P「765プロのアイドルで打順を組みました」 小鳥「またですか?」 (45)

小鳥「もう至る所でやりつくされてるじゃないですか。765プロ野球談議は」

P「確かにそうだ。しかしだな、俺がしっくりくるオーダーがないんだ!」

P「だからここで発表したいと思う!」

小鳥(そんな突然に……)

P「今回のオーダーはDHなし。律子は選手に含めた13人で考える。

それに投げと打席も明記した。例えば、『右投げ左打ち』であればポジションの隣に『右左』と記載する。

割と某動画の影響を受けている面も大きいが、俺の思う765プロベストオーダーはこれだ」


Pオーダー

1.響   中 右右

2.やよい 三 右左

3.真   右 右左

4.貴音  左 右右

5.あずさ 一 右右

6.律子  捕 右右

7.亜美  遊 右右

8.真美  二 右左

9.千早  投 左左

代打の切り札 美希 右左

内野の守備固め 伊織 右右

先発 千早 左左 オーバースロー

中継ぎ 春香 右右 アンダースロー

    雪歩 左左 アンダースロー



小鳥「ほう…、解説もらってもいいですか?」

P「はい。じゃあまず打順と守備位置の解説しますね」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1480675059

P「1番は響。俊足強打、強肩堅守のセンター。思い切りのいい打撃から長打もあるが、ミートが弱く三振の多い一番バッター。

守備では持ち前の身体能力を生かした広い守備範囲と強肩でランナーの進塁を防ぎます。

まっすぐでムードメーカーなところからも一番打者が適任かと」

小鳥「日本ハムの陽岱鋼選手のようなイメージといったところでしょうか」

P「さすがですね音無さん。キャラクターとしてのイメージは離れていますが選手としては陽選手が近いですね」

P「続いて2番はやよい。パワーは弱いですが、バントがうまく、細かな動きにも対応してくれる頼れる二番打者です」

小鳥「サードに置いたのは意味があるんですか?」

P「サードは強い打球が飛んでくるため打球に対する強い心と俊敏性が重要です。

やよいなら俊敏性もありますしどんな打球でも一生懸命に処理してくれるでしょう! サードはムードメーカーとしても重要ですから元気も重要ですし」

小鳥「なるほど。次は3番の真ちゃんですね。モデルにしたであろう選手、当ててもいいですか?」

P「どうぞ」

小鳥「糸井嘉男選手ですね」

P「ご名答」

小鳥「そして次の貴音ちゃんのモデルが中田翔選手。2012年の日本ハム外野陣を意識していますね」

P「鋭いですね。二人同時に解説しましょうか。3番は真。巧打、長打、俊足、強肩、堅守。思い切りの良さとガッツが持ち味の5ツールプレーヤーです。

響とはスピードで少し劣りますが、ミート、パワー、肩など他では響を上回り、センターの響との連携で鉄壁の右中間を作り上げます。

4番は貴音。765プロ随一のパワーヒッターであり勝負強さも光る。ミートセンスも抜群です。

守備では外野の響、真が目立っているが、実は二人よりも強肩。タッチアップで油断したランナーをバンバン刺していきます。

また、センターの響が左中間の打球をほとんど処理してくれるため、貴音の定位置は若干レフト線よりです」

小鳥「なるほど。でも貴音ちゃんに中田選手は違和感ありますね」

P「あくまで例えるとですからね。俺も貴音なら当時の中田よりもミート力は高いと思いますし」

P「5番はあずささん。こちらもパワーヒッターであり、おっとりした様子で油断をさせ甘い球をスタンドへ運びます。

一塁守備もそれなりで、ピッチャーが苦しんでるときは真っ先に励ましに行きます。また、選球眼もチーム一です」

小鳥「選球眼はどういった点からイメージしたのですか?」

P「アイドルの中で最年長であり、大人なところですかね。運命の人を探しているという点からもイメージしました」

小鳥「プロデューサーの理論ですと私は男の選球眼が極端すぎたんですかね~?」

P「お、音無さん、次行きましょう」

小鳥(ごまかした)

P「6番は律子です」

小鳥「念のため聞きますがモデルの選手は?」

P「古田です!」

小鳥「そこは八重樫って答えましょうよ!」

P「しかしメガネで頭脳派となるとやっぱり古田に行き着くんですよ。彼の罪は大きい」

小鳥「まぁ、律子さんは765プロの頭脳ですからね…」

P「ですが、肩、パワーは古田と呼ぶには少し弱いイメージですね」

小鳥「わかります。律子さんはスマートな感じですからあまり力強いってイメージがわきませんよね」

P「野手最後も同時に紹介していいですか?」

小鳥「どうぞ」

P「7番は亜美をショート、8番は真美をセカンドです。双子ならではのコンビネーションで鮮やかな守備をします」

小鳥「真美ちゃんを右投げにするんですね」

P「はい。ファミスタ以外では明確に利き腕が設定されていたわけではないですし、やはり二遊間はこの二人に任せたいと思いまして。

それに、巨人の坂本や杉内は利き手とは逆の手で投げてます。練習すれば仮に左利きだとしても問題ないかと」

P「打順や守備位置には意図がありますか?」

P「そうですね。双子なので基本能力は似ていますがそれでも若干亜美のほうが足と肩が優れているイメージがあったので亜美のほうを7番ショートに、

真美は若干亜美より大人なので亜美のサポート役として8番セカンドにしました。守備も真美のほうが上手いイメージです」

八重樫とか、小鳥さんいくつだよ…

小鳥「美希ちゃんは控えですか?」

P「そうですね。美希は身体能力は申し分ないですが、やる気と睡眠の問題があります。なので、ここ一番の場面に代打として出てもらって、それまではベンチで寝てもいいようにしようかと」

P「そして美希の代打が内野の選手のときに出された場合はそこに伊織が代わって入ります。内野のどのポジションでもそつなくこなし、小技もできる名バイプレーヤーです」

小鳥「『なんで私が控えなのよ!』と伊織ちゃん怒りそうですけどね。外野は平気なんでしょうか?」

P「真、響、貴音ですから」

小鳥「あ、そうでしたね。代打も守備固めも本人達で間に合ってますね」

P「続いて投手です。まずは765のエース。如月千早」

小鳥「千早ちゃんは左投げ設定なんですね」

千早「はい。コーナーに投げ分ける孤高のサウスポー。持ち球はシュート、カーブ、チェンジアップ、スライダー。

制球力と緩急を駆使して相手を打ち取る技巧派です。選手イメージは2000年代の工藤公康」

小鳥「それってあんまりよくないんじゃ…」

P「ですが、制球で勝負するカーブ使いのサウスポーというと工藤選手が浮かぶんですよね」

小鳥「最後に中継ぎが春香ちゃんと雪歩ちゃん。左右の差はあれど共にアンダースローですか?」

P「春香は765プロ一の柔軟性の持ち主なのでその身体を生かしたアンダースローに。雪歩はよく穴を掘るので地面に近く、なおかつスクリューを投げさせたいので左のアンダースローに」

小鳥「左のアンダーは希少種ですね。春香ちゃんの決め球は?」

P「高速シンカーですね」

小鳥「予想通りです」

P「どうですか? 俺の考えた765プロ打線は?」

小鳥「うーん、やっぱり利き腕の設定がどうしてもはまりませんね。世間的には真美ちゃんの左利きが定着していますし、千早ちゃんや雪歩ちゃんが左で投げるのも違和感があります。

それに、響ちゃんと真ちゃんの二人を外野に置いてしまうことで他のポジションの手薄感が否めないかと」

小鳥「特に三振狙えるだけの球速を出せそうなのが響ちゃん、真ちゃん、貴音さんの三人だけですからね。

いくら外野が鉄壁でも空中戦を得意とする強打のチームに当たった際に序盤で勝負を決められそうです」

P「なるほど。一理ありますね」

小鳥「あと、個人的に春香ちゃんは野手で使いたいです。美希ちゃんも身体能力があるのでスタメンで使いたいので…」カキカキ



小鳥「私はこのメンバーで行きます!」

小鳥オーダー

1.真   遊 右左(兼クローザー オーバースロー)

2.律子  二 右右

3.千早  右 右左

4.春香  三 右右

5.貴音  捕 右右

6.美希  一 右左

7.やよい 中 右左

8.響   投 右右

9.伊織  左 右右

代打の切り札 あずさ 右右

先発 響 右右 オーバースロー

中継ぎ 亜美 右右 スリークォーター

    真美 左左 スリークォーター

    雪歩 右右 サイドスロー

P「美希の身体能力を買っていた割にはファースト起用なんですね」

小鳥「それについてはこれから説明しますから待っててください」

小鳥「1番は真ちゃんにしました。リードオフマンとして申し分ない俊足の持ち主ですし、長打も期待できるので下位打線からチャンスが回ってきたときは

ランナーを返すこともできます。守備は持ち前と俊足と強肩が存分に発揮できるショートにしました。センター前やレフト前に抜けそうな打球を華麗に取って

バッターをアウトにします。まるで西武時代の松井稼頭央選手のように」

真「稼頭央はスイッチですが、役割としては稼頭央に通じるところがありますね。この兼クローザーとは?」

小鳥「真ちゃんは肩の強さでも765プロトップクラスですから、その剛速球で最後の回は任せようかと。13人しかいませんのであまり投手、野手に固執できませんし、

響ちゃんや真ちゃんクラスになると投手、野手どちらでも貴重な戦力になるので迷ってしまいます」

P「確かに球速は真、響、そして貴音が筆頭になりますね」

小鳥「2番には律子さんを置きました。やはり律子さんも器用な人ですからバント、エンドラン、右打ち。状況に応じたバッティングができる曲者的なことを期待したいですね」

P「元巨人の元木みたいですね」

小鳥「守備はセカンドにしました。相手打者の打球傾向とかを分析してポジションを変えて対応しそうですし、

メガネといえば元ロッテの小坂誠選手でもあるので。さすがに彼ほどの守備範囲は律子さんには難しいと思いますが、

そこは分析とポジショニングでカバーしてくれると信じています」

P「そうですね。律子なら堅い守りで投手を支えてくれそうですね」

小鳥「3番は千早ちゃんをライトで置きました」

P「千早を右投げで考えたんですね」

小鳥「はい。それに千早ちゃんのひとつのことを突き詰める姿勢、自分が納得するまで絶対に失わない向上心はあの選手に通じるんですよ。打撃の天才と称された赤ヘルの…」

P「前田智徳ですか?」

小鳥「さすがプロデューサーさん! 千早ちゃんにはあの前田智徳選手の面影を感じるんです!」

P「千早がアキレス腱を切らないことを願います」

小鳥「そして4番! 我が765プロのリーダー春香ちゃんです!」

小鳥「4番サードはチームの花形ポジション! 春香ちゃんは打率や守備こそあまりいいものとは言えないかもしれませんが、ここぞという場面では試合を決める一打や守備を

決めてくれそうな気がします!」

P「勝負強さは随一な気がしますね。ただ重要な場面でのファインプレーもあれば重大なエラーもしそうで怖いところです」

小鳥「5番には貴音ちゃんを置きました。私も貴音ちゃんは765プロの主砲であり強肩という点ではプロデューサーと考えは一緒です。そこで私はキャッチャーにしました。

貴音ちゃんも人を見る能力は高そうですし、主に投手を務めるのが響ちゃん、雪歩ちゃん、亜美ちゃん、真美ちゃんと、

貴音ちゃんと特に仲がいい子達が中心のためピッチャーも投げやすいと思います。野球選手で例えると肩が強い野村克也といった感じですかね。

ただ四番にしなかったのはキャッチャーは疲れるポジションですのであまり頼り過ぎないように」

P「それも一理ありますね」

小鳥「さて、6番に美希ちゃんです」

P「待ってました」

小鳥「美希ちゃんはセンスは抜群だと思いますのでバッティングや走塁に高い水準を期待できると思います。しかし、プロデューサーが言うように飽きっぽいという問題があります。

そこで美希ちゃんが飽きないようにファーストに置きました。なんせ守備機会がバッテリーを除けば平均で最も多いポジションですから。

頻度が多ければ美希ちゃんは集中して上手に守ってくれると思いますし、素材自体はいいので高い守備力もあると思います。

そういった選手がファーストにいれば内野手も安心して守備が出来ると思うんです」

P「なるほど。美希の性格だからこそファースト起用なんですね。さすがです」

小鳥「7番はやよいちゃんです。持ち前の明るさと元気でチームを盛り上げてくれそうです」

P「センターに置いた意図はありますか?」

小鳥「センターは守備範囲が広くなくてはならないのでやよいちゃんに元気に駆け回ってもらおうかと。それに…」

P「それに?」

小鳥「レフトに伊織ちゃん、ライトに千早ちゃんがいるので二人の能力をより引き出してくれるかと。なんせ外野でちはやよいおりが完成しますから!」

P「音無さん、帰ってきてください」

小鳥「投手の中心を響ちゃん、内野の中心が真ちゃんとなる以上、やよいちゃんが外野の中心をするのが適任かと」

P「なるほど。音無さんの意見も分かります」

小鳥「8番は響ちゃんにしました。バッティングも捨てがたいところがありますが、あくまで投手に専念して欲しいので。でも響ちゃんには第二の一番バッターとしての役割も期待したいですね」

P「第二の一番打者?」

小鳥「はい。ですので次の9番、伊織ちゃんは第二の二番バッターです。私もプロデューサーさんと同じく伊織ちゃんはつなぎ役だと思うので。

そして下位打線からでもこの二人でうまくチャンスを作れば…」

P「得点圏で1番の真に回せるわけですね」

小鳥「そうなんです! 下位打線であろうと気が抜けない打線です!」

P「むー、そのような戦略もありましたか」

小鳥「代打の切り札はあずささん。ベンチの女神的存在です」

小鳥「最年長で優しいあずささんがベンチにいるだけであの子たちのすごい心の支えになるとは思いませんか?」

P「頼れる年上がベンチにいるのは望ましいですね」

小鳥「また代打で出場すればチーム最年長としての風格、何かをしてくれる期待感、そういったものをあずささんに期待したいです」

P(21歳でチーム最年長…、いや、事実だけどさ……)

小鳥「ピッチャーの響ちゃんは先発完投型の本格派投手です。制球難ではありますが、ノビのあるストレートと強気な投球で勝負します」

P「ピンチでも逃げずに向かっていきそうですね。炎上後のメンタルケアは大変そうですが」

小鳥「亜美ちゃん、真美ちゃんはそれぞれ右と左のスリークォーター中継ぎにしました。特に真美ちゃんは貴重な左投げなので対左打者に重宝したいですね。

球速、制球共に伸びしろがありますが、二人ならユニークな工夫を凝らして打者を翻弄しそうです」

P「反則投球には気を付けてほしいですね」

小鳥「最後は雪歩ちゃん。サイドハンドから外角への制球と、落ちる球を駆使し、打たせて取る中継ぎです」

P「小鳥さんも雪歩は投手、落ちる球のイメージですね」

小鳥「やはり穴を掘る印象が強いですから。地面との距離が近くなってきますが、雪歩ちゃんの実力ではアンダースローは難しそうなので」

P「ほほう、考えていますね」


ガチャ

律子「おはようございます。あら、プロデューサーと小鳥さん。お疲れ様です」

P「おっ、律子。お疲れ」

小鳥「お疲れ様です。律子さん」

律子「二人して何かの会議ですか?」

P「いや、765プロで野球をするならどんなオーダーにしようかと」

律子「またですか? どうせ私はキャッチャーにするオチなんでしょ」

小鳥「私は律子さんをセカンドにしましたよ! 小坂誠選手のような!」

律子「まぁ私がメガネという特徴持つ限り逃げられないことなんでしょうけど。ちょっと見せてもらってもいいですか?」

小鳥「どうぞ。これが私のやつで」

P「これが俺のだ。なぜこうなったのかはこれこれこうで……」

小鳥「私の場合はそれそれそうで……」

律子「ふむふむ……、お二人それぞれの考えがよく示されていますね」

P「どうだ? 律子?」

律子「利き腕に関しては小鳥さんの意見が私と一緒ですね」

小鳥「やった」

律子「ただ、お二人共、真、響、貴音の評価に寄り過ぎています。もちろん彼女達が主力になるのは間違いないけれども、

もう少し高い評価で考えてもいいアイドルもいるはずだわ」

律子「例えば雪歩。お二人共、軟投派の中継ぎ投手に配置していますが、雪歩の普段の行動、ちゃんと見ていますか?」

小鳥「恥ずかしくなると穴を掘って埋まってしまいますが」

律子「どのくらいで?」

P「それはすぐに。たるき亭の屋根をも破るくらいすごいパワーで」

律子「今なんて言いました」

P「屋根をも破るパワー……そうか!」

律子「そうです! 雪歩はああ見えてスコップを使いこなす力の持ち主なんです! それに降郷村の夏祭りのときのことをプロデューサーは覚えているでしょう?

雪歩は逆境に強い子です!」

律子「そこで私が考えるオーダーは」カキカキ


律子オーダー


1.亜美  二 右右

2.千早  遊 右左

3.響   三 右右

4.真   中 右左

5.雪歩  左 右右

6.春香  一 右右

7.美希  投 右左

8.あずさ 捕 右右

9.真美  右 左左


投手

先発  美希  右左 スリークォーター


中継ぎ やよい 右左 オーバースロー

    伊織  右右 オーバースロー

    律子  右右 オーバースロー


抑え  貴音  右右 オーバースロー

雪歩のレフトはやべーだろ

P「ほう。美希を先発に来たか。律子自身は中継ぎか?」

小鳥「キャッチャーあずささんって平気ですか?」

律子「まぁまぁ、これから解説しますから。打線はある程度右打者と左打者が交互にくるよう意識しました」

律子「1番は亜美です。あの子と真美は765プロ最年少とはいえ、体力は765プロでも上位です。

それに一番打者には思い切りの良さと機動力を求めたい。しかし、響や真を回してしまえば中軸が薄くなってしまいます。ですから亜美を。

守備でも亜美のフットワークの軽さで軽快な守備を披露してくれること間違いなしです!」

P「なるほど、亜美を一番セカンドか」

律子「2番の千早はバントをしない2番打者のつもりです。当てる技術は高そうですし、走力や守備力でも765プロでは平均以上ですから。相手にとって厄介な打者になるでしょう。

守備は派手さはありませんが、堅実で捕ってから投げるまでの素早さでショートをそつなくこなします」

P「Denaの倉本が頭によぎった」

小鳥「今年あとちょっとで3割だったのに惜しかったですね。守備も堅実でしたし」

P「ただ上位打線に持ってくると打てない謎特性あったけどな」

小鳥「千早ちゃん、上位ですが平気ですかね?」

律子「3番は響です。四番の前にランナーを溜めたくないでしょうからストライクが先行しやすいところに響です。粗さはありますが、初球からバンバン振る積極的な打撃が期待できますし、

ハマれば長打も期待できます。何より俊足の持ち主。併殺打に倒れる可能性もぐっと抑えられます。

また、響の性格と身体能力でサードを守れば周りも盛り上がりそうですし、強烈な打球にも恐れることなく向かっていきそうです」

P「四番の前に俊足強打早打ちの響か、相手にとっては相当嫌な場面で迎える打者だな」

小鳥「闘志あふれるサードといえばミスターを思い出しますね! ミスタージャイアンツ、長嶋茂雄!」

P「小鳥さん…いつの話ですか?」

小鳥「て、テレビのドキュメンタリーで見たんですよ! ミスターが現役の時代には生まれてないですからね!?」(長嶋茂雄のジャイアンツでの現役期間:1958~1974)

律子「そして、4番は真です。長打力と確実性を兼ね備えている彼女が打線の中心となります。打者としての恐怖も去ることながら、

不用意なフォアボールを出してしまえばどんどん先の塁へ進塁される俊足の持ち主です」

P「真の能力イメージは三人とも似通ってるな」

小鳥「真ちゃんは走攻守揃ってるというか、トリプルスリーがすごく似合う雰囲気があるんですよね。シーズンに打率.332 36本 33盗塁を記録しそうな」

P「それはすごい分かります。ライナー性の打球をバンバン打ちそうですもんね」

律子「5番に雪歩です。先ほど申し上げたように穴掘りで鍛えられているであろうパワーは765プロ有数です。大事な場面での勝負強さも期待できます。

レフトの守備は確かに不安ではありますが、センターには真、三遊間には響と千早がいますので雪歩の守備は彼女達でカバーしつつということで」

小鳥「左中間で繋がるゆきまこ! いいですね!」

P「音無さん、帰ってきてください」

律子「6番は春香。春香もここ一番での勝負強さに期待しています。守備では765プロ随一の柔軟性を生かすためにファーストにしました。

身長は高くないですが、きわどいタイミングを柔軟性を生かし、伸びて捕ってくれそうです」

P「春香の柔軟性をファーストに生かすのも悪くないな」

律子「7番は美希。投手のほうの解説は後でしますからまずは打者として。そうですね。美希のセンスはずば抜けてるけれども、

あの子はサインプレーよりは自由に打たせたほうがいいかと思い7番に置きました」

小鳥「バントとか打ち上げそうな感じがしますね。美希ちゃんには悪いですが」

律子「8番はあずささんです。これは捕手という気の遣うポジションを守るため打撃の負担が少ない下位打線に置きました。

また、あずささんは人の様子や特徴を見る力、観察力が高いと思ったので捕手にしました」

P「キャッチャーあずささんだと盗塁阻止に不安があるな」

律子「プロデューサーこそ、私を古田というイメージだけでキャッチャーにしてたじゃないですか」

P「あれは律子は正確な送球をしそうということを考慮してだな――」

律子「まぁ他のポジションに比べポジショニングが複雑じゃありませんから。あずささんが迷子になりずらいと思って」

P「あーなるほど」

律子「ラストバッター、9番は真美です。むしろ真美は上位につなぐリードオフマンとしての役割をしてもらおうと思ってます。

また出塁後、1番の亜美との息の合ったエンドランなど、二人ならではのユニークな作戦で相手守備を困惑してくれるでしょう」

小鳥「それで真美ちゃん9番、亜美ちゃん1番なんですね。私、二人で差を作って大丈夫かなと心配していました」

律子「ライトに置いたのも真美が左利きで二塁や三塁に投げやすい面もありますし、

そのとき中継に入る亜美が真美の送球を最も引き出してくれる距離を保って中継してくれるのではないかと思いまして亜美セカンド、真美ライトにしました」

小鳥さんの言った真の成績って2002年の稼頭央か

律子「続いて投手です。先発の美希ですが制球や球速よりは変化球や球のキレといったテクニカルな部分で勝負する技巧派かと思います」

律子「しかし、好調なときは完投も狙えるのですが、不調なときは5回も持つかどうか……。そこで相手打線に合わせてやよい、伊織、私の中継ぎ陣でカバーします。

やよいは力のあるストレートで押す本格派、伊織は空振りから芯を外すものまで多彩な変化球を操る技巧派、私はコーナーギリギリに投げ分ける技巧派です」

P「で、律子は本当にできるのか?」

律子「うっ……、努力します」

P「まぁ想像でやってるから問題ないけどな」

>>27

そうですよ

律子「最後にクローザーの貴音です。お二人も思うように貴音は力があり、肩も強そうですので速球派の抑えにしました。

球速はもちろん、高速スライダーやSFFまで自在に操ります。それに……」

P・小鳥「それに?」

律子「貴音が抑えとして出てきたらラスボス感ありませんか?」

P「あ~、確かに」

小鳥「相手を封じ込めるか!? はたまた、女王に最後の抵抗を見せるのか!? 燃え上がりますね!」

P「ここまで三人の考えをそれぞれ語ってきたわけだが」

小鳥「三人それぞれのアイドル達の見方が異なりましたね」

律子「当然といえば当然のことなんでしょうけどね。あの子達と過ごした時間の長さは三人それぞれで違いますし」

P「それにアイドルで本当に野球やらせたことはないからな。あくまで想像の域を超えない」

小鳥「それだけにいろいろな意見がありますし、それでいいんですよ。明確化されてない以上アイドルの子達それぞれの印象、行動をもとに考えていくんですから」

P「実際にやっても俺らの思ったように動いてくれる可能性は低いだろうしな。野球ゲームみたいな考え方で組んでいただけであるし」

律子「もしかしたら私達がまだ気づいていない一面を見せるかもしれませんよ?」


P「あー、野球か~」

小鳥「プロ野球はシーズンオフですもんね」

P「よし、やるか」

小鳥・律子「えっ?」

P「やってみるか! アイドル野球企画を! 確か346プロに野球好きなアイドルがいたはずだからそこならこの企画に乗ってくれるはず!」

律子「そんな無茶な!」

P「社長には俺から頼んでおく。野球対決、765プロ対346プロ実現に向けてやりますよ! 律子! 音無さん!」


―終―

ここまで長々と読んでくれて本当にありがとう。

野球設定ない以上、個人の主観がかなり強くなったけど、それぞれの考えがあると思う。

それでも俺はPのオーダーを推したい。



いろんな組み合わせとその理由、利き腕とかの説明もあって面白かった。

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