女友「どうしたの?」
女「ハーレム要員になりたい!」
女友「いや、それは聞いたから」
女「というわけで一緒になろう」
女友「せめてそう考えるに至った経緯を教えて」
女「ヒロインってさ、お得じゃん?」
女友「と申しますのは?」
女「かっこいい男から寵愛を受けて、他のハーレムヒロインともイチャコラできるんだぜ」
女友「え?あんたもしかして女の子好きなの?」
女「あはは、私はノーマルだよ。でも可愛い女の子と一緒にいるのは楽しいでしょ」
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女「物語世界の主人公から寵愛を受け、見ている読者様視聴者様から可愛いと持て囃され愛される。ヒロインは笑って泣いて怒って喋る、そこに少しのお色気をしていればいい、こんなお得なポジションないわよ」
女友「はぁ」
女「グッズが販売されれば儲かる、絵師様方がヒロインを可愛くエロく描いてくださる。一人のヒロインがたくさんの人の想像で存在できる。これはもう作品世界を飛び出したアイドルだよ」
女友「でもそれって、最初に言ったハーレムじゃなくてもいいんじゃない?」
女「それが違うんだなあ~」
女友「どういうこと?」
女「ハーレムであれば読者様視聴者様がそのヒロインたちに囲まれる主人公に自己投影できてわっほい最高だぜ、な状況になるし、ヒロインたちだけなら百合ぶ……ゴホン百合好きな皆様にも好まれるしね」
女友(ゆりぶ?)
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