P「OH!ノーパンガールズ」 (37)
※キャラが崩壊気味です。ご注意ください
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きっかけはささいなことでした
その日は午後から急に雨が降って土砂降りになってしまいました
今日はお散歩できないなぁ、なんてぼんやりと考えていましたがいざ家に帰る時になると横殴りの雨になっていて、傘をさしていてもすっかりずぶ濡れになってしまいました
風邪をひくといけないのですぐ服を脱いでシャワーを浴びました
私はいつもシャワーを浴びる前に服を洗濯機に突っ込んで洗っちゃいます
充分身体もぽかぽか温まってタオルで髪を拭いているときに、気づいてしまったのです
藍子「替えの下着がない……」
うかつでした
昨日洗濯物がたまっていたのでまとめて洗濯機に突っ込んでおいたのを忘れていました
さっき入れた洗濯物と一緒に洗濯機の中でぐるぐる洗われちゃってます
うーんどうしましょうか
明日は朝からカフェで取材です。服は、えり好みしなければ着ていくものはあります。現場に行って衣装さんに言えば服を貸してくれると思うので取材は問題ないと思います
でも肝心の下着が全部洗われちゃっています
明日の取材はいつもお世話になっている雑誌のものなのでドタキャンなんて出来ません。そもそも着ていく下着がないから休みますなんてありえません
そんなことを考えていると、家の近くにコインランドリーがあったのを思い出しました
歩いて10分くらいで深夜もやっているはずです。そこには乾燥機も確かついていました
シャワー上がりでバスタオルに身を包んだ身体を動かし、恐る恐る窓から外をのぞきます
雨はさっきまでの土砂降りが嘘のように小雨になっています
服は……、今あるのはロングスカートのワンピース。パステルグリーンで生地は薄目ですがしっかりしています
上に羽織れる薄手のカーディガンもあります。前を閉めれば上は問題ありません。でも下は――
うんうん悩んでいるうちに洗濯機がぴーっとなって洗濯の終わりを教えてくれました
・ ・ ・
玄関からひょこっと顔を出します
もうちょっとで日付が変わろうかという夜中ですが油断はできません
ここは静かな住宅街で日中は学校に向かう子供や買い物に行く奥様達が歩いています
でも今はしんと静まり返って人っ子一人いません
うん大丈夫、さんざん鏡の前で見えてないかチェックしました
生乾きの下着がつまったバックと大きめの傘を持っておそるおそる外に出ました
秋の夜にこのワンピースはやっぱり薄かったみたいで肌寒いです
もっとも寒く感じるのはワンピースのせいだけではありませんが……
外に出てみると雨はほとんど上がっていました。普段なら傘を差さなくてもいいかって思えるくらいです
でも今晩は絶対ダメです。今の私の防御力はとっても低いのです
うぅ……、普通ならこんな恥ずかしいこと絶対しないのに
傘をなるべく深く差して、身体を隠しながらそろそろと道を踏み出します
ここから先は何があっても逃げられません
道端には大雨の名残で水たまりがいくつも出来ています。なるべく水たまりには近づきません
水に反射して…ってことはないはずですが万全に万全をです
誰かが私を見ていたら完全に不審者だと思われそうなほど、びくびくと、きょろきょろとあたりを見回しながら進みます
この時の私は、羞恥心よりも恐怖の方が勝っていました
誰かに見つかったら、何か乱暴なことをされてしまうんではという恐怖です
とは言え出来る限り防御を固めた状態でしたからぱっと見ではおかしな格好だとは思われないと思います
ロングスカートですから多少の風にはびくともしません。それでも風が吹くたびびくっとスカートを抑えてしまいます
どちらかといえばそんな反応をしていた方が怪しまれるのに……
そうこうしているうちにコインランドリーまで半分ほどの距離まで来ました。
いつもならすぐついてしまう距離ですが、とても長く感じてしまいます
すると後ろからトラックが走ってきました
こんな夜遅くに配達ご苦労様です、なんて思っていたらトラックが横切って――
ばしゃん!
あっと思った時には手遅れでした。傘でガードする間もなく水がかかってしまいました
もうっ!っとトラックに向かって膨れて見せていましたがすぐに自分の格好を思い出しました
……これはマズいです。全身濡れてしまっていますが特に下半身がマズいです
身体の、とくにヒップのラインが見えてしまってます
それとなによりマズいのは身体に張り付いた服で、本来見えるハズのラインが見えません
下着のラインが見えないでお尻の形が見えてしまうというのは致命的です
あぁ…とその場にへたり込んでしまいました
その時になってようやく恐怖心よりも羞恥心が心を支配していきました
こんな格好…、もし後ろから誰かが歩いてきて、少しでもじっくり身体を見られたら――
肌が透けているわけではありません。それでも身体のラインが浮き出てしまうのがこんなに恥ずかしいなんて!
どうしよう、帰ろうかな?でも下着がないと明日の取材が……
うん、あと5分も歩けばコインランドリー
そこで下着を乾燥機に30分も入れれば乾くはず、それを持って帰れば何も問題ありません
……よし
それからの私はさっきよりもっとびくびくと歩きました
後ろ手にバックをもって絶対ガード
車が通ろうものならば傘でさっとガード
あっちの窓から人がのぞいていないか、曲がり角から人が出てこないか
顔を真っ赤にしながらきょろきょろ、心臓はバクバクで心なしか息も上がっています
本当に不審者です
見る人が私の格好をみたら立派な変態です
あっ!コインランドリーが見えました
あそこに飛びこめば一安心です
速足で、コインランドリーに飛び込むと――
P「ん?藍子じゃないか」
藍子「ぷぷぷプロデューサー?!?!?」
なんということでしょう。そこにはよく見知った顔がいました
P「こんな深夜に何しているんだ?」
藍子「Pさんこそなんでここに?」
P「あぁ、うちがこの近くでな。洗濯機が壊れたから洗濯に来たんだ。そっちこそどうした?」
藍子「あっ、えっとわたしも洗濯!洗い物が乾かなくって!」
P「そうか。それにしても女の子がこんな夜中に出歩くのは感心しないぞ」
藍子「ははいっ!気をつけまうっ!」
P「……藍子、なんだかようすがおかしいぞ?」
藍子「そそんなことないですっ!パッション全開です!」
P「……そうか?」
――これはまずいことになりました。Pさんはまだ異変に気が付いていないようですがこのままだとバレてしまう危険性大です
これは別のコインランドリーにいった方がいいのでしょうか?また夜道を歩くのは怖いけれどPさんと一緒の空間にいた方がいろいろ危ういです!
P「とりあえず入口で立ってないで中に入ったら?」
藍子「……はい」
はい終わりました。言われるままに中に入りました
とにかく乾燥がどうとかという問題ではありません。何としてでもPさんに私の事情を悟られるわけにはいきません
P「ん?どうして室内で傘をさしているんだ?」
藍子「あっえっとわたしこの傘がお気に入りで…」
P「…床が濡れるからたたみなさい」
藍子「あぅ…」
あぁ、大事な防具が封じられてしまいました
まずは乾燥機の所に向かわないと……
なるべく色々みえないように……、特にラインが出ちゃっているお尻はむけられないから――
P「……なんで壁を背中にひっつけて移動しているんだ?」
藍子「いえ!お構いなく」
P(…チープトリックでもひっついているのか?)
よし!乾燥機の前まで来ました。後は中に下着を放り込んで――
って乾燥機に下着を入れるときにPさんにお尻を向けてしまいます!
じゃあこう…、後ろ手で手探りで……
P「本当に何やってるんだ?あっもしかして藍子――」
藍子「Pさん!あの、洗い物見られるのは恥ずかしいので向こうを向いてくれますか!?」
P「あっ、おうわかった」
危ないところでした。Pさんにはあっちを向いてもらっている間に乾燥機を起動です
P「おーいもういいか?」
藍子「まだです!洗濯物がもうPさんの仕事ぐらいいっぱい溜まってて」
P「……それはたいへんだな」
なんとか時間は稼げましたがいつまでもPさんをあっち向かせておくわけにはいきません
Pさんは今コインランドリー備え付けのベンチに座っています
わたしはPさんの反対側にちょこんと座ることにしました
P「それにしても寒いな」
藍子「…そうですね」
いつもならPさんともっとちゃんとお話しできるのですが、今日はそれどころじゃありません
両足をきちんとそろえて、手はもぞもぞしながら膝の上
うぅ…、落ち着かないです
P「なんだか顔が赤くないか?」
藍子「ひゃいっ!?そんなことないです」
P「そうか?ちょっと待って」
あれ?どうして近づいてくるんですかって近い近い近い!
P「うーん。熱はなさそうだな」
藍子「あわわわわ近いです///」
……反則です。おでことおでこをこっつんこは
というかほかの女の子にこんなことやってるんでしょうか
P「それにしても服が濡れちゃってるじゃないか」
藍子「あっはい、さっきトラックにッ――!」
バレたッ!?
P「そんなかっこうじゃ風邪ひくぞ。ほら」
藍子「あっ…」
……Pさんが上着をかけてくれました。あったかいです
……セーフでしょうか?
P「全く、明日も取材があるんだから。体調管理も大切だぞ」
藍子「そそうですね、ありがとうございます…」
Pさんはまたさっきの位置に戻っていきました。どうやらセーフです。きっと、たぶん
肩にはPさんがかけてくれた上着。さっきまでPさんが着ていたぬくもりが心地よいです
あぁ…なんだかほっとして一息つきます
Pさんの匂いがします。頑張って働いた、男の人の匂い
少し前の私なら汗臭い匂いとしか思わなかったです
でも今日はなんだかそれが妙に私の中にしみこんでいくようで
ついうっかり、すぅっとその匂いをかいでしまい――
藍子「…ひゃ!」
P「?!どうした藍子」
藍子「なんでもないです!!気にしないでください!」
急に大きな声を出されてPさんは戸惑っているようです
それでも、いまの私を見られるわけにはいかないのです
だって……
藍子「……」モゾモゾ
やっぱり……、濡れちゃっています
うかつでした。ここまで来るときに、見つかったらと変な想像をして、誰かに見られていないか神経を研ぎ澄ませてて、私の感覚がすごく敏感になっていたのです
そっち方向に……
そんな時に、知っている人で、おでここっつんされたり、こんな匂いをかがされたり
私の気が付かないうち昂ってしまっていたのです
そしてそれを一度自覚してしまった私はもう、ダメでした
いつもは姿勢がよく見えるようにピンと伸ばしていた背筋はどんどん曲がって、ひざの上にあった手は少しずつ、膝からふとももへ、ふとももからさらに内側へ――
顔は真っ赤で、息も荒く、不自然に身体を丸めて、手はもぞもぞとしちゃって、口ももう半開き、ぴったり閉じていた脚は少しずつ開かれていって
もう言い訳なんて出来ません
だって内腿に熱いものが伝う感覚がするのです
こんなはしたない格好で、隣には男の人がいるのに、誰が来るかわからないコインランドリーで
私は熱くなっていました
P「……藍子?」
あぁ、ダメです。心配そうに私の顔をのぞき込まないでください
上着を脱いで、ネクタイ外したワイシャツの襟から、いつもは見えない鎖骨が見えちゃってます
きっとそのシャツの下は、私たちを支えてくれている胸板があって
だめなんです
そんなこと想像しちゃだめなんです
心配そうなPさんの顔に近づいて、耳元でそっと「私、実は――」なんて囁いちゃ
きっと驚いて、混乱して、失望なんかして、でも一瞬瞳が煌めくかもなんて
P「!」
気が付いたら、すっと手が伸びていました
えいってPさんを押し倒しちゃいます
だめなのに
でも、抑えられないんです
だって、目の前に今の私を満たしてくれるものがあるんですよ?
そのワイシャツが邪魔なんです。もっと近づいてほしいんです
P「藍子…本当に変だぞ?」
ふふふっ。でも手を払いのけないんですね
そうです今日の私は変なんです
まだ気が付いていないんですか?本当ですか?
じゃあ――
ベンチから立ち上がってPさんを跨いじゃいます
だめ…、こんなこと…
あぁ、こんな時ミニスカートだったらもっとわかりやすく私を見せつけれるのに
ロングスカートだと時間がかかっちゃいますね
だめですよ、目を背けるなんて
濡れて肌に張り付いちゃったロングスカートを、少しずつたくし上げていって
だめだって
いいえ、もう遅いんです。私はこんなはしたない子なんです
そして――
乾燥機「ピーwwwwwwwwwwwwwwww」
P「!」
藍子「!」
P「あああああああいこ!?!?」
藍子「あっ…」
藍子「うわああああああああ!!」
ドアバーン!
P「あっ藍子ーー!」
・ ・ ・ ・
やってしまいました
最悪です
思いっきりコインランドリーから逃げ出して部屋まで一直線
部屋のすみっこで体育座りです。ずーん
なんでこんなことしてしまったのでしょう
すべてはあんなアブノーマルなことをしてしまったのがいけないんです
いつもはあんなこと考えないもん……
藍子「はあ……」
問題は山積みです
明日Pさんにどんな顔で会えばいいんでしょうか
肩にかかったままのPさんの上着はどうすればいいのかとか
あとコインランドリーに下着をおいてきちゃったからノーパンなままなこの状況とか
あと、まだ私自身が昂ったままだということとか……
あぅ…
ピンポーン
こんな夜中にどなたでしょう?ふらふらと玄関に向かいます
P「……よう」
まあそうですよね。わかっていました
P「これ、乾燥機に忘れていたから」
あぁ、最悪ですね
一応それ私の全下着なんですよ
それを見られたってだけでも顔が真っ赤です
P「えっと、そのな」
藍子「忘れてください」
P「あっいや」
藍子「忘れてくださいっ!」
本当に最悪です
押し倒した相手にむかって『ごめんなさい』って一言が言えません
本当に情けなくって涙まで出て来ちゃって――
P「藍子!」
……どうしてですか?
あなたを襲ったはしたない女なんですよ?
どうして抱きしめてくれるんですか?
P「藍子…俺は」
藍子「いいんです。同情で抱きしめてくれなくてもいいんです」
P「違う!」
藍子「……どうして」
P「そんな顔するなよ」
藍子「…だめなんですよ?」
P「ごめんな」
藍子「……」
P「俺は藍子のことが――」
藍子「言わないでください」
P「でも」
もううるさいです
えいっ
P「ん…んんっ!?」
藍子「ちゅっ…ちゅう……んっ……っぷはぁ」
藍子「…今夜の私はおかしいだけです」
藍子「だから、今夜だけ」
P「藍子…」
藍子「Pさん…、きて…」
私はもうだめみたいです
そのままPさんを部屋に連れ込んで――
ようこそ、バーボンハウスへ。
∧_∧ やあ このテキーラはサービスだから、
(´・ω・`) / まず飲んで落ち着いて欲しい。
/∇y:::::::\ [ ̄ ̄] うん、「また」なんだ。済まない。
|:::⊃:|:::::::::::::| |──| 童貞の妄想力じゃこれが限界なんだ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 謝って許してもらおうとも思っていない。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/| でも、このクソスレを見たとき、君は、
∇ ∇ ∇ ∇ /./| きっと言葉では言い表せない
┴ ┴ ┴ ┴ / / .| 「ときめき」みたいなものを
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ | 感じてくれたと思う。ノーパンで恥じらう藍子を
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | 愛でる気持ちを忘れないで欲しい
(⊆⊇) (⊆⊇) (⊆⊇) | そう思って、このスレを立てたんだ。
|| || .|| |
./|\ /|\ /|\ じゃあ、注文を聞こうか。
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