響子「えへへ...♪今度のお仕事、楽しみだなぁ♪」 (109)

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-女子寮・響子とゆかりの部屋-

ゆかり「鳥取の私立大学で開催される、学園祭のお仕事ですよね?」

響子「はいっ♪学園祭でソロライブのお仕事ですっ!」

ゆかり「ふふっ、声が明るく弾んで...響子ちゃんの気持ちがよく伝わります♪」

響子「分かりますか?私の実家の近くの大学で、地元の友達も見に来てくれるそうです」

響子「だから久しぶりに会えるのが、本当に楽しみで...ふふっ♪」

ゆかり「それはまた...いいですね。私も故郷の友人と連絡は取り合っていますけど」

ゆかり「やはり直接会って、お話したいですものね」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1476118469

響子「そうですよね。電話やメールだけだと伝わらないことって、結構ありますからね」

響子「話したいことがたくさんあって、どんなことから話をすればいいのか迷ってますっ!」

ゆかり「そうみたいですね...でも、一番の楽しみは別のことではありませんか?」

響子「え~っと...その...」

ゆかり「モバP(以下P)さんが響子ちゃんの実家に宿泊される、事務所は今その話題で持ちきりですからね」

響子「で、でも!宿泊といっても、私の両親と私の今後のアイドル活動に関してお話するついでに泊まるだけですからっ!」

響子「それに家には両親に、弟たちもいるから二人きりというわけじゃありませんからっ!?」

ゆかり「でも楽しみなのは、変わりありませんよね?隠さなくてもいいじゃありませんか?」

響子「...えへへっ♪はい...楽しみです」

ゆかり「ふふっ、羨ましいです。私はお父さんが上京して、事務所でその話合いをされましたから」

ゆかり「お父さんが私のために、東京まで足を運んでいただいたのは嬉しいんですけど...」

ゆかり「肇さんや響子ちゃんのお話を聞くと、私も実家にPさんをお招きしたいと思ってしまいます」

ゆかり「そうすれば、私がどのようなPさんと出会う前...Pさんが知らない私の事を知ってもらえて」

ゆかり「私とPさんの心の距離...それがもっと縮まると思いますから」

響子「なるほど...私、Pさんにたくさん手料理を食べてもらって...喜んでほしいってことしか考えてなくて」

響子「ゆかりちゃんみたいな考え、思いつきもしなかった...」

ゆかり「私は...響子ちゃんがしようとしていることが、羨ましいですよ?」

響子「え?」

ゆかり「ふふっ、男性の心を掴むには胃袋から...よく言われてますよね?」

ゆかり「それができる響子ちゃん...本当に羨ましいです」

響子「そ、そうかな...?」

ゆかり「それにご実家で家事をしたり、料理を振る舞う姿を見れば...Pさんは感じ取ってくれます」

ゆかり「響子ちゃんがどのように過ごしていたのかを...Pさんが知らなかった響子ちゃんをきっと」

響子「...ありがとうゆかりちゃん!なんだか自信が湧いてきましたっ!」

響子「よぉーしっ!腕によりをかけて作って、Pさんに食べてもらわなくちゃ♪」

ゆかり「その意気です、響子ちゃん♪あっ、そうです!よかったら使ってほしいものがあります」

響子「なんですか?」

ゆかり「ちょっと待って下さい...あっ、これです!これを使ってみてはどうですか?」

響子「わあっ♪可愛いエプロン♪ふりふりですねっ」

響子「これって、ゆかりちゃんがお仕事で使ったエプロンですよね?」

ゆかり「ええ、そうです。可愛いエプロンだったので、Pさんにお願いしていただいてもらいました」

ゆかり「まあ...お仕事のあとは、あまり使う機会はありませんでしたけど...」

響子「あ...そ、それで、どうしてこれを私に?」

ゆかり「このエプロン、新婚さんの雰囲気を演出をするためのデザインだそうですから」

ゆかり「これを着て料理を作ると、新婚さんの気分を味わう事できると思いまして...いかがですか?」

響子「し、新婚さんっ!?いやっ、そんな大それたこと...」

響子「そ、それにこんなふりふりで可愛いエプロン....私には似合いませんよ?」

ゆかり「そんなことありませんよ?むしろ家庭的な響子ちゃんの方が、良く似合うと思いますよ」

ゆかり「こうして身体に当ててみて...うん♪とっても似合ってますよ♪」

響子「う....」

響子「(た、確かにこんな可愛いエプロンは持ってないし)」

響子「(同じことをするなら、可愛い方がいい...よね?)」

響子「そ、それじゃあ...お借りしますっ♪ありがとうございます、ゆかりちゃん♪」

ゆかり「どうぞ♪ふふっ、あの時みなさんと一緒に、新婚さんごっこをしたのを思い出しました」

響子「し、新婚さんごっこ!?」

ゆかり「はい。あの時のお仕事で一緒だった、千枝ちゃんに奈緒さん、早苗さんもしましたよ」

響子「そ、それは....もしかしてPさんを旦那さん役にして、ですか?」

ゆかり「ふふっ、そうです。幸せな花嫁...新婚さんを表現するための練習としてです」

ゆかり「こんなことをお願いできるのは、Pさん以外いらっしゃいませんから」

響子「な、なるほど....そうですよね!Pさん以外に身近な男性がいないから、Pさんが旦那さん役をしたんですね」

ゆかり「もっとも、他にお相手頂ける方がいたとしても...Pさんに意外にお願いするつもりは、最初からありませんでしたけど」

響子「へ?」

ゆかり「え?何かおかしなこと...言いましたか?”新婚さん”というのは」

ゆかり「お慕いしている殿方と結ばれたばかりの...とても幸せな時間のひとつです...」

ゆかり「Pさん以外の殿方がお相手では...その幸せを感じて、役を演じるための糧にはなりません」

ゆかり「だから...仮にあの場所に、他に誰かいらしたとしても...です」

響子「そ、それなのに...私にエプロンを貸してくれるんですか?」

ゆかり「え?はい...何かおかしい...ですか?」

響子「え...いや...その...なんというか...」

響子「(うぅ...一緒の部屋になって、しばらくたったけど...)」

響子「(ゆかりちゃんのこういうところは、まだ慣れないなぁ...)」

響子「は、話は変わりますけどっ、Pさんが私の実家に泊まるって話が出た時は、大変だったらしいですね?」

ゆかり「え?ああ...大変でしたよ。実家が都内や、その近辺にある皆さんが不満をおっしゃられまして...」

ゆかり「どうにかして、ちひろさんがその場を治めたんですよ」

響子「ああ...やっぱり。実家が地方じゃない人は、Pさんが実家に泊まることはないでしょうからね」

響子「ちひろさん、どうやってその場を治めたんですか?」

ゆかり「宿泊は無理だけど、食事なら...という話になりまして」

ゆかり「女子寮の各お部屋に、Pさんを招いて食事する際のルールを実家でも適用....そうなりました」

響子「ああ...まあ、今はそれで妥協...そういう感じですか」

ゆかり「そうですね。皆さんとりあえずは...という空気を漂わせてました」

響子「肇ちゃんや私みたいに、Pさんに実家に泊まってもらう人が増えだしたら...」

ゆかり「おそらく...もう一悶着、いえ...四、五悶着は、ありますね」

響子「ちひろさんも...大変ですよね」

仕事当日 -舞台袖-

P「もう少しで始まるよ。準備はいいかい、響子?」

響子「バッチリです!!...と言いたいんですけど...」

P「気持ちはわかるよ。こんなにたくさんのファンが来てくれたからね」

P「大学の学園祭で考えたら、すごい数だよ」

響子「自分で想像していたよりも、たくさんの人が私のライブを見に来てくれて」

響子「嬉しいけど、うぅ...ちょっと、緊張しちゃってます」

響子「けどっ!来てくれた皆さんに楽しんでもらえるように、精一杯歌いますっ!」

P「ああ!そうだね!それじゃあ、行こうか?」

響子「はいっ!いってきま...あっ!」

P「ん?どうかしたのかい?」

響子「(みんな...来てくれたんだ...!ふふっ、”おかえりなさい、響子”そんな横断幕を広げて)」

響子「(とっても...とっても嬉しいよ...!)」

響子「いえっ、なんでもないです!行ってきますね、Pさん!」

響子「今日は私のライブを見に来てくれ、本当にありがとうございます!」

響子「五十嵐響子、鳥取に帰ってきましたっ!!」

響子「今日は最後まで皆さんに楽しんでもらえるように、精一杯歌いますっ!」

響子「それじゃあ...いっきますよーーーっ!!!」

ワァアアアアアッッ!!

-響子の実家・響子の部屋-

響子『Pさん、起きてますか?』

P『起きているよ。どうかしたかい?』

響子『あの、私眠れなくて...よかったら少しお話しませんか?』

P『ああ、いいよ。ははっ、ライブの興奮がまだ冷めないのかな?』

響子『ふふっ、そうなんです♪地元のファンのみなさんに、あんなにすごい歓声で迎えてもらえて』

響子『本当に嬉しくて、素敵な...特別なライブになりました』

響子『それで瞼を閉じるとあのとき熱気を思い出して、興奮して目が冴えちゃいましたっ』

P『ああ、すごい歓声だったよね。予想以上のファンが集まってくれたから、俺や大学の執行委員の人も驚いたよ』

P『俺が思っていた以上に、響子の日々の努力が実を結んでいることを実感させられたよ』

響子『ありがとうございますっ♪...でも、まだ足りませんよね?私とPさんの夢を叶えるには?』

P『そうだね。だからこれからも、夢を叶えるために一緒に頑張ろう!』

響子『はい!宜しくお願いしますっ!』

P『はははっ♪ご両親に響子がアイドルを続けること、認めてもらえてよかった』

P『お父さんの表情がこわばってたからさ、正直簡単には認めてもらえると思わなかった』

響子『私もです...でもアイドルを続けたいってお願いしたら、あっさり了承してくれて...』

響子『お父さん、どうしてあんな顔をしていたんでしょうか?』

P『響子が心配だからだよ。年頃の娘が親元を離れて上京するんだから』

P『けど響子の夢を応援したいって気持ちの方が強かったから、了承してくれたんだよ』

P『お父さんに、ご両親にとって苦渋の決断だったんだと思うよ?』

響子『心配...そうですよね。東京に戻ったら、もっと、もっと小まめに連絡をしようと思います』

響子『私が元気だって、もっと一杯連絡を入れたら、少しは安心してくれますよね?』

P『ああ、そうだと思う。”便りがないのは元気な証拠”なんて言ったりするけど』

P『やっぱり、便りがあったほうが安心するし...何より嬉しいと思う』

響子『はい、私もそう思います。大切な人のことは知...』

響子『...』

響子『......』

響子『あっ!?すみません!?眠気が来て...その...』

P『ははっ、構わないよ。眠くなるまでのちょっとしたものだっただろ?』

P『眠たくなったのなら、ここまでにしよう』

響子『はい。付き合ってくれて、ありがとうございました』

響子『そうだ!Pさん、明日はPさんの好きなものをリクエストしてください!』

響子『朝ごはんは材料がなくて、リクエストに応えられないかもしれませんけど』

響子『お昼ごはんと晩御飯は、リクエストされたものを腕によりをかけて作りますからっ!』

P『ははっ、それは楽しみだ。じゃあ遠慮なくリクエストさせてもらうよ』

響子『はいっ♪遠慮なくリクエストしてくださいっ♪...それにしても』

P『ん?どうしたんだい?』

響子『いえ、こうして近くにいるのに、SMSで二人だけのチャットをしていると...まるで...』

P『まるで?』

響子『なんでもないです♪おやすみなさい、Pさん♪』

P『ん?ああ、おやすみ響子』



響子「...」

響子「まるで...」

響子「まるで...関係を隠した恋人同士みたい...ふふっ、なんてっ♪」

響子「私の部屋の真下にPさんが泊まっている部屋あって、本当に近くにPさんがいるんだよね」

響子「そういえば枕元に好きな人の写真を置くと、その人が夢に出てくるって言うけど」

響子「それと同じ効果があるかも...いい夢が見れるといいなっ♪」

-響子の実家・客間-

P「明日は俺の好きなものを作ってくれるのか...ふふっ、何をリクエストしようかな?」

P「今から楽しみだ。まあ、何をリクエストするかを決めるのは、明日にしよう」

P「今日はもう寝よ...」

ピロリン♪ピロリン♪

P「ん?メール?誰からかな...ゆかり?」

P「こんな時間に珍しい...なんだろう...んんっ!?」

P「ふむふむ...ほうほうほう....なるほど、それくらいならお安い御用さ」

P「”了解。教えてくれてありがとう”っと...」

(翌朝)

響子「...まだお母さんも起きてないよね?私が台所に一番乗りだよね?」

響子「よしっ!美味しい朝ごはんを作って、Pさんに食べてもらわないとっ♪」

響子「お母さんは”たまにはゆっくりしなさい”って言ってくれたけど」

響子「Pさんに私の料理を食べてもらいたいから....ん?」

響子「冷蔵庫に貼ってあるの...手紙?響子へって...お母さんの字だ。なんだろう?」

『響子へ。これを読んでいる頃にはお母さんにお父さん、弟たちはいません』

響子「へ?」


『深夜にみんなでこっそり出かけてます。明後日の朝には帰ります』

『つまりこの家はそれまでの間、響子とプロデューサーさんの二人きりになります』

響子「え...え、えっ...え?」

『今日は一日お休みなんでしょう?だから二人きりで、ゆっくりしてね♪』

響子「ゆ、ゆっくりって...そういう...」

『あなたがプロデューサーさんにどんな気持ちを抱いているのかは、分かっています』

『あなたが電話でプロデューサーさんの事を話す時はいつも嬉しそうで、声が弾んでたから♪』

響子「うぅ....」

『というか、響子がプロデューサーさんへの気持ちを悟られない様にしていたつもりなら逆に驚きです』

『電話口だけでも私たち家族はみ~んな気づいてましたし、昨日の響子がプロデューサーさんに向ける眼差しや態度』

『バレバレです。甘酸っぱいです。見てるこっちが恥ずかしくなりそうでした』

響子「お、追い打ちをかけないでよぉ...うぅ...は、はずかしい...」

『少し余計なおせっかいかもしれないけど、これが響子にとって一番のご褒美になると思って計画しました』

『お父さんは最初は反対していたけど...プロデューサーさんと直接話をして、納得してくれたみたいです』

響子「お父さん、だから昨日...いや、嬉しいけど...嬉しいんだけど心の準備が...あうぅ...」

響子「ん?裏にも続きが書いてある?」

『むふふっ♪両親公認よ?けどあなたはまだ15歳、節度を持って行動をしてね?』

『では二人きりの時間をゆっくりと...響子、FIGHT!!』

響子「あ、あははは....ははっ...お、お母さんたら...あははは....」

響子「もぉ!!自制を促してるのか、煽ってるのかわかんないよぉ~~っっ!!?」

響子「うぅ...心の準備も無しに二人きりになったって、私...」

響子「二人きり...私とPさん...誰も見ていない...そ、それなら...」

響子「ちょっとくらい...ちょっとくらい羽目を外しても...大丈夫、だよね?」

響子「例えば...新婚さんごっこ、とか...ゆかりちゃんに貸してもらった、エプロンもあるし...」

響子「いやいやいやいやっ!!やっぱりそれは...それは...う~~~」






-響子の実家・客間-

P「スー....」

響子「.......ゴクッ!」

ユサユサ

P「ん、ん...?」

響子「ア...」

P「んーー...あ、響...」

響子「アッ、アナタ、おはようございます。朝、ですよ」

P「おっ....おっ...」

響子「(きゃあー!!言っちゃいましたっ!Pさんのことをアナタって)」

響子「(大丈夫!Pさんなら、冗談だって受け止めてくれるはずですっ!)」

響子「(悲惨な事にはならないハズです!...多分...ひ、引いてませんよね...?)」

P「お...おはよう響子。いつもありがとう」ナデナデ

響子「ふぇっ!?」

響子「(いつもありがとう...いつも?)」

P「あ、ごめん。急に頭を撫でて、驚かせたかな?」

響子「い、いえ...そんなことは...嬉しい、ですよっ♪」

P「そう?ならよかった。ひょっとして朝ごはん、作ってくれたの?」

響子「は、はいっ!もう少しで出来上がりますよ」

P「ありがとう。今日の朝ごはんは何かな。響子が作ってくれるごはんは何でも美味しいからね」

P「ふふっ、楽しみだよ」

響子「も、もぉ、褒めすぎですよ?ふふっ.....」

響子「(え?え?なんで?どうして、そんな反応なんですか?)」

響子「(まるで...まるで私の事を奥さんみたいに...)」

響子「(...あ、そうか)」

響子「(夢!これは夢なんだっ!ふふっ、なんだ~)」

響子「(そうだよね。家族が私たちを二人きりにしたり、Pさんがまるで奥さんみたいに接してくれたり...)」

響子「(そんなことが起きるなんて、現実にはありえないよね。これが明晰夢なんだっ!)」

響子「(...夢なんだから、遠慮してたら損だよね...)」

響子「ふふっ♪でも旦那様がそう楽しみにして下さるなら、新妻としてはそれに応えないとっ」

響子「すぐに出来上がりますからっ。コーヒーを飲みながら、少しだけ待っててくださいね?」

>>1です。

お久しぶりです。
書き溜めがなくなったので、今回の投下を終了いたします。

ご意見やアドバイス等がございましたら、宜しくお願い致します。
それでは失礼いたします。

いい加減飽きた
つまらん

生きとったんか
乙期待

おいおい可愛すぎるだろ

生存してたか、続きまってる

響子ちゃんほんと好き
ラブレター響子とれませんでした……(ログボ勢)

>>1です

書き溜めが出来たので投下いたします。お付き合い頂ければ幸いです。

>>32さん
それは残念です。またお暇な時に宜しければご覧ください。

>>33さん
>>35さん
有難うございます。10月中には完結予定です。

>>34さん
ありがとうございます。どの辺りが可愛いと感じられたのでしょうか?
今後の参考とさせて頂きたいので、宜しければ詳細を頂けると幸いです。

>>36さん
ドンマイです。

それでは投下いたします。

-キッチン-

P「御馳走さま。今日も美味しかったよ」

響子「冷蔵庫のありあわせでしたけど、喜んでもらえて良かったです♪」

響子「お昼ごはんと晩御飯の...リクエストは決めてくれましたか?」

P「ああ、それがまだ決められてないんだよ」

P「響子に作ってもらいたい料理がたくさんあってね、決めあぐねているんだ」

P「10時前にはちゃんとリクエストするよ。待たせてごめんね」

響子「いえいえ、急ぐ必要はありませんよ。久しぶりに、二人一緒に休日を過ごせるんですから」

響子「今日は何かを急がずに、ゆっくり過ごしませんか?」

P「はははっ、それじゃあもう少し、ゆっくりと決めさせてもらうよ」

響子「はいっ♪...御馳走様でしたっ」

P「響子も食べ終わったね。それじゃあ後片付けは、俺がするよ」

響子「私がしますよ。Pさんは久しぶりのお休みなんですから、休んで下さい」

P「それは響子だって、同じ事だろ?俺だって響子に休んでほしいよ」

P「だから家事は折半しよう?普段は響子にしてもらってばかりなんだしさ」

響子「む~~、でもそれはPさんのお仕事が忙しいからで...お休みの日だってPさんは私より...」

響子「じゃあこうしましょう?後片付けは私がしますから、代わりに私のお願いを聞いてくれませんか?」

P「お願い?」

響子「はいっ、お願いですっ!とっても簡単な、でも私はとっても嬉しくなるお願いですっ♪」

P「うーん...響子が嬉しい事なら...じゃあ後片付けは響子にお任せしようかな」

響子「任せてくださいっ♪」

P「そのお願いなんだけど、俺は何か用意したりする必要はあるかい?」

響子「何かを用意したりする必要は、ありませんよ。本当に簡単なことですっ」

P「そうなの?何だろ?」

響子「何かは、お願いを叶えてもらう時まで内緒ですっ♪ふふっ♪」

響子「それとPさん、食後はお茶とコーヒーどちらにしますか?」

-リビング-

P「鳥取の地方紙か...おっ、昨日のライブの事が書いてある」

P「小さい記事だけど、こういうのを見るのは嬉しいな。どれどれ...」

響子「P~さんっ♪お隣失礼しますっ♪」

P「お疲れ様響子。ほらっ、これを見てくれないかい。昨日のライブのことが書いてあるよ」

響子「本当だっ!...ふふっ、地元びいきなのか、この記事は私の事を持ち上げすぎですよね?」

P「そうかい?俺はこの記事内容が事実と乖離しているとは、思わないよ」

P「昨日のライブは、この記事にあるように素晴らしいものだったよ」

響子「ふふっ♪Pさんが褒めてくれることが、一番嬉しいです」

響子「もちろん雑誌や新聞で、私の事を評価してもらえることも嬉しいですけど」

響子「私の身近な、一緒に歩んできた人に褒めてもらえると実感がありますからっ♪」

P「そうか。ならこれからはもっと、積極的に褒めていこうかな」

響子「是非お願いしますっ♪...それもいいですけど...Pさん、さっき話したお願い、今いいですか?」

P「ん?ああ、構わないよ。俺は何をすればいいのかな」

響子「今ちょうどいい姿勢ですから、そのままでいてください」

P「このままで?...おっ」

響子「えへへっ...ごろーん♪」

P「なんだ、お願いって膝枕のことだったのか」

響子「はいっ♪ずっとしてもらいたかったんですっ」

響子「膝枕してもらっていた時の肇ちゃん、すっごく幸せそうでしたし」

P「幸せって...少し大仰な言い方だな」

響子「そうでもないと思いますよ?だって私、今幸せな気分になってますからっ♪」

P「そ、そう?そうハッキリ言われると...照れるな」

響子「ふふっ♪夫婦二人きりなんですから、照れなくてもいいじゃないですか?」

P「それも、そうだね」

響子「(夫婦二人きり...きゃあー!!私何をいってるんだろっ!!)」

響子「(でも夢ですし...だからもう一声っ!)」

響子「そうですよっ♪Pさん、ナデナデもしてもらって、いいですか?」

P「ああ、いいよ」

響子「ありがとうございますっ♪ふふっ♪」

響子「(夢とはいえ膝枕してもらって、頭を撫でてもらって...ああぁ...幸せだな~♪)」

響子「(もうしばらくは、覚めないでほしいなぁ)」

P「ははっ、響子はこういう新婚生活が理想なんだね?」

響子「はいっ♪新婚なんですから、こんな風にラブラブな....ん?」

響子「(あれ...Pさんの言葉...”理想なんだね?”って...)」

P「おや?どうした響子?なんか考え込んでいる顔をして?」

響子「え...あの、ちょっと...」

P「あっ、もしかして...さっきので一言で、雰囲気を壊しちゃったかな?」

響子「ふ、雰囲気...で、ですか...?」

響子「(え、そんな...やっぱりこれって...!?)」

ムクッ

P「ん?もう膝枕はいいのかい?」

響子「あの...Pさん、一つ教えてほしい事があるんです」

P「?なんだい改まって?」

響子「これは...その、夢...じゃないんですか?」

P「夢?ごめん、響子の言っている意味がよく分からないんだけど」

P「少なくとも、俺は目を覚ましているよ」

響子「あ、ああ...な、何で...その、私の...遊びに付き合ってくれたんです...か?」

P「遊び?ああ、新婚さんごっこのことかい?」

響子「は、はい...」

P「昨日響子とSMSで会話し終わったら、ゆかりからメールが来てね」

響子「ゆかりちゃんからの...メール?」

P「うん、こんなメール」

ゆかり『Pさん、Pさんのお耳に入れたいお話があります』

ゆかり『夜分遅くに申し訳ありませんが、お目通しをお願いします』

ゆかり『響子ちゃんに、私が以前のお仕事で、Pさんと新婚さんごっこをしたことをお話しました』

ゆかり『響子ちゃんも大変興味を持たれ、体験してみたいと言っていました』

ゆかり『ですので、明日の朝に響子ちゃんがPさんを起こしに行った際』

ゆかり『Pさんを旦那様として、接してくるかもしれません』

ゆかり『その時は優しく、受け入れてください。そしてその後は場の空気に身を任せ』

ゆかり『響子ちゃんの思い描く、理想の新婚生活を体験させてあげてください』

ゆかり『お仕事が成功したご褒美として、宜しくお願いします』

ゆかり『それでは失礼します。おやすみなさい』

響子「あ...あ、ゆ...ゆかりちゃん...」

響子「じゃあ...朝私がPさんのことを”アナタ”って呼んでも、普通に...対応してくれたのは...」

P「メール通り新婚ごっこするんだなって、思ったから」

響子「その後...そのまま私に話を合わせてくれたのは...どうして...?」

P「まあ場の空気に任せようと思ったのさ。てっきりゆかりは響子にもメールしたんだろうなって、思ってたんだけど...違った?」

響子「は...はは...じゃあこれは...現実...今までの事も...」

P「響子、大丈夫か?顔色が真っ青...」

響子「ふ...」

P「響子?」

響子「ふにゃあああああぁああああぁぁああああっ!!!??」

P「きょ、響子!!?」

P「きょ、響子!!?」

P「(けたたましい悲鳴を上げながら、響子は俺から身を逸らし、傍にあったクッションを頭に被せてソファーに突っ伏してしまった)」

P「(そしてもぞもぞと悶えている...お尻を俺に向けて突き上げて)」

P「(というか突っ伏した勢いででスカートがめくれ上がって...ほぼ丸見えになっている!!?)」

P「(そんな状態で小刻みに震えているから、非常に目のやり場に困るっ!!)」

P「(今までの会話を総括すると...響子にとって何があったのかは察しがついた)」

P「(問題はどうやって宥めて、落ち着かせるかだ...デリケートで、非常に難題だ...)」

響子「(ううっ!!ううっ!!バカバカバカバカっ!!私のバカっ!!)」

響子「(なんでもっと早く気付かないのっ!!?なんで明晰夢なんて考えちゃったの!!?)」

響子「(夢だと思って...妄想していたこと、どんどん実行しちゃって...!!)」

響子「(私の願望...垂れ流して、Pさんに見せちゃって...う、ううっ...)」

響子「(うあぁ~~んっ!!どうしよう、どうしよう...これからPさんとどう接したらいいか、わかんないよぉ...)」

響子「(ううっ、時間を巻き戻して...やり直したい...ううっ...ぐすっ!!)」

>>1です。

書き溜めがなくなったので、今回の投下を終了いたします。

ご意見やアドバイス等がございましたら、宜しくお願い致します。
それでは失礼いたします。

>>1です。差し替えがございます。

>>53

P「(けたたましい悲鳴を上げながら、響子は俺から身を逸らし、傍にあったクッションを頭に被せてソファーに突っ伏してしまった)」

P「(そしてプルプル震えながら...唸ってる)」

P「(今までの会話を総括すると...響子に何があったのか察しはついた)」

P「(なまら積極的だと思っていたけど...夢だと思ってたのか)」

P「(なんとか落ち着かせないと...響子を傷つけない様に、迅速に)」

P「(それと、今響子がどういう状態なのか、悟られない様に...!)」

こちらに差し替えになります。

本日で完結致します。
宜しければお付き合いお願い申し上げます。

P「あ、あの...響子?落ち着いて?」

響子「ぐすっ....ご、ごめんなさいっ!無理です....」

P「え~~っと...そんな気にすることはないと思うよ?」

響子「気にしますよ...ううっ...恥ずかし過ぎますっ!」

響子「それに今日の行いを思い返すと、Pさんに合わせる顔がありません...よぉ...」

響子「あんなに遠慮なく...ワガママを言って...甘えて...」

P「うーん...それじゃあ返事はしなくてもいいから、とりあえず俺の話を聞いてみてくれないか?」

響子「ぐすっ...はい...」

P「響子が今日俺にお願いした、響子がやってみたかったことだけどさ」

響子「...」

P「やってみたいと思うのは、響子だけじゃないよ?」

P「その...俺だって今日みたいなことに、憧れがあるんだ」

P「休日に奥さんと一緒に、こういう風に過ごすこと」

響子「...え...?」

P「だから俺も楽しいんだ。響子が新婚生活が始まったばかりの新妻のように、接してきてくれるのが...」

響子「...本当...ですか...?」

P「(背を向けたままだけど、響子は起き上がってくれた)」

P「(起き上ってくれたことで、俺がなんとかしたい状況の一つは解消された)」

P「(その点ではほっとしたけど、響子はクッションを抱きしめたまま震えている...)」

P「(慎重に言葉を選んで、響子が平静を取り戻せるように努めないと)」

P「本当だよ。仮に響子がワガママだと言ったこと、イヤだったら受け入れたりしないさ」

P「ほらっ、思い返してくれないか?今日の俺の事を」

P「ゆかりにお願いされたから、昨日のご褒美として義務感でやっていた。そう見えた...かな?」

P「俺も楽しんでいた、そんな気持ち伝わらなかったかな?」

響子「....」クルっ

P「(おっ!顔だけだけど、こっちを振り向いてくれた!)」

響子「...」

響子「......」

響子「...........」

P「(じっと俺を見つめてる...きっと俺の表情から、俺の言葉が嘘じゃないか見定めてるんだろう)」

P「(ここはいつも通りにしていかないと!変に笑ったり、愛想をうったら逆効果だ!)」

響子「...........」

P「(うっ...しかしここまで見つめられると、不安になってくる...表情にそれが現れ...)」

響子「ぐすっ...!ふぇえええっ!!Pさんっ、ありがとうございますぅ...!」

ガバッ!!

P「おっと!...よしよし、大丈夫。大丈夫だから...」

響子「ぐすっ...すっ...」

P「(急に胸に飛び込んできて驚いたけど、とりあえず上手くいったか)」

P「少しは、落ち着けたかな」

響子「はい...大丈夫です。ごめんなさい、みっともないところを見せてしまって」

P「みっともないなんて、思ってないよ。響子と同じ立場になったら、誰だってそうなるさ」

P「さっ、涙を拭いて。しばらくぶりの故郷なんだから、今日はいい日にしよう」

響子「...はいっ♪それで...その...こんなに迷惑を掛けてしまったんですけど」

P「ああ、続けようか。新婚さんごっこ」

響子「いいんですか?」

P「もちろん。俺も続けて、響子に”あなた”って呼ばれたいし」

響子「....お望みでしたら、普段からそう呼びますよ?」

P「なっ!!?」

響子「なんて♪ふふっ、Pさん顔が真っ赤ですっ♪」

P「お?...ははっ、冗談も言える元気があるなら、もう大丈夫だね?」

P「それに、響子だって真っ赤だぞ?」

響子「大丈夫です。やっぱり、赤くなってますか?」

響子「自爆しちゃいました。テヘッ♪」

P「はははっ♪.......」

P「(まあ、俺の顔が赤い理由は別にあるんだけどね)」

P「(さっき響子がソファー突っ伏した時、スカートがめくれあがって)」

P「(パンツ丸出しで、お尻を突きだしてるのを見てしまった...からなんだけどね)」

P「じゃあ気を取り直して...そうだ、その前に一つ聞きたいことがあるんだけど」

響子「なんですか?」

P「御家族の方が不在なのは、なんで?ずっと気にはなってたんだけど」

響子「うっ!!?」

響子「(ど、どうしよう!?なんて説明をすれば!?)」

響子「(お母さんの手紙を説明するわけにもいかないし...なんて言ったら)」

響子「えっと...えっと...」

P「あ、何か言い辛いことなら、言わなくて大丈夫だから」

響子「うう...重ね重ねすみません。明日の早朝には、帰ってくるそうなんですけど」

P「そうなんだ。それだけわかれば十分だよ」

P「(なんか響子のお母さんから、桃華の執事さんと同じ感じがしたから...多分...そうなんだろうな)」

P「あ、それとリクエストなんだけど、とりあえずお昼のリクエストは決めたよ」

響子「本当ですか?なんですか?なんでもリクエストしてくださいねっ♪」

P「ああ、リクエストは...」

------

---

P「ここが響子が話していたチャペルか。聞いていた以上に、素敵なところだね」

P「おまけに庭園が公開されていて、手軽にピクニックができるとは」

響子「小さい時からよく来ていたんです。ここで自分も結婚式を挙げれたらなぁ...って考えてました」

響子「久しぶりに来ましたけど...ふふっ、その気持ち、変わってませんでした」

P「ふふっ、いいな。小さい時からの憧れが憧れのままというのは」

P「その憧れの実現、俺も応援するよ」

響子「ありがとうございますっ♪一緒に叶えましょうね?」

P「ん?ああ。でも平日だと、人はいないな」

響子「普通だと、私も学校に行っている時間ですからね」

響子「そんな時間にPさんと二人でピクニック、...いいんでしょうか?」

P「これくらい良いじゃないか。日曜日にあんな大仕事をしたんだ」

P「まぁ...補習授業もあるし...」

響子「ふふっ♪こんな素敵な時間を過ごせるなら、補習授業くらいどんとこいですっ♪」

P「ははっ、そっか。おっと、そろそろいい時間だね。さっ、お弁当食べようか」

響子「はいっ♪わぁ、美味しそう♪...ん...」

P「んっ?どうかしたかい?もしかして苦手なものがあるのかな?」

響子「いえっ!?そういうわけじゃあ...その、本当にいいのかなって...」

P「何が?」

響子「リクエストが、Pさんがお昼のお弁当を作ることって」

響子「もちろん私は嬉しいです。けど、今日はPさんに何かをしてあげたいって考えてたから...」

P「ふふっ、それも朝に言ったことと同じさ」

響子「朝と同じ...ああっ!」

P「俺だって、響子に何かをしてあげたいって気持ちがあるんだ」

P「さっ、食べてくれないかい?」

響子「は、はいっ!いただきますっ!」

響子「はむっ....美味しいですっ♪」

P「はははっ、良かった。最近料理を作ることがなかったから」

P「少し自信がなかったんだ。そう言えばごめんね」

P「女子寮での料理教室、あんまり参加できなくて」

響子「気にしないでください。Pさんが忙しい事は、よく分かってます」

響子「少し参加してもらえるだけで、十分嬉しいですっ」

P「そうかい?楽しい時間だからね。参加できるときは、参加するから」

響子「はいっ♪ふふっ、私もお料理教室はとても楽しいですし、勉強になります」

P「おっ、どんなところが勉強になる?」

響子「そうですね...例えば美優さんやありささん、大人ならではの心配り」

響子「薫ちゃんや仁奈ちゃん、小さい子達の料理することを純粋に楽しむ姿勢」

響子「それに同じ料理でも地域によって特色があって...勉強になることだらけですっ」

P「なるほどね」

響子「ところ変われば品変わる、それを実感します」

P「確かに。前に参加した時、雑煮の作り方で色々盛り上がったよね」

響子「ありましたねっ♪それでお雑煮大会になって」

響子「Pさんがみなさんに、”どれが一番?”って詰め寄られてましたよね」

P「どれも美味しいかったからなぁ、あのときは困った」

響子「ふふふっ♪そうでしたね。そしたら...」

------

---

響子「御馳走様でしたっ!とっても美味しかったです♪」

P「お粗末さまでした。これからどうする?」

響子「庭園をお散歩しませんか?食後の運動にもなりますし」

P「そうだね。のんびり散歩を...ん?あれ?雨...しかも雨脚がどんどん強くなってきた!」

響子「あそこのっ、あそこの東屋で雨宿りしましょう!」

-東屋-

P「ふぅ...本降りになる前についてよかった」

P「響子、大丈夫?濡れてない?」

響子「はい、大丈夫です」

P「よかった。東屋があってよかった」

響子「ここ、実は最後に案内しようと思っていた場所なんです」

響子「チャペルと風景合わさって、とてもきれいで素敵な景色が見れる、私の一番お気に入りの場所なんです」

響子「Pさんと一緒に、眺めたかったんですけど...これだとさすがに...」

P「まだ分からないよ?にわか雨みたいだし、すぐに止んでくれると思う」

響子「だといいんですけど...あっ!!」

P「ほら、ね?」

響子「雨が上がって虹が...チャペルから出てるみたいで、綺麗...」

響子「こんな...こんなに素敵な景色、私も初めてです。...わぁ...」

P「ははっ、まるで響子を歓迎してくれているみたいだね」

P「本当に、綺麗だ...素敵な場所を教えてくれて、ありがとう」

響子「お礼を言いたいのは、私です。こんな素敵な景色が見れる日に、めぐり合わせてくれて...ありがとうございます」

響子「Pさん...あなた...」

P「響子、変装していて、いくら人がいないからって外では...」

響子「ごめんなさい。でも、素敵な景色をみて...どんどん胸が高鳴っていって...」

響子「今は...今だけは、いつもよりずっと...ワガママになってもいいですか?」

P「(周囲には誰もいない...こんな気分になっている響子に水は差したくない...)」

P「そう呼ぶ時は、小声でね?」

響子「ありがとうございます...あなた...」

P「(そう言うと響子を俺に寄りかかって、悔いが残らないよう、その景色を目に焼き付けていた)」

P「(俺はそんな響子に目を奪われ、景色ではなく響子をずっと見ていた)」

響子「虹、消えちゃいましたね...でも、決して忘れることはありません」

P「ああ、忘れられない景色...いい思い出になった」

響子「はい...ふふっ、今度は私の番ですね」

P「響子?」

響子「今日の景色は、Pさんのおかげで見ることができました」

響子「だから、今度は私の番なんですっ!今度は私がPさんに」

響子「ずっと心に残る、素敵な景色を作り出して見せます」

響子「そしてその景色を...今日のように、一緒に眺めましょうね」

P「ああ、楽しみにしているよ」

響子「はいっ♪でもその前に...」

響子「今日の晩御飯は、何にしますか?あなた...♪」

-東京へ戻った日の夜・車中-

P「よしっ、女子寮に着いたよ響子...あっ」

響子「スー...スー」

P「結局鳥取では響子に至れり尽くせり、世話になって」

P「そりゃ、疲れてるよな。少し眠ると言っていたけど」

P「ここまでぐっすりと眠っていると、起こしづらいな」

P「でもここで長時間眠って、身体を痛めると悪いし...」

P「...響子、ちょっとだけごめんね」

-女子寮ロビー-

肇「あらっ、Pさん?こんばんわ。どうして...あっ」

薫「あー!響子お姉ちゃんがせんせぇにおんぶしてもらってる!」

P「しー...響子今眠っているから、ね?」

薫「あっ!?ごめんなさーい...」

みく「よく眠ってるにゃ。お仕事大変だったの?」

P「地元での仕事で張り切ってたのと、あと...俺へのオモテナシで疲れてしまって」

みく「もー、Pちゃん。実家に帰った時は、ゆっくりさせてあげるにゃ!」

P「うぅ...面目ない」

アナスタシア「でも響子、とてもドーブルイ...優しい表情で、眠っています」

肇「ふふっ、充実した時間だったことが覗えますね」

肇「とても爽やかで、満ち足りた顔をしています」

みく「あ~、そっか。響子ちゃんは家事が趣味ってところもあるし」

みく「それに...うん!だから疲れていても、さっぱりとしてるにゃ!」

アーニャ「ふふっ、です...ね」

薫「うんっ!すっごく楽しかったみたいっ!」

薫「せんせぇ、響子お姉ちゃんと何をして遊んだの?」

P「ははっ、特別なことは何もしてないよ」

P「響子に地元を案内してもらったり、手料理を作ってもらったり...」

薫「いいなぁ~♪響子お姉ちゃんのご飯、とっても美味しいもんねっ!」

薫「でもねっ、かおるも響子お姉ちゃんのお料理教室で練習して、すっごくお料理上手になったんだよっ」

薫「だからねっ?今度は薫のお料理も食べてほしいなっ?」

P「ああ、今度ね。そうだな、次に料理教室で一緒になった時にでもね」

薫「うんっ!」

肇「あの、Pさん。薫ちゃんと同じように、私の料理も食べていただけますか?」

肇「私の実家にいらっしゃった時は、手料理を振る舞えなかったので...」

肇「私も少しはできるというところを...お見せしたいです」

みく「みくもみくもっ!みくだって、そこそこイケてるはずにゃ」

アナスタシア「アーニャも、ママ仕込みの家庭料理...プロデューサーに、食べて欲しい、です」

P「はははっ、いいとも」

ゆかり「みなさん、こんばんわ...あら、Pさんもいらっしゃったんですか?こんばんわ」

P「こんばんわ、ゆかり。丁度よかった。響子を部屋まで送りたいから、案内してくれるかい?」

ゆかり「はい、かしこまりました」

ゆかり「響子ちゃん...うふっ、とても満ち足りた表情です」

ゆかり「きっと良い事が、あったのですね」

ゆかり「Pさんはいかがでしたか?響子ちゃんとの新婚さ...」

P「あ、ゆかり?響子を早く床に就かせてあげたいから、その話はまた今度ね?」

アナスタシア「シトー?プロデューサー、響子と何か、特別な事...したのですか?」

肇「...ゆかりちゃんの口から、何か聞き捨てならない単語が聞こえた気がするんですが?」

P「いや、なんでもないから」

薫「あー!せんせぇ、何か隠し事してる!」

P「そ、そんなことないよ?」

みく「嘘にゃ!Pちゃん挙動不審過ぎて、バレバレにゃ!」

P「いや、その...あ、あんまり騒いだら響子が起きちゃうから」

アナスタシア「プロデューサー、ごまかし、良くないです」

響子「ん...ん...」

ゆかり「あ、響子ちゃん」

響子「(あれ...私、どうしたんだっけ...温かい...な...)」

P「響子、起きちゃったかい?ごめんね、すぐに部屋に連れて行くから」

響子「(あ...おんぶしてもらってる。そっか...私寝ちゃって...)」

響子「ふわぁ...大丈夫です。もう、一人で....」

P「こらこら。そんな眠たそうにして、大丈夫じゃないだろ?」

P「ここは俺に甘えときなさい」

響子「はぁい...むにゃ...ありがとうございます」



響子「あな...た....」

P「」

アナスタシア「!?」

響子「...?どうしました?あな...え?ここ...女子寮...?」

肇「い...今」

薫「響子お姉ちゃん、せんせぇをあなたって呼んだー!」

響子「か、薫ちゃん!?みくちゃん、アーニャちゃん、肇ちゃんにゆかりちゃんまで!?」

みく「ど、どういうことにゃ!?なんで響子ちゃんがPちゃんのことを...」

みく「あ、あ、あなた、って...説明してほしいにゃ!」

響子「え、えっとそれは...」

ゆかり「まあまあ♪新婚さんごっこ、しっかりと楽しまれたんですね?」

P「ゆ、ゆかり!?」

響子「ゆかりちゃん!?それ、ダメですっ!?」

ゆかり「ダメって...何がですか?」

肇「ゆかりちゃん、その話...もっと詳しく教えてもらえませんか?」

ゆかり「詳しくも何も...言葉通り、Pさんと響子ちゃんが新婚さんという体で過ごすこと、ですけど...」

薫「わぁー!響子お姉ちゃんいいなぁ!」

みく「問題はなんで、それをすることになったかにゃ!」

アナスタシア「そ、そうです!説明してください、響子?」

響子「あ...そ...なんでって...それは...い、い....いっ、い...」

アナスタシア・肇・みく「「「い?」」」

響子「い、いいじゃないですか!?女の子なら、そう言うことに憧れをもっててもっ!」

アナスタシア・肇「「「なっ!?」

みく「にゃあ!?」

響子「だから、お仕事のご褒美として、Pさんにお願いしてしてもらったんですっ!」

響子「Pさんを”あなた”って、呼んだのも、その時のそう呼んでいて...寝ぼけて間違えただけです!」

肇「だ、だけです...って...お願いすれば、そんな...」

肇「そんな素敵なことを叶えてくれたなんて...でも私の実家での用は、もう済んでしまっています...」

アナスタシア「アーニャも...です...」

薫「ねぇねぇせんせぇ?かおるのお家に来てくれる時、かおるがお願いしたら」

薫「新婚さんごっこ、してくれる?」

P「え!?」

薫「だめ...?」

P「あ、ああっ!?そんなシュンとしないで!?もちろんいいよ!」

P「薫がしたいんだったら、付き合うからね。不平等なことはしないよ!」

薫「やった~♪それでね?その時はお仕事もするでしょ?」

P「まあ...多分そうなるね」

薫「その時は、肇お姉ちゃんと一緒がいいなっ!」

肇「え...?」

薫「今度はかおるが、肇お姉ちゃんをかおるのお家にご招待したいなっ!」

薫「その時は肇お姉ちゃんも一緒に、新婚さんごっこしようね?」

肇「か、薫ちゃん...っ...!」

薫「いいよね?せんせぇ?」

P「え...あ、うん。二人が構わなければ...」

肇「私は一向に構いません!」

P「うわっ!回答、力強っ!」

みく「それがOKなら、みくの実家に用がある時もあーにゃんと一緒」

みく「もといにゃん・にゃん・にゃんでのお仕事を入れてもらえば問題ないにゃ♪」

アナスタシア「みく...!」

みく「あーにゃんとのあにゃんも一緒に、三人で一斉にやったら面白そうにゃ♪」

アナスタシア「ふふっ...確かに。プロデューサーがどう反応してくれるのか」

アナスタシア「楽しみ...です♪」

P「あははは...話がどんどん膨らんでいってる...」

響子「これは...私の対応まずかったですか...?」

ゆかり「いいのではないですか?みなさん、活き活きとしていらっしゃいます」

ゆかり「このような精力的なみなさんを見ることで、自分自身をより磨こう...その想いが高まります」

ゆかり「私はそう思うんです。響子ちゃんも...そうではありませんか?」

響子「うん...もっと頑張らなきゃって、そんな気持ちになってます」

ゆかり「ふふっ、そうですよね。あ、ただ...」

響子「ただ?」

ゆかり「ちひろさんには、少し申し訳ない事になるかも...しれません」

響子「あっ!?そう...ですね...」

響子「ちひろさん...ごめんなさい!」

-翌日の夕方・事務所-

ちひろ「いやぁ...今日は平和ですね。これなら早く帰れそうです」

加蓮「それでね...」

凛「うんうん、そうだね...だから...」

美嘉「やっぱそうだよねー★」

莉嘉「アタシも一緒ー☆」

ちひろ「(ふふっ、華やかなガールズトークはいいものですね)」

ちひろ「あれ?でもみなさん今日はもう、事務所に用事はないはず、ですけど...」

ちひろ「まっ、プライベートな用事があるんですかね」

かな子「みんなお待たせ」

奏「ごめんなさい。思ったより遅くなっちゃったわ」

加蓮「うんんっ、まだ予定の時間じゃないから大丈夫」

凛「まだ来れてない人もいるしね」

ちひろ「(なにかの待ち合わせですか、みんなで食事でもするんですかね?)」

留美「みんな遅くなってごめんなさい。あら...まだあなたたちだけなのね」

夕美「本当だ。みんな忙しいですもんね」

美嘉「うん、仕方ないよね。だからある程度人が集まったら、先に始めちゃおっか?」

莉嘉「あれっ?早苗さんは?一緒に来るんじゃなかったの?」

留美「早苗さんなら、保険を掛けておくって言ってたわ」

かな子「保険...ですか?」

夕美「うん、多分必要な保険だと思うよ」

奏「ふーん...それじゃあ早苗さんが来たら、始めましょうか?」

凛「そうだね」

ちひろ「(んんっ?メンツが珍しいことも気になりますけど、会話が不穏当な気配が...)」

早苗「いやー!みんなお待たせ!」

加蓮「お疲れさま。いま早苗さんが来たら始めようって、話してたんだ」

早苗「そうなの?そう...それじゃあ」

凛「....始めようか」

ちひろ「(はっ!?嫌な予感が...!!?)」

ちひろ「ちょっと、お手洗いに...あ、あれ?」

ちひろ「み、みなさん、どうして私を取り囲むような配置で立ってるんですか?」

夕美「やだなー?そんなに不安そうな顔、しなくてもいいじゃないですか?」

莉嘉「アタシたち、ちひろさんとお話したいだけだよー☆」

ちひろ「お、お話っ...なんの、ですか?」

加蓮「響子がね?この前の帰省した時、Pさんと新婚さんごっこ...したんだって」

ちひろ「...は?」

奏「それを聞いた寮のみんなが、羨ましがったらしくてね。そしたら...Pさんがね」

美嘉「新婚さんごっこ、やってみたい人がいたら相手になるって、言っちゃったんだって」

ちひろ「それ...それと今の状況に、何の関係が...?」

凛「プロデューサーが実家に泊まることがない...私たちにはその機会は無いよね?」

かな子「それって、地方組と関東近辺組で、待遇の格差あり過ぎませんか?」

ちひろ「えっと...そんなこと、私に言われても...」

ちひろ「Pさんが勝手にしていることですし...私にできることなんて」

ちひろ「あれ?留美さんと早苗さんが混じっているのは、どうして?」

留美「私たち大人は、未成年と違って両親の承諾を得る必要がないじゃない?」

留美「でも...色々と言ってくるのよ?だから...」

早苗「私たちの両親を納得させてくれるのに、P君の手助けが欲しいかなーって...」

早苗「とどのつまり、成人組の実家にも来てほしいのよ!」

ちひろ「いや、絶対別の目的ですよね?何か企ててますよね!?」

留美「そんな物騒な話じゃないわ。深く考えないで」

夕美「ただ私たち、アイドル間での格差を解消するための話し合いをしたいだけですから」

ちひろ「今、絶対話合おうって雰囲気じゃないですよね、ここ!?ねぇ!?」

ちひろ「(何とかして、この場から抜け出さないと...!)」

ちひろ「あっ!!あそこでPさんが誰かといちゃついてるっ!!」

加蓮「えっ!?」

美嘉「どこどこ!?」

ちひろ「ほらっ!外に見えるカフェテラスに、あそこに....」

ちひろ「(今だっ!)」

莉嘉「どこ!?いないよ!?ちひろさん...ああっ!!」

夕美「逃げたっ!」

ちひろ「(この距離があればっ!)」

ガッ!!

ちひろ「!?あ、あれっ!?」

ガッ!ガッ!ガッ!

ちひろ「ドアノブが、動かない...?」

ちひろ「鍵はかかってない...まさか!?」

早苗「いや~~、やっぱり保険掛けといてよかったわ♪」

早苗「きらりちゃん、ご苦労様」

ちひろ「やっぱり!きらりちゃん、お願いここから出して!話合いましょう!?」

かな子「ふふっ、そうですねちひろさん。話し合い、始めましょうか?」

ちひろ「あっ....」

凛「もう、騙そうとするなんて酷いよ」

奏「本当にそうね...まあ、いいわ」

留美「そのことについても、これから話し合いましょう」

ちひろ「ちょ...待って、待って下さい...?」

美嘉「まだ来れてない人もいるし、待つのもいいかもね★」

ちひろ「なっ...?まだ増えるんですか!?」

ちひろ「何で...何で私がこんな目に遭うんですか!?もおっ!Pさんのバカーっ!!」

おわり

>>1です。

これで完結です。お付き合いいただきまして、ありがとうございます。
10月内での完結予定でしたが、私情で果たせませんでした。
申し訳ありません。

次回作の主要アイドルの安価を取らせて頂きたいと存じます。
対象は下記のアイドルになります。

1.市原仁奈
2.森久保乃々
3.十時愛梨と三村かな子

安価は先に3回要望がでたアイドルとさせて頂きます。
決まらなかった場合は1で進めさせて頂きます。

ご協力頂ければ幸いです。

その他なにかございましたら、ご意見の程よろしくお願いいたします。
それでは失礼いたします。

仁奈で決定かな
てか次回作はあずきじゃなかったの?次々回の安価?

>>1です

安価ご協力ありがとうございます。
結果は仁奈ですが、

>>108さんのご指摘であずきの話がまだなのを思い出しました。
なので、次回作はあずきがメインの話を書かせていただきます。

安価結果の仁奈に関しては次々回作にさせて頂きます。

それでは依頼をしてまいります。
失礼いたします。

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