穂乃果「あのさ、海未ちゃん」 (18)
海未「はい?どうされました?」
穂乃果「あのね、穂乃果達ももう高校2年生でしょ?」
海未「なってから結構経ちますけどね」
穂乃果「この先歳をとって行くに連れてどんどん冠婚葬祭が増えていくと思うんだ」
海未「まだ私達は心配する様な歳ではないと思いますけどね」
穂乃果「でも、今のうちに勉強しておかないと恥をかくよ?」
海未「まあ、勉強しておいて損はないですからね」
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穂乃果「でね、今日は試しに海未ちゃんに弔辞を書いてきたの」
海未「私は生きてますけど?」
穂乃果「だから試しだよ。将来恥をかかないようにさ」
海未「あなたは私より長生きする前提での話ですね」
穂乃果「ちょっと読んでみていい?」
海未「不謹慎ですがせっかくなので」
穂乃果「海未ちゃん…お元気ですか?」
海未「いや、生きてないのでしょう?」
穂乃果「とうとうお別れの時が来てしまいましたね」
海未「転校するみたいになっちゃったじゃないですか」
穂乃果「海未ちゃんがこの世にもあの世にも居ないのが未だに信じられません」
海未「あの世にも?」
穂乃果「目を閉じると海未ちゃんとの思い出が昨日のように甦って来ます」
海未「…穂乃果」
穂乃果「部活の途中にアイドルになる妄想をして悶絶してる海未ちゃん」
海未「は?な、何の事ですか?」
穂乃果「穂乃果の部屋でノリノリで歌っている所を花陽ちゃんに目撃される海未ちゃん」
海未「ち、ちょっと」
穂乃果「鏡の前で可愛い笑顔の練習をしてる所をごとりちゃんに盗撮される海未ちゃん」
海未「何故恥ずかしい思い出ばかりなのですか」
穂乃果「スカートを履き忘れて登校してくる海未ちゃん」
海未「それは嘘でしょう!」
穂乃果「本当に昨日の様に思い出されます」
海未「全部思い出して欲しくないのですが」
穂乃果「ちなみにことりちゃんが盗撮した動画のDVDをお焼香をして頂いた人先着10名様にプレゼントさせて頂きます」
海未「ふざけないでください。だいたい先着10名って親族で終わっちゃいますし」
穂乃果「海未ちゃんはいつも優しく時には厳しく時には優柔不断に私を支えてくれました」
海未「優柔不断に支えるってどういう状態ですか」
穂乃果「そんな海未ちゃんが私は大好きです」
海未「…穂乃果、私も大好きですよ」
穂乃果「ねえ、海未ちゃん?そっちはどうですか?天国には行けましたか?」
海未「あ、あたりまえでしょう」
穂乃果「地獄は怖い所らしいです。閻魔大王に舌を抜かれたり火で炙られたり針山を登らされたりするようです」
海未「そんな情報はいりませんよ」
穂乃果「なので界王様の所に行く途中蛇の道から落ちないよう気をつけて下さい」
海未「行きませんから。修業しに行きませんから。1年後にサイヤ人との決戦を控えてませんから」
穂乃果「さっき、棺の中で眠る海未ちゃんの顔を見た時には涙としゃっくりが止まりませんでした」
海未「涙だけにしてください」
穂乃果「棺の中にはμ'sの皆で着た衣装と海未ちゃんが中学生の時に書き溜めていたポエムノートを入れておきました」
海未「なぜあなたが持っているのですか」
穂乃果「安心してください。あらかじめノートはコピーを取ってあります」
海未「いや、いっそ焼いて無かった事にしてください。わざわざコピーしないで」
穂乃果「それからさつまいもを入れておきました」
海未「なについでに焼き芋をしようとしてるのですか」
穂乃果「スイートポテトにして食べようと思います」
海未「調理しないで下さい」
穂乃果「海未ちゃん。今、式場ではスリラーが流れてます。……………。」
海未「いや、蘇りませんからね?踊り出しませんからね?」
穂乃果「えー、それでは宴もたけなわではございますが関東の一本締めで締めたいと思います。皆さんお手を拝借。いよーお」
海未「飲み会じゃないんですから。一本締めで締めないで下さい」
穂乃果「え~、この後ですがささやかながら二次会の席を設けてあります。有志の方のご参加をお待ちしております」
海未「何を勝手に企画してるのですか。主役が亡くなっているのに」
穂乃果「なお、会費はお香典とは別に3500円となっておりますのでご了承下さい」
海未「…私の遺言は穂乃果に弔辞を頼まないようにとします」
穂乃果「え~、せっかくここまで考えたのに?」
海未「あたりまえでしょう。いい加減にしてください」
ほのうみ「ありがとうございました」
穂乃果「穂乃果だよ!穂乃果だよ!!穂乃果だよ!!!」
花陽「えっと…穂乃果ちゃん?どうしたの急に?」
穂乃果「いや~花陽ちゃんとなら新しいスタイルを確立出来るかなって?」
花陽「えっとね…何の話なのかな?展開が急過ぎて全然話について行けてないんだけど?」
穂乃果「大丈夫。花陽ちゃんとなら成功するから。80パーセントは上手く行くからね」
花陽「100パーセントではないんだ?」
穂乃果「確立の話じゃなくて確率の話になっちゃったねぇ」
花陽「文字に起こさないと分からない様な事は言わないで?私が気付いたのも奇跡だよ?」
穂乃果「大丈夫。花陽ちゃんが気付く方に賭けてたから!100パーセント気付くと思ってたから」
花陽「そう…でね、結局いきなりなんなのかな?誰もいない講堂に呼び出されたと思ったらマイクの前に立たされて…漫才みたいだよ?」
穂乃果「ザーサイ?」
花陽「そんな中国のお漬物の話はしてないよ?」
穂乃果「穂乃果だよ!穂乃果だよ!!穂乃果だよ!!!」
花陽「えっと…穂乃果ちゃん?どうしたの急に?」
穂乃果「いや~花陽ちゃんとなら新しいスタイルを確立出来るかなって?」
花陽「えっとね…何の話なのかな?展開が急過ぎて全然話について行けてないんだけど?」
穂乃果「大丈夫。花陽ちゃんとなら成功するから。80パーセントは上手く行くからね」
花陽「100パーセントではないんだ?」
穂乃果「確立の話じゃなくて確率の話になっちゃったねぇ」
花陽「文字に起こさないと分からない様な事は言わないで?私が気付いたのも奇跡だよ?」
穂乃果「大丈夫。花陽ちゃんが気付く方に賭けてたから!100パーセント気付くと思ってたから」
花陽「そう…でね、結局いきなりなんなのかな?誰もいない講堂に呼び出されたと思ったらマイクの前に立たされて…漫才みたいだよ?」
穂乃果「ザーサイ?」
花陽「そんな中国のお漬物の話はしてないよ?」
穂乃果「穂乃果だよ!穂乃果だよ!!穂乃果だよ!!!」
花陽「えっと…穂乃果ちゃん?どうしたの急に?」
穂乃果「いや~花陽ちゃんとなら新しいスタイルを確立出来るかなって?」
花陽「えっとね…何の話なのかな?展開が急過ぎて全然話について行けてないんだけど?」
穂乃果「大丈夫。花陽ちゃんとなら成功するから。80パーセントは上手く行くからね」
花陽「100パーセントではないんだ?」
穂乃果「確立の話じゃなくて確率の話になっちゃったねぇ」
花陽「文字に起こさないと分からない様な事は言わないで?私が気付いたのも奇跡だよ?」
穂乃果「大丈夫。花陽ちゃんが気付く方に賭けてたから!100パーセント気付くと思ってたから」
花陽「そう…でね、結局いきなりなんなのかな?誰もいない講堂に呼び出されたと思ったらマイクの前に立たされて…漫才みたいだよ?」
穂乃果「ザーサイ?」
花陽「そんな中国のお漬物の話はしてないよ?」
穂乃果「中華はいいよね~」
花陽「花陽の話は聞いてくれないのが新しいスタイルなんだ?」
穂乃果「中華料理人やりたいな~」
花陽「えっと」
穂乃果「中華料理人のコントやりたいな~」
花陽「………やる?」
穂乃果「うん。後で花陽ちゃん家でやろうね」
花陽「やだよ。家族がビックリしちゃうよ」
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