レインクレインロゴス (3)

?「なんで俺が馬車を引くと雨が降ってくるんだ?」

?「君の名前だろレイン君」

レイン「いい加減その言い方にもどうかと思うんだが」

?「いい名前じゃないか…俺は好きだぞ」

レイン「男に好かれてもなぁ…スタンは疲れてないのか?」

スタン「いい加減、慣れてきたところだよ」

レイン「付き合わなくてよかったんだぞ?」

スタン「形なりにも貴族になったレインの行く末が見たくなったからな」

レイン「面白半分で騎士になれるはずだったのを蹴るお前が恐ろしいよ」

スタン「それはお互い様だろ?レインなんて軍師補佐を蹴ったじゃないか何のために今まで頑張ってきたんだ?」

レイン「それは自分の道が選べるからだ」

王国には昔から面白い仕来たりがある。王立修学院を優秀な成績を収めたものにはそれなりの道を選べる権利が与えられる。
もちろん武学、文学などで特化したものから選べる道だ。

スタン「そんな理由でわざわざ辺境の地に来たのか?」

王国から出て既に馬車で10日は経っていた。人の足で歩いたのであれば一ヶ月以上は掛かる道だ。

スタン「まぁ貴族の称号を頂いたのであればそれなりなのか」

レイン「男爵だけどね」

スタン「土地も貰えたしな」

レイン「そういう言い方はやめろよ。ミスタンリー卿が逝去されてからあの土地は見放されてしまった。貰うのではない」

スタン「レイン卿は優しいな」

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スタン「それで?本当の目的とか無いのか?」

レイン「はっきり言ってしまえば無いな」

スタン「…本当に?」

スタンは何を知りたいのだろうか、特に隠すこともないが出発前にも聞かれた。

レイン「もうすぐで領地に着く、準備だけはしといてくれよ」

スタン「おう、可愛い子が居ればいいな!」

レイン「何しに行くつもりなんだ」


その後、特に何でもない雑談をしながら領地へと向かった。



ーーーーミスタンリー領地、トール村。


レイン「新しく領地の主となるレイン男爵だ伯爵の階級ではないがそれなりに都合はする。何かあれば言って欲しい」

村長「りょ、領主様!?…いやぁ、ありがたやありがたや」

いきなり拝まれた。神か何かだと思われてるのだろうか?

スタン「公爵と勘違いしてんじゃないのか?」

それは流石にないと首を振る。しかし、勝手な思い込みだが驚いたことに若い者はそれなりにいる。町というほどではないが村としては規模は大きい方だ。

スタン「近くに街があるんだってよ…そんな話を聞いてたか?」

レイン「いや、村があることは知っていたが街はなかったはずだ」

二人の話を聞いていたのか村長が話し始めた。

村長「ミスタンリー伯爵は街を作ることに尽力しておりました。またこの事は内密でしたがのぉ」

レイン「街を内密にしつつ作る…?」

スタン「きな臭いな」

何か裏があるんじゃないかと疑う二人に気づいたのか、村長は慌てた様子を見せた。

村長「何か犯罪をするとかでは無いのですじゃ、この事は内密と言っっても王国には話が通っております」

通っているなら自分たちが知らされてないのがまずおかしい事ではあるのだが、ひとまず何も言わないことにした。
街の案内は後日ということで、まずは村の案内してもらうことにする。

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