美波「よくぞ集まってくれたわ」

文香「突然どうされたのですか…？」

ありす「今日はオフですよ」

藍子「まあまあ」

夕美「このメンバーってことはっ！」

美波「そう、今日集まってもらったのは他でもない」

美波「第１回アインフェリアをどうやったらアーニャちゃんにモテモテユニットになるのかを考えよう！会議！」

美波「を開催するわっ！」ドヤッ

文香「ありすちゃん先日面白い本を見つけまして…」

夕美「藍子ちゃん約束してたカフェ巡りに行こ♪」

美波「ちょいちょい無視しないで」

ありす「えっと文香さん、流石に無視するのはちょっと…」

文香「残念ですが非効率的なことに興味はありません」

美波「ふむふみってそんなドライな性格だったかしら？」

文香「鷺沢です」

美波「そんな、いつもあだ名で呼び合う仲だったのにっ！」

文香「記憶にございません」

夕美「ふふっ♪クール勢は仲がいいねっ」

美波「同然よ」ドヤッ

夕美「じゃあパッション勢は必要なさそうだから帰るね」

美波「ちょい待ちや」

ありす「アインフェリア内に亀裂が…」

夕美「だって3対2だよっ！いつも数の暴力で負けちゃうんだよっ！」

夕美「こんな抑圧された世界などッ！滅んでしまえばいいッ！」

ありす「夕美さんが過激派に」

藍子「まあまあ夕美ちゃんお花あげるから落ち着いて」

夕美「わーい♪おはなだいすきー♪」

藍子「うふふっ、もう夕美ちゃんはお花がないと生きていけないのね」

美波「なんだか危ない関係性を見た気がするけど気にせず本題に戻るわ！」

文香「そうですね…。どうやってこのアーニャキチを抑えるかを考えないと…」

美波「ありすキチには言われたくないわ」

文香「ふふふ…」

美波「ふふふ…」

ありす「あの…一応本人もいるのですが///」

藍子「クール勢も一枚岩じゃなさそうね」

夕美「革命のチャンスだよっ！」

藍子「夕美ちゃんここで何か内角抉るような一言を」

夕美「ざっくり言うと二人ともロリコンだねっ！」

美波「ぐふッ！」

文香「がはっ！」

ありす「夕美さん！？」

夕美「さあ、独裁者は排除したよっ！偉大なる同志藍子様の天下ですよ！」

藍子「うむ。くるしゅうない」

夕美「ジーク！パッション！！」

ありす「あぁ…、アインフェリアがパッションユニットに」

藍子「さて、アインフェリアは制圧しましたが、デレマス界には強力なライバルがいます」

ありす「ライバル？」

藍子「そう、あのにっくきLiPPSです！」

ありす「あぁ…人気ですよね」

藍子「デレマス発ユニットで話題になるのはLiPPSばかり！PixivではLiPPSタグ403件に対してアインフェリア35件ッ！」

夕美「圧倒的…ッ圧倒的大差…ッ！！」

美波「そう…、アーニャちゃんも最近Tulipばかり聴いてるの……」ヨロヨロ

文香「奏さんもいろいろなところに引っ張りだこです」ヨロヨロ

ありす「あっ、復活しましたね」

藍子「しかしッ！生存本能ヴァルキュリアも同じくらいい曲なはずです！」

藍子「いったいLippsとアインフェリア、ドコが違うのでしょうか！？」

夕美「平均胸囲かなっ！」

藍子「げほッ！」

ありす「ぐはっ！」

美波「ナイスよ、夕美ちゃん。クリティカルね」ぽいーん

文香「そんなに重要なことなのでしょうか…」どたぷーん

美波「さあこれで主権奪還よ！」

夕美「まずい！孤立しちゃった」

美波「ククク…、さあ文香！やっておしまーい！」

文香「鷺沢ですッ！」広辞苑アタック！

美波「やめて！イっちゃう！」

ありす「まだ文香さんの好感度が足りないようですね…」ヨロヨロ

藍子「胸だけが女の価値じゃないもん…」ヨロヨロ

文香「しぶといですね…」

美波「だけど、お互いLippsへの危機感は同じようね」

藍子「そうですね、ここはお互い協力しなくては」

夕美「内ゲバ満載な時点で勝ち目は薄いけれどね！」

ありす「そうですね、関係修復は難しいかと思われます」

美波「じゃあ、あーちゃんはどーすればいいと思う？」

藍子「そうですねーやっぱりセクシー方面じゃかなわないですね、みなみん」

ありす「仲良しですか！？」

文香「……ひとつよろしいでしょうか？」

美波「何かしら、鷺沢さん」ビクッ

ありす「ビクビクじゃないですか」

文香「Lippsはクール、キュート、パッションの混成ユニットです。それに対してアインフェリアはクールとパッションのユニット」

藍子「なるほど。パッション、キュート、クールですね」

ありす「なんてみみっちい対抗心」

美波「では誰かキュート属性のアイドルを追加するという訳ね」

文香「いえ、それには及びません」

美波・藍子「？」

文香「ありすちゃんをクール・タチバナからキュート・タチバナに転向させれば万事解決です」

美波・藍子「それだ！」

ありす「意義ありッ！！」

文香「ふみぃ？」きょとん

ありす「あっ…、かわいいです///、じゃなくて！どこからどうみてもクールな私をキュートに転向するなんてありえません！」

美波「ありすちゃん！よく考えてっ！ありすちゃんが犠牲になればLippsに勝てるのよ！」

藍子「そうですよ！イベント引っ張りだこのCDバカ売れですよ！」

夕美「短絡的だねっ！」

文香「……ありすちゃん」うるうる

ありす「……///っそんな目で見てもダメです！」

美波「だめかー」

藍子「だめですかー」

美波「それにしても鷺沢さんにうるうる目で見つめられているありすちゃんかわいかったのにね」

文香「わかりますかっ！」ガタッ

美波「ひっ…」

文香「ありすちゃんはかわいいんです。大人びたように振舞いながらもにじみ出てしまう子供っぽさ。料理がイチゴまみれになってしまうギャップ。もう最高な天使なんですよ全く」

美波「そっそうね、わかるわ鷺沢さん」

文香「文香でいいですよ」

美波「えっ…」トゥクン

文香「ありすちゃんスキーに悪い人はいませんから」

美波「文香！」ダキッ

文香「気安く抱き着かないでください」広辞苑ガード！

美波「好感度が足りないッ！」

ありす「なんですかこれ」

藍子「さて、そろそろ暗くなってきたし帰りましょうか」

ありす「あっ、本当ですね」

美波「ではこれで今日のアインフェリア普及委員会を終了するわ！次回は来週ね」

藍子「あっその週は私ゼッケンズ会議に出ないといけないんでパスで」

美波「あ？」

藍子「お？」

美波「なんで対抗ユニットの方優先するの！あなたのヴァルキュリ愛なんてそんなものなの！？」

藍子「あっちの方がパッションパッション出来るんでいいですぅ！」

文香「私もCAERULAにありすちゃんと出ないと」

ありす「そういえばそうですね」

夕美「私はお花を刈り取りにいかないと！」

美波「みんな裏切り者！？やっぱりパッションなんて信用しなければよかった！」

藍子「なんですと！やりますか！」

ギャーギャーワイワイどっかーん！

ありす(……アイドルユニットアインフェリア）

ありす(一見戦乙女とは似ても似つかない私たちに、この厳しいアイドル戦線を生き残るため)

ありす(団長の美波さん率いるクール勢と、藍子さん率いるパッション勢で)

ありす(日夜生存本能を植え付けるためにこんなミーティングをやっています)

ありす(さて、打倒Lippsの野望がかなうのはいつのことになるのでしょうか)

文香「それでは夕美さん最後に一言どうぞ」

夕美「Lipps追い抜くより先に炎陣に勝たないとね♪」

美波・藍子「！？」

アインフェリアのPixivタグ35件

炎陣のPixivタグ84件


完！！