ちり「はわわ、私そう言うのに疎くて……」

のん「はぁ、お嬢様なのはわかってたけど、ここまでとは思わなかった」

ちり「ごめんなさい……」

のん「ま、それもそれで面白そうだしいっか」

のん「じゃあ今からルール説明するから、話聞いてよね！」

ちり「ひ、ひゃい！」

のん「まずポッキーを口に咥えます」

ちり「はい…」

のん「次に反対側をもう1人が咥えます」

ちり「えっ？」

のん「後は食べ始めて折っちゃったほうが負けだよ。どう？簡単でしょ」

ちり「……」

のん「ちり？」

ちり「あの、のん？」

のん「なに？」

ちり「それってどちらも折らなかったら…」

のん「そのままキスだよ？」

ちり「はわわわわわわ？！」

ちり「ダメです！キスなんて恥ずかしいです！」ｸﾙｸﾙｸﾙｸﾙ

のん「えー、別に私たち付き合ってるんだからいいでしょ？」

ちり「でもでも……」

のん「でもじゃない！ほら早くやるよ」

ちり「はい…」

のん「じゃあいくよ？」

ちり「はい…」

のん「わざと負けるのは無しだからね」

のん（でもまあさすがに最初はちり折っちゃうでしょ）ｶﾘｯ

ちり（はわわ……でもでも負けるのは嫌だし……）ｶﾘｯ

ちり（そうだ、目を瞑れば前が見えないから）ｶﾘｯ

ｶﾘｯｶﾘｯｶﾘｯ

のん（ちょ、ちりはやいって……！）

ﾁｭｯ

のん（？！）

ちり「あっ、のんごめんなさい！」

のん「……ほんっと、ちりって何考えてるのかわからないよね」

ちり「ごめんなさい……」

のん「あーもういいってば」

のん「悔しいからもう1回ポッキーゲームしてよね」

ちり「……はい！」

この後無くなるまでポッキーゲームし続けた