雪歩「私の恐いプロデューサー」 (85)


創作Pです。
苦手な方は閲覧注意です。




前に書いた奴を仕上げようと思い投下します。
亀更新

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雪歩「お、男の人ぉぉおおお!!」


765P「え!ちょっと!萩原さん!?」







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765P「というわけで、今回の仕事もドタキャンになりました」


社長「うーむ・・・困ったねぇ・・彼女が他の子達と同時にデビューして3ヶ月が経ったが、
   彼女だけが未だFランク止まり」


社長「他の事の差は開く一方だ」


765P「はい、それに俺もいつまでも萩原さん一人に付きっ切りというわけにもいきません」


社長「ああ、そうだね。他のアイドル諸君は順調に成果を上げている」


社長「君の手が回らなくなるのも必然だろう」


765P「はい。正直、俺にはもう萩原さんをプロデュースすることは厳しいです」


765P「スケジュール的にも、・・・精神的にも」


社長「いや!しかしだね君!・・・いや、君の言い分はもっともなのかもしれない」


社長「明後日の萩原君との仕事が終わり次第、彼女には私の元へ来るように伝えてほしい」


765P「はい」

早速誤字・・・ガバガバ文なので雑に読んでもらえると助かります。


キャラ崩壊注意です。


雪歩「(うぅ・・・今日の仕事も全然上手くできなかったよぉ・・)」


765P「・・・あの、萩原さん」


雪歩「!! は、は・・い・・」


765P「今日は、お疲れ様。社長が少し話があるみたいだから帰りに寄っていってね」


雪歩「・・・はぃ」


765P「それじゃあお疲れ様」


バタン!


雪歩「うぅ・・話しってなんだろう・・」


雪歩「も、もしかして、こんな駄目駄目な私はクビ・・なのかな・・?」



雪歩「うぅ・・」ッグズ


コンコン


「萩原雪歩、です」


社長「うむ、入りたまえ」


雪歩「はい、失礼しますぅ・・・あ、あの、その、お話って」


社長「まあ、そう話を急ぐことは無いだろう。どうかね?最近のアイドル活動は」


雪歩「あ、その、えっと・・私、何をしても全然ダメダメで、プロデューサーにもご迷惑を」


社長「うむ・・・彼のことは、まだ苦手かね?」


雪歩「・・・」


社長「君が男性を苦手としていることは知っている、私も含めね」


雪歩「・・・・・・」


社長「しかしね、アイドルは職業でもあるんだ。嫌なことも1つや2つじゃきかない」


社長「生憎、うちは君のために女性プロデューサーを雇って上げられる余裕も無ければ、
   君が彼に慣れるまで付きっ切りにしてあげられる時間もない」


社長「ずっとこのままというわけには、いかないのだよ。君も、我々も」


社長「厳しい言葉だが、我々は君に変化を求めている」


雪歩「私、やっぱり、男の人は苦手です・・・」


社長「・・・・そうか」


雪歩「・・・それでも」


社長「・・!」


雪歩「それでも私・・!アイドル、や、やめたくありません・・!続け、たいんです!」



社長「正直、この話しをすれば君はアイドルをやめてしまうのではないかと思っていたが」


社長「なるほど、どうやら君は私の想像通り芯の強い子だったようだ。強い、良い目だ」


雪歩「うぅ・・うぅ・・!」ッグズ


社長「・・・さっきのような強い目で、彼と共にこれから活動していけるかい?」


社長「男性が恐いのも、克服していかなければいけない」


雪歩「や、やっぱり私・・!男の人は・・・!すぐには無理ですぅ・・」ッグズ


社長「でも、少しずつでも慣れてはきているのかい?」


雪歩「は、はい・・・少し、ずつなら・・・」


社長「・・・・萩原君。君にはこの事務所を離れてもらう」


雪歩「えぇ!!そ、そんな!!!」


社長「すまない。彼も、これからは君に今までのように時間を割くことは厳しいんだ」


雪歩「うぅ・・!!」ッグズ


社長「だが『765プロ』には所属していてもらう。君には、男性になれてもらう研修を行ってもらう」


雪歩「・・へ?け、研修、ですかぁ・・?」


社長「ああ、それが君に与える最後のチャンスだ。それに研修相手も男性だ。そうじゃないと意味が無いからね」


雪歩「わ、私!頑張ります!!」ッグズ


社長「うむ。よろしい。では後日また連絡をする。今日は呼び止めてすまなかったね」


雪歩「は、はい・・!失礼しますぅ」



バタン



社長「・・・・これが最後の手だ」






小鳥「社長、聞きましたよ。雪歩ちゃんのこと。・・・本気なんですか?」


小鳥「それに研修って、一体誰が・・・っ!ま、まさか」


社長「・・ああ、彼に頼もうと思っている」


小鳥「な、何を言っているんですか!!?逆効果にも程があります!さらにトラウマになるだけです!やめてください!」


社長「それは!!・・彼と、萩原君が決めることだ。彼女が根を上げれば、私も無理強いはしないよ」


小鳥「だからって、あんまりすぎます・・・」


社長「どの道現状はとても厳しいんだ」


社長「私はさっそく彼に会って話しをしてくる。留守を頼んだよ」


小鳥「・・・・はい」



バタン





小鳥「あの人が雪歩ちゃんの担当だなんて、絶対に無理よ」




「はい。お疲れ様。これ今日の給金ね」


???「ういっす。ありがとうございます」







???「よし、帰るか」


社長「君ィ。探したよ」


???「!!・・って、高木のおっさんか・・!なんだよ!久しぶりじゃねーか!」


社長「ああ、元気そうでなによりだ。早速で悪いんだが、今日は君に話しがあって来たんだ」



???「話し?」



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男「断る」


社長「そこをなんとかと頼んでいるんだよ!」


男「俺はもうあの職にはつかない」


社長「新人の子が業界に少し慣れるまでの期間だけで良いんだ!」

  
社長「何もずっと面倒をみてくれと頼んでいるわけじゃない!」


男「アイドルごっこをさせてやりたいだけか?ひでぇ社長だなあんたも」


社長「そうじゃない!今うちは人員が不足していてだな・・・」


男「とにかく。俺にその気はないっすよ。帰ってください」


社長「・・・・君は、今金銭面的に非常に困っていると聞いた」


男「おっと。金で買収か?でもそんな余裕あるのかい?こうしてフリーターに頭下げてる時点で」


社長「うちのアイドルは今13人いる。そのうちの一人が伸び悩んでいるんだ」


男「それはさっきも聞いた。それで?」


社長「しかし他の子は順調にアイドル街道を突き進んでいる。資金には、蓄えもある」


男「本当、最低だなあんた。一人のために12人の努力を無駄に浪費するのか?」


社長「無駄なんかじゃない!!」


男「!」




社長「彼女はまだ自分の大成を諦めてはいない!」


男「でも今のプロデューサーには見限られたんだろ?」


社長「・・・っ!ち、違う!彼も今は大事な時期なんだ。彼女に割ける時間が限られているだけで」


男「・・・ッチ。ひでぇ奴だな。そいつも」


社長「ん?」


男「・・・あんた、俺がそいつの面倒をみて本当に成長するとでも思ってるのか?」


社長「ああ。君ならばと」


男「うるせえよ!!ふざけたことばっかり言いやがって」


社長「私だって会社を預かる身だ。いくら人手が足りないからといって適当に人材を選んだりしない」


社長「君だから最後の手段として頼れると思ったんだ。ふざけてるのは君のほうじゃないのかね?」


男「どういう意味だよ」


社長「最初に言ったとおり、私は君にアイドル候補生の一人を短期間面倒を見て欲しいと頼んでいる」


社長「何も君に彼女をトップアイドルに育て上げてくれなんて頼んでいない」


社長「君に任せて、彼女がそれでもダメならそれは全て私の責任だ。君も彼女にも非は無いし、約束の給金は支払う」


社長「君が今回の件を受けてくれるなら200万だそう。勿論、君は最低限の活動を彼女としてくれるだけでいい」


男「あ、あんた、イカれてるぞ。正気の沙汰じゃない」


社長「そうかね?・・まあそうだろうね。それでどうなんだい?解っているとは思うが、これはビジネスだ」


男「・・・・」


男「なんだよ。苦しくなったら開き直りかよ。でもまあ、金が苦しいのは事実だしな」


社長「そ、それじゃあ!」


男「どうなっても文句はうけねぇからな。これはビジネス、なんだろ?」

名前もミスったし・・

勢いで書き出したからもう色々とめちゃくちゃだ


とりあえず形だけにはしたいので色々と目を瞑ってやってください。
すみません。


雪歩「おはようございますぅ」バタン


真「あ!雪歩!おはよー!」


雪歩「真ちゃん!おはよう!」


真「この前雪歩社長に呼ばれたんだって?どうかしたの?」


雪歩「え?あ、そのぉ」


伊織「ちょっと!!馬鹿真!!!あんた本当空気読めないわね!!!」


真「なんだよ!伊織!」


雪歩「う、ううん。いいの、ありがとう伊織ちゃん。みんな揃ったら、その・・・言わなくちゃ、って・・」ッグズ


真「あわわ!雪歩!?どうしたの!」


伊織「あんたのせいよ真!」


真「なんで僕なんだよ!元はといえば伊織が口を挟まなければ」


765P「お前達朝から事務所で何騒いでるんだよ」


雪歩「・・あ」


真「プロデューサー!伊織がひどいんですよ!」


伊織「あんたがデリカシーの欠片も無いこと雪歩に言うからでしょ!」


765P「伊織も真も落ち着け。萩原さんが困ってるだろ」


雪歩「あ、あの、その、いいんです。私は・・」


社長「お、萩原君、来たかね。おはよう。待っていたよ」


雪歩「あ、えと、その。おはようございます」


社長「例の話だが、今日皆が揃ったら私からも君に話してもらうつもりだったんだが、大丈夫かね?」


雪歩「はい・・・」


社長「そうか。ありがとう」


伊織「雪歩・・・」


真「?」




社長「みんなおはよう。えー・・コホン。今日は先に、みんなにきいてもらいたいことがある」


社長「萩原君」


雪歩「あ、は、・・はい」


春香「雪歩?」


真美「何々?ゆきぴょんどったのー?」


伊織「あんた達、静かにしなさい」


雪歩「あの、えっと・・その、私・・・」ッグズ


小鳥「社長!こんなのって!!」


社長「いいんだ。これは、彼女の口から言わなければならない。彼女の覚悟を聞くんだ」


小鳥「っ・・!!雪歩ちゃん、頑張って」


雪歩「わ、私、今日で、その。この事務所を離れることに、なり、ました」


亜美「えーー!!!?ゆきぴょん、アイドルやめちゃの!?そんなの亜美絶対嫌だよ!!」


やよい「わ、私も嫌です!!!雪歩さん!やめちゃ嫌です!!」


真「ちょっと雪歩!!どういうこと!?」


響「誰かに苛められたのか!?もしそうなら自分が懲らしめてやるぞ!!な!貴音」


貴音「お待ちなさい響。今は萩原雪歩の発言を待つべきです」


律子「貴音の言う通りよ。それで雪歩、一体何があったの?」


雪歩「そ、それは・・うぅ・・」


社長「萩原君。ありがとう。よく勇気を出して言ってくれた。ここからは私が話そう」







春香「そんなの!納得できません!!」


響「そうだぞ!自分達一緒に頑張ってきたじゃないか!!」


真「そうだよ!それに雪歩だってそれを望んでるはずないじゃないですか!そうでしょ?雪歩!」


雪歩「・・・」


真「・・雪歩?」


伊織「あんた達の意見は、順風満帆な奴が言う台詞よ。現状を見なさい。雪歩の立場に立ってみて同じことが言えるの?」


真美「で、でも真美はゆきぴょんとお別れなんて嫌だよ!!」


亜美「亜美も!」


あずさ「真美ちゃん、亜美ちゃん、社長さんは何も、お別れとは言っていないわよ?そうですよね?」


社長「ああ、もう一度言うが萩原君は男性嫌いが少しでも良くなり、仕事に慣れるまで個別の講師を付けることになったんだ」


律子「でも、うちはプロデューサー殿以外にそんな人いませんよね?音無さんじゃ、ないでしょうし」


小鳥「ええ、まあ。そうね」


千早「音無さん。何か心当たりが?」


小鳥「え!あぁ!いや、なんでもないのよ!なんでも!」


美希「小鳥、なんだか怪しいの」


社長「とにかくだ!萩原君は少しの間別活動になってしまうがいずれは、君たちと共にまた活動してもらう予定だ」


社長「だからみんなも落ち込むことは無い!仲間であることに変わりは無いんだ」


全員「・・・はーい」


雪歩「・・・」


社長「萩原君はこの後、私と一緒に移動になる」


社長「他のアイドル諸君らは各自スケジュールを確認し、今日も1日頑張ってくれたまえ」


真「雪歩・・」


雪歩「その、ごめんね、真ちゃん。でも私・・・」


真「ううん。雪歩が決めたんならいいんだ。僕、雪歩がアイドル辞めちゃうのかと思って・・」


雪歩「うぅ・・!」


真「でも違ってよかったよ!早く一緒の仕事ができると良いね!先に行って待ってるから!」


雪歩「うん!」



--------------------

社長「着いたよ。ここにこれから君と仕事をする、そうだな。パートナーがいる」


雪歩「あ、あの・・男の人、なんですよね・・?」


社長「ああ、それにだね。彼は根は優しい優秀な若者なのだが、少し性格に難ありでね」


社長「君は辛い思いをするかもしれない。でも、私は君ならば彼と共により強く、あの時の輝きを手に入れられると信じている」


社長「君の意見を受け入れられず、身勝手な判断ばかりで本当にすまないと思っている、それでも私は!」


雪歩「いえ、わ、わかっています。私も、このままじゃ、いけないって」


雪歩「だから頑張ってみよう、って思うんです・・!」


社長「・・・やはり、君は輝く宝石の原石だよ」


雪歩「(そうだ・・頑張るって決めたんだ・・!もう泣いてばかりじゃないって・・!)」


雪歩「(みんなに、真ちゃんに追いつくんだ・・!)」



ガチャ


雪歩「し!失礼し」




男「おせーよ!!!!いつまで待たせんだ!!!!!おい!!」






私と、私の「新しいプロデューサー」との初めての出会いはそこから覚えていません。



失敗だった。やっぱり受けなきゃ良かったと俺は今心の底から思っている。

どんな問題児を押し付けられようと、適当に指導して、ほったらかして金さえ貰えればよかった。


男「よかったんだが。・・・おい!!お前!」



雪歩「ひぐぅぅぅううううう!!!!!!」ボロボロ


男「いつまで泣いてんだ!!鬱陶しいから泣き止め!」


雪歩「殺さないで下さいぃぃぃい!!」ブン!!ブン!!


男「お、お前!スコップなんてどこから・・!!おい!やめろ!危ねぇだろ!やめろ!!!!」





俺は今高木のおっさんに割り当てられた小さな事務所で、命の危機に瀕していた。





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2時間前


男「おせーよ!!!!いつまで待たせんだ!!!!!おい!!」


雪歩「」


社長「き、君!いきなりそんなに怒鳴ることは無いだろう!説明したとおりこの子は・・・!」


男「別にそいつに言ったわけじゃなくて・・・って誰もいないじゃないっすか」


社長「ん?お、おや?萩原君?」


              雪歩「わ、わわわわ私なんて穴掘って埋まってますぅぅぅう!!!」


男「なんだこいつ!?」


社長「ああ!またかね!もう大丈夫だ!出てきなさい!萩原君!!」






男「おい!高木のおっさん!な、なんなんだこいつは!」


社長「君!言葉に気をつけたまえ!それに説明しただろう。彼女が萩原雪歩君だ」


男「そ、そりゃわかるけど・・・」


社長「ほら萩原君。彼が今後君をサポートしてくれる新しいプロデューサーだ」


雪歩「・・・あ、あのぉ・・」


男「ああ、まあそういうことだ。短い間だけどよろしくな」ニマァ・・・


雪歩「き、きゃあああああああああああ」


社長「き!君!な、なんてことを!!」


男「・・・」


----------------------------


社長「それじゃあ私は帰るから、君たちはまず今後のプランを決めておいてくれたまえ」


社長「それから君ィ!萩原君は男性が苦手なんだ。その克服をかねての君の採用ということを重々承知しておいてくれたまえよ」


バタン


男「ッチ 自分勝手なことばっかりいいやがって。あの糞オヤジ」


男「・・・あーえっと、萩原、雪歩だっけか?とりあえず今後は・・・」


男「あれ?あいつどこいった?」


雪歩「」ガクガクガクガクガクガク


男「おい。そんな隅にいたら話ができないだろ」ガタ


雪歩「こ、来ないでくださいいいぃぃぃいいいいいいい!!!」


男「はぁ!?じゃあお前がこっちにこい!」


雪歩「うえぇぇぇえええええん!!!」


男「なんなんだよ・・・なんなんだよこいつは・・・!!!!!」


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バタン


男「金はもういい。俺は今日でやめる」


社長「入ってきての第一声がそれかね・・・初日は上手くいかなかったのかい?」


男「そんな次元の話じゃねえよ。コミュニケーションすらとれやしねえ。」


男「これじゃ直すどころかトラウマを植えつけて苛めてるだけだぞ」


社長「だから、君にはそこをなんとかしてもらいたいから呼んだのだよ」


男「・・・あんたもわかるだろ。俺の外見を見て。俺が男性恐怖症の女に好かれる見た目だと思ってんのか」


社長「人間は見た目だけではない。いや、寧ろ中身が大事なんだ」


男「それも含めてだ!!俺が紳士で優しい奴だと思ってるのかよ!」


社長「確かに紳士ではないな。しかし、とても暖かい優しさのある男だったと私は記憶しているよ」


男「・・・・・人は変わるんだよ」


社長「その通り。だからこそ、君にとってもいい機会なんじゃないのかね?」


男「いい加減にしろよ。俺に頭下げて頼みにきたのはあんただろ」


男「とにかく俺は降りる」


社長「そうか・・・なら、彼女はもうお終いだな」


男「俺の知ったことかよ。全部あんたと使えないプロデューサーの技量不足だろ」


社長「彼女のせいとは言わないのだね」


男「問題外だって言ってんだ」


男「じゃあな」バタン


社長「・・・・」


音無「・・だから言ったんです。私は初めから」


社長「・・・彼なら彼女を変えられると、そう思ったのだがねぇ」


-----------------------

雪歩「(結局、逃げてきちゃった)」


雪歩「だけど、しょうがないよぉ・・私には、あんな恐い人・・無理・・絶対無理」


雪歩「・・・アイドル、辞めようかな」


「あれ、萩原さん?」


雪歩「え・・?」


765P「どうかしたの?こんなところで・・それに、また泣いてるのか」


雪歩「ぷ、プロ、デューサー・・!」


765P「悩みがあるんなら、話し聞くぞ」


雪歩「あ、えっと・・これは、大丈夫、です・・なんでもないんです・・」


765P「そんな訳ないだろ。顔は見なくていいから話すだけ話してみろよ。な?」


雪歩「・・・」







雪歩「それで、私、今もこうして逃げてきちゃって。ダメダメで・・・」


765P「そうか、大変だったね」


雪歩「い、いえ!その・・私が全部悪いんです。私が、男の人、苦手だから・・」


765P「でもさ。今はこうして話せてるじゃないか!まあ顔は会わせられてないけど・・そうだろ?」


雪歩「・・あ」


765P「これは凄い進歩じゃないか!!前はこうして最後まで俺の話し聞いてくれなかったのにさ」


雪歩「あ、えと、ご、ごめんなさい!!」


765P「あ、今のは意地悪だったな。ごめん」


雪歩「い、いえ・・」


雪歩「(でも確かに、今までだったら絶対無理だって思ってたのに、あの人と比べるとプロデューサーはなんだか平気、かも)」


雪歩「あ、あの。ぷ、プロデューサー・・・!」


雪歩「(言わなきゃ・・!もう1度プロデュースして下さいって!言わなくちゃ!)」


雪歩「あの、私、をもう1度」


765P「でも、そうか。萩原さんも新しいプロデューサーのおかげで変われたんだな!良かったよ!」


雪歩「・・・え、あ!あの!そ、そうじゃ、なくて・・!」


765P「今だから言えるけど、俺自信無かったんだ。萩原さんをプロデュース出来るかどうか」


765P「だけど、今日の君は、別人みたいだ。まだ初日なのに確実に大きく前進しているよ。萩原さんは」


雪歩「ち、違うんです。そ、そうじゃなくて私」


765P「初めは当然なれないし、逃げ出したくなるものだよ!だけど今の萩原さんなら絶対大丈夫だ!」


765P「さっきだって、泣いてはいたけど、それだけじゃなく今もこうして話が続けられてるのがその証拠だよ」


雪歩「き、聞いて、下さい・・」


765P「おっと、長くなっちゃったな。ごめんよ!春香を迎えに行かなきゃなんだ!萩原さんも気をつけて帰るんだよ!」


雪歩「あの!・・・・・・待って、・・うぅ・・」ッグズ



雪歩「うぅ・・!!違う、のに・・!」ボロボロ




「おい」



雪歩「・・!!!」


男「・・・」


雪歩「!!あ、ああぁ!あの、」


男「お前も、分かってるよな」


雪歩「・・・・・え?」


男「お前は今、捨てられたんだよ。あいつに」


雪歩「・・・」


男「厄介払いされたんだ。もう帰ってくるなって。面倒だから俺のところにそのままずっといろって」


雪歩「・・うぅ・・」


男「お前がいると邪魔だから!お前がいるとやりにくいから!!!もう面倒見るのはごめんだって!!!!」


雪歩「うぇえええぇぇえん!!!」ボロボロ



男「悔しくないのかよ!!!!!」


雪歩「うぅ・・!!!」ボロボロ


男「お前が!!急に来た知らねぇ男に押し付けられて辛い思いしてる中、あいつはこれ幸いと切り捨てたんだ!!」


雪歩「うぅ・・!!うぅぅうう!!」ボロボロ


男「悔しくないのかよ!!!!!!どうなんだよ!!!」


雪歩「・・じぃ」


男「!」


雪歩「ぐやじい!!!!!!!!!!!」ボロボロ


男「・・・・っは!やっと俺の顔見やがったなこいつ」


男「だったら、俺と組まねぇか?」


雪歩「・・く、組む・・?」ッグズ


男「ああ。俺はお前のとこの社長にお前の面倒見れば200万貰える事になってる」


雪歩「に、200万って、お、お金・・?」


男「ああ。お前のとこの仲間が稼いだ金だよ」


男「お前、あいつに捨てられて悔しいんだろ?見返してやりたい、そうだな?」


雪歩「・・・」コク


男「じゃあ2000万だ。2000万で俺がお前をトップアイドルにしてやる」


雪歩「に!2000万なんて、お金。わ、私持って、ないです・・!」ッグズ


男「今じゃなくていい。お前が売れて稼いで765で1番になればいい。俺がそうしてやるよ」


男「金はその時でいい。その代わりそれまで俺の指示に従ってもらう。絶対にだ」


雪歩「あ、あなたが、そんなこと出来るんですか・・?」


男「出来なきゃ首になるだけよ。お前とな」


男「ま、もうお前に居場所は無いんだ。どうする?」


雪歩「・・・・・・・や、やります。私、私も変わりたい!!皆みたいになりたい!!!」


男「・・・・決まりだな。捨てられたもん同士、仲良くやろうや」ニマァ・・・


雪歩「捨てられたもの同士・・?」


男「・・・今のは忘れろ。あ、あと1つ。大事なことだ。いいか、これはビジネスだ」


雪歩「ビジネス・・?」


男「ああ、最初に約束したとおり、俺はお前に2000万の金額で雇われ、プロデュースするんだ」


男「だから変にお互い気を使うことも無い。ただ仕事をして、売れれば良いだけだ」


雪歩「そ、そうですね。それなら、まぁ・・・」


男「理解が早くて助かるよ。それじゃあ明日からよろしくな。萩原」


小鳥「ふざけないでください!!!!!!!」


男「あ?」


社長「お、音無君!」


小鳥「昨日はやめると言い出して帰って、今朝急に来たと思ったら雪歩ちゃんを売ってくれだなんて!!」


男「あー待ち待ち。違う。語弊がある。萩原は765に所属のままでいいんだ」


男「ただあんたらの今後やるであろう合同ライブやユニットに萩原雪歩を一切関わらせないでくれって言ってるんだ」


男「そのためならいくらかこっちが金を払うって言ったんだよ俺は」


小鳥「それがふざけているって言ってるの!!!!雪歩ちゃんは765プロの大事な仲間なのよ!!」


男「仲間なんだったらなんで最後までプロデュースしてやらないんだ!!!」


小鳥「ッそれは、あなたに何が分かるんですか!!」


社長「二人ともやめなさい。もうすぐ彼やアイドルの子達が来る」


社長「今、萩原君は君に預けている。しかし、合同ライブに参加するしないは君じゃない。萩原君が決めることだ」


社長「彼女の口から出たくないというのであれば私も考えようじゃないか」


小鳥「そんなこと雪歩ちゃんが言うはずありません!」


男「ああ。わかったよ。とにかく萩原はあんたが用意してくれた別の事務所で俺が面倒見る。それでいいな?」


社長「ああ。そうしてくれて構わない」


社長「ただし、解っているとは思うが」


男「ああ、そうだ。忘れるところだった。社長。俺萩原雪歩をトップアイドルにしますんで、あいつに返す気はありません」


社長「な!?」


男「これは萩原雪歩も同意の上での決定事項ですので、よろしくお願いしますー」


小鳥「ふ、ふ・・ふざけないで!!!!!!!!」


765P「おはようござ・・・います」


小鳥「・・あ!ぷ、プロデューサーさん・・!」


男「じゃあ、俺はこれで」


社長「あ!き、君!ちょっと待ちたまえ!」


バタン


765P「い、一体なんだったんだ・・・?」


小鳥「プロデューサーさん!!お願いします!雪歩ちゃんを!あいつから取り返してください!!」


765P「え!?お、音無さん!?い、いきなりどうしたんですか!」






男「・・・・・・さて、じゃあ始めるとするかな」






男「・・・・・・来ない」


男「なんであいつ10時を過ぎても来ないんだ!!!場所は知ってるはずだろ!!」バン!!!!


「!! ウ、ウゥ・・」


男「!!」


・・・・・・・・・スタスタスタ  ッガチャ


雪歩「あぃ!!?お!おお、おおおおおおは、おはよぅござ・・ぃ」


男「なんでドアの前で突っ立ってて入って来ねぇんだぁぁぁぁ!!!!」


雪歩「あうぅぅぅうう!!!!!!!!ご、ごごごごごごめんなさいぃぃいいい!!!!」ボロボロ





男「いきなり怒鳴って悪かった!謝ってんだろ泣き止め!!!」


雪歩「うぅぅうう!!!!!恐いですぅぅう!!」


男「あーー!!!もう!悪い!!ごめんなさい!!!申し訳ございませんでしたァァァア!!!」


雪歩「ひぐぅぅううう!!!」


男「どうしたらいいんだよ・・・」


ガチャ


男「!」



真「あ!いた!・・・って雪歩!?」


雪歩「うぅぅ・・・うぇ!?ま、真ちゃん!?」


真「やっぱり、音無さんの言ったとおりだった・・!おい!お前!!雪歩に何したんだ!!!」


男「は?俺?何もしてねぇよ。つーか勝手に入ってくんなうぉぉぉお!?あぶねぇ!!!」ガタ!


真「っち!はずしたか!次こそ当てる!」


男「ま、待て!お前女じゃなかったのか!」


真「女で悪いかこのやろぉぉおおお!!!!!!!!!!」


男「マジで!やめろ!!!くそ!アイドルの癖に喧嘩っぱやすぎだろ・・!」


真「雪歩を泣かせるやつは僕が許さない!!!!!」


男「しまっ」ドゴォ!!


男「ッガハ」




真「もう2度と雪歩に近づくんじゃないぞ!!」


真「雪歩、大丈夫だった」


雪歩「ぁああぁ!!ぷ、『プロデューサー!』だ、大丈夫・・ですかぁ・・!」


真「!?」


真「ゆ、雪歩・・?」


雪歩「ち、違うの真ちゃん!こ、この人は、確かに見た目はこ、恐いけど・・でも!そうじゃなくて!」


雪歩「泣いてたのもわ、私が!いけなく、て・・!だから・・その・・!」


真「・・・・・そう。それは、僕が悪かったよ。ごめんなさい。それじゃあ」


雪歩「あ、ま!真ちゃん!!!真ちゃん!!!!」



男「・・・・」


男「どうやら、随分嫌われてるみたいだな。俺」


雪歩「真、ちゃん・・・」


男「あーイテテ・・・とんでもない奴だな、あの菊地真ってやつは」


雪歩「!!ま、真ちゃんのこと、し、知ってるんですかぁ・・?」


男「あぁ、そりゃお前の『ライバル』の一人だからな。覚えてるよ」


雪歩「らいば・・る・・?・・・『ライバルぅ!!!?』そんな!!ライバルだなんて私は!」


男「天辺取るんだろ?じゃあみんなライバルに決まってんだろ。それにお前」


男「俺のこと『プロデューサー』って呼んだよな。ありゃいい宣戦布告だったぜ」ハハハ


雪歩「ぁ・・・・・・」


男「まぁ何にせよこれから俺たちは同じ765プロ以外のアイドル達とも・・・っておい!どこいくんだ!!」


雪歩「わ、私!!真ちゃんに・・!!あ、会いに行かなきゃ!」


男「はぁ!?おいおいおいおいちょっと待て、待て待て、なんでそうなるんだよ」


雪歩「真ちゃん!」


男「おい!!約束はどうしたんだよ!指示に従う約束は・・・あーもう!!!なんなんだあいつは!!」



真「・・・、・・・」


雪歩「ハァ・・!!ハァ・・・!!いた!!真ちゃ」


真『うん・・雪歩、その人のこと「プロデューサー」って。うん・・やっぱりそうなのかな・・・』


真『僕たちのこと、裏切ったのかも・・・』


雪歩「真・・・ちゃん」


真『!!・・・雪歩・・?』


真『あ!うん、ごめん、後で掛けなおすよ』ッピ


雪歩「あ、あの・・真ちゃん!さっきはごめんね・・!私、真ちゃんにちゃんとお礼・・で、でもね!」


真「雪歩、雪歩は知ってるの!?あの人が雪歩のこと、僕たちから遠ざけて孤立させようとしてること!」


雪歩「・・え」


真「プロデューサーや小鳥さんから聞いたんだ・・!だから僕!」


雪歩「違うの!そうじゃなくて、なんというか、その・・・」


真「雪歩・・・?もう、早く帰ってきてよ!このままだとみんなとばらばらになっちゃうよ!?」


雪歩「だから、そのね・・?真ちゃん」


真「プロデューサーだって待ってるよ!」


雪歩「え?」


真「だから、春香ややよい、それにプロデューサーだってみんな雪歩が研修を終えて帰ってくるのを待ってるんだ!」


雪歩「・・・プロデューサー・・も?」


真「そうだよ!!だから」



男「それは本当にあいつが口に出して言ったのか?」


真「!!お、お前は・・!」


男「質問に答えろ菊地真。それは本当にあいつが言ったのか?」


真「誰がお前なんかの!雪歩を泣かせたやつのいう事なんて聞くか!それにそんなこと聞かなくたってそうに決まってる!」


男「ということは、お前は別にそれをあいつから直接聞いたわけじゃないってことか」


真「え・・そ、そんなのどうだっていいだろ!みんな雪歩が大事なんだ!」


雪歩「・・・・・・」


男「ありがとう。もういい。菊地さん。お前のプロデューサーに伝えといてくれ」


真「・・・何を」


男「お前が今度双海真美と亜美に受けさせるオーディション、俺も雪歩を出して1位を取るってな」


雪歩「うぅえ!?ぷ、プロデューサー!?何を!」


真「やっぱり雪歩・・・・っく!」ッダ!


雪歩「待って!!真ちゃん!!・・・・な、なんで!あんなこというんですか!!!!」


男「あのままだとお前が、負け犬になるからだ」


男「俺は負け犬のプロデューサーなんてごめんだ」


男「それに忘れるなよ。俺達が組んでいる理由。お前の目的を」


雪歩「うぅ・・・負け、犬・・でも真ちゃんは関係ない・・」


男「あるに決まってるだろ。『敵だぞ』」


雪歩「・・・違う」


男「違わない」


雪歩「違う!!!!!!」ボロボロ


男「まあ、その話は今度で良い。それにしても酷い顔だな。今日は挨拶周りは無理だな」


男「帰るぞ。萩原」


雪歩「うぅ・・・」ッグズ


男「んじゃ、今日は挨拶回りは無理だとしても今後のお前のプランを話しておこうと思う」


雪歩「・・・・はぃ」ッグズ


男「まださっきの。菊地真のことが気になるのか?」


雪歩「うぅ・・真ちゃん・・私ぃ・・・裏切ってなんか・・」


男「そうだ。お前は裏切ってない。裏切ったのは社長とあいつだ」


雪歩「プロ、デューサー」


男「こうして二人して離れた狭い箱に押し込まれたんだ。今頃悪口の応酬だろうな」


雪歩「み、みんなは!そんなこと・・・!し、しま、せん」


男「・・・話がそれたが。さっきも言ったとおりお前にはオーディションに出てもらう」


雪歩「お、オーディション・・・」


男「ああ、まあお前はFランクだし、合格経験も少ないだろうからそこんところもちゃんと指示通りに」


雪歩「あ、あのぉ・・・」


男「なんだ?」


雪歩「・・わ、わわ私、そのぉ・・・オーディション受けたこと、あ、ありま、せん」


男「え?」


雪歩「・・・・うぅ・・」


男「はあああああああ!?」


-------------------------------

真「・・・ただいま」」


小鳥「真ちゃん!!大丈夫だった!?それにさっきの電話・・」


真「雪歩、泣いてました」


小鳥「っぐ!やっぱりあの男・・!」


真「でも!雪歩、あいつのこと庇って、悪くないって・・・・プロデューサーだって・・」


響「なんでだよ・・・雪歩は研修のはずだろ!?プロデューサーは自分達のプロデューサーのはずでしょ!?」


春香「そうだよ・・・プロデューサーさんも!何か言ってくださいよ!」


765P「え、ああ・・そうだな。だけど、萩原さんが決めたことなら」


春香「え・・?」


真「雪歩が僕たちを裏切る分けない!!!」


伊織「あんたねぇ。さっきから裏切る裏切らないって、雪歩はプロデューサーが変わっても765プロじゃない」


伊織「あんたはそれだけのことで雪歩を仲間と思えなくなるの?」


真「そうじゃないだろ!僕たちは14人みんな一緒で仲間なんだ!誰か一人でも離れちゃだめなんだ!」


真「このままじゃきっと、雪歩が一人になっちゃう。どんどん距離が離れていっちゃうよ」


真「あいつに泣かされても、誰も助けてあげられる人がいないんじゃ!そんなのって仲間じゃないだろ!」


律子「はい!ストップ!ストップ!真、少し落ち着きなさい」


真「律子・・・」


律子「まだ雪歩が移って4日も経ってないじゃない。それにこれは雪歩の成長のためにも必要よ」


真「成長って・・・」


律子「あの子が今も逃げ出さずあの人に指導されてるなら、応援してあげるべきでしょ」


真「指導って・・・あ!!」


伊織「何よいきなり大きな声出して」




真「忘れてた!プロデューサー!!!」


男「オーディション受けたことが無いって、お前今まで何してたんだ・・?」


雪歩「あ、あのぉ・・私、男の人が苦手で・・・だから・・・」


男「それは知ってる。どんな活動をしてきたんだ」


雪歩「そ、そのぉ・・えと・・雑誌の撮影、とか、あ!本当!隅っこの方なんですけど・・・」


男「・・・・メディアへの出演経験は・・?」


雪歩「・・・・」


男「これは、本格的にやばいかもな」

自分が書いたのは去年ですね。
PCが壊れて更新できなかったので・・・


男「お前の基礎能力は見せてもらった。正直言って全然ダメだな」


雪歩「うぅ!・・・やっぱり私なんかダ」


男「うるせえ!!このやり取りも今日で何回目だ!!」


雪歩「ひぃぃい!恐いですぅぅ!」


男「とにかく、お前はこれからダンスレッスンだけに集中しろ」


雪歩「え・・ダンス、だけですか・・?」


男「ああ、効率が悪いからな」


男「それにFランクアイドルを通すような予算の無いオーディションは後にも消えないインパクトが命だ」


男「圧倒的歌唱力や、1度見たら忘れられないような奇抜な見た目でもないお前はダンスの切れで勝負するしかねえ」


雪歩「ダンス・・・わ!私、頑張ります!」


男「ああ。後、低ランクアイドルがやりがちな注意点だ。オーバーワークはするな。レッスン時のみだけ全力を出せ」


男「理由はわかるな?」


雪歩「はい・・でも。私体力もないし、人の何倍も努力しなくちゃいけないんじゃ・・」


男「その段階じゃないんだよ今は。努力できるのは『存在』できてる奴だけだ。まだお前はアイドルじゃなく一般人なんだよ」


雪歩「・・・」


男「なんだ。今回は泣かないんだな」


雪歩「・・・事実、ですから」





男「さて、オーディションだ。緊張は」


雪歩「あああ、あああ、あの、わわわわわわわ私、」ガタガタガタガタ


男「本番動けなくてダンスできなかったらお前の担当は降りるからな」


雪歩「そ!そそそ、そんなぁ!!」


男「・・・はぁー。しゃーねぇな」


男「・・・」スタスタスタ


雪歩「・・・な!なんで、こっちくるんですか・・?わ、わわわわ」


男「・・・」ッス


雪歩「ひぃ!!た、叩かないで下さいッ!!」ッグス


男「おら」デコピン


雪歩「いた!・・・え」ヒリヒリ


男「おっとストップ何も言うな。・・・いいか。全力でやって駄目だったらそんときは自分じゃなくて俺を恨めば良い」


男「あいつの指示が悪かったんだ、自分は精一杯やったんだ!ってな」


雪歩「え、・・えと、え!そ!そそ、そんな」


男「レッスン、泣きながらやったんだろ?聞いたぞ」


雪歩「うぅ・・・・・は、はい」カァー


男「俺とお前はビジネスパートナーなんだ。今までお前の環境がどうだったかは知らんが、それは今は全部忘れろ」


男「黙ってるだけじゃお互いなんも進展しねぇからな。不満、愚痴、なんでも言え」


男「思ったことあるだろ?『もっとできたはずだ』『納得いかねぇ』『なんで私だけ』って」


雪歩「・・・」


男「そういうのはこれからは俺に全部言え。んですっきりさせてから会場に出ていけ」


男「這い上がるつって手組んだんだろうが。良い子ちゃんのままでいられると思うなよ」


雪歩「・・わ、私、」






雪歩「・・・」


男「不満なし?」


雪歩「・・・社長に言ったんです。男性が苦手だって」


雪歩「だから私、女性のプロデューサーにして下さい。って」


雪歩「でも駄目だって。予算が無いって。でも男性も女性も新人なら・・変わらないんじゃないですか?」


雪歩「おかしいな、って思って、みんなに言っても、どっちでもいいって」


雪歩「みんなは、私みたいに恐くないから、そういう言ってるけど、私は男の人は嫌で」


雪歩「そしたら、私のこと、我侭だって・・!私だって!!!みんなみたいに普通だったらって思った!」


雪歩「だから、変わろうって思ったのに、やっぱり駄目で、プロデューサーも、もう少し頑張れって、」


雪歩「頑張ってるのに!何も知らないくせに!!私が悪くて!!番組の偉い人も男の人ばっかりで!」


雪歩「最初に、こんなダメダメな私でも、アイドルに慣れるって言ってくれたのに!!ほったらかされて!」


雪歩「私だけ仲間はずれで!もっと恐い人押し付けられて!!厳しくて!嫌いで!!悔しくて!!」


雪歩「何度も、やめたい。今日でやめよう、って思った。でも、できなくて」


雪歩「みんながTV出てるの見て、いいなって。私も出たい、って思っちゃって、」


雪歩「それも情けなくて!でも、私も、みんなみたいになりたい!アイドルになりたい!!!!」


雪歩「・・・・ぁ」


男「・・・」


雪歩「あ、ご!ごめんなさい!わ、私・・!」


男「謝んなくていいから。なんだ言えるんだな。どうせまたもじもじして泣くかと思ってたが」


男「それに俺はもっと過激な発言が来るもんかと思ってたが、なんだか拍子抜けだな」


雪歩「・・・」


男「お前に一つ良いことを教えてやるよ」


雪歩「・・・良いこと?」


男「今日のオーディションはFランクからEランクまでの子を集めたものだ」


男「お前、今日のオーディション何人出るか知ってるか?」


雪歩「知りま、せん」


男「9人だ。9人。その中で3人が選ばれる」


男「6人倒せばお前の勝ちだ。6人のダンスに勝てばいいんだ」


男「6人がしんどくて、気の緩んだ部分をお前が踏ん張ってキレ良く見せれば良い」


男「6人分の努力。どうだ?できそうか?」


雪歩「6人分・・・」


雪歩「6人に勝てたら、私、アイドルですか・・?」


男「勝てなきゃ一般人なのは間違いないな」

誰からも嫌われるキチガイPでメアリースーしようとされてもなー
オエッ

(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」
(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」

(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」
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(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」

更新遅くなります

すみません

ここまで厳しくしてるので完結はさせます

あと、書き込んだところで信憑性も意味もないかもですが
自作自演みたいなことはするつもりは無いので、
更新遅れて混乱させてしまってすみません。



雪歩「私、頑張ってみます。6人分の努力・・はできないかもですけど、精一杯やってきますぅ!」


男「ああ。ダンスレッスンのことだけを思い出せ。緊張せずちゃんとやれたらお前は負けはしない」


雪歩「! は、はい!!」


萩原さん、準備お願いしますー


雪歩「え、あ、はい。それじゃあ、い、行ってきます。・・見ててくださいね・・?」


男「ああ、見てるよ。お前の失敗した回数でも数えながらな」


雪歩「し、失敗、しません!・・たぶん・・」


男「早く行け」





男「・・・ふぅ。単純だなー」


番組ディレクター「・・・やっぱり君かぁー!・・・『こっち』に帰ってきてたんだね」


男「・・・Dさん。お久しぶりです。どうしたんですか。こんなレベルの低いオーディション見に来てるんですか?」


D「いや、この番組仕切らせてるの僕の弟子みたいなもんでね。見終わった後ケチ付けに来ただけだよ」


男「相変わらずな性格ですね」ハハ


D「君の口の悪さに比べたら可愛いもんだよ」


D「・・・正直、君がまたアイドルプロデュースをするとは、意外だったよ」


D「遠くから見てたが・・・随分厳しく当たっているようだね。彼女に」


男「・・・そうっ・・すね。こっちのほうが早いですから」


D「でもしっかりした子じゃないか。あれだけきついことを言われても緊張を振り切ってオーディションに挑むなんて」


男「え、あぁ。違いますよ。そんな奴じゃないですよあいつは」


D「え?」


男「緊張がはち切れそうだったので、思ってること全部言葉に出せさてやっただけです」


男「あいつは・・ああ、うちの萩原雪歩って言うんですがね、あいつみたいな大人しいタイプは大きな声出すとか
  それだけのアクションが珍しくて気持ちが高揚するんですよ。いや、興奮かな・・?」


D「それで緊張を消し飛ばしたと?」


男「そんな魔法みたいなもんじゃないっすよ。ただ体温が上がるから身体が強張ってダンスの切れが落ちる確立は減るかなと思っただけです」


D「なるほどねー・・・我武者羅ってところか。いいんじゃない?初めなんだし。
  あ、そういえば君を探していたプロデューサーがいたみたいだけど。もう会った?」


男「ああ、彼ですか。まぁ、終わったら会おうかと」


D「なんか怒ってたみたいだけどねー」


雪歩「合格、出来たらアイドル・・・」


「あ!!いたいたー!おーい!」


雪歩「え?」


亜美「おーい!雪ぴょん!久しぶりー!元気だった?!」


雪歩「亜美ちゃん!う、うん!・・・亜美ちゃんは?」


亜美「亜美は雪ぴょんがいなくなってめっちゃ寂しいよぉー・・みんなも寂しいって」


雪歩「うん・・私もとっても寂しい」


亜美「だよね!だよね!ねーねー!早く帰ってきてよー」


雪歩「・・・・・・うん。あれ?そういえば真美ちゃんは?」


亜美「真美は今オーデ中だよ?」


雪歩「え?二人は一緒のユニットで受けたんじゃなかったの?」


亜美「それがさー 兄ちゃんが急に一人で出ろって言い出して。ま!亜美は一人で目立てるから良いんだけど!」


雪歩「・・・・」


亜美「雪ぴょん・・?」


雪歩「・・・3人の枠、そのうちの二人に亜美ちゃんと真美ちゃんが入ったら、あと1つ」


雪歩「一人だけ・・・私・・・私・・・」


亜美「雪ぴょん大丈夫・・?あ!ほら!雪ぴょんの番だよ!ガンバだよー!」


雪歩「え!?そんな、もう!?」



No7 萩原雪歩さんですー


雪歩「あ、わ、わた、し・・萩原雪歩、ですぅ」


男「・・・・・・ん?」


はい。よろしくお願いしまーす。じゃあ音楽いきまーす 3・・2・・1


♪~♪~


雪歩「あ、あ!えと」


どうしたのー?始まってるよ


雪歩「あ!!う、うぅ・・」


男「ッチ ・・・まあしょうがないわな」


男「萩原雪歩ぉ!!!!!」



D「!!」


!!


雪歩「!!!!」


雪歩「・・・・! ・・・~~♪」


おぉ、ダンス上手いね


始めはどうなるかと思ったけど、いいんじゃない?


Fランクでしょ?彼女。上出来だよ



D2「君!オーディション中だよ!?・・まあ今回は許すけどさぁ・・」


男「すみませんでした」ペコ




男「案外すぐ緊張してたな・・・何かあったのか・?」


男「中で嫌がらせでもされたか?えーっと、あいつの前後は・・・」ペラ


男「ん?応募者が一人増えてる・・・?」


男「・・・・・・なるほどな。・・・・あいつ」


765P「やっと見つけた・・!」


男「あんだけでかい声出したらばれるわな」


765P「あなた、どういうつもりなんですか!うちの子らを萩原さんから避けるようにして・・!」


男「そりゃオーディション前だからな。敵に何されるかわかったもんじゃないからさ」


765P「敵って・・・亜美と真美は萩原さんの仲間なんですよ!」


男「あんたは含まれないんだな」


765P「な、俺だってまだあいつのプロデューサーのつもりです・・!」


男「っは、っは!!!まだプロデューサーか!!・・まあいいや」


男「俺もあなたに言いたいことがあってね」


男「酷いじゃないですか。本番直前にユニットからソロに変更して合格枠削ってくるなんて」


765P「何を言ってるんですか・・?」


男「そんなに萩原に合格されたくない?いや、俺にか」


765P「だから!何を言ってるんだ!」


男「どうしてユニットコンビで売り出していた双海姉妹を今日初めてばらけさせたか、と聞いてるんです」


765P「何を誤解されてるかは知りませんが、勘違いです。あいつらの今後のために、個人の可能性を見たかっただけです」


男「なるほど。それは失礼致しました。今の失言は忘れてください」


765P「俺の質問がまだです。どうして萩原さんを孤立させようとするんですか?うちの子達も悲しんでいます」


男「なんでって、それはあんたらの都合だろ?俺はそれで雇われたんだぞ?」


765P「だから、事務所まで変える必要があったのかと聞いているんです」


男「本当に酷い奴だな。お前も」


765P「何を言って・・」


バタン!



雪歩「プ、プロデュ、プロデューサー!!!・・・あ」


765P「・・・萩原さん」


男「・・・・萩原、いくぞ」


雪歩「え、・・・は、はい!」



男「・・・」


雪歩「・・・」


男「・・・オーディション、動き固まってたな」


雪歩「! は、ぃ・・ごめん、なさい」


男「待ち時間に誰かに何かされたのか?」


雪歩「いえ、わ、私が、勝手に・・」


男「そうか・・・」


雪歩「・・・・・・うぅ」ッグスン


男「・・!!・・・どうした?」


雪歩「・・・ぃや・・プロデュース、やめ、ないでくださぃ・・」


男「・・・・さっき、あいつと話してた。765のプロデューサーと」


雪歩「・・・・!」


男「あいつは、まだお前のプロデューサーでいるらしい」


男「前のことは、俺が聞いていたことは言ってない。でも、お前があいつに、男性に歩み寄れてないのも確かなんだ」


雪歩「・・・」


男「まだ俺とも時々しか目を合わせて話せないレベルだが。・・・男性に慣れて来たら」




雪歩「やめてください」




男「!」


雪歩「私、負け犬には、なりません」


男「・・・ッは、はは!!いいねぇ!!!オーディション1回でここまで変われるのか!?おい!」


男「勿論、俺もあいつにお前を返す気なんてねぇよ。都合の良い言葉ばっかり並べて大嫌いだ」


男「その点、お前のことは少しは好きになれそうだよ」


雪歩「・・・え?」


男「ほら、合格発表見に行くぞ」


雪歩「ご!合格発表!?」



男「・・・皺になる。スーツ引っ張るんじゃねぇ」


雪歩「・・・」ギュゥゥウ



お待たせいたしました。えーそれでは、合格者の方を発表したいと思います。


雪歩「・・・!!」ギュウゥウウウウ


男「・・・・(痛ぇ)」


えー今回は、4番さん、7番さん、9番さんの3名に決まりました。

後の方はお帰りください。今日はお疲れ様でしたー


男「・・・・なるほどねぇ」


男「おい萩原、良かったな。合格だってよ」


雪歩「・・・え?わ、私・・?」


男「胸のプレート見てみろよ」


雪歩「7番・・・7番・・わ、私!合格したんだ・・!!ップロんぐぅ!?」


男「お疲れ様でした。今後ともうちの萩原雪歩をよろしくお願い致します。では失礼します・・・ほら」


雪歩「え、あ!よ、よろしくお願いしますぅ!」




雪歩「駐車場まで来て、ど、どうしたんですかぁ・・?」


男「・・・ッ馬鹿やろう!!!」


雪歩「ひぐぅぅうう!」


男「嬉しいのは分かるがな、あそこにはまだ落ちた奴もいんだよ。そんな奴の隣ではしゃぐ奴があるか!」


男「仕事の取れない悔しさはお前が誰よりも知ってるはずだろ」


雪歩「うぅ・・ご、ごめん、なさい・・・」ッグス


男「・・・普段ならまあはしゃぐのも止めなかったが、萩原。今回受かった「3人」誰だかわかるか?」


雪歩「・・え?・・私と、4番は・・亜美ちゃんで、9番が・・・あっ!」


男「そういうことだ」


雪歩「真美ちゃん・・・」


雪歩「わ、私!真美ちゃんのところに・・・!」


男「自惚れるなよ!、いいか、今後俺と活動を共にするなら、合格の機会なんて腐るほどある」


男「だから後々色々教えていくつもりだったが、よく聞けよ。勝者から同情される敗者ほど惨めなもんなねぇんだ」


雪歩「ど、同情・・・なんて、私!」


男「同情だよ。自惚れてるから自分より相手を優先できるんだ」


男「お前、今日もし双海真美と一緒に不合格だったら今この場で『お互い残念だったね 亜美はすごいね!合格おめでとう』といえるか?」


雪歩「・・・」


男「まあ、なんだ。初合格の直後に説教は、流石に厳しいからな。お詫びに合格祝いしてやるよ」


雪歩「え・・?」


男「合格祝い。毎回はしねぇからな?俺にとってもお前にとっても今日は特別な第一歩だ」


男「食いたいものがあるなら何でも好きなだけ食わせてやるよ。金ならある!高木のおっさんのツケがな!」


雪歩「で、でもそんな、悪いですよぉ・・」


男「そう?じゃあやめとくか」


雪歩「う、嘘です・・!い、行きます・・・」

男「・・・誘っといてあれだが、お前、男と飯なんていったことあるの?」


雪歩「ないですけど・・・へ、平気、です 今日なら頑張れそうで・・・」


男「ふーん。そう。んで、どこか行きたい所あるのか?言っとくが俺はかなり腹が減ってる」


男「あと小奇麗なホテルとかも無しだ。髪とか整えなきゃだからな」


雪歩「じゃあ、焼肉、で」


男「そうそう!焼肉なら・・・っえ、焼肉?」


雪歩「は、はいぃ!焼肉ですぅ!」

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