【ガルパン】みほ「はぐはぐ作戦です!」 (66)

サンダース艦にて

ケイ「それで?私に相談っていうのは?」

みほ「みんなともっと仲良くなりたいんです。ケイさんは凄く友人が多そうなので相談に乗ってほしくて」

ケイ「オーライ!でも、みんな仲良しに見えるけど?」

みほ「はい……。でも、私のことを名前で呼んでくれる人って意外と少なくって……」

ケイ「なるほどね……。分かったわ!それなら良い方法を教えてあげる!」

みほ「ありがとうございます!」

ケイ「Yourwelcome!それでね、その仲良しになれる方法なんだけど……」

みほ「はい」ゴクリ

ケイ「ハグよ!」

みほ「え?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1475152741

ケイ「挨拶にハグすることでフレンドリーになれるのよ!」

みほ「そ、そうなんですか?」

ケイ「Yes!」ハグッ

みほ「わあっ!?」

ケイ「どう?」

みほ「どうと言われても……///」

ケイ「なんだか人の体温って安心するでしょ?」

みほ「確かに……ケイさんあったかくて、良い香りもするし、なんだか凄く気持ちが安らぎます!」ニコッ

ケイ「っ///」パッ

みほ「す、すみません。私、変なこと言っちゃいましたか?」

ケイ「NO!そうじゃないわ!そうじゃないけど……」

みほ「?」

ケイ「まっ、まあ、それは置いといて。なんだか私たち、仲が深まった気がするでしょ?」

みほ「はい!」

ケイ「これがハグの力ってやつよ!」

みほ「すごく凄いです!ありがとうございます!」

ケイ「それじゃ、健闘を祈るわ。グッバイさよならシーユーアゲイン!」


みほ「……でも、いきなりハグって恥ずかしいなあ」

みほ「ううん。ここで勇気ださなきゃ!」

麻子「眠い……」トボトボ

みほ「あれは麻子さん?」

みほ「……よしっ!」

みほ「麻子さん!おはよう!」ハグッ

麻子「ああ、おはよ……うわっ!?」

みほ「……嫌だった?」パッ

麻子「い、いや……」

みほ「それなら良かった!」ニコッ

麻子「何ならもう一度やってくれても構わない。今度はこっちも抱きかえそう」

みほ「えっ!?」

麻子「なんか温かくてよく眠れそうだった」

みほ「あはは……。じゃあ、もう一回やってみようかな」

麻子「…………」

みほ「…………」

麻子「ん?どうした?」

みほ「さっきは勢いでいけたけど、こうして正面切ってハグするぞ!ってなると何だか照れくさくなっちゃって……///」

麻子「なっ……///」

麻子「そんなこと言われるとこっちまで恥ずかしくなってきた///」

みほ「あ、あはは……///」

京太郎「コンマぞろ目土方【父親の御仕事の手伝い】非コンマぞろ目DMMゲーム終了分来週仕事付き合う」

菫「くっそおやか」

淡「菫様の父親弘世神皇様は我儘」


照「現在終了ゲームはハーレムラビリンスひつじダンジョン」

誠子「コンマ4だったら働きに行く数時間空く」

尭深「コンマ5以上引き籠る」

オレヌシ続け



沙織「あっ、みぽりんに麻子!おはよー!」

沙織「……二人とも見つめ合ってどうしたの?……決闘?」

麻子「そんなわけあるか」

沙織「あはは、冗談じょうだん。で、どうしたわけ?そんな絶妙に距離空けてさ」

みほ「えーっと……」

麻子「西住さんが、その……ハグをだな……」

沙織「ハグ?まさかみぽりんが麻子にハグしたの!?」

みほ「う、うん」

沙織「へ~、良いなあ麻子。私もみぽりんとハグしたーい!」

みほ「ええ?」

沙織「ダメ?」

みほ「そんなことないけど……。ちょっと恥ずかしくって」

沙織「もー!じゃあこっちから行くよ!」

みほ「えっ!?ちょ、まっ」ワタワタ

沙織「えいっ!」ハグッ

沙織「わっ!みぽりん、あったかーい!」

みほ「……///」

麻子「沙織は体がプニプニしてて気持ちよさそうだな」

沙織「ちょっとそれどういう意味!?」

みほ「あはは……。でも、ホントに気持ちいいよ」ニコッ

沙織「~~っ///」パッ

沙織「なにこれ、相手を照れさせる勝負でもやってるわけ!?」

みほ「そ、そんなつもりはないけど……」

麻子「しかし、なぜいきなりハグを?」

みほ「それは……」

………………
………


麻子「なるほど。私に名前で呼んで欲しかったのか」

沙織「遠まわしすぎない!?」

みほ「直接言うのはなんだか恥ずかしくて……」

沙織「いや~、ハグの方がハードル高い気がするけどなあ」

麻子「まあ、西住さんの……みほさんの気持ちは伝わった。これからも仲良くしてくれると嬉しい」

みほ「うんっ!これからもよろしくね、麻子さん!」

とくにストックとかないので、また明日以降更新しようと思います。
誰を出していくか悩む……

京太郎「ハーレムカンパニー知名度死艦これ化事前登録で再び男一名のハーレムを」

菫「この時期はダンジョン&プリンセスの半裸ちゃん見たくなるな」

照「ラビリンスバックアップハヨ縛ってチン巫女バックアップハヨ」

尭深「何よりパコパコようこそ画面停止スレペロペロ催眠五位終わるなようこそ画面停止スレ体力減りません」

淡「俺タワー重いテラバイト変えて」

誠子「ひつじ×クロニクル男追加婦女子シネDMMゲーム終了は犯罪です他人のデータ飛ばすの楽しいか」

ポン

杏「あっ、西住ちゃん。明後日に聖グロリアーナと練習試合決まったからよろしくね~」

みほ「ええっ!?そんなに急にですか?」

杏「悪いね。向こうの予定が空いてるのがその日だけでさあ。……もしかして厳しいかな?」

みほ「いえ、なんとかなると思います」

杏「それは良かった。じゃ、よろしく~」

みほ「グロリアーナと練習試合だから色々と準備しないと」セッセ

沙織「忙しいな~」セッセ

麻子「そういえば秋山さんにもハグしに行くのか?」

みほ「そのつもりだったけど、試合が終わってからにしようかな」

麻子「それが良いかもな。慣れてないから試合中に混乱しそうだ」

沙織「ちょっと~、二人とも手が止まってるよ!」セッセ

みほ「わっ、ごめんね。沙織さん」セッセ

沙織「そうだ!せっかくだからダージリンさんたちにもハグしてみたら?」

みほ「ええ?失礼じゃないかなあ?」

沙織「だーいじょうぶだって!」

みほ「そうかなあ……」

麻子「おい、手が止まってるぞ……」

沙織「ごめんごめん。……ってそういう麻子は全然働いてないじゃん!」

みほ「あはは」

聖グロリアーナとの練習試合当日


ダージリン「ごきげんよう。今日は良い試合にしましょう」

みほ「はい。よろしくお願いします!」ハグッ

ダージリン「!?」

オレンジペコ「!?」

ダージリン「み、みほさん?」

みほ「もっと、ダージリンさんと仲良くなりたいなって思ったんです。やっぱり慣れなれしかったでしょうか?」

ダージリン「い、いえ。そんなことはないのだけれど」

みほ「いつも応援に来てくれてましたよね?嬉しかったです!」

ダージリン「……ふ、ふふ。敵情視察していただけよ」

オレンジペコ「私は普通に大洗のファンとして応援していましたよ」

みほ「わあ!ありがとうございます!」ハグッ

オレンジペコ「わわっ///」

ダージリン「ちょっと!オレンジペコ!?」

オレンジペコ「なんでしょう?」

みほ「どうかしましたか?」

ダージリン「い、いえ。なんでもないわ」

みほ「?」

オレンジペコ「?」

審判「それでは試合を開始します!」



ダージリン「…………」

オレンジペコ「ダージリン様。向こうの藪はいかにもアンブッシュできそうな場所ですが、どうしましょう?」

ダージリン「…………」

オレンジペコ「ダージリン様?あそこの藪なのですが……」

ダージリン「えっ、ハグ!?別にそんなこと考えていないわよ?」

オレンジペコ「いえ、ですから、あそこの藪は危険ではないかと」

ダージリン「あ、ああ、そうね。でも、あそこは退路が無いからアンブッシュには不向きよ。きっと敵はいないわ」

オレンジペコ「なるほど!確かにそうですね。失礼しました」

………………
………

オレンジペコ「ふう。なんとか勝てましたね……」

ダージリン「…………」

アッサム「なんだか今日は上の空じゃありません?」

ダージリン「そ、そんなことはないと思うけれど?」

みほ「お疲れ様でした!今日はありがとうございました!」

ダージリン「っ!」ピクッ

みほ「…………?」

ダージリン「あら?今回はしないのね……」ガッカリ

みほ「え?」

オレンジペコ「まさか、ダージリン様……」

アッサム「みほさんのハグのことを考えて上の空に……?」

ダージリン「……そんなはずないでしょ?」

ダージリン「変なこと言ってないで行くわよ」

みほ「待ってください!」

ダージリン「?」

みほ「私、ずっとダージリンさんにお礼を言いたかったんです」

みほ「まだバラバラだった私たちと練習試合をしてくれて、そしてライバルとして私たちを見てくれたこと。大学選抜チームとの試合の時に助けてくれたこと。嬉しかったです」

みほ「そして、こうしてまた練習試合をしてくれて……。ありがとうございます」ハグッ

ダージリン「みほさん……」

ダージリン「ふふ、次も負けないわよ」ニコッ

みほ「はい!私たちも次は勝ってみせます!」

後日、グロリアーナ艦にて


ダージリン「ハグ、ウチも取り入れようかしら?」

オレンジペコ「良いかもしれません。きっと今より絆が深まりますね!」

ローズヒップ「本当にそんなことで仲良くなれるんですの?なんだか胡散臭いですわね~」

ダージリン「あら?じゃあ、私にハグしてみなさい。ローズヒップ」

ローズヒップ「良いんですか?それじゃあ行きますわ!」タッタッタ

ダージリン「……なぜ助走をつけているの?」

ローズヒップ「それはもちろん、ハグをするためですわ!」ドッカーン

ダージリン「うっ」ガッシャーン

ローズヒップ「ちょっと痛かったけど……確かに楽しいですわ!」

アッサム「それじゃ体当たりよ……」

オレンジペコ「あーあー、紅茶がこぼれて……。お怪我はありませんか?」フキフキ

ダージリン「ええ。大丈夫よ。ありがとう」

ダージリン「ハグの導入は見送りね……」

ローズヒップ「?」

明後日ぐらいにまた更新できたらいいなと思います

華「あの、みほさん?少しいいでしょうか」

みほ「うん。どうしたの?」

華「先日の聖グロリアーナとの練習試合で、あちらの方々と、その……抱き合っていましたよね?」

みほ「え?ああ、ハグのこと?」

華「はい。なんだか、みほさんらしくない行動と言いますか……」

みほ「えーっと。実はね―――」

………………
………


華「なるほど。みなさんと仲良くなるためにですか。ふふっ」

みほ「?」

華「なんだかみほさんらしい理由で安心しました」

みほ「そうかな?」

華「はい。とっても」

華「では、まずは優花里さんのところに行きましょう。それから生徒会、次は……」

みほ「ちょ、ちょっと待って!」

華「どうかしました?」

みほ「優花里さん以外にもハグしに行くの?」

華「ええ。みほさんもそのつもりじゃなかったんですか?」

みほ「それは……」

華「ふふ、さあ行きましょう」


みほ「麻子さんの時は上手くいったけど、今回も上手くいくかなあ……」

華「『名前で呼んで欲しい』とハッキリ言うのが大事だと思いますよ」

みほ「うん。やっぱりそうだよね。ちょっと恥ずかしいけど」

華「ふふっ。頑張ってください」

みほ「こんにちは、優花里さん」ハグッ

優花里「に、西住殿!?」

みほ「私のことは名前で呼んで欲しいな」

優花里「え?え!?」

みほ「駄目……かな?」シューン

優花里「いえいえいえ!」アタフタ

みほ「良かった」ニコッ

沙織「って、待った待った。なんかおかしいって」

みほ「沙織さん!見てたんだ」

沙織「まあね」

みほ「それで、何か変だったかな?」

沙織「変っていうか、う~ん」

華「上手くいきそうでしたのに」

沙織「華の入れ知恵!?なんか、みぽりんがゆかりんに告白してるみたいだったじゃん!」

華「そうでしょうか?」

みほ「そうかな?」

沙織「そうだよ!ねえ、ゆかりん?」

優花里「え?あ、はい。そう…ですね///」

沙織「ほら~」

みほ「そっかあ。ごめんね、優花里さん」

華「すみませんでした」

優花里「いえ!勘違いしたのは自分ですから!」

みほ「でもね、名前で呼んで欲しいっていうのは本当だから」

優花里「ですが、その……名前で呼ぶのは恐れ多いと言いますか……」

沙織「私たち友達でしょ?気にすること無いって!私のことも沙織でいいし!」

華「はい。ぜひ私のことも名前で呼んでください」

沙織「ほら、麻子も寝てないで何か言ってあげてよ」

麻子「ん?呼び方なんて優花里さんの自由だろ。強制するもんじゃない」

沙織「"優花里さん"ね……」

麻子「なんだ?何が言いたい」

沙織「別に~」

みほ「あはは。でも私たちはみんな優花里さんが好きだから、それだけは知っていて欲しいな」

優花里「みなさん……」グスッ

みほ「わあ!?」

優花里「なんだか、変なことを気にしてた自分が恥ずかしいです~。苗字で呼ぶのがちょっとカッコイイなあなんて思っていて……。私もみなさんのことが大好きです~!」グスッ

沙織「あ、そうだったんだ」

優花里「その、すぐには呼ぶ方を変えられないかもしれませんが……、いつかきっと名前で呼ばせていただきますから!」

みほ「うん!」

麻子「……そこまでして変えるべきものなのか?」

華「ふふ、私はそれだけの価値があると思いますよ」

杏「話は聞かせてもらった!」

みほ「会長!?」

杏「ぜひ私たちも名前で呼ばせてもらおう!……と言いたい所なんだけどねえ」

沙織「?」

杏「生徒会長っていう立場上、呼び方は統一するようにしててね」

桃「私もそういうわけだ」

柚子「そうなの桃ちゃん?」

桃「柚子ちゃんが私を桃ちゃんと呼んでいたら、私がただ恥ずかしくてこいつらを名前で呼べないだけと勘付かれるじゃないか!?」

麻子「…………」

優花里「…………」

杏「まあ、かーしまと小山はともかく、私はそういうわけでね」

杏「少なくとも、生徒会長を降りるまではみんなを苗字呼びかな」

みほ「そう…ですか」

華「でしたら、会長の席を譲ったらいかがでしょうか?廃校の件でバタバタしていましたが例年であればすでに交代の時期ですし」

杏「まあねえ、でもやっぱ廃校の話があったすぐ後だし、その辺も含めて任せられる子じゃないと駄目だしなあ」

華「私ではいけませんか?」

杏「え?いや、そりゃ、やってくれるなら申し分ないけどさ」

沙織「そしたら華がみんなを名前で呼べなくなるんじゃないの?」

杏「いや、別にそれは私がやってただけだから、強制でもなんでもないよ」

桃「だがまあ、ある程度は公私を分けられる方が好ましいがな」

華「……会長がみなさんを苗字で呼んでいたのは、呼び方に差をつけないためなんですよね?」

杏「まあね」

華「でしたら私は全校生徒をファーストネームで呼びます」

杏「へえ、言うねえ」

桃「そういうことじゃ……」
柚子「桃ちゃんはちょっと静かにしてようね?」

華「……それでは駄目でしょうか?」

杏「良いんじゃない?さっきも言ったようにそこは自由だしね。みんなが楽しく過ごせる学校でさえあればさ」

杏「いや~、良かった良かった。華ちゃんになら大洗を任せられるよ」

華「!」

華「はい!」

みほ「会長!今までありがとうございました!」ハグッ

杏「おっと、みほちゃんも随分とフレンドリーになったねえ。ますます安心したよ」

杏「それに、お礼を言うのはこっちの方だよ。時には強引な方法を取ったり、重要なことだけ黙ってたりしたのに。それなのに一切、恨むことなくここまでやってくれたんだから。ありがとね」

みほ「そんなことありません。会長が影でどれだけ頑張っていたかみんな知ってます。だから、ありがとうございます」

杏「あはは、なんか照れるな」

後日


そど子「え?」

杏「ん?どうかした?」

そど子「いや、その……私の名前」

杏「…………」

杏「ソウルネームじゃなかったんだっけ?」

そど子「違います!!!」

華「早速なのですが、プラウダ高校と練習試合をしてみることにしました」

沙織「へえ~、良いんじゃない?」

みほ「そうですね。実戦形式で練習できるのは重要です」

優花里「それにしても華殿は仕事が早いですね!」

麻子「ああ。随分と頼りになる」

華「うふふ、なんだか照れてしまいます」


プラウダとの練習試合当日


みほ「今日はよろしくお願いします!」ハグッ

カチューシャ「……ちょっと」

みほ「はい?」

カチューシャ「上から覆いかぶさるようにハグするなんて失礼じゃないの!?」

みほ「す、すみません」パッ

カチューシャ「ノンナ!肩車よ!」

ノンナ「はい。どうぞ」スッ

カチューシャ「よっと」ノボリノボリ

カチューシャ「じゃあ、このままミホーシャにハグするわよ」

ノンナ「分かりまし……えっ?」

みほ「えっ?」

カチューシャ「ミホーシャよりも高い目線でハグしたいのよ!」

ノンナ「……分かりました」スッ

みほ「ええ……?」

カチューシャ「もうちょっと近づきなさい。届かないわ」

ノンナ「はい」スッ

カチューシャ「あー!もう!全然、届かないわよ!」

カチューシャ「ノンナ!ミホーシャを抱き寄せなさい!」

ノンナ「……失礼します。みほさん」ダキッ

みほ「わわっ///」

カチューシャ「なに照れてるのよ。さっきもハグしてきたくせに」

みほ「こ、これはハグとはちょっと違いますよ!///」

カチューシャ「まあ、いいわ。これでやっと手が届くもの」ハグッ

みほ「(……もう何がなんだか分からないよ)」

カチューシャ「ふう。ありがとうノンナ。もういいわ」

ノンナ「はい」

カチューシャ「それと、私はミホーシャと話すことがあるから少しの間だけ向こうに行っててもらえるかしら?」

ノンナ「分かりました」


カチューシャ「大学選抜チームとの試合のとき私たちの舞台がピンチになって……、私はあのときノンナやクラーラ、みんなと一緒にやられるつもりで戦う気だったわ」

みほ「…………」

カチューシャ「結局はみんなのおかげで私だけ逃げたわけだけど」

みほ「あれは、どちらかと言えば私の作戦が……」

カチューシャ「違うの!そうじゃないわ。あの試合では誰も間違ったことをしてないと思ってるわ」

みほ「それじゃあ……?」

>>42 ミスです
取りあえず無視してください

カチューシャ「…………」

みほ「あの、話というのはなんでしょうか?」

カチューシャ「……あのね。私、ミホーシャに謝りたかったの」

みほ「え?」

カチューシャ「大学選抜チームとの試合のとき私たちの舞台がピンチになって……、私はあのときノンナやクラーラ、みんなと一緒にやられるつもりで戦う気だったわ」

みほ「…………」

カチューシャ「結局はみんなのおかげで私だけ逃げたわけだけど」

みほ「あれは、どちらかと言えば私の作戦が……」

カチューシャ「違うの!そうじゃないわ。あの試合では誰も間違ったことをしてないと思ってるわ」

みほ「それじゃあ……?」

カチューシャ「その……、戦車道大会の時……」

カチューシャ「私、あなたが黒森峰に居たときに仲間を助けに行ったことをバカにしたでしょ?」

みほ「…………」

カチューシャ「私のはあくまで試合的な危機的状況だったからノンナ達を置いていけたけど、もし命の危険がせまる状況だったら私もきっと……」

カチューシャ「だから、今では……その……」

みほ「……覚えてません」

カチューシャ「えっ?」

みほ「準決勝ではカチューシャさんと良い試合が出来て、そして仲良くなれた。それだけです」

カチューシャ「ありがとう」ボソッ

ノンナ「お話は終わりましたか?」

カチューシャ「ええ」

カチューシャ「それじゃ、そろそろ帰りましょうか。じゃあねミホーシャ!ピロシキ~」

ノンナ「それではみほさん、お別れのハグを。またお会いしましょう」ハグッ

みほ「はい。ノンナさんもお元気で」

カチューシャ「ちょっと!ズルいわよ!」

ノンナ「カチューシャはさっきしたじゃないですか」

カチューシャ「ノンナもしてたじゃない!」

ノンナ「ふふ、あれは抱き寄せただけ…でしょう?」

カチューシャ「む~!」

カチューシャ「もう!別に何度やったっていいでしょ!"お話は終わりましたか?”の所からやり直すわよ!」

ノンナ「はいはい」クスクス

みほ「あはは……」

次の更新は火曜日ぐらいになりそうです

華「継続高校からキャンプのお誘いが来ました」

沙織「わーい!……って『※一人に限る』?」

麻子「まあ、継続も大変なんだろう」

優花里「ある意味、これは指名ですね!」チラリ

みほ「……えっ、私!?」

沙織「他に居ないでしょ」

華「はい。よろしくお願いします」

みほ「いいの?」

麻子「もちろんだ」

みほ「ありがとう!」

沙織「いってらっしゃ~い!」

みほ「行ってきます!」

………………
………

アキ「ねえ、ミカはよく一人でいるけど寂しくないの」

ミカ「ふふ。それが自由ってことだからね」ポロローン

アキ「私には、よく分かんないな……」


アキ「あっ、みほさんが来たよ」

みほ「こんにちは。アキさん」ハグッ

アキ「わぁっ!なんだか嬉しいな」ハグハグ

みほ「ミカさんも」ハグッ

ミカ「この挨拶に意味があるとは思わないけど、今はみほさんに倣おう」ハグハグ

アキ「もう!またそんなこと言って」

アキ「今日は止まっていくんでしょ?」

みほ「うん。テントなんて久しぶりだなあ」

ミカ「…………」ポローン

アキ「あれ?ミカ、どうしたの?」

ミカ「今日は私もこっちで寝よう」

みほ「わあ!にぎやかになりますね!」

アキ「でも、ミカってそういうの嫌いじゃなかったっけ?」

みほ「そうなんですか?」

ミカ「今日の風は少し冷たいからね。たまには身を寄せ合うのも良いものさ」ポロロン

アキ「もしかして、ハグして人肌が恋しくなっちゃったんだ?」

ミカ「そうかもね」ポロロン

アキ「ミカってホント表情に出さないよね。何考えてるか読めないよ」

ミカ「ふふ」ポロローン

みほ「何にしてもみんなで寝られて嬉しいです!」

………………
………

ミカ「私はハジでいいよ。主賓はみほさんだからね」

みほ「いえ、ミカさんが真ん中でお願いします」

アキ「そうそう、逃げちゃわないように囲んどかないと」

ミカ「そんなに言うならそうしよう。意味があるとは思えないけれどね」

アキ「そんなことないよー。こうやってみんなでくっつけば暖かいし」ハグッ

みほ「流石に夜は冷えますね……。私も」ハグッ

ミカ「…………」ピクッ

アキ「あっ、今ちょっと動揺したでしょ?」

ミカ「さあ」

アキ「あれ?すぐに戻っちゃった。まあいっか今晩中こうして観察できるし」ジー

ミカ「ちょっと寝返りをうたせてもらえるかな」クルッ

みほ「もしかして、今すこし照れてました?」ジー

ミカ「……まさか」

ミカ「私はうつ伏せで寝ようかな。いつものクセなんだ」

アキ「させないんだから」ガシッ

みほ「もっとミカさんのこと教えてください」ガシッ

ミカ「…………」

………………
………


数日後 大洗

みほ「え?お姉ちゃんが大洗に来てるの?」

華「はい。なんでも他校のみなさんとハグして回ってるという噂を聞いて駆けつけたとか」

沙織「心配なんじゃない?」

みほ「そうなのかな……。じゃあ、お姉ちゃんにはハグしない方が……」

沙織「逆だって!こんな時こそハグで気持ちを伝えないと!」

みほ「う、うん」

みほ「お姉ちゃん!」ハグッ

まほ「みほ……」

沙織「あれ?みぽりんのお姉さん、なんかしんみりしてるね」

麻子「何か思うところがあるのかもな」

みほ「お姉ちゃん?」

まほ「あ、ああ。すまない、ちょっと昔を思い出してた」

みほ「昔って?」

まほ「ちっちゃい頃のみほはよくこうして抱きついてきたり、元気に飛び跳ねてたなと思ってな」

沙織「へ~!へええ~」

優花里「みほ殿の子供時代ですか……。なんだか想像できませんね」

華「はい。なんだか小学生の頃から学校とか救ってそうです」

麻子「そんなわけないだろ……」

まほ「昔はよく私の方が泣かされていたよ」

みほ「ちょっと、お姉ちゃん!恥ずかしいから!」

………………
………

まほ「でも良かったよ。安心した」

みほ「え?」

まほ「ずっと心配だったんだ。黒森峰に入ってからドンドン大人しくなっていったから」

みほ「……うん」

まほ「大洗でのお前は突拍子もないことをしたりもするけど、そんな姿を見てると不思議と嬉しくなる」

みほ「……それは誉めてくれてるの?」

まほ「まさか!大学選抜チームの最後なんて不安で仕方なかったんだぞ?ワンパクに戻ったのはいいが、心配事も増えたよ」

みほ「あはは……」

沙織「あれをワンパクですませちゃうんだ……」

優花里「ある意味、西住流らしい言葉ですけどね」

………………
………


沙織「いや~、ハグして仲良し大作戦は大成功だね!」

みほ「うん!」

沙織「お昼ご飯誘ったらワタワタしてたみぽりんが懐かしいよ」

みほ「あはは……」

沙織「でもね、無理しなくたっていいんだよ」

みほ「え?」

沙織「みぽりんは頑張り屋さんだから苦手なことでもチャレンジするけど、嫌なことは嫌って言っていいんだからね?」

沙織「ハグなんかしなくっても、みぽりんの気持ちは伝わるから」

みほ「沙織さん……。うん、ありがとう」

みほ「でも、嫌じゃないよ。ちょっと勇気は必要だったけど」

沙織「そっか」

みほ「……あのね」

沙織「?」

みほ「沙織さんに聞いてもらいたいことがあるの」

沙織「良いよ!な~んでも話して!」

みほ「うん」

みほ「私は去年、黒森峰の敗退のきっかけを作って、それで多くの人を傷つけた」

みほ「私が戦車道をやると、みんなを不幸にしちゃうんじゃないかって思って……それで戦車道を避けて転校をして……」

みほ「だから、もし友達が出来なくても仕方ないのかな……なんて思ってた」

みほ「そんな時に沙織さんが声をかけてくれて、嬉しかった」

沙織「みぽりん……」

みほ「ありがとう沙織さん」ハグッ

みほ「私、沙織さんが大好きだよ!」

沙織「うん!私もっ!」ニコッ

おまけ

梓「みほ先輩!おはようございます!」

みほ「おはよう」

梓「…………?」

みほ「?」

桂利奈「ハグしてくれないんですかっ?」

みほ「え?だけど、さっき通学路でも……」

優季「みほ先輩とハグした~い」

あや「したいです!」

みほ「でも、あいさつの度にハグしてたら変じゃないかな?」

あゆみ「変じゃないです!むしろハグがあいさつの基本です!」

梓「そうです!」

みほ「う、うん」

紗希「…………」ワクワク

みほ「……じゃあ」ハグッ

梓「あっ、紗希だけずるーい!私も!」ハグッ

あや「わーい」ハグッ

あゆみ「えいっ」ハグッ

桂利奈「とー!」ハグッ

優季「わたしも~」ハグッ

みほ「あ、暑い……」


沙織「みぽりん、朝からおしくらまんじゅうなんかしてどうしたの?」

みほ「え?これはね……」

華「ふふっ、楽しそうです」

麻子「……目が醒めそうでいいな」

優花里「ですね!それじゃあ、私たちも混ざりますか!」

沙織「ぱんつぁー・ふぉー!」

みほ「ええ~?」

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