【安価・コンマ】あるジオン残党軍指揮官の物語・4 (205)

宇宙世紀0080年1月1日15:00、地球連邦政府と「ジオン共和国」との間に終戦協定および講和条約が結ばれた。
これにより0079年1月3日7:20に行われた「ジオン公国」の地球連邦政府に対する戦線布告によって始まった「一年戦争」は幕を閉じた。

しかし、これは「戦争」の終結を意味するものではなかった。
一部の旧「ジオン公国軍」将校や兵士たちは終戦後も連邦政府に投降しなかったのだ。

「彼ら」は「ジオン共和国」の決定を良しとせず、宇宙、地上の各地に潜伏し独自に連邦政府に対する抵抗活動を開始した。

「彼ら」は「ジオン残党軍」と呼ばれた。
「彼ら」の「戦争」はまだ終わっていない。
「ジオン残党軍」は今も地球連邦軍との「戦争」を続けている……



※前スレ
【安価・コンマ】あるジオン残党軍指揮官の物語
【安価・コンマ】あるジオン残党軍指揮官の物語 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1465657372/)

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※前スレ
【安価・コンマ】あるジオン残党軍指揮官の物語・2 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1467208156/)

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※前スレ
【安価・コンマ】あるジオン残党軍指揮官の物語・3 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1469695806/)

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このスレはジオン残党兵指揮官(主人公)を安価とコンマにより導く、ジオニストのジオニストによる、ジオニストのためのスレです


[注意事項]
・基本的に遅筆です
・ガノタとしてはそれなりです
・手探り進行です
・その癖にやたらとシステムが複雑です
・↑のためシステムなどで数多くの変更点が出てくると思われます
・初心者のため、アドバイスをいただけると非常に助かります
気軽にコメしてください
・もしかしたら歴史が…?

☆このスレの基本について

○ジオン残党軍らしい行動をしましょう
・ジオン残党軍はあくまでジオン残党軍です
・連邦軍との戦力差は歴然です
玉砕覚悟でない限りゲリラ戦に徹しましょう
・財政面での差も歴然です
無駄な出費は控えましょう
無駄な出費は控えましょう
大切なことなので二回言いました
・MSの性能差はパイロットの技量と気合いでカバーしましょう
・MSの補充は基本的にはありません
壊さないように気を付けましょう
・パイロットの補充も基本的にはありません
戦死させないように気を付けましょう
・と、ここまでは主人公側が圧倒的に不利です。しかし…!

○ジオンはあと10年は戦える!
・士気、精神力、経験、パイロットの技量はこちらの方が遥かに上です
・またこちらのMSは旧式機といえども近代化改修が施してあります
・加えて「改造」(後述)や「地形効果」(後述)を活用すればステータスで上回ることも…?
・ジオン残党軍に対して援助を行う協力組織も存在します
(ジオンシンパ、某ハイム・エレクトロニクス社など)
・各地で戦っている他のジオン残党軍たちもいます
彼らと合流できれば…?
・「ジオン公国」は戦いに敗れた訳ではありません、ジーク・ジオン!!

☆進行について

○行動について
・このスレの基本単位は1日です
1日に実行可能なコマンドは1つです
・選択可能なコマンドは「出撃」、「特訓」、「改造」、「外出」、「会話」、「開拓」、「その他」の7つです


・「出撃」
MSに乗り出撃します
・「特訓」
パイロット1名を特訓し、能力値を上昇させることができます
能力の上昇値はコンマによります
・「改造」
「資金」を消費しての補修、「燃料」を消費しての「補給」および「資材」を消費してのMSの強化ができます
所持している「兵装」、パーツ」をMSに取り付けて「(魔)改造」することもできます
・「外出」
行き先を選択して外出をします
情報収集や物資の購入、スポンサーとの交渉などを行うことができます
・「会話」
基地内の対象1人と会話できます
会話の流れ次第では……
・「開拓」
基地の周辺を開拓することができます
・「その他」
通常は選択できないコマンドです
一定条件を満たしている時のみ選択できます

☆「資金」について
○これがなくては何もする事ができません。
……ジオン残党軍は常にこれがカツカツですが

○用途
・「戦闘」で傷付いた機体の補修
・「燃料」の購入
・「弾薬」の購入
・「資材」の購入
・MSの「維持費」
・兵士たちの「生活費」
・その他賄賂として使用する、など使用方法は無限大です。
……使用可能な「資金」は有限ですが

○入手方法
・一週間ごとの協力組織からの資金提供
・地球連邦軍からの強奪
・「資材」、「燃料」、「パーツ」、「弾薬」などの売却
・ガンダム売るよ
・その他武器の闇取引など(闇商人などとのコネクションが必須)

☆「燃料」について
○「燃料」はMSを動かすために必要なものです
……ジオン残党軍はこれも(ry

○用途
・MSへの「補給」

○入手方法
・一週間ごとの協力組織からの提供
・地球連邦軍からの強奪
・「資金」による購入
・その他油田の開発など

☆「資材」について
○無改造で連邦のMSに挑むのは危険です
よって「資材」が必要となります
……ジオン残党軍は(ry)

○用途
MSの強化

○入手方法
・一週間ごとの協力組織からの提供
・地球連邦軍からの強奪
・「資金」による購入
・その他小惑星の開発など

☆MSについて

○MSのパラメータについて
・耐久値…0になると被撃破となります
・装甲…ダメージ軽減判定に影響します
・機動力…1ターンごとの行動値に影響します
・運動性…回避判定に影響します
・積載量…この値を越えた重量の兵装の搭載などはできません
・燃料…0になると移動ができなくなります
「補給」以外では回復しません
・維持費…毎日この値が所持「資金」より引かれます
高性能なMSほどこの値が高くなります
・地形適性…これと地形が合致した場合、機動力と運動性にプラス補正がかかります(例:砂漠適性 1を持つユニットが砂漠で戦闘する場合、機動力と運動性がそれぞれ1.1倍になる)
・その他:ビーム兵器使用可能、サイコミュシステム搭載etc……


基準:MS-06F ザクⅡ
・耐久値:300
・装甲:100
・機動力:100
・運動性:100
・積載量:120
・燃料:100
・維持費:10
・地形適性:なし

○兵装について
MSの兵装には以下のパラメータが設定されています

・攻撃力…弾薬一発当たりの威力に影響します
・命中率…攻撃の命中判定に影響します
・射程…射程外の敵機に対しては使用できません
・重量…兵装の重量です
内蔵兵器の重量は0です
・弾数…発射可能な弾数です
・単価…弾薬一発当たりの値段です
・適性…適性の無いエリアにいる敵には使用出来ません
・特殊効果…兵装の特殊効果です



ザク・マシンガン
・攻撃力:4×コンマ
・命中率:85
・射程:1-15
・弾数:300
・重量:20
・単価:1
・適性:地、空

ザク・バズーカ
・攻撃力:600
・命中率:65
・射程:1-20
・弾数:5
・重量:50
・単価:100
・適性:地、空

ヒート・ホーク
・攻撃力:800
・命中率:100
・射程:0
・弾数:なし
・重量:10
・単価:なし
・適性:地

ヒート・ロッド
・攻撃力:600
・命中率:100
・射程:0
・弾数:なし
・重量:0
・単価:なし
・特殊効果:スタン30%
・適性:地

☆パイロットについて

○パイロットには以下のパラメータが設定されます

・射撃…射撃兵装の威力と命中率に影響します
・格闘…格闘兵装の威力と命中率に影響します
・耐久…耐久値に影響します
・装甲…装甲値に影響します
・操縦…機動力に影響します
・反応…回避率に影響します

○指揮官には以下のパラメータが追加されます
・指揮…部隊全体の能力に影響します
・魅力…交渉などの成功率に影響します
・運…要所要所で影響します

例:ALL5のパイロットがザクⅡに搭乗した場合

ザクⅡ(ALL5パイロット)
・耐久値:300×1.5=450
・装甲:100×1.5=150
・機動力:100×1.5=150
・運動性:100×1.5=150
・積載量:120
・燃料:100
・維持費:10
・地形適性:なし

装備:
ザク・マシンガン
・攻撃力:4×コンマ×1.5=6×コンマ
・命中率:85×1.5=127.5≒130
・射程:1-10
・弾数:300
・重量:20
・単価:1

ヒート・ホーク
・攻撃力:800×1.5=1200
・命中率:100×1.5=150
・射程:0
・弾数:なし
・重量:10
・単価:なし

☆隊員

○グラーフ隊(仮)


○名前:ローラ・グラーフ 【主人公】
○性別:女
○年齢:19
○階級:中尉

○容姿:
一目でじゃじゃ馬と分かるオッドアイの少女。瞳の色は赤と緑。茶髪をサイドテールにしている。
身長は145cm、体重は40kg
胸部装甲なんて飾りです、偉い人にはそれが分からんのですよ

○性格:
・短気
・お嬢様口調
・語尾は「~なのですよ、なのですか」
・MSフェチ
・基本的には礼儀正しい
・だが身長について触れると…
・胸のことは気にしていない
・かなりのアンチ連邦主義者
・自分を殺戮人形にしようとしているが……

○ステータス
[射撃] 10
[格闘] 7
[耐久] 10
[装甲] 8
[操縦] 7
[反応] 6

[指揮]5
[魅力]1
[運]6

○名前:ホワン・ファジュン
○性別:男
○年齢:22
○階級:曹長

○容姿:
無精髭を生やした細身の男。だがその長身は鍛え上げられている。髪の色は黒 。 全身に拷問で受けた数がある

○性格
・故事成語を良く使う
・勤勉で知識の宝庫(ややオタクっぽい)
・趣味は筋トレ
・つまり文武両道
・しかしヘタレである
・が、常に理性的であり判断力に優れる
・気弱でもある
・が、口は固く忠誠心も高い

○能力値
[射撃] 1
[格闘] 7
[耐久] 5
[装甲] 10
[操縦] 3
[反応]2

○名前:オリビア・コロウィ
○性別:女
○年齢:36
○階級:伍長

○容姿:
褐色長身のグラマラスな女性。髪の色は金。つり目眼鏡。南米やアジアやオセアニアの血が混ざっているとか。

○性格:
・竹を割ったような性格
なお指揮官は竹を割ったような胸の模様
・見た目に反して純朴で優しい
・普段は陽気で寛容だが戦闘になると冷静で無慈悲
・ヘビースモーカー
・酒好き

○能力値
[射撃] 6
[格闘] 3
[耐久] 4
[装甲] 9
[操縦] 5
[反応] 7

○名前:ウラジミール・ハフマン
○性別:男
○年齢:43
○階級:伍長

○容姿:
爬虫類のような目をした野生的な厳つい男。髪型は角刈り。ガッチリとした体格の持ち主。脂肪≠筋肉、いいね?

○性格:
ガチガチの軍人
・が、物事に対しては冷静かつ柔軟に対応する
・そして真面目でお人好しな苦労人でもある、常に笑顔は絶やさない
・さらに汚れ役が必要な時は自ら進んで引き受ける
・加えて老獪でもあり、政治的駆け引きなどはお手の物
・趣味は家庭菜園と料理

○能力値
[射撃] 6
[格闘] 6
[耐久] 6
[装甲] 7
[操縦] 10
[反応] 1

○備考
階級が低いのには何か理由が…?

○ミラージュフレイム隊


○名前:カノン(花音)・ロンカイネン
【ミラージュフレイム隊隊長】
○性別:女
○年齢:26
○階級:少佐
○異名:「摩利支天」
○パーソナルカラー:朱(肩、武器、盾)

○容姿:
東洋系トランジスタグラマー。髪は黒髪のロング。アオザイ着用。

○性格
・趣味は料理
・ON時↓
・凛として淑
・ゆったりと落ち着いている(いい意味で)
・OFF時↓
・あづ~…湿気ェ…
・ゆったりと落ち着いている(悪い意味で)

○能力値
[射撃] 2
[格闘] 9
[耐久] 6
[装甲] 6
[操縦] 3
[反応] 10

○名前:ジェイスン・グレイ
○性格:男
○年齢:18
○階級:中尉

○容姿:
柴犬のように可愛いらしい手足の長い青年。だがその全身の傷跡がただそれだけの青年でないことを物語っている。

○性格:
・チームワークを大事にする熱血漢
・喧嘩っ早い
・が、ポーカーフェイス
・口には出さないタイプ

○能力値:
[射撃] 10
[格闘] 10
[耐久] 4
[装甲] 2
[操縦] 2
[反応] 3

○名前:ナタリヤ・”マチェット”・シャルマ
○性別:女
○年齢:48
○階級:少尉

○容姿:
褐色の肌に隻眼の蒼い目と天然パーマの蒼い髪を持つ女性。指輪やネックレス、目立つ金属製の髪飾りと言った装身具を身につけている。

○性格:
・豪快&大胆不敵なオカン
・過去をいじられるのが嫌い
・キシリア崇拝者
・『ジオン公国』以外、特に『ジオン共和国』に対しては激しい敵愾心を持つ

○能力値:
[射撃] 9
[格闘] 5
[耐久] 7
[装甲] 3
[操縦] 10
[反応] 9

○名前:バラク・ニイレレ
○性別:男
○年齢:29
○階級:少尉

○背の高いドレッドヘアの黒人。ひげ面でおじん臭い。トレードマークは野球帽。

○性格
・面白黒人
・野球用語を使う
・戦闘中は陽気な音楽を聴く
・そして兎に角よく喋る
・しかしそれは…
・トラウマを抱えている

○能力値
[射撃] 10
[格闘] 1
[耐久] 9
[装甲] 9
[操縦] 9
[反応] 9

○メカニック


○名前:アンナ・キキヤマ
○性別:女
○年齢:18

○容姿:
日本人に近い顔立ちの少女。目の下にはクマが。身長は150cm。 重MSではない。
ローラと並ぶと良い引き立て役に。
黒髪をゆるふわロングの長髪にしている

○性格:
・連邦、ジオンのMSを問わず使われている技術やその性能に興味を示す
・特技は間に合わせの修理や現地改修
・内向的だが、メカに関しては頑固
・モノアイ大好き
・面倒見がいいが、時に度を越しておせっかい焼きになる
・甘いものに目がない

○名前:カトルーシャ・チュオン
○性別:女
○年齢:24

○容姿:
グンバツの脚とスタイルの女性。だが髪がボサボサだったりと見た目にはこだわらない。

○性格
・整理整頓が趣味
・だが天然ボケ
・機械いじりが得意
・だが天然ボケ
・理想家でポエマー

☆現時点での所持機体

【ジオン残党軍】

○グフ・カスタム×1
○イフリート×1
○ザク・デザートタイプ×1
○ザク工兵仕様×1

○グフ・ハンター×1
○ドム・バラッジ×1
○ドム・トローペン×1

○ギャロップ×1
○カーゴ×1


【JLA】
○装輪戦車×3

☆協力組織

○密林地域解放集会(JLA)
・目的:密林地域の「解放」
・援助:【資金】3500(「教導代」)
・備考:ジェイスン・グレイ中尉、ナタリヤ・”マチェット”・シェルマ少尉、バラク・ニイレレ少尉の3名が主要拠点の一つに「教官」として着任中

☆主な構成員

○村長…JLAの拠点の一つの長。
○ドゥー…村長の副官的存在
○シャルル・マーコット
…「基地」に派遣された車両部隊の隊長
○ソリダス
…「基地」に派遣されたメカニック隊のリーダー
○マオ…JLAMS隊のパイロット
○ミン…同上
○ラージャ・シャー…同上
○シラプ・ヌー…同上
○シャーディ・アル…同上
○サワク・エランチャン…同上

○裏社会組織
・目的:???
・備考:全体的に不明な点が多い

☆主な構成員
○スカー:近隣の都市.イの裏社会を実質的に支配している男。裏社会に生きる「知り合い」が多い。

☆敵対組織

○地球連邦軍
・本拠地:ジャブロー


☆地球連邦軍東南アジア基地
・目的:ジオン残党軍、反連邦組織の掃討など

○所属人物

○ドゥワイト・モーネン中佐
…基地司令である地球連邦軍将校。
○バーガン…ドゥワイトの副官
○ノーツ大尉…歴戦の航空士官
○ダナー少佐…陸軍将校
○カー中尉…ダナー少佐の部下。


☆ペンドラゴン隊
・目的:「対象」の回収、または破壊。及び「対象」に関わった者の「抹消」
・備考:「上」直属の独立部隊

○所属人物

○アレクシス・R・ペンドラゴン大尉
…ペンドラゴン隊隊長。常に無表情の感情の無い男。

○戦力
・強襲型ガンペリー×3
・???×1
・???×3
・???×2

☆その他の事柄に関しては前スレ、前々スレ、前々々スレを参照してください


それでは4スレ目を開始します
ジーク・ジオン!!

今日はここまで

テンプレを追加してみました
抜けがありましたらご指摘ください

では
ジオン公国に栄光あれ!!

乙。ペンドラゴン隊をどう対処するかが問題だな。
予想、陸ガンダム1、ジムスナイパー2、後はジムかガンキャノンだとは思うが情報足りないんだよね。

>>30
ペンドラゴン隊とはいずれ戦うことになるので、それまでに如何に対策を練っておけるかが重要です
なおペンドラゴン隊を倒しても……
相手は地球連邦軍だと言うことを念頭に置いていてください


今日(25日目)中に何らかの形で【資金】を入手出来なかった場合……
詰みます


それでは本日の投下を開始します
ジーク・ジオン!!


--「裏」の街--


日の光の届かない路地裏の先にあったのは、より日の光の届かない路地裏だった。

ローラ「…」ザッ…ザッ…ザッ…

暗い路地裏をローラたちは進んでいた。進むほどに暗くなっていく路地裏を。

ローラ「…」ザッ…ザッ…ザッ…ザッ…

人が求めるものは必ずしも光明の先にあるものでは無い。

ローラ「…」ザッ…ザッ…ザ

ふとローラが足を止めた。

ローラ「………」スッ

そのまま後続を遮るように腕を伸ばした。

アリシア「………」ピタ

ソリダス「おっと!」

アンナ「ちゅ、中尉…?」

ローラ「………」サッ

ローラは応える代わりに腕を降ろした。

そして言った。

ローラ「わたくしたちに何かご用がおありなのですか?」

「声をかける前に気付かれたのは久しぶりだ」ザッ

1人の人間がローラたちの行く手を遮るかのように姿を現した。

ローラ「……」ギロッ!

「…!待った、待った、そう睨まないでくれ!こっちはアンタらと事を構えようって気はさらさらないんだから!」

ローラ「……貴方は?」

「俺は…」


人物:コンマ
↓1

適当な人名or通称
↓2

スワンギ「俺はスワンギ。アンタらを迎えに来たんだ」

ローラ「迎え?」

スワンギ「ここから先は「ここ」の人間以外はまず道に迷う。だから俺が迎えに来た…いや、迎えられるように待っていたっつうのが正しい言い方なのかな、この場合は」

ローラ「わたくしたちが来ることを予期されていた、と言う訳なのですね」

スワンギ「近いうちに「客人」が訪ねるかもしれない、って昨日のうちにスカーさんから電話が来たんだ」

ローラ「…成る程。と言う事はスワンギさんは……」



スワンギに迎えを担当させた組織:コンマ
↓1

ローラ「「組織」の方なのですか?」

スワンギ「話が早くて助かる!俺は「組織」のこう言う仕事を担当させてもらってるモンだ」

「スワンギ」と名乗った男はローラたちを見た。

スワンギ「アンタがグラーフ中尉だから……そっちの嬢ちゃんは流石に違うな…ってことはそっちの如何にもさんと緑の黒髪さんはメカニックだな。…合ってる?」

ローラ「お見事なのですよ」

スワンギ「よっしゃ、当たった!」

スワンギは小さくガッツポーズをした。

スワンギ「俺もまだまだ捨てたもんじゃないな」クルッ

スワンギはローラたちに背を向けた。

スワンギ「うちの喉から手が出るぐらい「技術」を欲しがってる連中に会いに来てくれたんだろ?案内する、着いて来てくれ」

ローラ「良いのですか?」

スワンギ「スカーさんの「客人」に失礼があっちゃァいけないからな」

ローラ「そうですか。ではご案内をよろしくお願いさせていただくのですよ」

スワンギ「しっかり着いて来てくれよ?」

ローラ「ええ」

ローラ「皆さん」

アンナ「…はいっ」

ソリダス「おうよ!」

アリシア「………」コクッ

ローラ「……」ザッ…ザッ…ザッ…ザッ…

ローラたちは再び歩き始めた。

スワンギの背中は暗い方へ、暗い方へと進んでいった。

それに続いてローラたちの背中も暗い方へ、暗い方へと進んでいった。

-------------------------------------------------


その3階建ての建物の内装は外見とはかなり異なっていた。

とっくの昔に打ち捨てられたような外見に反して、内装は実用性を重視した内装が施されていた。

「整えられている」…つまりは使われている。

ローラたちが案内されたのはそんな建物の最上階の一室だった。

その一室も矢張り実用性を重視した内装が施されていた。

一室の中心に立っている人物も実用性を重視した服装をしていた。

「ありがたい、実にありがたい!」

ローラたちの姿を見るなり、その人物は歓喜の声を上げた。

「良い、実に良い!助かった、実に助かった!」

スワンギ「……ゴホン」

スワンギは誰にでも聞こえるような咳払いをした。

「おっと、いけない!うっかりしていた、実にうっかりしていた!」
ツカツカツカツカツカ…

その人物はローラたちの前に歩み寄った。

「自己紹介がまだでしたね!私は…」



組織の代表:適当な人名
↓1

組織
1.ジャンク・リペア・カンパニー
2.モビル・サルベージ・ギルド
3.その他

↓2

余裕を見たつもりが、安価がギリギリになってしまった
なんかすまぬ

なんでアリシア連れてきたんやろ
……ロリコンだから、とか?

○エルダー・サハリン:ビルダーズ
(ダブルゾロ目…なんじゃとて!)



エルダー「私はエルダー・サハリンと申す者です。「エルダー」と呼んでくださると嬉しいです!」

ローラ「ローラ・グラーフなのです。中尉、またはグラーフ中尉と呼んでいただきたいのですよ」

エルダー「良いお名前です、実に良いお名前です!了解しました、グラーフ中尉!」

ローラ「有難うございます。…わたくしの後ろに居られるのがわたくしの「部隊」のメカニック、アンナ・キキヤマさん、その後ろに居られるのがJLAのメカニック、ソリダスさんなのです」

エルダー「おぉ、キキヤマさんにソリダスさん!」

アンナ「は、初めまして…」ペコリ

ソリダス「……」ペコリ

ローラ「もう1人は…その…お気になさらないでください」

アリシア「………」コクコク

エルダー「分かりました、気にしません!互いにとってメリットのないことはする意味がありません、実にありません!」

ローラ「お気遣い感謝するのです」

エルダー「いえいえ!」

ローラ「………」

ローラはエルダーの顔を見た。
果たして…この人物がスカーから聞いた通りの人物なのかを確かめるために。

エルダー「…どうやら私はまだ信用していただけていないようですね?」

ローラ「ええ」

ローラは率直に言った。

エルダー「当然のことですね、実に当然のことです。私は「ビルダーズ」に属している者なのですから」

ローラ「…理由をお聞かせください」

エルダー「何の理由をですか?」

ローラ「ここに居られる理由、スカーさんのご「友人」であられる理由、こうしてわたくしたちとお会いすることを決められた理由、等諸々の理由なのです」

エルダー「…」

エルダーは少しだけ黙り、考えた。

そして言った。

エルダー「ジャスミン・ティーにしよう」

スワンギ「ジャスミン・ティー?」

エルダー「ローラさんたちにお出しするのはジャスミン・ティーが最適です、実に最適です!」

スワンギ「…はいはい、分かったよ」

エルダー「おっと、ローラさん。ジャスミン・ティーは?」

ローラ「…好きなのですよ」

エルダー「それは良かった、実に良かった!」

エルダーは心底嬉しそうな顔をした。

-------------------------------------------------


エルダー「スワンギさんは茶を美味しく淹れるのが特技なんです。顔に似合いませんが、実に顔に似合いませんが!」

スワンギ「似合わなくて悪かったな」

ローラ「………」 クイ

ローラは一口ジャスミン・ティーを口に含んだ。

ローラ「…どうやらその様なのです」

エルダー「アハハ、ありがとうございます!」

スワンギ「褒められてるのは俺だけどな」

エルダー「口をつけていただけるのですね」

ローラ「出していただいたお茶に口をつけないのは失礼と言うものなのですよ」

エルダー「アハハ、スカーさんから伺っていた通り肝の据わっておられる方だ、実に肝の据わっておられるお方だ!」クイッ

エルダーも紅茶を一口飲んだ。

エルダー「ふぅ…もとよりそんなことなどしません。お茶に余計な物を混ぜるなどと言う無粋な、実に無粋なことなどは」コトッ

エルダーはティーカップをテーブルに置いた。

エルダー「最初から順を追って説明させていただきますね」

エルダー「「ビルダーズ」はご存知ですよね?」

ローラ「連邦に尻尾を振ることにした裏切り者共なのです」

エルダー「その通りです、「ビルダーズ」は裏切り者の集まりです」

エルダーは当たり前の様に同意した。

エルダー「連邦と『ジオン共和国』に尻尾を振ることにした…『やってしまったこと』の償いなどと称してMSの使って瓦礫の撤去などに勤しんでいる連中の集まりです」

ローラ「…ご自分が所属されている組織に対してずいぶんと辛辣なのですね」

エルダー「アハハ、当然です!…どうしたら裏切り者共を憎まずにいられるのですか?実に…実に不可能なことではありませんか」

エルダー「許せませんよね、実に許せませんよね?私の戦友たちはジオンの理想の為に自らの命を捧げたと言うのに…だと言うのに…だと言うのに……!」

スワンギ「『カシム』」

エルダー「…おっと、失礼」

ローラ「………」

エルダー「いけませんね、実にいけません。お話の最中だと言うのに…」

ローラ「…エルダーさん」

エルダー「はい?」

ローラ「貴方はジオンの理想を捨てられてはいないのですね」

エルダー「『ジオン軍人』はジオンの理想を決して捨てません…例え何があろうと」

ローラ「貴方は……」

エルダー「アハハ、妙な話です、実に妙な話です、私が裏切り者なんて。裏切り者は「ビルダーズ」共だと言うのに」

エルダーはローラを見た。

エルダー「屈辱に耐え続けた意味はありました。実に…実に……!再び『同胞』に…『ジオン軍人』に会うことが出来たのですから!」

今日はここまで

私の夢(ゾロ目ボーナス×2)、受け取れぇぇぇぇ!!!

では
ジオン公国に栄光あれ!!

>>47
推測だが、連邦が熟練の緑の悪魔を投入する程探している実物を見せる事により、信頼を得る為かと思う。
もう隠し事しないとか言ってたし、連邦に通報されたら自分に見る目がなかったとか。

ギニアスにぃにぃ酸素欠乏症にでもなってまったん?それともEasy8に頭ぶつけて?

普通に考えれば別口のサリンさんだけどはたしてサハリン家縁の方なのか……

もし本当ににぃにだったら、直後にチビッ子隊長にサマーソルトされそうだwwwwwwww
無能、キチガイ、暴君、挙げ句に戦後は連邦に尻尾を振っているとか国辱にも程があるわ!

>>61
前二つはビッグトレーごと連邦の指揮官殺ってるし寝不足とオクスリで凶器が狂気で驚喜しただけだから……

鉄の子宮に頭ぶつけてちょっとおかしくなってるだけかもしれないし……

中尉もその辺酌んでシャイニングウィザードくらいに抑えてくれるはず……

>>47>>59
アリシアの情報を開示すれば「信頼を得る」ことは出来ます
また、情報の開示によって新たな情報を得ることが出来る可能性もあります
……が、情報は知る者が多くなるほど流出の可能性が高まるので……
兎にも角にも「アリシアがこの場に居る」と言う事実を最大限活用するのが重要です

>>60>>61>>62
にぃには人生ベリーハードモードだったからま、多少(狂気に走っちゃったの)はね?
ギニアスの歪んだ執念や過去に由来する極端な人間不信(「母様も…」)などが狂気を伴って形を為したのが「アプサラス」だったのではないか、と考察っぽい事を考えてみたり。
異形の鉄の子宮に「アプサラス」(=インドに伝わる多くは美しい女性の姿で描かれる水の精)と名付けるあたり、ギニアスの中では…

~(中略)~

何にせよジム砂一機に航行不能にされちゃうジャブロー攻略用MAはちょっとアレかと

お兄様はEz8にグシャーされたので、別人だと考えてください。
サハリン家関係の人なのかどうかは……



それでは本日の投下を開始します
ジーク・ジオン!!

エルダー「ああ!早く「仲間」たちにもグラーフ中尉たちのことを早く、実に早く教えて差し上げたい!」

ローラ「「仲間」たち、と言うのは?」

エルダー「表向きは「ビルダーズ」の一員として、実際には「組織」の一員として活動している私の「仲間」たちのことです」

エルダーは「組織」と言う言葉を口にした。

ローラ「「ビルダーズ」は裏切り者共の集まりなのではなかったのですか?」

エルダー「裏切り者共の集まりですよ。しかしだからこそ良い隠れ蓑になるのです」

エルダーはあっさりと言った。

エルダー「そもそも「ビルダーズ」は「組織」の隠れ蓑として作られたものなので当然と言えば当然、実に当然なのですが」

ローラ「…どう言う意味なのですか?」

エルダー「「ビルダーズ」の設立を提案した人物のうちの1人こそが我々を支援してくれている人物、と言うことです」

ローラ「俄かには信じ難いお話なのです」

エルダー「簡単に信じていただけるとは思っておりません。私も最初はとても、実にとても信じられませんでしたから!」

ローラ「………」

ローラは一呼吸置いた。

ローラ「貴方方が何故「ビルダーズ」に属されているのか、貴方方が何故「組織」として活動出来ているのか、この二つに関しては理解されていただきました」

ローラは瞑目した。

ローラ「ですが…申し訳ありませんが疑念がまだ消えた訳ではないのですよ」

アンナ・ソリダス「………」

アンナとソリダスは無言だった。

しかし決して姿勢を崩してはいない…
つまりは警戒を緩めてはいない…その事からどの様に考えているかは明らかだった。

ローラ「二、三質問させていただけないですか?」

エルダー「はい」

ローラ「まず一つ目の質問なのですよ。わたくしたちは何を以って貴方のお話が真実であると判断させていただけば良いのですか?」

エルダー「それに関しましては証拠を示させていただく事は出来ます」ゴトッ

エルダーはトランクケースをテーブルの上に置いた。

ローラ「それは?」

エルダー「地球連邦軍の軍事機密の写しです」ガチャ

エルダーはトランクケースを開けた。

トランクケースの中には書類が整然と詰められていた。

エルダー「流出させた事が発覚した場合、少なくとも私は10回は、実に10回は銃殺刑にされます」

ローラ「これらの情報が本物だと言う証拠は?」

エルダー「お確かめいただければお分かりいただけるかと思います」

ローラ「仮に本物であったとして、これらが相手を騙す為の最初の一手…信頼を抱かせること…に用いられる「釣り針」でないと言う証拠は?」

エルダー「私は「同胞」を裏切る様な真似はしません、「ジオン軍人」の誇りにかけて」

ローラ「………」

エルダー「………」

ローラはエルダーの目を見た。



ローラ:第2の質問
1.「組織」として活動する理由について
2.「スポンサー」の目的等について
3.「情報」を入手した方法について
4.保有している「戦力」について
5.その他

↓1

○「スポンサー」の目的について(ゾロ目)



ローラ「二つ目質問をさせていただくのですよ。 貴方方を支援されている方とは何者なのですか?」

エルダー「この地域に強い影響力を持たれている方、端的に言わせていただければ政治家です」

ローラ「連邦の政治家なのですか?」

エルダー「「連邦」の政治家ではなく、この「国」の政治家です」

ローラ「…「連邦」ではなくこの「国民」に仕えられている方である、と?」

エルダー「ご本人の言い方を借りさせていただくならば」



ローラ「その方の目的は?」

エルダー「『自由』です」

ローラ「『自由』?」

エルダー「「不当な支配」を排し、「国」と「国民」に『自由』をもたらす。それが目的だそうです」

ローラ「……そのお方のお名前を教えていただく事は出来ますか?」

エルダー「はい。私たちを支援してくれている人物とは」

エルダーはやや間を置いた。



適当な人名
↓1

エルダー「ヴァードゥロ・ケラル・ルジュナワラ州議会議員です」

ソリダス「…!!」

ローラ「それはまたかなり有名なお方ですね」

エルダー「ご存知でしたか」

ローラ「ええ。確か…州議会において大きな勢力と発言力を持ち、次期議長に最も近い人物の1人である、と記憶させていただいているのですが…本当にそのお方が「支援者」なのですか?」

エルダー「はい」

ローラ「………」

ローラ「数少ない頭が切れる方、とはお聞きしたことはありますが…その様な思想を持たれている方だと言う噂をお聞きしたことはないのですよ」

エルダー「そんな噂が流れているような人物の提案を「連邦」が承認すると思いますか?」

ローラ「む……」

エルダー「こう言った言い方は好まないのですが、実に好まないのですが、敢えて言わせてもらいます。「彼」は密かに事を運ぶ天才です」

ローラ「………」

ローラは民衆の間で高い人気を誇っている好人物然とした政治家の顔を思い浮かべた。

ローラ(通常ならば「嘘を吐かれるならば、もう少しマシな嘘を」とでも言わせていただくところなのですが……)

エルダーの目は…嘘をついている人間の目ではなかった。

ローラ「はぁ……」

ローラは短く息を吐いた。

エルダー「…!説明不足でし…?!」

ローラ「いえ、違うのです」

ローラはエルダーの言葉を遮った。

ローラ「柄にもないことをしているな思ったのですよ。柄にもなく…ああだこうだとウジウジと頭を悩ませている、と」

ローラは振り向かずに言った。

ローラ「アリシアさん」

アリシア「………なに…?」

ローラ「話は聞かれていましたね、この方をどう思われましたか?」

アリシア「………ぐじゅぐじゅ………ない………」

ローラ「「嘘吐き」ではないと言うことなのですか?」

アリシア「………うん……」コクッ

アリシアは首肯した。

ローラ「分かったのです、有難うございました」

アリシア「…………」

ローラ「アンナさん」

アンナ「えっと……わ、私は中尉の決断に従いますっ…!」

ローラ「ソリダスさん」

ソリダス「俺ァただのメカニックだ、機械の事以外は分からねぇ。…中尉さんに任すよ!」

ローラ「お二人とも有難うございます」

ローラはエルダーを改めて見据えた。

ローラ「結論が出たのですよ」

ローラ「わたくしたちは貴方方を「信用」させていただくことにしました」

スワンギ「…!」

エルダー「…!!信じてもらえるのですか?!」

ローラ「ええ」

スワンギ「こんなにアッサリ信用してもらっていいのか?」

ローラ「疑い出せばキリがありません。それならば…わたくしは『同胞』を信じます」

ローラの瞳には一点の曇りもなかった。

エルダー「おお…ありがとうございます!実に…実に…ありがとうございます!」

ローラ「先程までの非礼をお許しください」

エルダー「そんな…とんでもない!こんなに嬉しいことは久しぶりです、実に久しぶりです!」

エルダーは大きく手を広げた。

スワンギ「俺からも礼を言わせてもらう」

スワンギは頭を深く下げた。

ローラ「いえ」

ローラは小さく首を横に振った。

アンナ「あ、改めまして…アンナ・キキヤマですっ!えっと…モノアイなら任せてください!」

ソリダス「同じく改めまして…ソリダスだ。MSに関しちゃまだ素人たが、それ以外なら任せとけ!」

アリシア「………アリシア…」

アンナとソリダスに続くようにしてアリシアは自らの名を名乗った。

アリシア「………いい…?」

ローラ「貴女のご判断にお任せさせていただくのですよ」

アリシア「…………わかった…」


アリシア:行動
1.嘘が分かると言う
2.「強化人間」であると名乗る
3.座っている椅子を折り曲げる
4.トランクケースを指差す


↓1

○トランクケースを指差す



アリシア「………わたし…」スッ

アリシアはトランクケースを指差した。

アリシア「いちばんうえ……わたし……」

エルダー「1番上…」

エルダーはトランクケースに詰められている書類を見た。

1番上にあったのは諜報部の活動に関する資料だった。

アリシア「そのひとたちがさがしてるの………わたし………」

スワンギ「ちょっと待ってくれ!諜報部が最近ウロチョロしてるのは知ってたが…それが…」

ローラ「そこも含めて今からお話をさせていただくのですよ」

ローラはスワンギの会話も遮った。

ローラ「話させていただいても良いのですね?」

アリシア「…………」コク…

アリシアは頷いた。

--夕方 「組織」の拠点---



窓から差し込む夕陽が壁に2人の人間が手を握り合っている影を映していた。

ローラ「今日お話させていただいた事は…」

エルダー「よく、実によく分かっています」

薄く目を凝らさねば見えない影であったが、それでも影は影であった。

日が届かない様に見える場所でも、実際には…例えほんの僅かであったとしても…光は差しているものだ。

ローラ「よろしくお願いさせていただくのですよ」

エルダー「こちらこそ」

ローラ「「技術提供」はこれでよかったですか?」

エルダー「十二分すぎる程、実に十二分すぎる程です!」

ローラ「…それは何よりなのです」

ローラは僅かに口角を上げた。

ローラの後ろの椅子には先程までアンナとソリダスとアリシアの3人が座っていた。

しかし今はそのうち二つの椅子は空席だった。

アンナとソリダスは既に地下の秘匿工場の様子を見に行っているからだ。

エルダー「貴重なメカニックをお貸しいただき感謝の言葉も、実に感謝の言葉もありません!」

アンナとソリダスが「組織」に出向する、それが今回の「技術提供」の内容であった。

エルダー「技術者不足に悩まされていたのが何とかなりそうです!これは私たちからの気持ちです、どうか受けとってください!」

エルダーはローラに新たにトランクケースをもう一つ差し出した。

ローラ「………」

ローラはトランクケースを前に迷う様な素振りを見せたが…

ローラ「感謝させていただきます」
ガシッ

すぐに意を決し受け取った。



○獲得【資金】:500×コンマ一桁
↓1

○獲得【資金】:5000


ローラ「…アリシアさん」

アリシア「………」コクッ スッ

アリシアは椅子から腰を上げた。

アリシア「………ばいばい…」フリフリ

エルダー「……はい!」

ローラ「わたくしたちはこれで」フカブカ…

ローラはアタッシュケースを両手に持つと頭を深く下げた。

エルダー「帰り道はお気を付けてください」

ローラ「ふふっ、ご心配には及ばないのですよ」

ローラ「では……」クル ツカツカツカツカ…

アリシア「………」クルッ スタスタスタスタ…

ローラとアリシアはエルダーに背中を向けると、部屋の出口へと歩き始めた。

エルダー「………」

エルダーはそれを見ていた。

ローラとアリシアの姿が消え、足音が消えてからもエルダーはしばらく部屋の出口を見ていた。

エルダー「………「信頼」に感謝します、「同胞」たちよ」

エルダーは出口に向かって呟いた。

○「組織」との信頼関係の構築に成功しました

○「組織」にアンナ・キキヤマ、ソリダスの2名を派遣しました。
・「組織」の技術力が向上します

○「組織」から支援を受けられる様になりました
【資金】:5000/7日

○「機密情報」を入手しました

○「組織」と情報を共有しました



--25日目終了--

今日はここまで

ヴァードゥロ・ケラル・ルジュナワラが「自由」の為に、表と裏の顔を駆使して「ジオン残党軍」などを中核に作り上げた組織が「組織」です
……分かりづらいので↓1から「組織」の名称を募集させていただきます

人脈を広げていくことが重要です

では
ジオン公国に栄光あれ!!

ダブルゾロ目出たから資金も上乗せされると思っていたが・・・。

>>94
ゾロ目で「ビルダーズ」の一部が味方化(=通報回避)
ダブルゾロ目で「大物スポンサー」の獲得(=連邦内部の綻びフラグ)

でした

ぶっちゃけ今回はかなり危ない橋(通報=半ば詰みだったので)でした


それでは本日の投下を開始します
ジーク・ジオン!!

○「組織」の名称
・名称案のご提供に感謝します

1.Ad COUNCIL東南アジア(ACSeA)
2.ノースネシア共和党連盟
3.A.E.U.G(Anti Earth Union Government)

候補は次の3つとさせていただきます
(カラバ成立は30バンチ事件以降の為)

1は広告機構を表向きの顔にしている形でしょうか
2は英語とギリシャ語の組み合わせです
共和党と言う名前からして工業関係などに影響力を持っているのでしょうか
3は直訳すれば「反地球連邦政府」と言ったところでしょうか
ブレックス准将以外が「組織」の名前とすることも十分に考えられます


○多数決
先取:2

↓1

○「組織」の名称がA.E.U.Gに決定しました

○本編に戻ります

--26日目 開始--

☆ステータス
○名前:ローラ・グラーフ
○階級:中尉
○能力値:
[射撃] 10
[格闘] 7
[耐久] 10
[装甲] 8
[操縦] 7
[反応] 6


○所持:
【資金】5961-(634+63)=5264
【燃料】1413
【資材】300
【弾薬】2299
○協力組織:
・密林区間解放集会(JLA)
【資金】:3500入手まで:0日
・裏社会組織×1
・A.E.U.G
【資金】:5000入手まで:7日
○所持機体数:4+6(+3)=10(+3)
○所持余剰兵装:なし
○特殊所持品:機密情報の写し


ローラ「ヴァードゥロ・ケラル・ルジュナワラ議員……1度直接お会いしてみたいものなのですよ」


行動
1.出撃
2.特訓
3.改造
4.外出
5.会話
6.開拓
7.その他
・機密情報の解読


↓1

※連取は安価下とさせていただきます

↓1

○特訓


ローラ「この様な時は訓練に限るのですよ」


特訓:対象
1.オリビア・コロウィ曹長
2.ウラジミール・ハフマン伍長
3.カノン・ロンカイネン少佐
4.アリシア
5.シャルル・マーコット

↓1

○オリビア・コロウィ曹長


ローラ「コロウィ曹長の腕並は以前拝見させていただいたことがあるのですよ」


特訓内容
1.射撃
2.格闘
3.耐久
4.装甲
5.操縦
6.反応

特訓方法
A.訓練(パイロット)
B.訓練(MS)
C.模擬戦


↓1

今日はここまで

急用のヤツ、トーストにしてやる!

では
ジオン公国に栄光あれ!!

まだだ!まだ終わらんよ!


それでは本日の投下を開始します
ジーク・ジオン!!

--「基地」 地下演習場--


ローラ「以上を訓練の内容とさせていただくのですよ」

ローラは頭部にヘッドセットを装着していた。
言うまでもなく通信の為である。

ローラ「何かご質問は?」

「いえ、特には」

オリビアの声が…ザク・デザートタイプのパイロットの声がヘッドセット越しに返ってきた。

ローラ「そうですか」

ローラは地下演習場の端から、地下演習場の中央に立っているザク・デザートタイプを見ながら言った。

ローラ「でしたら早速…と言うことで良いですか?」

「はい、お願いします!」

ローラ「…了解なのですよ。すぅ…」

ヘッドセットに手を当てながらローラは言った。

ローラ「構え!」

ローラの掛け声に合わせて鋼鉄の巨人はその得物、ザク・マシンガンを演習用の的に向けた。

ローラ「撃て!」

ガチリ、と鋼鉄の指が引き金を引く音がした。

口径120mmの「マシンガン」の弾が轟音と共に銃口から撃ち出された。


○評価:6+↓1(コンマ1桁)/15

○評価=16/15 =107%(満点評価)

○獲得経験値
↓1(コンマ1桁)×107%×150%
※能力上昇まで:10

○オリビア・コロウィ伍長
○入手経験値:6×107%×150%≒10
○【射撃】が上昇しました:6→7
○【射撃】7→8まで:20

○ザク・デザートタイプ
・ザク・マシンガン:300-16×3=252

○【弾薬】:2299-48=2251



--26日目終了--

--東南アジア 密林地帯--


職務に忠実であることと、上に忠実であることは必ずしも等号で結ばれるものではない。

裏を返せば上に忠実である者が、職務に忠実である者とは限らない。

この二つがダナーの持論であった。

ダナーは決して「上」に忠実な人間ではなかった。「上」に忠実でいては職務に忠実であること…軍人としての務めを全うすることが出来ないと知っていたからだ。

「現場に一度も足を運んだことのない人間に何が分かると言うのかね?」と言うのがダナーの口癖であった。

「上」…「ジャブロー」からの指示と言うのは往々にして的外れなものであった。

ダナー(優秀な将校たちは名誉の戦死を遂げ、生き残ったのは「モグラ」たちばかり、と言うことか)

「終戦」以来幾度も頭をよぎった考えであった。

ダナー(せめてレビル将軍がご存命であれば……)

そこまで考えてダナーはいつも考えを振り払う。

ダナー(……いや、仮定の話はやめよう)

考えたところで仕方のないことだから。

ダナー(分かってはいるのだが…どうしても考えずにはいられないのだよ)

ダナーはその度に胸中で呟く。

ダナー(レビル将軍たちが存命ならば「戦後」はまた違ったものになっていただろう、と)

「戦後」、「ジャブロー」の実権を握ったのは「モグラ」たちだった。

ダナーを始めとする「忠実でない」将校たちは「モグラ」たちからは疎まれていたし、またダナーたちも「モグラ」たちから好かれようなどとは微塵も思ってはいなかった。

ダナー(……………)

後方の上空、自分たちの頭の上で待機している「ペンドラゴン隊」、最新鋭の装備を与えられている部隊。

「ジャブロー」はその気になれば「ペンドラゴン隊」のような存在を動かす事ができる。

それにも関わらず、ドゥワイトの増援要請に「ジャブロー」が答えた事は殆んどなかった。

「ジャブロー」が増援に応じてさえいれば…ダナーは「戦後」に「戦死」した部下たちの顔を思い浮かべる。

ダナー(満足な装備さえあれば…少なくとも此れ程の「戦死者」が出ることはなかったはずだ)

そんな思いを抱いている人間がどうして「ジャブロー」やその「私兵」たちに好感情を抱くことが出来るだろうか

ダナー(だが……)

一流の装備を与えられた一流の腕を持つ「私兵」たちは強力な戦力である、と言うのもまた事実であった。

そしてダナーは感情と理性を切り離すことが出来る人間であった。

ダナー「………」

ダナーはミニ・トレー級陸戦艇の車長席の肘掛けを握った。

ダナー「部隊の配置状況は?」

「はっ、間も無く全部隊の配置が完了します!」

オペレーターはすぐに応えた。

ダナー「ペンドラゴン隊は?」

「準備は完了している、とのことです!」

ダナー「…ペンドラゴン隊に行動要請を」

「はっ!」

ダナー(使えるものは全て使わねばならない。これは「戦争」なのだから)

ダナー「敵の出方は?」

「まだ反応はありません!」

ダナー「…引き続き索敵軽快を怠らないように」

「はっ!」

ダナー(どう見るか、だな)

ダナーは景色を写しているスクリーンを見た。

ダナー(JLAは我々の動きを……)


○JLA:察知
↓1(高コンマほど「作戦」の詳細を察知できている)

○71:凡そを察知できていた


--JLA拠点 村長の家--


ドゥー「始まりました」

村長「そうか…始まったか」

「村長」はドゥーから報告を受けた。

拠点の一つに対する連邦軍の攻撃が開始されたと言う報告を。

村長「敵の数は?」

ドゥー「予想よりやや多い程度かと」

村長「ふぅむ……」

「村長」は顎髭を撫でた。

村長「…こちらの「作戦」は?」

ドゥー「現段階では順調に進んでいます」

村長「現段階では、か…」

ドゥー「連邦側に確認出来ていない戦力が存在する虞がありますので」

村長「………」

「村長」は瞑目した。


JLA:「作戦」
1.「迎撃」
2.「放棄」
3.「心中」
4.「罠」
5.その他

↓1

○「罠」


村長「…連邦は「罠」にかかると思うか?」

ドゥー「分かりません」

村長「必ず「かかる」とは言わんのだな」

ドゥー「根拠のない事は言えませんので」

村長「……」

ドゥー「……」

村長「…ふっ、それが正しい答えだ」

村長「分からぬものは分からぬと言える者こそが賢き者なのだ。愚か者ほど分からぬと言わぬ」

「村長」は瞑目したまま言った。

村長「飾り立てた言葉は美しいが役には立たない。…ドゥーよ」

ドゥー「はっ!」

村長「「作戦」に変更はない。以上だ」

ドゥー「畏まりました」

ドゥーは恭しく頭を下げた。

村長「勝ち目の無い戦いをする意味などない。意味無く散って良い「戦士」などいない」

村長は目を開けた。

村長「…今日血を流すのは我々ではない。奴らだ」

密林地域解放集会…JLA。その名の通り、密林地域の「解放」を掲げ密林地域を活動の拠点とする組織である。

密林はJLAの「戦士」たちにとっては庭の様なものだ。

密林に潜み、密林への侵入者を密かに観察することはJLAの「斥候」たちにとってはそう難しいことではない。

連邦の偵察部隊は優秀であったし、周りへの注意も怠ってはいなかった。

ただ樹々の間に潜む「斥候」たちの方がより密林と言う環境を味方にしていたと言うだけの話だ。

村長「………」

樹々や叢はあらゆるものを覆い隠す。
全てを等しく平等に。

「罠」、それがJLAが連邦の「作戦」に対するカウンターとして発動した「作戦」であった。

「罠」は密林に潜む肉食獣の様に、連邦の部隊を待ち構えていた。

--密林地帯 ミニ・トレー級陸戦艇内--



「こちらA小隊、引き続き前進を続けます」

「こちらC小隊、敵勢力の後退を確認」

「こちらF分隊、敵を施設内まで追い詰めた」

ミニ・トレー級陸戦艇のブリッジに各隊から入ってくる通信はこの様なものばかりであった。

ダナー(こちらが圧倒的に優勢…だな)

通信内容はいずれも連邦軍が局所的な勝利を収めていることを示すものばかりだった。

ダナー「………」コツリ

ダナーは軽く指で手摺を叩いた。

仮にも地球連邦の正規軍と、一地方の武装勢力との戦いだ。

兵器の質、数を始め、殆どは連邦軍が比べものにならないほど遙かに上だ。

戦いらしい戦いにならないのも当然なのかもしれない。だが…

ダナー(………妙だな)

ダナーはそうは思えなかった。
違和感とでも言うべき物が胸の内で徐々に大きくなっていた。

ダナー(抵抗が軽微すぎる)

一度生じた違和感は正体を突き詰め無ければ気が済まない、ダナーはそう言う男だった。

ダナー(手負いの獣ほど凶暴なものはない。追い詰められた「残党軍」や「武装勢力」の反撃は必ずこちらに無視できない損害を出す)

ダナー(今回もそれを想定した上で…。……!)

ダナーはそこまで考えてある一つの発想に至った。

ダナー(JLAは勝てない戦いは仕掛けてこない。我々の攻撃が事前に察知されていたとしたら……)

ダナー「……っ!」バッ!

ダナーはモニターに映し出されているマップを見た。

マップ上には連邦の部隊を表すアイコンが表示されていた。

ダナー(現在ほぼ全ての部隊が前進を続けている…)

前進を続けている…奥へ奥へと進み続けている。

ダナー「……何故もっと早く気付けなかったんだ」

ダナーはマップ上で前進を続けているアイコンたちを見ながら呟いた。

「こちらH分隊、これより敵施設への突入を…」

ダナー「駄目だ、即刻引き返せ!」

「「?!」」

ダナーの声がミニ・トレー級陸戦艇のブリッジに響いた。

ダナー「全部隊に告ぐ!即時退却だ、とにかく現在地から後退しろ!」

「しょ、少佐?!一体……?」

ダナー「分からないのかね?罠だ、我々は罠に嵌められたんだ!」

オペレーターの一人の疑問に丁寧な物腰で答える余裕は今のダナーにはなかった。

ダナー「部隊を展開出来ていたのではない…「展開させられて」いたんだ!くっ、間に合ってくれ…!」

ダナーは神を信じてはいなかった。
だから神ではない何かに祈った。

祈る相手は何者でもよかった。
最悪の事態を回避出来るのであれば。

--密林地帯 地下道--



ソム「大したものだ…」

JLAの「戦士」であるソムは感嘆していた。

ソム「私たちの「作戦」にこんなに早く気付くとは…いや、そもそも気付くとは」

ソムは何かのスイッチに指をかけながら言った。

ソム「3割は持って行かせてもらうつもりだったのに。参ったな」

地下道にヌイの声が小さく響いた。

--密林地帯 地下道--



ソム「大したものだ…」

JLAの「戦士」であるソムは感嘆していた。

ソム「私たちの「作戦」にこんなに早く気付くとは…いや、そもそも気付くとは」

ソムは何かのスイッチに指をかけながら言った。

ソム「3割は持って行かせてもらうつもりだったのに。参ったな」

地下道にソムの声が小さく響いた。

ソム「「同胞」たちは?」

「今最後の部隊が脱出した」

ソム「それは僥倖。向こうが早く退いてくれたおかげで、此方も余計な犠牲を出さずに済んだと言う訳だ」

ソムは「同胞」の一人からの答えを聞くと、嬉しそうに微笑んだ。

ソム「連邦の指揮官殿、貴方のご英断に心から敬意を表させていただきます」カチッ

ソムはスイッチを押した。

ソム「優秀な指揮官殿、どうか我々からの贈り物を受け取ってください」

刹那、爆発音が連続して響き始めた。

ソム「ンフフ……」

--密林地帯 ミニ・トレー級陸戦艇内--


一瞬の出来事だった。

「C小隊、61式戦車一両を喪失!」

「E小隊、半数が行動不能!」

「H分隊と連絡が取れません!」

ダナー「……っ!」

一瞬の出来事だった。
大地が口を開け、展開していた部隊を飲み込んだのは。

ダナー「やられた……」

ダナーは力なく呟いた。

ダナー「地下空洞の上に誘い出すのが目的だったのか……」

JLAが仕掛けた「罠」は地下空洞を利用したものであった。

タイミングを見計らい、地下空洞内の各所に仕掛けられた爆弾を複数個を起爆する。

連鎖的な爆発は地下空洞の天井に大穴を開けた。つまりは…爆発によって地下空洞の上に広がっていた地盤が崩落したのだ。広範囲に渡って。

ダナー「………っ…」

崩れ落ちる大地の上にいた部隊や、大地が崩れさるのに巻き込まれた部隊がどうなったかは火を見るよりも明らかだった。

ダナー「…損害は?」

「はっ…詳細は未だ不明ですが…部隊全体の損耗率は13%前後と思われます」

ダナー「13%……全軍に即時戦闘の中止を伝達、救助にあたらせろ」

「ですが…?!」

ダナー「JLAならば恐らく地下道を使ってもう引き上げているだろう。JLAとはその様な組織だ」

ダナーは拳を握りしめた。

ダナー「「拠点」を一つ落とすには落としたが……」

ミニ・トレー級陸戦艇のブリッジに入ってくる被害報告の通信はしばらく途切れそうになかった。

今日はここまで

「罠」によりJLAの「拠点」一つと引き換えに連邦軍に少なからぬ損害を与えることに成功しました

ちなみに「罠」が一番お得な選択肢でした

では
ジオン公国に栄光あれ!!

乙。この展開はやばいね連邦に味方しない村や街は、全て掃討するつもりだよ。
レビル将軍は、黒3連星が捕虜ではなくその場でやっちまってたら、ジオンの勝ちだったのに!(捕虜展開からキシリアかギレンのどちらかの介入は見え隠れしてると思う)

>>150
連邦政府は現在「ジオン残党軍」と「反体制組織」及びその活動拠点の掃討を(思惑とやる気はそれぞれですが)を主な目的の一つとしています
ただし皆が皆そうかと言うと、一枚岩ではないのが連邦と言う組織な訳で…


それでは本日の投下を開始します
ジーク・ジオン!!

--密林地帯 上空 強襲型ガンペリー機内--


その通信は秘匿回線を用いて行われていた。

「データは取れたか?」

「はい。必要なデータは全て取れました」

当然だが秘匿回線を秘匿すべき、またはしたい情報のやり取りを行う際に用いられる。

「反応は?」

「ありませんでした」

「やはりな」

通信を交わしている男のうちの1人が無感情な声で言った。

「この一帯を候補地から外せ。捜索範囲をさらに狭める」

「了解しました」

通信をしている男のうちのもう1人は眼前の強襲型ガンペリーのコンソールの操作を始めた。

「下の連中の被害は?」

「13%から16%だそうです」

「想定より少ないな、良いことだ。すぐにでも次の「作戦」に取り掛かれる」

「はい」

秘匿回線が用いられた通信はこの後も続いた。

--27日目 開始--

☆ステータス
○名前:ローラ・グラーフ
○階級:中尉
○能力値:
[射撃] 10
[格闘] 7
[耐久] 10
[装甲] 8
[操縦] 7
[反応] 6


○所持:
【資金】5264-(634+63)=4567
【燃料】1413
【資材】300
【弾薬】2299
○協力組織:
・密林区間解放集会(JLA)
【資金】:3500入手まで:0(+7)日
・裏社会組織×1
・A.E.U.G
【資金】:5000入手まで:6日
○所持機体数:4+6(+3)=10(+3)
○所持余剰兵装:なし
○特殊所持品:機密情報の写し


ローラ「動きがあったようなのですよ」


行動
1.出撃
2.特訓
3.改造
4.外出
5.会話
6.開拓
7.その他
・機密情報の解読


↓2

○機密情報の解読


ローラ「ですがまだ何も仰られてこられないと言うことは…そう言うことなのでしょう」

ローラ「それならば、此方は此方のすべき事をさせていただいておくのですよ」

ローラ「………」

ローラ「ホワン曹長がそろそろサハリンさんから頂いた機密情報の解読を終了されている頃なのですよ」

ローラ「一先ずは其方から、なのです」

--ブリーフィングルーム--


ファジュン「…………」

ローラ「………」

ファジュン「あ、あの……」

ローラ「どうぞ」

ファジュン「あっ…は、はいっ…!えっと…どこから…」

ローラ「最初からお願いさせていただくのですよ」

ファジュン「さ、最初から、ですね…わかりました…!」

ファジュンは慌てるようにブリーフィングルームの机の上のアタッシュケースを指した。

ファジュン「えぇと…まず、ですが……これらの情報は恐らくは全て本物です」

ローラ「そうでなければ困るのですよ」

ファジュン「あ、あはは……」

ローラ「続けてください」

ファジュン「は、はい……すぅ……ふぅ……」

ファジュンは小さく息を吸い、吐いた。

ファジュン「結論から言わせていただくと……」



○機密情報:内容
1~25…戦力配置
26~50…設計図
51~75…人事情報
76~00…施設情報
ゾロ目…???


↓1

○施設情報


ファジュン「これらはある施設に関する情報です」

ローラ「施設?」

ファジュン「はい……あっ…!も、もちろんそれ以外の情報もあるんですけど…」

ローラ「どの様な施設に関する情報なのですか?」

ファジュン「え、えっと…その……連邦の「基地」に関する情報……です」

ファジュンはおずおずと言った。

人事じゃ無いか

○人事情報


ファジュン「人事に関する情報です」

ローラ「と、言うと…」

ファジュン「は、はい…大勢の政府関係者の役職から家族構成…果ては趣味に至るまでが「微に入り細に入り」…事細かに書かれています」

ローラ「……成る程」

ローラはやや間を置いてから言った。

ローラ「どうやらわたくしたちは試されているようなのですね」

ファジュン「………はい…」

ファジュンはおずおずと答えた



>>162
素で間違えました…すみません

ローラ「貴重な情報なのですよ、正しく使えれば…ですが」

ローラはアタッシュケースを見た。

ローラ「わたくしたちに情報を活用できる「能力」があるのか否か、ルジュナワラ議員は知られたいようなのです」

情報の価値を見い出せない者にとってはどの様な情報も意味がない。

情報の用途を見いだせない者にとってはどの様な情報も役に立たない。

情報は「活用」できる者の手に渡って初めてその効力を発揮する。

ローラ「………良いでしょう」

ローラはハッキリとした口調で言った。

トゥ!ヘァー!

それでは本日の投下を開始します
ジーク・ジオン!!

ローラ「望まれている通り、わたくしたちの「能力」、「手法」、「思想」を示させていただくのです。…ホワン曹長」

ファジュン「は、はいっ…!」

ローラ「「村長」さんたちとお話をさせていただかなければ結論は出せないのですが…貴方はどうすべきだと思われますか?」

ホワン「え、えっと…この「情報」を…ですよね?」

ローラ「ええ」

ローラは首を小さく縦に振った。

ファジュン「…私見を言わせていただけるならば……」

ファジュンはやや間を置くと言った。

ファジュン「この「情報」はさらなる「情報」を引き出すためや…必要な「モノ」を入手する為に使うべきだと思いま…」

ローラ「………」スクッ

ファジュン「ちゅ、中尉っ…?!」

話の途中でローラが立ち上がったため、ファジュンは慌てた。

ファジュン「あ、あのっ…!」

ローラ「それが最適解なのですよ」

ホワン「へっ…?」

ローラ「これ以上の話し合いは時間の無駄なのですよ。何せ最適解が既に出ているのですから」

ローラは立ったままファジュンを見た。

ローラ「明日までにお願いするのですよ」

ファジュン「え、えっと……」

ローラ「恐らく明日は「村長」さんとお会いする事になるでしょうから、それまでに色々と、なのです」

ファジュン「……!」

ローラ「これ以上の説明は必要ないと思うのですが?」

ファジュン「……はいっ…!」

ファジュンはローラの言葉の意味、そして立ち上がった意味が既に理解出来ていた。

ローラ「お願いさせていただくのですよ」クルッ

ローラはファジュンの返事を聞くと、長髪をたなびかせ出口へと足を向けた。そしてそのまま…

ファジュン「あっ…ま、待ってください…!」

部屋から立ち去ろうとしたところでファジュンに呼び止められた。

ローラ「…何か?」

ファジュン「その……じょ、「情報」はもう一つあるんです…!」

ローラ「もう一つ?」

ファジュン「は、はいっ…!もう一つ……連邦のある「施設」に関する情報が……」

ローラ「………」クルッ

ローラは振り返った。

ローラ「そのお話も詳しくお聞かせいただきたいのですよ」

ローラは短気な人間ではあったが、考えの浅い人間ではなかった。

○「人事情報」を入手しました
・「人事情報」:大勢の政府関係者の情報が仔細に記されている。

○「施設情報」を入手しました
・「施設情報」:とある施設の見取り図から警備のシフトに至るまでが細かに記されている


--27日目終了--

--28日目開始--


☆ステータス
○名前:ローラ・グラーフ
○階級:中尉
○能力値:
[射撃] 10
[格闘] 7
[耐久] 10
[装甲] 8
[操縦] 7
[反応] 6


○所持:
【資金】4567-(634+63)=2870
【燃料】1413
【資材】300
【弾薬】2299
○協力組織:
・密林区間解放集会(JLA)
【資金】:3500入手まで:0(+6)日
・裏社会組織×1
・A.E.U.G
【資金】:5000入手まで:5日
○所持機体数:4+6(+3)=10(+3)
○所持余剰兵装:なし
○特殊所持品:
・連邦関係者の人事情報
・とある施設の情報


ローラ「JLAの様子が気になるのですよ」


行動
1.出撃
2.特訓
3.改造
4.外出
5.会話
6.開拓
7.その他(選択不可)


↓2

○会話


ローラ「さて……」


会話:対象
1.ホワン・ファジュン曹長
2.オリビア・コロウィ伍長
3.ウラジミール・ハフマン伍長
4.アンナ・キキヤマ
5.カノン・ロンカイネン少佐
6.カトルーシャ・チュオン
7.シャルル・マーコット
8.JLA戦闘部隊
9.JLAメカニック隊

↓1

○JLAメカニック隊

---格納庫--


ローラ「………」ツカツカツカツカ…

ローラは格納庫へと続く「廊下」を歩いていた。

ローラ「………」ツカツカツカツカ…

格納庫に居るであろうJLAのメカニックたちを訪ねるためだ。

ローラ(お尋ねしたい事があるのですよ)
ツカツカツカツカ…

軍靴の音が「廊下」に響く。

ローラ「…………」ツカツカツカツカ…

ローラ「……む」ツカ

不意にローラは足を止めた。

ローラ「………」

前方に作業着を着た女が立っている事に気付いたからだ。

「おはようございます」

女はローラに爽やかに挨拶をした。

ローラ「…おはようございますなのです、ユエさん」

ローラは女に…JLAから派遣されてきたメカニックの一人、ユエに…挨拶を返した。

ユエ「今朝もお早いですね」

ローラ「時間は貴重なものなのです。惰眠をむさぼっている時間などないのですよ」

ローラはユエを見た。
今日もユエは爽やかな笑顔を浮かべていた。

ローラ「……それで?」

ユエ「それで、と言われますと?」

ローラ「決まっているのですよ」



ローラ:行動
1.用事を尋ねる
2.柱の陰に目を向ける
3.じっと見つめる
4.機体の整備状況を尋ねる


↓1

○柱の陰に目を向ける


ローラ「………」チラ

ローラは柱の陰に目を向けた。

ローラ「ここでわたくしを待たれていたのですよね?…「貴方方」は」

ユエ「…流石ですね」

ユエは横目で柱の陰を見ながら言った。

ユエ「バレてますよ、シャルルさん」

シャルル「んー、やっぱりかー」スッ

ユエがそう言い終わるのと、シャルルが柱の陰から姿を現したのはほぼ同時だった。

ローラ「お早うございます、シャルルさん」

シャルル「おはよー、グラーフ中尉」

ローラ「普通に待つと言う事は出来ないのですね、貴方は」

シャルル「まーねー」

シャルルは否定しなかった。

シャルル「普通に登場するようなシャルル・マーコットはシャルル・マーコットじゃないよ。ね、ユエちゃん?」

ユエ「そーですね」

シャルル「わー、気のない返事」

ユエ「逆に他にどんな返事をすればいいんですか?」

シャルル「んーとねー…」

ローラ「ゴホン!!」

ローラは大仰に咳払いをした。

シャルル「…っとと、いけない、いけない、早く本題に入らなきゃ!えー…ごほん。単刀直入に結論から言わせてもらうと…」

ローラ「これから「村長」さんを訪ねさせていただけば良いのですか?」

ローラはシャルルの言葉を遮った。

シャルル「……せーかい。ユエちゃん」

ユエ「はい」

名前を呼ばれたユエが一歩前へ進み出た。

ユエ「これは「村長」からの依頼です」

ローラ「「依頼」…」

ユエ「「これから」についての話し合いがしたいそうです。この「依頼」…引き受けてもらえると嬉しいのですが」

ローラ「断る、と言ったら?」

ユエ「グラーフ中尉なら引き受けてくれる、と私たちは思っています」

ローラ「……」

ユエ「……」

ローラ「…分かりました。お引き受けさせていただくのですよ」

ユエ「ありがとうございます」

ユエは頭を下げた。

シャルル「あはは、忙しいって言われたらどーしよーかと思ってたよ。ありがと、グラーフ中尉」

ローラ「いえ、わたくしも丁度伺わせていただきたいと思っていたところだったのですよ」

ローラは軽く首を横に振った。

ローラ「今から、ですか?」

ユエ「そうしていただけますか?」

ローラ「貴方方が望まれるのであれば」

ユエ「では…お願いします」

ローラ「了解なのです」

○外出:JLA拠点


ローラ「重要な場に臨むのであれば…」


外出:同行
1.ホワン・ファジュン曹長
2.オリビア・コロウィ伍長
3.ウラジミール・ハフマン伍長
4.アンナ・キキヤマ
5.カノン・ロンカイネン少佐
6.カトルーシャ・チュオン
7.アリシア

(※シャルル・マーコット、ユエの両名は確定)

↓2

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