フレデリカ「キノコごっこ」 (18)
これはモバマスssです
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フレデリカ「フンフンフフーン…フヒ…フヒヒヒヒ…」
杏「モノマネ上手いのに振りざっつ」
肇「輝子ちゃんのモノマネですよね?いきなりどうしたんですか?」
文香「…キノコ鍋…素敵ですね」
肇「誰も言ってませんよ?」
フレデリカ「キノコは素人の判断で採ると大変だからやらないよー?」
杏「毒キノコと食べられるキノコで凄いそっくりなヤツもあるからね。あれは専門家がいないとキノコ狩りする気にならないかな」
肇「キノコ狩りはあまりやりませんでしたね。ほんとに危ないので」
文香「…こういう時に限って、皆さん慎重なんですね…」
肇「文香さんなら毒キノコ食べても大丈夫そうですけどね」
文香「…何か?」
杏「まぁ2日続けて黄金の伝説みたいな事やる気にはならないし、他の事やらない?」
フレデリカ「じゃーみんなでバンドやろー!」
肇「ひと昔前のアニメみたいですね」
文香「では…私は、指揮者を…」
杏「杏は編集やるよ」
フレデリカ「フレちゃんはダンスしよっかなー」
肇「みなさんバンドの意味分かってます?」
フレデリカ「肇ちゃんはミルクオレでいーい?」
杏「お洒落にミルクラテにする?」
文香「…牛乳を飲むと、成長するらしいですよ…」
肇「一気に畳み掛けてきますね…文香さんは後で事務所裏に来て下さい」
杏「今更気付いたんだけどさ、別にキノコ鍋やるからってわざわざ自分たちでキノコ狩りしなくてよくない?」
文香「…っ?!」
肇「天啓を得た、みたいな顔ですね」
杏「じゃースーパーに行こっか」
肇「文香さんお財布あります?」
文香「今日は、多少でしたら…これを使ってしまうと、帰りの電車賃が無くなりますが…」
肇「なら大丈夫ですね」
フレデリカ「それじゃーしゅっぱーつ!」
~スーパー~
文香「…食材が、こんなにたくさん…」
杏「文香ちゃん普段何処で買い物して食事してるのさ」
肇「カートは危ないので私が運びますね」
杏「杏は飴買ってくるから、てきとーに食材買っといて」タッタッタッ
フレデリカ「…ねーねーフレちゃんフランスパン食べたい!」
文香「チーズフォンデュも捨てがたいですね…一応、チーズと一緒に買っておきましょうか」
フレデリカ「あ、ならチョコフォンデュもどーかな?」
文香「良いですね…あら、お肉が特売…ジンギスカンも」
肇「杏ちゃん戻ってきて下さい!」
~杏宅~
フレデリカ「いらっしゃ~い!」
杏「杏の家だよ」
文香「ご飯にしますか?お米にしますか?それとも…ライス?」
杏「勝手にひとんちの米炊くなよ」
肇「今お茶淹れますから、杏ちゃんはゆっくりしてて下さい」
杏「肇ちゃんが良心か…っていいたいけどさ、なんで杏の家なのに見た事ない急須あるのさ」
フレデリカ「肇ちゃん土鍋持ってきた?」
肇「当然です。文香さん、ガスコンロは」
文香「…もちろん、持ち歩いています」
杏「…うん、勝手に準備してて」
杏「…キノコ鍋、だよね?」
フレデリカ「もっちろーん!」
杏「キノコらしい要素が1つもないんだけど」
文香「代わりに、タケノコを…もうすぐ、お正月ですから」
杏「まぁいいや、次にこの…何?何ベースにしたらこんなにドロドロするの?」
フレデリカ「チーズとチョコ!」
肇「ギリギリセーフなラインですね。そういう物と思ってパンをひたして食べるのであれば」
文香「それと…チゲ鍋の素を…」
杏「なんでさ」
杏「次、鍋のネタについて聞いていい?」
フレデリカ「あ、ダメだよーネタバレになっちゃうから」
文香「…んふっ」
肇「すみません、杏ちゃん…私一人では止められませんでした」
杏「いいよヤバかったらこの二人に食べさせるから」
フレデリカ「ちなみにちゃんと食材しか入れてないからねー?」
杏「余計不安になったよ…」
文香「大丈夫です…人間、やろうと思えばプラスチック以外は食べられるものですから…」
杏「文香ちゃんのお気に入りの本煮込むよ?」
文香「すみませんでした…」
杏「まぁスーパーに売ってある物なら口にしても死にはしないかな」
肇「…あの、これハンペンですか?」
フレデリカ「冷凍ピザマン!」
文香「ワールドワイドなお鍋にしたかったので…」
杏「…これなに?つみれ?」
文香「あ、それは冷凍のたこ焼きです…」
杏「…肇ちゃん、もう一鍋用意しない?」
肇「それが平和そうですね」
フレデリカ「フレちゃんも普通のキノコ鍋がいいかなー」
文香「でしたら、私も…」
杏「そっち残さず食べてね。残すなよ」
フレデリカ・文香「…了解!」
杏「キノコ鍋美味しいね」
肇「色々なキノコを楽しめますね」
フレデリカ「わぁお、このイカチョコとキムチが混ざり合って美味しい!」
文香「…ドロドロに溶けた黒糖饅頭も、わるくありませんね…」
杏「旬だからねー、いろんな種類のキノコを楽しまないと」
肇「事務所に色々なキノコが生えてて良かったです」
フレデリカ「解凍したては新鮮だねー」
文香「…スーパーに、様々な冷凍食品があって良かったです…」
杏「…無理してない?」
フレデリカ「それがねー、チゲ鍋の味で全部纏まってて割と食べられちゃうんだよー」
文香「…チゲ鍋…やはり偉大ですね」
フレデリカ「二人とも一口食べる?」
肇「結構です」
杏「あ、じゃあ杏一口もらおっかな」
パクリ
杏「…うん…ほんとだ、チゲの味でなんとかなってる」
フレデリカ「でしょー!」
肇「では、私も一口…」
パクリ
肇「…うっ…!!?!?!!」
フレデリカ「あー、渋柿いっちゃったかー」
肇「…騙しましたね?!」
杏「いやいや、ほんとに他の食材は大丈夫だったんだよ?」
文香「…運がありませんね。一発で地雷を踏みぬくとは…」
肇「…フレデリカさん、これ一口どうぞ」
フレデリカ「いくらフレちゃんでも湯飲みは食べられないかなー」
肇「どうぞ」
フレデリカ「文香ちゃんパス!」
文香「…では、パスタでも茹でてみましょうか」
杏「…ちゃんと残さず食べろよー…」
終わり、キノコ鍋について詳しく書きたかったのですが、自分がキノコ苦手なので諦めました
後半の闇鍋は実際にやった食材とスープです
お付き合い、ありがとうございました
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