なろう作家「よっこらふぉっくす こんこんこん♪」 (37)

三人が横一列に並び、ケミンの合図で歌がはじまった。

「「「よっこらふぉっくす こんこんこん♪」」」
 可愛らしく精いっぱい明るい声で三人が歌い始める。
 両手を前に伸ばし腰を落として上下に激しくシェイクしながら右に左に体を揺らす。
「「「尻尾をふりふり こんこんこん♪」」」
 次は元気よく回転して背中を向け、腰に手をあて、しっぽを振りながら腰を振る。
「「「耳の先だけ くっろいぞ♪」」」
 しゃがんで狐耳に手を当て上目使い。
「「「尻尾の先は しっろいぞ♪」」」
 体を半身にして尻尾を手でもちあげ先を見せつけてくる。
「「「よっこらふぉっくす こんこんこん♪」」」
 サビらしく冒頭と同じ振りだ。
「「「もふもふふかふか こんこんこん♪」」」
 背中を向けて尻尾と腰を振る。
「「「こーーーーん♪」」」
 最後は全員でおもいっきり飛び跳ね、心底楽しそうに叫ぶようにして終了。
 その、なんというか、すっごく可愛い。もう可愛すぎて理性が飛びそうだ。

三人の可憐さをこれ以上ないほど引き立てている。クウの兄は天才かもしれない。

「ふぉ、ふぉっ」
 ロレウが目を見開き、震えていた。
「ふぉっくすしたい!」
 叫び声をあげて、突撃しようとする。
 ふぉっくすって一体何をするつもりだ? よくわからないが、ユキノが危ない気がしたので襟首を掴んで引き寄せてから頸動脈をがっしり押さえて五秒で落とした。

なろうの闇は深い

>>3
こいつの書いた話が何冊かすでに書籍化してる闇

お菓子職人の成り上がり~天才パティシエの領地経営~ 月夜 涙(るい)

ティナは嬉しそうに俺が掘り起こした山芋を担いでいる。
「よっこらふぉっくす、こんこんこん♪」

よほど上機嫌なのか、変な歌を口ずさむぐらいだ。

「しっぽをふりふり、こんこんこん♪」
歌に合わせてティナの尻尾が揺れて可愛らしい。

「耳の先だけ くっろいぞ♪」
変な歌だが、なかなか心地いい。



これ他の作品

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom