これはモバマスssです
アニメの世界線です
武内PはP表記で進めます
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1481787846
P「…私が、シンデレラプロジェクトの皆様の持ち歌をカバー、ですか…?」
ちひろ「はい、プロデューサーさん自信が歌ってみることでより皆さんへの理解を深める為に、です。如何でしょうか?」
P「確かに、それは一理あるかもしれませんが…逆に、皆様から反感を持たれてしまう可能性も…」
ちひろ「大丈夫ですよ、きっとより強い信頼関係が築ける筈です!」
P「…あまり、歌は得意ではないのですが」
ちひろ「でしたら、皆さんと一緒にボーカルトレーニングを受けてみらたどうでしょう?」
P「…え?」
ちひろ「そういった部分の理解も深めてみれば、もっとコミュニケーションを取れると思いますよ?」
P「…成る程。それが、彼女達の為になるのでしたら」
ちひろ(…よしっ!これは録音すれば高値で売れますよ)
P「では、今からレッスンルームに行って参ります」
ちひろ「あ、でしたら私からささやかながら応援を…はい、ドリンクをどうぞ」
P「応援、ありがとうございます。このお礼は必ず」
ちひろ「いえいえ、気にしないで下さい」
ちひろ(それ以上のリターンが見込めているので)
P「…さて、行って参ります」
ちひろ「頑張って下さい、プロデューサーさん!」
~レッスンルーム~
未央「その時私はしまむーにこう言ってやったのさ、それじゃ言い方変えただけじゃないか!ってね!」
みんな「hahaha!」
ガチャ
P「…お疲れ様です、みなさん」
卯月「あっ、お疲れ様ですプロデューサーさん!」
凛「どうしたの?プロデューサーがここに来るなんて珍しいね」
みく「もしかしてみくの可愛いレッスン風景を見に来たのかにゃ?」
P「いえ、違います」
みく「分かってはいたけど淡々と言われると凹むにゃ…」
杏「もしかして杏の代わりにレッスン受けに来てくれたの?それなら大歓迎だよ」
P「…では、私も頑張らせて頂きます」
みんな「…え?」
美波「…成る程、プロデューサーさんが私達をより理解する為に…」
アーニャ「プロデューサー、向上心?ありますねっ!」
みりあ「みりあもみんなの持ち曲歌うー!」
莉嘉「Pくん全員分歌うの?」
P「いえ…流石にそれは難しいので。まずは第一弾として、ニュージェネレーションズと赤城さんの曲を。続けて第二弾、第三弾は様子を見ながら調整してゆきます」
李衣菜「私のtwilight skyとか、ロックでオススメですよ!」
P「その曲は、譜面が逆詐称気味なので四弾以降となります」
莉嘉「アタシの曲は?」
P「それは企画中です」
智絵里「あの…私の風色メロディは…」
P「私個人としても、とても好きな曲ではあります。ですが調整中です」
未央「まーまー、私達三人の曲はバランスよくかっこいい可愛い元気と揃ってるからね」
凛「私達の曲は、ね…なんでromantic nowも?」
みりあ「みりあの曲歌ってて楽しそうだからだよねー?」
P「先日、今西部長ととある事務所のプロデューサーの方と三人で歌って踊ったので」
蘭子「…終末を叫ぶ漆黒の贄よ…(あまり、見たくありませんね)」
P「…すみません…」
蘭子「あっ、ごめんなさい!応援しています!」
P「…エンゲル…蕾夢ミル狂詩曲~魂ノ導~は、第三弾から第二弾に変更します」
かな子「その…私の歌は…?」
P「王子様役が見つかってからとなります」
P「そういう訳で、私も今からレッスンを受けさせて頂きます。皆様、なにかあれば容赦なく言って頂けると有り難いです」
みく「よーし、歌に関しては先輩だし厳しく見てやるにゃ!」
P「まずは一曲、歌わせて頂きます」
李衣菜「ファイトー!プロデューサーのロックな姿、見せて下さい!」
杏「向上心の無いものはバカだって言うけど、ここまで真っ直ぐすぎるのもどーなんだろうね」
智絵里「あ、杏ちゃん。思っても口に出しちゃダメだよ…」
かな子「智絵里ちゃん、第一弾じゃなかった事根に持ってる?」
美波「…プロデューサーさんの歌声を聴けるなんて」
アーニャ「アー…興奮、しますね?」
卯月「楽しみですねっ!島村卯月、頑張ります!」
未央「おぉ、しまむーが意味もなく横ステップ!」
凛「ちょっと未央静かにしてよ、聞き逃したら大変でしょ」
莉嘉「Pくん歌うまいのかな?」
みりあ「絶対上手いって!だってプロデューサーだよ?」
きらり「にょっわー!楽しみだにぃー!」
蘭子「狂瀾の宴の始まりぞ!(はい!楽しみです!)」
バタンッ!
美城専務「話は聞かせて貰った」
みんな「せ、専務!」
P「い、如何しましたか?ちなみにですが、私の今日の業務は終わっていますが…」
専務「そんな事は今はどうでもいい。君、今から一曲歌うそうだな?」
P「はい。ですが、それでなぜ専務が此処に?」
専務「一曲目、何を歌うつもりだった?」
P「もちろん、シンデレラプロジェクトの集大成…M@GICです」
専務「だから君は甘いのだ。もはや@が付いているから特別だなんて概念は棄て去り新たなステージへと進みたまえ。羨ましいとかではないぞ」
P「…では、私は何を歌えば…」
専務「決まっているだろう?我が346が誇る種族値の暴力ユニットの、あの曲だ」ニヤリ
P「ま、まさかっ!」
専務「トレーナーよ。ミュージック…スタートだ!」
ズンチャ、ズチャッ、ズンズチャッ、ズンチャッ!
美波「こ、この曲は!」
専務「特別だ、バックダンサーも付けてやろう。一人どうしても所在が分からなかったが…カモンッ!」
凛「あ、ありえない。私以外のクローネのメンバーはみんな撮影で居ない筈!」
?????「フンフンフフーン」
?「甘いわね、凛。不可能を可能に、あり得ない事を現実にしてこそアイドルよ」
??「お腹すいたーん」
??「えっ、アタシまだ何も聞いてないんだけどっ!」
テッテッテッ!
P「忘れてきて~あげたよ~自分の傘はっ!」
みく「微妙に歌詞間違ってるにゃ!」
卯月「プロデューサーさん、頑張って下さい!」
莉嘉「おねーちゃんファイトー!」
未央「バックダンサーが豪華ですな~」
凛「流石だね。なんで居るんだろ」
智絵里「…カエルさん…カエルさん…」
P「公園の~カエルさんも~濡れて咲いてるっ!」
かな子「智絵里ちゃん、プロデューサーさんが歌詞間違えちゃったよ!」
智絵里「プロデューサーさん…私の小さな声さえ聞き取ってくれた…」
美波「…イケボ…んっ、良いわね!」
アーニャ「スパスィーバ、素敵な歌声です!」
奏「唇は~喋る為じゃなく!」
杏「あ、そこは普通に奏ちゃんが歌うんだ」
みりあ「譲れないものがあるんだね!」
?「…シャベル」
蘭子「ひっ、何処かから声が…」
きらり「Pちゃんダンスもバッチリだにぃー」
李衣菜「プロデューサーもう直ぐサビですよファイトー!」
専務「我々も共に声を出して応援しようではないか」
杏「なにこのヒーローショーみたいなノリ」
みんな「君の為に、キスする為に、咲いている!」
~曲終わり~
P「ふぅ…如何、だったでしょうか…?」
専務「…荒削りだが、素材として一定の強度があると感じたよ」
奏「プロデューサーさん素敵だったわ…唇、奪いたくなっちゃった」
フレデリカ「歌詞も完璧だったねー」
周子「志希ちゃんが休みの時はプロデューサーが歌う?」
美嘉「…なんだったの?これ」
未央「美嘉ねぇかっこよかったよー!」
美嘉「いぇーい、ありがと!」
莉嘉「おねーちゃんプロだなぁ」
卯月「プロデューサーさん、歌詞間違えなければかっこ良かったです!」
未央「素材として一定の強度があるね!…あっ、すみません」
凛「…ふーん…悪くないかな。もうちょっと見てみないとちゃんとした判断は出来ないし、次は私とデュエットしてみない?」
みりあ「みりあもやるー!」
莉嘉「アタシもアタシもー!」
きらり「うっきゃー!みんなで歌いたいにぃー!」
杏「杏はパスでいいや」
智絵里「プロデューサーさんの歌声に怖気づいたんですか?」
かな子「智絵里さっきからちょくちょく辛辣じゃない?」
みく「みんなで、って何歌うの?」
李衣菜「それはもちろん!私のロックな」
美波「生存本能ヴァルキュリアね!」
アーニャ「アー、かっこいいですねっ!」
専務「分かった、集められる限りのメンバーを集めてみよう」
ありす「あの…私達、あと20分で撮影の休憩終わるんですけど」
文香「…お昼ご飯、まだ食べ終わってないのですが…」
専務「さぁ、君の為に仕事の隙間をぬって二人が駆け付けてくれたぞ。中途半端な歌は見せてくれるなよ?」
P「…はい、頑張ります!」
美波「配置はどうする?」
文香「私は…座って、見守ります…」
専務「二人にはそれなりに手当を出そう」
文香「ありすちゃん、私達はそれぞれ端に付きますよ」
ありす「文香さん…」
専務「ミュージック…スタートだ!」
幸子「ふふーん、今日もボクは完璧でしたねぇ」テクテク
幸子「あれ?この部屋から歌が聞こえます。合唱でもしてるんでしょうか?」
幸子「折角ですから、ボクも一緒に歌ってあげましょう!」
ガチャ
P(凄い形相)「生き残れぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇええ!!!」
幸子「ふぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぃぁ!」バターンッ!
~それから一週間後~
P「…収録当日です」
凛「私達が出来る事は、ぜんぶやったかな」
未央「練習通りリラックスして歌えば大丈夫だよ!」
卯月「ファイトです、プロデューサーさん!」
智絵里「こんな日に…キャンディアイランドと凸レーションはとときら学園のお仕事だなんて…」
莉嘉「成長したPくん見たかったなー」
杏「まぁまぁ、今度カラオケでも誘ってみればいいじゃん」
かな子「差し入れにクッキー焼いてきました!是非食べて下さい」
P「心遣い、ありがとうございます」
美波「頑張って下さい、プロデューサーさん」
蘭子「冥府の瞳が開かれる時っ!」
みく「あれ?アーニャちゃんは?」
凛「最初にプロデューサーが歌った時、ナチュラルに一緒にいたけどあれ普通にクローネでの打ち合わせサボってたから今やってる」
李衣菜「ろ、ロックだね」
専務「一曲目、収録を始めるぞ。先ずはミツボシからだったな?」
未央「一曲目は未央ちゃんのかー…なんだか私まで緊張してきちゃった」
卯月「ううう…島村卯月、頑張ります!」
みく「卯月ちゃん、高い器材いっぱいあるから全力横ステップは辞めるにゃ」
P「はい…お願いします」
美波「…来るっ!」
文香「…始まり、ですね…」
凛「文香、早くクローネの打ち合わせに戻らないとダンスレッスンいれられるよ」
専務「では…流すぞ」
テレレレンッ、テレレレンッ、テレレレンッ、テレレレンッ!
未央「…ん?」
凛「…なんか違わない?」
卯月「燃やせ友情パッションが無いです…」
P「っ、なーやみ事っ、尽きない時代だ」
みく「この低音…これって」
李衣菜「これ、まさかっ!」
美波「これは、私のっ!」
専務「ふっ…そう、今のはミツボシではない。みなみつぼしだ」
P「りゅーせぇぇぇぇぇえええええ!!!」
凛「…かっこいいね」
美波「…プロデューサーさん…私の歌をあんなに全力で…」
未央「ちょ、ちょっとちょっと、ミツボシは私の歌だからね?」
みく「絶対戦友とか盟友って書いてみんなだよね」
李衣菜「ロボットアニメみたいでロックだね!」
P「…ふぅ、ふぅ…」
専務「…完璧だ」
美波「プロデューサーさん…戦いを終えて疲れているのね」
凛「私、飲み物買ってくる!」
みく「ダメだにゃ!今、Pチャンは必死に戦ってる…」
蘭子「死闘を乗り越え、その先へと手を伸ばさんっ!」
卯月「それなのに、プロデューサーさんの覚悟を折るような事をしちゃ…」
李衣菜「凛、見守ろ?それが戦友(なかま)だよ」
凛「…そうだったね。ふふっ、私が信頼しなくてどうするんだろ」
未央「未央ちゃんはもうこのノリについていけないよ…」
専務「二曲目、島村卯月の曲だったな?」
P「…はい、お願いしますっ!」
卯月「プロデューサーさん…!頑張って下さい!」
みく「だから卯月ちゃんは横ステップを止めるにゃ」
専務「ミュージック…スタート!」
P「full full ふるえるハートに」
未央「そっちかよ!」
卯月「私だけ知ってました!」
未央「教えてくれてもいいじゃん!」
卯月「えへへっ、ぶいっ!」
凛「いい笑顔だね、卯月」
P「胸キュンではにかんで」
美波「はぁ…もうだめ…」
凛「…キュン、ってしたね」
蘭子「…好き」
専務「…これが、心か…」
みく「なにこの乙女空間」
李衣菜「プロデューサー上手いねーやっぱり」
卯月「私の事を良く理解してくれてますからっ!上手くて当然です!」
未央「しまむーはブレないなぁ」
みく「だから横ステップ止めるにゃ、横にブレまくってるから」
P「…どう、でしたか?」
凛「…結婚しなきゃ」
美波「新田美波、頑張ります!」
蘭子「我が其方の原初の渇望を潤さん!(私がその恋に応えてあげます!)」
専務「このままでは私も堕ちてしまう。三曲目に行くぞ」
李衣菜「正念場だね。ここを切り抜ければあと一曲ですよ!」
みく「ふぁいとーPチャン!」
未央「みんな元気だなぁ」
卯月「未央ちゃんも顔ちょっとニヤけてましたよ?」
未央「えっ、うそっ?!」
卯月「えへへっ、ウソです!」
専務「三曲目、スタート!」
P「砕け飛び散った欠片バラバラバラに…なる」
未央「もはやカバーのカバーだ」
凛「…凄い声量」
卯月「声がセクシーです!」
美波「…はぁ…んっ!」
みく「美波ちゃんもう寝てていいよ?」
李衣菜「今更だけどさ、なんで続けて4曲収録しようとしてるんだっけ?」
みく「…みくもわかんない」
専務「さて…最期の一曲だ。何か言い遺す事はあるか?」
P「…何もありません…私はただ、全力で今をロマンティックに唄うだけです!」
専務「いい覚悟の表情だ…いくぞ!」
P「…」カッ!
P「R!O!M!A!」
美波「…そんな、ダンスまでなんてっ!」
凛「プロデューサー、やめてっ!もう身体が保たないからっ!」
李衣菜「それ以上は、身体に甚大なダメージが!」
みく「Pチャン!もうやめるにゃ!」
蘭子「傷付いた翼を癒すべきぞ!」
卯月「…プロデューサーさん…私、信じてます!」
未央「ほんとなんなのさこのノリ。いやこの曲歌って踊るのがしんどいのは知ってるけどさ」
P「視線感知、えっ、いい感じ?」
凛「今絶対プロデューサー私のこと見てたね」
美波「凛ちゃん疲れてる?今私と目が合ってたのよ?」
専務「いや、私だ」
卯月「お前だったのか」
みく「卯月ちゃん冒険家だにゃあ」
李衣菜「実際こんなに上手く歌って踊るの凄いよね」
未央「今度ラジオにゲストで呼んでみよっか」
専務(…ん?なんだ、このボタン)
専務(無性に押したくなる形をしている…)
専務(危なかったら直ぐに止めればいいか。最悪私が責任を取ればいい)
専務(……)ポチっ
幸子「ふふーん、事務所の屋上で優雅に紅茶だなんて、ボクはお洒落さんですねぇ」
幸子「夕焼けの綺麗さも、ボクの前では霞んでしまいますが引き立て役にはなるでしょう」
ピー
幸子「おや?スピーカーから何か…」
P『一緒にいてね…ずっと…』
幸子「ふぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぃぁ!うるさいし気持ち悪いです!!」
ちひろ(事務所中のスピーカーからプロデューサーさんの歌声が流れて、三日が過ぎました)
ちひろ(その間、私達は一度もプロデューサーさんの姿を見ていません)
ちひろ(恥ずかしくて、引きこもっているんでしょうか)
ちひろ(一応収録した音源は確保していますが、今売り捌くのは悪手ですね)
ちひろ「…テレビでも付けましょうか」ピッ
P『今日から、315プロでデビューする事になったPです。皆さん、よろしくお願いします』
ちひろ「…えっ?」
P『きっかけ、ですか…とあるきっかけで私の歌声を聞いた315プロのプロデューサーにスカウトされまして…既に、カバーアルバムは収録済みです』
『Pさんは315プロでのアイドル活動と並行して346プロでプロデュース活動を行うと言うアグレッシブなーー』
ちひろ「…あっ、もうこのCD価値無いじゃないですか!」
お付き合い、ありがとうございました
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません