①時間軸はアニメ2期4話~8話くらいのイメージです
②キャラの口調が若干崩壊します。
--放課後--
にこ「はあ~、今日も練習疲れたわ~」
希「にこっちは体力無いからな~。練習が半分切る前にへばってたやん」
にこ「しょうがないでしょ!絵里のしごきが凄いんだから!」
絵里「ふふ、ごめんなさいね。でもにこだって最後まで練習やり遂げたじゃない。お疲れさま」
にこ「ふん、まああんたのお陰で練習の質が今までよりも格段に上がったんだから少しは感謝してるわ」
希「お、珍しいな。にこっちが人にお礼の言葉を言うなんて。何か悪いもんでも食べたん?」
にこ「うるさいわね!余計なことを言うんじゃないわよ!」
絵里「ふふ。ありがとう、にこ」
???「あら、絢瀬さんたちじゃない」
のぞにこえり「!」
絵里「え?あなた方は・・・」
にこ「A-RISEゥ!?」
ツバサ「お久しぶりね」
英玲奈「元気そうだな」
あんじゅ「ふふ、驚いた顔がかわいい」
希「はあ、どうしてあなた達がこんな所に?家がこっちの方なん?」
ツバサ「いえね、ちょっと面白い噂を聞いて音ノ木坂の方にやって来たの」
英玲奈「探し人がいてな」
にこ「探し人?だ、誰なんですか?」
ツバサ「ええ、音ノ木坂の生徒の中に私たちの事を素人と言った人がいるって聞いたの」
絵里「チカァ!?」
英玲奈「?どうした絢瀬絵里。そんな素っ頓狂な声を出して」
絵里「いいいいいいいいえ、ななな、何でもないです・・」
絵里(どういうこと!?何であのことがA-RISEに伝わってるの?この事を知っているのはμ'sだけのはず!・・まさか誰かが彼女達に言ったとか・・・)
絵里「へ、へぇー。ラブライブの優勝者であるあなた達にそんな大それた事を言う人なんているんですね」
ツバサ「噂だから本当かどうかは知らないわ。でも、もしそんな人ないるならば是非顔を合わせたくてここに来たの」
絵里(よかった・・。誰が言ったかまでは分かっていないのね。これならば何とか誤魔化せて帰ってもらえば・・)
絵里「えぇ~、でも噂なんですよね。私は生徒会長で学校内の情報は出来るだけ把握してるんですけどそんな話聞いたことないですね~」
絵里(とにかく今日の所は諦めて帰ってもらうわ・・)
英玲奈「ふむ、そうか。残念だな」
にこ(絵里ったら必死ね。まあ、あんな事言ったなんて本人たちに知られたら恥ずかしくてたまったもんじゃないからね)
にこ(でもあんなに焦る絵里を見るのも初めてね・・・)
にこ(・・・)
矢澤()ニヤァ
あんじゅ「仕方ないわ。残念だけど今日は帰ろうかしら」
絵里「いやー、すみません。何か分かったら連絡するので今日はお引き取り願います」
にこ「あれぇ~、にこその噂聞いたことあるかも~」
絵里「!?」
英玲奈「何?本当か?」
にこ「誰なのかまでは知らないんですけどぉ、一時期学校中の噂になったことがあって~」
絵里(どういうこと!?にこは私が言った事を知っているはず・・。まさかワザとやって・・・)
絵里(後でスパルタでしごいてやるわ・・。でも今はこの状況を何とかしないと・・)
絵里「に、にこ?それはあくまでも噂なんだから本気にするのはどうなのかしら・・・」
にこ「ん~、でもA-RISEの皆さんもその噂を頼りにやって来たんだから無礙には出来ないんじゃないかなぁ」
ツバサ「その通りね。嘘なら嘘で別に良いんだけどやっぱり興味があるじゃない?」
ツバサ「ま る で 私 達 に 喧 嘩 を 売 っ て る よ う な セ リ フ な ん だ も の」
絵里「」ダラダラ
あんじゅ「でもぉ、その情報だけじゃ誰かまでは分からないわね」
絵里「そ、そうですよね!それに噂が立ってから多分結構たっていると思うから、言った人は見つからないんじゃないかしら・・・」
にこ「ツバサさんたちのダンスを素人って言ったんですよね?だったら踊りが上手い人なんじゃないんですかね。例えば昔バレエをやっていたとか」チラッ
絵里「チカァ!?」
絵里(まずいまずいまずいまずい。にこは確実に私をハメにきてるわ。後で見てなさいよこのアバズレ・・・)
英玲奈「さっきからどうした綾瀬絵里。チカァとは一体何なのだ。まるで隠し事がバレそうになってるような慌てぶりだな」
絵里「え、ち、違うんです!これ、これは後輩の名前なんです!そう、千歌!千に歌と書いて千歌!すごく良い名前ですよね!」
絵里(たった今自分が作った後輩だけど)
英玲奈「後輩の名前?何故いきなり後輩の名前を言ったんだ?訳が分からないぞ」
絵里「そ、それは・・えと・・そうだ!語尾!語尾なんです!最近語尾にはまってるんです!いや、はまってるっちゃ!アイドルの恥はかき捨てってよく言うッピ!にこみたいな痛いキャラを演じないとこれからのアイドルは生き残れないナリィ!」
にこ「」ピキィ
にこ「あ!もう一つ思い出しました!確かその人は外国人の血が入ったハーフだかクォーターで金髪らしいですよぉ」
絵里「に、にこ?金髪にクォーターってまるで私の事じゃないかしら?」
にこ「別に絵里の事を言ってるんじゃないわよ。あくまでも噂よう・わ・さ」
絵里「そ、そうよね噂よね・・・」
絵里(うう・・・、そろそろ私の立場が危うくなってきたわ・・。このままじゃ誤魔化しきれない・・・どうすれば)
絵里(!そうだわ!希よ希!希に助けを求めればこの状況を打開してくれるかも・・・)
絵里(何とか目線で伝わらないかしら・・・)チラッチラッ
希(あー。エリチが助けて欲しそうにこっちを見てるなぁ。)
希(にこっちは悪ノリして面白がってるしどうしようかなぁ。エリチがこんなに焦ってる様子を見るのも久しぶりで面白いし・・)
希(それにウチの感やけどA-RISEの三人はもう・・)
希(よーし、それならウチも・・)
希「にこっち、噂なんてあてにならんしどれだけ考えても犯人は分からんよ」
絵里「希・・」パアァ
希「だからμ'sのメンバーにも聞き込みをせえへん?誰かが犯人を知ってるかもしれへんし」
絵里「ツォ!?」
絵里(なにこれ・・。希に助けてもらえると思ったら逆に泥沼にはまったわ。希の表情を見るに、にこに協力して私を陥れようとしてるわ・・・。でも何故μ'sの皆に聞き込みをするなんて提案を・・)
絵里(・・そうか!メンバーの中には花陽みたいな素直な子もいるわ。そんな彼女たちに質問したら素直に私の名前を言ってしまうかもしれない・・)
絵里(希にも敵にまわられたし、このままでは・・・バレるわ・・!)
ツバサ「そうしてくれたらありがたいわ」
絵里「で、でも練習が終わって皆帰ってるところなのに悪いわよ・・」
希「メールかLINEで聞けば問題ないやん」
にこ「そうねぇ、花陽に聞いてみるのはどうかしら」
希「せやな、誰でも良いとは思うけど。にこっち連絡取ってくれへん?」ポチポチ
絵里(!?私の予想通りピンポイントで花陽じゃない・・!絶対に狙ってるわね・・ならば・・)
絵里「は、花陽は確か凛達とラーメンを食べに行くって言っていたような言ってないような・・」
希「そんなこと言ってないよ。花陽ちゃんは特に用事もなくて普通に帰るって言ってたよ」
絵里(希ぃ!こ、こうなったら・・)
絵里(花陽にLINEをして先手を打つしかないわ!)
絵里「あ、あれ~そういえばちょっと亜里沙に伝えることがあったのに忘れてたわ~。すみません、ちょっと少しだけ時間いただきますね~」ソソクサ
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物陰
絵里「よし、何とかあの場を離れられたわ。今のうちに花陽にLINEを・・」ポチポチ
KKエリーチカァ!『花陽、突然ごめんなさい。これから希かにこからメールが行くと思うけど私の名前は出さないでもらえるかしら。理由は後で話すわ。』
絵里「これでこの場は何とかなりそうね。早く戻らなきゃ」
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絵里「時間を取らせてしまってごめんなさい。私の用は終わったわ」
英玲奈「構わない。今矢澤にこに連絡を取ってもらっている所だからな」
絵里「へ、へぇ~そうなんですか・・」
絵里(大丈夫よね・・、にこのLINEを見るってことは私のLINEも見るわけだし・・)
にこ「あっ!帰って来たわ」
絵里「!」
絵里以外「どれどれ」
YAZAWA『花陽、いきなりで申し訳ないんだけどA-RISEのダンスを素人と言ったのって誰か分かるかしら?』
ツヤ姫米基地『うん、知ってるよ!絵里ちゃんだよ!』
絵里「!?!!!????」
絵里(えっ!?何で!?何で普通に答えてるのよ花陽ぉ!ていうか、にこもこの事知ってるんだらその質問に違和感を持ちなさいよ!)
ツバサ「ふーん、私達のダンスを素人と言ったのは絢瀬さんなのね」
絵里「え、えぇと、それはその・・・花陽だけの情報じゃ間違いかもしれないじゃない!」
あんじゅ「でもにこさんの言っていた金髪にクォーターってまんま絢瀬さんの事だよねぇ。その情報と合わせると・・」
絵里「あぁ・・・」
ツバサ「その様子を見るとやっぱり絢瀬さんが言ったのかしら?」
絵里「そ、それは・・・」
英玲奈「君は私達の事を素人だと思っていたのか。これはショックだな」
絵里「うぅ・・・」
絵里「」ブワッ
絵里以外「!!」
絵里「だって・・だってしょうがないじゃない!あの時は廃校の問題とかもあったし・・本当に必死だったから・・・)
絵里「それにあの頃は言えなかったけどやっぱり穂乃果達のアイドル活動も正直羨ましくて・・。心がぐちゃぐちゃになってる状態だったのよ・・」ポロポロ
絵里「正直な所本音だった部分もあるわ。でもμ'sに入って私達がUTXで躍らせて貰った時にあなた達のLIVEを見た時に思ったわ。あなた達にはダンス以外にも沢山魅力があるって。あんなに圧倒されるなんて思わなかったわ!」
絵里「それと同時に改めて思ったわ!μ'sの皆とラブライブであなた達に勝って優勝を目指したいって!」
絵里「うう・・頭が混乱してきたわ・・・」
絵里「うええぇぇぇぇぇぇぇん!」
希「あ、走って行っちゃった・・」
希「ツバサさん達も実は知っていましたよね。エリチが言ったってこと」
ツバサ「ええ、穂乃果さんから聞いたわ。それで絢瀬さんがどんな人か興味を持って、そのついでにからかってみようと思ったの」
にこ「あの子そんな事言っていたのね」
ツバサ「でも穂乃果さんはその後にこう言っていた。絢瀬さんはあの時は必死で今は私達A-RISEの凄さもちゃんと理解してるってね」
ツバサ「話を聞いた時はもっと高飛車な方かと思ったけど、実際会ってみると素直な所もあるしちょっと抜けてる部分があって可愛いわね」
希「ふふ、せやろ。それにしてもにこっち悪い顔やったなぁ」
にこ「ふん、あんただって途中から乗って来たじゃない。お互いさまよ」
にこ「それにしても花陽にしては随分レスポンスが早かったわね」
希「ああ、あれはウチがあらかじめ手を打っといたんや。親から送ってもらった魚沼産のコシヒカリを分けてあげるからエリチからメールが来たらこう答えてくれ、ってな」
にこ「そんな事してたのね・・。あんたこそ悪ノリしすぎよ、まったく」
希「いやぁ、あんなに慌てたエリチを見るのが久しぶりでテンションが上がってしまったんや」
ツバサ「そろそろ、絢瀬さんを追いかけたらどうかしら。泣いていたわよ?」
希「せやな。謝りに行こか、にこっち」
にこ「そうね、このままだと後がヤバそうだわ」
希「それじゃあラブライブまでまたな」
ツバサ「ええ、今日はありがとう。感謝してるわ」
A-RISE「それにしても」
のぞにこ「絵里(ち)」
5人「可愛かったなぁ」
その後、希とにこは絵里にたっぷりしごかれました。
おわり
お粗末様です
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海未「穂乃果と付き合う為にことりと勝負します!」
海未「穂乃果と付き合う為にことりと勝負します!」 - SSまとめ速報
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