晶葉「出来たぞ助手!色々な間違いを正す道具だ」 (19)


P「……なんだそれ」

晶葉「名付けて『修正くん』だ。何でも私の名前を昌葉と間違える不届きものがいたようでな。間違いを見つけると正してくれる便利な道具があればそのようなミスもおきないだろう?」

P「まさかそんなミスをする人がいるなんてな」

晶葉「SS作者の風下にも置けんな」

P「まあそれは置いといてなかなか便利そうな道具じゃないか。これがあれば仕事のミスもなくなるな」

晶葉「ただまだ実験段階でな。今日一日事務所に置いておくから間違いを指摘できるかチェックしようと思って」

P「なるほど。じゃあとりあえず仕事にかかりますか」

ガチャ

菜々「おはようございまーす♪」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1481280911


P「あ」

晶葉「あ」

菜々「どどどうしたんですか?」

修正くん「歯喰いしばれ!修正してやるー!」ドゴォ!

菜々「どひゃー!?何ですかこれ!!」回避!

P「かくかくしかじか」

菜々「なるほど!ってナナに一体何の間違いがあるっていうんですか!!」

P「それにしてもこの修正くん、どこかでみたことあるデザインだな」

菜々「あっ!そういえばZガンダムでこんなキャラいましたよね!懐かしいです!」

P「……Zガンダムは1985年放送だぞ」

菜々「あ」


修正くん「修正してやる!!」ドゴーン!!

菜々「ぐふっ!!」

P「おい晶葉サン、いますごい重い右ストレートが入ったぞ」

晶葉「フム、威力に関しては一考する必要があるな」

P「まて!もしかして間違いを犯したら毎回あのパンチが飛んでくるのか!?」

晶葉「殴られずに一人前になった奴なんていないとアニメで言っていたからな」

菜々「これが…若さって奴ですか」ゼエゼエ

P「若さ、若さ、若さってなんだ?」

菜々「振り向かない…こと……キャハ☆」バタッ

晶葉「なあ、助手よ。1985年のアニメを懐かしいと言える人はーー」

P「言うな。一応2005年にリメイクもされている」



・ ・ ・

P「とりあえず菜々さんは仮眠室につれていきました」

晶葉「うーむ。こんな高威力に設定したつもりはないのだがな」

ガチャ

李衣菜「やっぱ夏樹はロックだよね!」

夏樹「よせよ。菜々さんの方がロックだぜ」

P「お」

晶葉「うーん」


李衣菜「お!プロデューサーと晶葉ちゃんおはよう!」

夏樹「おはよーございます」

P「突然ですが問題です!」

李衣菜・夏樹「お?」

P「UKロックのUKとは何の略?」

李衣菜「ウルトラかっこいい!!」

修正くん「修正してやる!」キュピーン!

李衣菜「おんぎゃーす!」5ヒット!

夏樹「ッ!てめえ!」

P「夏樹落ち着いて。かくかくしかじか」

夏樹「なるほどってなるかよ!女に暴力ふるうなんてよ!」

P「おお、さすが夏樹、イケメン」

李衣菜「……」ぴくぴく


修正くん「修正…修正……」クルッ

夏樹「ん?なんだやるのか?」

修正くん「修正!」パンチ

夏樹「上等だコラァ!かかってきやがれ!!」

P「あぁ、夏樹が炎陣に浸食されている……」

晶葉「……おかしいな」

P「ん?」

晶葉「修正くんは間違いを正すメカなのになぜ夏樹さんに向かっているのだろうか」

P「そういえばそうだな」

修正くん「説明しよう!」

P・夏樹「!?」

修正くん「この子は女の子を見たらノンケでもお構いなく食ってしまうケがあるッ!!」

夏樹「ーーッ」ギクッ

P「……夏樹さん?」

修正くん「まだ手は出していないようだが……、ユニット組んだことある子は完全制覇しようともくろんでいる!!」

夏樹「んんんなわけないだろ、な?P?」

P「……要経過観察で」

夏樹「誤解だあああああ!!」バターン!

李衣菜・夏樹戦闘不能ッ!


・ ・ ・ ・

P「池袋博士、これはマズいのではないでしょうか?」

晶葉「ううむ…、まさかこんな効果があるとは」

P「間違いの解釈が広すぎていつ殴られるかわからないんですけれど」

晶葉「まあ今後要調整だな。これは持ち帰って調整するぞ」

P「ああ。正直言って怖くて仕事にならないからーー」

ガチャ

ちひろ「おはようございます!」

P「……池袋博士」

晶葉「どうした」

P「ちょーーーとそれ持っていくの待ってもらえますか?」


ちひろ「どうしたんですか?Pさん」

P「まあまあちひろさん。ちょっとお茶でも飲んでリラックスしてくださいな」

ちひろ「出社直後なのですが……」

P「ところでちひろさん。お伺いしたいことがございまして」

ちひろ「なんですか?」

P「この前デレステで森久保SSRが実装されたじゃないですか」

ちひろ「そうですね!おめでたいことです」

P「それでですね、新規実装アイドルはガチャ排出率が上がりますよね?」

ちひろ「実装記念ですからね」

P「まあそれはさておき、わたくし森久保実装に備えて無料ジュエルをため込んでましてね」

P「それに有償ジュエル含めて100連は回せる準備がありました」

P「そしていよいよ森久保SSR実装!っとなったときに迷わず全戦力を投入いたしまして」

P「ところがですよ」

P「何回引いても何回引いても青封筒刺?無し」

P「出てくるSRはかぶりと上田しゃん」

P「確かSSR排出期待割合は67回に1回はSSRが出るハズッ!攻略Wikiにもそうかいてある!」

P「なのにッ!」

P「引き終わった私の手元に残ったのは大量の太陽神!」

P「あっという間に星12まで行きましたよ」

P「一体どういうことなんですかッ!あのガチャには本当にSSRが入っているのですかッ!」


ちひろ「……」

P「……」

ちひろ「ええ、もちろんですよ。プロデューサーさん」

P(さあ修正くん出番だ!もしこの緑の悪魔が不正をしていたのならボコボコにしてくれるハズッ!)

P(あれだけSSRが引けないガチャを取り仕切るチッヒが不正をしていないはずがないッ!今こそ天誅の時!)

修正くん「……」ガタっ

P(よしッ!修正くんが動いた!)

P「勝った!第三部完!!」

P「って?」

P「おいおい」

P「どうしてこのPに向かってくるのかね?」


修正くん「……」ゴゴゴゴゴ

P「……もしかして」

P「オラオラですかーっ!!!」

修正くん「YES!YES!YES!」オラオラオラオラァ!!

P「ぎゃあああああああ!!!」

修正くん「もし貴様がッ!」

修正くん「森久保の担当Pを名乗ろうというのならば!」

修正くん「出るまで引き続けることこそが正しい姿!」

修正くん「それしきの課金が出来なくて何が大人だ!」

修正くん「歯喰いしばれ!そんな大人!修正してやる!」

P「チクショーーー!!!」ビターン!


ちひろ「フッ…悪は滅びる運命のようですね!」

ちひろ「さあそこのあなた!今なら10連ガチャが3200円で無料で引けます!」

ちひろ「この機会をお見逃しなく!」


完!


※このSSには事実と異なる点があります。ガチャで爆死した哀れなプロデューサーなんていません本当です

あと冒頭部分の茶番は
堀裕子「曲がれ!スプーン」
堀裕子「曲がれ!スプーン」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1481203862/)
の最後の方を見てください。別にこのSSとはつながりはないので見なくても大丈夫です

…これでまたIQの低いSS書きに戻れる

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