モバP「衣装作りが大好きで努力家な彼女」 (13)
佐藤心と同棲したいよな!というお話。
・地の文多い
・短い
・起承転結もクソもない
書き貯めなのでさささっと投稿します
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心「……?」
佐藤心というアイドルについて聞かれたら、人は「強烈に個性的」というだろう。
26歳というアイドルにしては高齢ともいえる年齢とそれを補ってなお余るしゅがーはぁとというキャラクターは、少ないながらもコアなファンをつかんでいる。
心「なんだよ///そんなに見つめられると照れちゃうぞ☆このやろ☆」
佐藤心というアイドルについて聞かれたら、同僚のアイドルたちは「頼れるお姉さん」という。
どこか強引な性格と、それでいて周りを気配れるやさしさは、人を惹きつける力がある。
心「まあー??はぁとの美貌を見つめたくなるのは仕方ないけどさぁ☆」
佐藤心という彼女について聞かれたら、俺は……
P「女らしさが足りない……かな」
心「失礼だな☆ぶっとばすぞ☆」
P「おっと、レッスン終わりか?お疲れさん」
心「じっと見といてシラ切るつもりかこのヤロ☆ ま、いいや。帰るぞ☆」
人目をはばかる必要があるため、俺たちは一緒に住んでいる。
P「晩飯、食いたいモンあるか?」
心「肉!!!」
P「そういうところだよなぁ……」
心「うっせ☆」
家事は得意な人ががすればいいと思っている。その結果、家事は大体俺がしている。佐藤心は、家事が得意じゃない。
P「たまには自分で作れよ」
心「え~?はぁとはお姫様だから~そういうのはいいかなーって☆」
P「うわキッツ」
心「なんだと☆」
いつもと同じ帰り道、いつもと同じような会話、そしていつもと同じく今日も俺が飯を作る。
P「できたぞ」
心「おっしゃ!いっただきまーす☆」
それでも
心「んん~~~~、やっぱ美味いなぁ~Pのご飯は~」
P(……こんな美味そうに食われたら、明日も作りたくなっちゃうよなぁ)
しゅがーはぁとの衣装のほとんどは心の自作である。とはいっても時間が余ってるわけではなく、狭いアパートでお古のミシンを回している。
P「あしたも早いんだからほどほどにしとけよー」
心「うーん、あとちょっとで終わるから……」
P「この前そう言って結局徹夜してたじゃないか」
心「はぁとそんなこと覚えてなーい☆」
P「……俺は寝るぞ」
心「おやすみ☆」
俺は衣装を作っている時の心が好きだ。真剣な顔で布地とにらめっこしたり小声であーだこーだといいながら悩んだりしている顔を眺めるのが好きだ、そうして微睡んでいくのが好きだ。
代り映えしない毎日だけど、だからこそ幸せなんだろうなぁ、とか考えながら今日も眠る。変わらない明日を過ごすために。
心「P!Pみて!これめっちゃよくない!?」
P「……寝かせろよ」
佐藤心という彼女について聞かれたら俺は、衣装作りが大好きで努力家な彼女と答えるだろう。
おわり
自分のアパートにはぁとがいないと思うと哀しくなってきたのでHTML依頼して寝ます。
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