フレデリカ「あんきらごっこ」 (17)
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フレデリカ「ふんふんふふーん、ファミマもいいけどスリーエフもいいかなー」
杏「じゃー終わったら飴あげる」
肇「微塵も関係ありませんね…」
文香「…いつも通りではないですか」
肇「そうでしたね、これは一本取られました」
みんな「HAHAHA」
杏「…なにこれ」
フレデリカ「あんきもたべたいなーって」
肇「最近鍋多くありません?ここは少しひねりを加えていきましょう」
文香「カレーもいいですね…」
フレデリカ「おせちもねっ!」
杏「逆だしラーメンだよ」
杏「実際さ、みんなあんきも鍋食べた事あるの?」
フレデリカ「何をおっしゃる杏さん、あんきも鍋はフランスの郷土料理だよー?」
肇「実はありません…」
文香「では…あんき、で始まる他の食材を探しましょうか」
フレデリカ「暗器?」
文香「それは肇さんの分野ですし、食材でお願いします」
肇「あの、私を何だと思っているんですか?」
文香「…?先日、壺があれば誰だって倒せると仰っていたではありませんか」
肇「言ってません!その程度の装備では茄子さんを倒せませんから…」
杏「他はいけるんだ…」
杏「実際のところ、他にあんき~で始まる単語ってそうそうないよね」
文香「一応…地名でしたら、昔は安喜県と言う場所がありましたが…」
フレデリカ「中国の河北省遷安市の古称だよねー?」
肇「詳しいですね…ところで、中国と言えばラーメンでしょうか?」
杏「餃子とかチャーハンとか麻婆豆腐もだよね」
文香「…いけません、お腹がすいてきました」
フレデリカ「じゃー近くのコンビニで中華っぽいもの買ってくるー?」
文香「本当は本格的なお店に行きたかったのですが…しかたありませんね、折衷案です」
杏「お財布は?」
文香「クリスマスに、クオカードを頂いたので…」
杏「あ、待って待って。今やってるイベント終わってからでいい?」
フレデリカ「いいよー、まだ時間はあるんです!」
肇「話になります!」
文香「貴女がリーダーで良かったです…」
杏「畳み掛けてくるね…とりあえずあと1時間で終わるから」
フレデリカ「じゃー次のコーナーいってみよっか」
肇「次はふつおたのコーナーですね。ありふれた平凡な事を言っていくコーナーです」
文香「最初のお便りはこちらです…F.N『ナス』さんから」
肇「ええと…みなさん、こんばんなすびー…なんですかこの挨拶」
フレデリカ「こんばんかこー」
文香「『茄子ではなく茄子ですよー』だそうです」
フレデリカ「じゃー次のお便りいこっか」
肇「まずこれ読み進めていいですか?」
肇「『先日体験したゲームのアフレコが楽しかったのでもう一度やってみたいのですが、そう言った機会はありませんか?』だそうです」
フレデリカ「それはリーダーの杏ちゃんに聞いてみないとねー」
杏「あぁマスプラ2ミス!」
文香「尋ねるのは、イベントが終わってからにしましょうか…」
肇「よくよく考えたら、このラジオあと30分で終わってしまうんですけど」
フレデリカ「いつもは杏ちゃんが司会進行してるし、今晩くらいはアタシ達がちゃんとしてあげないとねー」
文香「では、僭越ながら私がお返事を…そうですね、あるかもしれませんし、ないかもしれません」
フレデリカ「完全に気分次第だねー」
肇「さて、次にいきましょうか」
文香「つぎのコーナーは…何にしましょうか?」
フレデリカ「杏ちゃんのフルコンチャレンジコーナー!」
肇「では、マイクを杏ちゃんのスマホのスピーカーに近付けて下さい」
シャンシャンシャンシャンチャッ
杏「ミスったー!!!」
フレデリカ「ラジオ映えしないし次いこっか」
文香「では…私から、あん肝鍋についての知識を…」
文香「日本では、アンコウの肝臓を成型して蒸したものをあん肝鮟肝と呼び、珍味と認識されています…このあん肝は「海のフォアグラ」と呼ばれることがあるそうです」
肇「茨城県や山口県などが主な産地らしいですね」
フレデリカ「アンキモはフランスでも食べるんだよー。缶詰まであったもん」
文香「あん肝は肝臓の部分で、高脂質・高カロリー、まるでチーズのような味わいです」
肇「はい、あんきものコーナーでした」
フレデリカ「あん肝の話してたらあん肝が食べたくなってきたねー」
文香「では、収録が終わったら行きましょうか」
肇「文香さんクオカードしか持っていないんですよね?」
フレデリカ「次どーするー?」
肇「私達三人で、あんきらを歌いますか?」
文香「いいですね…」
フレデリカ「ついでに踊れば食事前の良い運動になるもんねー」
文香「…ダンスは…苦手なので…」
フレデリカ「踊れふみかー!」
肇「死の『ダンス』を…」
文香「では、次のコーナーです…なぜ何相談室ですね」
フレデリカ「お便りがいっぱい届いてるよー!」
文香「…ではF.N『フォーチュンタロット』さん、本名藤居朋さんからのお便りです」
肇「ええと…『最近、外食が多くてカロリーが怖いんだけど、何か良いダイエット方法はないかしら?』だそうです」
フレデリカ「えっとねー、ダイエットすればいいとおもうよ!」
文香「はい、フレデリカ先生のありがたいお言葉でした」
ぶーん、ぶーん
肇「…朋さんからラインで、あたしそんなお便り出してないわよ!ってきたのですが…」
フレデリカ「あ、最初に説明してなかったけどこれ全部アドリブだもんねー」
文香「当然、お便りも何も来ておりません…全て勢いのみです」
肇「つまりいつも通りの私達ですね」
フレデリカ「そう言えば全部思いつきって事は、肇ちゃん最近カロリー怖い感じ?」
肇「うっ…フレデリカさんや文香さんから、体型維持の秘訣を聞こうと思っただけです」
文香「よく食べ、よく寝る事です」
フレデリカ「さーて、楽しい番組もそろそろお別れの時間となりましたー」
肇「次はいつか分かりませんが、あったら是非聞いて下さい」
文香「ちなみにですが…その、読み聞かせのコーナーは…」
杏「ないよ、それやると30分まるまる潰れるから」
肇「杏ちゃん、フルコンは終わったんですか?」
杏「一応ねー、オバロ使ったから勝った気しないけど」
フレデリカ「じゃー最後に四人で歌って終わりにするー?」
肇「そうですね、いいかも知れません」
文香「私達の番組と言えばお馴染みの、あの曲ですね…」
杏「お便りまってるよー」
杏「イベントも終わるし、聞納めに丁度いいかもね」
文香「それでは…」
フレデリカ「ミュージック、スタート!」
肇「背中だけじゃ、もう足りなくて」
フレデリカ「この街を歩いてくっ!」
杏「あんきもあんきもあんきもあんきも!」
文香「与えられる気がしていたあの頃」
肇「…だってね…勇気の欠片」
フレデリカ「秘密おっしっえって欲しい?」
杏「あんきもあんきもあんきもあんきも!」
文香「守りたいもの守れる強さを手に入れたいのこの…両手で!」
カミサマガクレタオンナノコノアンキモアンキモイキノコレー
朋「…何よこれ!」
楽しい譜面でしたね
フルコンには届きませんでした
お付き合い、ありがとうございました
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