千夏「痴人の愛ね」
文香「ふふっ」
※キャラ崩壊とお下品な話注意
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千夏「痴人の愛は13歳差の愛の物語」
文香「文豪とは偉大な人たちですね」
千夏「独身の男、譲治はある日カフェで見かけた生娘のナオミを自分好みの女に育ててようとする」
文香「しかし次第に美しく妖艶になっていくナオミは譲治を逆に支配しようとしていく」
千夏「全く、こんな作品が文学作品扱いだなんてこの国はどうかしているわね」
文香「本心は」
千夏「私も唯ちゃんに支配されたいわ」
文香「奇遇ですね。私もです」
千夏「まさか貴女も唯ちゃんを狙ってるの?」
文香「御冗談を。ありすちゃんに決まってます」フンス
千夏「ふふっ、知っているわ」
文香「私たちはお互い年の離れた女の子を愛でる淑女」
千夏「世間に知られてはならないル・ジャルダン・スクレ」
文香「くすっ」ペラッ
千夏「ふふっ」ペラッ
文香「千夏さんはお相手が高校生ですからまだ世間からの風当たりも強くないでしょう」
千夏「そんなことないわ。社会人とJKが付き合っていると考えてみなさい」
文香「背徳感が出ますね」
千夏「例えば日々のレッスンが終わった後、私がお金を出すからと唯ちゃんと一緒にサウナに行ったとするわ」
文香「ふむ」
千夏「これを意訳すると」
千夏「成人した社会人が日々の疲れを癒してもらうために、顔なじみのJKと一緒にお互い裸で汗をかいてスッキリしようとお風呂屋でお金を出した」
千夏「になるのよ」
文香「これはいけませんね!」
千夏「そうでしょ?」ペラッ
千夏「それはそうとして貴女は相手が小学生じゃない」
文香「やはりJSに手を出すJDという構図は拙いでしょうか」
千夏「そんなことないわ。近所の小学生に手とり足とりイケないコトを教えたとするわ」
文香「ほう」
千夏「これを文学的に解釈すると」
千夏「――その年の夏は、いつもと比べて暑い日々が続いていた。私は蒸し暑い部屋に閉じこもることについに耐え切れなくなり、近所の河原に出ることにした」
千夏「そこには無邪気に遊びまわる子供がいた。清純な目の輝きは私の忘れていた青春の輝きを取り戻させてくれそうだった」
千夏「同時にどす黒く、心の底に留めていた筈の感情が沸々と湧き上がるのを感じた」
千夏「嗚呼、無垢な輝きは何故私の心を深く揺さぶるのか」
千夏「あの日から遠ざかるほど、貴女に会いたくなる」
千夏「幾つもの色が重なり合い、やがてモノクロームになった日々」
千夏「甘く、ほろ苦い…、全てが刻まれた場所を教えてほしい」
千夏「大分むぎ焼酎、二階堂」
千夏「となるのよ」
文香「流石ですね!」
千夏「大げさよ」ファサ…
文香「それにしても千夏さんは知的な方ですから悩みなどすぐ解決してしまいそうですね」
千夏「そんなことないわ。私にだってどうしても成し遂げたいけれど成しえない理想は存在するわ」
文香「そうなのですか」
千夏「ええ。他の人が聴くと笑ってしまうくらい些細な問題、でも私にはどうすることも出来ないの」
文香「……よろしければその悩み、聞かせてもらえないでしょうか?」
文香「私のような人間でも、ささやかながらお手伝い出来ることがあるかもしれません」
千夏「……やさしいのね。貴女は」
文香「話すのが嫌でしたら構いませんが……」
千夏「いえ、お言葉に甘えさせてもらうわ」
カチャ
ゴクッ
文香(……!!カップを持つ手が震えている)
文香(あの千夏さんが、恐怖している…?)
文香(いったいどれほどの悩みなのでしょうか?)
千夏「……ふう。じゃあ話すわ」
文香「はい」
千夏「私ね、唯ちゃんに子宝飴を舐めさせて『ちなったんの、にがあい…、けど美味しい!』って言ってもらいたいの」
文香「ッ!!千夏さんそれは!!」がたっ
千夏「わかってるわ。私たちの淑女協定第12条、『百合に棒は必要なし。侵入不可侵』に反するとッ!」
文香「神聖百合炉利帝王こと「化理須磨☆ミカ」の定めに背くというのですか!」
千夏「でもこれだけは言わせてっ!あの子に対してやましい気持ちがあるわけじゃないの!」
千夏「ただ、純粋にあの子が子宝飴をねっとりと舐めまわして、口の周りをねっとりさせる様を見たいだけなの!」
千夏「決してそれを性的なナニに結び付けるつもりはないわ!」
文香「……千夏さん」
千夏「いいわ。こんな考えを口に出しただけで私は処罰されるわ」
千夏「ただ、せめて引導は貴女の手で渡してほしいわ」
千夏「貴女には、私の教えを全て託したわ」
千夏「そして、いつかは――」
文香「そんなこと言わないでください!千夏さん!」
千夏「!?」
文香「確かにあなたの考えは教義に反するものかもしれません」
文香「しかしその考えが間違ってるとは、私は思いません」
千夏「……文香」
文香「化理須磨☆ミカの掲げる『YES!ロリータNOタッチ』の教えは尊いものです」
文香「しかし私たちのこの想いを、純粋な願いを捨ててまで教義に付き合う必要はありません!」
千夏「――ッ!まさか文香」
文香「ええ」
文香「私もありすちゃんに歯磨き粉をたっぷりと塗った歯ブラシを突っ込んで『文香さん…苦いです。でも文香さんのならっ』と言わせたいのです!」
千夏「文香ッ!」だきっ
文香「千夏さんっ!!」だきっ
千夏「ありがとうっ…こんな願いを嫌悪しないでくれてっ!」ぽろぽろ
文香「泣くのは早いですよ、千夏さん」なでなで
千夏「ふふっ、そうね。取り乱したりしてごめんなさいね」
文香「いえいえ。同志を見つけてうれしいのは私も一緒ですから」
千夏「……これから辛く、険しい戦いが私たちを待ってるわ」
文香「覚悟の上です」
千夏「そう。それならば共に、神聖百合炉利帝国に立ち向かいましょう」
文香「ええ」
May the force be with you.
千夏・文香「ろりゆりと共にあらんことを!」
―― 糸冬 ――
何だよ神聖百合炉利帝国って訳わかんねーよ
依頼出してきます
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