(デレマスSS)女性P「お泊りDリゾート♪」 (30)

モバマスSSです。

自分の担当アイドルとお泊りで、
千葉だけど東京の名の付く場所に行くSSです。

海ではなく陸の方です。

遊び方は人それぞれですが、
こんな遊び方もあるんだな~って感じで、
ゆる~く読んでいただけると嬉しいです。

女性Pですが、脚本式での名称は『モバP』とします。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1478068774


(某日:早朝の事務所)

ちひろ「あれ?プロデューサーさん?」

モバP「あ、おはようございます」

ちひろ「随分とお早い出勤ですね」

モバP「まぁ……ちょっとありまして……」

ちひろ「そうですか……あ、こちらのドリンク、どうぞ♪」

モバP「ありがとうございます!」

ちひろ「では、何かありましたら呼んでくださいね」

モバP「はーい」

……

モバP「ふぅ……さて」

おまじないとして、鞄からダッ〇ィーを取りだし膝に乗せ、

ネット時報を画面展開して、電話の番号を入力し……あとは通話ボタンを押すだけ……

ピッピッポーン

時報と同時に通話開始ボタンを押す。

モバP「……繋がった!」

……


ガチャッ

由愛「おはようございます」

梨沙「おはようございます!」

美玲「おはようございまーす」

モバP「はい、その2泊で……はい、はい」

由愛「あ、お電話してる」

梨沙「でも、仕事の電話じゃないんじゃない?」

由愛「え?」

美玲「アイツ……ぬいぐるみ抱いてるな」

由愛「ほんとだ……」

モバP「はい、よろしくお願いいたします」ポチッ

3人「……」

モバP「いよっしゃーーーーーー!!!!!!」

3人「!?」ビクッ

モバP「……ん?」

3人「……」

モバP「…………お、おはよう」

梨沙「さっき言ったわよ」

由愛「あ、熊さんが……」

美玲「何してたんだ?」

モバP「あ、由愛ありがとうね」

由愛「あれ? この熊さんって……どこかで……」(滋賀出身)

美玲「あ、ウチも見たことあるぞ」(宮城出身)

梨沙「そう?」(山口出身)

モバP「……フフフ……みんな、半年後を楽しみにしているがいいわ」

美玲「半年?」

梨沙「かなり先ね」

由愛「お仕事……ですか?」

モバP「そ・れ・は、近くなってのお楽しみ♪」


(約6か月後:ライブ後の事務所)

モバP「まず、ライブお疲れ様でした」

梨沙「本当に疲れたわ……」

由愛「でも……楽しかったね」

美玲「3人そろったの久しぶりだったしな!」

モバP「そこで、1つお姉さんからゴホウビがあります!」

梨沙「ゴホウビ?」

モバP「そう! 次の木曜から3日間、お泊りDリゾートに行きます!!」

3人「!?」

モバP「しかも、Dホテルのランド側2泊の超リッチコース!!」

3人「!?」

モバP「まぁ、お仕事な部分もあるけれど、ほぼ自由に遊んでOKよ」

美玲「それいつから決まってたんだ?」

由愛「……あ、もしかして」

梨沙「どうしたの?」

モバP「由愛は気付いたみたいね。そう、かなり前に早朝電話をしていた日があったでしょ?」

美玲「あったっけ?」

由愛「あの熊さんのぬいぐるみって、あそこでしか売ってない子ですよね?」

モバP「その通り♪」

梨沙「で、結局仕事なの?」

モバP「一部は撮影許可をもらったからハンディでレポを撮るわ」

美玲「一部だけでいいのか?」

モバP「うちのホームページでやってるマニアックな番組あるでしょ? あそこで使うの」

由愛「えっと……比奈さんがマンガの解説動画とかしてる場所ですか?」

モバP「そうそう。うちの3人はそういうのまだやってなかったからね~」

梨沙「じゃあ、衣装はどうするの?」

モバP「全員私服。もし梨沙がプリンセスになりたいのならDホテルの美容院に連れて行くわよ?」

梨沙「プリンセス?」

モバP「こういうの」

(D作品のプリンセスの髪型セットやドレスを纏える施設の画面を見せる)

梨沙「ハァ!?」

モバP「上限が12歳までだから、やれるわよ!」

梨沙「やらないわよ!」

モバP「ざんねん……」

由愛「き、キレイですね」

モバP「でしょ? あ、あんまり長話ばっかりでも疲れちゃうわね。各自ちゃんと準備して木曜の昼にここ集合! OK?」

3人「はーい」


(お泊りD1日目:お昼の事務所)

モバP「さて……」

3人「……」

モバP「まずはこれを見てね~」

美玲「予定表?」

モバP「簡単なものね」

由愛「今日は……お買いもの?」

梨沙「え? すぐ入るんじゃないの?」

モバP「ランドは明日ガッツリ遊ぶわ。それはもうガッツリとね」

美玲「朝……5時起床!?」

梨沙「ハァ!?」

モバP「Dホテルに宿泊するとね、他の人よりも15分くらい先に入れるのよ」

美玲「でも早過ぎないか?」

モバP「その先入場はDホテルと、シーホテルの宿泊客よ? ライバルは多いわ」

由愛「ぁ……(プロデューサーさんの目が本気だよ)」

梨沙「そ、そう……(アレに逆らうとダメなヤツね)」

美玲「わ、分かった……(由愛、ナイス)」

モバP「私は先に起きて並ぶから、みんなは準備が出来たら降りてきて頂戴」

3人「はい」

モバP「Dリゾートは入るまでが戦争。入ったあとは全力で効率よく楽しむ戦場だと思いなさい」

3人「はい」

モバP「よし、じゃあ私の車に荷物を詰め込んで、しゅっぱーつ♪」

3人「おー!」


(同日:Dホテル)

モバP「てことで、ここがDホテルよ」

由愛「わーーーー!」キラキラ

梨沙「あ、由愛がお絵かきモードに入りそう」

美玲「由愛、まだダメだぞ?」

由愛「ぁ……うん……」

モバP「ひとまず……あ、そろそろ時間か……」

美玲「時間?」

モバP「みんなはここで待ってて、私はチェックインしてくるから」

梨沙「待ってる?」

モバP「そう。待機」

由愛「……」

モバP「由愛、ここで待ってると面白いことが起きるから……ね?」

由愛「……はい」

モバP「じゃあ、美玲はとりまとめよろしくね!」

美玲「分かった」

由愛「行っちゃった」

梨沙「面白いことって何?」

美玲「さぁ?」

梨沙「アンタはスマホ持ってるんだから調べられるでしょ!」

美玲「そんなこと言ってm…」

由愛「あの人……」

美玲「由愛?」

梨沙「何? あの箱の乗った車?」

美玲「小っちゃい子達が集まってきてるぞ?」

梨沙「行ってみない?」

由愛「うん」

キャスト「~~♪」グルグル

美玲「オルゴール?」

由愛「あ、この曲、聴いたことある!」

梨沙「アタシも!」

キャスト「~~♪」グルグル

美玲「楽しそうだな」

由愛「歌いたくなってきちゃうね♪」

梨沙「そ、そうね……」

キャスト「みなさま、Dホテルへようこそ♪そして、本日宿泊予定のみなさま、お待たせいたしました。準備が整いましたのでロビーへお並びください」

美玲「ロビー?」

梨沙「アイツ居ないわよ?」

キャスト「ストリートオルガンの演奏はまだ続きます。次はお茶会の似合うこちらの曲です♪」グルグル

……


キャスト「ありがとうございました。またお会いしましょう」

由愛「す、すごかったね」

美玲「アイツはこれを見せたかったんだな」

梨沙「あ、来た」

モバP「フフーン♪素敵な時間は堪能できたかなぁ?」

由愛「はい!」

美玲「どこ行ってたんだ?」

モバP「そうね~後で教えるわ。さて、まずはお買い物に行きましょう」

梨沙「ボンボなんとかって場所よね?」

モバP「そうそう。そこでお土産を買っちゃうわ」

美玲「ホテルに届くんだったよな?」

モバP「そうよ。宿泊者特典ね」

梨沙「そういえば近いの?」

モバP「歩いてすぐ近くよ。そこからもうちょっと歩いてピアリでお買い物とディナーね」

由愛「お買いものって?」

モバP「ピアリはショッピングモールだから、それこそお洋服とか見るわ」

梨沙「着替えなら持ってきたじゃない!」

モバP「ほら、明日着たいと思うものが見つかるかもしれないじゃない?」

美玲「夕飯もそこで食べるんだなッ」

モバP「いろいろあるから、悩み放題よ~♪」

由愛「あ、あの……」

モバP「あ、そうそう。ホテルに帰ってきて明日ちゃんと起きられる範囲ならお絵かきしてもいいわよ」

由愛「本当ですか!?」

モバP「もちろん♪まぁ、きっとロビーよりも部屋でのお絵かきになりそうだけど」

由愛「え?」

モバP「楽しみにしててね♪」

由愛「は、はい……」

……


モバP「いやぁ~美味しかった」

梨沙「少し食べ過ぎたかも」

由愛「わ、私も……」

美玲「二人ともいつも以上に食べてたもんな」

モバP「さてさて……あ、こっちよ」

梨沙「こっち?」

モバP「マーセサロン……私たちはこっちでチェックインするの」

由愛「ここも……綺麗」

キャスト「おかえりなさいませ」

モバP「あ、お部屋の案内をお願いしてもいいですか?」

キャスト「かしこまりました。お荷物はこちらのバッグ4つでよろしいですか?」

モバP「はい」

キャスト「では、ご案内いたします」

美玲「動きがピシっとしてるな」

由愛「すごいね」

エレベーター「ハハッ!1階だよ♪」「ロビーがあるわね♪」

キャスト「こちらから9階に向かいます」

由愛「わ、ワクワクしてきました」

美玲「う、ウチも……」

梨沙「あ、アタシはヨユーだし!」

エレベーター「9階にとうちゃーく♪」

キャスト「こちらを右に曲がり、突き当りを左に曲がります」

モバP「~♪」

美玲「プロデューサーが1番楽しそうだな……」

キャスト「こちらがお部屋になります」

モバP「美玲と由愛は部屋番号をスマホのカメラで保存しておいてね~」

美玲「わかった」

由愛「うん……」

キャスト「では、お部屋を開けますね」

カチャッ


4人「わ~~~~~♪」

キャスト「スーペリアアルコーブ、こちらのお部屋はベランダにも出られるようになっております」

モバP「ここって、ほぼ正面ですよね?」

キャスト「はい。ご希望通りに準備が出来ましたので」

モバP「ありがとうございます!」

美玲「由愛!梨沙!これこれ!!」

由愛「美玲ちゃん?……あ!」

梨沙「何よいきなり……ぇ」

キャスト「では、素敵な時間をお過ごしくださいませ」

モバP「はい♪」

美玲「……なぁ、これが狙いだったのか?」

モバP「なにが?」ニヤニヤ

美玲「2人の誕生日祝いを兼ねてたんだな」

モバP「美玲だけ外れちゃったけど、あのときは2人だけでお出かけしたでしょ?」

美玲「べ、別にそういうんじゃ……」

モバP「大丈夫よ。美玲は最初に私が担当として選んだ子だもの。2人との差なんてないわ」

美玲「……しってる」

モバP「じゃあ、これから帰りまではいつもよりお姉さんになってくれる?」

美玲「わかった」

由愛「プロデューサーさん! ありがとうございます!」

モバP「いいのよ」

美玲「なぁ、カーテンを開けてみてもいいか?」

モバP「いいわよ! そして驚きなさい♪」

梨沙「その……少し早いけど……ありがと」

モバP「どういたしまして♪」

シャーーッ

美玲「!!」

由愛「すごい……」

梨沙「何よそんなに……って、えぇ!?」

美玲「なぁ! あの火山って、シーの方のだよな!?」

由愛「目の前が有名な城だね」

梨沙「あっちってスペースコースターってやつ?」

(実際に9階のパークサイド正面だとDランドとシーが一望できます)

モバP「さて、みんなの興奮が落ち着いたら、お風呂と寝る準備ね……どこに寝たがるかしら」

……

1日目はここまでです。


2日目:Dランド遊び倒し編



モバP「よし、準備完了……みんなはまだ寝てるわね……地図と時間は渡したし……そろ~っと……」

……

トゥルルルル……トゥルルルル……トゥルルルル……

美玲「う~ん……電話……電話……」

ガチャ

ミキーさん『ハハッ♪おはよう!今日もきっと良い日になるね♪』

美玲「ハァッ!?」

梨沙「ぅ~ん……美玲……うるさい」

由愛「美玲ちゃん?」

ガチャ

美玲「はぁ……はぁ……ビックリした」

由愛「なにがあったの?」

美玲「アイツ、目覚ましにミキーが電話してくるのをセットしていったんだ!」

梨沙「え!? アタシそれきいてない!」

由愛「いいなぁ……」

美玲「こ、これは二人がウチより遅く起きたんだからウチは悪くないぞッ」

梨沙「……」ムスー

ピリリリリ……

由愛「あ、プロデューサーさんから……もしもし」

モバP『おっはよー♪外は良い天気だぞ~』

由愛「外?」

美玲「あ、アイツ居ないぞッ!」

梨沙「もしかして本当に並んでんの?」

モバP『ミキーの目覚ましは誰が取ったの?』

由愛「美玲ちゃんが取ったよ」

モバP『あらら、じゃあ、明日は由愛と梨沙の争奪戦かな?』

由愛「そう……かな?」

モバP『じゃあ、昨日買った朝ごはんを食べて、7時にはパークの正面入り口付近に来てね』

由愛「はい」

モバP『うん。いい返事。じゃあ、待ってるね~』ピッ

美玲「何だって?」

由愛「朝ごはんと準備を始めて、7時には正面入り口に移動だって」

梨沙「アタシ、シャワー浴びる」

美玲「梨沙が一番髪の毛のセット大変だもんな」

由愛「うん。どうぞ」

梨沙「ありがと」

……


モバP「お、来た来た」

美玲「せ、先頭?」

由愛「すごい……」

モバP「言ってるでしょ? ここは戦場よ?」

梨沙「……」

モバP「どうしたの? 梨沙?」

梨沙「別に」ムスー

モバP「……(由愛、もしかして)」

由愛「」コクコク

モバP「じゃあ、明日は梨沙の起きる時間に合わせて目覚ましをセットするわね」

梨沙「べ、べつにいいもん」

美玲「じゃあ、またウチが取るぞ?」

梨沙「何でよ!」

美玲「それが嫌なら、明日は梨沙の番な?」

梨沙「し、仕方ないわね!」

モバP「……ごめんね、由愛」

由愛「私は大丈夫ですよ……だって、今日がすごく素敵ですから」

モバP「いい子いい子♪」

由愛「えへへ♪」

モバP「じゃあ、コレを1枚ずつ渡すわね」

美玲「パスポートと先行入場チケット?」

モバP「先行入場のは、ココのゲートで渡すわ」

梨沙「パスポートは?」

モバP「あっちの入場で使うの、裏のコードをピッっと読み込ませて入るのよ」

由愛「あ、ミキーさんのパスポートだ」

梨沙「アタシのはデイージ」

美玲「ウチのはチプーとデルーだッ」

モバP「ちなみに入場したら、バーズライドに直行して乗るわ。その後は……」

美玲「それってどこだ?」

モバP「あ、地図を出すわね……よいしょっと」

由愛「じゅ、準備万端……」

梨沙「その小さ目のバッグにどれだけ入ってるのよ?」

モバP「乙女のひ・み・つ♪」


梨沙「……何か今朝は冷え込むわね?」

モバP「梨沙……あんたのツインテを丸めてミーニちゃんヘアーにするわよ?」ニコッ

梨沙「ご、ごめんなさい」

モバP「分かればよろしい。あ、ここが今いる場所で、こっちを通ってここのアトラクションよ」

美玲「こっちはいけないのか?」

モバP「この時間は一部のアトラクションと一部の通路しか使えないのよ」

由愛「全部だと不公平すぎるから……ですか?」

モバP「たぶんね~」

梨沙「ふ~ん」

モバP「で、バーズが終わったら全員のパスポートを私が預かって、みんなはこっちからスプラッシャーに移動ね」

美玲「プロデューサーは?」

モバP「私は、こっちのルートで行くわ」

梨沙「遠回りしてるじゃない」

モバP「こっちでプププのハニーコレクションのファストチケットを手に入れてから合流するわ」

由愛「プププさん!」

モバP「由愛大好きだもんね~」

美玲「そのファストなんとかって何だ?」

モバP「一部のアトラクションは混雑するから、時間指定で速く乗れるチケットが配布されるのよ1時間に1枚の制限でね」

梨沙「そんなのまであるのね……」

モバP「だから、時間管理とチケット管理は重要なのよ……特にアトラクション制覇勢にとってはね……」

美玲「へぇ~」

モバP「今日はある程度アトラクションを楽しむのと、パレードとかも見るわ」

由愛「もしかしてスケジュールがあるんですか?」

モバP「大体はね~。でも、どこがどれくらい混んでるかはその場での判断になるし、アドリブ多めになるわ」

梨沙「うわぁ……プロデューサーの目がキラキラしてる」

モバP「だって夢と魔法の国よ?」

梨沙「そうね……」

モバP「あ、そろそろ入場ね」

(ここからは各アトラクションなどへの反応です)


●バーズライド

(乗る前)

美玲「これって、何をやるんだ?」

モバP「2人くらいで乗って、光線銃のようなやつで的を狙うのよ」

梨沙「へぇ~面白そうじゃない♪」

モバP「最後にスコアが出るからちょっと競い合ったりしてみるのもいいわね」

由愛「でも、撃っても大丈夫なんですか?」

モバP「悪い子にちょっとお仕置きするくらいだからいいのよ」

由愛「そう……ですか」

モバP「そうねぇ……あ、1位の子にお姉さんがゴホウビを用意しようかなぁ~」

梨沙「アンタには負けないわよ」

美玲「ウチだって、梨沙に負ける気はしないぞッ」

モバP「じゃあ、ライバル心を燃やしている2人で乗って、私と由愛で乗りましょうか」

由愛「はい!」

(乗った後)

美玲「うがぁぁ! 当たらな過ぎ!!」

梨沙「本当になんなのよ!!」

モバP「まぁ、銃の特性とかいろいろ癖があるからね~」

由愛「楽しかったです♪」

モバP「流石に由愛は器用よねぇ……ぶっちぎりだもの……」

梨沙「今回ばかりは認めざるをえないわね……」

モバP「じゃ、次への移動開始ね♪」

3人「はーい」


●スプラッシャーヒル

(乗る前)

美玲「これ……濡れるやつだよな?」

落ちる客「きゃーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

梨沙「げ……ぜ、絶叫系?」

美玲「梨沙、怖いのか?」

梨沙「こ、怖くなんかないわよ!」

由愛「あ、可愛いうさぎさん♪」

美玲「このアトラクションの主役らしいぞ」

モバP「おまたせ~。さて、乗ろうか」

梨沙「アンタにしては時間かかったわね?」

モバP「まぁ、プププさんは人気のアトラクションだからね~」

美玲「で、これはどうするんだ?」

モバP「最前で水浴びながら絶叫したい?それとも最奥で濡れないけど、いきなりトップスピードで落ちたい?」

美玲「それ……選択肢なのか?」

梨沙「こ、怖くない場所はないの?」

モバP「無い」

梨沙「そ、そぅ……」

由愛「梨沙ちゃん……休む?」

モバP「ちなみに最前だと落ちるときの写真撮影で目立てるから、パパに誇れるかもねぇ~」

梨沙「最前で!」

モバP「じゃあ、私と梨沙が前で、後ろに美玲と由愛にしましょうか」

3人「はーい」

(乗ったあと)

モバP「そんなに濡れなかったわね……てか、写真……梨沙思いっきり隠れてるじゃない……」

梨沙「あんな何回も落ちて最後に外とか反則よ!」

美玲「そうか? 結構楽しかったぞ?」

梨沙「じゃあ、次はアンタが前に乗りなさいよ!」

美玲「フード濡れそうだしヤダ」

梨沙「何でよ! 由愛も何か言いなさいよ!」

由愛「うさぎさんに、きつねさんに、くまさん……可愛かったなぁ」

モバP「結構道中で楽しめるのもいいわよね~。さて、プププさんまでまだ時間あるし、次はどこに行こうかなぁ~」

●ハイボルトマウンテン

(乗る前)

モバP「いやぁ~スタンバイで空いてるなんて貴重だし乗るしかないでしょ♪」

美玲「連続で絶叫系……」

由愛「また怖いの……」

梨沙「アンタねぇ……」

モバP「最初は由愛、次が梨沙だったから、次は美玲が私の隣ね♪」

美玲「分かった」

モバP「大丈夫よ。きっと風が気持ちいいわ。あと、周りを見てみると可愛い動物さんが居たりするのよ?」

由愛「ほ、本当ですか?」

モバP「本当よ? お猿さんとか、探してみると楽しいと思うわ」

由愛「頑張ります!」フンス

梨沙「また余計なスイッチを入れたわね」

モバP「フフ~ン♪」

(乗った後)

由愛「たくさん動物さんが見られました!」

モバP「そうか~よしよし♪」

梨沙「は、速すぎよ……」

美玲「でも風は確かに気持ちよかったな」

モバP「あ、時間ね! じゃあ、プププさんにれっつご~」


●プププさんのハニーコレクション

(乗る前)

由愛「わぁ~♪ 絵本の世界みたい!」

モバP「そういう演出なのよね~さて、どのカップになるかなぁ」

美玲「カップ?」

モバP「このアトラクションは1回で3組一緒に出発するんだけど、途中で違う体験をする部分があるのよね」

梨沙「それってリクエストできないの?」

モバP「やる人もいるんでしょうけど、それで1回待つよりも早く楽しんで他のアトラクションも行きたいでしょ?」

梨沙「それもそうね」

由愛「あ、ここも絵本見たいになってる!」

美玲「由愛の目がキラキラだな」

モバP「さて、そろそろ乗るわよ~」

キャスト「では、こちらの列でお待ちください。あ、お二人ともお誕生日おめでとうございます♪」

美玲「本当にどこに居ても祝われてるな……」

モバP「プロの仕事って感じよね~」

(乗った後)

由愛「可愛かった♪」

美玲「あの虎みたいなのがジャンプするの楽しかったな!」

梨沙「そういえばあの煙……ハチミツっぽい匂いがしたような……」

モバP「さ~て、次もゆっくり楽しむのにしようかしら……その前に……」

由愛「プロデューサーさん?」

モバP「あ、3人はここに行ってて、私はファストを取ってくるわ」

3人「はーい」


●フィルハーモニーオーケストラ

(入る前)

美玲「ここのはどういうのなんだ?」

由愛「えっと……ここに置いてある3D眼鏡を付けて、オーケストラを見る……って書いてあるよ」

梨沙「見るだけなの? なんか退屈そうね」

モバP「そんなこと言ってられるのは今のうちよ?」

梨沙「! 急に話しかけないでよ!」

モバP「ごめ~んね♪」

ミーニ「これより、フィルハーモニーオーケストラを開催いたします♪」

キャスト「席は入った人から奥に詰めてお座りください」

ミーニ「グーフ、ドアを開けてくれるかしら?」

グーフ「アイハッ♪ じゃあ、ドアをあけるね~~」

モバP「じゃあ、楽しみましょう」

(鑑賞後)

ドルナ「おちる! おちるぅ~! ぐえっ」

モバP「やっぱり可愛い~♪」

梨沙「あ、あなどってたわ……」

由愛「~~♪」

美玲「由愛は人魚の場所が気に入ったのか?」

由愛「はい!」

モバP「ここは見た後の感想語り合うと楽しいのよね~。あ、ちょっと、もう1つだけ乗ったら早いけどお昼にしましょう」

梨沙「早すぎない?」

モバP「12時にお昼なんて混む場所に飛び込むようなものよ?」

美玲「で、何を食べるんだ?」

モバP「このパークで唯一のものが食べられる場所よ~」


●クルージングツアー

(乗る前)

美玲「船で旅するのか」

由愛「また動物さんがたくさん見られそう」

梨沙「お、落ちたりしないわよね?」

モバP「ここは平和よ。それにたぶん面白い」

美玲「たぶん?」

モバP「そこは、担当してくれる船長さんの力量次第って感じね」

??「はぁ~い♪ 私がこのサルディニア号の船長で~す!」

美玲「何でアイツが居るんだ?」

モバP「もしかして、船長1日体験の仕事って今日だったの!?」

梨沙「予定くらい確認しておきなさいよ!」

??「じゃあ、みんなで楽しい航海にしましょうね♪ あ、私は臨時船長の川島です」

由愛「瑞樹さんだ」

川島「では、これからみなさんを3週間のジャングルの旅にお連れしますね」

川島「きっと帰れると思いますけど、お見送りの方々に手を振りましょう! いってきま~す♪」

全員「いってきまーす!」

川島「……さて、はやいものでもう1週間が経過しました」

客たち「www」

(乗った後)

川島「ではでは、皆様、これからも自然と一緒に楽しく過ごしましょうね。本日の船長は川島でした♪」

パチパチパチパチ……

モバP「さすが、ルートの決まり文句とアドリブ完璧だわ……」

美玲「凄かったな……」

川島「あ、由愛ちゃん、ちょっと早いけど梨沙ちゃんもお誕生日おめでとう♪」

由愛・梨沙「ありがとうございます」

川島「私以外の子もアトラクションの説明で居たりするから、今日は全力で楽しんでね♪ もちろん美玲ちゃんも!」

3人「はい!」


(お昼休み)

モバP「やっぱりここは早いし美味しいから最高ね♪」

梨沙「ここまで来てラーメン……美味しいけど……」

由愛「美味しいよね」

美玲「肉まんも美味しいぞッ!」

モバP「でしょでしょ? 私の判断間違えてないでしょ!?」

梨沙「でも、少しはオシャレなのも……」

モバP「その辺りは抜かりないわ♪」

梨沙「そういえば、さっき電話してなかった?」

モバP「そりゃあ、バッティングしてるなら情報を仕入れないとねぇ……」

美玲「アレはビックリしたな……」

由愛「でも、楽しかったね」

モバP「あ、次はファストを取ったのとその周辺が空いてそうだからいくつか乗るわ。そのあとはちょっと自由行動かなぁ~」

美玲「自由行動?」

モバP「この時間にパレードがあるから、大体この時間にここに集合してね」

梨沙「その間に何すればいいのよ?」

モバP「出来れば3人で好きなように散策したりアトラクションに乗ってみればいいんじゃない?」

モバP「あ、スイーツ情報も書き込んで置くから気になったら散策してみてね」

美玲「ふぅ~ん……チュロスか……」

由愛「あ、くまさんが演奏するのがあるんだ……」

梨沙「じゃあ、そこに行くのは確定ね♪」

モバP「大体の予定も決まったし、午後も楽しみましょう!」

3人「おー!」


●かくれんぼツアー

(乗る前)

梨沙「かくれんぼ?」

モバP「最初のバーズライドみたいにライトでポイントを探しながら楽しむアトラクションよ」

由愛「あ、インキュの大きくて青い子だ!」

美玲「じゃあ、そのキャラ達を見つけるって感じなのかな?」

モバP「正解♪」

梨沙「美玲、次は負けないわよ!」

美玲「こっちこそ!」

モバP「今回は成績はないけど……まぁ、いいか」

(乗った後)

由愛「~♪」

美玲「由愛いいなぁ~最後に声かけられて……」

モバP「これに関してはランダムだからねぇ」

梨沙「どうしても難しいの?」

モバP「眼鏡をしたり、マスクをしたりミーニちゃんとかのアクセサリーを付けたりとか、少し対策はあるみたいよ?」

美玲「へぇ~」

モバP「たぶん今回のセリフだと、本当に運が良かった感じね」

美玲「次はどうするんだ?」

モバP「お隣が空いてるから、そこに行きましょう♪」


●スター・トラベリング

(乗る前)

美玲「これってどんなんなんだ?」

モバP「有名なプラネットバトルシリーズって映画が題材になってるアトラクションよ」

由愛「旅行用の宇宙船に乗って旅が出来るって書いてあるね」

梨沙「何か嫌な予感しかしないわね」

モバP「まぁ、シートベルトをちゃんと装着するタイプね」

美玲「それって……」

モバP「~♪」

(乗った後)

美玲「」ムッスーー

梨沙「あ、スパイの美玲だ~!」

美玲「」ムッスーー

由愛「り、梨沙ちゃん……」

梨沙「だって、面白いじゃない!」

モバP「美玲♪」

美玲「なんだよ」

モバP「あの映画ね、帝国軍って方が悪い側だから、美玲は自分のリスクを冒してまでスパイをした正義の味方なのよ?」

美玲「え?」

モバP「みんなのためにスパイに入った英雄だから、最後にみんなが拍手してたのよ」

美玲「そうなのか……」

モバP「そういうこと♪ じゃ、次はスターマウンテンに行こうかしら」

梨沙「絶対に絶叫系よね……」

モバP「もちろん♪」


●スターマウンテン

(乗る前)

美玲「これ……怖いんだろ?」

モバP「楽しいわよ♪」

梨沙「その目はアタシ達の反応を楽しみたい目ね……」

由愛「でも、ちょっと楽しみだね」

モバP「今回は超旋回型だから、降りた後が楽しみね」

美玲「嫌な予感しかしない……」

(乗った後)

美玲「ぅ~……まっすぐ歩けない……」

梨沙「ふらふらする~」

由愛「ぅ~……」

モバP「あらあら~予想以上にダメージ受けてるわね」

美玲「辛いぞ……これ」

モバP「じゃあ、さっき言った通りにこれから自由時間にしましょう! じゃあね~」

梨沙「なんでアイツは普通に歩いてるのよ……」

由愛「プロデューサーさん……すごい……」


(インターバル)

美玲「さ、さすがに……まずは休むぞ」

梨沙「賛成するわ」

由愛「ど、どこにしよう……」

??「は~い♪ お困りかなぁ~☆」

梨沙「うぅ……頭に響く声が……」

??「おい、流石に失礼だろ☆」

由愛「佐藤さん」

心「しゅーがーはーとだぞ♪」

美玲「オマエも仕事か?」

心「年上相手にその言葉遣いはどうなのかなぁ~?」

由愛「佐藤さんの衣装可愛いですね」

心「でしょ~♪この辺りの清掃員の衣装なの~☆似合うだろ?」

由愛「似合ってます」

心「ありがと☆ あ、あっちのテューンタウン辺りに休むのに広い場所があるんじゃないかな」

美玲「へぇ~、じゃあ、行ってみるか」

由愛「情報ありがとうございます」

梨沙「ありがと♪」

心「はーい。じゃあまたね~☆」

……

美玲「確かにここなら落ち着きそうだな」

梨沙「何か飲まない?」

由愛「あ、あそこにお店があるよ」

ブーーーー!!

美玲「な、何の音だ!?」

梨沙「あそこね!」

由愛「いろいろ動かすと音が出るみたい?」

美玲「へぇ~。じゃあ、休憩したら遊んでみようか」

由愛「うん♪」

梨沙「いいんじゃない?」

美玲「じゃあ、まずはあそこで休もう」

……

美玲「なんだこれ……爆弾のスイッチ?」

梨沙「こっちは家みたいになってる」

由愛「あ、こっちにもいろいろあるみたいだよ」

(奥のドアや箱を開けて、いろいろな音を出して遊ぶエリアがあります)

美玲「何かいくつかは毎回同じ音じゃないから面白いな」

梨沙「そうね! あと、記念撮影にも使えそう」

由愛「あの、交換しながら撮ったりしませんか?」

美玲「ナイスアイデア!」

梨沙「終わったらプロデューサーの言ってた場所に集合ね」


●熊の演奏会

(乗る前)

美玲「この辺りのはずなんだけど……」

モバP「お、来た来た♪おーい!」

由愛「あ、あそこ!」

梨沙「はしゃいでるわね……」

モバP「おかえり~♪で、いくつか乗れた?」

美玲「あ、熊のやつ……」

梨沙「しょうがないでしょ、あっちに夢中だったし」

由愛「まだ行けるかな~?」

モバP「え?アンタたちなにしてたの?」

美玲「テューンタウン?の音が出る場所で遊んだり写真撮ってた」

モバP「その写真後で提出な?」

美玲「うわ、マジトーンだ」

由愛「あ、あの……プロデューサーさん」

モバP「どうしたの?」

由愛「く、熊さんの演奏会……い、行ってもいいですか?」

モバP「う~ん……パレードまでの時間は……まぁ、大丈夫かな。うん。いいよ」

由愛「ありがとうございます!」

(乗った後)

美玲「何か可愛かったな」

由愛「うん♪」

梨沙「由愛がすっごく上機嫌ね」

モバP「あ、このままこの辺りで午後のパレードを見て、近くのアトラクションで遊ぶはよ?」

3人「はーい」


(その後は、パレードの鑑賞とアトラクション制覇を行って……)

モバP「本日最後の運試しの時間ね」

梨沙「運試し?」

モバP「ここでワンスっていう特別な公演のチケットの抽選をするの」

由愛「特別な公演?」

モバP「真ん中のお城を使ってプロジェクションマッピングをする公演よ」

美玲「そんなのがあるのか……」

モバP「誰か引いてみる?」

由愛「お、お誕生日だし私が……」

モバP「じゃあ、由愛、この4人のチケットのコードを読み取って、こことここを押してみて」

由愛「はい!」

ピッピッピッピッ パッパラパー♪

スタッフ「おめでとうございます!当選です!!」

由愛「と、取れました……」

モバP「由愛~♪ 愛してるー!!」ギュー

由愛「ふわっ!?」

美玲「プロデューサー、オーバー過ぎないか?」

モバP「私1年通ってて1度も当選したことないのよ……」

梨沙「1年!?」

スタッフ「それはそれは……是非、楽しんできてくださいね♪」

モバP「はい!」

スタッフ「一緒の3名様も是非是非楽しんでくださいね」

3人「はい!」


(いろいろ終わって、ホテルへ帰り中)

モバP「どう? 楽しかった?」

由愛「はい! 最後の花火もすごくきれいでした」

梨沙「楽しいけど……疲れたわ」

美玲「ウチもへとへとだ……丸くなって寝たい」

モバP「そうだよね~。じゃあ、お部屋に戻ったら、ちゃっちゃとお風呂済ませて寝ましょうか」

美玲「さんせー」

……

ガチャッ

美玲「やっと着いた……あ、夜景が見たい!」

モバP「よし、カーテンを開けよう!」

梨沙「ねぇ、このテーブルの箱なに?」

由愛「それぞれ私たちの名前が書いてある……」

美玲「ウチのもあるのか……何だろ?」

モバP「開けてみたら?」

パカッ……

由愛「これって……」

梨沙「ガラスのクツね……」

美玲「あ、かかとの方にウチらの名前が掘ってあるぞ!」

由愛「綺麗……」

モバP「コホン! みんな、いつも頑張ってくれてありがとう」

モバP「由愛と梨沙のお誕生日祝いもあるけど、これは私から全員へのプレゼントなの」

モバP「まだまだ会社のシンデレラガールが持てるものは用意できていないけど……いつか持たせるからね?」

モバP「それを渡すまで目標を見失わないように私から贈るガラスの靴……受け取ってくれるかしら?」

梨沙「ちゃんとトップになって、これも自慢してあげるわ!」

由愛「これからもがんばります!」

美玲「ウチだって、誰にも負けないからなッ!」

モバP「ありがとう。さて、今日はもう休む準備しましょうか。シャワーは誰から入る?」

梨沙「ジャンケンでいいんじゃない?」

美玲「ベッドはウチと梨沙が入れ替われば電話に出れるよな?」

梨沙「いいの?」

美玲「いいよ……な?由愛?」

由愛「うん! いいよ」

梨沙「ありがとう」

モバP「じゃあ、シャワーじゃんけん!」

4人「じゃんけんぽん!」

 こうして、騒がしいDランドの堪能の日は終わりました。

翌日は梨沙がちゃんと電話を撮ったり、朝のバイキングで全員が食べ過ぎたり、

楽しい最終日になったそうな。

(終わり)


途中から息切れを起こしてしまい、想定していたアトラクション全部は書けませんでした……。

11月3日は成宮由愛の誕生日

引っ込み思案だった子が、アイドルを通して前向きに成長していく姿が、

本当に微笑ましく、誇らしい子ですので、

気になったらwikiのセリフ一覧を見るとか、手軽なことからでいいので、

見ていただけると嬉しいです。

あ、担当枠の早坂美玲と的場梨沙もお願いしたいです。


そんないつもより長いあとがきで今回は締めます。

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