妹「え、ちょっとやばいまじウケるんですけどwwwwやけにこそこそしてるから何してんのかと思ったらSSってwwww」
男「スマホ返せよ、おい!」
妹「いいじゃんいいじゃんwwww」
バタン ガチャ
男「あ!トイレに篭りやがったな!」
男「おい!出てこいよ妹!」
妹「やだねー!」
男「なあ頼むってお小遣いあげるからさ」
妹「おお、過去のSSのまとめもブックマークしてるじゃん!」
男「!?バカやめろ!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1482242348
妹「多分これが一番最初のやつかな……?四年前の記事じゃんこれ、そんな前から書いてたんだww」
男「あ、ああ書いてたよ……」
妹「やばい笑いが止まらないww」
妹「音読してみよーっと」
男「お、おい!それだけはやめてくれ!」泣
妹「『魔王と勇者のSSです。プロローグと本編とエピソードに分けて書く予定です♪( ´▽`)
基本その場のノリで書きます。尚、作者は学生で勉強とか部活とかあるので、ペースは遅いと思います。お許しください!←
自分はSS初心者なので至らない点があると思いますが、どうか温かい目で見守ってくださると幸いです。←(*☻-☻*)(こんな感じです)」
妹「くっそwwwwww」
男「ぐ、ぐはぁ……」泣
妹「んでプロローグ、と」
妹「魔王『実は俺、世界征服なんてしたくないんだよねー、むしろ悪を滅ぼすための旅とかしたい』
勇者『そうなの?実は俺も悪を滅ぼすための旅とか興味ないんだよね!むしろ世界征服がしたい』
魔王『まじ?じゃお前が魔王やってくれん?』
勇者『ナイスアイディア!俺が魔王になって、君が勇者になるんだ!異論は認めない!』
魔王『 よっしゃ話が早いぜ!では早速!』」
男「やめてください……やめてください……」
一時間後
ガチャ
妹「ふう、いろんな意味でスッキリしたァ!」
男「うう……ひっく……」泣
妹「でも昔のやつはともかく、最近のSSは割と面白かったよー」
男「え?マジで?」
妹「うん。SS書くときそんなにこそこそしなくてもいいのにー、自信持ちなよー」
男「いやだってさ、SS書いてるとかキモいじゃんか」
妹「大丈夫大丈夫、うちも書いてるから」
男「え」
男「ええええ!?」
男「マジで?」
妹「マジマジ」
男「意外……常に彼氏いるし、バスケ部だし、SSとは無縁な人間だと思ってた……」
妹「バスケ部は関係ねーだろ」
男「なあ、どんなSS書いてんの?見せてよ」
妹「確かにこのままじゃ一方的だもんねー……ま、いいよ」
男「よっしゃ」
一時間後
男「……」ワナワナ
男「驚いた……今まで名作だと思ったSSが、殆ど妹が書いたものだったなんて……」
男「まとめのコメ数も100超え多数……しかも大体絶賛……すげえ」
男「こんな作者がすぐ近くにいたとは……」
妹「驚きすぎでしょ。たかがSSだよ?ただの暇つぶし暇つぶし」
男「暇つぶしでこのクオリティ……この才能に嫉妬するよほんと」
男「師匠!」
妹「何その呼び方キモいんだけど」
男「……妹、なんかSS書くとき気をつけてることある?」
妹「いや別に……」
男「そこをなんとか」
妹「強いて言えば、とことんリアリティーを求めてるとか?よくわかんねーけど」
妹「うちは逆に『ファンタジーチック』なのは全然書けないから、男みたいに勇者ものとか書けるのすごいって思うわ」
男「シンプルだね……あとは?」
妹「あとは……自演は絶対しないってこと!」
男「自演か……」
妹「自演だけは絶対にしないって決めてる!」
妹「自演して、『乙めちゃくちゃ面白かったぜ』とか書き込む奴はプライドないのかな」
男「ぎくっ」
妹「男も自演はぜっっったいにするなよ!!」
男「ああ!自演だけは絶対にしない!」
家族揃っての夕食
妹「パパ、男もSS書いてるんだってー」
男「!?」
男「おい!何で言うんだよ!」
妹「別にいいじゃん、恥ずかしいことじゃないし」
父「そうだぞ。お父さんだってSSを書いてるからな」
男「え」
男「ええええええ!?」
父「2000年前後の個人サイトで小説書く時代から書いてたからな、お父さんは」
妹「エヴァとかね」
男「めっちゃベテランじゃんか……父の威厳もクソもないな……」
妹「ママもSS書いてるんよね!」
母「そうなのよ、あたしも結婚してからたまに書いてるのよ」
男「え」
男「ええええええ!?」
男「……って大体予想できてたけど」
母「昔から名探偵コナンが好きでコナンSSを書きまくってたのよね」
男「え」
母「これ、今までに書いたコナンSS一覧よ」
父「母さんは40作品もコナンSSを書いたんだ、すごいだろ?」
男「えええええええええええ!!!???」
男「今までに俺が驚愕したコナンマジキチSSは殆ど母さんが書いてたのかよ……」
男「なんかもう、今までと同じ気持ちで接することができないような気がする……」
妹「……で、男もSSを書いてることが判明したから、これで家族四人全員がSS作者( )であることが分かったね!」
母「実に微笑ましい家族よね」
父「これぞ21世紀における理想の核家族だ」
男「どこがだよ!」
父「ただ、男よ」
男「な、なに」
父「お前がどんなSSを書こうが自由だがな、自演だけは絶対にするな」
妹「うんうん、絶対にするなよ!するなよ!」
母「自演して絶賛コメを書き込む奴なんてこの家族の恥さらしよ」
父「これだけは約束してくれな」
男「うん、分かったよ父さん。自演はぜっっったいに死んでもしないよ!」
・
・
・
俺「この後、SS作者だらけの四人家族は、まとめの絶賛コメを食べながら幸せに生きていきましたとさ……と」
バッ
妹「へえ~俺ってSSなんて書いてるんだ~!」
俺「バ、バカ!」
妹「え、ちょっとやばいまじウケるんですけどwwやけにこそこそしてるから何してんのかと思ったらSSってww」
俺「スマホ返せよ、おい!」
妹「いいじゃんいいじゃんww」
バタン ガチャ
俺「あ!トイレに篭りやがったな!」
俺「おい!出てこいよ妹!」
妹「やだねー!」
妹「今書いてたの音読しよーっと」
俺「やめて」
30分後
妹「ふう、いろんな意味でスッキリしたァ!」
俺「……やっと音読が終わった……」泣
妹「なるほど、家族全員がSS作者ってわけか。地獄絵図だね」
妹「なんていうか、俺の妄想丸出しって感じで控え目に言ってキモい」
俺「堂々と言うと……?」
妹「死ねって感じかな」
俺「」
妹「ていうか最後テキトーにまとめすぎでしょ。あとバスケ部関係ねーだろ、これ伏線じゃねーのかよ」
俺「すいません……」
妹「構成もクソもねーしな、うちと違って才能ないからやめたほうがいいよ」
俺「うちと違って……?」
妹「ああ、うちもSS書いてるんよ」
俺「あ、やっぱり?」
俺「彼氏もできたことなくて、美術部ってSSにめっちゃ縁ありそうだもんね」
妹「ちっ」
俺「ごめんなさい」
30分後
俺「驚いた……妹がこんな感動SSを量産していたなんて……」
妹「ま、ただの暇つぶしで書いてただけだけどね」
俺「なんかポリシーとかあんの?」
妹「特にないけど……あ、自演だけは絶対にしないと神に誓ってる」
俺「だよな、自演して乙とか書き込む奴は人間失格だぜ」
俺「驚いた……妹がこんな感動SSを量産していたなんて……」
俺「ま、ただの暇つぶしで書いてただけだけどね」
俺「なんかポリシーとかあんの?」
俺「特にないけど……あ、自演だけは絶対にしないと神に誓ってる」
俺「だよな、自演して乙とか書き込む奴は人間失格だぜ」
ママ「あなた……あの子、トイレのドアの前でずっと一人で会話してるわ……」
パパ「本当だ、誰もいないのに……」
ママ「時々女口調になってる……あの子は『妹』を演じているつもりなのかしら……」
パパ「ああそうだろうね……あの子は『妹』と会話しているつもりなんだろう……『妹』なんて存在しないのに」
ママ「頭の中が『ファンタジー』なのね……」
パパ「これもある意味、自演だね……」
ママ「自演、ダメ絶対……」
終わり
おっつう>>1
なかなか面白かったよ!
ほんと自演とかサイテ
ーだよね
ルール違反だよ自演するなんて
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