ほむら「今度は私が守ってみせる」 (420)
後に本編と関わるパラレル
おりマギかずマギキャラ有り
設定は本編無視のオリジナル
落ちない程度にだらだら更新
以下本文
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1478964193
「あの時、何で私を助けてくれたの?」
「何でって言われてもねぇ。目の前に困ってる人が居たら助けろって親にならったからな?」
「それはあなただけじゃないわ。きっと此処にいるほとんどの人がそう教えられてきたはずだもの。でも、実際それを行動に移す人なんてほんの僅か」
「だから他に理由があるはずだってか。うーんそう言われてもなぁそうだなぁ、強いて言うなればそういう事がカッコ悪いとか面倒事だとか言う考え方が嫌いだから?なんて」
「そう」
「っておい!聞いといてそれだけかい!何か凄い恥ずかしいんだけど!」
ほむら「恥ずかしがる必要なんて無いわ。だって私は.........」
先生「はいここの問題をー暁美」
ほむら「...」
先生「暁美ー?」
ほむら「...へ?」
先生「ぼーっとしてないでちゃんと授業聞いとけよー」
ほむら「あーーーす、すみません」
先生「仕方ないから後ろの美....っておい!お前はまた寝てるのか!」
ほむら(はぁ...)
ほむら(昨日はちょっと遅くなったから疲れてたのかしら)
ほむら(いや、最近多いわね。こう言う事)
ほむら(まぁ、あれだけ言われてまた寝てる後ろのと比べたら...)
ほむら「いい加減起きたらどうなの?もう昼休みよ」
さやか「あ...あと五分...」
ほむら『起きろ!』
さやか「うわぁ!?」
さやか『おまっテレパシーで叩き起こすなよ!周りの奴から変な奴だと思われるじゃん!』
ほむら「いつもの事じゃない。かなりの頻度で寝てるものだからほとんどの先生は無視しはじめてるわよ、あなたの事」
さやか「んな事言ったってしょーがないじゃん最近多いんだからさぁ」
ほむら「はいはい言い訳は後で聞くからとりあえず屋上に行きましょう。待たせてるんだから」
さやか「へいへい分かりましたよー」
屋上
ほむら「ごめんなさい、遅くなって」
仁美「ほんと、待ちましたわよ。理由はだいたい察しますが」
さやか「いやぁ毎度毎度お恥ずかしい限りで」
ほむら「まったく。私と仁美だって同じなのによく一人だけのうのうと寝てられるわね」
さやか「そらもう、私は肉体派だからね!人一倍体力使うのさ!」
仁美「私達は疲れる前に穢れると言いますのに、ここまで自信たっぷりに言われると信じてしまいそうですわ」
ほむら「あー、でもあながち間違いでは無いのかもしれないわよ」
仁美「あら」
ほむら「私も最近たまにぼーっとする事があるのよね。流石に居眠りはしないけど...」
さやか「そーいや授業中私に回って来たとき確か先生がほむらがぼーっとしてかたからとかなんとかって...人の事言えないじゃん」
ほむら「流 石 に 居 眠 り は し な い け ど 」
仁美「限度がありますわよ、さやかさん?」
さやか「大変遺憾である」
ほむら「まぁとにかく、本来疲労や痛覚がソウルジェムで操作出来る私達が何故か最低限の食事や睡眠を必要とする事からも穢れ以外に何か蓄積するものがあるのかも知れないわね」
仁美「確かに。真実を知ってるが故に安心しては居ましたが、今一度確認してみた方が良いかもしれませんわ」
さやか「それじゃあ早速...いんきゅべーたーやーい」
QB「やぁ、君達の方から呼ぶなんて珍しいじゃないか」
ほむら「私達魔法少女は何らかしらの要因で疲労または穢れ以外の何かが蓄積したりはするのかしら」
QB「やれやれ、君達はいつも今までにない質問をしてくれるね」
ほむら「御託はいいから早く答えなさい」
QB「じゃあ結論から言うよ。答えは存在する、だね」
ほむら「やっぱり」
QB「身体的疲労に関して言えば、即時回復するようには出来ているけど精神的疲労だけははどうしても魔力では回復出来ないんだよ。それに、僕らには感情が無いから解決のしようがないんだ」
仁美「なるほど。しかしほむらさんは分かりますが...さやかさんが精神的疲労を?」
さやか「んなっ!私が悩み一つないお気楽人間だってか!」
ほむら「そこまでは言ってないでしょ。ただ、あなたが悩みの一つや2つで精神を病むような事が無いのも事実じゃない」
さやか「そう言われるとそうだけどさぁ...」
仁美「しかし不思議ですわね。精神的疲労なんて蓄積する前に穢れが溜まりきってしまいそうなものですが...」
ほむら「それは種類にもよるでしょうね。問題を考えて考えて考え抜いて疲れたからってそれが必ずしも絶望であるわけでは無いのだから」
仕事から帰って見てみたらレス数がえらい事になっててボーゼンとしてしまった。こんな事もあるのか...これ報告した方がいいのかな?
とりあえず再開
さやか「まぁ、結局はそこだけが常人と変わらないよって事でしょ?なら特別気にする必要も無いね」
QB「君達は妙に合理的なクセに変なところでおおらかだよね。まったく、わけがわからないよ」
ほむら「だってリーダーが、ねぇ?」
仁美「この方なんですから、ねぇ?」
さやか「すっごい含みのある言い方だなオイ」
QB「ああ、感情は無いけど言いたい事だけは何故か分かったよ」
さやか「え?バカにしてます?皆さん私の事バカにしておりませんかね?」
ほむら「さて時間もあまり無いし早くお昼にしましょう」
仁美「そうですわね。私お腹がペコペコですわ」
QB「それじゃあ僕はこれで失礼させてもらうよ」
さやか「何なんだよコイツラァ...」
ほむら「さて、おふざけはこれくらいにして今夜の事だけど」
さやか「おふざけだとしたらタチ悪すぎだろインキュベーターまで使って」
ほむら「たまには冗談の1つや2つ言ってみろって私あなたから教わった気がするのよね」
さやか「誰もこんな陰湿な冗談期待してねーっての...まぁいいや。それで?」
ほむら「今日はお休みにしましょう。聞いてしまった以上大した事は無いと言えど念には念をと言う事で」
仁美「それは賛成ですわ。最近は連日でしたし」
さやか「だね。1日ほっといても私達が手出ししてない事に気がつけばアッチが片付けてくれるっしょ」
ほむら「決定ね」
キーンコーンカーンコーン
とりあえず「荒らすだけの価値があるスレ」なんだとポジティブに考えて頑張る
設定とかは話の中で徐々に判明って形をとってるけど意味不明だったり説明不足だったりしたら指摘してくれるとうれしいなって
少しだけ再開
「あれだけなるなって言ったのに」
「ご、ごめんなさい」
「まぁ、なっちまった以上どうこう言ってもしょうがないけどさぁ。ただ一つだけ聞きたい事がある」
「な、何でしょうか」
「ちゃんと自分の命を犠牲にしてでも叶えたい願い、あったんだよね?」
「はいっ!」
「...分かったよ。それが何かまで私は聞かない。でもその願いにあんた自身が飲み込まれそうになった時は」
私が絶対助けてあげるから
私自身の願いに誓って
ほむら「また、か」
ほむら(今日休みにしたのは失敗だったかもしれないわね...)
ほむら(寝てる訳では無いのに鮮明に流れる追憶)
ほむら(よりによって...あの頃の私の事ばかり)
ほむら(私自身が、早く願いを成し遂げろとでも急かしているとでも言うの...?)
ほむら「はぁ、じっとしてても仕方ないしちょっとだけ散歩にでも行こうかしら」
公園
ほむら(昔は公園なんて横目で楽しそうに遊んでる子を羨ましそうに見てただ過ぎ去るような場所だった)
ほむら(それがいつからか、私も仲に入って一緒に遊んでいた)
ほむら(今も昔も変わらないわね、結局はあの子が居なきゃ私は一人ぼっち)
ほむら「はぁ」
杏子「おっほむらじゃねえーか。相変わらず辛気臭ぇ顔してんなー」
ほむら「別にいいけでしょ。それより他の二人は?」
杏子「キリカもあいりも別行動中。どっかの誰かさん達がこんなとんでもねぇ場所貸してくれたもんだから大忙し」
ほむら「その両手に抱えたお菓子をみる限りはそうとは思えないけど」
杏子「休憩だよ休憩。ほらロッキー、食うかい?」
ほむら「ええ、いただくわ」
杏子「にしても急にどういう風の吹き回しだよ?昨日まではずっとご出勤なさってたってのにさ」
ほむら「1日くらいはと思ってね、休憩よ休憩。魔法少女にだって必要でしょ?」
杏子「はは、違いねぇ」
ほむら「そっちの調子はどうかしら」
杏子「あー悪くない。こないだちょっと遠征だか何だか知らないけどちょっかいだして来た魔法少女を追っ払ったくらいかな事件と言えば」
ほむら「新人だったんでしょ?そうやってすぐ手を出さないで先輩らしく優しくご指導してあげたら良かったじゃない」
杏子「柄じゃねーし、それにお前らにだけは言われたくねー」
ほむら「あれはあなた達が...」
杏子「あんたは何でもかんでもモノを変えちまうし、仁美は瞬間移動でうぜぇことこの上ない。で、さやかは最早ワケわかんねーし」
ほむら「全力増幅よ。前にもあの子が説明してたじゃない、力という概念を全て増幅させるって」
杏子「聞いたってワケわかんねー...」
ほむら「まぁ、そうよね。本当であれば魔女狩りなんてあの子一人でだって簡単に出来るのだし規格外も良いとこだわ」
杏子「ああ、三人じゃなきゃ魔女狩りには行かないって決まりなんだっけか?」
ほむら「あの子が言い出した事よ。三人居ればリスクが減るからって」
杏子「ふーん....魂胆が見え見えなのがあいつらしいって言うか...っておい」
ほむら「あら、どうかした?」
杏子「お菓子が、ねーじゃねぇか!」
ほむら「さっきからあなた一人でずっと食べてたじゃない。というかその身体の何処にあれだけの量を入れられるのか不思議でならないわ」
杏子「お菓子は別腹だってよく言うだろ。それよりさぁ、さっき渡したロッキー余ってない?」
ほむら「ごめんなさい、ちょっと前に最後の一本を食べてしまったの」
杏子「マ、マジかよ...手持ちぶさたで話すとか耐えられねぇ...」
ほむら「最早中毒者じゃない。ま、さっさと仕事に戻れって事ね。私もそろそろ帰らないと」
杏子「あ、ああ...またな」
ほむら「ええ、お気をつけて」
杏子「それじゃあな。チッキショー後でキリカに集るかぁ....」
ほむら「ふぅ...たまには良いものね。あの子意外と話すと言うのも」
ほむら「さ、帰りましょう」
帰路
ほむら(今日も結構反応があるわね。まぁ、あの子達に任せておけば問題はないでしょう)
???「あ、あの...」
ほむら「え?」
???「す、すみません...道を教えてもらいたくて...」
ほむら(こんなところで?)
ほむら「別に構わないけど、女の子が一人知らない道を歩いてるなんて無用心ね。ここら辺は結構物騒なのよ?」
???「ごめんなさい!でも私最近此処に越してきたばかりで...」
ほむら(それこそ何でこんな夜中に出歩いてるのよ...)
ほむら「まぁ良いわ。家の住所、だいたいで良いから教えてもらえないかしら」
???「○△□の三丁目...だった気がします」
ほむら「それなら此処からさほど離れて無いわね。私の家もそのあたりだし案内してあげる」
???「本当ですか?あ、ありがとうございます...」
ほむら(まったく...それにしてもこの子、ずっとおどおどして目を全然合わせようとしない...何かまるで)
ほむら(昔の私みたいじゃない...)
ほむら「あなた、中学生?」
???「は、はい、そうです...あ、え、その、あぅ...」
ほむら「暁美ほむらよ」
まどか「す、すみません...わ、私は鹿目まどかです...それで、暁美さんは高校生...?」
ほむら「同じ中学生よ」
まどか「えっ...ご、ごめんなさい!大人っぽいからつい...」
ほむら「謝る必要無いわ。それに、そう言われて悪い気はしないし」
まどか「うぅ...」
ほむら(ほんと、鏡を見てるみたい)
「あ、あの...」
「ん?ああ、あの時の!」
「えっと、その....ありがとう、ございました....」
「いいっていいって!それより同じ学校だったんだね!全然見ない顔だから分からなかった!」
「き...今日転校して来たんで...」
「へぇ!何年何組!?」
「えっと...二年二組...です」
「マジか!私のクラスじゃん!」
「え?に、二年生...?」
「そだよー?」
「てっきり高学年の方かと...」
「ぐっはー!!」
「ひぃっ!?」
「ああ驚かせちゃった?ごめんごめん。いやさぁー私って無駄に身長高いからよく言われるんだけど転校生にまで言われとはなーって」
「ご、ごめんなさい...」
「へ?いやいや謝る必
文字数オーバーしとった...
以下>>358の続き
「へ?いやいや謝る必要無いって!まぁ、正直悪い気はしないしさ」
まどか「暁美...さん?」
ほむら「...え?あ、ああ...ごめんなさい。こっちよ」
ほむら(こんな時にまで...余程疲れてるのかしら。この子を送ったら早く帰りましょう)
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