奏「映画部野外活動記録6」 (36)
※ここに警告文のあるものとする
ヘレン「秋ね」
奏「…………」
ヘレン「今年の秋はなんだか変な気候ね。9月だというのに、暑かったり寒かったり」
文香「…………」
ヘレン「ということで、9月だからまだギリギリ高慢と偏見とゾンビが観れるわ」
奈緒「お、おう……」
ヘレン「ダンサブル・オータム!さっそく映画館に向かうわよ!」ヘーイ
小梅「わーい…♪」
『映画部とみんなの大好物』
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1482510510
映画館
ヘレン「チケットは予約済みよ。発券してくるわね」スタスタスタ
文香「……この作品は上映している映画館が少なくて、観に行き辛かったですね」
奏「上映期間も短いしね。タイミングが合わないと観れないわ」
奈緒「みんなはこの映画についてどう思ってるの?」
小梅「うーん……どれくらい…ホラー要素があるかが……気になる…かな…」
文香「世界的な名著「高慢と偏見」のお話にゾンビが混ざる……どのような展開になるのでしょうね……」
奏「予告を観る限りだと、戦闘シーンもあるみたいね」
奈緒「闘う貴族か…どうなるんだろ」
ヘレン「お待たせ。さあ、入りましょう」
――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――――
――――――――――
――――――
場内
奈緒「あ、あれ…?」
奏「結構遅めに入ったのに、私達だけ…?」
奈緒「え…嘘だろ……みんなどうしちゃったんだよ……」
小梅「みんな…風邪ひいちゃったのかな……」
文香「……季節の変わり目に加えて、気候の変動も激しいですからね…」
ヘレン「健康のために乾布摩擦をしなさい。世界が変わるわよ」
奈緒「乾布摩擦は世界一」
小梅「始まる…よ…」
――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――――
――――――――――
――――――
上映中
奈緒(うおおっ!?導入がまさかのって感じだなぁ……)
奏(貴族、カンフー、日本刀、棍棒、そしてゾンビ……なによこれ、最高じゃない……)
小梅(ゾンビ…ちゃんと作りこんであって…嬉しいな…♪)
文香(……ちゃんと高慢と偏見のストーリーになぞって展開されていく……)
ヘレン(うーん……ワンダホー!)
一同(おおー……)
――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――――
――――――――――
――――――
上映終了
奏「S、S、S、Sランク」
奈緒「うわっ!?」
奏「SSSSSSSSSSS」
文香「わ、わかりましたから……」
奏「最高、最っっっ高」
ヘレン「とりあえず移動しましょう。近くに世界レベルの喫茶店がるわ」
奏「その前にパンフレットを買ってくるわね」
小梅「…………」
――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――――
――――――――――
――――――
喫茶店
ヘレン「さあ、感想戦よ」
奏「最高最高最k…ゲホッ!エホッエホッ!!!」
文香「お、落ち着いてください……」
小梅「はい、お水…」
奏「ありがとう……んっ……この映画は最高の作品よ!」
奈緒「まさかの展開だったけど、面白かったよなー!」
奏「まず導入部がとても秀逸。紙芝居の要領で貴族の父親が娘たちに語りかける部分が…」
奈緒「大航海時代に物資とともに病原菌もやってきて、自衛のために中国や日本で武術を習うのが紳士淑女の嗜みとされ…ってところか」
文香「上手な導入ですよね……冒頭のあれだけで、あ、脳みそを使わなくていい映画だなっていうのがすぐに分かるという…」
奏「ヒロイン達がパーティーに行くためのドレスの下に武器を仕込んでいったり、組み手をしながら、あの人は貴女に気があるみたいよ、って……」
ヘレン「これが恐ろしいまでに自然なのよね。この不自然さを無理のない流れで自然に見せる上手さには感服するわ。多分、あまり予算はなかったのでしょうけど、かなり頑張っていた」
奏「カンフー、ゾンビ、へんてこな日本語、爆発……私たちの大好きなものが全部詰まってる」
奈緒「ハッピーセット」
小梅「トイザらス」
ヘレン「イオン」
文香「ハンバーグカレー」
奏「全部言いえて妙」
文香「ちゃんと高慢と偏見になぞったお話なんですよね……それでいて、お約束を外さない。上手で丁寧な映画でした」
奈緒「これって書き下ろし?」
文香「いえ……元々は小説ですね。200万部を売り上げているみたいです。あのナタリー・ポートマンが大ファンだそうで……彼女から製作の人に絶対読めとの電話があり、そこから映画化の話が……」
奏「あの人もたいがい変わってるわよね……」
小梅「ポートマンさんは…出演して…ないの……?」
文香「元々は彼女が主役だったようなのですが、製作に回ったみたいですね……」
ヘレン「なるほどね。彼女の演技も見たかったけど、このキャスティングも素晴らしいわ」
奈緒「ミスター・ダーシーさん、イケボすぎない?」
小梅「ハスキーで…かっこよかった…」
奏「日本刀捌きも様になっていたわね」
奈緒「小梅的には今作のゾンビはどうだった?」
小梅「うん…ゾンビの出来栄えは最高……なんだけど…」
奏「なんだけど?」
小梅「全体的な登場比率が…低い……かな…」
奈緒「あ~、確かに思っていたよりかは出てこなかったかなぁ」
小梅「せっかく良いゾンビなのに…ちょっと残念…かな…」
文香「……どちらかというと原作準拠でしたからね」
ヘレン「まあ原作のリスペクトをするのであれば、あまり下品には作れないでしょうし、このぐらいが落としどころじゃなかしら?」
ヘレン「では、評価に移りましょう」
奏「文句なしのSランク。私の中では、間違いなくベスト10に入る映画だったわ」
文香「同じくSランクです……良い映画でした」
奈緒「Sランク」
小梅「A+…です……やっぱり、もうちょっとゾンビを…出してほしかった…」
奏「小梅ちゃん的にはやっぱりそこがネックなのね」
奈緒「ゾンビ足りてない」
小梅「もあぞんび…もあぞんび……」
ヘレン「私はSランク。総評価はSランク。それでは、満場一致とはいかなかったけれども、世界レベル映画に認定よ!」
一同「わー!」パチパチパチ
奏「良いものが観れたわ。大満足♪」
ヘレン「公開終了ギリギリだったけれど、間に合ってよかったわ」
奈緒「この映画観たらなんだが原作も読みたくなってきたなぁ」
小梅「…原作って…どっちの…?」
奈緒「うーん、どっちも読んでみたいかな。文香さん、持ってたりしない?」
文香「ええ、両方とも持っていますよ……次回お会いした時にお貸しします」
奈緒「お願いしまーす」
『映画部と楠公飯』に続く
奈緒「お待たせ~!」タッタッタ
ヘレン「ヘーイ、こっちよ!」ヘーイ
奈緒「うん、ヘレンさんは遠くからでも一発でわかるよ」
文香「……へレンさんはオーラがありますからね」
ヘレン「隠し切れない世界レベルにも困ったものだわ」
奈緒「いやぁ~、この映画楽しみだったんだよなぁ」
小梅「この世界の片隅に……戦争映画…なんだっけ…?」
『映画部と楠公飯』
奏「戦争映画ではなくて、戦争中の広島の少女のお話みたいよ」
小梅「…ど、どう違うの……?」
奏「さあ……」
ヘレン「はだしのゲンみたいなものじゃないかしら」
小梅「ゲン……?」
奏「嘘でしょ……これがジェネレーションギャップ…!?」
文香「……今ははだしのゲンを置いている学校も少なくなりつつあるみたいですね」
奈緒「今はいろいろうるさそうだからなぁ…」
ヘレン「あんな右にも左にも喧嘩売ってるパンクな作品なんてそうそうないわよ。何故読ませないのかしら」
奏「うーん…うーん……」
奈緒「とりあえず、映画館に行こうよ。寒くてしかたない」
ヘレン「そうね、もう12月だものね」
奈緒「そうだよ」
――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――――
――――――――――
――――――
映画館
文香「……この作品はクラウドファンディングによって資金を集めたらしいですね」
奈緒「そうそう、凄いよね」
奏「主人公も能年怜奈が声を当てているのよね」
小梅「今は…のんさん…だっけ……」
奈緒「なんかノンタンみたいだな」
文香「懐かしいですね……小さい時に絵本を読んでいました」
奈緒「アニメもあったよね。CGのやつ」
ヘレン「発券してきたわ」
小梅「ヘレンさんは…ノンタンって知ってる…?」
ヘレン「ええ、知ってるわよ。千秋が声優やってたわね」
文香「……それは第一期版ですね。今は別の方が声を当てています」
ヘレン「当時はVHSだったわね…ベイビーの時に故郷で観たわ…」
奈緒「ノンタンって海外輸出されてたの?」
奏「さあ……」
――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――――
――――――――――
――――――
館内
奏「ほぼ満員ね」
奈緒「結構評判いいからなぁ」
文香「……最初は少なかった上映館も、今では増えてきていますね」
小梅「それだけ…面白い作品…なんだね…」
ヘレン「始まるわよ」
――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――――
――――――――――
――――――
上映中
奏(ほんわかとした作品ね…)
小梅(のんさんの声…主人公にすごく……あってる…な…)
ヘレン(背景や小道具、なにより食べ物の絵が良いわね……)
文香(なるほど……戦時中の日常の切り出しというわけですか…)
奈緒(みんな可愛いなあ……って、えっ!?うわっ!?)
一同(……………っ!)
――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――――
――――――――――
――――――
上映終了
奈緒「グスッ……えっぐ……ひぐっ……!」
奏「…………」
ヘレン「やられたわね……」
小梅「奈緒さん…大丈夫…?」
奈緒「う゛っ…ぐすっ……すずざぁん……!」
文香「……とりあえず、移動しましょう」
ヘレン「そうね、近くに世界レベルのファミレスがあるわ。行きましょう」
――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――――
――――――――――
――――――
ファミレス
ヘレン「感想戦よ」
奈緒「ぐすっ…あ゛ー、久しぶりに泣かされた」
奏「後半はなかなかエグかったわね。前半がのんびりのほほんとしていた分、ギャップが…」
文香「……この映画は、戦時中の日常の切り出しなんですよね。当時にはこんな日常「も」あった……この「も」の部分がとても大事ですね。広瀬すずという人物の見た、等身大の日常なんです」
奈緒「いいキャラだったよ、すずさん、超かわいい」
小梅「のんさんが…すごく…ハマってたね……」
奈緒「あののんびりとしてちょっと間の抜けた感じが絶妙だよなぁ」
ヘレン「テンポも良かったわね。全体的にコメディ調で、ひとつひとつのお話がスパッと駆け抜けていき最後には……」
奏「原爆ね……本当、そのホームコメディ感ですっかりと忘れていたわ。爆弾や焼夷弾が落とされてる時に、なんでこんな目に?って思っちゃったんだけど、ああそうか、戦争中だったんだ、って…」
文香「……それぐらいに、ホームコメディドラマとしての完成度が高かったのですね」
奈緒「そして、全てが終った後に残された人々の、生きることへの希望……いやぁ、良い締め方だったよ」
小梅「そういえば…序盤の…街のシーンででてきた…大男……」
奈緒「あー、あれな。化け物?誘拐犯?」
文香「……スイカのシーンにも言えることですが、いろいろな解釈ができますね」
小梅「私は…妖怪の山男かなって…思った…」
文香「私はサンカの人かと……」
奏「サンカ?」
文香「……ええと、ジプシー、とでも言えばよろしいでしょうか。詳しくは、柳田國男や手甲のおじさんの本を読んでみてください」
ヘレン「仮に妖怪の類だとして、ああいう非現実との曖昧な境界線感も物語の旨味を引き出していたわね」
奈緒「それにしてもさ…」
奏「うん?」
奈緒「すずさん、めっちゃエロくなかった?」
文香「ああ……わかります。直接的なシーンがないにもかかわらず、物腰から滲み出るあの色気……」
奈緒「最高」
文香「最高」
奏「エロいエロくないはともかくとして、本当に魅力的なキャラクターばかりだったわ」
小梅「そう…だね……みんな可愛かった…」
奏「嫌味な小姑もすごく良い人だったし」
ヘレン「あの生活で、あの体験をしているからこそ、最後には分かり合えるものがあったのかもね」
ヘレン「では評価に移るわ」
奈緒「Sランク。素晴らしい作品をみせてくれたよ」
奏「同じく、S」
小梅「S…です…」
文香「私も…Sランクでしょうか」
ヘレン「私もSランク。では、総評価Sランク!満場一致で世界レベル映画に認定!」
一同「わー!!!」パチパチパチ
文香「……この映画、大変素晴らしいのですが、本当に日常の切り抜きなので、ここが良い、という押しに欠けるのが難点ですね」
奏「そうね。とりあえず観ろ、としか言いようがないかも」
ヘレン「まあ、いろいろなメディアにも紹介されてきてるし、注目度は高いから、しばらくは公開するでしょう」
奈緒「公開されてる場所が少ないと、すぐに終っちゃったりするからなぁ。今度は極爆で観たいな」
小梅「爆発は…大音量で聴きたい…よね…」
ヘレン「じゃあ、来年にでも行きましょうか」
奈緒「やったー!」
『映画部と盲目のキリングじじい』に続く
ヘレン「冬映画……どうもそそられる作品がないわね」
奈緒「そう?ローグワンとかファンタスティックビーストとか、話題作結構あるじゃん」
ヘレン「観たいの?」
奈緒「え、いやぁ、どうだろ…」
ヘレン「でしょう?映画部の今年の映画納めとしてばビッグタイトルすぎるわ。胃もたれしそう」
奏「なにかサクッとしたものがいいわね」
小梅「だったら…ちょうどいいのが……この前公開された…よ…」
文香「……ちょうどいいもの、ですか?」
小梅「うん……ドント・ブリーズ……」
奈緒「ちょうど…いいか?サスペンスホラーだろ?」
小梅「うん…だから、サクっ……と…ね…♪」
ヘレン「HAHAHA!いいわねそれ、ナイスよ、小梅」
奏「じゃあ今年の映画納めは…」
ヘレン「ええ、ドント・ブリーズで決まりよ!」
『映画部と盲目のキリングじじい』
映画館
奏「ここの映画館はフロントで直接チケットを買うのね」
文香「……昔ながらのスタイルですね」
奈緒「今は券売機が多いかもなぁ」
店員「いらっしゃいませ」
ヘレン「ドント・ブリーズを5枚。大学生1枚、高校生2枚、中学生1枚、それと世界レベル1枚よ」
奈緒「なんだよ、世界レベル1枚って」
奏「もう言いたいだけでしょ…」
店員「はい、大学生1枚、高校生2枚、中学生1枚、それと世界レベル1枚ですね。学生の方は身分証の提示をお願いいたします」
文香「通じるんですね…」
ヘレン「世界レベルの証明は?」
店員「毎日メディアで拝見させていただいております。あの……私、ヘレンさんの大ファンです。握手していただいてもよろしいですか?」
ヘレン「オフコース!」
店員「この仕事してて良かった……!」
ヘレン「良い仕事に就いたわね。これからも頑張りなさい」
店員「はい!それでは良いお時間を!」
――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――――
――――――――――
――――――
館内
奈緒「結構いるもんだね、ファンの人」
ヘレン「当然よ、世界レベルだもの。一億総へレンファン、一億総ダンサブルよ」
奏「はいはい」
小梅「どんな…作品なんだろ……楽しみだな…♪」
文香「……始まりますよ」
――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――――
――――――――――
――――――
上映中
ヘレン(ふむ…泥棒三人組が盲目の元軍人の家に侵入…ね)
奏(緊張感のある作品ね……)
奈緒(おおう……おじいさんムキムキ……すごい存在感だ……)
文香(声を出すことも息を吐くこともできないこの緊張感……こちらまで思わず息を止めてしまいます)
小梅(わぁ…♪怖い怖い…ふふふっ♪)
一同(…………………)
――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――――
――――――――――
――――――
上映終了
奈緒「……………」
奏「……………」
文香「……………」
小梅「……………」
ヘレン「行きましょう。近くに世界レベルのゴーゴーカレーがあるわ」
奈緒「なんだよ、世界レベルのゴーゴーカレーって…」
――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――――
――――――――――
――――――
ゴーゴーカレー
ヘレン「感想戦よ」
小梅「怖かったね……♪」キラキラ
奈緒「めっちゃいい笑顔~~」
奏「確かにすごく緊張感があって怖かったわ」
文香「……すごい存在感のあるおじいさんでしたね。盲目で筋骨隆々で」
奈緒「あの、殺しても絶対死ななそうな感じ。まさしく、海外ホラー定番のモンスターって感じだったなぁ。ジェイソンみたいなさ」
小梅「戦闘に慣れてる強い敵と……一般人の弱い主人公側……でも…敵にもちゃんと弱点がある……その隙をついて…逃げる……でも…見つかっちゃう……怖いね…♪」
文香「…真っ暗闇での鬼ごっこは手に汗握る展開でした」
ヘレン「本当にあの老人が恐ろしかったわ。俳優の鬼気迫る演技が見事」
奏「個人的に上手だなって思ったのが、老人宅に侵入してから部屋の中を探索するシーンね。あそこでさらっと物語の伏線を見せておくという」
奈緒「結構分かりやすい伏線だったけどなぁ」
奏「多分そこで観客に、ああ、あそこに行けば、とか、あそこに武器があるのに、とかを思わせたかったんじゃないかしら」
文香「……老人が銃を手にするシーンなんかはそうでしょうね。ああ、銃を取られちゃった、と思わせる仕掛けのような…」
ヘレン「家の中という狭いシチュエーションをフルに活かした見せ方だったわね。綺麗に、丁寧にまとまってるわ」
文香「ただ……少々こじんまりとまとまりすぎている感じがしますね」
小梅「うん……主人公たちも…アイデアや…ギミックを最大限に利用するわけじゃ…ないしね……」
ヘレン「爽快感はないわね。でも、気持ち悪くなるくらいの緊張感と老人の狂気性に極振りしているから、そっちのほうで大満足よ」
小梅「血も出すぎず……グロもない…丁寧な…ホラーだったね……」
奈緒「王道だったな~」
奏「そう、王道すぎてちょっと物足りなかったのよね。でも、老人の口に精液を注入するシーンで、そうそうこれこれって」
奈緒「奏もだいぶ染まってきたなぁ」
ヘレン「まあ、こんなところかしら。それでは評価よ」
奈緒「うーん……B+かな。老人の作り込みは良かった」
奏「私もB+かしら。綺麗にまとまってはいるけど、ちょっと物足りないかな」
文香「……Aですね。私はその丁寧で小綺麗な演出と、無音を利用した上手な緊迫感が気に入りました」
小梅「S…です……とにかく…怖いおじいさんで……大満足…♪」
ヘレン「私はA+ね。これくらいの内容なら、サクっと観て満足感も得られるわ。それでは総評価は……Aでいいかしら?」
小梅「大丈夫…です…」
ヘレン「それでは、総評価Aランク!今年の映画納めにぴったりの映画だったわ!」
奈緒「いやぁ~、納めた納めた」
店員「お待たせいたしました!」
小梅「わぁい…♪」
奈緒「え、これフォークで食べるの?」
文香「……そのようですね」
奏「もうすぐクリスマスね。みんな予定は?」
奈緒「家でポケットの中の戦争観るよ」
小梅「し、死霊のはらわたを…観る…よ…」
文香「……フルメタルジャケットを観ます」
ヘレン「ダイ・ハードを観るわ」
奏「なんて寂しいクリスマスなの……」
奈緒「そういう奏はどうなんだよ」
奏「シャークネード3を観るわ」
奈緒「ブレないなあ」
ヘレン「それじゃあカレーを食べたら解散しましょうか」
文香「…そうですね」
小梅「美味しいけど…胃もたれしそう…だね…」
奈緒「うん…少なめにして正解だったな」
終劇
これにて終了ですー
ハッピーバスデー雪歩、イヴ、レミー・キルミスター
2016年の総括ですー
<ごはん>
P「全裸の幸子が廊下で死ぬほど泣いてる」
幸子「あ、まゆさん。そこの胡椒とってください」
みく「みくは時空を曲げるよ」
茜「YOU!!!YOU!!!YOU!!!」
モバP「時子様のハイヒールのかかとに安全クッションをとりつける」
加蓮「奈緒がティッシュマンに攫われた」
夏樹「李衣菜、アタシもプリンスのところへ行くぞ」
卯月「アイドルってなんなんだろう」
奏「映画部?」 奈緒「そうそう」
智絵里「かな子ちゃんがモバPさんにサソリ固めしてる」
仁奈「み~ぎてでワンパ~ン♪」ドゴォッ
光「正義の見方」
未央「アイドルってなんなんだろう」
奏「映画部野外活動記録」
杏「きらりが漁船をデコってイカ漁に出た」
みく「李衣菜チャンが指からダラダラ血を垂れ流しながらギター弾いてた」
奈緒「映画部野外活動記録2」
雪乃「あの、モバPさん……一応、来ましたよ…?」
R18:千鶴「ソープランドでレズ童貞を卒業したいなあ…ハッ!」
あずき「おしりホジホジ大作戦してたら肛門周囲膿症になった」
ヘレン「映画部野外活動記録3」
加奈「泳ぐ前歯」
文香「映画部野外活動記録4」
むつみ「ネットというスケベジャングルを冒険してたらとんでもない額の請求書がきた」
小梅「映画部野外活動記録5」
モバP「風香が光明を得るにはユーチューバーになるしかないと思う」
奏「映画部野外活動記録6」
<パン>
未央「わからないなあ・・・・」 瑞樹「そのうちわかるわ」
未央「わからないなぁ……」 李衣菜「わからないねぇ……」
李衣菜&夏樹「Have you ever seen the rain」
未央「女子高生のだべりって生産性なくて好き」
友紀「居酒屋にいったら絶対に揚げ物頼んじゃう」
R18:アナスタシア「ニェット……言葉と知識のすれ違いですね…」
ヘレン「超姉貴」
モバP「コーヒー&シガレッツ」
R18:李衣菜「ふたなりーな 冬のロックンロール祭り!」
法子「テレポート」
赤軍「うんうん、これも総括だね♪」
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません