アーニャ「シキハジメとは、何ですか?」未央「志希初め!?」 (13)

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・内容
シキハジメ(意味深)
短め、むっつりちゃんみお

※主要登場キャラ
一ノ瀬志希
http://i.imgur.com/0odyQG2.jpg
http://i.imgur.com/oocElQa.jpg
アナスタシア
http://i.imgur.com/QSYD2Mr.jpg
http://i.imgur.com/Xa2lULD.jpg
本田未央
http://i.imgur.com/Xa2lULD.jpg
http://i.imgur.com/bUi9T2L.jpg

※風評被害
新田美波



ごめんちゃんみおの画像一枚間違ってた

・内容
シキハジメ(意味深)
短め、むっつりちゃんみお

※主要登場キャラ
一ノ瀬志希
http://i.imgur.com/0odyQG2.jpg
http://i.imgur.com/oocElQa.jpg
アナスタシア
http://i.imgur.com/QSYD2Mr.jpg
http://i.imgur.com/Xa2lULD.jpg
本田未央
http://i.imgur.com/DESr6c6.jpg
http://i.imgur.com/bUi9T2L.jpg

※風評被害
新田美波





アーニャ「……トルードゥナ……難しい、ですね」

未央「どしたのあーにゃん、難しそうな顔して」

アーニャ「アー……ミオ、ですね。よく分からない言葉があって……」



アーニャ「シキハジメ……って、なんですか?」

未央「しきはじめ?」



アーニャ「シキは、一ノ瀬志希のシキです。それで、志希ハジメ」

未央「志希初め!?」



アーニャ「実は、ミオが入ってくる少し前……プロデューサーの手帳が、落ちてまして。
     そこに、書いてあったんですけど」


~~~~~~~~~~


アーニャ「ベツィーリャ……落とし物、プロデューサーの手帳……の、ようですね。
     拾って、返しておきましょう」

アーニャ「……私の今度のお仕事も、書いてありますね。新年の――」

アーニャ「――? この言葉、どんな意味でしょう。調べて、みますか」



~~~~~~~~~~



未央「……プロデューサーの手帳に『志希初め』って書いてあったの?」

アーニャ「ダー。もしかして、私やミオと一緒の、今度のお仕事と関係あるかと……」

未央「これがその手帳……あ、ホントだ。元日の最後に『志希初め』って書いてある」



アーニャ「実は、ミオの前にミナミが来たので、聞いてみたのですが……」



~~~~~~~~~~



アーニャ「ミナミ、『シキハジメ』ってなんですか?」

美波「しきはじめ?」



アーニャ「プロデューサーの手帳の、年の初めの予定に、書いてあったのです。
     落とし物なので、あとで届けようと思うのですが……ここに、書かれています」

美波「元日の予定に……あ、確かに『志希初め』って」

アーニャ「お仕事と関係があるかも知れないのですが……ヌギェータミ……わからない、です」

美波「志希初め……そのままじゃ意味が通じないけれど、暗号かしら?」

アーニャ「シキハジメがあるなら、アーニャハジメや、ミオハジメもあるんでしょうか?
     ……ンー、プロデューサーの予定には、ないみたいですね」



アーニャ「手帳に一緒に書いてあることから、考えてみますか?」

美波「ええと、お仕事でアーニャちゃん、未央ちゃん、志希ちゃんと同行して、
   上がったら先にアーニャちゃんと未央ちゃんを寮まで送って、
   あと志希ちゃんを家に送って、最後に志希初め……」

アーニャ「アルナ……シキだけ、一人暮らしですね。それと、関係が?」



美波「……あっ」




~~~~~~~~~~


アーニャ「いきなりミナミは、手帳を放り出して、
     『あ、アーニャちゃんっ、それには深く突っ込まないほうがいいんじゃないかな?
      ほ、ほら、プロデューサーさんも志希ちゃんとゆっくりしたいだろうしっ』
     と言って、まっかな顔で、出ていってしまいました」

未央「ナ ニ を 想 像 し た み な み ん!?」




アーニャ「ここではハジメとは、ゆっくりすることなのですか? 休憩、ですか?」

未央「ご、ご休憩!? そ、そりゃあ……辞書には載ってないだろうね、そんな意味……」



未央(休憩……つ、つまり……)




~~~~~~~~~~


志希「あー、志希ちゃんお仕事モードしゅーりょー!
   慣れないお澄ましレア顔しちゃったせいで新年から疲れちゃったよー。
   とゆーことでコタツにダーイブ♪」

志希「むー、出かける時に電源切ってたから、コタツがあったかくないー。
   プロデューサー、元旦から頑張ったシキちゃんへのご褒美として、
   シキちゃんをコタツの代わりにあっためてよー?」



志希「後ろから、そーやって腕回して、抱いて……ほら、プロデューサーもコタツに足入れなよ」
   ふふーん、知ってるよシキちゃん。これ、こたつがかりって言うんだよねー。
   もしかして、あたしの晴れ着姿にコーフンしちゃった? しちゃった? しちゃったよね!」

志希「……カラダのナカまで、シキちゃんと温めあってみない?」



志希「ふぁ……あっ、はーぁあ……温まっちゃったねぇ……。
   ふふっ……姫始めもコタツの中とは、コタツの吸引力恐るべし!
   一度取り込まれたら、春になるまで出られない!」

志希「……このまま、ずーっとナニも考えずに、プロデューサーとくっついていられたら、いいなぁ」



~~~~~~~~~~



未央「あーそれだめだめ、正月から元気すぎです」

アーニャ「?」



アーニャ「プロデューサーが元気になるのなら……アーニャハジメも、したほうがいいですか?」

未央「志希始めに続いてアーニャ始めまで!?」



~~~~~~~~~~


アーニャ「盆と、正月。日本では、ここが家族と一緒にすごす季節、でしたね」

アーニャ「アーニャは……ザニャトー、お仕事で忙しくて、お家には帰れませんが」



アーニャ「大丈夫、です。アーニャのお仕事、アイドルですから。
     アーニャの元気な姿、パパも、ママも、見てくれています」

アーニャ「……それでも、寂しくなったら……プロデューサーが、アーニャのそばに、いてくれますか?」



アーニャ「……んっ、ふぁ……あっ……
     シィヤスタ……アーニャ、しあわせ、です。
     プロデューサーが、そばにいてくれて……」

アーニャ「こうやって、プロデューサーとアーニャ、お正月に二人で、一緒にいると……
     なんだか、家族みたいですね。次の年も、その次の年も、ずっと、こうしたい、です」

アーニャ「プロデューサーも、同じ気持ちですか……?」



~~~~~~~~~~


未央「プロデューサー、新年からそんな異文化交流を……
   2000円札のときみたいに、またプーチンさんに変なコト言われちゃう……」

アーニャ「??」




アーニャ「んー、もし寮では難しいのなら、おうちに帰らなければ、いけませんか?
     アーニャは北海道だから遠いですが、未央なら確か千葉だから、まだ近いですね」

未央「うちで姫始め!?」




~~~~~~~~~~


未央「ほら、プロデューサーもこたつに入ってあったまりなよ!
   こたつにみかん! いやー、日本の冬の様式美ですなぁ」

未央「うちのこたつ、ちっちゃいから、二人入っただけで足がぶつかっちゃうんだよねー。
   お、これがプロデューサーの足かな! それっ、未央ちゃんの足でくすぐっちゃうぞー!」



未央「んっ、あっ……ぷ、プロデューサー!? そ、そこは……
   見えないからって、そんなトコ……へ、変な声なんか出してないもん!
   変な足の使い方して、ヤケドしても知らないよ?」

未央「それに……あんまりうるさくすると、バレちゃう、よ……。
   だ、だめだってば、そんな――んっ、あっ……」



未央「……はぁっ、はーっ、ふぁあっ……ば、バレてないよね……。
   こたつに入ったままだから、見えてないハズ……ドキドキしすぎて、死んじゃうかと思った……」

未央「もうっ、プロデューサーったら、直接見えてないからってイロイロやりすぎ!
   あーあ、後片付けしないと……プロデューサーも手伝ってよ?」

未央「――え、お母さん? あ、ちょっとこたつの温度を上げすぎて、のぼせちゃってさー」

未央「あとごめん、お茶こぼしちゃったから、こたつ布団のカバー取り替えておくねっ」



~~~~~~~~~~


アーニャ「ミオ、大丈夫ですか? 顔が赤くなって……」

未央「これはっ、こたつ! こたつのせいだから!」

アーニャ「こたつ? ここに、こたつはありませんが……」

未央「あぁああああああっ!」





志希「じゃーん、シキちゃんの入室だよー。おっ、あーにゃんとにゃんみおじゃないか!
   にゃははっ、これはシキちゃんと合わせてニューにゃん・にゃん・にゃんの結成かな?」

アーニャ「シキ、ちょうどいいところに……シキハジメ、ってなんですか?」

志希「シキハジメ?」

未央「ちょっ、あーにゃん本人にソレ聞く!?」



志希「あーコレか。『志希初め』……あーにゃん、コレはね、『しきぞめ』って読むんだよ」

アーニャ「シキゾメ?」

未央「へっ?」



志希「日本語の『はじめ』には『始め』とか『初め』とか『肇』とかいろいろあるけど、
   verb(動詞)とくっついてfirst timeって意味になる『初め』は『ぞめ』って読ませるんだよ。
   ほら、このあいだ楓さんたちがやってた『書き初め』みたいに」

アーニャ「あー、だから『シキハジメ』って聞いても、ミナミやミオがわからなかったですね」



未央「…………」

志希「どしたの未央ちゃん。顔をまっかにして。『しきはじめ』でナニすると思ったの?」

未央「な、なんのことかなー志希にゃん?」

志希「……ちなみに『ひめはじめ』は『姫初め』とは書かないらしいよ。
   詳しいことは文香ちゃんや風香ちゃん、瑞樹ちゃんとかに聞けばわかるんじゃないかな」

未央「いやいや聞かないからっ」



アーニャ「ところで志希初めは、何をするんですか?」

志希「ふっふー、日本のことわざには『言わぬが花』とあるんだよ。
   憎からず思う男女がお家で二人きりになったら、するコトは――」

未央「おい待て志希にゃん」


(おしまい)


※参考 広辞苑第六版、大辞林第三版



あけましておめでとうございます

本年最初はガシャの引きもあたりナシとP業は幸先悪い立ち上がりですが
(モバマスにもデレステにも梅が出てきたので天神様のご加護があるかと思いましたがそんなことはなかった)
本年も志希にゃんを中心にアイドルの魅力をほんの少しでも伝えていければと存じます

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