの前で明華さんが土下座を初め、人だかりが出来たので、止むなくまた施設へ連れ戻した。
それから純さんの運転する車で東京へ通じる国道沿いの道に連れていき、裸の明華さんを置き去りにした。
その後の事はわからない。
京太郎(まだ運があれば、優しい人に捕まって東京帰れるだろうな……そうすりゃまたやり直せるだろ明華さんなら)
京太郎(ただ、俺に東一局で役満を振り込んだ時に、彼女の運が尽きたのなら)
京太郎(今頃、死ぬより辛い目見てるかもなぁ)
京太郎「それはそうと、これで俺の安全は保証された訳ですよね」
純「ああ……ヴィントハイム一派を長野から追い出した功績で、龍門渕家内の反須賀一党は失脚したよ。ハギヨシさんも透華の側近解任さ。透華はそれだけは渋ってたけど、ハギヨシさんが固辞したからなぁ」
京太郎「ざまぁないっすね、ハギヨシさんも」
純「これからは俺達とギブ・アンド・テイクでいこう。俺達はアンタに代打ちを頼み、適正な報酬を支払う。アンタも何か要望があれば、言ってくれ。可能な範囲で応えるからさ」
京太郎(勝つということは素晴らしことだ。こうして安寧を手に入れ、大手を振るって歩くことが出来る)
京太郎(一方負けた明華さんはあの仕打ちだ。居場所を失い、今や人間らしい生活を出来ているのかさえわからない)
京太郎(だが、俺は思うんだ。明日は我が身。戦うというのはそういうことだ。)
京太郎(予感がある。そう遠くない将来、俺はまた敗れる。おそらく次かその次……)
京太郎(それが必定。しかし俺は明華さんを地獄へ突き落とした。今更勝ち逃げなどできねぇ……それだけはしちゃいけない)
京太郎(俺に残された道は……壊滅的敗北を喫して潰れるか……あるいは)
京太郎(勝ち続ける……灰になるまで……)
カン!
>>458
個人的には一の時のように範囲広くしてほしい
作者です。
喧嘩は止めるッス!
>>477の安価はセンスあると思うけど・・・それを活かせない作者がカスって事で。
話は変わるけど>>179でホットギミックについて言及あったので分ってくれる人がいて嬉しかった。
>>461範囲を広くしたいのは山々だけど、書くのが辛くなるので・・・筆乗った時だけって感じです。
明華が輪姦される幕間あく
幕間劇
明華(ひどすぎます……裸で帰れと……)ブルッ
明華(裸で放り出されて、生き恥を晒すくらいなら)ゴクッ
明華「抱いて……下さい。一晩……お相手します。ですから、服だけでも……」
明華(こうするしかないんです……許してください、お母さん……)
男は下卑た笑いを浮かべて、私の体を無言で舐め回していました。
私は脚をゆっくり開き、お腹を見せて服従の姿勢をとりました。
男が私の体の上に乗っかかってきました。
明華(怖い……)
京太郎「んっ……ちゅっ……んっんっ」
明華(ううっ無理やり、唇を……私のファーストキスなのに……)
男は私の口をこじ開けるように、舌を侵入させ、頭を手で押さえつけて来ました。
明華(生暖かくて……うっ……)ンチュチュ
明華「ぷあぁ」
明華(クラクラします……いろいろな事がありすぎて……)
京太郎「それじゃあ触りますよ」
私の許可もえず、男はそう断って、胸を手で揉みしだきはじめました。
京太郎「すっげー張りだ……」モミモミ
私は恥ずかしさのあまり、顔を背けて遠くを見ていました。今頃、みんなは何をしているでしょう。
サトハ。メグ。ハオ、ネリー。もう二度と卓に付くこともできず、臨海女子の名に泥を塗った私を許して下さい。
明華「はうっ!んっ……それはっ……」
男は私の乳首を執拗に弄り、そしてしゃぶり始めました。
明華(んっ……変な感じですね……あっ……甘く噛まれて……)
京太郎「最高のおもちですよ、明華さん。いつまでも揉めちゃえる」モミモミ
明華「やっ……んっ……んっ」ハァハァ
京太郎「あれ?明華さん、乳首固くなってきてません?」
明華「……あっ」
京太郎「性感帯なんっすか?一人でする時もよく揉んでるでしょ?まあこれだけのおもちだったら揉みたくなりますよね。俺だったら毎日いじるなぁ」モミュモミュ
明華(こねくり回されて……硬くなったところを執拗に引っ張ったり、絞ったり……これは……)
京太郎「ふー……胸だけで満足しちゃいそう。でも……そろそろ下も」
明華「あっ!」
そう言って男は顔を私の股の間に入れてきました。
息がかかる距離で、私の大事なところをじっくり見られた後、彼は指で弄りはじめました。
明華「はぁ、はぁ……」
京太郎「豆が充血して赤く大きくなってますね。やっぱ外人は違うな……形からして……」
明華「ううっ~っ!んっ……やめっ……痛いっ!」
男に無遠慮に敏感な場所を触られ、ビリっと痛みが走ります。自分でもあまり触らない場所。
そこへの侵入を許してしまった屈辱と、蕩けるような刺激で私の顔は真っ赤になっていました。
京太郎「そうっすか?じとっと湿ってますけどね……じゃあ舐めます」
明華「はぁ~~!はっ、はっ、やっ、んっ」ジュルジュルジュジュジュ
明華「やめっ、やめて!んっ!」
下品な男をたて、舐められ、舌のざらつきが程よい刺激になって……私はギュッと脚に力を入れました。
京太郎「甘い蜜垂れてきた……」ジュジュジュジュジュ
明華「くぅ~~!」キュッ
京太郎「お次はまた指……さっきより湿って……あったけぇ」
経験したことのない異物感が恐ろしい。私の中を不躾にほじり、擦り上げるような刺激が怖い。
京太郎「ふ~~」ヌッチュヌチュ
明華「あっ」
京太郎「感じてます?ここ」ヌチャヌチャ
明華「あっ……あっ…あっ」
京太郎「ここみたいっすね……いじったりするんですか、一人で?」ヌチュヌチュ
明華「あっ…あんっ……んんっ、違うっ」
京太郎「もうすっかりヌメヌメですよ、明華さん。準備万端ですか?」
明華「んっ……」ハァハァ
筋肉質の大男です。逃げることはもう出来ない。私は、負けた。自分がこれまで10年、ひたすら心血を注いできた麻雀で、負けた。
体が、心が認めてしまっているんです。生き残るために、この男に服従せよと。
女の本能。媚を売るように、私は甘い喘ぎ声を漏らすしかもうできません。
気がつけば、男はズボンを下ろして私の足を手で押し広げていました。
一瞬、ソレが目に入り、私は目をつぶって顔を隠しました。
グロテスクな性器。血管が浮き出て、赤黒く、内蔵の一部のようでした。
明華「くぅ」ヌチュッ
その先端が私の性器にキスをしました。
京太郎「明華さん。俺を見て下さい」
顔を隠す手を退けられ、そのまま数秒。私は目をゆっくり開きます。男と目が合いました。
そして、男は笑いかけました。この時、私はどんな顔をしていたんでしょう。
顔をこわばらせ、震え、怯えていたに違いありません。それを確認して、男は笑いました。
それから体の芯に熱い鉄の棒がゆっくりめり込むような痛みがありました。
明華「ううっ~!うっ!んっ!」
京太郎「力抜いて下さい。リラックスリラックス~」ずぷぷ……
男は奥までそれを入れると、それから私の胸をまた弄りはじめました。
それから数分間虫歯のときのような痛みを私は必死に噛み殺し、何とか逃げ出す方法はないかと遅まきながらに考え始めた時。
男はふいに腰を動かしはじめました。
明華「ああぁ……あぁ~」
不意打ちで私は情けない声をあげ、腰から逃げ出そうと動いたところ、男にがっしり足を抑えられ、逃げられないと思い知らされた後です。
男はゆっくりと腰を前後に動かしはじめました。
京太郎「うっ、うっ、うっ」ズチュッ ズチュッ
新しい痛みと共に、私は膣から必死に今、何かを出している事を実感しました。あまりにも猥雑な水音がなり初め、段々と受け入れ始めていたのです。
明華「あっ……あっ、あっ、あっ」
京太郎「ふー、ふー」ジュッジュッジュッ
次第に男の腰を動かすリズムが早くなり、息遣いも荒々しくなります。私はそれに合わせて、声を漏らします。
いろいろな事が頭をよぎりました。フランスのアンティポリスでの修行の日々。博士に褒められた事。日本への留学が決まり、お別れ会で施設の子と一緒に歌った事。
監督との出会い。サトハに教えてもらった日本の事。メグ、あなたは私をラーメン屋に連れて行ってくれましたね。
練習が休みの日はひたすら贈答品を包むプチプチを潰していました。そんな私に出来た初めての友達。
ハオとは気があって、よく一緒に買物に行きました。年下だけど私よりしっかりしていて、何度も遅刻をたしなめられましたね。
あと……ネリー。貸した5000円、今度返して下さい。
明華「あっあっあっあぁっ……あっ…あっ」ジュプジュプ
だんだん痛みはなくなり、心地よい気持ちになってきました。
男の動きがどんどん激しくなります。それと一緒に踊るように私は声をリズムよく声をあげました。
京太郎「うっ……イクぞ!」ズプズプズプ
明華「ううっ~~!んんっ!!」ビクッ
京太郎「うおおおっ」ズポンッ
男が勢い良く、私の中からソレを抜いた時、頭の中で何かが出てしまいました。真っ白になって、私は足をつっぱりながら小刻みに震えます。
お腹から胸にかけて熱い体液をかけられ、行為は終わりました。
これで終わった。
明華「はーっ……はーっ……はーっ……」
肩で息をつきながら、天井をぼーっと見つめます。蛍光灯の明かりがぼんやり霞んでいます。私は泣いていました。
意味もわからず、泣いていました……
京太郎「ふー……それじゃあ明華さん。お疲れさまでした」
ティッシュでかけられた体液を拭き取られ、私は気だるさの中、体を起こしました。
京太郎「それじゃ、もう帰っていいっすよ。はー……気持ちよかったぁ」
男は私の胸を名残惜しそうに揉みながらそういいました。
明華「……服は?」
京太郎「すみませんね、やっぱ、守らなきゃ。安価で決まったことは……俺はそういうことを大事にしようと思ってるんで」
言っている意味が分かりませんでした。
京太郎「裸で帰って下さい。お家まで」
明華「えっ……」クラッ
体を差し出して、何も与えられない。服を着る許可を得られず、私は呆然と立ち尽くすことしか出来ない。
京太郎「じゃあ井上さん。明華さんを外に連れてきましょう」
井上さんは無表情で私の体を持ち上げ、部屋の扉へ歩きだしました。
明華「約束が違います!だって、だって…!」
京太郎「何の約束もしてねーよ。あんたが勝手に抱いてって言うから抱いただけっす」
力の限り暴れて、抜け出そうとしても、井上さんの力には勝てません。
私はそのままエレベーターに乗せられ、そして外へ……
あたりはすっかり朝焼けでした。
京太郎「じゃあ、達者でな、明華さん」
明華「ゆ、許してください!また、抱いていいです!何でもしますから!」
冷たいコンクリートの道路に放り投げられ、私は大声で叫びました。
このままじゃ終わる。裸で、知らない人に連れて行かれて、終わる。
男と井上さんがビルの建物の中に帰ろうとした時、頭を道路に擦り付けていました。
許してもらわなきゃ。精一杯謝ればまたチャンスはある。
明華「うっ……ううっ……許して、下さい……」
嗚咽を漏らしながら、私はその場で何かに向かって許しを求めていました。
もう目の前が真っ暗になって、そこにあの男がいるのかもわからない。それでも、体は動きません。
「何あれ?」「裸?」「女?」「うわっ」「ちょ、写メ写メ」「……」
通勤通学の時間帯。通りゆく人達が私を見ている。心臓がバクバク脈を打ちます。
もうこれで顔をあげることは出来ない。顔をあげたら、バレる。雀明華が、裸で道端に捨てられた、とバレてしまう。
京太郎「チッ……騒ぎになっちまったじゃないですか、馬鹿ですか、あなた」
明華「あうっ」
京太郎「中に戻れよ、おい!」
男が私の腕を引っ張り、引きずるようにビルの中に連れて行かれました。
そして、車に乗せられて……
街から少し離れた、大きな道路でその車は止まりました。
京太郎「おりて下さい、明華さん。この道路、東京方面行きですから。適当な車ヒッチして帰れるでしょ?」
明華「やだっ!いやだっ!」
京太郎「オラ!降りろ!井上さんも力貸して!」
私は必死に車の中にしがみつき、抵抗しました。そして、あまりの恐怖で、失禁しました。
京太郎「馬鹿!これ、井上さんの車っすよ?何シート汚してんだよ!この!」
純「……」
そのまま私は車の外に放り出され、放心状態でいると、あっという間に2人を乗せた車は走り出し……
素っ裸で一人、道路の脇に捨てられて……
何台か、車が通り過ぎた後。大型のフォルクスワーゲンが目の前で止まりました。
心臓が破裂しそう。
雀明華の物語はここで終わりです。
幕間劇 カン
京太郎「部長。お腹ちょっと大きくなってませんか?」
久「そうねぇ、まだ16週なんだけど」
京太郎(まだ制服着てりゃあんま目立たんけど)
京太郎(もう時間の問題だ……やべぇ)
京太郎(学校にバレたら退学だろ……)
久「それは心配しなくていいわよ。私もそろそろ休もうと思ってたから」
京太郎「え?」
久「出席足りてるし、今までの実績あるからあと半年くらい休んでも何とか出来る政治力はあるのよねぇ」
京太郎「ですが……受験とか色々あるじゃないっすか……そのお腹で大学は……」
久「馬鹿ねぇ、大学なんてもう諦めてるわよ」
京太郎「ファッ!?」
久「ねぇ……責任取ってくれるのよね?須賀くん」
久「とりあえず、お金かかるけど、私の貯金でしばらく何とかするわ」
久「でも色々不安なのよ。私、親いないし……それでさ、お願いなんだけど……須賀くんのご両親に今度紹介して欲しいの」
久「それで……その……」
部長は不安そうにお腹を触っていた。
久「この子のパパはあなたなんだから」
京太郎「まあそうっすけど……」
久「私の父親ってのがクズでね。無謀な賭け麻雀で自分の会社潰しちゃってさ」
久「それ以前にも酒・女・博打三昧。ママは毎晩泣いてたわ……それでね、結局離婚。竹井は母親の旧姓。」
京太郎(うげ……なんか重たい話になってきたぞ……)
久「でもあの父親の最後は……私とママに苦労かけたくないって……離婚してすぐ吊ったのよ」
久「……この子にそんな辛い思いさせたくないの」
久「あっ、ごめんごめん、湿っぽい話になっちゃって!忘れましょ、ほら!映画借りてきたわ、見るわよ~」
京太郎(タイトルはウェディング・プランナー……)
京太郎(最近、居間にたまごクラブ目立つように置いてるし……会う度に徐々に具体的な話されたり、探り入れられたりする……)
久「……ねぇ、須賀くん。あなたはならないわよね。あの父親みたいに」
京太郎「次の相手は?」
一「佐々野いちごさん。知ってるよね?」
京太郎「ちゃちゃのん!?こりゃ気合入るぜ!今日はどういう設定っすか?」
一「とーかが激怒したんだ。ほら、先週のweekly 麻雀 today見たでしょ?地方の高校特集。デカデカとページ1枚使っていちごちゃんの写真。そのとなりのページに小さく、龍門渕高校の記事。あれ見て癇癪起こしちゃって」
一「わたくしが全然目立ってませんわ!って……それで純君が出版社、ボクがいちごちゃんの事務所に連絡して何とか詫び入れさせようとしたんだけど」
一「事務所が強気でね……『ちゃちゃのんは本当は強い子なんだ!』って。とあるブログの言葉を真に受けたのか」
一「それでとーかとの直接対決で決着をつけたいって。そんなの出来るわけ無いから、とりあえず須賀くんでお茶を濁したって訳。」
京太郎「はぁ。よくわからんけど勝てばいいんっすね。で、負けたらどうなるんっすか?」
一「とーかに詫が入らないから……何とか嵐がすぎるのを待つだけだよ、ボクらとしては」
京太郎「お、俺はどうなるんっすか!?」
一「今更聞く?そんな事。代打ちが負けたら詰めなきゃね、指」ニッコリ
京太郎「……」ゲッソリ
一「指で済めばいいけどさ……広島のやくざ屋さん怖いからなぁ……ちゃちゃのん相手に脱衣麻雀して、五体満足で長野に帰れるかなぁ」
勝負の舞台は敵地広島だった。
いちご「よろしくのぉ」
京太郎(は!?可愛すぎんだろ……こ、こりゃWeekly麻雀todayのグラビア2ヶ月に1回飾るわけだわ)
一「決めは前調整したのでいいよね?」
いちご「まぁ、の」
京太郎(この夢のカードを実現するのに一さんが広島に落とした金は数億円……負けましたじゃ済まされねーよな……)
いちご「……」チラッ
京太郎(見た!今俺の方を!)
いちご「ふー……集中、集中、ちゃちゃのん、集中じゃ」パシパシ
京太郎(顔をペチペチ叩いて……いちいち動作が可愛すぎるんだよぉ!)
一「気をつけてね、須賀くん。あの女……インハイじゃ愛宕さんにボコられてただのアイドル扱いだけど……広島は元々麻雀強豪県……そこで女王として君臨するほどの実力者だよ」
京太郎「でも所詮雀明華さんに比べたらチンカスでしょ?だって明華さんは世界ランカーで、愛宕洋榎相手にも余裕で浮きだからな~それに勝った俺って……凄くね?」
一「はいはい」
いちご(愛宕洋榎に勝った雀明華に勝ったこの男に勝てば……すなわちちゃちゃのん>愛宕洋榎)
いちご(……もう顔だけのアイドル雀士とは言わせん!例え相手が龍門渕でも……雀士として曲げられんもんがあるんじゃ)
東1局
京太郎(あ~~ちゃちゃのんと脱衣麻雀とか、ファンにバレたら殺されるな、俺)
いちご「さて……配牌は……ふむ」カチャカチャ
京太郎(……スタイルは中の上ってところだけど……胸に至っては下の上だけど)
京太郎(それを補って余りある顔!顔面偏差値全振りだろ!それにふわふわしていい匂いしそうなカーディガンだな……)
京太郎(仕草もいちいちかわええんじゃ~~ここはまた東発から役満打ち込んで……!)
京太郎(言わせたる!俺の役満で……!そんなん考慮してないよ、と。こりゃ男の夢っすわ!)
東1局
↓1 コンマ1桁
4-5:満貫 6-7:跳満 8-9:倍満 0:三倍満
1-3でちゃちゃのん満貫和了 ※ゾロ目で役満(一撃必殺!)
偶数:ちゃちゃのん 奇数:京太郎
いちご「ツモ!満貫じゃ!」パタパタ
京太郎(ぐっ……役満ならず、か)
一(8種10牌で国士一直線の君が怖いよ……勝つ気あるの?)
京太郎「じゃあまずは恒例の靴下1枚っすね」ヌギヌギ
京太郎(ちゃちゃのんの装備は……いつだかの雑誌のグラビア飾ってた制服の下にカーディガン、それに黒タイツ……)
京太郎(守備力は中の上ってところか?)
京太郎(さて……いくぜ!ここからが須賀京太郎の本番よ!)
東2局
↓1 コンマ1桁
4-5:満貫 6-7:跳満 8-9:倍満 0:三倍満
1-3でちゃちゃのん満貫和了 ※ゾロ目で役満(一撃必殺!)
偶数:ちゃちゃのん 奇数:京太郎
いちご「ロン!」
京太郎「ぐっ……また満貫っすか」
いちご「そうじゃのぉ」
京太郎「なら最後の靴下を……」ヌギヌギ
いちご「ふぅ~~」
京太郎(ここまでいいとこなしだが、小場で廻ってる……ここらで一発、彼女の目を覚ます超火力を…!こい!)
東3局
↓1 コンマ1桁
4-5:満貫 6-7:跳満 8-9:倍満 0:三倍満
1-3でちゃちゃのん満貫和了 ※ゾロ目で役満(一撃必殺!)
偶数:ちゃちゃのん 奇数:京太郎
京太郎「ロン!ロン!ロン!」
いちご「ぐっ……満貫か」
京太郎「やっと来たぜ!さあいちごさん……満貫は1枚っすよ」
いちご「仕方ないのぉ」
京太郎(ぐ……まずは無難にネクタイか……くそっ……やはり満貫じゃ火力が足りねぇ!)
京太郎(だが……そろそろだ。俺の豊富な経験が言っている。ここらで来る。匂うぜ……役満の香り!)
一(須賀くん。あくまで狙うは役満なんだね)
京太郎(そう。俺は今までそれで数々の強敵を屠ってきた。竜華さん、明華さん……雀力で言えば天と地の差の相手を……!)
東4局
↓1 コンマ1桁
4-5:満貫 6-7:跳満 8-9:倍満 0:三倍満
1-3でちゃちゃのん満貫和了 ※ゾロ目で役満(一撃必殺!)
偶数:ちゃちゃのん 奇数:京太郎
京太郎「がっ……また振込…!」
いちご(ここまでは順調じゃが……ちと足りんのぉ……火力が)
いちご(ちゃちゃのんの選択は間違っていない。インハイの時のような過ちはもう犯さん!守る時は守り、攻める時は攻める!)
京太郎「それじゃあ次は制服の上を」ヌギヌギ
京太郎(ふ~!身軽になってきたぜ……でもまだまだ安全)
京太郎「ここからが本番ですよ……いちごさん。俺は勝つぜ!」
いちご(言ってんさい……ちゃちゃのんは負けん!負けられん。ちゃちゃのんの応援してくれるファンのためにも!)
いちご(そもそもおかしいんじゃ。ちゃちゃのんにとって雑誌の一面を飾る事はごく自然の事……それを長野の田舎者にケチつけられて謝罪しろと?意味がわからんけぇ)
南1局
↓1 コンマ1桁
4-5:満貫 6-7:跳満 8-9:倍満 0:三倍満
1-3で京太郎満貫和了 ※ゾロ目で役満(一撃必殺!)
偶数:ちゃちゃのん 奇数:京太郎
いちご「ロン!」
京太郎「ば、倍満……」ゴクッ
京太郎(強いッ!今わかった……この人は……ただのアイドルじゃねぇ!)
京太郎(脱衣麻雀という、プレッシャーのかかる勝負でも一切麻雀にブレがない…!)
京太郎(甘く見てた…!くそっ!)
京太郎「それじゃあまずはシャツを」ヌギヌギ
京太郎「次にブラジャー!」ヌギヌギ
いちご(男の人もつけるんか……)
京太郎「んん~~!そして次は、B地区の防御力を高めるニップレス(右)!」
いちご「おい!こりゃ反則じゃろ!」
一「反則じゃない……須賀くんは毎日つけているんだ。勝つために。日頃から恥を忍んでつけている……!ニップレスを……!ボクが保証するよ!」
京太郎(意外と癖になりますよ、ニップレス)
いちご「うう~」
京太郎「あれ?いちごさんはつけてないんっすか?ニップレス」
いちご「し、知らん///」
京太郎「まあもう少しで分かるんですけどね~」
京太郎「さあ南2局だ!」
南2局
↓1 コンマ1桁
4-5:満貫 6-7:跳満 8-9:倍満 0:三倍満
1-3で京太郎満貫和了 ※ゾロ目で役満(一撃必殺!)
偶数:ちゃちゃのん 奇数:京太郎
いちご(でも着実に追い詰めてるんじゃ)
いちご(脱衣麻雀も麻雀も同じ。牌は愛している……ちゃちゃのんのような美少女を……!)
いちご(そうじゃろ?インハイの強豪校の面々をみてみんさい)
いちご(少なくとも不細工はおらん……!牌は愛さない……醜いものを)
いちご(すなわち、全高校生雀士の頂点に君臨する美少女のちゃちゃのんが勝って当然……!)
いちご(あのインハイで大阪のタコ顔に役満を振り込んだのは何かの間違いなんじゃ)
いちご(あれからちゃちゃのんは顔だけで話題先行のアイドル雀士扱い)
いちご(その汚名を返上するには勝つしかないんじゃ…!この男に勝てば手に入る……愛宕洋榎への道…!)
いちご(負けるわけには……)トン
京太郎「ドーン!!!ロン!ロン!」
いちご「あっ」クラッ
京太郎「倍満!倍満直撃っす!どうっすか~いちごさん、これは考慮していましたかぁ!?雀力ゴミの男に倍満を振り込む!」
いちご(考慮は……しとった!これくらい覚悟の上じゃ。振込を恐れて前に進めないこと。それを恐れるべきじゃから)
京太郎「さあ……見せて下さいよ……アイドルの脱衣を!」
いちご「くっ……」ヌギヌギ
京太郎(まずは制服の上)
いちご「なんの、これくらい」ヌギヌギ
京太郎(そしてカーディガン!!流石に着込んでるか~その下はYシャツ……おもちもないわけじゃないんだな……小ぶりだけど程よく、優しい感じ)
京太郎(さあ、そして次は何を脱ぐ!?)
いちご「ううっ……」
京太郎(パンスト!……おほぉ~~!前かがみになって……あのアイドルが……)
いちご「これでどうじゃ?」
京太郎「グッド!その黒パンスト、頂けないっすかね。家宝にします」
いちご「やるわけ無いじゃろ!ちゃちゃのんのファンでもない男に……」
京太郎(くっ……でも待ってて下さい。もう少しであなたは俺のものになるんっすよ……もう防御力はほとんどなくなった。ここからはダメージが直接達する……!命の距離まで!)
南3局
↓1 コンマ1桁
4-5:満貫 6-7:跳満 8-9:倍満 0:三倍満
1-3で京太郎満貫和了 ※ゾロ目で役満(一撃必殺!)
偶数:ちゃちゃのん 奇数:京太郎
京太郎「そして刺さっていくぅ!ロン!12000!」
いちご「あっ」
京太郎「さあ、跳満は……2枚っすね、いちごさん」
いちご(まだじゃ!まだ終わらん……しかしこの男に下着を見られるのは……)
いちご(死んだほうがマシじゃ~!)
京太郎「どうしました?ギブアップっすか?」
京太郎「そういやちゃちゃのんは水着グラビアNGだもんな~ネットで話題になってますよ、お高くとまったアイドル雀士って」
京太郎「みんな早く脱げって書き込んでますよ。結局あんたのファンの考えなんて俺とかわりありませんよ」
いちご「違う!ちゃちゃのんを応援してくれるのは……鹿老渡女子のみんな、瀬戸内の島々の優しい人達、そして広島のおっちゃんやおばちゃん……そんなファンばかりじゃないんじゃ!」
京太郎「でも負けたら裏切ることになりますよ……俺に負けるってことは……」
いちご「勝つ!そのために……脱げばええんじゃろ」
そう言っていちごさんは純白のYシャツを脱いだ。下着は意外と控えめな淡いピンク色。アイドルらしからぬ、飾りっ気のないブラジャーだった。
いちご「ううっ……こっ恥ずかしいのぉ……そして、これでえんか」シュルシュル
それからスカートのベルトを外した。いちごさんはスカートが落ちないよう、手で抑え、そして椅子に座った。
いちご「さあ、南4局、ここで終わらせるぞ!」
京太郎(やべぇ、目の前に下着姿のちゃちゃのんが……うっ……勃ってきた)
南4局
↓1 コンマ1桁
4-5:満貫 6-7:跳満 8-9:倍満 0:三倍満
1-3で京太郎満貫和了 ※ゾロ目で役満(一撃必殺!)
偶数:ちゃちゃのん 奇数:京太郎
京太郎(やっべ……ちゃちゃのんが顔赤らめて……下着姿で麻雀って)
京太郎(これは夢か?夢なのか?こんな美少女が……これから素っ裸になって)
京太郎(お仕置きは決まってんだよな~AV堕ちの刑!)
京太郎(さあ、ここからここから……ふむ。俺の手も中々いい手だが……)
いちご「カン!……嶺上ならずじゃ」パシッ
京太郎(カンと言えば咲を思い出すぜ……フフッこの場面、咲なら和了ってたろーに……)
京太郎(こちとらそんな強者と麻雀毎日打ってきたんじゃ!)
京太郎(さて、どうする?嶺上ならずって事は……テンパイしていると見た……安牌は……ちょうど八筒の壁があるな)
京太郎(なら、俺の一手はこれ!ここまでの圧倒的リードを守りきり、そしてこのメンタンピン三色ドラドラを華麗に和了るぜ!)
京太郎「通らばリーチ!」打九筒
いちご(長かった……あれから、あの夏の敗北から)
いちご(どれだけウチが練習したと思っとる?次は勝つため。次はあんな負け方をしないため)
いちご(みんなが積み重ねた点棒を……たった一手で吐き出し、先輩方の夏を終わらせたウチの苦悩を……!)
いちご(その鍛錬の果に……張ったんじゃ、この手を!)
いちご「ロン!」
それはまるで呪縛を解き放つような
京太郎「あっ……?八筒は壁……って事は」
その手は老頭牌だけで作られる、麻雀で最も美しい役の1つ。
いちご「清老頭じゃ」ドドーン
京太郎「あっ……」グニャァ
一「馬鹿!バカバカバカ!!!インハイのビデオ見たの!?その手なら佐々野いちごは狙ってくるさ……!リスク承知で清老頭を……!鳴きでドラ増やしても!釣られたんだよ、馬鹿!」
いちご「ふー……何とか勝ったわ」ホッ
いちご「それじゃあ服着るけぇ」
呆然とする俺をよそに、いちごさんは脱いだ服を着始めた。
俺は負けた。龍門渕家と正式に契約し、脱衣麻雀の代打ちとしてこれからという時に。
一「……生きて広島、出れないよ、ボクら……ホテルの外はもういちごちゃんのシンパばかり……無事に空港まで帰れる訳ない!この勝負、ボクらが負けた時、安全に関しての保証はなくなるんだ」
京太郎「そんな!ゆ、指で済むって」
一「それは生きて長野に帰れた時の話。まず須賀君。ここは必死に頭働かせてよ……負けたから握られたんだよ。ボクたちの生殺与奪の権は、目の前の女に」
いちご「ふんふんふ~ん♪」
いちごさんは上機嫌で制服を来て、くるりと廻った。
京太郎(ちゃっちゃの~ん!って、可愛すぎるわ……こんな人が……俺を見捨てるとか、ないよね??)
いちご「で?まだかのぉ」
京太郎「はい?」
いちご「確か役満は全脱ぎじゃろ?ん?」
京太郎「あっ……あのー……俺の裸なんて、アイドルの方に見せるようなものじゃ」
いちご「決めは決めじゃけぇ」
京太郎「あううぅ」
こうして俺はアイドルの前で全裸になるという恥辱を味わった。
京太郎「くぅぅ~~!」
いちご「これが男の人の……」ゴクッ
京太郎(恥ずかしい……みっともねぇ……それでも勃つものは勃つ……)
いちご「わかった、わかった///もう服着てええよ」
京太郎「ほっ」
いちご「それじゃあのぉ、ちゃちゃのん今日はつかれたからお先に帰るけぇ」
一「ちょ、ちょっと待って!待って下さい!」
いちご「なんじゃ?」
一「お願いします……どうか、ボクらの安全を……もしよければ、一緒に空港まで付き添って下さい」
いちご「はぁ?」
一(ダメだ……もう広島中にボクらが彼女と一戦交えたことは知れ渡ってる……もし、このままいちごちゃんだけ返せば、彼女が勝ったことが知れてしまって……ボクらは……)ゴクッ
一(特に須賀くんなんて終わりだ…!なんたって、あのアイドルの下着まで見たんだ……口封じに広島から出れるわけないよ!)
いちご「いや、そんなん考慮しとらんよ。仕方なく、受けたんじゃから……この勝負も。で、勝ったから謝らんぞ。当たり前じゃが」
それから俺と一さんはいちごさんに土下座までしたが、彼女は取り付く島もなくホテルを後にした。
俺と一さんは2人、取り残された。敵地のど真ん中に。
京太郎「どうしましょ……一さん」
一「ねぇ……須賀君。もう終わったんだよ、ボクら」
京太郎「え?」
一「君だって今までさんざん経験してきたでしょ?敵地で打って、負けたものの末路」
俺は明華さんの顔が思い浮かんだ。
一「ちゃちゃのんファンクラブの手口その一。女のボクは手足切って逃げられないようにして漁船の備品」
一「ちゃちゃのんファンクラブの手口その二。男の須賀くんはドラム缶に詰めて、海底の底」
一「このドラム缶ってのがね、中に空気が入ってるんだ。生きたままだよ。がっちり重りつけて、海の底へ……ゆっくり沈むんだ。」
コンコン。部屋の扉がノックされた。いちごさんが忘れ物をしたのかな?
一「ね?最後にキスしよう、須賀くん。もう終わりさ、ボクら」
カチャッ。鍵が空いた。
俺は一さんを抱きしめ、力強く口付けを交わした。
一さんは俺の口にカプセルを入れた。一さんの口にもカプセルがあった。
一さんは潤んだ瞳で、それを噛み潰した。
俺もそれに倣うことにした。ざまあみやがれ。俺は殺されねぇぞ。
カン!
久「んっ♥あっ♥あっ♥」
京太郎「部長!部長!」グチュッズポズポ
久「ちょっ♥あっ、あっ、あっ♥」
京太郎「うぅ~~」ズポズポ
久「そこっ♥んっ♥あっ、あっ、あっ、あっ、あっ♥」
京太郎「ううぅ~~」ズプズプ
久「やっ♥んっ♥激しっ♥駄目、駄目、駄目ぇ♥」
京太郎「あぁぁ!」ジュプジュプジュプ
久「いやぁぁぁ~~~♥」ビクッ
京太郎「うっ」ドクッ ドビュルルル
久「はぁ、はぁ……うっ♥」ビクンッ
京太郎「はぁ、はぁ……はぁ、はぁ……うっ」ドプッ
久「んっ♥はぁ、はぁ……」
京太郎(お腹大きくなってきたな……もう20週……部長は家庭の事情って事で高校を休んでいる)
京太郎(休学じゃなくて、欠席扱いだが、特例で卒業資格はもう手に入っているそう)
京太郎(麻雀部も、まこ先輩に継承された。ただ人数が足りないので大会には出られず、練習ばかりしているけど)
京太郎(それにしても……このお腹の中に俺と部長の……子供が)
久「耳あててみて?」
京太郎「んっ……(何も聞こえない)」
久「ねえ、あなた、この前ちょっとだけ動いたのよ?ほら、パパが聞いてるわ、動いて」
京太郎(パパって言われても実感ないぞ……結婚してるわけでもないし)
久「この前動いたんだけどなー……もうちょっと待っててね」
京太郎(それより部長のおもち……大きくなってきたな……乳首よりデカく……色も茶色になってきて)
京太郎(これはこれでエロい!)チュッ
久「ちょ、須賀くん!これ、あなたのじゃないわよっ」
京太郎「いいじゃないっすか~」チュパチュパ
久「もうっ……手のかかる赤ちゃんみたいね」ナデナデ
京太郎「んっ」チュッチュッ
久「最近部活の方はどうよー?」
京太郎「部長いなくなってからみんな寂しがってますよ。何とか4人プラス俺で練習してるけど……あと、染谷先輩が積極的に週末は合同練習組んだり(俺は呼ばれないからこうして脱衣麻雀に邁進できるんだけど)」
久「まこ、頑張ってるわねぇ。来年もいい一年が入ってくれるといいんだけどなー」
京太郎「入るんじゃないっすか?インハイ優勝っすよ!?」
久「逆に敷居高くなっちゃうんじゃないかなーって。あと、まともな指導者いるわけじゃないし。やっぱ長野で強い子にとっては風越は魅力的よねー」
京太郎「そもそも公立で共学の清澄がインハイ優勝って奇跡ですよ」
久「それはそうと、最近あなたどうなの?こっちの方は」
京太郎「うっ……頭が……」
久「ひょっとして負けちゃったー?」
京太郎「聞かないでくれ!ううっ……悔しいっす」
久「残念。私の男が負けっぱなしっての、癪だけど。こうして無事なだけ嬉しいわ……」ナデナデ
京太郎「くぅ~~」
京太郎(俺は小一時間、部長の胸の中で泣いた。最近代打ちで負けてしまい、龍門渕家の食客を解任されてしまったのだ……以後、すっかり美味しい脱衣麻雀の勝負の話もなく、開店休業中の有様である)
京太郎「部長……なんかいい話ないっすかね」
久「妊婦に聞く?無理よ……そりゃ、頑張ればセッティング出来るけど……あなたが目の前で負けて、他の女の前で裸にさせられるの見たくないもの」
京太郎「勝ちますから!勝ちますって!」
久「それも嫌。なんかこの子出来てから、考え方変わっちゃったのよね……前話したとおり、私の父親、外に女作ってて……」
京太郎(やべっ、部長の家族ネタは地雷くさいんだよ……この話になった後、一人で勝手に落ち込むか、俺に将来の話仄めかしてくるし!)
久「ね……わかる?私が今まであなたの脱衣麻雀許して来た気持ち。まあ、あなたをこの道に引き込んだ責任もあるけど……まだ籍入れた訳じゃないし、その……ねえ須賀くん!そろそろ……はっきりさせない?」
京太郎「あっ……部長、ちょっとトイレに行ってきます~」
久「駄目よっ」
部長は足で俺をがっちりロックした。
久「……産むまでには聞きたいな、須賀くんから。男らしい一言」
京太郎(俺、まだ16歳ですよ……無理に決まってるじゃないっすか!)ダラダラ
久「言葉だけでいいの……素敵なの、考えといてね♪」
京太郎「善処します!で、離して……」
久「あら~まだ大事な話は続くわよ……というか、こっちはもう今すぐ返事、聞かせて」
京太郎「なんっすか……」
久「もうやめにしない?脱衣麻雀」
京太郎(あの晩、部長と喧嘩になって)
京太郎(俺は彼女の家を飛び出した)
京太郎(部長は孕んでから、昔のような楽しい女じゃなくなって……俺を縛り付ける行動ばかりしてくる)
京太郎(昔は、部長がセッティングしてくれてたじゃないっすか!俺の相手!)
京太郎(なのに、自分に子供出来たから、俺にもう危ないことして欲しくないって)
京太郎(俺の気持ちは無視かよ……あー、嫌だ嫌だ!)
咲「ロン。京ちゃん、18000。」
京太郎「あ、倍満は3枚だったな……」
咲「は?別にチップ麻雀じゃないけど」
優希「京太郎上の空だったじぇ!やる気あるのか!」
和「捨て牌くらい見て下さい……見え見えの染め手じゃないですか」
優希「あー!犬が入ると練習にならんじぇ!タコス買ってこい!」
京太郎「お前はそればかりだな……じゃ、抜けるんで染谷先輩、代走頼みます」
まこ「はぁ。慌ただしい奴じゃのぉ」
~~帰り道~~
和「やっぱりいつもの面子だとお互い手の内が分ってしまって」
まこ「ほうじゃのぉ」
京太郎「……」
優希「せめて竹井先輩がいれば刺激になってよかったじょ……色々教えてくれますし」
和「その……竹井先輩の家庭の事情ってのは……大丈夫なんでしょうか」
まこ「ワシも詳しく聞いとらんでのぉ。ただ最後に言うとった。いつか帰ってくると。真っ直ぐな目でな。だから心配せんでもええ」
咲「京ちゃんは何か聞いてないの?」
京太郎「は?俺?最後に買い出し頼まれて、その分のお金建て替えたのにまだ払って貰ってないんですがそれは」
咲(京ちゃんの髪から久さんのシャンプーの匂いがするのは……言わないほうがいいのかなぁ)
優希「まあ私らに出来ることは、天国の先輩のところまで清澄高校の名を轟かせることだじぇ!」
まこ「こらこら勝手に殺すな」ビシッ
西田「……」
優希「あれ?おねーさん」
西田「……待ってたわよ」
京太郎(この人、確かWeekly麻雀Todayの記者さん)
咲「わわっ」ササッ
京太郎(咲は俺の後ろに隠れた)
どうせいつものように和の取材かなにかだろう。俺はこの時、そんなことを考えていた。
まこ「すまんが今は帰り道なんで……取材でしたら学校通してくれんかのぉ」
優希「そうだじぇ!でも賄賂(タコス)の額によっては……特別にのどちゃんへの取材を私が許可するじぇ」
和「ゆーきったら……今日はもう夜遅いので、取材でしたら明日でも学校で」
西田「それは嬉しいけど。今日は原村さんじゃないの。ねえ、そこの」
そう言って西田さんは俺の方を指差した。
咲「うわっ……わ、私、か、帰る…!」
西田「嫌われちゃったわねぇ……でも宮永さんの事でもないの。話があるのは――」
西田さんは俺の目を見ていた。本命の危険牌を掴んだ時のような、身震いがした。
西田「好きなもの頼んでいいわよ」
京太郎「……」
結局、俺は西田さんに連れられて近くのファミレスで取材を受ける、という体で引っ張り出された。
俺に、話がある。この人はそう言った。この人がどこまで、何を知っているかはわからない。
脱衣麻雀という麻雀界の闇にマスコミが首を突っ込む?勇気があって大変尊敬できるが、問題はそっちじゃない場合だ。
京太郎「手短にお願いします。家にご飯あるんで、ここでは結構ですから」
西田「じゃあズバリ聞くわね」
京太郎「……」
西田「今日来てもらったのは、竹井久さんのことなのよ」
京太郎「竹井先輩?」
西田「今は家庭の事情とやらで学校休んでるって聞いてるけど」
京太郎「……帰ります、竹井さんの事は外に話さないって染谷部長に固く命じられているんで」
西田「あら?まあいいけど。それじゃあ明日、染谷部長に聞こうかしら」
心臓が激しく脈打っている。どこまで知っている?この女は、俺と部長の事をどこまで知っている?
西田「この写真でも見てもらいながら」パサッ
京太郎「ッ!」
西田さんが机の上に置いたのは、俺が部長と一緒にケーキバイキングでデートしている一枚。
京太郎「……いいっすよ、別に。趣味が悪いんっすね。高校生の恋愛をパパラッチするなんて」
西田「じゃあこっちの写真はどうかしら?」
次に西田さんは、一枚の写真を見せた。部長が変装して、買い物している写真。
京太郎「はぁ……これの何が」
西田「お腹、目立つわよ。それにこのお店、竹井さんの家の近く。まさかちょっと太ったから学校休んでるの?」
京太郎(やべぇ……こいつ、どこまで掴んで……)
西田「あとは、産婦人科のカルテ、あなたが竹井さんの家に出入りしている写真、あなたと龍門渕家の暗いつながりの証拠……全部揃ってるわ」
京太郎(消すしかねぇ!)
西田「そして全部コピーは信頼できる同僚に渡して……もうほとんど記事も出来てる。まだ関係者の証言はないけど」
京太郎「ぐっ……」
西田「あなたのその反応。やっぱり本当なのね」
京太郎「……何が望みっすか」
西田「とりあえず竹井さん呼んでちょうだい。あなた相手じゃまともに交渉できそうもないし」
久「どういうつもり?須賀くん。何で私を呼んで――!馬鹿じゃないの!?白を切りなさいよ、白を」
京太郎「だ、だって証拠があるって」
久「カマかけられたんじゃない?」
西田「お待ちしていました。すみません、こんな夜遅くに」
久「……」
西田「怖い顔しないで欲しいわ。私はただ」
久「いくら?」
西田「そうね……これ程のネタだし、清澄高校の独占取材権をウチの雑誌に保証してくれる?」
久「無理よ。だって、私今家庭の事情で顔出せないんだから。それにまこや和に迷惑かける訳にはいかないのよ。頼むわ。お願いっ。私と西田さんの仲でしょ?」
京太郎(どうするつもりだ、部長……)
久「で、いくら欲しいの?」
西田「いくら出せるのよ、高校生のあなたに」
久「靖子にお願いするわぁ。プロ協会にも一枚噛んでもらいましょ?でも大丈夫かしら……女子高生にフライデーなんてしちゃって。アマ協会と記者クラブの協定違反。それで女子高生強請って……あなたの会社、大丈夫かしら?」
西田「強請ってる訳じゃないわ。あと見縊らないで欲しいんだけど、ウチは報道の自由と読者の知る権利のためなら政治家のスキャンダルだって報じるわよ」
久「二人の若い男女の人生を滅茶苦茶にするのが報道の自由!?こりゃ傑作。あなたねぇ、私なんか追っかける暇あったら小鍛治プロのスキャンダルの1つでも報じなさいよ、こーこちゃんが大喜びするわよ?」カタカタ
京太郎(部長は強気の姿勢を崩していない。でも、足が震えているのがわかった。俺に出来るのは、そんな彼女の手を、机のしたで握ることくらいだ)
西田「ふー……タバコ、一本いいかしら」
久「どうぞ」
西田「お腹の赤ちゃん、大丈夫?」
久「……くっ」
西田「無理しなくていいのよ。もう全部わかってるんだから」
西田さんは勝ち誇ったように笑った。部長は、涙を必死に堪えていた。
西田「で、本題。今後の脱衣麻雀について取材させて欲しいのよ。麻雀界の闇の1つ。他社が絶対に手をつけないアンタッチャブル!そこに今後は切り込んでいこうと思うのよね、ウチは」
西田「安心してっ!記事にする時はもちろん匿名にするから」
西田「欲しいのはリアリティ。次の勝負の舞台は私達の方で調整するわ。で、いいかしら?須賀君借りても」
西田「嫌とは言わないわよね……フフフ……」
西田「これで宮永家での失敗を帳消しに……じゃあ須賀くん。後日追って連絡するわ」
西田「頑張るのよ、大事な彼女のために」
手口は気に入らない。だが、内心俺は震えていた。また卓につける。
西田「で、今までの勝負の事を教えてくれるかしら?」
京太郎「えー……それ漏らしたら俺が消されますよ」
西田「大丈夫、大丈夫!きちんと匿名にするから」
京太郎「いやいや。匿名にしてもばれるじゃないっすか。恐ろしいっすよ……あの外国人は」
西田「外国人?」
京太郎「あっ……やっべー……」
西田「じゃあ須賀君は臨海女子の娘と脱衣麻雀したんだ。誰と?」
京太郎「ううっ……これ以上は言えませんって」
西田「勝ったの?」
京太郎「そりゃ、まあこうして五体満足でいるってことは、そうなりますね」
西田「すごい!世界ランカー揃いの臨海相手に勝つなんて!」
京太郎「ま、まあ、あの時の役満は気持ちよかったな―……忘れられねぇぜ」
西田「で、相手は?」
京太郎「い、言えませんって。勘弁して下さいよぉ」
西田「最近、雀明華ちゃんの話聞かないわね。この前の秋季大会も不参加だったし。ひょっとして何か関係ある?」
京太郎「……」
西田「あるんだぁ!?へぇ~~そういうからくりだったのね、で、どうしたの?」
西田「負けた相手をどうしたの?」
京太郎(やっべ……記者さんコエーわ……咲がビビる気持ちも分かるぜ……人のプライベートによくもまあこうズケズケと)
京太郎(正直、この対戦カード用意してくれなかったらぶん殴ってたな)
俺はホテルのロビーで西田さんから質問攻めに合っていた。
爽「おまたせ。アンタがweekly麻雀todayの記者さんだな」
西田「よろしくね」
待ち合わせ場所のロビーにやってきたのは有珠山高校の大将、獅子原爽だった。
西田「肝心の彼女は?」
爽「後から来る。で、私達が試合を受ける条件、契約書は用意したんだろうな?」
西田「もちろん。ウチの表紙とグラビア、系列のテレビ局での特番作成にその他諸々の契約書」
西田「それに加えて彼女が勝利した場合は、約束するわ。ユキちゃんの将来を!瑞原はやり引退後の牌のお姉さんの記者投票。ウチの系列は持っている。12%の票を……!それがそっくりユキちゃん支持に回る、その約束手形。社長のサイン入りよ」
爽「至れり尽くせりだな。美味い話にゃ裏がある。でもまあいいやっ。勝つのはユキだしな」
京太郎(西田さんには感謝だぜ。まさか最近売り出し中の爆乳アイドル雀士、ユキちゃんとの一戦を用意してくれるなんて…!)
京太郎(正直、おもち力はあの和とタメを張る、期待の新戦力……)
京太郎(それに今回の脱衣麻雀は割りと健全。負けたところでリスクは西田さんが負ってくれる形……俺はせいぜい裸を晒すだけ)
この時俺はローリスク・ハイリターンな勝負だと思っていたんだ。
ユキ「よろしくお願いします」
京太郎(これが生ユキちゃんか……背は小さいけどこの胸の大きさは……犯罪だろォ!)
京太郎(やべぇ……勃起してきた)
ユキ「先輩、あの人の股間」
爽「ユキ、時には見て見ぬふりというのも大切な事だよ」
京太郎(ユキちゃん最高やで!それじゃあ恒例の脱衣麻雀と行きますか)
爽「頑張れよ、ユキ。この男に勝てば……開けるんだ。お前の未来が」
ユキ「はい。先輩方のためにも負けられません」ポヨンッ
京太郎(こうして始まった東1局。負けられねぇ!こんな千載一遇の好機……集中しろよ、須賀京太郎!)
西田「さて、東1局ね!今の須賀君の意気込みをどうぞ」
京太郎「役満和了るぜ!俺はいつも――そうやって勝ってきたんだ!」
東1局
↓1 コンマ1桁
4-5:満貫 6-7:跳満 8-9:倍満 0:三倍満
1-3でユキ満貫和了 ※ゾロ目で役満(一撃必殺!)
偶数:ユキ 奇数:京太郎
京太郎「ロン!まずは跳満!!」パタッ
ユキ「では2枚ですね……靴下でも」ヌギヌギ
西田「ふんふむ。雀力の低い男の子が女子から跳満を和了るなんて珍しい事もあるものね」
京太郎「まあ俺は普段から清澄高校で咲や和といった高校生トップクラスと練習してますんでー」
京太郎「それくらい当然と言いますかね―ま、跳満くらいじゃ驚かないで頂きたい」
京太郎「お見せしますよ。ここからが須賀京太郎の本領発揮ってな!」
爽「おい、ユキ。この男ぶっ殺せ」
ユキ「奇遇ですね、先輩。今私も同じことを言おうと思っていました」
京太郎「さぁ!東2局っすよ!」
東2局
↓1 コンマ1桁
4-5:満貫 6-7:跳満 8-9:倍満 0:三倍満
1-3でユキ満貫和了 ※ゾロ目で役満(一撃必殺!)
偶数:ユキ 奇数:京太郎
京太郎「そして和了っていくぅ!ツモ!満貫!」
京太郎(やっぱ最高だぜ!脱衣麻雀は……!)
ユキ「ではネクタイを……」
京太郎「ユキちゃん。これでついにあなたの絶対安全圏を取り除きました……ここからだぜ、本当の戦いは」
ユキ(まだ大丈夫……まだ左手を使う時間じゃない)
京太郎「それでは東3局!いくぜ!」
東3局
↓1 コンマ1桁
4-5:満貫 6-7:跳満 8-9:倍満 0:三倍満
1-3でユキ満貫和了 ※ゾロ目で役満(一撃必殺!)
偶数:ユキ 奇数:京太郎
京太郎(イカサマも技の内!それが脱衣麻雀よ!)
ユキ「くっ……」
京太郎「ロンロンロン!倍満!倍満直撃!あぁ~~~」
爽「ユキッ!」
京太郎「さあ……脱いで下さい……その制服を」
京太郎(おそらく制服上下に肌着2-3枚程度……この倍満で命には届かないが……ついにユキちゃんの体を」
ユキ「大丈夫です、先輩。まだ負けたわけじゃありません」
ユキ「それではまず1枚……髪留めを」カチャッ
ユキ「もう1つ髪留め……」カチャッ
京太郎「は、はぁ~~~!?それはない!ない!髪留めは服じゃない!」
爽「汝らのうち、罪なき者まず石をなげうて」
ユキ「では次に制服を……」ヌギッ
京太郎(おおっ……たわわなおもちが溢れんばかりに育って……!)
京太郎(シャツの下から薄っすら透けてるピンク色のは――)
爽(ここからが勝負だな。アイドルたるもの、下着なんて邪道なモノはつけない)
爽(それが真屋由暉子の覚悟!)
爽(ユキがこれから上へ昇るには――まだまだ私達の力は弱すぎる)
爽(全国で名前を売ったとは言え、北海道の田舎者が東京のキー局や大出版社にコネがあるわけでもない)
爽(私が卒業した後の有珠山高校がまたインハイに行ける確率は?)
爽(私はその確率よりも、この男に勝つ確率のほうが遥かに高いと考える。)
ユキ(まだ2枚服は着ている……がんばらなきゃ……先輩たちのためにも)
京太郎「さあ東ラス。西田さん。俺は勝ちますよ、シャッターチャンスを見逃さないでくださいね」
東4局
↓1 コンマ1桁
4-5:満貫 6-7:跳満 8-9:倍満 0:三倍満
1-3でユキ満貫和了 ※ゾロ目で役満(一撃必殺!)
偶数:ユキ 奇数:京太郎
ユキ「ロン!倍満です!」
京太郎「ぐっ……では3枚」
京太郎(靴下2枚と学ラン……だがまだまだ俺の有利は動かない!)
ユキ「ふー……やっと和了れました」
西田(ユキちゃん……震えているわね……無理もない。年端もいかない女子校生に耐えられるわけがない……こんな男の前で裸になるなんて)
西田(安心して。あなたが勝った暁には……押し上げるわよ、あなたを次の牌のお姉さんへ)
西田(そもそも私達が手を出さなくても、あなたほどの素材ならなれたでしょ?いつかは牌のお姉さんへ)
京太郎「まだまだこれから!南1局だぜ!」
南1局
↓1 コンマ1桁
4-5:満貫 6-7:跳満 8-9:倍満 0:三倍満
1-3でユキ満貫和了 ※ゾロ目で役満(一撃必殺!)
偶数:ユキ 奇数:京太郎
西田(さて、今回の大きな目的はこの男の真の実力に迫る事)
西田(脱衣麻雀という麻雀界の闇を暴くために……まずはこの一戦、見届けさせてもらうわよ、須賀くん!)
爽(雀力ならユキの勝ちだ。ただ私たちは知っている。想いに牌が応えるということを。この男の脱衣麻雀に賭ける執念が、ユキの勝利への執念を上回るのだとしたら)
京太郎「今日はこれ、和了っていいんですよね?」パタパタ
ユキ「あっ」
京太郎「ツモ。国士無双です。私、4回目くらいだよ――脱衣麻雀で役満和了ったの!」
京太郎「どうっすか?こんな感じでとりあえず写真一枚。それと、このセリフもしっかり記事にしてくださいね」
西田「ッ!……凄いわっ!まさか男の子が女子相手に役満を和了るなんて!」
西田「例えるなら人間がチーターに百メートル走で勝つようなもの!まだまだ麻雀の可能性は奥深いのね」
爽「ぐっ……ユキ……すまない」
ユキ「いいんですよ、先輩。ただ、脱ぐだけですから――この前もコミックスの付録で脱がされましたし」ヌギヌギ
そう言って諦めたようにユキちゃんは裸になった。
和に匹敵する圧倒的なボディ。少しだけ赤面して、手で股を隠しながら、彼女は脱いだ。
京太郎(歴代ナンバーワンのおもちだ……今からこれを……!)
ユキ「ううっ///もう着ていいですか?」
京太郎「駄目っすね。脱衣麻雀で負けたら……当然、お仕置きだっ……!」
↓ オヤビン、どうするっす?
A:パフパフの刑
B:いんぐりもんぐりの刑
先に3票得た方です
京太郎「へへ……それじゃあユキちゃん……とりあえず雀卓に手を付いて尻を突き出して」
ユキ「えっ」
京太郎「やだなぁ。脱衣麻雀で負けたんだからそりゃもう、今夜はしっぽり、いんぐりもんぐりの刑っすよ」
爽「おい!そんな契約どこにも」
京太郎「契約じゃねぇ!これは脱衣麻雀のルールだ!それを破る事は出来ないんっすよ、獅子原さん」
爽「ぐっ……悪い、ユキ……」
ユキ「いいんです、先輩……私が我慢すれば……まだ雑誌のグラビアは貰えましたし、ここからチャンスだって」
西田「ないわよ」
ユキ「えっ」
西田「男に負けるような弱い女は牌のお姉さんになんかなれる訳ないじゃない。今日の一件は記事にもさせてもらうし……あっ、もちろん匿名よ?でも見る人が見ればわかると思うわ。牌のお姉さんを目指す少女を襲った悲劇、U高校Y・Mの人生を決めた一半荘――」
西田「写真だって取らせてもらうわ。もちろんボカシは入るけど」
西田「これでウチとの契約も意味合いが変わってくるわねぇ。ま、高校卒業したら脱いで貰おうかしら。ユキちゃんの初ヌードはウチでもらうわね。」
爽「約束が違うッ!私はそんなつもりで――!」
京太郎「負けたんだよ、あんたら。脱衣麻雀なんて裏の手を使って登ろうとしたんだろ?山の頂を。そんな危険なルートで踏み外してタダで済む訳ねぇだろ?」
京太郎「これ以上ガタガタ言うようだったらお仕置きの内容も考えなくちゃいけないね」
京太郎「そうだ!このままインターネットで生中継して視聴者の皆さんに決めてもらうってのはどうだろ?」
京太郎「俺はやれと言われたら何でもやるよ……」
爽「あっ」
ユキ「先輩……もういいんです……まだこれくらいなら、私、立ち直れますから。別に命取られてもう一生先輩たちと会えない訳じゃありませんし」
ユキ「それより、ね、この男の人怒らせる方が」
ユキ「皆さんによろしくお願いします。あと、どうか、先輩は見ないで下さい……」
そう言ってユキちゃんは観念したように雀卓に手を付いて肉付きのいい尻を突き上げた。
爽さんは怖い顔で俺を凄んだあと、部屋を出た。勝てば怖くない。あの奇妙なオカルトなど。
ユキ「んんっ……んあっ♥」ズポッ
京太郎(ん。ユキちゃんの中……狭くてあったけぇ~)ヌチュヌチュ
ユキ「くっ♥んっ、んっ」ヌチュヌチュ
京太郎(後ろから右手で指挿れながら、左手でそのおもちを――揉みしだくっ!)モミモミ
ユキ「んっ♥あっ、あううっ♥」ビクッ
京太郎(こんな凄いおもちは揉んだことない……)モミモミ
京太郎(これに比べると部長のおもちはカスや)モミモミ
ユキ「んっ……あんっ♥」
京太郎(加えてこの腟内のざらつき……もう辛抱たまらん)カチャカチャ
京太郎「挿れるぞ、ユキちゃん」
ユキ「んっ」
ユキちゃんは観念したように尻を天井へ突き出した。
京太郎「んんっ~~」ズプズプ
ユキ「あっ……ああっ♥」
京太郎「あぁ~~」ジュプ
俺はユキちゃんの狭い膣内深くにリー棒を埋めた。それから後ろから抱きついて、おもちを揉みながらユキちゃんの首筋を舐めた。女の匂いと味がした。
京太郎「おっ、おっ、おっ」ジュプジュップ
ユキ「これっ……んんっ、んっ、駄目っ」ヌチャヌチャ
京太郎「何がっ」ズップズップ
ユキ「主よっ……お許し下さいっ……ああんっ」
京太郎「ユキちゃんってキリシタンだったの?」ジュッポ
ユキ「洗礼は受けてませんがっ……あんっ♥やっ♥もうっ……だめっだめっ」
京太郎「ああぁ~~~」ズプズプ
京太郎「うっ……出るっ」パンパン
ユキ「うううっ~~」ビクンッビクンッ
京太郎「おおっ」ドピュ ドピュドピュ
俺は勢い良くユキちゃんの膣内からリー棒を抜き出して、背中に思いっきり放精した。
ユキちゃんは力が抜けて床にへたり込んで、全力疾走した後のように息をついていた。
京太郎「いんぐり~」ズプッ
ユキ「あんっ」
京太郎「もんぐり~」ズプズプ
ユキ「んんっ」
京太郎「いんぐりもんぐり~」ズポッズポッ
ユキ「くっ……ああっ……あぁ……やっ」
京太郎「いんぐり~」ズブッ
ユキ「あっ♥」
京太郎「もんぐり~」ズプズプ
京太郎(それから布団に移動して、ゆっくり挿れたり抜いたり……ユキちゃんの体を一晩中堪能した)
京太郎(西田記者は、写真を数枚撮った後、記事を書く仕事があるとか言って先に帰ってしまった)
京太郎(この子も気の毒だな……これからしばらく雑誌を賑わせるんだろうなぁ)
京太郎(脱衣麻雀で負けてハメ撮りされて、それを面白おかしく報道されるんだ)
ユキ「くぅ~~~♥」
京太郎「なぁ由暉子。俺の女になれよ」
ユキ「な、なんですか……んっ♥」
京太郎「一晩だけの関係じゃなくって。これからも会う度に抱かせてくれるんだったら、俺から西田さんにお願いしておくぞ」
ユキ「何を……くっ♥」
京太郎「今日負けたこと、記事にしないでって。少なくとも、真屋由暉子としてじゃなく、名もない女子高生として記事にしてもらうことくらいなら出来ると思う」
ユキ「んっ……んっ♥」
京太郎「悪くない取引だろ?」パンパン
ユキ「あっあっあっ……駄目っ……あっあっ」
京太郎「なぁ?ユキ~いいだろ~?」パンパン
ユキ「あっあっあっ……あーっ、あっ、あっ、あっ」
京太郎「ひょっとして爽さんとかに遠慮してる訳?」パンパン
ユキ「あっ、あっ、あーっ、あっ」
京太郎「ユキのスキャンダルが公になったらみんな苦労するだろうなぁ~高校にも報道陣詰めかけるだろうし」パンパン
ユキ「……」
京太郎「あいつら、他人のプライバシーとかどうでもいいし、前途ある若者の人生とか、自分たちの飯の種にするためなら平気で踏みにじるぞ」パンパン
ユキ「ううっ……あっ、あっ、あっ」ポロポロ
京太郎「間違いなく食い物にされるわ、有珠山高校麻雀部……なあユキ。俺が守ってやるから、俺の女になれよ」パンパン
ユキ「あっ、あっ、あーっ、あーっ、あーっ!」ビクッ
京太郎「くっ……出るっ……うっ」
膣内から引っこ抜こうとすると、ユキちゃんは足を俺の腰に絡めて抜けないように抱きついて。
ユキちゃんは泣いていた。そして膣内で俺のを受け入れるように達し――
京太郎「それじゃ、また来月北海道遊びに来るから」
ユキ「……はい」
京太郎「安心しろって、西田さんには上手く説明して納得させたから。ま、来週のWeekly麻雀Todayで脱衣麻雀の記事載るだろうけど、ユキの事は一言も触れないと思うぜ」
京太郎「むしろグラビアだよ、表紙のグラビア!」
京太郎「爽さんの代わりに俺がお前を牌のお姉さんにしてやるから、な」
ユキ「……はい、ありがとうございます」
京太郎「もっと喜べよ~」モミモミ
ユキ「んっ……人目に付く場所では……やめてっ」
京太郎「それじゃあな」チュッ
空港のロビーでユキちゃんと口付けを交わし、俺は帰路についた。
もう来月が我慢できない。あのおもちなしで俺は生きていけるのか。それくらい、ユキちゃんのおもちは極上の逸品だった。
京太郎(さーて、次はどんな相手見繕ってくれるかねえ、記者さんは)
京太郎(負ける気がしないぜ!今の俺ならはやりん相手でも構わねぇ)
京太郎(それはそうと部長怒ってねぇかな……一応お土産のお菓子は買ったけど)
俺はこの時、そんな呑気な事を考えながら、機上の人となっていた。
この時、俺は思ってもいなかったのだ。次の戦いが俺の人生最後の脱衣麻雀、そして己の魂を全て賭す戦いになるという事を。
カン!
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