モバP「クイズ番組のオファー」 (37)

今回も好き勝手やります

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1482848541

前作までの

堀裕子「サイキック機械!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1482584573

モバP「後の祭り」
http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1482242048

千川ちひろ「ファンレターの検閲」
http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1481972826

読まなくても平気です


モバP「新年特番のクイズ番組のオファー...ですか?」

ちひろ「ええ、うちの事務所に二人分の枠が」

モバP「んー...他の芸能人に晶葉や志希をぶつけるわけには気が引けるし...」

ちひろ「そうですねぇ...誰か適任が」

ガチャ
前川みく「レッスン上がり~♪」

双葉杏「ああ帰りたい...」

モバP「いた」


~休憩室~

ちひろ「と、いうわけで、練習しましょう!」

みく「クイズ番組...みくでいいの?」

モバP「ああ、適任だ」

杏「杏はめんどいから誰かに~...」

モバP「賞金出るぞ」

杏「がんばりまーーす!」

モバP「変わり身の早いやつめ」


杏「賞金が出るなら全身全霊真心を持って優勝をめざすよ...でも、この練習はサボっていい?」

P「いや、これはお互いの得意分野の把握とか意味があるからやってくれないか?」

杏「ええ~...」

ちひろ「だったら、プロデューサーさんも参加してみたらどうですか?」

P「え?」

ちひろ「プロデューサーさんも参加して、勝てたらご褒美とか!」

みく「にゃにゃ!?」

ちひろ「何でも奢ったり、買ったり!」

杏「いま何でもって言ったよね!」キラキラ

P「ちょ、年末年始でただでさえ出費がかさむのに!!」

みく「みく、冬物の欲しい服があるのにゃあ!」

杏「杏、あん肝が食べたいな~♪」

P「いや、俺は参加しませ
P、参加決定――!!


第1回チキチキ!休憩室クイズ大会

~ルール~

・問題はちひろがネット上で有志を募って作成してもらったものを使用

・解答形式は早押し、お手つきはナシ

・一問正解するごとに1ポイント、ゲーム終了時にみく、杏のどちらか一方でもPのポイントを上回っていたら二人の勝利

・二人が勝利した場合、Pは自腹でそれぞれに何かを奢る

ちひろ「そして、出題者は私です!みなさん、頑張ってください!」

杏みく「おおーーーーーー!!」

P(俺のメリット一切ない気が)


第一問
「太宰治の作品のうち、『恥の多い生涯を送って来ました』から始まる作品のタイトルは?」

ピコーン
P「『人間失格』」ピンポーン

杏「げ、先押された」

みく「読んだことないにゃあ...」

杏「杏もだよ...プロデューサーは?」

P「冒頭で断念した」

ちひろ(文香ちゃんが悲しみますよ)


第二問
「原子番号113番目の元素の名称は、

ピコーン
みく「ニホニウム!」ブー

ですが正式決定する前の仮称は?」

ピコーン
P「ウンウントリウム」ピンポーン

みく「にゃあ...」

P「早押しだからな」

杏「そっか、引っかけにも気をつけないとね」

みく「無念だにゃあ...」


第三問
「DNA、正式名称は?」

ピコーン
みく「デオキシリボ核酸!」ピンポーン

P「うえ、とられた」

杏「1ポイントとったよ、やったねみくちゃん!」

P「おいやめろ」

みく「杏ちゃんも頑張るにゃ!」


第四問
「3以上の自然数nについて[X^n+Y^n=Z^n]は存在しない、これを証明せよ」

みく「????」

P「これ、フェルマーの最終定理だろ...解けるわけ
ピコーン
杏「証明できるが、語るには長すぎるので省略する」

ちひろ「おお...」

P「これが正解だわ」

杏「ドヤッ!」

みく「???」


みく「Pチャン...みく、何が何だか」

P「俺もフェルマーはわからねえよ...問題制作者は答えわかってんのか?」

ちひろ「それが答えは書いてなくって...ただPN:ウンコティンティンとだけ」

P「そいつ絶対答えわかってねえわ」

杏「悪ふざけが過ぎるね」

みく(ウンコティンティン!?!?)


第五問
「アニメ、『名探偵コナン』において工藤新一が飲まされた薬の名称は?」

ピコーン
杏「アポトキシン4869」ピンポーン

P「ああー分かってたのになぁ」

みく「よ、よく覚えてるのにゃ...」

杏「まあね」ドヤッ


第六問
「ゲーム『スーパーアラビアン』、移植される前の日本語タイトルは?」

ピコーン
P「『アラビアン』」ピンポーン

杏「なにそのゲーム」

みく「聞いたこともないにゃあ」

P「ああ、菜々さんなら十中八九持ってると思う」


第七問
「『グリードアイランド』の指定ポケットカードアイテムの内、唯一のランクDアイテムは?」

ピコーン
杏「聖騎士の首飾り」ピンポーン

P「うわあこれ答えたかった」

みく「?」


第八問
「『ジョジョの奇妙な冒険』において、初めて登場した死亡発動型スタンドの名前と本体名は?」

ピコーン
P「ノトーリアスB・I・G、本体名はカルネ」ピンポーン

杏「本体名ど忘れしちゃったよ...」

みく「」



第九問
「『血界戦線』の登場人物の一人、『ネジ』のフルネームは?」

ピコーン
杏「『アマグラナフ・ルォーゾンダム・ウーヴ・リ・ネジ』」ピンポーン


第十問
「『ペルソナ4』で伊邪那岐大神を作るために必要な素材をすべて答えよ」

ピコーン
P「イザナギ、ザントマン、ナタタイシ、ギリメカラ、ノルン、オオクニヌシ、オルトロス、カルティケーヤ、ミトラ、ツィツィミトル、で、え~と...クー・フーリン、レギオン!」ピンポーン

P「うっし!!」

第十問
「小説『クビキリサイクル』で最初の被害者となった人物は?」

ピコーン
杏「伊吹かなみ」ピンポーン


P「天元突破グレンラガン」ピンポーン


杏「スクライド」ピンポーン


P「ザ・ドラえもんズ」ピンポーン


杏「ディ・モールト」ピンポーン


P「ガールズドミネイション」ピンポーン


杏「凶戦士ブレイズクロー」ピンポーン


P「L.L.MILK」ピンポーン


杏「ゴミを木に変える能力、レベル2はリバース」ピンポーン


P「はじらいブレイク」ピンポーン


杏「跡部王国(キングダム)」ピンポーン


P「びばえっちではない」ピンポーン


杏「カラ↑フル↓」ピンポーン


P「BE MY BABY」ピンポーン


杏「アッフゥフン!」ピンポーン



みく「・・・・・・・・」


「野獣先輩の正体は?」

ピコーン!
P「ウルヴァリン!!」ブー

ピコーン!
杏「メタモン!!!」ブー

ちひろ「えーと、問題制作者さんによると答えは『沈黙』だそうなので、みくちゃんが正解?になるのかしら」

P「HUNTER×HUNTERかよ...」

杏「まあ納得だけど」

みく「いい加減にするにゃあ!!!!!!!!!!」ドオオッ


みく「なんなのこれ!!さっきっから内輪ネタで盛り上がって!!他の人に聞いたら絶対に答えが返ってこないような問題ばっかり!!!」

P「み、みく?」

みく「問題読んでるときのちひろさんの顔見た!?知らない専門用語を読まされてるときのちひろさんの顔見た!!?雨に濡れる子猫チャンよりもかわいそうな目をしてたにゃあ!!!!」

杏「お、おう...」

みく「これはクイズ番組の練習なのにゃ!!そこを忘れないで欲しいのにゃ!」

ちひろ「ご、ごめんなさいみくちゃん...二人がばしばし答えるからてっきり私が知らないだけかと...」

P(売られた!?)

みく「いい!?これからは普通の問題にすること!!ちひろさんは少しでも妖しいと思ったら出さなくて良いから!」

ちひろ「は、は~い...」

P(ガチ切れしたみくが怖すぎる...)


その後・・・

みく「吉田松陰!」ピンポーン

杏「モホロビチッチ不連続面!」ピンポーン

P(普通の問題になった途端に逆転された...)

みく「やったにゃ!」

杏「あん肝♪あん肝♪」

P(...ま、いいか。いっつも二人は頑張ってるもんな)

P(みくがさっき怒ったのもこれに真剣に取り組んでいたからだろうし)

P(杏も何だかんだ理由をつけてさぼりたがるけどやるべきことはきっちりこなすし)

ちひろ「それじゃあ次の問題を!」

P(ご褒美...って訳じゃないけど二人が望むものを)

「ミッキーマウ
P「やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」


ちひろ「え?え?」

P「人が良いこと考えてる時になんて名前を出してんだ!!ヴォルデモートよりも言っちゃあいけない名前でしょ!!」

杏「ちひろさん、黒いネズミの名はよしといた方が...」

ちひろ「な、何かいけないんですか?ミッキーマウ
P「らめええええええええええええええええええええええええええええ!!!」

みく「Pチャンがおかしくなっちゃったにゃ!」


P「夢の国の奴らはどこで目を光らせているかわからない!いつ使者が来てもおかしくない!!」

みく「し、使者って...?」

杏「まあ...警察とか?(来ないだろうけど)」

ちひろ「け、警察!?」

みく「大変だにゃあ!!」

P「いや...すまない、警戒するあまり大げさに言い過ぎた。警察は(多分)来ないよ」

みく「よ、よかったにゃあぁぁ~...」

杏「そこまで日本の警察は暇じゃないだろうしね~」

ガチャ
???「みくぬく警察だ!!手を挙げろ!!」

杏「ってえ?え!?」

ちひろ「ほ、本当に来た!!」

みく「警察だにゃああああああああ!!!」


P「落ち着いて、これは警察じゃない」


[あの人]はコミケ前の見回りに来ていたようです

そして結果発表・・・

ちひろ「みくちゃん、杏ちゃんの勝ちーーー!」

杏「イェーーイ!」

みく「完全勝利にゃあー!!」

P「...約束は約束だ、どこでも、何でも良いぞ」

杏「じゃあこれからみんなであん肝食べ行こーよ!!」

みく「う...みくはパスで」

杏「ん~...じゃあ焼き肉で!」

P「ハハッ、まあ好きな方を選んでくれ」

P「ちひろさんも一緒にどうです?」

ちひろ「え?良いんですか?」

P「まあ前半迷惑かけ過ぎちゃったし、お詫びと言ってはなんですけど」

ちひろ「じゃあ、お言葉に甘えて!」

Pはちひろに売られたことをすっかり忘れていた

そしてこの後、見事クイズ番組で優勝した二人がPに焼き肉をごちそうすることになるのはまた別のお話

Pが焼き肉を食べる前に『沙耶の唄』をプレイしてしまったのもまた別のお話


ここまでです おつきあいいただきありがとうございました

本音を言うとPと杏がポンポン答えるところと、警察ネタをやりたかっただけです

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