みりあ「みりあも超能力やるー!」 (9)
梨沙「…はぁ?」
みりあ「えーと、なんかね?精神のエネルギー?をぐげんか?させるとスタンドっていうものが出せるらしいの!奈緒ちゃんと比奈ちゃんが言ってたの!」
杏「zzz…」
梨沙「(…あー、最近ジョジョ4部終わったっけ、その影響ね)」
みりあ「でね!流石にみりあもスタンドは出せないけど、事務所にもサイキッカーならいるし、みりあだって頑張れば超能力、出来るかなーって!」
梨沙「(…ここは…否定すべきかしら、そうよね、アイツみたいなアホは一人で十分だわ…)」
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???「サイキックぶぇっくしょーい!!!」
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梨沙「…あのねぇみりあ、あんただってわからない歳じゃないだろうし言うけど、あれはアニメの世界なの。現実でそんな奇妙なこと…」
ダダダダダダダ…!!
梨沙「…何?外から音が…」
「ボンバーーー!!!」
ドゴォォォォォォォォン!!!
梨沙「」
みりあ「あ!茜ちゃんだ、おはよー!どうしたの?」
パラ…パラ…
茜「おはようございます!!実はですね!情けないことに打ち合わせに遅刻しそうになってしまい!!失礼ながらこうして近道をさせていただいた次第です!!」
梨沙「…ここビルの6階…」
みりあ「あれ?でも茜ちゃんのプロデューサーさんもまだ来てないよ?」
茜「なんと!もしや…あれ?ホワイトボードは!?」
梨沙「…さっきアンタが壊した壁にかけてあったわよ…」
茜「おや!それは申し訳ない…!どうすれば…!」
「…『事象無効(ムゥ・リィ)』…否定の言霊は物理法則を越えて現実になるんですけど…!」
grrrrrr…
茜「なんと!戻りました!どれどれ…あ!やっぱり1時間早く勘違いしてました!!」
みりあ「ほんとだ!遅刻じゃなくてよかったね!」
茜「はい!!では今から時間潰しがてら走ってきます!!ボンバー!!」
ダダダダダダダ…
杏「zzz…」
梨沙「…」
みりあ「で、超能力を試してみたいなって!」
梨沙「うぇ!?えっと、あのね、みりあ」
みりあ「うん?」
梨沙「本来このご時世、超能力とか言い出したら馬鹿にされても仕方ないくらいなの。…えっと、さっきのアレと机の下のアレは特別でね、あんな…ん?」
ゴゴゴゴゴ……
みりあ「あ、なんか隕石がこっちに向かって落ちてくるよ!」
梨沙「とんでもなく唐突ね!?茜は!?」
みりあ「いま大体中国地方あたりにいるねー」
梨沙「わかるの!?」
みりあ「さっきの『走ってきます!!』は『30分くらいあれば日本列島1往復は出来ますね!!』って意味だよ?わからなかった?」
梨沙「わかるか!!」
梨沙「(案の定この子も普通じゃなかった…!)」
梨沙「じゃあ連絡は取れないわけ!?」
みりあ「島根にネットはないから…」
梨沙「あー、それじゃ仕方ないわね…アンタは!?」
「い、一度あれを使うと半日ほど再使用できないんですけど…!」
梨沙「もう!!どうすんのよこの状況!!」
ゴゴゴゴゴゴゴ…
「………うるさいなぁ」
『あんずのせかい。時は止まる』
ピタッ
杏「…杏の寝床に触らないでよ…」
うさぎ『…』ドドドドド…
杏「これは…石を砕くのは簡単だけど、その後の破片が面倒だなぁ」
ガシッ
杏「上に…投げ返すか…よろしく」
うさぎ『……!!』グゥン!!
ブンッッッ!!!
杏「…そんで時は動き出す…と」
ヒューーー…
杏「…おやすみっ」ぼふっ
ボッ…!!!
梨沙「…あら?」
みりあ「…お空に帰っちゃったみたいだねー!」
梨沙「…ちょっと残念そうなのが怖いんだけど…」
杏「zzz…」
みりあ「…でね!超能力を」
梨沙「…うん、もういいわ、付き合うわよ超能力…」
みりあ「ほんと!?わーい!!」
梨沙「…それはそうとして、みりあ…」
みりあ「?なーに?」
梨沙「…やっぱりおかしいのこの事務所の方よね!?」
杏「(何を今更)」
「…終わりですけど…」
終
仮ユニット名『FAみりーまーと』、よろしくお願いいたします
お付き合いありがとうございました
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