【咲】京太郎「チョコレートボンボン?」【安価】 (1000)

このスレは咲の女の子キャラにチョコレートボンボン(ウィスキーボンボン)をあげたら、ちょっといい雰囲気になっちゃうかもしれないお話です。

注意
・これのスレは咲-saki-を原作とした二次創作SSです

・京太郎が出ます。もう何人目かわかりません

・久々の安価スレなのでうまくいかないかもしれません。文章の練習も兼ねているので、拙い文をおみせするかもしれません。

・あと書くの遅いです、書き溜めもあまりしていません

・改善点などがあったら言ってくれるとうれしいです

・結構キャラ崩壊するかもしれません。というかします

・お酒は二十歳になってから。このスレでは飲まないけど

・それでもいいという方は、どうかお付き合いください



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1475154005

インハイが終わって長野に帰った須賀京太郎は、向こうで知り合った執事の勤め先でアルバイトをしていた。今までただのちんちくりんだと思っていた幼なじみが、清澄のみんなと一緒に輝かしい結果を残したからだ。そんな彼女に感化されて、自分も頑張ろうと思って始めたのが、このアルバイトだ。

主な仕事は使用人としての雑用だが、余った時間などを利用して麻雀を教えてもらうことができる。今の彼が欲している、清澄のみんなをサポートする力と、麻雀を強くなることの両方が満たされている。

まぁ、そんなうまい話があるはずもなく、仕事は激務で麻雀の指導もスパルタであった。それでも折れずに、むしろやりがいを感じるようになってきた京太郎は、屋敷の人々とも次第に打ち解けてきたのであった。

「ふぅ、今日もよく働いたな」

激務のアルバイトと麻雀の指導を終えた京太郎は、使用人用の更衣室で一息ついていた。

「それにしても、俺も結構強くなってきたかな? そろそろ池田さんくらいには勝てるかも……」

そんな短期間で強くなれるわけはないが、力をつけてきていることは確かである。今では初心者とは言われないくらいの実力になったことは実感している。そんなことを考えていると、更衣室のドアが開いた。

「おや、須賀さん。こんなところにいらっしゃったのですか」

「あっ、ハギヨシさん」

ハギヨシさんは京太郎がこのアルバイトを始めたきっかけであり、京太郎の親友と言ってもよい人である。龍門渕に仕える完璧超人の執事であり、京太郎のあこがれの人でもあった。

「俺に何かようですか?」

「えぇ、ちょうどあなたを探していたのです。よかったらこれを受け取ってください」

そう言って渡されたものは、きれいな包装をされた箱であった。見た目や大きさからして、何らかのお菓子のようだ。それは見ただけで高級感を漂わせた、庶民である京太郎には不釣り合いのものであった。

「いえいえ、そんな高級そうなものいただけませんよ!!」

小市民である京太郎はその高級感に驚いてハギヨシさんに返そうと思ったが、それを手で制されてしまった。

「これは私からあなたへのプレゼントです。普段から私に仲良くしてくださっているあなたが、私の仕事に興味を持ってくださったことがうれしかったのです」

「それに最近はとてもよく働いてくれていますし、麻雀の方も飲み込みが早いと聞いています。これはそんなあなたへのほんの気持ちです」

そう言われて京太郎は、箱を返すことができなかった。ハギヨシさんからもらった箱を鞄にしまうと、京太郎は勢いよく頭を下げた。

「ハギヨシさん、ありがとうございます!!」

「いえいえ、そんなにかしこまらないでください。それに、感謝しているのはこちらの方なのですから」

「えっ、どういうことですか?」

「何でもありません。それよりも、実はこれは私のお気に入りなんですよ」

先ほどの発言はどういう意味か聞こうとしたが、笑顔ではぐらかされてしまった。

「よろしければ、今度感想を聞かせてください」

そう言ってその日は、家に帰ることになった。

「それにしても、チョコレートボンボンかぁ」

家に帰って早速包装をとって箱を開けると、その中身はウィスキーボンボンと呼ばれるものであった。箱を開けただけでもとてもいい香りがして、とてもおいしそうである。

「あら京太郎、それどうしたの?」

「なんだか高そうなものを持っているな」

その量から一人では食べられないと思い、ウィスキーボンボンをリビングに持って行くと、ちょうど京太郎の両親がいた。父は甘いものが好きだし、一緒に食べようと思ったのだ。

「あぁ、もらい物だよ。せっかくだから一緒に食べようと思ってさ」

「あら、チョコレートね。私はこういうの苦手だからねぇ、あんたたちで食べなよ」

椅子に座ってテーブルにウィスキーボンボンを置くと、父が身を乗り出してきた。

「そういうことなら俺が母さんの分までいただこうかな?」

「ばーか、俺がもらったもんだぞ。そんなにいっぱいやるかよ」

「それにしてもウィスキーボンボンか。俺は酒に弱いし、やめておくか」

「いやいや、チョコレートボンボンくらいで酔っ払うことないだろ?」

そんな軽口をたたきながらチョコレートの包装を開くと、口にぽいと投げ込む。チョコレートをかむと中から液体があふれてきて、独特の香りが口の中に広がる。






















そして京太郎は、そのあとのことを覚えていない。ただ両親には、もうこれ以上食べてはいけないと強く念を押された。

このスレの趣旨は京太郎がウィスキーボンボンを食べられないので、ほかの女の子たちに食べてもらうことです。
しかし女の子もお酒に弱いかもしれません。コンマ判定で変わるので、女の子といちゃいちゃしましょう。(ただしいちゃいちゃできるとは言っていない)

コンマ判定は以下のようにします。

01~33 へっちゃら

34~66 ほろ酔い

67~00 酔っ払い

ぞろ目 ???


女の子は安価で指定しますが、最初は咲さんに犠牲になってもらいます。

それではもうしばらくお待ちください。

結局あのあと父も母もチョコレートボンボンと食べることができず、家で処理することができなくなってしまった。しかしせっかくのハギヨシさんからもらったチョコレートを捨てることもできず、京太郎は自分の知り合いに食べてもらうことにした。そうして白羽の矢が立ったのが、彼の幼なじみである宮永咲である。

「……ということなんだ。どうか俺を助けるためと思ってこいつを食べてくれないか?」

「……京ちゃん、その話を聞いて私が食べると思うの?」

咲の疑う目線を受けて、京太郎は慌てて説明を始めた。

「待ってくれ!! 別にこれを食わせておまえに何かしようって訳じゃないんだ。それに親から聞いたんだが、どうやら二人とも酒に弱いらしい。つまり俺はめちゃくちゃ酒に弱かったんだよ!」

京太郎は必死に咲に説明をしたが、彼女はまだ疑いの目を向けている。どうしようかと考えていると、咲は小さくため息をついた。

「わかってるよ、京ちゃんがそんなことしない人だってこと。ただそんなこと言ったら普通は協力してくれないよ?」

「そ、それはそうだよな。すまん、咲」

「別にいいよ、気にしてないし。それに、京ちゃんになら……」

「俺になら、何だよ?」

なにかぶつぶつと言っている咲の顔をのぞき込むと、茹で蛸みたいに顔を真っ赤にしてのけぞった。

「なっ、何でもない!!」

「そ、それよりも、もうもらっちゃうからね!」

そう言って咲は、何が恥ずかしいのか急ぐように包装を開くと、ひょいっと口に入れた。


01~33 へっちゃら

34~66 ほろ酔い

67~00 酔っ払い

ぞろ目 ???

直下 コンマ反転

京太郎は固唾をのんで咲の様子を観察していたが、特に変わった様子はない。咲は大丈夫だったのだろうか?

「咲、どうだ?」

「うーん、何というか独特の香りだね。私は大丈夫だけど、ちょっと苦手だな」

そう言って申し訳なさそうにしている咲は、本当に大丈夫そうだった。

「いや、正直つきあってくれただけでもうれしいよ。ありがとう、咲」

「ううん、協力できなくてごめんね京ちゃん」

「今度また本選びに付き合ってやるよ」

「ほんと、ありがとう京ちゃん!!」

そう言って咲は、満面の笑みを浮かべた。どうやら京太郎の心配は、杞憂だったようだ。


咲:お酒に強い

「とりあえず咲は大丈夫だったし、やっぱり俺が特別弱いだけみたいだな」

「けど、チョコレートボンボンもまだまだあるし、どうしようかな?」

次のキャラクター指定(清澄のみ)



下2

あっ、広島弁とかよくわからないし、間違ってたらごめんね。

「まこ部長、お疲れ様です。」

「おう、京太郎か。お疲れさん」

今日は学校に用事があったのでついでに部室によると、そこには新しく部長になったまこ先輩がいた。やはり引き継ぎなどで忙しいのだろうか、少し疲れ気味に見える。

「ところで、おまえさんがもっとるのはなんじゃ?」

「あっ、これですか? もらい物なんですけど、量が多かったので部室のみんなにもお裾分けしようと思いまして」

そう言ってまこ先輩の座っている机のところまで行って、ビニール袋に入れておいたチョコレートを一つとると、まこ先輩に手渡す。

「よければまこ部長もどうぞ」

「おう、ちょうど休憩しようと思っておったところじゃ。ありがたくもらおうかのう」

まこ先輩は笑いながらチョコレートの包装を開くと、ひょいと口に入れた。



01~33 へっちゃら

34~66 ほろ酔い

67~00 酔っ払い

ぞろ目 ???

直下 コンマ反転

「んっ、なかなかうまいのう」

そう言って朗らかに笑うまこは、なにもおかしなところはないように見える。ほっと安堵の息を吐いた京太郎が味の感想を聞こうとしたとき……

「それにしても、今日はあついのう」

まこは、突然胸元をはだけさせた。突然のことで固まる京太郎に、まこは椅子から立ち上がって近づいてきた。よく見るとその顔は、ほんのり赤くなっていた。

「おや、どうしたんじゃ京太郎。そんなに驚いた顔をして、なにか変なものでもみたんか?」

「……い、いやいや!! 何やってるんですか先輩!? 暑いんだったら窓開けましょうよ!」

「いんや、クーラーもつけとるし、節電中じゃから温度も下げられん。こうするしかないだろう。」

まこは少しフラつきながらも京太郎の目の前に来ると、今度は彼のシャツのボタンを外し始めた。

「」

「ほう、なかなか男前じゃのう京太郎」

あまりのことに再びフリーズしてしまった京太郎に、まこはさらなる追い打ちをかける。

「おや、おんしもあせをかいておるのぅ」ペロッ

「ひぃ!?」

「ふふっ、見た目に似合わずかわいい声を出すんじゃな」

胸元をなめられるという異常な体験に思考が追いつかないでいたが、なんとか正気に戻った京太郎は逃げようとした。しかしまこは逃がさないと言わんばかりに京太郎の体をがっちりとホールドした。

「ほれ、体をなめると涼しくなってきたじゃろう?」

「こ、こんなにひっついてたら涼しいどころか暑苦しいでしょう!? 手を離してください!」

「それもそうじゃのう」

意外とあっさりひいたまこに驚いていると、今度はおもむろに上着を脱ぎ始めた。

「ちょっ、何やってんですか先輩!」

「じゃから暑いから服を……」

「年頃の女の子がそんなことしてはいけません!!」

京太郎は必死に服を脱ごうとするまこを止めるが、抵抗されてなかなか止まってくれなかった。










結局この戦いは、まこが正気に戻るまで続いた。

「京太郎、ほんっっっっとに、すまんかった!!」

「まこ部長! ほんとにもういいんで頭を上げてください!!」

正気に戻ったまこは、顔を真っ青にして京太郎に謝罪していた。しかし元はといえば自分が持ってきたウィスキーボンボンのせいなので、京太郎としてはばつが悪かった。

「その、俺が持ってきたチョコレートボンボンのせいなんで、まこ部長が謝ることなんてないですよ」

「むしろ俺が謝らなきゃいけないのに……」

「いや、それでもわしがおまえさんに迷惑かけたことには変わりない……」

本当に申し訳なさそうにしてるまこを見て、京太郎もどうしたらいいかわからなくなってきた。そうやっておろおろしていると、まこは顔を真っ赤にして京太郎の方を向いた。

「その、じゃから…… 責任はとる!!」

「……えっ?」

「そういうわけで、すまんが先に帰る!」

そう言って一瞬で帰る支度を済ませたまこを京太郎はぽかんと眺めていると、流れるように部室から出て行った。
そのあとの部室には、理解が追いつかず呆然としている京太郎だけが残った。

まこ:お酒に弱い。あと酔っ払うといろいろすごい。

すいません、今日はここまでです。
なんか書くのがすごい遅い上に、うまくかけなくてすいません。

次回は金曜日の22:00頃になると思います。

見てくださった人ありがとうございます。

ついでに明日の分のキャラ安価清澄だけで

下2

誰かいますか?

あまり書き溜めはできなかったので今日も進行が遅くなりそうですが、頑張ります。

それでは人もいますし、始めますね。

「あら須賀君、こんなところで何をしているの?」

「……あっ、元部長」

「なによそれ、傷つくわー」

まこが部室から出てしばらくすると、今度は元部長である久がやってきた。彼女は京太郎の発言に冗談をいって返したが、すぐに彼が元気がないことに気がついた。

「なによ辛気くさい顔して、何かあった?」

「えーと、何でもないですよ?」

「何なら相談に乗りましょうか?」

「いえいえ、相談しにくいことなので……」

「何よそれ、つまんないわね」

久は不満げにほほを膨らませると、机の上にチョコレートがおいてあることに気がついた。小腹が空いていたこともあって、何気なくチョコレートを手に取って包装を見ていた。

「これ、チョコレートボンボンじゃない。どうしたの、食べていい?」

「あぁ、それはみんなにお裾分けしようと思って……」

「それなら食べて大丈夫ね」パクッ

「……って何やってるんですか!?」




01~33 へっちゃら

34~66 ほろ酔い

67~00 酔っ払い

ぞろ目 ???

直下 コンマ反転

「ひっ、いきなり大声出さないでよ!」

かわいらしい声を上げて驚く久に、京太郎は驚くと同時に申し訳なく思ってしまった。

「すいません、だけどそれはあまり食べてほしくなかったんです」

「何よそれ、私にはあげたくなかったってこと?」

「いやいや、そういう意味じゃなくて」

「……もしかして、私のこと嫌いなの?」

なんだか雲行きが怪しくなってきたことを感じた京太郎は、とりあえず逃げることを選択した。

「なんだかのどが渇きませんか? お茶を入れてきますね」

「そんなこと言って、私から逃げたいだけないでしょう?」

逃げようとした京太郎の裾をつかんで、久は泣きそうな声を上げながら上目遣いで彼の顔を見た。京太郎は今までのギャップに驚いてどぎまぎしていると、久の目尻に涙が溜まってきた。

「やっぱりそうよね、新入生で麻雀の楽しさも知らなかったあなたに雑用ばかり押しつけて、部長らしいことなんて全然やってあげられなかった。そんなの、嫌われて当然よね……」

今にも泣きそうな久を見て、京太郎もついに腹をくくった。

「何言ってるんですか、部長。俺があなたのことを嫌いになるわけがないでしょう?」

「……えっ?」

あっけにとられている久を尻目に、京太郎は久の肩をつかんでさらにたたみかける。

「たとえあまり指導を受けられなかったとしても、俺を仲間はずれにせずにインハイに連れて行ってくれたこと、感謝してるんですよ」

「俺はみんなに言いようにこき使われているんじゃなくて、仲間なんだってわかってすごくうれしかったんです」

「それに、俺はあなただからついて行こうと思ったんです」

「あのっ、ちょっ」

「一生懸命頑張って、夢を叶えようとしている部長を応援したかったんです」

「」プシュー

顔を真っ赤にして固まる久を見て、今度は別の意味で心配になった京太郎は、久の体を軽く揺すってみた。

「あの、大丈夫ですか?」

「……えっ、あっ、大丈夫よ!!」

「そういえば急用を思い出したわ、ごめんね須賀君!!」

急に再起動した久に驚いてのけぞっている隙に、彼女は部室から勢いよく出て行った。


残された京太郎は、とりあえず何も考えずに家に帰ることにした。

「……全く、よくもまぁあんなことを恥ずかしげもなく言えるわねぇ」

京太郎から逃げ出した久は、女子トイレの個室で一人うずくまっていた。

「あーあ、なんだか顔が熱くなってきちゃった」

真っ赤になった顔を手で仰ぎながら、自分の心臓がどきどきいっていることに気がついた。

「何よもう、こうなったのも須賀君のチョコレートのせいね」

そう悪態をつきながらも、久の顔は恋する乙女のようになっていた。



久:お酒にそこそこ弱く、泣き上戸である。

次のキャラ安価(まだ出ていない清澄のみ)

下2

まこと久がウィスキーボンボンを食べた翌日、京太郎は和と一緒に京太郎の家で麻雀の勉強をする約束をしていた。本当なら咲と優希も呼んで一緒にやる予定だったが、二人とも急用ができてしまった。そのため今日は和と二人っきりだ。以前なら二人きりなど嫌がられそうなものだが、最近は京太郎の頑張りのおかげかだいぶ仲良くなっていた。

「はぁ、昨日あんなことがなければもっと楽しむことができたのにな……」

「どうしたんですか?」

「あっ、いや、何でもねぇよ。それよりも適当にそこにあるお菓子食べといてくれ、お茶入れてくるから」

麻雀の指導も一区切りついたので、いったん休憩にすることにした。京太郎は昨日のことを和に知られたくなくて、逃げるように部屋から出て行った。京太郎がいなくなって手持ち部沙汰になった和は、とりあえずお菓子をあさって見ることにした。

「ふぅ、せっかくですし何かいただきましょうか」

そう言ってお菓子を探すと、なにやら高級そうな包装に包まれたチョコレートを見つけた。そこにウィスキーボンボンと書かれていた。

「これは、ウィスキーボンボン? なんだか意外ですね」

「少し興味もありますし、もらってもいいですよね?」

厳しい親の元で育っていた和は、少しいけないことに興味があった。そこに未成年でも食べて大丈夫なウィスキーボンボンが出てきたので、ちょっと背伸びをしたいお年頃の和は釘付けになってしまった。

「ちょっとだけなら大丈夫でしょうし、これくらいで酔ってしまうなんてオカルト、あり得ませんよね?」

そんな言い訳をして、和はウィスキーボンボンを口に運んだ。

やばい忘れてた

コンマ判定


01~33 へっちゃら

34~66 ほろ酔い

67~00 酔っ払い

ぞろ目 ???

直下 コンマ反転

「おーい、お茶入ったぞー」

京太郎が部屋に帰ってくると、そこには顔を火照らせている和がいた。まさかと思いゴミ箱を見ると、すでにウィスキーボンボンの包装が入っていた。

「ふぇー、すがくんがふたりいますぅ」

「おい和、もしかしてチョコレートボンボンを食べたのか!?」

慌てて和に確認をとると、こくんと頷いた。どうやら相当酔っているらしく、ろれつが回らずゆらゆらと揺れている。

「とっ、とりあえずお茶を飲んで落ち着け!」

「そんなことよりぃ」

京太郎は急いで和にコップを持って行くが、それをとられて机の上にそっと置かれた。

「すがくーん、ちょっとこっちにきてくださぁい」

「おっ、おい。和……」

少し扇情的な和が顔を近づけてきた。その誘惑に耐えきれずに、京太郎は思わず喉を鳴らして和に顔を近づける。多少の下心を持って。


























「だいたいなんなんれふかあのりこうりつてきなうちかたわぁ!! あんらおかるとあっていいわけがないんれしゅよぉ」

「あぁ、そうだよな。あんなめちゃくちゃな打ち方おかしいよなぁ」

結局京太郎の想像していたようなことは全くなく、和の愚痴に延々と付き合わされていた。和も日頃の鬱憤をすべてはき出しているのか止まらず、京太郎はそんな和の機嫌を損ねないように話を合わせていた。

「なあ、そろそろ帰る時間じゃないか? 門限とか……」

「そんなことかんけいありましぇん。だいたいすがくんもすがくんでしゅよ、はじめのほうはずっとわらしのむねばっかりみて」

「えっ、なぜそれを!!」

「ましゃかばれてないとおもってたんれしゅか、おんにゃのこはそういうめせんにびんかんなんれしゅよ?」

「うっ、それはすまない……」

正直ばれているとは思ってなかった京太郎は、和の指摘にショックを受けていた。和はお茶の入ったコップを一気にあおると、さらに続けた。

「しょれにしゃいきんはちょっといいなぁっておもってきたのに、こんどはまったくきょうみをしめしゃなくなってきたじゃないれしゅかぁ」

「ええっとそれは…… って、えっ?」

「それにぃ、それにぃ……」

「えっ、和? のどかぁ!?」

和は愚痴を言って疲れていたのか、うとうとし始めて、ついには眠ってしまった。

目が覚めた和は、気がつけば自分の部屋にいた。京太郎の家でウィスキーボンボンを食べてからの記憶がない彼女にとって、この状況は全く理解できなかった。そうして困惑していると、ノックが聞こえてきた。

「はい、どうぞ」

「おぉ、和。目が覚めたか、体調はどうだ?」

和の部屋に入ってきたのは、彼女の父だった。しかしなぜか彼は険しい顔をしていて、機嫌が悪そうであった。

「はい、大丈夫ですけど。いったい何が起こったのか、覚えていないんです」

「そうか……」

そう言うと、なぜが父はぶつぶつつぶやきながら深く考え込んでしまった。

「あの、お父さん、いったいどうしたんですか?」

「いや、何でもない。一応事情はあの少年から聞いたが、おまえが大丈夫なら安心だ」

「えっと、須賀君のことですか?」

「あぁ、詳しい話は彼から聞くといい。それと、何かあったら必ず私を頼りなさい。絶対にあの男を社会的に殺してやるからな」

「えっ、えっ?」

状況が飲み込めなかった和は後日京太郎から詳しい話を聞いて、悶絶したそうだ。そしてもう人前でお酒を飲まないことを固く決意するのであった。

和:お酒にすごく弱く、愚痴るタイプ

今日はここまでにします。

なんか昨日よりも書くスピードが遅い……
早くかける人がうらやましいです。
正直地の文をやめて会話だけにしたほうがいいかなって思えてきた。

次回は優希をやりますが、他校の生徒は未定です。正直方言系のキャラは難しいですし、場所によってはできなさそうです。

それではまた明日の22:00にお会いしましょう。


ついでに優希のコンマ判定



01~33 へっちゃら

34~66 ほろ酔い

67~00 酔っ払い

ぞろ目 ???

直下 コンマ反転

誰かいますか?

それでは今日も遅筆ですがよろしくお願いします。

「おい犬! どうやらみんなにお菓子を配っているようだな。私にもよこすじぇ!!」

「おい、あってそうそうそれかよ」

優希はどこから聞きつけてきたのか、あってそうそうお菓子を催促してきた。それを聞いて京太郎は怒りがわくどころかあきれてしまった。

「っていっても今持ってないし、そもそもあれを誰かにあげるわけには……」

「うるさいじぇ!! みんなにはあげて私だけ仲間はずれかー!!」

京太郎としてはこれ以上の犠牲者を出すわけにはいかなかったが、こうも駄々をこねられるとどうしようか迷ってしまう。それに一人だけあげないというのもかわいそうだ。

「……仕方ねぇな、それじゃあ今度持ってきてやるよ」

「えぇ~、そう言って私にはよこさない気だろ犬!!」

「……それじゃあうちに来るか? だけどどうなっても知らないぞ」

「えっ、京太郎…… おまえ私に欲情してたのか!?」

「してねえよ!!」

「あははは!! 犬が犬と一緒に写真撮ってるじぇ!!」

「やっぱりこうなったか……」

京太郎の家に来た優希は、部屋につくと早速ウィスキーボンボンを口に入れて、案の定酔っぱらってしまった。今は京太郎と親戚の家で飼っている犬のツーショットを見て笑っている。

「それにしても、優希は酔っぱらうと笑いが止まらなくなるのか」

「ぶははは!! 何言ってんだじぇ京太郎、私が酔ってるわけないじぇ!!」

「いやいや、酔ってないわけないだろ!!」

酔っ払いの相手とはこんなにも大変なのかと、京太郎はついに頭を抱え始めた。ある意味大人に近づいた瞬間である。

「おいおい、そんなに暗い顔をしていると幸せが逃げていくじぇ! 私みたいに笑いで吹っ飛ばすじぇ!!」ギャハハ

「はぁ、おまえは幸せそうだよな? 優希」

「それは京太郎と一緒だからだじぇ!」

「えっ?」

優希の予想外の発言に驚いていると、優希がすり寄ってきた。

「京太郎はなんだかんだ言って優しいし、私と冗談に付き合ってくれるし、いつもタコスを作って切れるし……」

「欲を言えば、私のお婿さんになってほしいくらいだじぇ!!」アハハ

「いや、おまえ急に何言って……」

「普段はこんなこと言えないけど、ホントは、京太郎のこと……」

「ゆ、優希……」

「うっ」ウプッ

「……えっ?」


「うぅ…… もうお嫁に行けないじぇ」

「大丈夫だって、なんとか間に合っただろ?」

「そういう問題じゃないじぇ……」

ちょっとあれなところを見られて落ち込んでいる優希に、的外れなフォローをする京太郎。とりあえず持ってきたお茶を優希に手渡し、飲むように進める。

「まぁ、あんなもん食べさせた俺も悪かったよ。わりぃな、優希」

「うぅぅ、京太郎」

「なんだ?」

少し涙目になった優希が恥ずかしそうに京太郎のことを呼ぶ。京太郎は不覚にもその様子をみてかわいいと思ってしまった。

「わ、私のあんな恥ずかしいところを見たんだから責任をとるじぇ!!」

「あー…… 了解、それではどうすればいいんですかお嬢様?」

「おじょっ!? ちゃ、茶化すな京太郎!!」

「茶化してねぇよ、それで何すればいいんだ? タコスでも作ればいいか?」

「私がタコスで何でも許すと思ってるのか!? そんなもの毎日でも作ってもらわないと許さないじぇ!!」

「いやいや、許すのかよ……」

何でもタコスで許してくれそうなこのチョロい友人に、京太郎は少し心配してしまう。このままだとタコスのためなら何でもしてしまいそうだとすら思えてしまう。そんなことを考えていると、優希が急にもじもじとし始めた。

「だ、だから京太郎は、責任もって私に毎日タコスを作るといいじぇ」カァァ

「はいはい、わかったよ。それくらいで許してくれるんだったらな」

「……えっ、ホントにいいのか?」

まるで予想していなかったとでも言うように目を丸くする優希に、京太郎は不思議そうに首をかしげる。彼にとってタコスを作ることは苦ではないし、優希がおいしそうに食べてくれるのでむしろやりがいがあった。

「だからいいって言ってるだろ? とりあえずさっきの詫びもしたいし、今からいるか?」

「いっ、いや、今はいいじぇ! さっきのでちょっと食欲が……」

優希がタコスを食べないという衝撃の展開に、京太郎は驚きを隠せたないでいた。まさか熱でもあるのかと思い、普段なら咲くらいにしかやらないようなやり方で熱を測る。そう、おでことおでこをコツンするあれだ。

「おいおい、ホントに大丈夫か?」

「顔も真っ赤だし、やっぱり体調が悪いんじゃ……」

「ふにゃ!? ほ、ホントに大丈夫だから、私もう帰るじぇ!!」

優希は目をぐるぐるさせて、勢いよく立ち上がると部屋から飛び出していった。勢いがよすぎて頭を打った京太郎は、しばらく悶絶していた。

「いってぇ~、いったい何が……」

京太郎がなんとか立ち上がろうとすると、そそくさと優希が入ってきた。どうやら荷物を忘れたようだ。荷物を持って再び部屋から出ると、今度は扉から真っ赤な顔をのぞかせてきた。

「……さっきの約束、忘れるなよ!!」

「あっ、おい優希!」

結局優希はすぐに家を出て京太郎はまた一人部屋に取り残された。最近こんなことが多いなと思いながら、京太郎は一人つぶやいた。

「いきなりどうしたんだよあいつ……」

とりあえずこれで清澄メンバーは全員終了です。

このあとは清澄メンバーのエピローグか、ほかの高校のキャラでやるかのどちらかにしようと思います。

何か感想とか改善点があったら言ってくれるとうれしいです。

乙です
このまま清澄としてではなく、エピローグで一旦閉じて、別の高校という手も

>>67さん

なるほど、そっちの方がいいですね。とりあえず清澄のエピローグを書いて、余裕があったらほかの学校もやってみようと思います。
もしかしたらほかの高校は小ネタみたいな形式でやるかもしれません。

清澄編エピローグ



……最近、部活のみんなの様子が少し変わってきました。何というか、今まで優希ちゃん以外はあんまり京ちゃんとべたべたしてなかったのに、過度なスキンシップが多くなったように感じます。



「ほい、京太郎。確か梅昆布茶が好きじゃったな」

「あっ、ありがとうございますまこ部長」

まこ先輩は京ちゃんに何かと世話をかけるようになりました。というか何でまこ先輩が京ちゃんの好みを知ってるんですか? ついでになんで乙女みたいな顔をしてるの?

「須賀君、ここはこっちを切って悪待ちにした方が……」

「何言ってるんですか元部長、初心者の須賀君に変な癖をつけようとしないでくださいよ」

「え、ええっと……」

部長と和ちゃんは京ちゃんの指導に力を入れるようになりました。だけど二人で挟んで取り合うように指導する必要はないよね? あと、その邪悪なものを京ちゃんに押しつけないでよ! 京ちゃんも鼻の下伸ばしちゃだめ!!

「京太郎、今日もおまえのタコスは最高だったじぇ!!」

「へいへい、ありがとよ」

「だ、だから明日も……」モジモジ

「わかってるって、明日も作ってやるよ」

「さっすが京太郎だじぇ!」パァァ

優希ちゃんは京ちゃんのことをいぬ呼ばわりすることがなくなりました。だけど最近毎日京ちゃんのタコスを食べています。ま、まさか毎日作ってとか言われてOKしてないよね? 京ちゃんならそれくらい大丈夫とかいって二つ返事でOKしそうだよね、もしもそうならどうしよう……

「むっ、そろそろ帰る時間じゃな」

「そうね、それじゃあ今日は終わりにしましょうか」

「そうですね、というかなんで竹井先輩が部活に来てるんですか?」

「いいじゃない、受験勉強のちょっとした息抜きよ」

「全く部長は……」

京ちゃんが今までよりも部活のみんなと仲良くなったことはいいことだと思いますが、ちょっと仲良くなりすぎな気もします。何というか、前に京ちゃんからチョコレートボンボンをもらったあとくらいから、急に仲良くなり始めたような…… まさか、そんなわけないよね?

「京太郎、一緒に帰るじぇ!!」

「あっ、わりぃ優希。ちょっと用事があるんだ」

「ちぇー、なら仕方ないじぇ」

なんだか私だけ置いていかれちゃったみたいでいやだな、私だってもっと京ちゃんと……

「おーい、咲。一緒に帰ろうぜ?」

「……えっ?」

「何驚いてんだよ? 前言った約束、付き合ってやるよ」

「えっと、その…… 今から?」

「そうだよ、前にほしいって言ってた本、今日発売だろ? それ買うついでに付き合ってやるよ」

「……うん、ありがとう!!」

ちょっと周りが変わっても、やっぱり京ちゃんは京ちゃんだった。そのことがうれしくて、ちょっと泣きそうになっちゃった。

「それじゃあいこっか!!」

だけどこのままじゃだめな気がする。なんとなくだけど、みんな京ちゃんと急に仲良くなっちゃったし、このままの関係じゃいられなくなっちゃうかもしれない。校門を出ると未だに蝉が鳴いていて、今にも日が沈みそうになっていた。夕暮れに染まる道を、京ちゃんと二人で歩いてく。

「あのね、京ちゃん……」

だから私も、変わろうと思う。そのための一歩を、頑張って踏み出して……









清澄エンド、変わる関係、変わりたい関係

とりあえずこれで清澄は終了です。

咲ちゃんエンドみたいになっちゃったけど、別にそんなことはないです。むしろ出遅れてしまっています。

今後はほかの学校もちょっとずつやっていこうと思います。

あと質問なんですけど、一度にまとめて書いてから出すよりも、ある程度書いてからこまめに出した方がいいですか?

>>72さん

わかりました、今後はもう少しこまめに出すようにします。

それじゃあ最後に次の犠牲者を決めようと思います。

次はまた22:00に来ます。

下2 キャラ安価(方言使ってる子は方言間違えたらごめんね)

下3 コンマ判定(コンマ反転)

01~33 へっちゃら

34~66 ほろ酔い

67~00 酔っ払い

ぞろ目 ???

誰かいますか?

それでは初めて行きます。

あと、細かいところは気にしないでね。

「あの、須賀さん。今日はありがとうございます」

「いやいや、俺だってまだまだだから」

今日は清澄と鶴賀との合同練習の日だ。京太郎は同じ初心者ということもあって、佳織とすぐに打ち解けて仲良くなることができた。

「それにしても、須賀さんが親しみやすい人でよかったです」

「そっか、それはよかった」

いろいろな話で話が弾む二人、そこで京太郎はあることを思い出した。

「そういえば、この前知り合いにもらったんだけど、ちょっと量が多いからあげるよ」

「えっ、いいんですか? こんな高そうなものを……」

以前友人にもらったウィスキーボンボン、もう食べてはいけないと両親に言われたので、こうして知り合いにお裾分けしているのだ。

「あぁ、よかったら食べてくれ」

「そ、それじゃあ、いただきます」パクッ

「なんだか、ちょっとオトナって感じの味ですね」

「あぁ、チョコレートボンボンっていう、お酒の入ったお菓子なんだ」

「えっ、私まだ二十歳じゃ……」

「大丈夫だって、ただのお菓子だから」

そう言って笑う京太郎に、佳織は顔を赤くして恥ずかしそうにしている。

初心者同士の語らいは、まだまだ終わりそうにない。


佳織:お酒に強い

それでは次のキャラ安価いきます。



下2まだ出てないキャラ(方言使ってる子はしゃべり方間違えるかも、あとあんまりキャラわからない子も)

下3 コンマ判定(コンマ反転)

01~33 へっちゃら

34~66 ほろ酔い

67~00 酔っ払い

ぞろ目 ???

「あんたねぇ、もうちょいシャキッとしなさいよ」

「いやいや、さすがにあんだけ荷物もたされたらこんな風になるって」

憧たち阿智賀メンバーは、今長野に観光しに来ている。全国で仲良くなって、男が苦手な憧ともこうやって気軽に接することのできるようになった京太郎は、いまショッピングの荷物持ちから解放されて、憧の泊まっているホテルの部屋にいた。

「だけどよくもまぁ、こんなに買うものがあったな」

「いいじゃない、普段はない男手があるんだから」

軽口をたたきながら、憧は疲れている京太郎によく冷えたお茶を差し出した。京太郎は礼を言ってからお茶を受け取り、それを一気に飲み干した。

「うわぁ、よくそんなに一気に飲み干せるわね」

「別にいいだろう? 喉が渇いていたんだからさ。ってそういえば!」

京太郎は椅子に座りながらくつろいでいたが、あることを思い出して鞄をあさり始めた。今日持ってきていたチョコレートボンボンが溶けていないか心配になったのである。鞄の中からとりだして中身の無事をを確認すると、京太郎は安堵の息を吐いた。

「よかった、無事だった……」

「何よそれ?」

「あぁ、知り合いにもらってさ。ちょっと量が多いからみんなにもお裾分けしようと思ってな」

「へぇ、ってこれウィスキーボンボンじゃない! あんたなんでこんなもの持ってるのよ?」

「いや、だからさっき言っただろ。知り合いにもらったけど、このまま腐らせるのっもいやだし、一つもらってくれないか?」

「しかたないわねぇ、それじゃあさっきのお礼にもらってあげるわ」

「いやいや、荷物持ちの対価を俺から払うのかよ……」

なんとも言えない顔をしている京太郎を尻目に、憧はウィスキーボンボンを口に入れていた。

「あら、結構おいしいわね。なんだかちょっと大人になった気分」

「なんだよそれ、というかちょっと顔赤いぞ。大丈夫か?」

「へっ、何よ。そんなわけないでしょ?」

なんだか様子がおかしいと感じた京太郎は、憧の訪に近づいていった。

「おい、大丈夫か?」ピトッ

「ふきゅっ!?」

心配になって額に手を当てると、熱くなっていた、しかも先ほどよりも顔も赤くなっている。体調が悪化したのかもしれないと考えた京太郎は、憧の体をお姫様だっこして、ベッドに寝かせることにした。

「な、なななな!!」

「悪い、少しおとなしくしていてくれ」

「……ふぁい」プシュー

ふらふらしていてたっているのもつらそうに見えた憧をほんの少しの距離ではあるが抱えていると、どんどんと顔が真っ赤になっていった。

「な、何を……!?」

「おい、おとなしくしてろよ」

ベッドまで連れてこられた憧は混乱していた、ウィスキーボンボンを食べてからとてもふわふわした気分になったと思ったら、目の前の男にベッドまでお姫様だっこをされたからだ。さらにそのあと、覆い被さるようにおとなしくしていろと言われたのだから、もう子供ではない憧は自分がどのような状況か理解してしまった。しかしそれは酔ってうまく思考できていないことで生じた勘違いである。

「えっ、うそ……」

正直様々な感情が胸の中で渦巻いていたが、どれもいやな気分ではなかった。ほかの男子ならこうはいかなかっただろうが、京太郎は初めてできた仲のいい男友達だ。それに知らず知らずのうちに惹かれていたこともあって、この状況を受け入れようと首と縦に振った。

「……うん」

「よし、それじゃあしばらくここで待っててくれ。今赤土先生呼ぶから」

「えっ……」

さっと憧の上からどいた京太郎は、赤土先生に連絡しようと携帯をとりだした。その予想していなかった行動に、憧は呆然としていた。そして京太郎の意図に気づいた憧は、自分の勘違いに気がついてさらに顔が真っ赤になった。

「おいおい、本当に大丈夫か? めちゃくちゃ顔赤くなってんぞ」

「……誰のせいよ」ボソッ

京太郎が心配してはなった言葉は、今の憧には逆効果だった。さっきまで自分が勘違いをしていたのはこの男のせいだと思うようになったのだ。そして、憧は電話をかけようとする京太郎の腕をつかんで、赤土先生に連絡させないようにする。

「えっ?」

その瞬間、京太郎の視界は天地逆転した。

「あんたのせいでこんなことになったんでしょうが、責任とりなさいよ!!」オメメグルグル

「いやいや、何のことだよ!!」

気づいたら憧に馬乗りされていた京太郎は、何が起こっているかわからなかった。しかし明らかに正気じゃない憧に恐怖を覚え、とりあえず憧を傷つけないように抵抗する。

「ちょっと暴れないでよ!! 天井のシミを数えてたらすむ話だから!!」

「意味わかんねえよ!! とりあえず正気に戻れ、憧!!」

「私は正気よ!!」

「どこがだ!? 正気なやつはそんな怖い目をしてねぇよ!!」

さっきの勘違いを本当にしようとする憧と、恐怖を覚えて必死に抵抗する京太郎。二人の戦いはあまりに遅いからと心配して部屋にやってきた穏乃に見つかるまで続いた。

「あー、憧。さっきのは俺のあげたチョコレートボンボンが原因みたいだし、そんなに気にすんなよ」

「そんなことできるわけないでしょ、馬鹿!!」

酔いの覚めた憧は、しばらく京太郎の顔をまともに見ることができなかった。自分が酔っぱらっている間のことを鮮明に覚えていたのだ。結局奈良に帰る直前まで、ちゃんと会話をすることはできなかった。

「だから悪かったって、あれは俺のせいだよ。何でもするから許してくれよ」

「……それじゃあ今度はこっちに遊びに来なさいよ」

「はいはい、それくらいならお安いご用だ」

「……あっ!! あんただけじゃなくて、和たちも連れてきなさいよ! 勘違いしないでよね!」

「大丈夫だって、そんなに自惚れてねえよ」

「……ばか」ボソッ

「馬鹿って、ひでぇな」

「うっさい、ばかばかばか!!」

「おいおい、そんなにいうことないだろ」

そんなやりとりをしていると、ついに帰りの電車がやってきた。名残惜しいが、ここでお別れである。

「それじゃあ、またな!」

清澄のみんなが手を振って別れを惜しんでくれる。彼らが見えなくなったところで、憧はぽつりとつぶやいた。

「はぁ、なんで私、あんなやつのことを……」

あの事件以来、憧の心の中は金髪の少年のことでいっぱいになっていた。

憧:お酒にすごく弱い、酔うと暴走する。

それじゃあ次で、今日やる最後のキャラ安価になります。


下2まだ出てないキャラ(方言使ってる子はしゃべり方間違えるかも、あとあんまりキャラわからない子も)

下3 コンマ判定(コンマ反転)

01~33 へっちゃら

34~66 ほろ酔い

67~00 酔っ払い

ぞろ目 ???

どこにこんなに隠れてたんだ!?

それじゃあ次はシロになります。毎回のことながら、細かいところは気にしないでね。

あと伝え忘れていましたが、オトナ組は考えていません。普通にお酒飲みそうなので。
次の安価の時には書いておきます。

「ダル……」

「はいはい、そんなにめんどくさがらないでくださいよ」

今回は岩手から宮守のみんなが遊びに来た。今は一日の観光を終えて、みんなそれぞれの部屋でくつろいでいた。京太郎はめんどくさがるシロの荷物を持っていくついでに、部屋で少し話をしていた。なんだかんだ言って世話焼きな京太郎は、シロのことを放っておけなかった。そうしてシロと仲良くなった京太郎は、お近づきの印にお菓子をあげることにした。

「そういえばシロ先輩、お菓子ありますけどいりますか?」

「ん、もらう」

「はい、チョコレートボンボンです。食べてみましたけど、結構おいしいですよ?」

「京太郎……」

ウィスキーボンボンをチョコレートボンボンといって渡すと、なぜか疑わしい目で見られてしまった。なぜそんな目で見られたのかわからない京太郎は、困惑してしまった。

「ええっと、どうかしましたか?」

「まあいいや、信じてるし……」

「えぇ~、どういうことですか……」

よくわからないが、とりあえずウィスキーボンボンは受け取ってもらえるらしい。

「それじゃあ気を取り直して、はいどうぞ」

「んっ」

ウィスキーボンボンを渡すが、なぜか手を出さずに口をこちらに向けてくる。まるで親鳥の持ってくるえさを待っているひな鳥のような光景に、なんだかいやな予感を感じた。

「えっと、何ですか?」

「ダルい、食べさせて」

「いやいや、それくらい自分で「食べさせて」……はい」

妙に押しの強いシロについに折れた京太郎は、恥ずかしがりながらもシロに食べさせることにした。

「それじゃあ……」アーン

「んっ、」アーン パクッ

「んっ……」ピトッ

「えっと、シロ先輩?」

「ダルいから、続けて……」ギュウ

「は、はい。それじゃあ中学生の頃の話ですけど……」

なぜかシロは、ウィスキーボンボンをたべてから京太郎にぴったりひっついて京太郎の昔話をするように催促してきた。そうすると必然的にそのすばらなおもちが京太郎に当たるのだが、そのことから気をそらすために昔話に集中することにした。

「……そこで、咲に出会ったんです」

「……ダルい」ギュウウ

「いててててっ!!」

中学の時に咲と出会った話をすると、急に太ももをつねられた。いきなりのことで飛び上がりそうになるが、シロがもたれかかってきているのでなんとか耐えてみせた。

「ほかの女の話しないで」プクー

「すっ、すいません。それじゃあ俺のやってた部活の話なんですけど……」

女の子の前で別の女の子の話をするのはマナー違反だと言うことを思い出した京太郎は、別の話題に切り替えた。中学時代にやっていたハンドボールの話である。

……子供みたいにほおを膨らませるシロを見て、かわいいと思ってしまったのは内緒である。

「そこで俺たちは、相手のポストの猛攻をなんとかしのいで決勝への切符を手にしたんです」

「へぇ、京太郎ってすごくうまかったんだね」

意外にもシロの相づちがうまかったおかげで、京太郎もついついいろんなことを話してしまう。特に部活の話は中学時代の青春を費やしたこともあって、ちゃんと話を聞いてくれることがうれしかった。

「そうですね、結構うまかったんですよ? でも、決勝で現実を見せられちゃって…… ってすいません辛気くさくなっちゃいましたね」

「ううん、いいよ。京太郎のこと、もっと知りたかったから」

恥ずかしげもなくそんなことを行ってきたせいで、聞いている京太郎のほうが恥ずかしくなってきた。何とかそのことを悟られないように、軽口をたたくことにした。

「そ、そうですか。俺のことならいくらでも教えてあげますよ」

「そう、それじゃあ私のことも教えてあげるね」

「ええっ!?」

あのめんどくさがりなシロが自分から話をすると言うことに驚きを隠せないでいると、シロは避難するような目で京太郎のことを見てきた。

「……ダルい」

「すいません俺が悪かったです、だからすねないでください!!」

「……別に、すねてないし」

「はいはい、わかりました。それよりもシロ先輩のこと、俺に教えてくださいよ」

「んっ、それじゃあ……」

こうして二人は、お互いのことを知るために昔話に花を咲かせた。寄り添いながら、まるで熟年夫婦みたいに。

翌日、もう岩手に帰る時間だが、シロはなんだかうれしそうだ。

「シロ先輩、なんだかうれしそうですね」

「うん、京太郎のこと、よく知れたから」

少しはにかみながら恥ずかしいことを言ってくるシロに、京太郎は恥ずかしくなって顔をそらしてしまった。そんなかわいらしい仕草をする京太郎にシロは思わず笑ってしまった。

「そ、そうですか。だいたい、なんでそんなに俺のこと知りたかったんですか?」

「うーん、ちょいタンマ」

突然の仕返しに、シロはどう答えるか考えこんだ。いったいどう言ったら京太郎の印象に残るか、重要な場面だ。

「それは、京太郎のことが……」

肝心な所で電車が来てしまったが、京太郎の顔を見る限りちゃんと聞こえたようだ。そのことに満足したシロは、さらに追い打ちをかけることにする。

「続きはまた今度」クスッ

「えっ、えっ? ちょっとまっ……」

「またね、京太郎」

京太郎がシロに先ほどの真意を確かめる前に、無情にも電車の扉は閉まってしまった。





……その後しばらくの間、京太郎は悶々とした日々を送ることになる。


シロ:お酒に少し弱い、酔うと少し積極的になる。

今日はここまでにします。ここまでお付き合いくださってありがとうございました。

それでは明日のキャラを決めて今日は終わりにしたいと思います。


下2まだ出てないキャラ(方言使ってる子はしゃべり方間違えるかも、あとあんまりキャラわからない子も)

下3 コンマ判定(コンマ反転)

01~33 へっちゃら

34~66 ほろ酔い

67~00 酔っ払い

ぞろ目 ???

シロは下3のコンマ反転だからお酒に強いじゃ……

>>119さん

……やってしまった!!

すいません、下2をコンマ反転してました。

こちらのミスなので何か埋め合わせをしようとおもいますが、どういったことがいいでしょうか?

何か案があったら言ってください。採用できそうなことをします。

強いて言えばお酒が強いverも書くとか?

うーむ、ぞろ目ずらし券は安価先の上下で出たときにづらす感じですか?

それとも±1して安価先のコンマをぞろ目にする券ですか?

次からキャラ安価とコンマ一緒にしたら良いんじゃ無いかな?

>>124さん
そうですね、せっかく安価とったのに何もないでは悲しいので、次回からはもう少しいちゃいちゃできるように考えます。

>>125さん
ありがとうございます。次回からまとめて安価とコンマ一緒にします。

とりあえずぞろ目すらし券(上下)をプレゼントします。

といっても衣はある程度考えているので、次回以降につかえるようにしますね。
上下にぞろ目があるときに使うかどうかアナウンスします。

次回は 衣:酔っ払い から始めます。

それではまた明日の22:00に会いましょう。

最後にお騒がせしてすいませんでした。

>>125じゃない>>126だった……

もうやだ寝ます。

乙です
上下にゾロ目あったら強制的に使った方がよくね?
安価取ったとき上下にゾロ目があったのに使わない選ばれると安価取った人が微妙な気持ちになる

>>130さん
確かにそうなので、強制的に使いますね。

誰かいますか?

それでは始めますね。

今日は衣からです。

「おいキョータロー! ハギヨシから美味なる菓子をもらったそうだな」

いつものアルバイトと特訓が終わり更衣室に行こうとしていた京太郎は、アルバイト以降に仲良くなった衣に呼び止められた。

「はい、確かにいただきましたよ。とても美味しかったですよ」

「本当か? ならば衣も食べたいぞ!」

「えっと、それは……」

正直龍門渕の執事であるハギヨシからもらったものを、その主である衣に渡すのは気が引けた。それに以前自分で食べて我を見失ったことがあるので、衣に渡すことは危ないような気がした。

「確かにハギヨシからのもらい物を渡すのが惜しいことはわかる。しかし、美味なるものは共有するべきではないか?」

「ですが、衣さんにはまだ早いと言いますか……」

「衣を子供扱いするな!!」

衣を心配して言った言葉だったが、逆に怒らせてしまったようだ。

「すいません、でもほしいならハギヨシさんにもらえばいいんじゃないですか?」

「ハギヨシもおまえと同じようにくれないんだ」

そのときのことを思い出したのか、衣はうつむいてしまった。さすがにばつが悪くなった京太郎に、衣は上目使いで虚太郎の目を見つめてきた。

「……だめか?」

さすがにその姿にやられた京太郎は、ついに折れてしまった。しかしその判断が間違っているとは、このときの京太郎にはわからなかった。

「仕方ないですね。わかりました、一つだけですよ」

「わぁーい、やったー!!」

「えへへぇ~、きょ~たろ~」スリスリ

「……どうしてこうなった」

更衣室に戻ってから衣にウィスキーボンボンを渡すと、衣はすぐに酔っぱらってしまった。京太郎は一瞬で酔ってしまった衣に驚いていたが、自分も大して変わらなかったことを思い出してなんとも言えない気持ちになった。

「てがとまっれいるぞ~きょ~たろ~」

「はいはい、わかりましたよ」ナデナデ

「んふふ~」

酔ってしまった衣は、その見た目通りに京太郎に甘えてきた。衣は京太郎の膝の上に座って、頭をなでるようにお願いしてきたのだ。

「きょ~たろ~のてはおおきいなぁ~」トローン

「そ、そうですか? まぁ確かに普通よりは大きいと思いますが」

「うむ~、まるでちちうえのようだ~」

先ほどまで京太郎に背中を預けていた衣は、今度は京太郎に向かい合うように座り直した。そして京太郎をぎゅーと抱きしめると、顔を胸板にスリスリしてきた。

「ちょっ、衣さん!?」

「なんらかきょ~たろ~といっしょにいると、あんしんれきるぞぉ」

「そ、それはありがとうございます?」

「なんれぎもんけいなんら~?」

書き始める前に、確定した安価内容をレスして確認すればええんじゃないかな

「それにしても、きょ~たろ~はおにぃさんみたいらな~」

「えっ、そうですか?」

普段お姉さんぶってくる衣からは予想もつかない言葉に、京太郎は思わず聞き返してしまった。正直年上の女性にそんなことを言われることになんとも言えない気分になったが、なぜそう思われているのか気になってしまった。

「うむ、せはたかいしかみのいろはおなじらし~」

「それに、ころものことをたすけてくれるからな」

「助けるって、そんなことしましたっけ?」

全く心当たりのない京太郎に、衣はろれつの回ってない口調で話を続ける。

「らってこのまえもたかいところにあったほんをとってくれたし、こんらころもとも、なんどれもあそんでくれるし……」

「でも、それくらい普通で……」

「それをふつうにやってくれるのがうれしいのだぁ」

「そしてなにより、ころものまえからきえないでくれるのが、とてもうれしいのだ……」スリスリ

衣のことはある程度ハギヨシから聞いていた京太郎は、彼女の気持ちを聞いて少しうれしかった。そして今は衣に思う存分甘えてもらおうと思うのであった。

あのあと思う存分京太郎に甘えた衣は、今はぐっすりと眠っていた。そんな衣を見て京太郎は、優しい笑みを浮かべて衣を部屋まで抱えて連れて行こうとしたが……

「おや須賀さん、ここで何をしているのですか?」ニコニコ

「ひっ!?」ビクッ

気がついたら、京太郎の背後にはハギヨシさんがいた。いつも通りの笑顔ではあるが、その雰囲気はいつもと違う圧力があった。

「あ、あの、これは……」

「わかっていますよ、衣様のこと、ありがとうございます」

「えっ?」

最悪首を覚悟していた京太郎は、予想外の言葉に目を見開いた。しかしハギヨシさんは笑顔のまま話を続けてきた。

「しかし、主を危ない目に遭わせてはいけませんよ? そこは気をつけてくださいね?」

「はい、すいませんでした……」

深々と頭を下げた京太郎を見て、ハギヨシは誠意を感じたのか頭を上げるように言ってきた。

「私たちは使用人なのです、出過ぎたまねはしてはいけませんよ? しかし今回あなたは、衣様が望んだことをかなえてくれただけに過ぎません」

「それでは衣様はこちらで預からせていただきます、須賀さんはお帰りください」

「あっ、あの……」

「大丈夫です、このことは私たちの秘密にしておいてあげます。しかし、今後は衣様にあれをお渡ししてはいけませんよ?」

「はい、以後気をつけます!!」

頭を下げる京太郎にハギヨシさんは一礼すると、衣を抱えてすうっと消えていった。



この日から、たまに衣が京太郎に甘えるようになったことは、別の話である。


衣:お酒にとても弱い、酔うと甘えてくる。



>>139さん
そうですね、前回のようなミスをなくすためにも一度確認してから書きますね。

それでは次の安価にいきます。



下3 まだ出てないキャラ(方言使ってる子はしゃべり方間違えるかも、あとあんまりキャラわからない子も)
+コンマ判定(コンマ反転)


01~33 へっちゃら

34~66 ほろ酔い

67~00 酔っ払い

ぞろ目 ???

ぞろ目ずらし券(上下)あり、バッドエンド以外は強制発動。

……あっ

よりにもよってエイスリンでぞろ目来ちゃったかー

うーん、最初考えてた話ではほかスレネタを考えていたんですけど、あんまりよくなかったりします?
ちなみにエイスリンだけジャストでした。

ちなみにバッドエンドは44です。

どこのスレ?

>>160さん

あれです、最初猿だった京太郎が、いつの間にか天才どころか天災になって好き放題やってるスレです。

あのスレか……!?あのスレなんですね!?

>>165さん
はい、おそらくそのスレです。

とりあえずこれも何かの縁なので、最初の予定通りにやります。

ただ今回はすこし時間がかかるかもしれませんので、ご了承ください。

「キョータロー」パァァッ

「エイスリンさん、お久しぶりです」

今日は京太郎に会いに、エイスリンが長野まで遊びに来ていた。インハイで迷子になっていたエイスリンを助けてから仲良くなった二人は、その後も連絡を取り合うようになり、久々に出会うことになったのだ。エイスリンもこの日のことをとても楽しみにしており、とてもニコニコしていた。

「キョウハ、ドコイク?」

「とりあえず荷物を置きにいきませんか?」

「ウン!」

まずはエイスリンの荷物を置きに彼女の泊まる予定のホテルまで向かう。もちろん大きい荷物は京太郎が持って、道を歩くときも車道側を歩くと言った紳士的な行動を忘れない。これもハギヨシさんの特訓の成果だ。ホテルまでの短くない時間を、二人は話を弾ませながら歩いて行った。

「アリガトウ!!」

「いえいえ、これくらいどうってことないですよ」

ホテルについて荷物を下ろした二人は、とりあえず一息つくことにした。外が暑かったこともあって、水分補給をしっかりしてから、今後の話をすることにした。

「とりあえず、このあとは少し長野を観光しましょうか。俺もこの日のためにいろいろ調べてきましたからね!!」

今日という日を楽しみにしていたのはエイスリンだけじゃなかった。京太郎もエイスリンに日本や長野の魅力を知ってもらうために、事前準備をしっかりとしていた。とりあえず人気のスポットを探して、エイスリンが気に入りそうなところをピックアップしていた。

「ワサビ、イキタイ!」パッ ワサビを食べてツーンとなっているエイスリンの絵

「もちろん、そこにも行く予定ですよ」

「アリガトウ!!」パッ とても楽しそうに歩いているエイスリンと京太郎の絵

エイスリンの和やかな絵を見て、京太郎はなんだかほっこりした気分になった。そして、今日という日をこの絵のように楽しい思い出にしようと再び決意したのであった。

「よし、それじゃあ行きましょうか」

「ウン!!」



実際に行ったことないところもあるから、細かいところは気にしないでね?



「キョータロー!」パッ お殿様が偉そうにふんぞり返ってる絵

「そうですね、昔はあそこにお侍さんが住んでいたんですよ」



「ミテ、サル!!」パッ 猿が温泉にのんびりつかっている絵

「ホントですね!! あはは、まるでおっさんみたいだな」



「ワァオ……」

「こんなところでワサビを育てているんですね……」

「ミズ、キレイ」

「えぇ、ワサビは水がきれいじゃないと育たないそうなんですよ」

「キョータロー、モノシリ!」

「それはもう、事前に勉強してきましたから」

「あっ、ワサビアイスがありますよ! 食べてみます?」

「ウン!!」パッ ワサビの突き刺さったアイスの絵



「……意外と、ツーンときませんね」

「ウン……」

「でも、なんだか風味があって美味しいですね!」

「ウン、ソウダネ!」

「キョウハアリガトウ!!」パッ 笑顔で今日観光した場所を歩いている京太郎とエイスリンの絵

「楽しんでもらって、俺もうれしいです」

長野の観光名所を堪能した二人は、夕食も終わり、ホテルの部屋に戻ってきていた。エイスリンは今日観光した場所に満足したようで、終始ニコニコしていた。しかしどれだけ楽しい時間であっても、終わりの時はやってくるものである。辺りも暗くなってきたので、京太郎も家に帰える時間となった。

「それじゃあそろそろ、俺も帰りますね? また明日もいろいろなところを観光しましょう」

「マッテ……」フルフル

もう帰ろうとした京太郎の袖を、エイスリンはきゅっと握った。その顔は先ほどとは打って変わって悲しそうで、いっこうに手を離そうとしなかった。

「ど、どうしたんですか?」

「モット、イッショガイイ」ウルウル

「……そうですね、今日の話とか、もっといろいろな話をしましょうか」

「!? ウン!」パァァ


結局時間ぎりぎりまで一緒にいることにした京太郎は、エイスリンと一緒に机に向かい合って今日の話をしていた。今はエイスリンが特に行きたいと行っていたワサビ農場の話をしていた。

「ワサビ農場はきれいなところでしたよね、実際に見てみるとちょっと感動しちゃいました」

「クウキ、オイシカッタ!」パッ きれいなわさび農場の絵

「えぇ、そうですね。それに水がきれいで、清涼感がありましたね」

「ウン、キレイダッタ!!」

今日行ったわさび農場の景色に思いを馳せながら、印象に残った光景の話で盛り上がる。二人で見た光景や自分の感動を京太郎と共有できることは、エイスリンにとっては幸せな時間だった。

「わさびアイスはちょっと意外でしたけど、ちゃんと風味があって美味しかったですよね?」

「ツーンテシナカッタ!」パッ 美味しそうにわさびアイスと食べるエイスリンの絵

「はい、でもそのおかげで食べやすかったですよね」

「ウン!」

「あっ、そういえば忘れてました!」

今日の観光の話に一段落がついてから、京太郎はあることを思い出して席を立った。エイスリンに一言断ってから、備え付けの冷蔵庫の中を開ける。わざわざ遠くから来てくれたエイスリンのために持ってきた、ウィスキーボンボンである。ハギヨシさんからのもらい物ではあるが、味が美味しかったこともあり、是非ともエイスリンにたべてもらいたかったのだ。

……その後の自分がどうなったのかについては考えないでおく。咲は大丈夫だったので、おそらくエイスリンも大丈夫であろうと都合よく解釈していた。

「以前知り合いからもらったお菓子です。食べてみて美味しかったので、是非エイスリンさんにも食べてもらおうと思って持ってきました」

「エッ!? ウレシイ!!」パァァ

「ありがとうございます、お口に合えばいいんですが……」

高級そうな箱を開けて中からウィスキーボンボンを取り出す。そしてそれをエイスリンに手渡してから、箱をそっと机の上に置いた。

「ワァオ、Whiskey Bon Bon!」

「はい、確かチョコレートはお好きでしたよね?」

「!?」

エイスリンが京太郎と初めて会った日、エイスリンは京太郎からチョコレートをもらい、チョコレートが好きだと言った覚えがある。そのときのことを覚えてくれていたこと、そしてわざわざこんなに高そうなチョコレートを持ってきてくれたことがうれしくて、エイスリンは感極まって京太郎に抱きついてしまった。

「……キョータロー、Thank you vary much!! I live you!!」ガバッ

「わわっ、エイスリンさん!?」

「……!?」ボン

あまりに興奮して思わず抱きしめながら告白してしまったが、冷静になって今の状況を理解し、顔を真っ赤にしながらおずおずと京太郎から離れる。しかし京太郎は、彼女の発言を好きの延長線上くらいにしか考えていなかった。

「ウゥゥ、ゴメンナサイ」

「いえいえ、喜んでもらえて本当にうれしいですよ。よかったらこれを食べながらでも話しましょうよ」

「……ウン!!」

気を取り直して二人とも席に座り、再び談笑を始める。先ほどまでと違う点は、エイスリンの顔が真っ赤であることと、机の上とエイスリンの手のひらにウィスキーボンボンが置かれていることである。そしてエイスリンは先ほどの恥ずかしさとうれしさから、ついにウィスキーボンボンを口に運んだのであった。

ちょっと今日は時間も遅いのでここまでにします。

やっぱりエイスリンは天使だよね!!

後半はまた明日の22:00から始めますので、よろしくお願いします。

ちなみに感想や雑談はOKですよ、そっちの方がモチベーション上がりますし。

だけどあんまり関係ない話はやめてね。

告白なのに
I live you って

>>177さん
すいません、英語はあまり得意ではなくて……
違和感があったら申し訳ないですけど、脳内変換をお願いします。


誰かいますか?

それでは人がいるので初めて行きます。



次はエイスリンのぞろ目の後半からです。

京太郎が今日行った観光名所の話をしていると、エイスリンはなんだかふらふらし始めた。疲れが溜まって眠くなったのかと思って京太郎が声をかけようとすると、エイスリンがいきなり流暢な英語で話しかけてきた。

『ねぇキョータロー、あなたの昔話を聞かせてくれない? 私、あなたのことをもっと知りたいの!』

「……、えっ?」

突然の英語に京太郎が硬直していると、エイスリンはそのことに気づいていつもの片言な日本語に戻した。

「アッ…… キョータローノオハナシ、キキタイ!」

「ええっと、つまり俺の昔話を聞きたいってことですか?」

「ウン!」

「わかりました、それではつまらないかもしれませんがお話します」

「そうですね…… それでは、俺の中学の頃の話をしますよ」

以前にもこんなことがあったなと思いながら、京太郎は中学時代の話をし始めた。とりあえずエイスリンに楽しんでもらおうと、面白い話を思い出しながら語り始めた。エイスリンはそんな京太郎のことをほほえましく思いながら、彼の手にそっと自分の手を添えた。

「えっ、エイスリンさん!?」

「ドウシタノ? ハヤクツヅケテ!」

ニコニコと何でもないようにしているエイスリンを見て、京太郎は何も言えなくなってしまった。そんなエイスリンの顔を見るのが気恥ずかしくて、京太郎は顔を背けて話を続けた。真っ赤になった顔を見られたくなかったのだ。

「えっ、ええ。それじゃあ中学の入学式であった面白い話から……」カァァ

京太郎はエイスリンに中学生時代の楽しかった話や面白かった話をしていた。入学式の時に見かけた変なやつの話、ハンドボールの試合の話や運動会の話など、エイスリンも楽しそうに聞いていた。

「それでですね、その友人がだめだって話してたのにそのベンチに座っちゃったんですよ。そしたらそいつのおしりが猿みたいに真っ赤になっちゃって!」

「ウフフッ」

「そのあと、学校に行ってクラスどころか学校中の人気者になっちゃったんですよ」

「そういえば、このとき咲に出会ったんだよな。そのときの咲の話がまた面白くって…… あっ」

女性の前でほかの女性の話をしてはいけないと学んだはずなのに、話の流れでつい口が滑ってしまった。京太郎はおそるおそるエイスリンの顔を見ると、先ほどと同じような笑みを浮かべていた。しかし、その目は笑っていなかった。

「ヘェェ……」

「す、すいません。女性の前で別の女性の話をしてしまって……」

「ウウン、イイヨ! ツヅケテ」

「えっ、いいんですか?」

先ほどまでの怖い雰囲気からは予想のつかない返事に、京太郎は思わず聞き返してしまった。しかしエイスリンは元の優しい笑みに戻っており、先ほどまでの怖さもどこかへ消えていた。

「ウン、キョウータローノコトモットシリタイ!!」

「そ、そうですか、それじゃあ続けますね」

おそるおそる先ほどの咲との出会いについて話し始めたが、エイスリンも楽しそうに聞いていたので普通に話すことにした。エイスリンは京太郎の話を聞きながら、京太郎の手を強く握りしめた。

「そのときですね、咲がまた迷子になっちゃったんですよ。しかも地図を別の場所のところを開いてて……」

京太郎の話は、先ほどまでと違って清澄の対象である咲の話ばかりになってきた。さっきまでは私と思い出話をしていたのに、咲との思い出話ばかりに……
京太郎のことをもっと知りたかった。だから咲とどんなことをしているのかも話を聞いた。だけど、聞けば聞くほど胸が締め付けられるように痛くなってきた。

「……ネェ、キョータロー」

「はい、どうしたんですか?」

さっきまでの面白い話とは打って変わってすてきな顔で話をしていた京太郎に、私はついに気になっていたことを聞くことにした。

「キョータローハサキノコト、ドウオモッテルノ?」

「咲のことですか? あいつは何というか…… 妹みたいなものですよ」

「イモウト?」

「はい、何というかほっとけないんですよ。すぐにドジしますし、迷子になるし……」

「だから、そんな感じじゃないですよ。あいつちんちくりんですしね」

そうはいっても、先ほどまでの京太郎を見ているとどうしても信じられない。私としていることは、ほとんど咲ともしていた。咲と一緒にいる時間は、私よりも長い。

「ソッカ、デモナカイイヨネ」

「そうですか?」

「ウン、ホノトニ……」

私は悲しくなって、もう一つウィスキーボンボンを口に入れた。

そのあとのことはあまり覚えていない



「エイ……さん、大じょ……ですか?」



混濁する意識の中で京太郎が私のことを心配してくれていたことはうっすら覚えている



「とり……ずベッドに……からね?」



そのことがうれしくて、胸の中が暖かいもので満たされた。とてもうれしかった



「……ちょっとま……めですよこんな……」



でも彼女に負けたくなくって、京太郎と離れたくなくって……



「おねが……エイス……」



だんだんと薄れゆく感覚の中で



「がっ……あっ……」ギュゥゥ



私は心も体も満たされていくことを感じていた

「ンン~~」

目が覚めると、なぜかエイスリンは裸で寝ていた。昨日はどうやって寝たか覚えてないが、なぜかすっきりとした目覚めであった。とりあえず顔を洗おうと思って布団をめくろうとすると、隣でもぞもぞと何かが動いていた。よく見ると布団が膨らんでおり、誰かがいることは一目でわかった。おそるおそる布団をめくってみると、そこには……

「……Oh,my Gad」

エイスリンと同じく一糸まとわぬ姿をした京太郎が眠っていた。少し筋肉のついたきれいな体に、数え切れないほどの赤い痣や歯形が残っていた。さらに首には手形が残っており、その大きさはエイスリンの手の大きさと一緒であった。エイスリンはそのあまりの事態に混乱していると、眠そうな目をした京太郎と目が合った。

「あれ、おはようございます。エイスリンさん……」ゴシゴシ

「エッ、オ、オハヨウ」オソルオソル

「まだ夢見てるのかな、目の前に裸のエイスリンさんが……」

「アノ、ユメジャナイヨ?」

「えっ?」

「えぇぇぇぇ!?」

「その、俺たちってその…… しちゃったってことですよね?」

「エット、ウン……」カァァ

とりあえず服を着て落ち着いた二人は、ベッドの上で向かい合って話をしていた。お互いに顔を真っ赤にして、とてもぎこちなかった。どうやら京太郎も昨日のことをあまり覚えていないようで、どうしたらいいかわからないといった様子だ。

重い沈黙がしばらく続いていると、ついに勇気を出して京太郎が切り出した。

「その、エイスリンさん。俺に、責任を取らせてもらえませんか?」

「エッ?」

京太郎の申し出に、エイスリンは困惑してしまった。京太郎のことは好きだ、ライクではなく、ラブで。しかし、状況を見るに自分は京太郎にひどいことをしてしまったことは確定している。そんな自分が、京太郎の申し出を受けていいのだろうか?

「イイノ? ワタシ、タブンヒドイコトシタ」

「そんなことありません、俺がエイスリンさんの、……その、初めてをもらっちゃったわけですし」

「ワタシハ、キョウタロウノコトガスキ。ダケド、キョウタロウハ……」

エイスリンは京太郎のことが好きであると言うことを自覚していた。しかし、京太郎も同じ気持ちか心配なのだ。もしもこんなことになった責任を感じて、自分の気持ちを押し殺そうとしているのなら、エイスリンはうれしくなかった。しかし京太郎は、一言断りを入れると鞄の中を探し始めた。

「あの、順番が逆になっちゃったんですけど」ゴソゴソ

そう言いながら鞄をあさっていると、目的のものを見つけたのか何かを持ってエイスリンの方に戻ってきた。きれいな包装をされた長方形の箱をエイスリンに手渡すと、目を見つめながら口を開いた。

「エイスリンさん、俺はあなたのことが好きです。あなたの天使のような笑顔も、かわいらしい動作も、必死に思いを伝えようとしている姿も、全部好きです!」

「だから、こんなふがいない俺でよかったら、付き合ってください」

「エッ……」

京太郎の気持ちを聞いて、自分と同じ気持ちであることを知ったエイスリンは、うれしさのあまり泣きそうになった。しかし、京太郎の言葉を遮らないように、必死に涙をこらえた。

「ホントは最終日に告白するはずだったんですけど、ちょっと早くなっちゃいましたね」

「それで、エイスリンさん。返事は……」

返事よりも先に、熱いベーゼが送られてきた。京太郎がいきなりのことに驚いていると、唇を離したエイスリンはうれし涙を流しながら、とびっきりの笑顔で口を開いた。

「……ヨロコンデ!!」





エイスリン:お酒に飲まれたけど、結果的にハッピーエンド

初めてのぞろ目ということで大増量のサービス&ハッピーエンドでした。

ホントならデートシーンとかないし、いつもとおんなじ感じです。

今後ぞろ目が出てもおんなじ用にはならないと思います。時間もかかるしね。
時間をかけていいなら後日に同じようにしますけど……


だいぶ時間がかかってしまってすいませんでした。今日はここまでにします。

最後に明日の安価だけして寝ます。




下3 まだ出てないキャラ(方言使ってる子はしゃべり方間違えるかも、あとあんまりキャラわからない子も)
+コンマ判定(コンマ反転)


01~33 へっちゃら

34~66 ほろ酔い

67~00 酔っ払い

ぞろ目奇数(77以外) 朝チュン

ぞろ目偶数(44以外) 朝チュン(勘違い)

77 ハッピーエンド

44 バッドエンド

ぞろ目ずらし券(上下)あり、バッドエンド以外は強制発動。

次回はクロチャーの酔っ払いですね。

それでは皆さん、明日の22:00に会いましょう。

誰かいますか?

それでは初めて行きます。

今日はクロチャーの酔っ払いからです。

「京太郎君、それでは今日も定例会議を始めましょう!」

「はい、玄さん!」

真夜中の松実館のとある一室で、とある男女が密会していた。男の名は須賀京太郎、女の名は松実玄。インハイで出会った二人は大のおもち好きということもあって意気投合し、インハイ後もこうしてちょくちょくあっておもち評論会を開いていた。

ちなみに今回京太郎は誰にもばれないようにこっそり一人で旅をしに来ていた。

「それではまずはこのグラビアを……」

「なるほど、確かにこのおもちはスバラですね」

「そうでしょう! 特にこの大きさと形のバランスが……」フンス

先手を打ったのは玄の方だ。懐から取り出したグラビアを開き、スバラなおもちを京太郎共有する。京太郎はそれをみて思わず興奮すると、前屈みになってしまった。

「素晴らしいおもちをありがとうございます! それでは次は俺の番ですね」

玄の番が終われば、次はもちろん京太郎のお気に入りの紹介だ。京太郎はこの日のために厳選した至高のおもちブロマイドを取り出し、机の上においた。

「どうですかこのおもちは! 大きさと形については言うまでもありません、しかし見るべき点はそこだけではありません!」

「こっ、これは……」

京太郎が指を指すのはその顔だ。その巨乳に似合わない童顔は、なんとも言えない背徳感を醸し出していた。さらに身長は低いが、くびれもしっかりしているため、バランスも悪くない。これこそが京太郎の選び抜いたおもちなのである。

「そう、こんなにも大きなおもちにもかかわらず、体はこんなにもちっちゃいんです! このおもちとからだのアンバランスさが……」

これから京太郎の評価と解説が繰り広げられようとしているときに、なぜか玄が手で制していた。思わずとまってしまった京太郎に、玄は舌を鳴らしながら人差し指を振った。

「ちっちっちっ、京太郎君はわかっていないのです!」

「えっ、何がいけないというのですか!?」

京太郎の至高のおもちは、玄によって一蹴されてしまった。そのことに納得のいかない京太郎が玄に説明を求めると、彼女は余裕の笑みを浮かべた。

「一見、このおもちは完璧に見える。大きさと形は文句の付け所がなく、ハリや瑞々しさも十分です」

「それなら、何がいけないというのですか!」

「……そう、このおもちには母性が足りないのです!!」ビシッ

「なっ!?」


「そもそもおもちとは母性の塊なのです!! それなのにこんな乳臭い小娘では、安心感を得られることなんてあり得ないのです!!」

「もっとおもちというのは包容力のある、たとえばお姉ちゃんのような女性のものの方が素晴らしいものなのです。まぁ、おもち道を駆けだしたばかりの京太郎君には、まだわからないのも無理は……」

「そうですね、やはり無理だったんですよ」

「……えっ?」

京太郎は持ってきたブロマイドを片付けると、荷物を片付け始めた。そのいきなりの行動に玄はしばらく機能停止した後、荷物を片付けている京太郎を止めようとすがりついていた。

「どうしたのですか京太郎君!! 確かにさっきは言い過ぎちゃったけど、そんなに怒らなくても……」

「怒っているわけじゃないんですよ、そういうことではなくて」

京太郎は玄の言葉にぴたりと動きを止めると、玄の方に顔を向き直した。

「そ、それじゃあいったいどうしたというのですか!?」

「わかりませんか? 俺は今回のことで、玄さんとは本当の意味でわかり合えないとわかったんですよ」

そう突き放すような言葉を受けて、玄はショックのあまり頭が真っ白になった。

「玄さんは、おもちに母親を求めているんですよ。でも俺は、そうではない……」

「俺はおもちを性的な目でしか見ていません。そのことに気がついて、俺は自分がとても汚れた存在のように思えてしまったのです」

そう、玄は純粋におもちを求めているが、京太郎はそうではない。男子高生特有のあふれんばかりの性欲のはけ口なのだ。そして目の前の純粋な彼女を見ていると、自分がとても汚れているように感じてしまったのだ。

「すいません玄さん、あなたと話をしていると、俺は自分が嫌いになりそうなんですよ」

「あ、あの……」

「だから、この集まりも今日までにしましょう。今までお世話になりました」

「そんな、いやなのです京太郎君!!」

京太郎はこれ以上玄と一緒にいると、未練が残ると思いすぐに自分の部屋に戻ろうとした。しかし玄は京太郎の腰にしがみついて部屋から出すまいと抵抗した。

「ごめんなさい玄さん、でもこれはお互いのためなんですよ」

「なんで、いやですのだ! 私は、京太郎君とお話ししているだけで楽しくて、仲良くなりたくて…… それなのになぜお互いのためなんて言えるのです!」

どうしても納得しようとしない玄に、京太郎はついに本音を話すことにした。彼女に嫌われようとも、これ以上一緒にいてはいけないと思ったのだ。

「本当のことを言うと、俺はあなたの無防備なスキンシップとか、誘惑するようなそのおもちに耐えきれなくなってしまったんですよ」

突然の告白に思わず手を緩めてしまった玄は、ついに京太郎を逃がしてしまった。玄の拘束から逃れた京太郎は、玄の目を見ずに話を続けた。

「俺たちはおもち好きの同士である前に、男と女なんですよ」

「これは今までお世話になったお礼です、宥さんと一緒に食べてください」

「それでは、さようなら……」

京太郎は部屋にきれいな包装のされた箱だけを置いて、部屋を出て行った。

「そんな、なんで……」

玄は京太郎に拒絶された現実を受け入れられずにいた。彼と一緒におもち談義をすることは、彼女にとって楽しみの一つでもあった。今まで誰かとそんな話ができなかったこともあり、京太郎と自分の話したい話ができることがうれしかったのだ。

それに、彼と一緒にいてうれしかったことはそれだけではない。彼の優しさはとても心地よく、一緒にいると安心できた。彼のジョークは場を和ませてくれたし、無駄に高い雑用力に助けられたこともあった。ボディタッチとしたら顔を真っ赤にしてかわいい反応をするので、ついついやり過ぎてしまったこともあった。

「私は、京太郎君と一緒にいるだけで……」

しかし、もうその機会が訪れることはない。彼は玄の目の前から消えてしまったのだ。そのことを改めて理解して、玄の目尻には涙が溜まってきた。そのとき、京太郎のおいていった箱が目に入った。

「とりあえず、開けてみよう……」

箱を開けると、中にはウィスキーボンボンが入っていた。以前玄が食べてみたいと行っていたモノだ。彼の優しさにまた泣きそうになり、その優しさにもう触れることができないことに気がついてついに涙を流した。大粒の涙が床を濡らしていく。

「京太郎君……」

涙を流しながら彼のくれたチョコレートを口に含んで、玄は自制心が吹き飛んだ。

「はぁ、玄さんには申し訳ないことをしたなぁ」

「だけどこれでよかったんだ、あのままだと玄さんのことを襲っていたかもしれない……」

京太郎は未だに玄のことを考えていた。もっといい方法はなかったのか、彼女が傷つかない方法はなかったのか。そんなことを考えていて未だに眠れなかった。
そんなことを考えていると、誰かがふすまをノックする音が聞こえた。

「はい、いったい誰ですか、こんな時間に……」

「えへへぇ、きょうたろ~くぅん、きちゃったぁ」

「えっ、玄さん……?」

ふすまをノックするってどうなんだろうか? などと考えながら開くと、そこには服装の乱れた玄がいた。その顔は真っ赤になっていて、焦点が定まっていない。しかし京太郎は先ほどまでのこともあり、その異常に気づくことができなかった。

「言ったはずですよ、もうこれからは……」

「わかっているのですぅ。つまりぃ、きょうたろーくんはぁ、おもちのしんのすばらしさをしらないだけなのですぅ」ジリジリ

「だから、それは……」

「うんうん、それならぁ、わたしがおしえてあげないとぉ、いけないよねぇ」ドンッ

玄は京太郎との距離をじりじりと詰めていき、京太郎は思わず後ろに下がってしまった。そして布団のところまで行くと、いきなり玄に押し倒された。突然のことでとっさに頭を守っていると、玄にマウントポジションを取られていた。

「おもちのことならぁ、おまかせあれぇ!!」

「うわっ、ちょっ」

「ほらぁ、なんだかぁ、あんしんするでしょう?」パフパフ

玄は京太郎の上にのしかかると、その豊満なおもちを京太郎に押しつけてきた。いろいろなことがありすぎて混乱している京太郎をよそに、玄はぱふぱふを続ける。

「く、玄さん、いったい何を……」

「だからぁ、きょうたろーくんがぁ、おもちでえっちなきぶんだけじゃなくてぇ、あったかいきぶんにもなれるようにしてあげるよぉ」パフパフ

玄の目は本気だった。つまり玄は、京太郎から離れたくないのでおもちの母性の素晴らしさを教えようとしているのだ。

「ちょ、ちょっと、まずいですって!」

「なにがぁ?」

「だって、俺はあなたのことを……」

このままではまずいと思った京太郎は、なんとかこの状況を抜け出そうとした。自分がひどい人間だと知れば彼女もあきらめるかもしれない、そんな淡い希望を持っていたが……

「べつにいいよぉ」

「へっ?」

その希望は、簡単に砕かれてしまった。

「わたしもぉ、きょうたろうくんのことだぁいすきだからぁ、だいじょうぶなのですぅ」ナデナデ

「い、いや、そういう問題では……」

玄は恥ずかしいことを口にしながら京太郎の頭をなでてくる。そんなあまりの展開に戸惑っていると、続けて玄はとんでもない言葉を口にした。

「だからぁ、もっとあまえていいんだよぉ」

「えっ……」

玄の甘えて発言に固まっていると、玄は慈愛の笑みを浮かべた。

「おとこのこはぁ、いっぱいあまえたいときがあるんだよねぇ?」

「きょうたろーくんもつらかったよねぇ、ごめんねぇ、きづいてあげられなくてぇ」ナデナデ

「だけどぉ、これからはぁ、きょうたろーくんのことぉ、いっぱいうけいれてあげるからねぇ」ナデナデ

「つらいこともぉ、かなしいこともぉ、ぜぇんぶ、はきだしてくれていいんだよぉ」ギュ

「く、玄さん……」

ナデナデからの暖かな抱擁により、京太郎は少年時代に戻ったかのような錯覚に陥った。そして意識が曖昧になってきた京太郎にとどめを刺すように、玄は京太郎から離れて両手を広げた。

「ほらぁ、おいでぇ」バッ

「わたしをぉ、おかあさんだとおもってくれていいからねぇ」

「あっ、あぁ……」

玄の暖かな誘惑に勝てず、京太郎はついに自らの意思で玄に甘えに行った。

「あの、昨日のこと覚えてるよね?」

「はい、残念ながら……」

「うぅぅ……」

恥ずかしそうにうずくまる玄をなんとかなだめる京太郎、正直あんなに甘えていたので自分の方が逃げ出したいきぶんだった。

「その、玄さん。お話しがあるんですけど」

「えっ、うん」

京太郎は真剣な表情をして玄の正面に立つと、深々と頭を下げた。今から言うことが勝手なことだという自覚があったからだ。

「自分勝手なことはわかっています。だけど、昨日の話はやっぱりなしにしてもらってもいいですか?」

「えっ、いいの!?」

「えぇ、玄さんのおかげでおもちの母性の素晴らしさがわかったので……」

そういう京太郎の顔は、なんとも言えない複雑な表情をしていた。そして昨日のことを思い出したのか、二人とも顔が真っ赤になってしまった。

「だ、だけど、いくつか提案があります」

「一つは、あんまり無防備な姿を見せないでください。正直耐えられるかわかりませんので」

「うんうん、もうしないよ!」

「そしてもう一つが……」

「ゴクリ」

「たまにでいいので、また甘えさせてもらってもいいですか?」

「えっ……」

正直もっとまじめな提案が来ると思っていた玄は少し拍子抜けしてしまった。しかしあの後の京太郎の甘えっぷりを思い出して、妙に納得してしまった。

「すいません、実は癖になってしまって……」カァァ

「その、俺も本当は玄さんと仲良くしたかったんです。だから、これからもあってくれますか?」

「し、しかたないなぁ。そういうことなら、お任せあれ!」

二人の関係は、元通りにはならなかったが、これからも続くことになった。

そして母性を求めていた少女は、母性を求められる存在になった。





玄:お酒に弱い、酔うと甘えさせてくれる。

とりあえずクロチャーだしおもちの話にしよう

そういえばどっかでクロチャーはおもちに母性を求めていると聞いたな

それなら母性の素晴らしさを京太郎に教えてあげよう!!

って感じで流れを考えていました。どうしてこうなった。

ホントはもっと短めで、明るい雰囲気のお話しにするつもりだったのに、うまくいきませんでした。難しいですね……

けど、なんだかんだでいつもと違うクロチャーやかわいいクロチャーが書けて満足です。



次回はちょっと試験的に地の文をなくして書いてみようと思います。そっちの方が早く書けそうなので。
それで終わった後にどっちの方がいいかアンケートを採ってみたいと思います。

それでは今日はここまでで、次回の安価をとって寝ます。


下3 まだ出てないキャラ(方言使ってる子はしゃべり方間違えるかも、あとあんまりキャラわからない子も)
+コンマ判定(コンマ反転)


01~33 へっちゃら

34~66 ほろ酔い

67~00 酔っ払い

ぞろ目奇数(77以外) 朝チュン

ぞろ目偶数(44以外) 朝チュン(勘違い)

77 ハッピーエンド

44 バッドエンド

ぞろ目ずらし券(上下)あり、バッドエンド以外は強制発動。

……えっ?

たった10秒の間に何があったの?


とりあえず次は

ほろ酔い霞さん

から始めます。

先ほども言いましたが、今度は地の文なしでやってみますので、ご了承ください。

それではまた22:00に会いましょう。

乙です
鹿児島の人間がチョコレートボンボンごときで酔う姿が想像できん(偏見)

姫様でゾロ目が出たら神様降りてきそうで怖いな

>>254さん
大丈夫、特別なチョコレートボンボンだからね!

>>255さん
どうせ出ないから大丈夫だよ(出ないでくださいお願いします)



誰かいますか?

今日は前回説明したように地の文なしで行きます。

お話しは霞さんのほろ酔いです。

それでは始めます。

霞「須賀君、わざわざ遠いところからありがとうね」

京太郎「いえいえ、俺も霞さんと会いたかったんで大丈夫ですよ。それにこの近くに用事があったので……」

霞「須賀君のお父様の御用事でしたっけ? それでもここまで大変だったでしょう?」

京太郎「いえいえ、霞さんに会うためならどこにだって行きますよ!!」

霞「あらあら、そんなこと言っていると本気にしちゃうわよ?」

京太郎「是非ともそうしてください!!」

霞「うふふ、冗談よ」

京太郎「……ですよねー」

京太郎「それにしても、永水のほかの人たちに会えないのは残念ですね。でも家の用事なら仕方ないですよね」

霞「そうね、他の子も残念がっていたわ。特に春ちゃんは、同い年ってこともあってあなたと仲がよかったものね?」

京太郎「そうですね、でも霞さんは大丈夫だったんですか? 家のお手伝いとか、みんな総出でやってるみたいですし」

霞「私は大丈夫よ、じゃんけんで勝ったし……」

京太郎「じゃんけん?」

霞「ふふっ、何でもないわ。それよりもお茶も出さずにゴメンナサイね、今持ってくるわ」

京太郎「あっ、ありがとうございます!」

霞「どうかしら、私が入れてみたんだけど」

京太郎「はい、とても美味しいです。ありがとうございます」

霞「よかった、須賀君のお口に合ったみたいで」

京太郎「どんな大げさな…… そういえば、お渡ししたいものがあったんですよ」ガサゴソ

霞「あら、どうしたの?」

京太郎「はい、以前友人からいただいたお菓子なのですが、量が多いのでこうして知人に会ったときにお裾分けしているんですよ」

京太郎「結構評判もいいので、皆さんにも食べてもらおうと思いまして……」

霞「あらあら、それは楽しみね」

京太郎「はい、開けてしまったもので悪いんですけど、よかったらもらってください」

霞「ふふっ、わざわざかわいらしい袋に詰めてくれたの? しかも全員分」

京太郎「はい、少しでも見栄えをよくしようと思いまして……」

霞「ねぇ須賀君、せっかくだからここでいただいてもいいかしら?」

京太郎「えぇ、そっちの方が直接感想が聞けるので嬉しいです」

霞「それはよかったわ。ならほかのみんなには悪いけど、私だけ先にいただいちゃおうかしら」シュルリ

霞「あら、もしかして中身はチョコレートかしら? ええっと、ウィスキーボンボンね」

京太郎「はい、こちらの人はよくお酒をのむと聞くので、喜んでいただけるかと思ったんですけど…… どうですか?」

霞「さすがに私はまだじゅうななさいだから飲んだことないけど、親戚のおじさまたちはよく飲まれているわ」

京太郎「あっ、そうですよね。失礼しました」

霞「あら、どういうことかしら?」ゴゴゴ

京太郎「いえいえ、何でもありません!!」

京太郎「それよりも、早く食べてください。溶けちゃいますよ?」

霞「まったく、そんなに早く溶けないわよ。ここは冷房もしっかりしてますし」

霞「まぁ、せっかく須賀君からもらったものだから、ゆっくり味わいたいわね」

京太郎「でも、かむと中から液体が出てくるので気をつけてくださいね?」

霞「大丈夫よ、それくらいわかってるわ。それじゃあ、いただきますね」パクッ

霞「ふんふむ、なかなか独特の香りがするわね。嫌いじゃないわ、むしろ好きかも……」モグモグ

京太郎「よかった、お口に合ったようで」

霞「えぇ、ありがとう須賀君。きっとみんなも喜ぶわ」

京太郎「はい、そう言ってもらえると嬉しいです」

霞「ふふふっ、なんだか楽しい気分になってきたわ……」

京太郎「霞さん、大丈夫ですか? なんだか顔が赤くなってきてますよ?」

霞「あら本当? そういえば、少し体が火照ってきたかも」パタパタ

京太郎「あはは、まさかさっきのチョコレートボンボンで酔っちゃいましたか? なんて……」

霞「まさかそんなわけ……」

京太郎「霞さん、どうかしましたか?」

霞「ふんふむ、むしろこれはチャンスでは……」ボソボソ

京太郎「あの、霞さん?」

霞「よし、そうと決まれば実行あるのみね」

京太郎「とりあえず、飲み物でも持ってきましょうか?」

霞「……ねぇ、京太郎君」

京太郎「はい、何ですか?」

霞「私、酔っちゃったみたい」ムギュウ

京太郎「!?」

京太郎「かかか霞さん!? いきなり何を!!」

霞「あら、ちょっと体がふらついちゃったみたい。ゴメンナサイね、支えになってもらっちゃって」

京太郎「そっ、そうだったんですか。それならすぐに水を持ってきますので、霞さんはそこで待っていてください…… 手を離してくれませんか?」

霞「だめよ、せっかく捕まえたのに。逃がすわけないでしょう?」

京太郎「いやいや、どうしちゃったんですか? いつもはもっと凜としていらっしゃるのに……」

霞「どうしたって、お酒に酔っちゃったのよ。ふふふっ、あなたの持ってきたお菓子のせいなのだから、責任はとってもらわないとね」

京太郎「ひっ!」

霞「あぁ、これが殿方の胸板なのですね? なんだかたくましくて、安心するわ……」スリスリ

京太郎「か、霞さん。いろいろと当たっているんですが……」

霞「あら、何が当たっているのかしら?」ムニュムニュ

京太郎「そう言いながら押しつけないでください!」

霞「だから、どこか言ってくれないと、どうしようもないわ?」

京太郎「うっ、それは」

霞「ふふふっ、冗談よ。さすがにかわいそうになってきたわ」

京太郎「よかった、それじゃあ早くどいてください」ホッ

霞「ふわぁ、ごめんなさい、なんだか眠くなってきたわ……」

京太郎「えっ?」

霞「それじゃあ最後に、私の抱き枕になってくれたらどいてあげるわ……」スピー

京太郎「霞さん? 霞さぁぁぁん!?」

霞「ふわぁ、よく寝たわ……」

京太郎「……おはようございます、霞さん」グッタリ

霞「えぇ、おはよう。って、え?」ピシッ

京太郎「その、目が覚めたのならどいてくださると助かるのですが……」

霞「あっ、あの、ごめんなさい!!」バッ

京太郎「ふぅ、ありがとうございます」

霞「……もしかして、さっきのことって、現実?」

京太郎「……」メソラシ

霞「あっ、あぁぁぁぁ」プシュー

京太郎「そ、その、このことは互いに忘れませんか?」

霞「……そうしましょう」

京太郎「そ、それで、お土産は後日別のものを持ってくるって感じでいいですか?」

霞「そうね、あんなものを姫様に食べさせる訳にはいかないわ」

京太郎「そっ、それでは、また遊びに来ますね……」カオマッカ

霞「そっ、そうね、今度はみんなでお迎えするわ」カオマッカ



















明星「……ついに、お姉ちゃんにも春が!!」キャー



霞:ちょっとお酒に弱い、酔うと積極的でエロイ

とりあえず霞さんじゅうななさいはここまでです。

それで、前回説明した通り、地の文をどうするかアンケートを採りたいと思います。

私としての感想は、地の文がない方が書きやすいけど、すこし内面や状況を描写しにくいところがあるといった感じでした。

なんとなく時間は変わってないような気がします。

皆さんはどちらの方がよかったですか?

アンケートはまた後で採ります。なので、感想をお聞かせください。

地の文はあった方がいい
>>1が描写したいところだけは入れてみるのは?

>>276さん
なるほど、それはいいですね。助かりました、ありがとうございます。

それでは、アンケートは

1、地の文あり(今までの形式)

2,地の文なし(今回のような形式)

3,たまに地の文あり(今回のような形式で、たまに地の文が入る)

って、感じでいいですか?

とりあえずこれで良さそうなんで、上の感じでアンケートを採ってみます。



1、地の文あり(今までの形式)

2,地の文なし(今回のような形式)

3,たまに地の文あり(今回のような形式で、たまに地の文が入る)



安価
↓1~5 数字でお願いします。

満場一致で三なので、次回からは適度に地の文を入れます。


それではちょっと明日は早起きしなければいけないので、今日は早いですがここまでにします。

それと明日はいつもの時間にパソコンが触れなさそうなので更新はなしです。

土曜日はいつも通りに始めたいと思います。

それでは土曜日の安価だけとって今日は終わりたいと思います。


せっかくなんで二つ

下3
下6 まだ出てないキャラ(方言使ってる子はしゃべり方間違えるかも、あとあんまりキャラわからない子も)
+コンマ判定(コンマ反転)


01~33 へっちゃら

34~66 ほろ酔い

67~00 酔っ払い

ぞろ目奇数(77以外) 朝チュン

ぞろ目偶数(44以外) 朝チュン(勘違い)

77 ハッピーエンド

44 バッドエンド

ぞろ目ずらし券(上下)あり、バッドエンド以外は強制発動。

……でちゃったぁぁぁぁ!?

しかもハッピーエンドででちゃったよ!

どうしよう、前回大人は無理って言ったけど、キャラ選択のところに書くの忘れてたよ……

普段なら下1にするんですけど、私のミスもあるしずらし券でハッピーエンドなので、今回はhZ8APX810さんにリクエストを聞きたいと思います。

hZ8APX810さん、日付が変わるまでにリクエストがあればお願いします。(大人は無理です、ごめんなさい。後はあまり出てきていないキャラでなければ大丈夫、方言は間違っていても勘弁してくださいね?)

ああ、そう言えば大人はダメでしたっけ……すみません、普段の代行とのギャップが見たくてつい……

じゃあ末原ちゃんでお願いします

>>297さん
わかりました、末原さんですね。

それでは次回は、土曜日の22:00になります。

内容は

酔ってない姫子(ちゃんといちゃいちゃできるように頑張ります)

ハッピーエンドの末原さん

です。今回もお付き合いありがとうございました。

誰かいますか?

それでは初めて行きます。

今日は酔ってない姫子です。

正直方言が全然わからないよ~、とりあえず方言は気にしないでね?

姫子「ううう、ぶちょー」

京太郎「姫子さん、元気出してください」

京太郎は、親の都合で九州に来たついでに、新道寺に来ていた。インハイで知り合ってお世話になった新道寺のみんなに挨拶を済ませて、しばらくみんなで話した後、姫子に相談があると言われたのだ。もちろんお世話になった人をむげにするわけにも行かず、快く相談に乗る京太郎。その内容は、彼女の慕う部長こと、白水 哩が東京の大学に行くというものであった。

姫子「部長は、私のことなんてどうでもよかあ?」

京太郎「そういうわけではないと思いますが」

姫子「じゃあ、なして私置いて東京に行くとね?」

京太郎「それは、哩さん選んだことですし」

姫子「やっぱり私のことなんて……」

京太郎「わわ、姫子さん落ち込まないでください!」

京太郎「と、とりあえずお菓子でも食べて落ち着いてください」

そう言って京太郎は持ってきていたウィスキーボンボンを取り出すと、姫子に差し出した。

姫子「これは、チョコレートボンボン?」

京太郎「はい、皆さんに持ってきたんですけど、渡すタイミングを見失ってしまいまして……」

京太郎「とても美味しかったので、姫子さんもこれを食べて元気出してください」

姫子「京太郎、ありがとう」パクッ

京太郎「どうですか?」

姫子「……とても、おいしかと」

京太郎「よかった、お口に合ったみたいで」

姫子「ありがとう、でも……」

京太郎「姫子さん、別に哩さんはあなたをおいていくわけではないと思いますよ?」

姫子「えっ?」

京太郎「哩さんの行く大学は、姫子さんも知っているんでしょう?」

姫子「うん、でもここからはとてもとおか」

京太郎「でも、東京に行く機会はあるじゃないですか」

姫子「そんな、東京なんて…… あっ」

姫子「インハイ……」

京太郎「そうですよ、来年は哩さんにインハイで活躍する姿を見せてあげましょう」

姫子「そっか、そうとね!!」

京太郎「だから、今は哩さんと一緒に、思い出を作って行けばいいと思いますよ」

京太郎「とりあえず、これは哩さんと一緒に食べてください。美味しいものを一緒に食べて、気持ちを共有することも思い出になりますよ」

姫子「京太郎、ありがとう。部長と一緒に、いっっっぱい、思い出つくるとーね」ニコッ

京太郎「はい、頑張ってください」

京太郎は姫子に残りの哩やほかの新道寺の人たちの分を渡すと、これからどうしていくかのアドバイスをする。
姫子はその言葉に勇気づけられて、心が温かくなった。そして、今日初めて笑顔になったのであった。

姫子:お酒には強い

姫子の話はここまでです。

今回は酔ってないから短めです。まぁ、このスレの趣旨は酔った女の子といちゃいちゃすることですからね。

次は末原さんとハッピーエンドですが、少し用事があるので時間を空けてから更新します。

ただいまー

とりあえず今から初めて行きますね。

恭子ちゃんのハッピーエンドです!

京太郎「末原さん、ありがとうございます。わざわざ大阪を案内してくれるなんて……」

恭子「べつにええよ、それよりも須賀君に大阪の魅力を伝えられるなら私も嬉しいしなー」

大阪まで遊びに来た京太郎は、インハイで仲良くなった恭子に大阪の案内を頼んでいた。恭子はそんな京太郎に嫌がるどころか快諾してくれて、京太郎のリクエストまでかなえてくれた。それに恭子も、京太郎に会えることを楽しみにしていたのだ。

恭子「それじゃあ今日は須賀君のリクエストに応じて通天閣まで案内するわ。時間はいっぱいあるし、まずは動物園でも行ってみよか」

京太郎「ありがとうございます。大阪のことは俺もよく知らないんで、恭子さんにお任せしますね」

恭子「ありがとう、それじゃあ行こっか」

京太郎「はい!!」

京太郎「へぇ、やっぱり親子連れやカップルが多いですね」

恭子「そやな、やっぱちっちゃい子はかわええなぁ…… わ、私たちも端から見たらそう見えるんやろか?」

京太郎「あはは、もしそう見られていたら光栄ですね。恭子さんは魅力的な人ですから」

恭子「そ、そんなこといわんでいい!! は、はっずいわー」パタパタ

京太郎「すいません、いやでしたか?」

恭子「い、嫌じゃないけどな…… あっ、あっちにコアラがおるって!!」

京太郎「本当ですか? 見に行ってみましょうか」




恭子「見えんな」

京太郎「見えませんね」

恭子「なんて言うか、枝に隠れててここら辺におるってことしかわからんな」

京太郎「はい、残念です」

恭子「き、気を取り直して行こか!!」

京太郎「はい」

恭子「……メゲるわぁ」

京太郎「恭子さん、元気出してください」

結局その後もいろいろな動物を見に行ったが、結果はあまりよくなかった。リスやフクロウといった恭子が見たかった動物はたまたまいなかったし、天竺鼠のふれあいコーナーも予約制と知らなかったので見ているだけだった。夜行性の動物コーナーではくらくてよく見えなかったせいで京太郎の足を何度も踏んでしまうと言う失態を犯して、恭子は心が折れそうになっていた。

恭子「うううっ、でも今日はいいとこ全然なかったし」

京太郎「そんなことないですよ、それよりもまだメインの通天閣が残っているじゃないですか」

恭子「そ、そやな! 今度こそ須賀君にいいところみせたるわ!!」

京太郎「よろしくお願いします!」

京太郎「うわぁ、まさしく大阪! って感じのところですね。」

恭子「そやろ、あそこのフグなんてまさしくそのイメージやろ」

京太郎「ホントだ! なんかここに来たら大阪に来た、って感じになりますね。あっ、あっちの串揚げ屋はホントにソースの二度漬け禁止って書いてある!」

恭子「ふふっ、なんだか須賀君たのしそうやな」

京太郎「そっ、そうですか? すいません、はしゃぎすぎてしまいました」

恭子「べつにええよ、むしろ喜んでもらえてよかったわ」

京太郎「よかった、それじゃあ行きましょうか」

恭子「うん、通天閣はここからも見えるけど、中もすごいんや」

京太郎「それは楽しみです、頼りにしてますよ」

恭子「任しとき!」



京太郎「結構人がいますね」

恭子「大阪のシンボルやからなぁ、そら人も来るわ」

京太郎「それにしても展望台に行くまでにこんなにかかるなんて…… あっ、でも通天閣のこといろいろしれていいですね!」

恭子「うっ、ごめんな。もうちょい待っててな」

京太郎「すいません、でもこうやって恭子さんと一緒にいろいろお話しできて嬉しいですよ」

恭子「ほんまに? それやったらええんやけど」

京太郎「はい、恭子さんの意外な一面が見れてうれしいです。さっきの写真を撮ってもらった時なんて……」

恭子「わわっ、忘れてぇな! 恥ずかしいやんけ」

京太郎「はい、俺の胸の中に大事にしまっておきます」

恭子「そうか、ほなよかったって忘れてないやん!」

京太郎「おおっ、ノリ突っ込み!」

京太郎「ついに展望台に着きましたね」

恭子「ほんまや、随分またされたわ」

京太郎「あっ、さっきの動物園ですよ!」

恭子「へぇ、上から見るとこんな感じなんやな。……ん?」

看板「ここでキスして byラブホ」

恭子「」ボッ

京太郎「あれ、恭子さんどうしたんですか?」

恭子「なっ、なななななんでもあらへん! はよ行こ!!」

京太郎「わわっ、恭子さんそっちは順路が逆ですよ!」

恭子「……ほんまごめんな」

京太郎「別に恭子さんが謝ることじゃないですよ」

恭子「でも、私……」

京太郎「とりあえずシャワー浴びてきてください、風邪引きますよ?」

あの後テンパっていろいろと失態を犯した恭子は、とても落ち込んでいた。京太郎に楽しんでもらおうといろいろ考えていたが、なぜかうまくいかずついには突然雨が降ってくる始末であった。取り合えす雨宿りに入った場所がラブホで、お互いにびしょ濡れになっていたため休憩することになったが、恭子はそのことが頭に入らないくらいには落ち込んでいた。

恭子「……はぁ」

シャワーを浴びながら、恭子は今日のことを思い返していた。インハイで仲良くなった京太郎とのデート、成功させようと精一杯頑張って考えたデートプランはほとんどうまくいかなかった。失敗するたびに逆に京太郎にフォローされて、年上らしいことは全くできていない。彼の優しさや親近感など、いろいろなところに惹かれていたが、もしかしたら自分は彼に釣り合っていないんじゃないかとすら思えてきた。天候にすら見放されて、挙げ句の果てにはこんなラブホに……

恭子「……あれ? もしかして、今ってとんでもない状況なんじゃ」

そこで恭子は、現状に気がついた。若い男女がラブホで二人きり、しかも服が濡れているのでシャワーを浴びている。そう考えると、恭子は自分の顔が赤くなっていくことがわかった。

恭子「うわぁ、どんな顔して戻ればええんやろ……」

思わずこぼれた独り言は、シャワーに流れて消えていった。

恭子「い、今上がったでー」ドキドキ

京太郎「そ、そうですか。それじゃあ次は俺が入りますね……」カァァ

恭子がドキドキしながらシャワーからでると、ベッドの上に腰掛けていた京太郎がゆっくりと立ち上がった。そして恭子のことを見ると顔を真っ赤にしてそらしてしまった。今の恭子の格好は、服が濡れてしまったためにバスタオル一枚だった。本人はほかのことで頭がいっぱいで気づいていないが、健全な高校生である京太郎には刺激が強すぎたのである。

恭子「んっ? 須賀君これ何?」

京太郎「あっ、これは今日一緒に食べようと思っていたお菓子ですよ! いっぱいあるんで、よかったら先に食べていてください!」

恭子「あっ、ありがとう。それじゃあ適当にいただくわ」

恥ずかしさを悟られないよう勢いよく説明する京太郎に、恭子は少し気圧されてしまった。そんなことには気づかず、今の状況をまずいと感じた京太郎は、とりあえず風呂場で己の煩悩を鎮めることにした。

京太郎「はい、それでは俺もぱっぱとシャワーを浴びてきますね」

そう言って早足で風呂場に逃げていく京太郎に、恭子は顔を真っ赤にしながら手を振った。とりあえず一人になってやることもなくなってしまった恭子は、さっきまで京太郎が座っていた場所に座ることにした。

恭子「そっ、それにしてもこの向こうで須賀君がシャワーを…… なんか、恋人同士みたいやな」ボソッ

恭子「や、やめやめ! 何考えとるんや私は!!」カァァ

恭子「そっ、そや。せっかく須賀君が持ってきてくれたし、このお菓子もらったこ。そんで少し落ち着かんと」パクッ

京太郎「すいません、遅くなりました」

恭子「あっ、すがくんやぁ」

京太郎が風呂場で二回ほど煩悩を鎮めてから帰ってくると、なぜか恭子が顔を真っ赤にしてベッドの上に座っていた。しかも、体に巻いていたはずのバスタオルがとれかかっていて、目もとろんとしている。

京太郎「きょ、恭子さん!? いったいどうしたんですか?」

恭子「どうしたもこうしたもあらへんでぇ。すがくぅん、ちょっとこっちきぃな」ヒョイヒョイ

京太郎「は、はい」

とりあえず言われるままに近づくと、近くにゴミが落ちていることに気がついた。よく見ると、京太郎が持ってきていたお菓子である、ウィスキーボンボンの容器であった。まさかそのせいで酔っているのではないかと感じていると、恭子がいきなり抱きついてきて京太郎の頭をなで始めた。

恭子「ごめんなぁきょうは、いっぱいしっぱいしちゃってぇ」

京太郎「い、いえいえ、とんでもないですよ。むしろすごく楽しかったですし」アセアセ

恭子「でもなぁ、それやったらわたしのきがすまへんねん。だからぁ」



恭子「わたしにできることやったら、なんでもしたるよぉ?」コソッ

京太郎「……なんでも、ですか?」

恭子「うん、なんでもやでぇ」

何でもしてあげる、その魅力的な言葉に京太郎の心はひどくかき乱された。先ほどからエロスを感じる恭子にもう辛抱たまらないというのに、まるで誘うような言葉をかけてきたのだ。先ほど鎮めたはずの煩悩が、復活しようとしている。

そんな状態で、京太郎が出した答えは……

京太郎「だっ、だめですよ! そんなこと言っちゃ!!」

恭子「えっ」

京太郎「何でもするなんて、そんなこと簡単に言っちゃいけませんよ!」

京太郎「もっと自分を大切にしてください。あなたは魅力的な人なんですから、そんな理由で軽々しく……」

恭子「かるがるしくなんてないわ!!」



京太郎「えっ?」

恭子「わたしは、すがくんやからええよっていったのに、なんやねんそのいいかた」

京太郎「いや、その……」

恭子「それともなにか? すがくんにはわたしがそんなしりがるおんなにみえたわけか?」

京太郎「そんなわけない!!」

京太郎「あなたがそんな人でないことはよく知っています! 俺のことを気遣ってくれるあなたが、とっても優しくて、まじめなあなたがそんな人間でないことくくらいわからないわけありません!!」

恭子「……なら、わたしにみりょくがないだけなんか?」

京太郎「それも違いますよ。恭子さんは大切な人だから、傷ついてほしくなかったんです」

恭子「えっ?」

京太郎「恭子さん、さっき何でもするって言いましたよね?」

恭子「はっ、はい」

京太郎「それなら……」

京太郎はしっかりと恭子の目を見る。ここで引いたら一生後悔する、だからここで決めると腹をくくったのだ。そのことを感じ取ったのか、恭子も期待するような目で、京太郎を見つめ返す。そして、覚悟を決めた京太郎は、ついに口を開いた。



京太郎「……俺と、付き合っていただけませんか?」

恭子「……ほんまにええの?」

京太郎「はい」

恭子「わたし、ぼんじんやで?」

京太郎「俺だってそうですよ」

恭子「わたし、むねもないで?」

京太郎「大きければいいってもんじゃありませんよ。それに、俺は好きな人を胸で決めたりなんかしません」

恭子「けっこうしっとぶかいで?」

京太郎「望むところです、むしろ愛されてるって感じますよ」

恭子「ほんまに、ほんまにわたしでええの?」

京太郎「本当に、あなたじゃないとだめなんですよ」

恭子「あっ、ありがとう!!」ブワッ

京太郎「わっ、泣かないでくださいよ!!」

京太郎「……落ち着きましたか?」

恭子「うん、ほんまにうれしくて。ごめんな、いきなりないてもうて」

京太郎「気にしてませんよ、むしろ嬉しいくらいですから」

恭子「そっか、ありがとう。……なぁ、ひとつおねがいがあるんやけど、ええかぁ?」

京太郎「はい、俺にできることなら」

恭子「そっか、ならベッドにあおむけにねころがってくれへん?」

京太郎「はい、こうですか?」ゴロン

恭子「そうそう、よっと」トスン

京太郎「いきなり上に乗ってどうしたんですか? なんだか恥ずかしいんですけど」

恭子「すがくん、わたしはなぁ、ぼんじんやけどすがくんへのあいはだれにもまけなくないねん」シュルリ

京太郎「えっ、恭子さん?」

恭子「だから、いっぱいあいしてなぁ」

チュンチュン



恭子「……うわぁぁぁ!! やってもうたぁ……」

恭子「ど、どないしよう。須賀君にはしたない子って思われたりしてないよなぁ」

恭子「もしもこのことで嫌われたいしたら……」

京太郎「そんなことありませんよ」

恭子「えっ、須賀君おきとったん!? いったいいつから」

京太郎「はい、やってもうたぁのところからです」

恭子「それ、さいしょやんけ!!」

京太郎「それよりも、俺はそんなことで恭子さんのこと嫌いになったりしませんよ。むしろ嬉しいくらいですし」

恭子「あっ、うぅぅ」プシュー

京太郎「ただ一つ不満をあげるとするならば……」

恭子「えっ……」

京太郎「未だに須賀君呼びなところですかね」

恭子「あっ」

京太郎「恭子さん、俺の名前で呼んでくれませんか?」

恭子「ええっと、うぅ、きょ、京太郎…… くん」カァァ

京太郎「はい、恭子」

恭子「うわっ、それは卑怯やわ!!」

京太郎「なにがですか? それよりも伝えたいことがあるんですよ」

恭子「なっ、なんやねん」

京太郎は顔を真っ赤にする恭子の手を握ると、目を合わせてほほえんだ。

京太郎「これから、よろしくお願いしますね。恭子」

恭子「もちろん、絶対離さへんからな!! ……京太郎!」

恭子:お酒の勢いもあったけど、ハッピーエンド!

これでやっと恭子ちゃんのハッピーエンドは終わりです。

めちゃくちゃ時間かかってすいません。

こんな時間でもう人もいないかもしれませんが、最後に次回のキャラ安価だけします。

下3 まだ出てないキャラ(方言使ってる子はしゃべり方間違えるかも、あとあんまりキャラわからない子も)
+コンマ判定(コンマ反転)


01~33 へっちゃら

34~66 ほろ酔い

67~00 酔っ払い

ぞろ目奇数(77以外) 朝チュン

ぞろ目偶数(44以外) 朝チュン(勘違い)

77 ハッピーエンド

44 バッドエンド

うわぁ、ハッピーエンドの後にバッドエンドですか。


わかりました、次回はネリーのバッドエンドですね。できる限り胸くそ悪く書きますね。

それではまた22:00に会いましょう。

胸糞がNTRとかだったら注意書あるとたすかる

ごめんなさい、今日は更新できなさそうです。

>>355さん

大丈夫です、安価で選んでない女の子が、いきなり京太郎をかっさらっていくような展開にはなりません。

誰かいますか?

昨日は突然更新できずにすいませんでした。今後はもう少し早くに伝えられるようにしていきます。

それでは今日はネリーのバッドエンドです。

正直言っていたほど胸糞って感じでもありませんが、一応バッドエンドです。

あと、NTRとかはありません。

ネリー「キョータロー! 麻雀に負けたんだから今日はおごってよね!」

京太郎「まったく、俺がおまえに勝てるわけないだろ…… まぁいいけど、あんまり高いのはやめてくれよ?」

東京に遊びに来ていた京太郎は、ネリーと一緒にご飯を食べに来ていた。久々にあったので一緒に麻雀していまが、なぜか負けた方がご飯をおごることになっていたため今回は京太郎のおごりである。

ネリー「わかってるって、それじゃあこれとこれと……」

京太郎「って、おい! 早速高いのばっかりじゃねぇか!!」

その後なんとか安いものにしてもらおうと交渉したおかげで、京太郎の財布が薄くならずにすんだ。しかし痛い出費であることには変わらず、京太郎はほろりと涙を流した。そんな京太郎のことなど気にもとめずに、ネリーは美味しそうにパスタを食べていた。

京太郎「なぁネリー、人の金で食う飯はうまいか?」

ネリー「うん、最高だよ!」

京太郎の皮肉に気づかずに、ネリーは満面の笑みを浮かべた。いっそ清々しいまでの態度に京太郎は何も言う気がなくなり、とりあえず頭をなでておくことにした。

京太郎「はぁ、おまえはそういうやつだよな」ナデナデ

ネリー「えへへっ」

ネリー「ほらほらキョータロー、早く行くよ!」

京太郎「はいはい、そんなに急ぐなって」

ご飯を食べ終わった二人は、とりあえずどこかに遊びに行くことにした。二人でしばらく話し合った結果、今度はショッピングモールでエアショッピングをすることになった。

京太郎「まったく、見てるだけで何が楽しいんだよ」

ネリー「何言ってるの? 見てるだけなら無料なんだよ!」

京太郎「ははは、ネリーらしいよ」

ネリー「ふふん、そうでしょ?」

京太郎「まぁ、そういうことならいくらでも付き合ってやるよ……」

ネリー「やった、ありがとう!」

ネリー「キョータロー、今日は楽しかったね」

京太郎「そうかそうか、楽しそうで何よりだよ。

日はすでに落ち、あたりも大分くらくなってきた。あの後もネリーの無茶ぶりに付き合わされた京太郎は、少し疲れていた。しかし、こうやってネリーと一緒に過ごしている時間は嫌いではなかった。

ネリー「うん、キョータローと一緒だったからね。キョータローと一緒なら、どこへ行ったって楽しいよ」

京太郎「……よく恥ずかしげもなくそんなこと言えるなぁ」カァァ

ネリー「ただ思ったことを言っただけだよ?」クビカシゲ

京太郎「はぁ、俺の考えすぎなのか?」ボソッ

そこで不意に、二人の会話は途切れてしまった。いつもなら会話が止まらないように色々な話をしてくれる京太郎は、なぜかこういうときに限って何も言わない。ネリーは不審に思って京太郎の方を見ると、何か思い詰めたかのような顔をしていた。そして何かを決心したかのような顔つきになった京太郎は、真剣な表情でネリーの方へ向き直った。

京太郎「なぁ、ネリー。大切な話があるんだ」

ネリー「どうしたの、キョータロー?」

京太郎「実は俺、おまえのことが「ワンワン!!」んだ!!」

京太郎の言葉は、犬の吠える声でかき消されてしまった。きょとんとしているネリーを見て顔を真っ赤にしている京太郎に、犬の飼い主が話しかけてきた。どうやら散歩中だったようだ。

おばちゃん「あらあら、ごめんね。うちのわんちゃん、お兄さんみたいな金髪の人を見ると吠えちゃうのよ」

京太郎「……あはは、大丈夫ですよ」

おばちゃん「あらそう? ありがとうね」

犬の飼い主がどこかへ行くと、京太郎は真っ赤な顔を手で覆い隠してうつむいた。ネリーはそんな京太郎が落ち着くのを待ってから、京太郎に気になっていたことを聞くことにした。

ネリー「……ねぇキョータロー、さっきの続きは?」

京太郎「なっ、何でもねぇよ!! それよりも、この前美味しいお菓子もらったから、おまえもいるか?」

ネリー「えっ? 別にくれるんだったらほしいけど……」

京太郎「そうか、それなら今出すよ」ガサゴソ

京太郎「ほら、これが言ってたやつだよ」

ネリー「これってウィスキーボンボン? しかも結構高そうな……」

京太郎「あぁ、よかったら食べてくれ。味は保証するよ」

ネリー「ありがとう、キョータロー!」パクッ

ネリー「うん、美味しい!」

京太郎「よかった、ネリーの口に合ったみたいで」

ネリー「でも、なんでこれをわたしにくれたの? 結構高そうなのに……」

京太郎「あぁ…… ネリーと美味しいものを共有したかったから、かな?」

正直理由はほかにもあるが、京太郎はそのことを口にはしなかった。少し惹かれつつある少女に、格好をつけたかったのだ。

ネリー「何でそこで疑問系なの?」

京太郎「まぁ、そこはいいだろ。それよりももう一つ食べていいぞ」

ネリー「ねぇ、キョータローは食べないの?」

京太郎「えっ、俺は別に……」

ネリー「何で? キョータローのでしょ? それにおいしさを共有したいんだったら、キョータローも一緒に食べてよ!」

京太郎「まぁ、そうだけど…… 別に、大丈夫だよな?」

正直、両親に強く止められていたが、京太郎はそこまで重く受け止めていなかった。それにここで食べないことも変だし、ネリーに誘われて断るわけにもいかなかった。

京太郎「それじゃあ、俺もいただきます」パクッ

「キョータロー、どうしたの?」


「えっ、いきなりどうしたの?」


「……ホントに? 嬉しい、わたしも同じだよ!」


「よかった、キョータローもわたしとおんなじ気持ちだったんだね」


「えっ? そっ、そんなこといきなりできないよ」


「だって付き合ったばっかりだよ? それに、そういうことは結婚してからじゃないと……」


「きゃっ、いきなり何するの!? ……えっ、嘘だよね?」


「いや、いや! やめて、キョータロー!」


「こんなところでなんて、せめてホテルで……」


「痛いっ! やめて、痛いよキョータロー!!」


「何で、なんでこんなにひどいことするの? キョータローはわたしのこと嫌いなの?」


「痛っ、ご、ごめんなさい、ごめんなさい!! 謝るからもう殴らないで!!」


「えっ、いや…… お願い、それだけはやめて! 赤ちゃんできちゃうよ!!」


「いや、嫌だよ。誰か助けて、パパッ、ママッ、キョータロー!!」


「いやっ、かはっ、こほっ」


「あっ、あぁ……」


「きょ……たろー……」





オマワリサン、コッチデス! コッチデオンナノコノサケビゴエガ…… キャー!!

智葉「ネリー……」

ネリー「えへへっ、キョータローは元気だね」サスサス

あれから、ネリーの心は完全に壊れてしまった。あんなに元気だった少女は、病院のベッドから一歩も動こうとせずに、うつろな目で愛しい人の名前をつぶやく。その姿を、智葉は苦しそうな表情で見ているしかなかった。

智葉「すまない、わたしがしっかりしていなかったから……」ポロポロ

ネリー「うふふっ、早く会いたいな。また元気な笑顔を見せてよ」サスサス

智葉「たのむ、聞いてくれネリー!」

ネリー「あははっ、大丈夫だよ。わたしも頑張るから、そんなに心配しなくていいよ?」サスサス

智葉「須賀京太郎は、ここにはいないんだ!!」

ネリー「うん、わたしも大好きだよ。キョータロー」サスサス

智葉の必死の言葉はネリーに届かない。彼女は完全に、自分の心を閉ざしてしまったのだから。







ネリーはうつろな目をして、いつまでも語り続ける。次第に大きくなっていく、自分のおなかに向かって……


バッドエンド:警告の意味

安価踏んじゃった人はちと気の毒と思わなんでもないかなぁ
てか77と釣り合うんだろうかこれ

>>375さん
うーん、そう言われると、77と釣り合わないかもしれませんね。少し考えてみます。


これでネリーのバッドエンドは終了です。

後味は悪いですが、今日はここまでにします。

最近は忙しくなってきたので、少し更新できる時間が短くなってしまいました。

しばらくは更新できる時間が短くなるかもしれません。

それでは最後に次回のキャラ安価をします。

下3 まだ出てないキャラ(方言使ってる子はしゃべり方間違えるかも、あとあんまりキャラわからない子も)
+コンマ判定(コンマ反転)


01~33 へっちゃら

34~66 ほろ酔い

67~00 酔っ払い

ぞろ目奇数(77以外) 朝チュン

ぞろ目偶数(44以外) 朝チュン(勘違い)

77 ハッピーエンド

44 バッドエンド

次回は初瀬さんの酔っ払いですね。

……ちゃんとかけるかな? もう一回阿智賀編読み直します。

それではまた22:00に会いましょう。

選択不可のキャラが明示してないんだからそんなの無理だろ

選択不可なの大人組と既に出たキャラって分かってるだろ?
まだキャラ選択に大人組不可って注意書き出てないけど

すいません、遅れました。今から始めます。

>>401さん
そうですね、選択不可のキャラについてもまとめます。

>>403さん
すいません、入れるの忘れてました! すぐに入れますね!

一応無理な安価なら基本的には下です。前回はずらし券があったとは言え、ハッピーエンドだったのでリクエストにしました。

今回は初瀬さんで、注意は話し方やキャラがわからないのでイメージと違ってもいいですか? という確認です。

まぁ、酔ったらあまり関係ないのですが……

誰かいますか?

います

家で犠牲になったのは……かp

キャラ安価について


・選べるキャラはまだ出てきていないキャラだけです。

・酔っぱらうとキャラ崩壊します。注意してください。

・無理なキャラは安価下です。お気をつけてください。

・オトナ組は考えていませんので、選択できません。

・男性キャラも選択できません。

・方言を使っている子は、方言がよくわからない場合があります。話し方が変でも気にしないでね。

・よくでていないキャラでも一応いけます。しかしイメージと違うかもしれません。場合によっては安価下になります。

・正直話すらしていない、または一言くらいのキャラは難しいです。場合によっては安価下になります。


現在選択不可

オトナ組 男キャラ 清澄組 

佳織 憧 シロ 衣 エイスリン 玄 霞 姫子 恭子 ネリー




とりあえず、今後はこんな感じでやっていきます。何か抜けているところなどはありますか?

>>412さん
なるほど、その発想はなかった。京太郎はケモナーだったのか……


抜けているところはなさそうなので、とりあえず今後は安価の前にこのアナウンスをします。

それでは今回は初瀬の酔っ払いです。

安価下になった場合のコンマはそのまま安価下のものを採用?

>>415さん
はい、安価下になったらコンマも安価下のものを採用します。



キャラ安価について


・選べるキャラはまだ出てきていないキャラだけです。

・酔っぱらうとキャラ崩壊します。注意してください。

・無理なキャラは安価下です。コンマも下のものを採用します。お気をつけてください。

・オトナ組は考えていませんので、選択できません。

・男性キャラも選択できません。

・方言を使っている子は、方言がよくわからない場合があります。話し方が変でも気にしないでね。

・よくでていないキャラでも一応いけます。しかしイメージと違うかもしれません。場合によっては安価下になります。

・正直話すらしていない、または一言くらいのキャラは難しいです。場合によっては安価下になります。


現在選択不可

オトナ組 男キャラ 清澄組 

佳織 憧 シロ 衣 エイスリン 玄 霞 姫子 恭子 ネリー




安価下のコンマについて追加しました。

それでは更新していきます。

初瀬「それで、あんた憧とどんな関係なの?」

京太郎「どんな関係って……」

京太郎は今、憧の親友を名乗る少女に絡ませていた。奈良に旅行に来て、ついでに憧と遊んでいたら見つかってしまったのだ。京太郎のことを憧の彼氏だと勘違いしたせいで、憧は顔を真っ赤にして帰ってしまった。そしてどうしようかと思っているところを、彼女に捕まってしまったのだ。

京太郎「とりあえず、初瀬さんが考えているような関係じゃないからな」

初瀬「ふーん、まぁ、それならいいけど」

京太郎「ほっ」

初瀬「憧はわたしの大事な親友なんだ、だからあの子を悲しませるようなことがあったらタダじゃ置かないからね!!」

京太郎「わかったわかった、あいつを泣かせるようなことはしねぇよ」

初瀬「それにしても、あの憧がねぇ」

京太郎「えっ、どういう意味だよ?」

初瀬「いや、あの子男苦手でしょ? いったいどうやってそんなに仲良くなったのよ?」

京太郎「そりゃあ、最初はお互いぎこちなかったさ。けど話をしていくうちに仲良くなっていったんだよ」

初瀬「えぇー、もっと詳しく聞かせてよ」

京太郎「いやいや、そんなこと聞いてどうするんだよ?」

初瀬「気になるでしょ? あの憧が、男と二人っきりでデートしてたんだよ!」

京太郎「だから、そういう関係じゃ……」

初瀬「とにかく、二人の話を詳しく聞かせて!!」

京太郎「……と、言うことがあったんだよ」

初瀬「なるほど、そういうことがねぇ」

京太郎「もういいだろ? 聞きたいことは聞いたんだから」

初瀬「えぇ~、もっと色々話聞かせてよ。あんたが憧に相応しいか見極めてあげるから」

京太郎「いや、だから……」

初瀬「ほらほら、お菓子あげるからさ」ガサッ

京太郎「……はぁ、わかったよ。それで、今度は何を話せばいいんだよ?」

何度言っても引かない初瀬に、京太郎はついに折れてしまった。もう何を言っても無駄な気がしたし、この押しの強さに疲れてしまった。

初瀬「そうね、あんたの話聞かせてよ」

京太郎「了解。その代わりっていうのもあれだけど、これも食べてくれないか?」ヒョイッ

初瀬「えっ? その代わりってどういうこと?」

京太郎「実は、知り合いにもらったんだけど、量が多くって食べきれなくてさ。憧も美味しいって言ってくれたから、よかったらどうだ?」

初瀬「そう、そういうことならいただくわ」パクッ

初瀬「わらしはぁ、あこにもまけないっれおもっられのぉ。それらのにぃ、きづいたらまーじゃんれまけちゃったのよぉ」

京太郎「そうか、おまえも色々あるんだな」

初瀬「それれもぉ、あこはしんゆうらし、おうえんしようとおもっれらのにぃ」

京太郎「そうだよな、初瀬と憧は親友だもんな」

初瀬「れもぉ、きょうあこがあんたとあるいててぇ、わらしはれんあいれもまけたっておもっらのぉ」

京太郎「そうかぁ、それであんなに……」

初瀬「らけろぉ、あんたはあことそんらかんけいじゃらいんでしょぉ?」

京太郎「まぁ、そうだな」

なんだか雲行きが怪しくなってきたことを感じた京太郎は、初瀬から距離を取り始める。しかし初瀬はゆっくり近づいてきた。

初瀬「つまりぃ、あんたはいまふりぃってことよれぇ」ジリジリ

京太郎「た、確かにそうだけどさぁ。憧じゃない人が彼女かもしれないだろ?」ジリジリ

初瀬「らっれ、かのじょもちがふたりっきりれおんらのころあそびにいからいれしょぉ? もしそうならぁ、あんたはあこりはふさわしくらいってことよぉ」

京太郎「全くもって正論だなぁ。こんな状態なのに……」

初瀬「そんらことよりぃ、いまならあんらとつきあっれもらいじょうぶっれことよれぇ?」

京太郎「……いやいや、なんでそうなるんだよ!?」

初瀬「らっれ! まーじゃんれもまけて、れんあいれもまけらんじゃ、わらしはあこになにひとつかてらいじゃない!」

京太郎「ほかにもあるだろ!? 運動とか、料理とかさぁ!!」

初瀬「そんらころれかっれもうれしくらいわよぉ、らからわらしとつきあってくらしゃぁい」グイグイ

京太郎「なぜそうなる!? そういうことはもっとよく考えて……」

初瀬「そんらころしてたらあこにおいぬかれちゃうよぉ。それにきょうたろうはぁ、かっこいいしぃ、あこがみとめるくらいにはいいやつっれころれしょう?」

初瀬「らったら、いまのうちにつばつけとかなきゃいけらいれしょう?」ギュウ

京太郎「どんな理屈だ!! それより離れろ!!」

初瀬「いやらぁ、そういっれどこかいくつもりれしょぉ」

京太郎「もう、誰か助けてくれぇ!!」



酔っぱらった初瀬を止める方法は、京太郎には思いつかなかった。結局二人の戦いは、初瀬が酔いから冷めるまで続いた。

初瀬「ほんっっとに、ごめん!!」

京太郎「俺のせいもあるし、そんなに謝らなくてもいいって」

なんとか酔いから冷めた初瀬は、京太郎に平謝りしていた。酔っている間のことを鮮明に覚えていた初瀬は、京太郎に罪悪感を感じていた。しかし、京太郎も自分の持ってきたウィスキーボンボンが原因だと思っているので、とても居心地が悪かった。

初瀬「いや、でも色々迷惑かけちゃったし……」

京太郎「別に迷惑だなんて思ってないって、だからそんなに気に病むなよ」ポンポン

初瀬「……ありがと」ボソッ

京太郎「どういたしまして、」

初瀬「ちょっ、聞いてたの!?」

京太郎「なんだよ、聞いちゃいけなかったのか?」

初瀬「いや、そうじゃないけど…… うわー!!」ワシャワシャ

京太郎「おいおい、どうしたんだよ!?」

初瀬「もういいでしょ! しばらくほっといてぇ……」

京太郎「あぁ、わかったよ」

京太郎は初瀬が落ち着くまで待つことにした。しかし落ち着いた後も初瀬は京太郎と目を合わせようとせず、連絡先だけ交換して別れることにした。このことがあって初瀬は、京太郎と徐々に仲良くなっていった。





初瀬:お酒に弱い、酔うと愚痴をぶちまける。

俺の中での初瀬さんはヒロインの親友ポジションみたいな感じです。

正直時間もかかって難しかったけど、なんとかできました。

とりあえず今日はここまでです。

今日も次回のキャラ安価をとって終わろうと思います。

キャラ安価について


・選べるキャラはまだ出てきていないキャラだけです。

・酔っぱらうとキャラ崩壊します。注意してください。

・無理なキャラは安価下です。コンマも下のものを採用します。お気をつけてください。

・オトナ組は考えていませんので、選択できません。

・男性キャラも選択できません。

・方言を使っている子は、方言がよくわからない場合があります。話し方が変でも気にしないでね。

・よくでていないキャラでも一応いけます。しかしイメージと違うかもしれません。場合によっては安価下になります。

・正直話すらしていない、または一言くらいのキャラは難しいです。場合によっては安価下になります。


現在選択不可

オトナ組 男キャラ 清澄組 

佳織 憧 シロ 衣 エイスリン 玄 霞 姫子 恭子 ネリー 初瀬

下3 まだ出てないキャラ
+コンマ判定(コンマ反転)


01~33 へっちゃら

34~66 ほろ酔い

67~00 酔っ払い

ぞろ目奇数(77以外) 朝チュン

ぞろ目偶数(44以外) 朝チュン(勘違い)

77 ハッピーエンド

44 バッドエンド

それでは、次回は

マホのほろ酔い

です。


明日も22:00から始めます。今日もお付き合いしていただいてありがとうございました。

ってよく見たら、77と44が連続してる……

誰かいますか?

それでは初めて行きます。

マホのほろ酔いです

今日は少しゆっくり目です。

マホ「うぅぅ、またチョンボですぅ」

京太郎「まあまあ、そう気に病むなって」

今清澄の麻雀部の部室では、京太郎とマホが麻雀の練習をしていた。二人は初心者同士と言うこともあり、強くなるためによく一緒に練習をしていた。しかし、いつもなら一緒にやっている清澄の一年生たちは、今日は用事でお休みである。

マホ「京太郎先輩! マホ、どうやったらチョンボしないようになりますか?」

京太郎「って言っても、もっと注意しろとしか…… あっ」

マホ「どうしたんですか?」

京太郎「そういえば、この前とっても美味しい高級なお菓子をもらってさ。もしマホがこの後一回もチョンボしなかったら、それをあげるよ」

マホ「ホントですか!? まほ、頑張りますね!」

京太郎「よし、今日はここまでにしておくか」

マホ「はい!」

京太郎「それにしてもすごいじゃないか! 本当にチョンボをしなくなるなんて!」

マホ「えへへ、ありがとうございます! 京太郎先輩のおかげです!」

それから、お菓子につられたせいかどうかはわからないが、マホは全くチョンボしなくなった。食べ物でつった感じはするが、それでも京太郎はマホの成長が嬉しかった。

マホ「あの、京太郎先輩。約束の……」

京太郎「あぁ、わかっているよ。約束のお菓子、チョコレートボンボンだ」

マホ「わぁーい、マホ、チョコレート大好きです!!」

京太郎「そうか、それはよかった。それじゃあ存分に食べていいぞ」

マホ「やったー! 京太郎先輩大好きです!」ダキッ

京太郎「はははっ、そんなに嬉しかったのか?」

マホ「はい! って、わわわ!?」バッ

マホ「す、すいませんでした……」ブシュー

京太郎(かわいいなぁ)

マホ「それでは、いただきますね!」

京太郎「あぁ、口に合うといいんだけど」

マホ「けほっけほっ、なんか変な感じですぅ」

京太郎「おいおい、大丈夫か? ちょっと待ってろ、今水を持ってきてやるからな!!」タタッ

マホ「はい、ありがとうございます……」

京太郎「ほら、水持ってきたぞ」

マホ「はい、ありがとうございますぅ」トローン

京太郎が水を入れて戻ってくると、マホが顔を少し赤くして待っていた。なんだか目もトローンとしていて、少しおかしいと感じた京太郎はマホに水を飲ませようとコップを差し出す。しかしマホはいっこうに受け取ろうとはしなかった。

京太郎「どうした、飲まないのか?」

マホ「それよりもぉ、お願いがあるのでぇ、お願いしてもいいですかぁ?」ハァハァ

京太郎「ど、どうしたんだ?」

マホ「それはですねぇ……」

マホ「えへへぇ、おにーちゃん。もっとなでてくださぁい」

京太郎「……ほら、これでいいか?」ナデナデ

マホのお願いとは、今日一日お兄ちゃんになってほしいというものであった。京太郎はそれくらいならと承諾したが、まさか膝の上にのせて頭をなで続けることになるとは思いもしなかった。

マホ「わたしぃ、おにーちゃんに前から甘えて見たかったんですぅ」

京太郎「そうか、マホも甘えたかったんだなぁ」ナデナデ

マホ「そうですよぉ、おにーちゃんは背も高いしぃ、かっこいいしぃ、優しいしぃ、マホもこんなお兄ちゃんがほしいなって思ってたんですぅ」

京太郎「な、なるほど、それはよかった」ナデナデ

マホ「おにーちゃん、もっと甘えさせてくださぁい」ウリウリ

京太郎「いや、もうすでに甘えているよね? これ以上どうしたらいいんだよ?」

マホ「もっと、ぎゅってしてくださぁい」

京太郎「はいはい、こうでいいか?」ギュッ

マホ「えへへっ、嬉しいなぁ」スリスリ

マホ「おにーちゃん、おにーちゃん」スリスリ

京太郎「はぁ、マホは甘えん坊だなぁ」

マホ「それはぁ、おにーちゃんのせいなんですよぉ?」

京太郎「俺の?」

マホ「はぁい、おにーちゃんが頭なでるのうまくてぇ、とっても安心できちゃうからぁ」

京太郎「そうなのか? 俺にはよくわからないなぁ」

マホ「えぇ、ですからおにーちゃんには責任をとってもらわなければいけないんですよぉ」

京太郎「えっ?」

マホ「だからぁ、おにーちゃんはぁ、わたしとキスしなければいけないんですよぉ」ズイッ

京太郎「いやいや、それはおかしい」

マホ「とにかくぅ、観念してくださぁい」

京太郎「だから、こんなことで気軽にキスするなんてお兄さん許しませんよ!」グググッ

マホ「いやですぅ、それにおにーちゃんにしかしませんよぉ」

京太郎「それでもだめだ!!」

マホ「意地悪!!」

京太郎「なんとでも言え!!」

結局二人の小学生のような言い争いは、最終下校時間になるまで続いた。

マホ「うううっ、ごめんなさい京太郎先輩。わがままばっかりいって……」

京太郎「別に、気にしてないしいいって。それに、マホの新しい一面が見れたしな」

マホ「マホ、恥ずかしいです」

京太郎「まぁ、半分以上俺のせいだしな……」ボソッ

マホ「京太郎先輩、何か言いましたか?」キョトン

京太郎「いやいや、別に何でもないぞ」アセアセ

マホ「そっ、そうですか……」

会話が途切れてしまい、少し気まずい雰囲気が流れた。京太郎が何か話題を振ろうとあれこれ考えていると、マホが口を開いた。

マホ「あの、京太郎先輩」

京太郎「どうしたんだ?」

マホ「また、チョンボしなかったらご褒美もらえますか?」

京太郎「……まったく、仕方ないなぁ」

真っ赤な顔でお願いするマホのお願いを京太郎は断ろうとは思わなかった。
マホはこの日を境にチョンボの確立が大分減り、京太郎からすてきなご褒美をもらうようになるのであった……



マホ:お酒に少し弱い、酔うと甘えてくる。

今日はここまでです。

また最後にキャラ安価を決めてから終わりにします。

キャラ安価について


・選べるキャラはまだ出てきていないキャラだけです。

・酔っぱらうとキャラ崩壊します。注意してください。

・無理なキャラは安価下です。コンマも下のものを採用します。お気をつけてください。

・オトナ組は考えていませんので、選択できません。

・男性キャラも選択できません。

・方言を使っている子は、方言がよくわからない場合があります。話し方が変でも気にしないでね。

・よくでていないキャラでも一応いけます。しかしイメージと違うかもしれません。場合によっては安価下になります。

・正直話すらしていない、または一言くらいのキャラは難しいです。場合によっては安価下になります。


現在選択不可

オトナ組 男キャラ 清澄組 

佳織 憧 シロ 衣 エイスリン 玄 霞 姫子 恭子 ネリー 初瀬 マホ 

下3 まだ出てないキャラ
+コンマ判定(コンマ反転)


01~33 へっちゃら

34~66 ほろ酔い

67~00 酔っ払い

ぞろ目奇数(77以外) 朝チュン

ぞろ目偶数(44以外) 朝チュン(勘違い)

77 ハッピーエンド

44 バッドエンド

予想以上に77がでることに驚きを隠せないんだが、当たらないけど

それでは次回は哩の素面です。

また方言だけど、間違っててもあまり気にしないでね?

それではまた明日の22:00に会いましょう。

今日もお付き合いいただいてありがとうございました。

すいません、風邪引きました。今日の更新はできなそうにありません。

また、来週から用事で更新が難しくなるので、しばらく更新できないかもしれません。

すいません、酉付け忘れてました

誰かいますかー?

それでは初めて行きます。

哩の素面です。










……方言で心折れそう

哩「いやぁ、まさかこんなところであうとわねぇ」

京太郎「ホントですね、まさかこんなところで出会えるなんて、奇跡ですよね」

今京太郎は哩と一緒に喫茶店で会話をしていた。本来なら出会う予定はなかったが、親の用事で九州に来ていた京太郎が、町中で偶然哩を見かけて声をかけたのだ。

京太郎「それにしてもよかったんですか? おごってもらっちゃって……」

哩「ええんよ、私の方が先輩とね」

京太郎「ありがとうございます。実は今月ちょっとピンチだったんですよ」

哩「ふふっ、それはよかったとね」

哩「ところで、こんなところでなんばしとっとぉ?」

京太郎「実は親の用事で九州に来てまして、ちょっと自由な時間ができたのでそこら辺をぶらぶらしてました」

哩「用事がないんだったらよかったとね。ところでこの後はどうするつもりと?」

京太郎「はい、実は明日は鹿児島のほうに行く予定なんです。それで今度は永水の人たちと会うことに……」デヘヘヘ

哩「ほぉ……」ギュゥゥ

京太郎「いてててて!!」

永水のスバラなおもちを思い出して鼻の下を伸ばす京太郎にいらっときた哩は、京太郎のほっぺを思いっきりつねった。あまりの痛みに京太郎は涙目になりながら許しを請い、しばらくしてから解放された。

京太郎「い、いきなり何するんですか!?」

哩「もう、京太郎なんてしらんばい!!」プイッ

京太郎「すいません哩さん、俺が悪かったんで機嫌直してくださいよ」

哩「まったく、京太郎はもっと乙女心を学んだ方がよかと」プンプン

京太郎「うぅ、すいませんでした」

哩を怒らせてしまった京太郎は、なんとか機嫌を直そうと頑張るのだがなかなかうまくはいかなかった。そこで鞄の中にあるウィスキーボンボンのことを思い出した京太郎は、なんとかそれで機嫌をとろうと差し出すことにした。

京太郎「あの、哩さん。もしよかったらこれどうぞ」スッ

哩「……こんなもんでつられるほど軽い女じゃなか」プイッ

京太郎「そ、そうですよね。ごめんなさい」シュン

差し出したチョコレートを拒否されて少し気を落とした京太郎を見て、哩は少し気の毒に思ったのか一ついただくことにした。

哩「まぁ、一つくらいならよか」パクッ

京太郎「ど、どうですか?」

哩「……おいしか」

京太郎「それはよかった」ホッ

哩「ばってん、こんなことで機嫌が直ると思ったら大間違いとよ」

京太郎「えっ!?」

すっかり安心していた京太郎は、哩の不意打ちに動揺してしまった。哩にジト目で見られて焦った京太郎は、何とかしようと哩に聞き返してしまった。

京太郎「ど、どうしたらいいんですか?」

哩「うぅんと、それは……」

哩はしばらく考え込むと、急に顔を上げた。哩が考えている間、そわそわしていた京太郎は、いきなり顔が上がったことに驚いてしまった。

哩「京太郎は乙女心が全くわかっとらんね」

京太郎「えっ」

哩「だから、私が手取り足取り教えてあげるばい」

京太郎「あ、あの……」

哩「と、言うことで、これから覚悟しておくばい」

そう言って哩は、小悪魔みたいな笑みを浮かべた。




哩:お酒に強い

とりあえず今日はここまでです。

方言と久しぶりに書くこともあって大分時間がかかってしまいました。

次はもう少し早くかけるようにしたいです。

それでは次回のキャラ安価をして終わります。

キャラ安価について


・選べるキャラはまだ出てきていないキャラだけです。

・酔っぱらうとキャラ崩壊します。注意してください。

・無理なキャラは安価下です。コンマも下のものを採用します。お気をつけてください。

・オトナ組は考えていませんので、選択できません。

・男性キャラも選択できません。

・方言を使っている子は、方言がよくわからない場合があります。話し方が変でも気にしないでね。

・よくでていないキャラでも一応いけます。しかしイメージと違うかもしれません。場合によっては安価下になります。

・正直話すらしていない、または一言くらいのキャラは難しいです。場合によっては安価下になります。


現在選択不可

オトナ組 男キャラ 清澄組 

佳織 憧 シロ 衣 エイスリン 玄 霞 姫子 恭子 ネリー 初瀬 マホ 哩 

下3 まだ出てないキャラ
+コンマ判定(コンマ反転)


01~33 へっちゃら

34~66 ほろ酔い

67~00 酔っ払い

ぞろ目奇数(77以外) 朝チュン

ぞろ目偶数(44以外) 朝チュン(勘違い)

77 ハッピーエンド

44 バッドエンド

おぉ、めっちゃ人がいてびっくりした……

という訳で次は

酔ってない豊音

です。

それでは次回も22:00に会いましょう。

すいません、急用で今日は無理そうです。

また明日はできるように頑張ります。

誰かいますか?

それでは初めて行きます。

今日は

酔ってない豊音

です。

京太郎「お久しぶりです豊音さん、お元気でしたか?」

豊音「うん、ちょー元気だよー!」

京太郎「それはよかったです。それにしてもわざわざ遠いところから来てくださってありがとうございます」

豊音「全然大丈夫だよー。だって京太郎君は大切なお友達だからね!!」

京太郎「ははは、そう言ってもらえると嬉しいです」

京太郎は嬉しいと思うと同時に、少しだけ悲しい気分になった。豊音のようなすてきな女性に喜んでもらえるのは素直に嬉しいが、男として見られていないことが少し悲しかったのだ。しかしとても目を輝かせている豊音にそんなことを言うのも気が引けるので、これ以上考えないようにした。

ごめんなさい、ちょっと来客が来たので退席してました。今から再開します。

豊音「それにしても、京太郎君はまた身長が伸びたねー」

京太郎「そうですか? あんまりわからないんですけど……」

豊音「えへへ、京太郎君と目線が近くなって嬉しいなー」ニパー

京太郎「うっ」カァァ

豊音は京太郎に目線を合わせると、輝くような笑顔を向けてきた。そんな笑顔を向けられて京太郎は思わず見惚れてしまい、顔を真っ赤にして背けてしまう。
豊音はそんな京太郎の様子にときめいてしまい、思わず抱きついてしまった。

豊音「京太郎君、ちょーかわいいよー!!」ギュー

京太郎「ちょっ、やめてくださっ」モガモガ

豊音「えっ? ご、ごめんねー!!」

京太郎「い、いえ。大丈夫ですよ」ケホッ

豊音「いきなりびっくりしちゃったよね? 大丈夫だった?」

京太郎「えぇ、大丈夫ですよ。役得だったし」ボソッ

豊音「えっ、何か言った?」

京太郎「いえ、何でもありません。それよりも美味しいお菓子があるんですけどいりませんか?」

思わず本音が漏れてしまった京太郎であったが、それを深く追求される前に話題をすり替えることにした。そうすればウィスキーボンボンを豊音にプレゼントできると同時に、本音がばれずにすむ、まさに一石二鳥であった。……しかし、純粋な豊音をだましているという罪悪感を感じずにはいられなくないのだが。

豊音「えっ、くれるの? うれしいよー!!」

京太郎「あはは、そんなに喜んでもらえるとこっちも嬉しいですね」

豊音「うん、それじゃあいただくねー!」パクッ

京太郎「ど、どうですか?」

豊音「うん、美味しいよー! これは皆にも食べてほしいなー」

京太郎「よかった、それなら皆さんの分もお土産に持って行ってください」

豊音「ほんとにいいのー? ありがとー!!」

京太郎「ええ、せっかくなんでほかの皆さんにも食べてもらいたいですし」

豊音「よかったー、皆も喜ぶねー」ホクホク

京太郎「ふふっ、そうですね」

豊音「あっ、気付いたらもうこんなだよー! 京太郎君は門限大丈夫?」

京太郎「あー、うちはあんまりそう言うことは気にしてないんで。ちゃんと連絡しておけば大丈夫ですよ」

豊音「そうなんだー。よかったぁ、もっと京太郎君とお話しできるんだねー」

京太郎「そうですね、せっかくだし色々お話を聞かせてください」

豊音「うん、そういえばねー」

二人は時間の許す限りお互いの思い出話で盛り上がった。出会える時間が短い分、この短い時間を大切に共有するのであった。

余談だが、豊音が京太郎にあいに言っていたことを知って、ほかの宮守メンバーはとても羨ましがっていたという。





豊音:お酒に強い

今思えば、再開してから一度も酔った女の子を書いていない……

今日はここまでです。

それでは明日の安価を決めたいと思います。

キャラ安価について


・選べるキャラはまだ出てきていないキャラだけです。

・酔っぱらうとキャラ崩壊します。注意してください。

・無理なキャラは安価下です。コンマも下のものを採用します。お気をつけてください。

・オトナ組は考えていませんので、選択できません。

・男性キャラも選択できません。

・方言を使っている子は、方言がよくわからない場合があります。話し方が変でも気にしないでね。

・よくでていないキャラでも一応いけます。しかしイメージと違うかもしれません。場合によっては安価下になります。

・正直話すらしていない、または一言くらいのキャラは難しいです。場合によっては安価下になります。


現在選択不可

オトナ組 男キャラ 清澄組 

佳織 憧 シロ 衣 エイスリン 玄 霞 姫子 恭子 ネリー 初瀬 マホ 哩 豊音

下3 まだ出てないキャラ
+コンマ判定(コンマ反転)


01~33 へっちゃら

34~66 ほろ酔い

67~00 酔っ払い

ぞろ目奇数(77以外) 朝チュン

ぞろ目偶数(44以外) 朝チュン(勘違い)

77 ハッピーエンド

44 バッドエンド

わーいほろ酔いはっちゃんだー!

正直咲の中でも結構酔っているところ書きたいキャラだったので頑張ります!!

それでは次回も22:00に会いましょう。お休みなさーい。

誰かいますか?

それでは初めて行きます。

今日は
ほろ酔いのはっちゃん
です。

初美「京太郎、よく来てくれたのですよー」

京太郎「あはは、お久しぶりです。ところでほかの皆さんは……」

初美「残念ながらほかの皆は家の用事で来れないのですよー」

京太郎「そんなー」ガックシ

親の用事で鹿児島の近くまで来ていた京太郎は、ついでにインハイで仲良くなった永水の巫女さん集団たちに会いに来ていた。(一部を除いて)スバラなおもちを持つ人たちであったので、ちょっと下心を持ってやってきたのはいいものの、そこで待っていたのは初美だけであった。スバラなおもちを楽しみにしていた京太郎は、巫女集団の中でも一番の小物しかいないことに落胆を隠せないでいた。もちろん、その態度をとられた初美は、鬼のような形相をしていた。

初美「ちょっと、どういう意味ですかー?」ゴゴゴッ

京太郎「いえ、初美さんに会えて光栄です!!」

初美「まったく、一応許してあげるのですよー」ハァ

初美「それにしても、お外は暑かったでしょう? いまお茶を入れてあげるのですよー」

京太郎「あっ、ありがとうございます」

まだ夏休み真っ最中であるため、外の気温はとても高かった。特にこの場所に来るまでに、長すぎる階段をのぼってきたので、喉の渇いていた京太郎は初美のお言葉に甘えることにした。初美が部屋から出て行き、待っている間にやることもないので部屋のクーラーの前で涼むことにした。

初美「お待たせしたのですよー」グラグラ

京太郎「初美さん、大丈夫ですか? 気をつけてくださいよ」

初美「これくらい大丈夫なのですよー、いくら何でもこれくらいで…… きゃっ」グラッ

京太郎「危ない」ガシッ

初美「えっ……」

京太郎「初美さん、お怪我はありませんか?」

初美「は、はい。大丈夫なのですよー」ポー

京太郎「よかった、被害はお茶だけみたいですね」

初美「うううっ、ごめんなさい……」

京太郎「いいですよ、それより初美さんが無事でよかった」ホッ

初美「ふえっ!?」ドキッ

京太郎「とりあえず、拭くものをとってきてもらってもいいですか?」

初美「わ、わかったのですよー」トテテッ

初美「うううっ、お騒がせしました……」

京太郎「そんなに落ち込まないでください、今度は大丈夫だったじゃないですか」

初美「そうですけどー」

京太郎「えぇ、誰も怪我しなかったんだから気にしないでください」ナデナデ

初美「あっ、ありがとうなのですよー」カァァ

京太郎「えぇ、それにしてもお茶美味しいですね」ズズッ

初美「ふふん、お茶には自信があるのですよー」ドヤッ

京太郎「よかった、調子戻ってきましたね」

初美「えぇ、いつまでもくよくよしてるのは私らしくないのですよー」

初美「あっ、もうお菓子がなくなっちゃったのですよー」カラッポ

京太郎「あらら、ホントだ」

初美「うーん、もうちょっと食べたかったのですよー」

京太郎「あー、そういえばいいものがありますよ」

初美「えっ、ホントですか!?」

京太郎「はい、ちょっと待っててください」ガサゴソ

初美「わくわく」

京太郎「はい、よかったらどうぞ。元々皆さんに食べてもらおうと思って持ってきたので」

初美「わーい、ありがとうなのですよー!」

京太郎「喜んでもらえて嬉しいです」

初美「それでは、いただきます」パクッ

初美「おぉ、美味しいのですよー!」モグモグ

京太郎「よかった、お口に合ったようで」

初美「ええ、なんか変わってますけど、癖になりそうなのですよー」

京太郎「そうですね、なんか不思議な魅力がありますよね」

初美「そういえば、京太郎は食べないんですかー?」

京太郎「えぇ、今回は皆さんに食べてもらおうともって気なので……」メソラシ

初美「そういうことならいいんですけど……」

京太郎「えぇ、なんでほかの人たちにもちゃんと渡してくださいね?」

初美「わかっているのですよー」ホゥ

京太郎「……あの、初美さん? なんだか顔が赤くなってませんか?」

初美「……そんなことないんですよー?」ポー

京太郎「やっぱり、顔赤くなってませんか? なんだか熱っぽいような」

初美「そういえば、ちょっと暑いですねー」パタパタ

京太郎「そっ、そうですか? むしろ涼しい位なんですけど……」

初美「えぇー、そうですかー?」ヌギヌギ

京太郎「……って、何やってんですか!?」ガシッ

初美「何って、暑いから脱ごうとしてるんですよー?」キョトン

京太郎「いやいや、タダでさえ装甲の薄いあなたがこれ以上脱いだら大変なことになっちゃいますよ!!」

初美「なっ、誰の胸が鉄板ですかー!!」ウガー

京太郎「誰もそんなこと言ってないですよ!?」

京太郎「これ以上脱いだら色々見えちゃうでしょう!!」

初美「大丈夫なのですよー!! ちゃんと貼ってますから」

京太郎「着てるじゃないんですか!?」

初美「細かいことはいいじゃないですか。それよりも暑苦しいのですよー、離してくださいー」ジタバタ

京太郎「離しません、離したら脱ごうとするじゃないですか!!」

初美「だって暑いじゃないですかー」

京太郎「年頃の男の前でそんなことしちゃいけません!!」

初美「えー、京太郎になら見られてもいいですよー?」

京太郎「そ、そんなこと言ってもだめです!」

初美「えー、ケチー」

京太郎「ケチじゃないですよ……」

初美「それに、そろそろ腕が痛くなってきたのですよー」

京太郎「あっ、ごめんなさい」パッ

初美「全く、京太郎は乱暴ですねー」ヌギヌギ

京太郎「いやいや、誰のせいだと…… っておい!」ガシッ

初美「くっ、ばれちゃったのですよー」

京太郎「油断も隙もないですね……」ガクッ

初美「うぅぅ、でも腕が痛いのはホントなのですよー」

京太郎「……それじゃあ、こうしましょう」ギュ

初美「ふわっ!?」

初美のあんまりな行動に思考力が落ちてきた京太郎は、初美の腕が痛くならず服も脱げないように抱きしめることにした。まわりからみたら長身の男が小学生くらいの女の子を抱きしめているという大変な絵面だが、初美を止めるのに必死な京太王の頭はそこまで回っていなかった。

京太郎「これなら、痛くないでしょう?」ギュゥゥ

初美「そ、そうですね」カァァ

京太郎「暑いかもしれませんけど、我慢してくださいね」

初美「わ、わかったのですよー」

結局京太郎は、今の状況に気付くまで初美を抱きしめ続けるのであった。

京太郎「……」カァァ

初美「……」カァァ

冷静になった二人は、お互いに顔を真っ赤にしながら向かい合っていた。なんとも言えない気まずい沈黙が流れており、京太郎は何とかこの空気を壊そうと初美に声をかけることにした。

京太郎「あっ、あの……」

初美「な、なんですかー?」ビクッ

京太郎「その、色々とすいませんでした……」

初美「そ、それはお互い様なのですよー」

京太郎「えっ?」

初美「私も京太郎に迷惑かけちゃったですし、なんで今回のことはお互いに忘れましょう!」

京太郎「そっ、そうですよね」ホッ

初美「ただ、一つだけお願いを聞いてほしいのですかいいですかー?」

京太郎「えっ、なんですか?」

初美「……その、またぎゅっとしてもらってもいいですか?」

京太郎「ええっと、喜んで?」

初美「ありがとうなのですよー」パァァ

初美の無邪気な笑顔に京太郎は一瞬ときめいてしまったが、なんとか頭から振り払おうとおもちのことを考えて初美につねられてしまった。ほかにもなんだかんだあったが、結局二人は時間いっぱいまで抱きしめ合うこととなった。
その後二人は出会う度に、こっそりと抱きしめ合うようになったのは別の話である。





初美:お酒にちょっと弱い。酔うと脱ぎ出す。

ぎゃぁぁ、誤字してるぅぅぅ!!

ううう、ちゃんと投稿前に確認しないといけませんね。どうかそこは脳内変換でお願いします。

それはそうとて、はっちゃんを書くのはやっぱり楽しかったです。やっぱり酔ったときのイメージがしやすかったからですかね?

ちなみに酔っ払いだったら脱いでました。

それでは今日も最後に安価をとって終わりたいと思います。

皆さん準備はいいですか?

キャラ安価について


・選べるキャラはまだ出てきていないキャラだけです。

・酔っぱらうとキャラ崩壊します。注意してください。

・無理なキャラは安価下です。コンマも下のものを採用します。お気をつけてください。

・オトナ組は考えていませんので、選択できません。

・男性キャラも選択できません。

・方言を使っている子は、方言がよくわからない場合があります。話し方が変でも気にしないでね。

・よくでていないキャラでも一応いけます。しかしイメージと違うかもしれません。場合によっては安価下になります。

・正直話すらしていない、または一言くらいのキャラは難しいです。場合によっては安価下になります。


現在選択不可

オトナ組 男キャラ 清澄組 

佳織 憧 シロ 衣 エイスリン 玄 霞 姫子 恭子 ネリー 初瀬 マホ 哩 豊音 初美

下3 まだ出てないキャラ
+コンマ判定(コンマ反転)


01~33 へっちゃら

34~66 ほろ酔い

67~00 酔っ払い

ぞろ目奇数(77以外) 朝チュン

ぞろ目偶数(44以外) 朝チュン(勘違い)

77 ハッピーエンド

44 バッドエンド

おぉ、相変わらずすごい早さですね。

それでは次は

由暉子の酔っ払い

ですね。

また漢字がめんどくさい…… もう表記はユキでもいいかもしれませんね

それでは皆さん、また明日の22:00に会いましょう!

誰かいますか?

それでは今から始めていきます。

今回は
酔っぱらったユキ
です。

うぅぅ

すいません、筆が全然進まなかった上に気付いたら寝落ちしてました。

誠に申し訳ないがまた明日続きをします。

皆さん、ハッピーハロウィン!!

昨日は申し訳ございませんでした。

今日はお詫びもかねて、ユキの投稿後にちょっとしたハロウィンのイベントを考えているんですが、日付が変わっても大丈夫でしょうか?

ありがとうございます。

とりあえず、
酔っ払いのユキ
と投稿します。

頑張って日付変わる前に終われるようにします。

京太郎「ふぅ、今日は楽しかったなぁ」

今日はハロウィン、子供がお菓子をもらったりするお祭りのはずが、日本ではオトナがコスプレする日になってしまった。京太郎たち清澄麻雀部もその例に漏れず、今日はハロウィンパーティーという名のコスプレ大会をしてきたのだった。

京太郎「それにしても、今日の和はかわいかったなぁ」デヘヘ

京太郎が思い出したのは、ちょっとエッチな魔女のコスプレをした和のことだ。これでもかと言うほど主張するおもちと和の恥じらう顔が今でも脳裏から離れず、思わず元部長にその和の姿を納めた写真の取引をしてしまったほどだ。

京太郎「ふっふっふっ、今日は両親もいないし、ゆっくりと今日の和の妄想で……」ピンポーン

京太郎が一人遊びに興じようとしたときに、いきなりチャイムが鳴った。今から楽しいことを始めようとしていた京太郎にとっては面白くないが、家にはカピ以外はいないので自分ででることにした。

京太郎「まったく、こんな時間に誰だよ…… はいはい、今開けますよー」ガチャ

ユキ「あっ、京太郎君。トリックオアトリートです」ニコッ

京太郎「……えっ?」

扉を開けると、そこには露出度の高い吸血鬼の格好をしたユキが立っていた。あまりに現実離れした光景を見て、京太郎は現実から目をそらしそうになった。

京太郎「ユキ、何やってんだ?」

ユキ「あれ、京太郎君はハロウィンを知らないんですか?」

京太郎「いや、そういう問題じゃねぇよ!!」

ユキ「それじゃあどういうことですか?」キョトン

京太郎「色々聞きたいことがあるけど、まず何でここにいるんだ?」

ユキ「それは…… 罰ゲームで?」コテン

京太郎「いやいや、罰ゲーム感覚でこれる距離じゃないだろ!?」

ユキ「そこは、先輩たちが頑張ってくれました」グッ

京太郎「いったいあの人たちは何を考えているんだ……」ガックリ

あの楽しそうな人たちは罰ゲームになぜここまで頑張れるのだろうかと京太郎が頭を抱えていると、やはり肌寒いのかユキは体を振るわせていた。

ユキ「あの…… クシュン」

京太郎「あっ、悪い! とりあえず家に入ってくれ」

ユキ「すいません、お邪魔します」

京太郎「大丈夫か? とりあえずホットココアでものんでくれ」

ユキ「あっ、ありがとうございます」

露出度の高い副葬では寒いと思い、ユキにはブランケットを渡して暖まってもらった。しかし、それでも体の芯から冷えているだろうと思い、京太郎はホットココアも用意することにした。

京太郎「全く、風邪でも引いたらどうするんだよ?」

ユキ「ごめんなさい」

京太郎「謝らなくったっていいよ、それよりも寒くないか?」

ユキ「はい大丈夫です、暖かいですし、ココアも美味しいです」

京太郎「そうか、それはよかった」

ブランケットにくるまりながらかわいらしくホットココアを飲むユキを見て、京太郎は小動物みたいでかわいいと顔を綻ばせた。そして、やっと落ち着けるようになったので本題に入ることにした。

京太郎「それで、なんでいきなり長野まで来たんだ? しかも一人で」

ユキ「それは、罰ゲームで……」

京太郎「それは嘘だろ?」

ユキ「うっ」

京太郎はユキが嘘をついていることがなんとなくわかっていた。有珠山の皆は罰ゲームでこんな遠くまでユキを一人で来させるような人たちではないし、なんとなくだがユキが嘘をついているように感じたからだ。

京太郎「それで、本当の理由は?」

ユキ「……京太郎君に会いたかったからです」

京太郎「えっ」

ユキ「北海道からここまではとても遠いですし、京太郎君になかなか会う機会がないので先輩たちにも協力してもらいました」

京太郎「そ、そうか…… って、協力?」

ユキ「はい、この衣装を作ってもらったり、学校や両親へのいいわけをしてもらったり、一緒に口実作りを考えてもらったりしました」

京太郎「ホント有珠山の人たちは仲がいいな…… って学校サボってきたのか!?」

ユキ「……」メソラシ

京太郎「おい、こっち見ろよ」

ユキ「そ、それよりもトリックオアトリートですよ」アセアセ

京太郎「露骨に話題をそらしてきたな……」

とりあえずこっちまで来てしまったものは仕方ないし、こんなおもちが大きくて(←ここ重要)かわいい女の子がわざわざ自分に会いに来てくれたことは嬉しいので、これ以上は追求しないことにした。

ユキ「ほら、お菓子くれないといたずらしちゃいますよ?」

京太郎「わかったよ、それじゃあ今からお菓子持ってきてやるから待ってろ」

ユキ「そうですか」シュン

京太郎「おい、なんで落ち込んでるんだよ」

京太郎「そういえば、ユキは今日どこに泊まるんだ?」

ユキ「あっ……」

京太郎が立ち上がろうとしたときにふと思った疑問をユキに投げかけると、彼女はそれは考えていなかったとでも言うような顔をしていた。その顔を見て、なんだかかわいそうに思えてきた京太郎は、ユキを助けることにした。

京太郎「……泊まっていくか?」

ユキ「……お願いします」



京太郎「ほら、お菓子持ってきたぞ」

ユキ「おぉ、美味しそうですね」

テーブルの上に置かれているのは、もはやおなじみのウィスキーボンボンである。なんだかんだで余っていたが、ハロウィンのおかげで大分少なくなっていた。

京太郎「あぁ、すげぇうまいぞ、もうあいているのは勘弁してくれ」

ユキ「そんなこと気にしません、それよりも楽しみです」

京太郎「ははっ、期待は裏切らねぇよ」

ユキ「それでは、いただきますね」パクッ

京太郎「どうだ、うまいか?」

ユキ「確かに、これは美味しいですね。それに、体の芯からぽかぽかしてきます」

京太郎「それはよかった、ちょっと変わった風味だから苦手な人もいるんだよ」

ユキ「そうですか? そんな感じしませんけど……」

京太郎「それほどユキの味覚に合っていたってことか? それならよかったよ」

ユキ「そうれすね、なんらかうれしいれす」

京太郎「……ユキ?」

ユキ「あれ、きょうたろうくんらふたりにみえまふー」ユラユラ

京太郎「おーい、ユキ。大丈夫か?」フリフリ

ユキ「なにがれふか?」キョトン

ユキの目を見ると、焦点が合っていなかった。京太郎は酔っ払いのようなユキの目を見て、これはまずいと思って席を立つことにした。

京太郎「ちょっと待ってろ、いま水を持ってくるから…… えっ?」ガシッ

ユキ「いやれふ、ひとりにしないれくらさい」ギュウ

京太郎「ゆ、ユキ?」

ユキ「それに、さいしょのぶんのおかしをもらってないれふ」

京太郎「最初の分って、まさかあれか!?」

そういえば最初にユキにあったときにトリックオアトリートと言われた覚えはあるが、まさかそんなへりくつを言われるとは思わなかった。今手元にはお菓子はないし、さっきあげたという理屈はこの酔っ払いには通用しない気がする。京太郎がどうしようか迷っているのを理解したユキは、獲物を逃すまいとする狩人の目つきになった。

ユキ「おかしをもらえないのれあれば、いたずらするしかないれふねぇ~」ギラリ

京太郎「おい、それはさすがになしだろ!」

ユキ「いいわけはききません」ムギュウ

京太郎「ぬぉっ!?」

京太郎「ユキ、な、何をやっているんだ?」

ユキ「きょうたろうくんがいつもわらしのむねをみているころなんれ、わかっれるんれすよ? こういうのがすきなんれすか?」

京太郎「しまった、じゃなくてこんなことやっちゃだめだろ!!」

ユキ「そうれふか? そのわりにはていこうしないんれふね?」

京太郎「うっ」ダラダラ

ユキ「ふふっ、かわいい。もっろいたずらしたくなっちゃいまふー」

ユキ「そうらぁ、たいせつなころをわすれてましたぁ」カプッ

京太郎「うおっ!?」

ユキ「んー」チュー

京太郎「ちょっと待てユキ、くすぐったいって!!」

ユキ「んんー」チュー

京太郎「ちょっと、マジでやばいって」ビクッビクッ

ユキ「ぷはっ、ごちそーさまれふ」

京太郎「な、なんだったんだ……」ハァハァ

ユキ「えへへ、きゅーけつきなんれきょうたろうくんのちをすっちゃいましら」

京太郎「頼むから勘弁してくれよ」

ユキ「らーめ、これれきょうたろうくんはわらしのけんぞくになっらのれふ」

京太郎「えっ?」

ユキ「らからわらしのいうころはきかないろいけないんれふよ」ギュウ

京太郎「ちょっと、ユキさん? いったい何を……」ダラダラ

ユキ「きょうはひえまふから、いっしょにあっためあうのれふ」ムギュウ

京太郎「ちょっと、色々まずいから!! ちょっと離れてくれ!!」

ユキ「らめれふー、けんぞくはいうこときいてくらさーい」

京太郎「ユキ、これ以上はホントに…… うひゃあ!?」カプリ

朝日が昇り、小鳥のさえずりが聞こえてくる。リビングにあるソファーの上でいつもより大分早く目覚めた京太郎は、自分の上に乗っている小柄な少女をどうするか悩んでいた。京太郎の胸を枕に安らかな寝息を立てているユキは、未だに起きる気配がない。結局昨日ユキを引きはがすことができなかった京太郎は、彼女と一緒にねむることになった。ただし、やましいことなどなかった、それが嬉しいことか悲しいことかはわからないが。

京太郎「おーい、ユキさん。もう朝ですよー」

ユキ「うーん」ムニャムニャ

京太郎「だめだ、全然起きる気配がない」

ユキ「えへへ、京太郎君……」

京太郎「うーん、まぁいいか」

ユキを起こそうと思ったが、なんだか幸せそうな夢を見ているようなので邪魔しないことにした。とりあえず後のことを考えるのはやめて、京太郎はもう一度眠ることにした。

その後、京太郎は首に真っ赤なあざがあることに気付かずに学校に行って、ちょっとした修羅場になってしまったとさ。





ユキ:お酒にとても弱い。酔うとわがままになる。

うーむ、結局日付が変わってしまった。

せめてハロウィンのうちにイベントをやってみたかったんですが……

とりあえずハロウィンイベントもやりたいんですが、人はいますか?

それじゃあ人も結構いるみたいなのでルール説明をします。


ハロウィンイベントルール

・指定できるキャラは今まで出てきたキャラのみです。

・指定したキャラにお菓子(ウィスキーボンボン)をあげるか、甘んじていたずらを受けるか選択してください。

・お菓子をあげた場合、無条件で酔っ払いになります。

・一度選んだキャラは、もう一度選ぶことはできません。

・いっぱいキャラを出すために、一人一人は短いです。

・場所とか細かい設定は気にしちゃいけません。



何か質問はありますか?

一度安価で選ばれたキャラ限定ってこと?

>>625さん
はい、その通りです。選べるキャラは以下の通りです。


選べるキャラ

咲 和 優希 久 まこ 

佳織 憧 シロ 衣 エイスリン 

玄 霞 姫子 恭子 ネリー 初瀬

マホ 哩 豊音 初美 ユキ

それでは初めて行きます。

準備しておいてください。

十月三十一日、それはお菓子をあげなくてはいたずらをされてしまう恐ろしい行事が行われる日であった。

彼、須賀京太郎はそのことをすっかり忘れていて、お菓子を用意することを忘れていた。唯一手に持っているのは、今まで何人もの犠牲者を出してきたウィスキーボンボンだけである。


京太郎「ちくしょう、こうなれば誰にも会うことのないように祈るしかねぇ!!」


しかし、そんな彼の願いもむなしく、彼の元へ足音はどんどんと近づいてくる。

お菓子をあげて大変な目に遭うか、お菓子をあげないで大変な目に遭うか。今、京太郎は究極の選択を迫られる!!







誰が来た?

下3

説明忘れてました。
指定は一緒にお願いします。
今回はお菓子の方にします。

豊音「あっ、京太郎君! トリックオアトリートだよー!!」キラキラ

京太郎「あっ、豊音さんですか」

京太郎(豊音さんならそんな恐ろしいいたずらはされないはず…… どうする?)

豊音「えっと、だめかな?」ウルウル

京太郎「はい、どうぞ」スッ

豊音「わーい、ありがとー!」

京太郎(しまったぁぁぁ!! 豊音さんの捨てられた子犬のような目に負けてお菓子をあげてしまった! こうなればすぐに逃げるしかない)

京太郎「それじゃあ俺、用事があるので失礼しま……」ガシッ

豊音「えへへ、どこにいくのぉ?」ユラァ

京太郎「ひぃ!?」

豊音「だめだよぉ、もっといっしょにいてよぉ」ギュウウ

京太郎「ちょっと豊音さん、ギブギブ!!」

豊音「あっ、ごめん」パッ

京太郎「すいません、逃げさせていただきます!!」バッ

豊音「あっ、ぼっちはやだよー!」

京太郎(くっ、だますようで悪いけど、あのままだと窒息してしまうので、ごめんなさい!!)



豊音:甘えん坊になる

京太郎「ふぅ、なんとか逃げ切った。このまま誰にも会わないといいんだが……」

トコトコ

京太郎「くっ、隠れる場所は…… ないか。こうなったら腹をくくるしかない!!」



誰が来た?

下3

ネリー「キョータロー、trick or money!」

京太郎「なんだ、ネリーか。悪いがおまえの相手をしている暇はないんだ、あっちに行っててくれないか?」

ネリー「へぇー、つまり京太郎は私にお金をくれるんだ?」

京太郎「誰がやるか!! 頼むから休ませてくれ」

ネリー「ムー、それならこうしてやる!」コチョコチョ

京太郎「ちょ、まってって、あはははは!!」

ネリー「どーだどーだ、参ったか!!」

京太郎「ま、参りました……」ヒューヒュー

ネリー「全く、キョータローがネリーの相手をしないのがいけないんだよ!!」

京太郎「わ、悪かったって……」

ネリー「わかったら慰謝料!!」

京太郎「おまえはホントにお金が好きだな!!」

京太郎「全く、ひどい目に遭った……」

京太郎「今度誰かに会うとしても、ましな人の方がいいな……」



タイムリミット、残り三人

誰が来た?

下3

姫子「全く、なにしとーと」

京太郎「あっ、姫子さん、ちょっと色々ありまして」

姫子「まぁ、それはいいとして。京太郎、トリックオアトリート!」

京太郎「えっ、ちょ、ちょっと待ってくださいね」アセアセ

京太郎「あれ、確かここら辺に……」ガサゴソ

京太郎「あれ、あれ? ど、どこに……」

姫子「ほぅ、つまりこれはいたずらでいいってこととね?」

京太郎「い、いや、そういうわけでは……」ビュン

京太郎「えっ?」

姫子「一回でいいから、男の子を泣かせてみたかったとね」ウットリ

京太郎(やばい、何がやばいってどこからともなく鞭を取り出して、絶妙なコントロールで俺を目の前をたたいてきたところがやばい!!)ガクブル

姫子「それじゃあおとなしくって、どこいくとね!?」

京太郎「そんなもの見せられたら逃げるに決まってるでしょ!!」ダッ

姫子「まっ。待てー!!」

京太郎「待ちません!!」

京太郎「畜生、どうして俺がこんな目に……」

京太郎「だけど家までもう少しだ、このまま誰にも見つからないように……」





タイムリミット、残り二人

誰が来た?

下3

霞「あら、須賀君。随分とお疲れみたいね?」

京太郎「あぁ、霞さんですか。すいません、いろいろありまして」

霞「そうなの? これは、トリックオアトリートって言ってもいいのかしら?」

京太郎「是非ともいたずらしてください!! ……あっ」

霞「あらあら」クスクス

京太郎「うぅ」カァァ

霞「それじゃあ、いたずらしてほしいみたいだし、しちゃおうかしら」

京太郎「は、はい」

霞「そうねぇ…… 須賀君、ちょっと目をつぶってもらってもいいかしら?」

京太郎「えっ、はい!!」メヲトジ

霞「ふんふむ、これでいいかしら?」カキカキ

京太郎「えっ、何をしてるんですか?」

霞「ふふっ、いたずら完了ね」

京太郎(エッチ)「えっ、だまされた!?」

霞「あら、私は言ったでしょう? いたずらするって」

京太郎(エッチ)「くそっ、最初から踊らされていたのか……」

霞「それじゃあ須賀君、また今度会いましょうね?」フリフリ

京太郎(エッチ)「うぅぅ、純情をもてあそばれた……」

京太郎(エッチ)「それにしても、ほっぺたに何を書かれたんだ?」





タイムリミット、ラスト

誰が来た?

下3

衣「おっ、キョータロー! とりっくおあとりーとだ!」

京太郎(エッチ)「あっ、衣さん。お久しぶりです」クルッ

衣「ぶはっ、なんだその間抜けな顔は!?」

京太郎(エッチ)「えっ、そんな変な顔してます?」

衣「いや、キョータローらしい顔をしているぞ」クククッ

京太郎(エッチ)「あっ、もしかして顔に書かれた……」

衣「それよりも、早く衣に美味しいお菓子を渡すがいい!」

京太郎(エッチ)「えっと、それがどこかに落としてしまったようで……」

衣「なっ、なんだと」ガーン

京太郎(エッチ)「すいません、今あげれるお菓子はないです」

衣「うー、仕方ない。それならいたずらするしかあるまい」

京太郎(エッチ)「やっぱりそうなりますよね」ガックリ

衣「ほれ、キョータロー、顔を下げよ」

京太郎(エッチ)「はい、こうですか?」

衣「うむ、そのままじっとしていろ」カキカキ

京太郎(エッチ)「くっ、こしょばい」

衣「できた!! もういいぞ」

(コロモ)京太郎(エッチ)「もういいんですか? 今度は何を書かれたんだろう……」

衣「いいか、絶対に消すんじゃないぞ?」

(コロモ)京太郎(エッチ)「はいはい、わかりましたよ」

(コロモ)京太郎(エッチ)「ふぅ、なんとか家までたどり着いた……」

ハロウィン、それはお菓子を巡る熾烈な争い。京太郎は今年もなんとか乗り切り、家にまでたどり着くことができた。

(コロモ)京太郎(エッチ)「ただいまー」

須賀母「お帰りなさい…… ふふっ、何その顔。いたずらされたの?」

(コロモ)京太郎(エッチ)「あぁ、さんざんだったよ」

須賀父「全く、ちゃんとお菓子を用意しておけと言ったろう?」

(コロモ)京太郎(エッチ)「それを全部食べたのは誰だよ?」

須賀父「さぁ、誰だったかな?」

(コロモ)京太郎(エッチ)「こいつ……」

京太郎は家に着いたことで完全に油断していた。しかし、その油断が命取りになるとは思いもしなかった。

須賀母「そういえば京太郎」

須賀父「ちょっといいか?」

(コロモ)京太郎(エッチ)「ん、どうしたんだよ?」

須賀両親「トリックオアトリート!」

ハロウィンは終わらない。結局京太郎は日付が変わるまで二人の玩具にされるのであった。

これでハロウィンイベントは終わりです。

皆さん、夜分遅くまでお付き合いくださってありがとうございました!

おっと、最後に忘れるところだった。

それでは明日の安価をとってから終わります。

キャラ安価について


・選べるキャラはまだ出てきていないキャラだけです。

・酔っぱらうとキャラ崩壊します。注意してください。

・無理なキャラは安価下です。コンマも下のものを採用します。お気をつけてください。

・オトナ組は考えていませんので、選択できません。

・男性キャラも選択できません。

・方言を使っている子は、方言がよくわからない場合があります。話し方が変でも気にしないでね。

・よくでていないキャラでも一応いけます。しかしイメージと違うかもしれません。場合によっては安価下になります。

・正直話すらしていない、または一言くらいのキャラは難しいです。場合によっては安価下になります。


現在選択不可

オトナ組 男キャラ 清澄組 

佳織 憧 シロ 衣 エイスリン 玄 霞 姫子 恭子 ネリー 初瀬 マホ 哩 豊音 初美 由暉子

下3 まだ出てないキャラ
+コンマ判定(コンマ反転)


01~33 へっちゃら

34~66 ほろ酔い

67~00 酔っ払い

ぞろ目奇数(77以外) 朝チュン

ぞろ目偶数(44以外) 朝チュン(勘違い)

77 ハッピーエンド

44 バッドエンド

それでは次は、

誓子の酔っ払い

です。

結構難しいけど、頑張ります!

それでは皆さん、また明日の22:00に会いましょう。

お休みなさーい。

すいません、兄からマッサージを受けてたら遅れました。

誰かいますか?

マッサージのおかげで眠くなってきたけど、ねむらないように頑張ります。

それでは、誓子の酔っ払い、を初めて行きます。

まだ起きてます、なんとか。
誓子の話し方がいまいち掴めない……




京太郎「誓子さん久しぶりです、お元気でしたか?」

誓子「うん、須賀君こそ元気にしてた?」

京太郎「はい、見ての通りですよ」

誓子は今日、長野に観光にやってきていた。ホントは家族での予定であったが、父が風邪を引いてしまい、母は父の看病で家に残ることになったので一人で旅行することになってしまった。そこで一人では心細かったので、長野にいる知り合いである京太郎に色々教えてもらうことにしたのだ。

京太郎「とりあえず、長旅で疲れたでしょう。ホテルまで荷物持ちますよ」

誓子「あら、ありがとう」

京太郎「どういたしまして。それで、これからどうするんですか?」

誓子「うーん、それは今から考えていきましょう」

京太郎「この人大丈夫なんだろうか……」

誓子「何か言った?」ニコッ

京太郎「いえ、何でもありません!」

京太郎「よいしょっと、結構歩きましたね」

誓子「こんなに遠いとは思わなかったわ」

京太郎「それで、今から考えるって言ってましたけど、無計画でここまで来たんですか?」

誓子「そういうわけじゃないの。一緒に来るはずだった両親が来れなくなっちゃって、もう高校生だからって一人で行けって言うのよ」

京太郎「なんというかそれは、災難ですね」

誓子「全く、ひどいよね。まぁ、須賀君に会えたからプラマイ0かな」

京太郎「ちょ、いきなり何言い始めるんですか!?」

誓子「あれ、私何か変なこと言ったかしら?」

京太郎「て、天然だったのか……」

個人的には喋り方が難しかったりキャラがつかめないキャラは最初から安価に除外するといい
無理して書いてもらうのもどうだし

>>702さん
そうですね、無理して書いてもキャラが違ってたら嫌ですよね。

すいません、ちょっと誓子はキャラやしゃべり方をつかんでからもう一度書き直そうと思います。

今回は悪いですけど、後日かけるように頑張ります。

というわけで、今日はちょっとここまでにします。

誓子をとってくれた人には申し訳ないですが、後日にちゃんとかけるように頑張ります。

とりあえず今日は次回のキャラを決めてから終わりたいと思います。

キャラ安価について


・選べるキャラはまだ出てきていないキャラだけです。

・酔っぱらうとキャラ崩壊します。注意してください。

・無理なキャラは安価下です。コンマも下のものを採用します。お気をつけてください。

・オトナ組は考えていませんので、選択できません。

・男性キャラも選択できません。

・方言を使っている子は、方言がよくわからない場合があります。話し方が変でも気にしないでね。

・よくでていないキャラでも一応いけます。しかしイメージと違うかもしれません。場合によっては安価下になります。

・正直話すらしていない、または一言くらいのキャラは難しいです。場合によっては安価下になります。


現在選択不可

オトナ組 男キャラ 清澄組 

佳織 憧 シロ 衣 エイスリン 玄 霞 姫子 恭子 ネリー 初瀬 マホ 哩 豊音 初美 由暉子 誓子(後日)


かけない可能性のあるキャラ

臨海組 有珠山組 純代 星夏 睦月 歩 個人戦のキャラ

下3 まだ出てないキャラ
+コンマ判定(コンマ反転)


01~33 へっちゃら

34~66 ほろ酔い

67~00 酔っ払い

ぞろ目奇数(77以外) 朝チュン

ぞろ目偶数(44以外) 朝チュン(勘違い)

77 ハッピーエンド

44 バッドエンド

それでは、次回は

ほろ酔いの穏乃

です。

明日はちょっと難しいかもしれませんが、木曜日が祝日なので23:00に時間があったら更新するかもしれません。

最近ミスばっかりですいません。頑張ってなくせるように努力していきます。

それでは皆さん、お休みなさい。

皆さんこんばんは!
最近寒いですね。

今年は寒くなるの早いよ今日は1日雪だよ・・・

>>721さん
もう雪が降ってるんですか!?
ホントに寒くなるのが早いですね……


今年は急激に気温が変わるから、周りでも体調を崩す人が多いですね。

皆さんも気をつけてください。

それでは、今日も初めて行きたいと思います。

今日は「穏乃のほろ酔い」です。

試される大地は2週間ぐらい前から雪が降り始めたんだよ・・・

>>724さん
ひぇー、私だったら耐えきれないかも……





穏乃「おーい、京太郎! 早く早くー!」

京太郎「ちょっとまて、もうすぐ行くから」ゼエハア

今現在、京太郎は穏乃と一緒に阿知賀の山を登っている。元々は清澄麻雀部全員で奈良まで合同合宿に来て阿知賀のメンバーと一緒に練習をしていたのだが、自由時間になって穏乃が山へ行きたいと言い始めたのだ。京太郎は軽い気持ちでついて行こうとしたのだが、ほかの誰も行こうとはしなかった。そのときは特に気にしなかったが、人なんて通りそうにない獣道ばかりを通ることになって、そのことを後悔するはめになる。

穏乃「全く、京太郎は体力がないね。ホントにスポーツやってたの?」

京太郎「穏乃が元気すぎるだけだろ……」

穏乃「これくらい毎日山登ってたら普通だよ!」

京太郎「俺はそんなことやってねぇよ……」バタッ

穏乃「おぉ、お疲れー」パタパタ

なんとか目的のところまでたどり着いた京太郎は、その場に突っ伏した。もはや立ち上がる気力もない京太郎に、穏乃はそこら辺に落ちてた大きな葉っぱでとりあえず扇いでいた。

穏乃「うわー、すっごい汗だねー」パタパタ

京太郎「むしろ何で汗かいてないんだよ?」

穏乃「えー、ここら辺は涼しいし」

京太郎「あぁ、そうなのか……」

確かにこのあたりは涼しいが、道中は普通に暑かった。しかしそんな突っ込みを入れる気力も京太郎は残っておらず、しばらく倒れたままになっていた。

穏乃「それよりも見てよ! ここが見てほしかった場所だよ!」

京太郎「あぁ、そういえばそんな理由だったな。よっと……」

しばらく休憩して京太郎が立ち上がれるくらいまで気力が回復したところで、穏乃が見計らったように指を指した。京太郎は体を起こして穏乃の指さした方を見ると、そこには雄大な自然が広がっていた。きれいな空気に、小川を澄んだ水が流れている。小鳥たちがさえずり、木々の間から差す光が幻想的な風景を作り上げていた。その光景をみて、京太郎はしばらく声を出すことができなかった。

京太郎「なんて言うか、すごいきれいな場所だな」

穏乃「そうでしょ? 私のお気に入りの場所なんだ」



穏乃「ホントは和たちにも見てほしかったんだけどな」ショボン

京太郎「確かにそうだけど、和たちがここまでこれるのか?」

穏乃「あー、確かに難しいかも」

少し悲しそうな声で話す穏乃に、京太郎はすぐにはかける言葉が見つからなかった。とりあえず何か離そうと穏乃に声をかけようとした瞬間に、穏乃は京太郎の方に向き直った。

穏乃「でも、京太郎に見せることができてよかったよ」ニコッ

京太郎「……あぁ、ありがとうな!」



穏乃「さて、そろそろお昼ご飯にしよっか!」

京太郎「おいおい、ここで食べるのか?」

穏乃「大丈夫だよ! ちゃんとゴミは持って帰るから」

京太郎「そうか、なら大丈夫なのか?」

穏乃「そんなに心配しなくてもいいって、それよりもおなかすいたー!」

京太郎「はいはい、わかったよ」

穏乃「わぁー、美味しそう!」キラキラ

京太郎「そうだろ? 時間がなかったから凝ったのは作れなかったが、味は保証するぜ!」

京太郎が作ってきたお弁当は、様々な具の入ったおにぎりだ。突然のことで何を作ろうか迷っていた京太郎であったが、バリエーションが多くて食べやすいためおにぎりを選んだのだ。ちなみに穏乃がいっぱい食べると見込んで多めに作られている。

穏乃「もう食べてもいい?」

京太郎「もちろん、いっぱい食べてくれ」

穏乃「わーい、いただきまーす!」パクッ

穏乃「ふむふむ」モグモグ

穏乃「んー、美味しー!」

京太郎「それはよかった、それじゃあ俺もいただこうかな」パクッ

京太郎「おぉ、我ながら美味しいな」

穏乃「すごいね京太郎! これって京太郎が作ったんだよね?」

京太郎「おう! っていっても、料理できるようになったのは最近だけどな」

穏乃「むしろすごいよ! もう一家にひとりはほしいレベルで!」

京太郎「俺は家電かよ…… いや、嬉しいけどさ」

穏乃「ぷはー、美味しかったー! ごちそうさま!」

京太郎「お粗末様でした。それにしてもホントに全部食べるとは……」

穏乃「いやー、京太郎のおにぎりが美味しかったからさー」

京太郎「そこまで喜んでもらえるとすげぇ嬉しいな」

穏乃「だけど、何かデザートがほしくなっちゃうな」

京太郎「まだ食べ足りないのか……」

ひとまず昼食のために出したものを鞄に片付けようとした京太郎は、鞄の中に銀色の包み紙を見つけた。なんだろうと思って手に取ってみると、合宿で皆へのお土産として持ってきていたウィスキーボンボンが入っていた。箱は合宿所の冷蔵庫に入っているので、持ってきたときに箱からこぼれてしまったものだろうか?

京太郎「うおっ、なんでこんなところにこれがあるんだよ?」

穏乃「どうしたの?」

京太郎「あぁ、皆へのお土産に持ってきてたチョコレートが鞄の中に残ってたんだ。何でこんなところに?」

穏乃「……美味しそう」

京太郎「えっ、鞄の中に落ちてたやつだぞ? それにこの暑さで溶けてるかも……」

穏乃「それでもいいから、ちょうだい!!」

京太郎「うーん、たぶん大丈夫だろ。ほれ」

穏乃「わーい、ありがとう!」

京太郎「どういたしまして、でも溶けてないか?」

穏乃「うん、ぎりぎり大丈夫みたい」

京太郎「ぎりぎりって……」

穏乃「それじゃあ、いただきまーす」パクッ

穏乃「ふむふむ…… ケホッケホッ!」

京太郎「おい、大丈夫か?」

穏乃「うーん、なんか変な味がするー」

京太郎「あぁ、好みの分かれる味だからなぁ」

穏乃「それを先に言ってよー」

京太郎「そんなこと言ってもなぁ、俺はなんともなかったし」

穏乃「そっかぁ。それにしても、ちょっと暑くなってきたなー」パタパタ

京太郎「あー、言われてみたらそうかもな」

穏乃が暑そうに手で顔を扇いでいると、京太郎もつられて暑くなってきたのかシャツをはだけさせた。京太郎にとっては何気ない行為だったのだろうが、穏乃はその胸元に釘付けになっていた。意外とたくましい京太郎の胸元を見て、男性的でかっこいいなとか、あの胸に抱かれると安心しそうだなんて考えてしまったのだ。

穏乃(って、何やってんの私!? これじゃあ変態みたいだよ)…イ、オーイ

京太郎「おーい、いきなりどうしたんだよ?」

穏乃「うひゃあ!?」

京太郎「うわっ、びっくりした!」

穏乃「いいい、いきなりどうしたの!?」

京太郎「いや、ずっとこっち見てるし、呼びかけても反応無いから大丈夫かなって」

穏乃「えっ、うそ。私そんなことしてたの……」

京太郎「おい、本当に大丈夫か?」

穏乃「きゃっ!?」グラッ

京太郎「おい、穏乃!!」

穏乃「痛っ ……くない?」

京太郎「大丈夫か、穏乃?」

穏乃「うん、大丈夫…… って、ええっ!?」

思わず足を滑らせてしまった穏乃は、来るであろう衝撃に備えて体を硬くして目をつぶっていた。しかしいっこうに衝撃が来ないことを不審に思って目をゆっくり開けると、目の前には京太郎の顔が広がっていた。京太郎は足を滑らせた穏乃をとっさに助けようとして、お姫様だっこのような体勢になってしまったのだ。

穏乃「あのっ、そのっ」ドキドキ

穏乃(近い近い! なんでこんなに近いの!? って私を助けてくれたからか)

穏乃(それにしても、京太郎ってちゃんと顔見るとかっこいいな。なんかホストやってそうって言うか…… あっ、まつげ長い)

穏乃(なんだかこうしていると安心するな。京太郎の心臓の音が聞こえるし、私の心臓の音聞かれてないよね? いますごくばくばくしてるんだけど)

穏乃(あれっ、なんでだんだん顔が近づいてきてるの? これじゃあまるでキ……)

穏乃(そっか、こんなすてきな場所で男女が二人っきりだもんね。そうなっちゃうのも仕方ないよね? もしかしたらそれ以上の、憧の持ってる少女漫画みたいな展開になっちゃうかも……)

穏乃(でも、嫌じゃないな。何でだろう? 確かに京太郎はかっこいいし、わざわざ一緒に山に登ってくれたりしてノリがいいし、料理ができて家庭的なところもあるし、話していて楽しいし、すっごく優しいし。現にこうやって私のことを助けてくれて……)

穏乃「……あぁ、そっか。私って京太郎のことが」

京太郎「おい、やっぱり熱があるんじゃないのか?」コツン

穏乃「……ふぇ?」キョトン

京太郎「あっ、悪い。なんか熱がありそうだったからさ。それで、俺がどうしたんだ?」

穏乃「ふっ、きゅう」ガクッ

京太郎「えっ、穏乃? どうしたんだ!?」

穏乃「うっ……」

京太郎「おっ、目が覚めたか?」

穏乃「えっ、ちょっと、これどういう状況?」

京太郎「覚えてないのか? いきなり倒れたからびっくりしたんだぞ?」

穏乃「あれ? そういえば……」カァァ

穏乃が目を覚ますと、レジャーシートの上で寝かされていた。しばらくは意識が朦朧としていたが、京太郎と話しているうちに何があったかすべて思い出していった。

京太郎「おい、また顔赤くなってるぞ?」

穏乃「だっ、大丈夫だから。こっち見るなぁ」

京太郎「わかったわかった、だから落ち着け」

穏乃「うん……」

京太郎「落ち着いたか? どこか体調の悪いところとか……」

穏乃「大丈夫! もう立って走ることもできるよ!!」

京太郎「おい、病み上がりなんだから無茶するなよ?」

穏乃「うん、ありがとう」

穏乃はゆっくり立ち上がると、少し名残惜しそうにお気に入りの場所を見つめてから京太郎の方に向き直る。

穏乃「ねぇ、京太郎。お願いがあるんだけど」

京太郎「なんだ? 俺にできそうなことなら何でも言ってくれ」

穏乃「うん、この場所のことは二人の秘密にしたいんだ」

京太郎「それくらいなら別にいいけど。和たちには教えなくていいのか?」

穏乃「いいよ、だって……」

穏乃「ううん、何でも無い。それよりも早く戻ろう? 皆心配してるかも」

京太郎「なんだよそれ? まあいいけどさ…… ほれ」スッ

穏乃「えっ?」

京太郎「手、つなげよ。足下危ないだろ?」

穏乃「……うん、ありがとう!!」

この日から二人の中は急接近して、穏乃は女の子らしくなっていった。そして憧はいきなり女の子らしくなった親友にどう接したらいいのかわからず、困惑するしかなかった。






穏乃:お酒にちょっと弱い。酔うと乙女になる。

普段元気な子がしおらしくなるとかわいいよね(小並感)



なんか寒すぎて、指先がかじかんでうまくタイピングができなかった。いったい何度「虚太郎」とか「今日タオル」とか書いたことか……

もう少しゆっくり寒くなっていってほしいものです。

それでは今日も最後に次回の安価をとって終わりたいと思います。



キャラ安価について


・選べるキャラはまだ出てきていないキャラだけです。

・酔っぱらうとキャラ崩壊します。注意してください。

・無理なキャラは安価下です。コンマも下のものを採用します。お気をつけてください。

・オトナ組は考えていませんので、選択できません。

・男性キャラも選択できません。

・方言を使っている子は、方言がよくわからない場合があります。話し方が変でも気にしないでね。

・よくでていないキャラでも一応いけます。しかしイメージと違うかもしれません。場合によっては安価下になります。

・正直話すらしていない、または一言くらいのキャラは難しいです。場合によっては安価下になります。


現在選択不可

オトナ組 男キャラ 清澄組 

佳織 憧 シロ 衣 エイスリン 玄 霞 姫子 恭子 ネリー 初瀬 マホ 哩 豊音 初美 由暉子 誓子(後日) 穏乃


かけない可能性のあるキャラ

臨海組 有珠山組 純代 星夏 睦月 歩 個人戦のキャラ

下3 まだ出てないキャラ
+コンマ判定(コンマ反転)


01~33 へっちゃら

34~66 ほろ酔い

67~00 酔っ払い

ぞろ目奇数(77以外) 朝チュン

ぞろ目偶数(44以外) 朝チュン(勘違い)

77 ハッピーエンド

44 バッドエンド

それでは次回は「明華の酔っ払い」です。

もしかしたらうまくかけないかもしれないんで、そのときは再安価します。

まぁ、頑張ってそういうことが無いようにしますけど。

それでは皆さん、次回もまた22:00に会いましょう!

お休みなさーい。

うぅぅ、遊戯王の新パックが楽しみすぎて、発売日を一週間間違えたイッチです。

そのためにこの一週間を頑張ってきたのに……



誰かいますか?

ちょっと帰ってきたばかりなので、風呂に入ってから更新します。

少々お待ちください。

今から始めていきます。

今回は「酔っ払いの明華」です。

京太郎「その、明華さん。もういいですか?」

明華「いえ、もうちょっと見せてください!」

京太郎は今、自宅で明華と一緒に中学時代のハンドボールの試合を見ていた。以前あったときにハンドボールの話になり、お近づきになりたいと思ってハンドボールの経験者であることを話したら予想以上の食いつきッぷりで、中学時代の活躍を見せる約束をしてしまったのだ。

京太郎「その、そんなに見られると恥ずかしいんですが……」

明華「何を言っているのですか!? こんなにかっこいいのに」

京太郎「いやいや、ホントに勘弁してください……」

京太郎はやはり過去の自分を見られるのが恥ずかしいのか、顔を両手で隠して顔を伏せてしまった。しかしそんなことはお構いなしに明華は話を続ける。

明華「それにしても、京太郎は左45だったんですね!」

京太郎「まぁ、クラブでも一番背が高かったんで」

明華「いやいや、それだけで県大会決勝チームのエースをはれるわけありません!! もっと誇ってください!」

京太郎「ええっと、ありがとうございます」

明華「それにしても、上からのジャンプシュートもいいですが、速攻からの得点もすてきですね」ポー

京太郎「あの、もういいですか?」

明華「それにポストやセンターとの連携もうまくできてますし、チームとの厚い絆が感じられます」

京太郎「あの、本当に恥ずかしいですよ」カァァ

明華「それなのに! 彼が決勝で京太郎を怪我させなければ!!」

京太郎「ですから、そのことはもういいんですよ」

明華「なぜですか!?」

京太郎「ですから、ハンドボールに怪我はつきものですし、それに対した怪我ではありませんでしたから」

明華「それなら、なぜ高校ではハンドボールを続けなかったんですか?」

京太郎「あー、それは……」

その質問に、京太郎は言いよどむしかなかった。正直、あまり人に話したいことでもなかったのだ。しかし、明華は全くあきらめていないようだ。

明華「それは?」ジー

京太郎「……清澄にはハンドボール部がなかったんです」ハァ

明華「えぇー、そんなぁ」ガクッ

京太郎「ほら、もういいでしょう? そろそろ別のことを」

明華「嫌です! どうせ本物が見られないのなら、映像だけで我慢します!」

京太郎「いやいや、もう十分見たじゃないですか!!」

明華「しかし……」

京太郎「わかりましたよ、今度中学に顔を見せようと思っていたので、一緒に行きますか?」

明華「ホントですか!?」

京太郎「はい、さすがに今日はだめですけど、明日行けるかどうか友人にも聞いてきます」

明華「行きます、一緒に行きましょう!!」

京太郎「まだわかりませんよ? それに大分鈍ってますし、うまく動けないかもしれませんし……」

明華「大丈夫です、信じてますから」

京太郎「お願いですからハードルあげないでください!」

明華「なんだか興奮しすぎて喉が渇いちゃいました」

京太郎「あぁ、確かに俺も喉が渇いてきました。今からお茶を入れてきますね」

明華「はい、お願いします」

京太郎は席から立つと、台所の方に向かっていった。明華はしばらくやることもないので、京太郎の試合を見ながら待つことにした。

京太郎「はい、お待たせしました」

明華「ありがとうございます」

京太郎「その、お茶に合うかわかりませんが、チョコレートもどうぞ」

明華「えっと、これは…… ウィスキーボンボン?」

京太郎「はい、友人からもらったものなんですけど、量が多くて食べきれなくて」

明華「そうですか、京太郎はこれで私を酔わせていやらしいことを……」

京太郎「しませんよ!! それにチョコレートボンボンくらいで酔っぱらいわけないでしょう?」

明華「ちょっとした冗談ですよ。それに、私の両親はお酒に強いんですよ?」

京太郎「そうなんですか? それなら大丈夫そうですね」

明華「えぇ、ですから安心して食べられますね」

京太郎「だから何もしませんってば」

明華「わかってますって、それではいただきますね」パクッ

京太郎「……うーん、なんとなく予想はついていた」

明華『きょうたろー、はなしきいてるのー?』

京太郎「あの、できれば日本語でお願いしたいんですけど……」

明華『なにいってるの? そんなことよりもっとたのしいことをしましょう!』

京太郎「まずい、本当になんて言っているのかわからない」

明華『そういえば、きょうたろーがいないあいだにベッドのしたをのぞいたのだけれど、きょうたろーはむねのおおきいおんなのこがすきなのですか?』

京太郎「はい? どうしたんですか?」

明華『やっぱりそうだったんですね? それじゃあわたしもひとはだぬぎますね!』ムギュウ

京太郎「ちょっ、当たってますよ!?」

明華『うふふ、あててるんですよ?』

京太郎(くっ、なんというスバラなおもち! なんというパラダイスだ!! ……しかし、このままでは)

京太郎「すいません、明華さん! これ以上はだめですよ!」

明華『えぇ~、もっとやりたいです~』

京太郎「ちょっと、本当に離れてくれないと…… うわっ!?」グラッ

明華『キャッ!』

沼地マンがうれしかった

京太郎「いてて…… えっ?」

明華『ふふっ、やっとその気になってくれたのですね?』

明華ともみ合いになってしまった京太郎は、バランスを崩してなぜか明華を押し倒すような格好になってしまった。明華は嬉しそうにしているが、京太郎は反対に動揺してしまった。

京太郎「えっと、これはそういうわけではなく……」

明華『その、わたしもはじめてですが、わたしのほうがおねえさんなのでリードしますね!』

京太郎「すいません、今どきますね…… って、なんで足を絡めているんですか!?」

明華『ほら、きょうたろー。きてください』ンー

京太郎「えっ、つまりこれってそういうこと?」

明華『おねがい、きょうたろー』ウルウル

京太郎「うっ……」

何かを期待しているかのような明華の目を見て、京太郎はついに覚悟を決めた。

京太郎「それじゃあ行きますよ」

意を決して京太郎は明華に顔を近づけていった。明華は瞳を閉じてきれいな寝息を立てている。京太郎は明華の整った顔立ちを眺めながら、違和感に気付いた。

京太郎「……って、寝てるのかよ!?」

明華「うぅぅ、私はなんてことを……」

京太郎「その、すいませんでした」ペコリ

明華「いえ、京太郎が謝ることではありません」

京太郎「ですけど……」

明華「ふふっ、お気持ちだけで結構ですわ」

京太郎「明華さん……」

明華「それに、私もいい思いはしましたし」ボソッ

京太郎「明華さん、何か言いましたか?」

明華「いえ、なんでもありませんわ」

京太郎「あっ、そういえばあのとき、なんて言っていたのですか?」

明華「あのときって、さっきのフランス語の?」

京太郎「はい」

明華「……それは、恥ずかしくて言えませんわ!」ポッ

京太郎「えっ?」

明華「それよりも京太郎、ハンドボールの約束、忘れないでくださいよ!」

京太郎「は、はい」

翌日、京太郎の活躍を興奮しながら見ている明華の姿が目撃された。




明華:お酒にすごく弱い。酔うとスキンシップが激しい。

>>770さん
確かに、なかなか再録されませんでしたもんね!


こんな遅くになりましたが、なんとか終わりました。

最後に次回の安価をとろうと思うのですが、人はいますか?

よかった、それでは人もいるようなので、安価をとります。


キャラ安価について


・選べるキャラはまだ出てきていないキャラだけです。

・酔っぱらうとキャラ崩壊します。注意してください。

・無理なキャラは安価下です。コンマも下のものを採用します。お気をつけてください。

・オトナ組は考えていませんので、選択できません。

・男性キャラも選択できません。

・方言を使っている子は、方言がよくわからない場合があります。話し方が変でも気にしないでね。

・よくでていないキャラでも一応いけます。しかしイメージと違うかもしれません。場合によっては安価下になります。

・正直話すらしていない、または一言くらいのキャラは難しいです。場合によっては安価下になります。


現在選択不可

オトナ組 男キャラ 清澄組 

佳織 憧 シロ 衣 エイスリン 玄 霞 姫子 恭子 ネリー 初瀬 マホ 哩 豊音 初美 由暉子 誓子(後日) 穏乃 明華


かけない可能性のあるキャラ

臨海組 有珠山組 純代 星夏 睦月 歩 個人戦のキャラ

下3 まだ出てないキャラ
+コンマ判定(コンマ反転)


01~33 へっちゃら

34~66 ほろ酔い

67~00 酔っ払い

ぞろ目奇数(77以外) 朝チュン

ぞろ目偶数(44以外) 朝チュン(勘違い)

77 ハッピーエンド

44 バッドエンド

それでは次回は

ほろ酔いあわあわ

になります。それでは次回も22:00に会いましょう。

夜遅くまでありがとうございました。お休みなさい。

こんばんは、今日も寒いですね。

誰かいますか?

それでは初めて行きます。

今日は「ほろ酔いあわあわ」です。

淡「ねぇ京太郎、何か面白いことやってよー」

京太郎「いきなり何言ってんだよ、やるわけ無いだろ」

ここは日本の首都、東京。京太郎は咲が照と仲直りして会いに行く際に、迷子にならないようについてきたのだ。今は咲が照と姉妹仲良くしているので、水を差すのも悪いと思って外をぶらついているところを淡に出会ったのだ。

淡「えぇー、つまんなーい」

京太郎「そんな無茶降りできるわけ無いだろ?」

淡「そうだけどさー」

二人とも夏の暑さにやられてだれていた。トランプや双六など、二人でできる遊びはあらかたやり尽くして、何もやる気が起こらなかった。

淡「ねぇ、暇ー」

京太郎「しねぇよ、そんなこと……」

訂正
京太郎「しねぇよ、そんなこと……」 → 京太郎「しらねぇよ、そんなこと……」

>>1はデュエリストぽいけど何のデッキを組んでる?
エンフェザーは捕食植物狙い?ファーニマル?召喚獣?

>>805さん
デッキは色々組んでますけど、主なものはブンボーグ、インフェルノイド、魔術師です。
エンフェザーは召喚獣狙いです。




淡「どうするー?」

京太郎「どうするって、何を?」

淡「何かしようよ」

京太郎「そうだな……」

京太郎はいったん考えるそぶりを見せるが、暑さのせいであまり頭が回っていなかった。それにあまり動きたくもなかったので、とりあえず適当に話を振ってごまかすことにした。

京太郎「そういえば、淡ってきれいな髪をしてるよな?」

淡「えっ、いきなりどうしたの?」

京太郎「いや、なんとなく思っただけ」

淡「まぁ、確かに私の髪は高校百年生級の美しさだけどさー。京太郎もおんなじ金髪だよね?」

京太郎「そういえばそうだなー」

今の雰囲気に合いそうな画像
http://livedoor.blogimg.jp/dpdmx702/imgs/5/c/5c76090b.jpg

本当に兄妹に見える

>>807さん

おぉ、ありがとうございます! 本当に兄妹みたいですね!



京太郎「もしかしたら、俺たち兄妹かもしれないな」ハハハッ

淡「そーだねー。そしたら、私がお姉さんだよねー」

京太郎「はっ?」

その言葉を聞いて、京太郎は聞き捨てならないと目を見開いた。しかし淡は何気なく言ったのか、特に気にしていないようだ。

京太郎「いやいや、何でだよ?」

淡「だって私の方が誕生日早いしー、順番で言ったら私がお姉さんでしょ」

京太郎「いやいや、俺の方が背が高いし。それに淡は子供っぽいしなー」

淡「はぁー!? 麻雀弱いくせに!!」

京太郎「それは関係ないだろ!!」

淡「それだったら身長も関係ないでしょ!!」

淡「うがー!」

京太郎「ぐるるるっ」

二人は先ほどまでだれていたことを忘れて、獣のようににらみ合っていた。

京太郎「よし、こうなったらどっちが年上か勝負しようじゃないか!」ビシッ

淡「望むところだ!!」

淡「ところで、何で勝負する?」

京太郎「……麻雀以外でお願いします」

淡「かっこ悪ー」

京太郎「ノーチェンジで」

淡「それじゃあ二枚交換で」

結局二人は最初の目的なんて忘れてポーカーに熱中していた。

京太郎・淡「「せーのっ」」

京太郎「フルハウス!」

淡「ストレート!」

京太郎「よっしゃ! これで50勝50敗だな!」

淡「うがー、今度こそ勝てると思ったのにー」

京太郎「はぁ、疲れたー。ちょっと休憩しようぜー」ダルーン

淡「そうだねーキリがいいしねー」ダルーン

結局二人は暑さにやられて元に戻ってしまった。疲れてダラダラしている二人は、なんだかんだ言って兄妹のようだった。

淡「なんかおなか減ってきたなー」

京太郎「そうだなー」

淡「なんか美味しい物買ってきてー」

京太郎「いやー、無理だって」

淡「おねがーい」

京太郎「あー、そういえばお菓子あったなぁ」

淡「えっ、ホント!?」キラキラ

京太郎「あぁ、チョコレートだから溶けてるかもしれないけどな」

淡「それなら溶けてなかったらちょうだーい」

京太郎「勝手だなー ……大丈夫、溶けてなさそう」ガサゴソ

淡「おっ、ちょーだい!!」

京太郎「はぁ、どうぞ」

淡「ありがとー京太郎! いただきまーす!!」パクッ

淡「えへへー、きょーたろー」トローン

京太郎「おーい、淡さーん。大丈夫かー?」

淡「うん! なんだかとってもたのしいきぶんだよー!」

京太郎「あーだめだ、これは酔ってるな」

酔ってしまった淡への対応に、京太郎は困っていた。今まで酔っ払いの相手なんてしたこともないし、まさかウィスキーボンボンで酔っ払うとは思いもしなかったからだ。

淡「きょーたろー」ギュッ

京太郎「うわっ!?」

淡「なでなでしてー」

京太郎「えっと、こうか?」ナデナデ

淡「えへへー」ゴロゴロ

京太郎(かっ、かわいい……)

淡「……きょーたろーはさ」

京太郎「な、なんだよ」ドキッ

淡「なんだか、おにいちゃんみたいだよね?」

京太郎「えっ?」

淡のいきなりのお兄ちゃん発言に京太郎は困惑した。それではさっきまでの戦いはなんだったのかと頭を抱えそうになるが、なんとかこらえる。

京太郎「さっきはおまえがお姉ちゃんとか言ってなかったか?」

淡「それはそうだよ。ただ、おとうとだけどおにいさんみたいだなーって」

京太郎「どういうことか全然わからん」

淡「だーかーら」ムー

そこで淡は少し恥じらって髪の毛をいじった。珍しい光景だなと京太郎は驚いていると、意を決したように淡が口を開いた。

淡「あ、あまえてもいいかな?」

京太郎「おっ、おぉ……」

淡「ありがとー!」ギュッ

京太郎「うおっ!?」

淡「えへへ、きょーたろーのにおいだー」クンカクンカ

京太郎「おい、やめろって。汗臭いぞ?」

淡「そんなことないよー。それにさっきあまえさせてくれるっていったじゃん」スーハー

京太郎「確かに言ったけど、想像してたのと違う……」

淡「ねぇ、もっとぎゅっとしてぇ」ウルウル

京太郎「わ、わかったよ……」ギュウッ

淡「ふわぁ」

京太郎に抱かれた淡の顔は、本当に幸せそうだった。淡は心を許したのか全体重をかけてくるが、京太郎はしっかりと受け止めた。

淡「なんだか、あんしんするなぁ」

京太郎「そうか、それはよかった」

淡「なんだか、ねむくなっちゃった……」ウトウト

京太郎「なんなら、寝てもいいぞ?」

淡「ほんと? それならおやすみー」スー

京太郎「……あぁ、お休み淡」ナデナデ

淡「うわー、やっちゃったー!!」ジタバタ

京太郎「元気だなー」ズズズッ

京太郎の胸の中で目覚めてからというもの、淡は恥ずかしさのあまり転げ回っていた。一方京太郎は、お茶を啜りながら兄のような気持ちで淡を見ていた。

淡「うぅぅ、寝顔見られたし、あんな恥ずかしーことやっちゃったー」ウガー

京太郎「淡、とりあえず落ち着けよ」コトッ

淡「落ち着いていられるかー!」ジタバタ

京太郎「ちょっ、暴れるなって」ギュッ

淡「ふわっ!?」ピタッ

京太郎「ふぅ、とりあえず落ち着いたか?」ナデナデ

淡「うっ、うん……」

少し甘い雰囲気になってから、京太郎はちょっとまずいと感じた。先ほどまでは兄のように接していたが、今の淡は普段通りであり先ほどのような妹キャラではない。そう考えると急激に恥ずかしさがやってきて、顔を背けてしまった。
しばらく沈黙が続いてから、淡が振り絞るように声を出した。

淡「……ねぇ、また甘えてもいいかな?」

京太郎「おう、どんとこいだ!」ドンッ

淡「なにそれー」クスッ

京太郎「なんだよ、笑うこと無いだろ?」

淡「でも、ありがとう」

京太郎「……どういたしまして」

この日から二人の中は一気に縮まり、本当の兄妹のように仲良くなる。そして咲が東京に行くときは、必ず京太郎もついて行くようになった。





淡:少しお酒に弱い。酔うとベタベタしてくる。

書いてから思ったけど、ちょっと衣とかぶってしまった感じがする……



今日もちょっと遅くなってしまいましたが、今から次回のキャラ安価を初めて行きたいと思います。

キャラ安価について


・選べるキャラはまだ出てきていないキャラだけです。

・酔っぱらうとキャラ崩壊します。注意してください。

・無理なキャラは安価下です。コンマも下のものを採用します。お気をつけてください。

・オトナ組は考えていませんので、選択できません。

・男性キャラも選択できません。

・方言を使っている子は、方言がよくわからない場合があります。話し方が変でも気にしないでね。

・よくでていないキャラでも一応いけます。しかしイメージと違うかもしれません。場合によっては安価下になります。

・正直話すらしていない、または一言くらいのキャラは難しいです。場合によっては安価下になります。


現在選択不可

オトナ組 男キャラ 清澄組 

佳織 憧 シロ 衣 エイスリン 玄 霞 姫子 恭子 ネリー 初瀬 マホ 哩 豊音 初美 由暉子 誓子(後日) 穏乃 明華 淡


かけない可能性のあるキャラ

臨海組 有珠山組 純代 星夏 睦月 歩 個人戦のキャラ

下3 まだ出てないキャラ
+コンマ判定(コンマ反転)


01~33 へっちゃら

34~66 ほろ酔い

67~00 酔っ払い

ぞろ目奇数(77以外) 朝チュン

ぞろ目偶数(44以外) 朝チュン(勘違い)

77 ハッピーエンド

44 バッドエンド

おぉ、次回はアラチャーですね!

それでは次回は「酔っ払いのアラチャー」です。

それと、伝え忘れていましたがよその支援絵は貼らないようにお願いします。

あまり場の空気が悪くなっても嫌なので。

それでは皆さん、次回も22:00に会いましょう。

お休みなさい。


個人的にはクール系を当てたい所
というかクール系ってどれだけいる?(当たっていない人で)

>>831さん
そうですね、智葉さんとかクールっぽいですよね。後はもうでていますが菫さんとか……


どうも、RRの新規が来て大興奮のイッチです。
残念ながら次元戦争に負けたので、あまり関係ないのですが……


誰かいますか?

それでは初めて行きます。

今回は「灼の酔っ払い」です。

灼「京太郎って、ボーリング結構うまいんだね」

京太郎「ホントですか? 結構自身あったんですよ」

阿知賀と合同合宿に来ていた京太郎は、自由時間に灼と一緒にボーリングをしていた。今はボーリングを終えて灼の部屋でゆっくりしていた。

灼「とりあえず、今はゆっくりしていって欲し」

京太郎「どうもありがとうございます」

灼「とりあえず、何か飲み物をとってくる」

京太郎「いえいえ、そこまでしていただかなくても」

灼「気にしないで、お客さんにお茶も出さないほど恥知らずじゃない」

京太郎「あっ、別にそんなつもりじゃ」

灼「冗談、気にしないで」フフッ

京太郎「あはは、ありがとうございます」

灼「はい、お茶」コトッ

京太郎「ありがとうございます」

灼「どういたしまして」

京太郎「あっ、すごく冷えてますね」ズズッ

灼「外は暑いから、キンキンに冷やしておいた」フンスッ

京太郎「この時期はやっぱり冷えた飲み物ですよねー」

灼「うん、冷やしといて正解」

京太郎「ホントですね」

灼「そういえば、なんで私と一緒に来たの?」

京太郎「えっ、何ですか? いきなり」

灼「いや、ほかの子と遊びに行かないのかなって」

京太郎「そうですね……」



京太郎「灼さんとなかよくなりたいから…… とか?」

灼「えっ?」

京太郎「その、だめでしたか?」

灼「……別に」プイッ

京太郎「その、すいません」

灼「気にしなくてい」カァァ

灼「そっ、そういえば。なんで京太郎は麻雀部に入ろうと思ったの?」アタフタ

京太郎「えっ、俺ですか?」

灼は顔が真っ赤になっていることを悟られないように必死に話題をそらそうとした。しかし、その行為は京太郎にとって致命的な話だった。本当のことを言えば、京太郎の入部理由なんて和とお近づきになりたかったからだ。しかし馬鹿正直に言ったら、引かれることは確定なので必死にごまかそうとした。

京太郎「マージャンニキョウミガアッタカラデス」メソラシ

灼「ダウト」

京太郎「うげっ!?」

灼「それで、ホントは?」

京太郎「……和目当てでした」ガックシ

灼「うわー」ヒキッ

京太郎「だから言いたくなかったんですよー!!」ウワー

京太郎「あのー、灼さーん」フリフリ

灼「ふんっ」プイッ

京太郎「もういい加減機嫌直してくださいよー」

灼「玄の同類と話す事はない」ツーン

京太郎「そんなぁ」ガーン

灼「……やっぱり、大きい方がいいのかな?」ボソッ

京太郎「別に、そういうわけでは……」

灼「でも、玄や宥さんの胸ばっかり見てた」ジトー

京太郎「うっ、それは……」

灼「やっぱりおっぱい星人なんだ」

京太郎「だから違いますってー!!」

灼「ほんと、京太郎はおもしろい」クスッ

京太郎「えっ、遊んでたんですか!?」

灼「ごめん、かわいくてつい……」

京太郎「もう、ホントに焦ったんですから」

灼「だからごめんって」

京太郎「もう灼さんにあげようと思っていたお菓子あげませんから」

灼「んっ?」

京太郎「それに、赤土コーチにあげたら美味しいって言ってたのになぁ」

灼「うぅぅ……」

京太郎「あーあ、赤土コーチもこのおいしさを共有したかっただろうなぁ」チラッ

灼「そんなぁ」ガクッ

京太郎「冗談ですよ、はいどうぞ」スッ

灼「えっ?」

京太郎「さっきの仕返しです」

灼「……ばか」ポカッ

京太郎「いてて、すいません。でもやられっぱなしも嫌だったので」

灼「でも、これで許す」パクッ

灼「それでねー、はるちゃんがねー」

京太郎「おー、そうですか。すごいですねー」

灼「きょうたろう、ほんとうにきいてる?」

京太郎「はいはい、ちゃんと聞いてますよー」

灼「なんかあつかいがざつ」ムー

ウィスキーボンボンを食べてからというもの、京太郎は灼のハルちゃん話を延々と聞かされていた。最初の方はまだよかったのだが、酔っているのかだんだん話がループしてきたので、さすがの京太郎も対応が雑になっていった。

京太郎「それにしても、本当に赤土コーチのことが好きなんですね」

灼「うん、はるちゃんはわたしのひーろーだから」

京太郎「はははっ、なんだかいつも赤土コーチの事考えてそうですね」

灼「ううん、さいきんはそうでもな」

京太郎「えっ?」

京太郎「それじゃあ、どんなこと考えてるんですか? あっ、麻雀とか……」

灼「それだけじゃな」

最近はと聞いてちょっと前まではどうだったのかを考えそうになった京太郎は、その思考をどこかに飛ばして質問をした。しかし、その答えは予想外のものだった。

灼「さいきんは、きょうたろうのことばっかりかんがえてる」

京太郎「えっ?」

灼「きょうたろうはおぼえてないかもしれないけど、わたしいっかい、とうきょうであなたにたすけられたの」

京太郎「東京でって…… あっ!!」

そのとき、京太郎は東京でのある出来事を思い出した。東京で泊まっているホテルまでの道がわからなくて迷子になっているダサっ…… 奇抜なファッションをした少女に出会った話だ。オロオロしているところが咲みたいで放っておけなくて、一緒にホテルまで歩いて行ったのだ。そのときに世間話とか悩みを聞いたりして仲良くなったのだが、そのときのファッションの方が記憶に残ってて制服姿の灼に気がつかなかったのだ。

京太郎「もしかして、あのときの……」

灼「きょうたろうはわたしにやさしくしてくれたし、とてもきがきいたし、ばをなごませようといろいろたのしいはなしをしてくれた」

灼「おんなじまーじゃんぶだってしってうれしかったし、わたしのなやみもきいてくれた」

灼「だから、もういちどあえるってしってうれしかった」スッ

京太郎「あの、灼さん?」

灼「わたし、はるちゃんのことがすきだけど、きょうたろうのことも……」ポフッ

四つん這いになりながら京太郎に近づいてきた灼は、そのまま京太郎の胸に飛び込んできた。京太郎はとっさにそれを受け止めると、灼は胸に耳を押し当てながら京太郎を抱きしめた。

京太郎「えっと、どうしたら」ドキドキ

灼「ふふっ、ばくばくいってる」

京太郎「そっ、それは灼さんがいきなり抱きつくからで」

灼「ふふっ、しばらくこうしとこ……」スリスリ

灼「……」プシュゥゥ

京太郎「あー」ポリポリ

二人の間では、大変気まずい空気が流れていた。あの後灼は、酔いが覚めるまで京太郎に抱きついていたのだ。京太郎もこれといった抵抗もできず、されるがままになってしまったのだ。京太郎はこの気まずい空気をどうにかしたいが、何も思いつかず途方に暮れていた。そんなときに、少しは落ち着いたのか灼が話しかけてきた。

灼「ねぇ、京太郎」

京太郎「はい、なんですか?」

灼「さっきまでのこと、嫌じゃなかった?」

京太郎「そんな、嫌なんかじゃありませんよ!!」

京太郎「灼さんがどれほど赤土コーチのこと大好きかわかりましたし、……ああいうことをされるのも、嫌ではありませんから」

灼「あうあう」カァァ

京太郎「えーと、だから…… これからも仲良くしてくれませんか?」

灼「……むしろこっちの台詞」

京太郎「えっ?」

灼「だから、これからもよろしく」

京太郎「はい!!」

この日から二人の中は縮まって、お互いに意識するようになりました。そして灼はすこしおしゃれにも気をつけるようになったのであった。






灼:お酒に少し弱い。酔うとおしゃべりになる。

とりあえずこれでアラチャーは終わりです!

途中こたつの魔力にやられそうになったことはご了承ください。



とりあえず次回の安価を決めて終わりたいと思います。

あと、そろそろ誓子も書かないといけないんですが、正直あんまり筆が進んでいません。でもこのスレ中には終わらせたいです。

キャラ安価について


・選べるキャラはまだ出てきていないキャラだけです。

・酔っぱらうとキャラ崩壊します。注意してください。

・無理なキャラは安価下です。コンマも下のものを採用します。お気をつけてください。

・オトナ組は考えていませんので、選択できません。

・男性キャラも選択できません。

・方言を使っている子は、方言がよくわからない場合があります。話し方が変でも気にしないでね。

・よくでていないキャラでも一応いけます。しかしイメージと違うかもしれません。場合によっては安価下になります。

・正直話すらしていない、または一言くらいのキャラは難しいです。場合によっては安価下になります。


現在選択不可

オトナ組 男キャラ 清澄組 

佳織 憧 シロ 衣 エイスリン 玄 霞 姫子 恭子 ネリー 初瀬 マホ 哩 豊音 初美 由暉子 誓子(後日) 穏乃 明華 淡 灼


かけない可能性のあるキャラ

臨海組 有珠山組 純代 星夏 睦月 歩 個人戦のキャラ

下3 まだ出てないキャラ
+コンマ判定(コンマ反転)


01~33 へっちゃら

34~66 ほろ酔い

67~00 酔っ払い

ぞろ目奇数(77以外) 朝チュン

ぞろ目偶数(44以外) 朝チュン(勘違い)

77 ハッピーエンド

44 バッドエンド

なっ、まさかの仁美さんで朝チュンだとぉぉぉ!?

最後の方でまさかのあたりですね。ちょっとこれは時間がかかるかもしれません。

とりあえず、せっかくなんで時間をとってあさっての22:00に更新したいと思います。

残りのレス数的にも、仁美さんと誓子さんでラストかもしれませんね。

それでは皆さん、またあさっての22:00に会いましょう。







……なんもかんも、政治が悪い。

みなさん、すいません。
未だに仁美の朝チュンがうまくまとまらないので、もう少し時間をください。
明日が難しいのであさっての22:00が一番いけそうです。それまでにできるように頑張ります。


あと、2スレ目を期待してくださる方も多いのですが、今のところは考えていません。
さすがに2スレ目はだれてきそうですし、今後別のスレを立てようとも考えているので難しいです。

皆さんこんばんは!

今日は「仁美の朝チュン」です。

誓子については明日が早いので難しそうです。

誓子は後日にやる予定です。

また、全キャラについては、さすがにネタかぶりしそうなのできついです。

しかし、レスに余裕があったらもう一人くらいはできるかもしれません。

それでは初めて行きます。





仁美「いやー、すまんね。皆急用が入ってこれなくなってしまったとよ」

京太郎「そんなに気にしないでください。俺は仁美さんに会えるだけでも嬉しいですよ」

仁美「そんなに褒めても何もでてこんとよ」チュー

京太郎は新道寺の皆に会うためにわざわざ福岡まで来ていたが、いざ集合場所に向かってみると仁美しかいなかった。結局二人で部室に行くわけにも行かないので、とりあえず仁美の家で話すことになった。

京太郎「いえいえ、本心ですよ」

仁美「……それを本気で言ってるんだったら、京太郎は相当なタラシとね」ジトー

京太郎「いきなりなんですか!?」

京太郎「全く、変なこと言わないでくださいよ」

仁美「うわぁ、本当に素なんだ……」ドンビキ

京太郎「だからひどすぎませんか!?」

仁美「まぁ、そんなことよりも麻雀の練習を見てあげるとよ」チュー

京太郎「はぁ、当初の目的を忘れていた…… よろしくお願いします」

仁美「はいはい、任されたとね」

今回の京太郎の目的として、麻雀を教えてもらうと言うことがあった。本当は忙しい人たちばかりなので、遠慮しようと思ったが彼女たちの必死の説得で教えてもらうことになったのだ。そして本来の目的通りに仁美に麻雀を教えてもらう事になった。

仁美「ほら、ここでこっちを切った方が待ちが増えるとね」

京太郎「なるほど、こっちの方がいいのか!!」

仁美「まさか、ここまで初心者だったとは……」

京太郎「でも最近は部活の皆も優しいんで、つきっきりで見てくれるんですよ」

仁美「それでもこれはひどか」

京太郎「……感覚的なやつや言ってることが難しいやつばっかりで、まともに教えてくれるのは一人くらいなんですよ」

仁美「なるほど……」

仁美「……ふぅ、そろそろ休憩にしようか?」

京太郎「だー、疲れたー!」

仁美「これで少しはましになったはず、今日やったことを忘れたらいかんとね」

京太郎「了解です!」

数時間にわたる麻雀の練習に、京太郎も仁美を疲れが見えてきていた。京太郎の意欲的な姿勢に仁美を熱が入りすぎてしまって、なかなかやめどきが見つからなかったのだ。とりあえず休憩にしようと、仁美は立ち上がって飲み物を取りに行こうとしている。どうやら自前のジュースがからになっているようだ。

仁美「とりあえず、ジュース持ってきてあげるから、何がいいか教えて?」

京太郎「そうですね、リンゴジュースがあったらお願いします」

仁美「なるほど、長野らしい……」

京太郎「ちょっと、どういう意味ですか?」

仁美「いやいや、なんでもなかとよ」

仁美「ほい、リンゴジュース」トンッ

京太郎「ありがとうございます」

仁美「京太郎のためにとっておきのを持ってきてあげたから、味わって飲むように」チュー

京太郎「はい…… って、もう飲んでる!?」

仁美「そりゃあ、喉がかわいとったからからね」

京太郎「そうですか…… っと、俺もいただきますね」チュー

京太郎「おぉ、美味しいですね」

仁美「それは、私のとっておきだからね」チュー

京太郎「仁美さんすごいですね! これは俺もとっておきのものをプレゼントしないと……」ガサゴソ

仁美「んっ? なにと?」

京太郎「チョコレートです。本当は皆に持ってきたんですけど、今日は仁美さんしかいないので今渡すか迷っていたんですけど……」スッ

仁美「ほう、それはまたジュースに合いそうなものを……」

京太郎「はい、っていっても普通のチョコじゃないんですけど、よかったら食べてください」

仁美「そいじゃ、せっかくだしもらうとね」パクッ

仁美「ふへぇ、きょうたろぉ。もっろわらしにかまえぇ」サワサワ

京太郎「ちょっと、仁美さん! どこ触ってるんですか!?」

仁美「らっれきょうたろぉがぜんぜんわらしにかまってくれんとよぉ」

京太郎「いやいや、ちゃんと相手してるじゃないですか!?」

仁美「けろぉ、ぜんぜんれんらくれらいしぃ、ほんとにさみしかったとぉ」

京太郎「そ、それはすいませんでした……」

仁美「ばってん、きょうたろぉはぜんぜんわらしのきもちにきづいてくれんとよぉ」スリスリ

京太郎「そ、そうですか? それよりもスキンシップがちょっと……」

仁美「なによぉ、わらしにはさわってほしくなかとかぁ!?」

京太郎「いえ、そういう訳ではなく……」

仁美「もういい、そんらきょうたろぉにはおしおきがひつようとよぉ」バッ

京太郎「えっ!? ちょっといきなり服を脱がせようとしないでください!!」

仁美「ふへへぇ、らいじょうぶ、すぐにおわるからぁ」

京太郎「いやいや、さすがにこれはしゃれになりませんって!?」

仁美「うるさいなぁ、なんもかんもきょうたろぉがわるいとねぇ」

京太郎「ちょっ、どういう…… むぐぅっ!?」バキュゥゥゥン

仁美「んふっ、それじゃあいただきまぁす」ペロリ

「さぁて、まずはのろもかいてきたからぁ、きょうたろぉのじゅーすをもらうとよぉ」チュー



「えへへぇ、それじゃあこっちのおくちでもいっぱいいただきまぁす……」



「ほらぁ、おとこのこならもっろしっかりまんぞくさせてぇ」



「んふふっ、ごちそうさまれしたぁ」

仁美「うーん……」

江崎仁美の今朝の目覚めは最悪であった。なぜか頭ががんがんするし、喉もイガイガする。ついでに部屋も変なによいがするし、自分も汗をかいているのでとても不快だった。昨日いつ寝たのかなどは覚えていないが、とりあえず体を起こそうとしてベッドに手をつけると……

仁美「あれぇ? 私、いつの間に寝ていたと?」サワッ

仁美「おや、ここになにか……」バッ

京太郎「……」スゥスゥ

仁美「……」スッ

とりあえず、裸で眠る京太郎を見なかったことにして頭を抱える。とりあえずどうにかしようと必死に考えていると、ノックの音が響いた。

江崎姉「あっ、あのね仁美ちゃん。朝ご飯、彼の分も作っておいたから」

仁美「えっ?」

江崎姉「あのね、悪気はなかったの!! ただ、そういうことになっているなんて……」

江崎姉「あっ、大丈夫! お父さんとお母さんには事情を言って中には入らないように伝えてあるから!!」

江崎姉「そっ、それじゃあごゆっくりぃ……」ダダダッ

仁美のお姉さんは早口でまくし立てると、脱兎のごとく逃げていった。そして今の発言から、姉だけでなく家族全員に知られてしまった事を理解した仁美は、周知で顔を真っ赤にして震えていた。

仁美「な、なななっ」プルプル



仁美「なんもかんも、政治が悪い!!」

彼女の悲しい叫びは、むなしく響いた。その後京太郎が目覚めてからどうなったかは、ご想像にお任せする。






仁美:お酒に弱い。酔うとセクハラ親父っぽくなる。

やっぱり方言が難しかったです(半ギレ)

どうしても方言ッ子は時間がかかりますね。その分魅力があるのですが、私では方言ッ子の魅力は出せないのが残念です。

それでは次回は誓子なんですが、明日から少し忙しくなるので、土曜日の22:00に更新できたらいいのですが予定通りに行かないかもしれません。

その場合は月曜日の22:00になると思います。

それではみなさん、お休みなさい。

遅れてしまってすいませんでした!!

しばらく風邪でダウンしていたので、なかなかパソコンを使えませんでした。

今日はちょっとできないのですが、次は誓子の酔っ払いです。

明日の22:00に始めます。

こんばんは、遅くなってすいませんでした。

今日は予告通りに誓子の酔っ払いをやっていきます。

今度はちゃんとキャラを掴めていると思うので、最後までかけないと言うことはないはずです。

京太郎「誓子さん、お久しぶりです」

誓子「うん、京太郎君も久しぶり」

誓子は今日、長野に観光にやってきていた。ホントは家族での予定であったが、父が風邪を引いてしまい、母は父の看病で家に残ることになったので一人で旅行することになってしまった。そこで一人では心細かったので、長野にいる知り合いである京太郎に色々教えてもらうことにしたのだ。

京太郎「それにしても、大変でしたね」

誓子「いやー、さすがに宿代を無駄にするわけにも行かないし」

誓子「それに、京太郎君に会いたかったし……」ボソッ

京太郎「えっ、どうしたんですか?」

誓子「ううん、何でも無いよ!! それより早く行こうよ!」アセアセ

京太郎「ええっと、わかりました」

誓子「ごめんね、宿まで荷物を運んでもらって」

京太郎「女性に荷物を持たせるわけにはいきませんからね」

誓子「ふふっ、ありがとう」

京太郎「どういたしまして。それで、これからどうするんですか?」

誓子「うーん、とりあえず今日は遅いし疲れたから休もうかな。明日は当初の予定通りに観光していこうと思うんだけど……」

京太郎「わかりました、それじゃあ明日もまた来ますね」スッ

誓子「ちょっと待って、せっかく来たんだから少し休んでいかない? ほら、疲れたと思うし」

京太郎「そうですね、さすがに疲れたんで少し休憩していってもいいですか?」

誓子「うん、もちろん!!」

誓子「それじゃあ飲み物でも持ってこようか?」

京太郎「大丈夫です、ちゃんと持ってきてるので」ガサゴソ

誓子「用意周到だね。それにしてもありがとうね、こんなことに付き合わせちゃって」

京太郎「いえいえ、頼られるの好きなんですよ」

誓子「そっか、京太郎君らしいね」フフッ

京太郎「そうですか?」

誓子「うん、なんていうかお節介な感じがね」

京太郎「えっと、お節介でしたか?」

誓子「あっ、別に悪いわけじゃないよ!! ただ、それも京太郎君の魅力というか」シドロモドロ

京太郎「誓子さん、落ち着いて落ち着いて」ドウドウ

誓子「おっ、落ち着いてるよ!」アタフタ

京太郎(ホントこの人、わかりやすいなぁ)

京太郎「誓子さん、落ち着きましたか?」

誓子「うん、なんとか……」ショボン

しばらく暴走していた誓子であったが、なんとか落ち着いて座っている。しかし、先ほどまでの失態を悔やんでか、少し落ち込んでいるようだ。

誓子「それにしてもごめんね、恥ずかしいところ見せちゃって」

京太郎「べつに謝る事なんて無いですよ、むしろ俺の方が悪いような……」

誓子「うぅぅ、でも……」シュン

どうやら先ほどのことを気にしているようなので、何か気を紛れさせるものはないかと考えていた京太郎は、トランプを持ってきていたことを思い出した。

京太郎「それじゃあ、一緒に遊んでくれませんか? トランプなら持ってきてるんで」

誓子「えっ、ホントに? 私結構強いからね、負けないよ!」グッ

すいません、昨日寝落ちしてました!!

今から再開します。






京太郎「うーん」ミギカナー

誓子「……」ムムムッ

京太郎「いや、こっちか?」ヒダリヘー

誓子「……」パァァ

京太郎「やっぱりこっちですね」ミギヒョイ

誓子「あぁぁぁ、また負けたぁ」バターン

誓子の手にはカードが二枚、右がジョーカーで左がジャック。二人きりのばば抜きも最終局面にさしかかり、先にジャックを引いた方の勝ちだ。京太郎がどっちをとろうか手を動かしていると、面白いように誓子の表情が変わるので、京太郎は思わず長いこと考えているふりをしていた。ちなみに本人は至ってまじめで、自分の顔に出ていることを自覚していない。

京太郎「さて、そろそろ終わりにしませんか?」

誓子「いや、もう一回しよう!」

京太郎「またですか?」ハァ

誓子「でも、次で10回目だからキリがいいよ!」

京太郎「いや、そういう意味ではなくですね……」

かれこればば抜きを含むトランプを使ったゲームを何度もやっており、京太郎も疲れていた。しかし誓子は負けっ放しが嫌なのか何度も挑んできたのだ。

京太郎「それよりも、少し休憩しませんか? お菓子持ってきてるんですよ」

誓子「うーん、それじゃあ次が終わったらね」ニコッ

京太郎(誓子さんってこんなに負けず嫌いだったんだ……)

誓子「やったー、勝ったー!」

京太郎「はい、お疲れ様です……」グッタリ

あと一回と言いながら、ばば抜きでの戦いは誓子が勝つまで行われた。最後は京太郎も誓子の反応を見ずに選んだりして、なんとか早く終わらせようとしたほどだ。

誓子「よーし、それじゃあ休憩にしましょうか」

京太郎「はい、それじゃあお菓子持ってきますね」

誓子「ありがとう、それじゃあわたしはお茶入れるけど、京太郎君はどうする?」7

京太郎「さっき持ってきた分がなくなっちゃったんで、もらえますか?」

誓子「うん、わかった。それじゃあ二人分入れるね」

誓子が湯沸かし器でお湯をわかして、おいてあった茶葉を使ってお茶を作る。その間に京太郎は自分の鞄の中からウィスキーボンボンをとりだして、机の上に置いておいた。

誓子「はい、持ってきたよ。って、高そうなお菓子だけど、もらってもいいの?」

京太郎「ありがとうございます。もちろん、もらってください」

誓子「なんだかうれしいな、京太郎君とこうやって色々できて」

京太郎「俺も誓子さんといっぱい遊べて嬉しいですよ」

誓子「ありがとう、それじゃあいただくわね」パクッ

誓子「ふへぇ、なんらかとってもふわふわするよぉ」

京太郎「誓子さん、もしかして酔ってます?」

誓子「そんらわけないわよぉ、おかしでようわけないれしょう」クスクス

京太郎「行ってることの説得力が無いですよ!!」

ウィスキーボンボンを口にした誓子は、最初こそ平然としていたが、だんだんとふらふらしてきて最終的にろれつが回らないほどになってしまった。京太郎は非常に嫌な予感がするので少し距離をとろうとしたが、逆に誓子が近づいてきてしまった。

誓子「うーん、なんらかくちがさみしい…… もっろおかしはないのぉ?」

京太郎「だめですよ! 持ってきたのはチョコレートボンボンしかないですし、これ以上食べたらどうなるか……」

誓子「えぇー、もっろほしいよぉ」ウルウル

京太郎「だめです」キッパリ

誓子「……けちぃ」ムー

京太郎「そんな顔しても無理です、これ以上は本当にどうなるか……」

誓子「そっちがそういうたいどなら、こっちにもかんがえがあります」

京太郎「な、何をするつもりですか?」

誓子「えいっ」ギュ

京太郎「ちょっ、いきなり手をつかんで何を……」カプッ

誓子「んっ」チュパチュパ

京太郎「…………えっ?」

誓子「なんらふぁ、とっれもおっひい」アムアム

口のさみしかった誓子は、いきなり京太郎の手をつかむと、その指をくわえはじめた。京太郎はしばらく何が起こっているのか理解できず、動けなくなっていたがなんとか動き始めた。

京太郎「ちょっと、何してるんですか!?」ハッ

誓子「らっれ、ふちはさみしいんらもん」チュパチュパ

京太郎「だからって何も指をしゃぶらなくても」ムズムズ

誓子「それにひへも、ひょうはほうのゆひはおっひいれぇ」ハムハム

京太郎「うっ、あっ」ピクッピクッ

誓子「ほれに、ひっはりひへへごつごつしへへぇ」レロレロ

誓子「ほんろに、おろこのこっれかんひられぇ」チュウチュウ

京太郎「ちょっと、これは本当にまずいですって……」

京太郎「誓子さん、もう、やめて……」ピクッ

誓子「ふふっ、かわひぃ」トローン

京太郎「うぅぅ……」カァァ

指をしゃぶられて面白い反応をする京太郎を一通り見て満足したのか、誓子は京太郎の指から口を離して目を合わせた。京太郎は呆然と誓子の瞳をのぞき込んで、その美しさに目を奪われていた。

誓子「れぇ、もっろいいころしらい?」チュパッ

京太郎「えっ?」

誓子「らからぁ、もっろおおひいもろをちゅぱちゅぱひへもいい?」フフッ

京太郎「……」ゴクッ

いくら今まで様々な誘惑に耐えてきたといっても、京太郎も男子高校生だ。据え膳食わぬはなんとやらと、思考が鈍っていたこともあって甘い誘惑に簡単に乗ってしまった。

京太郎「おっ、お願いします」

誓子「ふふっ、すらおらねぇ。それじゃあ、いただきまぁす」カプッ

京太郎「うおっ」ビクッ

誓子の言ういいこととは、京太郎の考えていたものと少し違っていたがこれはこれでいいものであった。誓子は京太郎に正面から抱きついてきて、その首筋にしゃぶりついてきたのだ。京太郎は間近に感じる鼓動と女の子特有の甘い香り、そして首筋から感じる未知の感触になすすべがなかった。

誓子「んっ」チュー

京太郎「くっ、うぅ……」

誓子「ひょうはろうふん、ひょうはほうふん」ピチャッペチャッ

京太郎「ち、誓子さん……」ハァハァ



部屋には二人の荒い呼吸と水音だけが響いていた。結局二人の異常な光景は、誓子気が済むまで続くのであった。

誓子「ほんっとうにごめんね!」

京太郎「その、本当に大丈夫ですから! 俺のせいでもあるんで謝らないでください!」

誓子「だっ、だけど、私あんなことを……」カァァ

京太郎「あ、あれは不幸な事故ですよ」メソラシ

誓子「うわぁぁん、京太郎君に嫌われたぁ!!」

京太郎「大丈夫ですよ、本当に嫌いになったりしませんから!!」

気まずくて思わず目をそらした京太郎を見て、誓子は嫌われたのかと思って泣きそうになってしまった。京太郎は誓子に勘違いされている事に気付き、すぐに訂正することでなんとか誓子の泣き顔を見ずにすんだ。

誓子「……ほんとに?」チラッ

京太郎「本当です、信じてください」

誓子「それじゃあ、明日も観光に付き合ってくれる?」

京太郎「もちろんですよ」

誓子「よかったぁ、京太郎君に嫌われたらどうしようかと……」ヘナヘナ

京太郎「まさか、誓子さんみたいなすてきな人を嫌いになるわけないですよ」ニコッ

誓子「うっ、いきなり卑怯だよ……」プシュー

京太郎「あの、そろそろ電車も危ないんで、帰りますね」

誓子「ふえっ!? う、うん、わかったよ! また明日ね!!」

京太郎「はい、また明日」

お互いに顔を真っ赤にさせて別れを告げる。京太郎が去った後もしばらく手を振っていた誓子は、一人になって今日の行いを思い出しながら一人悶絶していた。

誓子「うぅぅ、明日どんな顔して会えばいいかわからないよ……」カァァ

翌日、二人は予定通りに観光をしていたが、どこかぎこちなくなってしまった。しかし、二人の距離は少しずつ、近くなっていくのであった。



誓子:お酒にとても弱い。酔うと口がさみしくなる。

これで誓子は終わりです。安価をとってくれた方、そして誓子の酔っ払いを楽しみにしていた方、時間がかかってしまい申し訳ありませんでした。


さて、予定よりもレスが残っているので、最後にもう一人行きたいと思います。

また、最後なのでサービスして、酔わないコンマとバッドエンドのコンマを無くしてハッピーエンドの確立を増やそうと思います。

キャラ安価について


・選べるキャラはまだ出てきていないキャラだけです。

・酔っぱらうとキャラ崩壊します。注意してください。

・無理なキャラは安価下です。コンマも下のものを採用します。お気をつけてください。

・オトナ組は考えていませんので、選択できません。

・男性キャラも選択できません。

・方言を使っている子は、方言がよくわからない場合があります。話し方が変でも気にしないでね。

・よくでていないキャラでも一応いけます。しかしイメージと違うかもしれません。場合によっては安価下になります。

・正直話すらしていない、または一言くらいのキャラは難しいです。場合によっては安価下になります。


現在選択不可

オトナ組 男キャラ 清澄組 

佳織 憧 シロ 衣 エイスリン 玄 霞 姫子 恭子 ネリー 初瀬 マホ 哩 豊音 初美 由暉子 誓子 穏乃 明華 淡 灼 仁美


かけない可能性のあるキャラ

臨海組 有珠山組 純代 星夏 睦月 歩 個人戦のキャラ

下3 まだ出てないキャラ
+コンマ判定(コンマ反転)


01~33 ほろ酔い

34~66 酔っ払い

67~00 朝チュン(勘違い)

ぞろ目奇数(77以外) ハッピーエンド

ぞろ目偶数 朝チュン

77 エンダァァァ!!

おぉ、最後は怜ですね。

それでは最後を頑張って書きます!!

次回は明日の21:00を目指して頑張ります!

遅くても22:00には間に合わせるつもりです。

それでは次回、怜の朝チュン(勘違い)

決闘、スタンバイ!!

それでは今日も初めて行きたいと思います。

今日は「朝チュン(勘違い)の怜」です。

一週間音沙汰なしですいませんでした!!

なかなかうまくいかずしばらく放置してしまいました。

最後なのにグダってしまって本当に申し訳ありません。

続きは明日に始めます。どうかご了承ください。

今から始めていきます

怜の朝チュン勘違いです。

怜「ほんまごめんなぁ、案内するってゆうたのに……」

京太郎「ホントにびっくりしましたよ、ちゃんとしんどかったら言ってくださいよ」

京太郎は本来、怜と一緒に大阪を観光する予定だった。しかし、炎天下の人混みで体力を奪われたのか、怜の体調が悪くなったために近くのホテルで休むことにしたのだ。しばらく休憩すると怜も話せる程度には回復したが、まだしばらくは様子見で休憩することになっている。

怜「いやぁ、いけるとおもったんやけどなぁ」

京太郎「それでこうなったんなら世話無いですよ」

怜「なんや厳しいなぁ、もっと優しくしてぇな」

京太郎「怜さんの事を思ってですよ。ほら、楽にしてください」

怜「やから、もう大丈夫やって……」

京太郎「そういって油断してると、また倒れちゃいますよ」

怜「手厳しいなぁ」ハァ

怜「京太郎、暇やー。なんかおもろいことしてぇな」

京太郎「そんないきなり言われても無理ですよ、それより新しく飲み物いります? 買ってきますよ」

怜「あっ、それやったらお菓子も買ってきてー、コーラとポテチな。ちゃんとはらったるからさぁ」

京太郎「はいはい、わかりましたよ。ちょっと待っててくださいね」

怜「行ってらっしゃーい」フリフリ

京太郎が出て行った扉をしばらく見つめていた怜であったが、すぐにベッドに寝転がった。京太郎が出て行ってから少し暇だった怜であったが、予想よりも大分早く京太郎が帰ってきたのでそんなにも退屈せずにすんだ。

京太郎「ただいま帰りましたぁ」ガチャッ

怜「お帰りぃ、どうやったぁ?」

京太郎「はい、ちゃんと買ってきましたよ」ガサッ

怜「ありがとなぁ、ほいお金」ジャラン

京太郎「これくらいいいですよ、たいした値段でもないですし」

怜「いやいや、今日は迷惑かけてばっかやから、これくらい払わせてぇな」

京太郎「えっ、しかし……」

怜「たまには先輩らしいことさせてぇな」

京太郎「そ、そうですね…… それじゃあお言葉に甘えさせていただきますね」ジャラッ

怜「うん、もらえるもんはもらっときぃや」

京太郎「ありがとうございます」

怜「ほんまポテチにはコーラが合うなぁ」パリパリ

京太郎「なんて言うか、健康にはよくなさそうですけどね」パリパリ

怜「美味しいモンは体に悪いって、相場できまっとるやろ?」

京太郎「確かに、否定は出来ませんね」ハハッ

怜「やろ?」ハハッ

二人はポテチと飲み物を口にしながら、他愛のない話で盛り上がっていた。しばらく休んでいたおかげか、怜の顔色も元に戻ってきた。

怜「あれ、もうなくなってしもうたな。もう少しなんか食べたいなぁ」

京太郎「あっ、それならお菓子持ってきてますよ?」

怜「ほんまに!? それなら早ういってぇな」

京太郎「それが、チョコレートなのでもしかしたら溶けているかもしれないので……」

怜「別にわたしはそんなこと気にせんけどなぁ」

京太郎「それならいりますか? たぶん大丈夫ですけど……」ガサゴソ

怜「ほな、もらおかな。おーきに」

京太郎「いえいえ、こんなものでよかったら食べてください」スッ

怜「それじゃ、いただきまーす」パクッ

>>1さんも大変そうだし、ここで幕引きでも仕方がない
個人的には>>1000まで受けておきたい所

>>920さん

うぅぅ、本当に申し訳ないです。

やはり年末は忙しくてなかなかうまくいきません。

とりあえず今日で最後まで行くつもりなので、どうか最後までよろしくおねがいします。

怜「えへへぇ、きょうたろーはほんまええからだしとんなぁ」サスサス

京太郎「ちょっと、怜さん!? あんまり触らないでくださいよ!!」バッ

怜「なんやひどいなぁ、せっかくびしょうじょがひっついとるんやから、もっとおとこをみせいや」プクー

京太郎「いやいや、さすがにそれはまずいですって!?」

怜「そんなこといって、こんなきゅうけいできるほてるにつれてきたのは、したごころがあるんちゃうかー?」

京太郎「そんなことありませんってば!!」

怜がウィスキーボンボンを口にしてすぐに様子がおかしくなった。京太郎はまずいことになったと思って飲み物を用意しようと思ったが、まるで行動を見透かされたかのように怜に捕まってしまったのだ。さらに、怜のボディタッチなどのセクハラがひどくなって、手を焼いているのだ。

怜「えぇ~、ほんまに~?」ジリジリ

京太郎「ホントですから、徐々に近づかないでくださいよ!!」

怜「そんな、きょうたろーはわたしのことそんなきらいやったんかぁ」ションボリ

京太郎「そんなわけ無いですよ!! ただ、ちょっと近すぎるというか……」

怜「まぁ、ぜんぜんきにしとらんのやけどなぁ……」

京太郎「そんなことだろうと思いましたよ!!」

怜「それにしても、なんだかあつくなってきたなぁ」パタパタ

京太郎「まさかいきなり服を脱いだりしませんよね?」

怜「えっ?」ヌギヌギ

京太郎「言ってるそばから何やってんですか!?」

怜「いや、ちょーとあつくてなぁ」

京太郎「病弱ならそんなことしたら危ないでしょう!! 体冷えますよ!?」

怜「ならこうしたらええねん♪」ピトッ

京太郎「ほえっ?」

裸になっている怜にあっけにとられている京太郎のことなどお構いなく、怜は京太郎に抱きついてきた。
京太郎は全く思考が追いついていないのかしばらく固まっていたが、だんだんと状況に追いついてきたのか顔が赤く染まっていった。

怜「ほらぁ、あったかいやろう?」ギュッ

京太郎「ちょっ、なっ……!?」

怜「だからぁ、あったかくすればええんやろぉ? ならこうするのがいちばんやぁ」スリスリ

京太郎「いや、だから服を着れば……」

怜「なんやぁ、まだたりんのかぁ?」グイッ

怜は不満そうな声を出すと、立ち上がって京太郎をベッドまで引っ張っていった。
京太郎は抵抗しようとするが、なぜか行動を先読みされてうまく流されてしまった。

京太郎「ちょっ、まって……」

怜「ならぁ、おふとんのなかにはいればええんよ」

京太郎「その理屈はおかしっ、わっ!?」ドサッ

ついにベッドに突き飛ばされた京太郎は、あれよあれよという間に服をすべて脱がされてしまった。

怜「うふふっ、きょうたろーはほんまにええおとこやなぁ」ハァハァ

京太郎「なっ、どうして……!?」

怜「やって、ぜぇんぶみえるんやもん」

京太郎「ど、どういう……?」

怜「まぁ、そんなことはええねん」スッ

京太郎「ちょ、怜さん、怖いですよ?」ビクッ

怜「うふふっ、きょうたろーはかわええなぁ」サワサワ

京太郎「だ、だから変なところを触らないで……」

怜「きょうたろー」ギュウッ

京太郎「うおっ!?」

ベッドから逃げ出すこともかなわず、結局布団の中にとらわれてしまった京太郎は、怜に抱きつかれながら動けなくなってしまった。
一応下着は大丈夫であるとはいえ、年頃の男子が肌と肌で女子とくっついている状況は、耐えがたいものであった。

怜「これでかぜなんかひかんやろぉ?」

京太郎「いや、これはもう別の問題が……!?」

怜「と、いうわけでおやすみ~」スゥ

京太郎「……えっ?」

これから起こることに不安とかすかな期待を抱いていた京太郎は、突然の終わりにあっけにとられてしまった。
されるがままにされることも覚悟していただけに、この行き場のない感情をどこにぶつければいいのかわからず、呆然とするしかなかった。

京太郎「もう、なんというか…… どうしてこうなった?」

布団からでようにもがっちりホールドされているため逃げることも出来ない。
さらには自分を信用してくれている女の子の寝込みを襲うなんて度胸もないので、京太郎は眠ることしか出来なかった。
寝る前に頭をふとよぎったのは、延長料金を払わなければいけないと言うことだった。

怜「んんっ……」チュンチュン

多少の熱気と小鳥のさえずりで目の覚めた怜は、朝が弱いのかしばらくボーッとしていた。
昨日の事なんて全く覚えておらず、なぜ自分がこうなっているのかもよくわかっていない様子だった。
そしてだんだん目が覚めて、頭が回るようになると現状を理解して体を起こそうとする。

怜「しもうた、いつの間にか寝てもうてた。今何時やろ?」ムギュッ

怜「……んん?」バサッ

起き上がるためについたてで誰かを触ってしまったため、なんとなく嫌な予感がして布団をめくる。
するとそこで寝息を立てていたのは、彼女が最近仲良くしていた清澄の一年生、須賀京太郎であった。

怜「ど、どないしよ? まさか京太郎と、こんなことになるなんて……」サー

怜「……まぁ、私も嫌やないし、しっかり責任とってもらったらそれでええか」

怜「とりあえず、京太郎が起きる前に」パシャッ

怜としては、京太郎とそういった関係になることはまんざらでもなかったし、自分が覚えていないことは残念だが嬉しい気持ちもある。
しかし、何かが起こったときの保険として、京太郎の寝顔と自分とのツーショットを撮影しておいた。
出来れば記念写真になることを祈りながら。

怜「よし、これでええな」

怜「それじゃあ、京太郎にもお話しきかななぁ…… 京太郎、おきーや」フゥー

怜が京太郎を起こすために、耳に息を吹きかける。
すると京太郎は予想以上に面白い反応をして起き上がってくれた。
怜はそれを腹を抱えながら笑っていたが、京太郎は昨日のことを思い出して顔が青ざめていた。
その後怜は京太郎から昨晩の話を聞いて、今後の事について話し合いをした。
それから二人がどうなったかは伏せるが、竜華とも一悶着あったとだけ伝えておこう。




怜:お酒に弱い。お酒に酔うと強化される。

これですべてのお話は終わりです。

皆さん、最後の方でなかなか時間がとれずに申し訳ありませんでした。

そして最後までご覧いただいてありがとうございました!!

これからは、リアルが落ち着いたら新しいスレを立てようと思います。

それがいつになるかは未定ですが、もしかしたらお正月休みにでもやるかもしれません。

終わりの方がぐだぐだになってしまったのが心残りではありましたが、初めて最後までいけたので嬉しい限りです。

それでは最後に改めて、最後まで見守っていただき、ありがとうございました。

あっ、もう少しレスが余ってるんで、もしよかったら1000までなんか雑談に付き合ってもらってもいいですか?

出てこなかった子をどんな酔っ払い方にするつもりだったかとか、そういった質問でも私に答えられる範囲なら何でもOKです。


へっちゃらだった子たちがどんな酔い方するかはしりたい

>>930さん

なるほど、わかりました。

少し見直してみるので、ちょっと待っててください。

咲:酔っぱらうと積極的にスキンシップをしてくる。少しでも関係を進めたいため、お酒の力で一歩進んでくる。

佳織:酔ったらドジッ子になり、ラッキースケベをして来る。そして赤面する。

姫子:ドSになる。ご主人様と呼ばせる。けど立場が逆転しそう。

哩:ドM になる。ご主人様と呼ばれる。そして絞られそう。

豊音:抱きついたり甘えてきたりと、ベタベタしてくる。かわいい、あと乙女。

だいたいこんな感じです。

ほかに抜けているところとかは無いですか?

ネリーが抜けてるよー

>>933さん

おおぅ…… すっかり忘れてました。

ネリー:お金で京太郎を買おうしてくる。具体的には生涯賃金の半分で。

今日は眠いのでもう寝ます。

質問などがあれば何でも聞いてください。

雑談などもご自由にどうぞ。

何もなければ埋めていただけると嬉しいです。

取れなかったからきくけど、菫さんはどうなったんだろう?
面倒だと思うけど三種類全部教えて欲しい

ちゃちゃのんと竜華と漫ちゃんは知りたいかも

皆さんこんばんは。

出来れば今日でこのスレを埋めたいので、ご協力お願いします。

それでは質問から答えていきます。

>>936さん

菫さんの反応はこんな感じで考えていました。

素面:似たような苦労をしていることをしり、より距離が縮まる。

ほろ酔い:照や淡の愚痴を言いながら、少し頬を染めて猫のように甘えてくる。

酔っ払い:酔いに任せて全力で猫のまねをしながらじゃれついてくる。

ところで実際に京太郎の酒癖ってどれくらい悪いの

>>937さん

竜華:色々とお節介を焼いたり膝枕をしたりしてくれる。まるでオカン。

漫:色々な感情が爆発して、暴走する。だけどぎゅっと抱きしめると、停止する。

ちゃちゃのん:あまりイメージできませんが、アイドルではなく普通の女の子として接してきそう。

って、イメージです。

>>940さん

正直バッドエンドは考えてはいましたが、出てくるとは思ってなかったのでそんなに深くは考えていませんでした。

たぶん酔ったら理性のタガが外れてしまいます。

なんだかんだでストレスとか溜まりそうですしね。

竜華はオカンかぁーアリだなww
新スレはどんなジャンルが候補なの?

>>943さん

今のところ考えているのは

京太郎が明華と一緒にハンドボールについて解説する非安価スレ

京太郎主人公でオリ鯖を使った聖杯戦争を行う安価スレ

を考えています。

ハンドボールについては、やっていたのは結構昔になるので、ちゃんと勉強してから始めると思います。
といっても我が家に経験者が三人もいるため、そんなに時間はかからないと思います。

聖杯戦争はサーヴァントはオリジナル、マスターが咲キャラです。
すでにある程度考えているので、こちらもそんなに時間はかからないと思います。

聖杯戦争は月厨に荒らされる可能性が大きいのが難点ではあるよな

おぉ、ここの反応を見てると、結構ハンドボールを期待している人が多そうですね。

結構マイナーなんであんまりいないと思ってました。

ハンドボール自体はとても面白いので、皆さんがやってみたいと思えるように頑張ります!!

想定していた最悪のバッドエンドがどんな感じなのか気になる

>>949さん

うわぁお、本当ですか?

結構設定考えているんで、やりたいんですけどねぇ……

やるとしたら荒れないように気をつけることが大切そうですね。

>>951さん

想定していた最悪のバッドエンドですか?

考えていたのは、クロチャーでハラパンとか、宮永勢に監禁エンドとかですかね?

ネリーはもっと考えていたんですけど、書いている内にだんだんかわいそうになってきてかけなくなってしまったんですよね。

昔はバッドエンドとか書くの好きだったんですけどね……

>>954さん

なるほど、ありがとうございます。

ちなみに、その知識って型月の世界観と英霊についての知識のどっちですか?

型月も結構好きなんですか、ちゃんと理解できているかと言ったらわからないんですよね……

折角の44だったから酷いの見たかった気もするww

型月クロスはマジで気をつけたほうがいい
1ミリでも設定間違えたら荒れる

>>955
どっちも
っていうかマジで型月ワールド関連のすべての設定は一通り目を通しといていいと思うよもしやるなら

ちゃんと理解できてるかどうか分からない程度で始めると総ツッコミ喰らうな絶対に…

>>954
腹パンも監禁も見たいww

>>956さん

それはすいません、なぜか書いている内に情がわいてしまって……


>>957さん

ありがとうございます。結構独自設定とかも考えているんですが、それも荒れそうですか?


>>958さん

なるほど、一通り目を通してから考えた方が良さそうですね。
型月Wiki以外にも目を通した方がいいものとかありますか?


>>959さん
肝に銘じておきます!!


>>960さん
なぜクロチャーで44がでなかったんだろうか……

型月で独自設定はヤバいよ…
とりあえず非クロスオーバーで書いてみてからやってみた方がいいと思う
ぶっちゃけ型月クロスってだけでもうアレだし…

悪いことは言わないから型月はやめとけ
ちょっと界隈に対する認識が甘すぎる

>>965さん

はい、ちょっと型月はやめときます。
やるとしても、>>962さんの言うように非クロスオーバーでやってからの方がいいですね。
ちょっと認識が甘すぎたみたいでした……


なにを考えてよく知らないでやろうとした……無謀なのかバカなのか……

>>968さん

私の考えが甘すぎました、反省しています。

とりあえず、次にスレを立てるとしたらハンドボールの方で立てることにします。

さすがに型月は怖いのでもう触れないようにします。

ちなみに、皆さんはハンドボールの何を知りたいとかってありますか?

参考までに聞きたいんですけど……

基本的なルール説明は簡単にでも欲しいかなあ

ルール全般にポジション等の基礎情報

>>974さん

はい、そこら辺はちゃんとやります。

特にバスケットボールとはルールが似ているようで違うところがあるので、そこら辺の違いにも触れたいと思います。

>>975さん

ポジションについてもちゃんと説明するつもりです。
ちなみに京太郎のポジションって明言されていませんよね?
このスレでは勝手なイメージで決めてますけど。

されてなかったはず

>>977さん

ありがとうございます。
それならよかったです、そっちの方が話が作りやすいので。

ほかに知りたいこととかはありますか?

なさそうならば、もうこのスレも埋めてしまおうと思うのですが?

新スレいつ立てるかにもよるけど
スレ誘導用に残しておいて欲しいかな

>>980さん

なるほど、それもそうですね。

一応長い休みのある年末年始を目標にするつもりです。

そういうことなら、無理に埋めずに残しておきます。

皆さん、今日はありがとうございました。

新スレを立てるまでしばらく時間がかかると思いますが、また会えると嬉しいです。

それではお休みなさい。

今まで連絡が遅れてすいませんでした。

結局出来そうなのは二月になってからになりそうです。

もう少しお待ちください。

すいません、結局時間を取れず四月になってしまいました。

一応少しずつ書いてはいるのですが、なかなか進みません。

本当にごめんなさい。

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