モバP「パッションな昔馴染み」 (22)

書き溜めあり
スレタイ前に使ってないよね…?

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1474242147

コンコン

モバP「来たぞー。開けていいか?」

星輝子「う、うん…できるだけ…素早く、ね」

ガチャッ

モバP「おはよう。と、今度は何てキノコだ?」

輝子「シ、シノイトモシビタケ…暗いところだと光るんだ…」

モバP「だからって休日の朝からカーテン締め切ってるのはやめなさい」

輝子「フヒ…Pがそういうなら…」

モバP「そんじゃ電気つけるからな」

輝子「は、はい…」

モバP「おおう…少し来てなかったうちにまた荒れてる…」

輝子「Pが最近こなかったから…またトモダチが増えてきて…」

モバP「ずっと面倒見てられるわけじゃないからな? て、座る場所も無いぞ」

輝子「私もずっとベッドの上で生活してるし…」

モバP「キノコもまとめて大掃除した方がいいかな」

輝子「そ、それは勘弁して…」

モバP「それで何か話があったんだよね?」

輝子「フヒ…そう、こ、このイベントに行きたくて…」

モバP「キノコ万博? ああ、東京だから案内して欲しいってことか」

輝子「そ、そう。日帰りってわけにも行かないし…東京なんてリア充の街に、ひ、一人で行ったら…死ぬ…」

モバP「まあそのくらいなら良いけど…」

輝子「フヒッ…やった…」

モバP「というか…お前これに行くんだったら一緒に服買おう。なんかもう色々見えてるから」

輝子「べ、別に二人きりなら…気にしない…シンユウなら良いだろ…?」

モバP「良い訳ないだろ。というかここから東京まで行くにしても服いるよな。まともなのあるか?」

輝子「そ、そのくらいはあると…思う…」

モバP「そこは自信持って答えてほしかったな…」

輝子「ごめん…学校は制服だし他は外に出ないし…」

モバP「なんかごめん」

輝子「フヒヒ…ボッチだからねー…」

モバP「ボッチって言うけどさ。展示を二人で見に行くのはボッチじゃないと思うんだけど」

輝子「…フヒッ!? リ、リア充の仲間入りか…!」

モバP「多分ちょっと違うんじゃないか…?」

輝子「そ、そうなのか…やっぱり難しいな…」

モバP「…都会はリア充が多いから覚悟しておけよ。気を抜くとボッチなのが辛くなるぞ」

輝子「き、気をつける…」

~1週間後~

輝子「こ、これは確かにリア充の巣窟だ…どこを見てもカップル…」

モバP「本当だ。この中にはいたくないな…」

輝子「フヒヒ…ヒャッh」ガシッ

モバP「人混みで叫ぶなよ? お前ここで叫んだらシャレにならないからな?」

輝子「ご、ごめんなさい…」

モバP「俺たちボッチは慎ましやかに過ごさないとな…」

輝子「そ、そうだな…迷惑かけちゃダメだな…」

モバP「さて、それじゃあ先に服を買うぞ」

輝子「そんなに…洒落た店には行かないで…」

モバP「大丈夫。ここらへんの店は結構しってるから」

輝子「P、上京してから変わったな…」

モバP「まあ職業柄いつまでもコミュ障ってわけにもいかないからな…」

輝子「お、お疲れさん…フヒヒ…」

モバP「…うん…まだ知らない人と話すのは苦手だけどな…」

モバP「ここで良いかな。よし、入るぞ…入るぞ…」

輝子「うう…リア充の匂いがする…い、行くぞ…」

モバP「おお…女物の服ばかりだと居心地が悪いな」

輝子「ふひ…ち、違う…私も居心地悪いぞ…」

モバP「それなら安心…かな…?」

店員「いらっしゃいませ。何をお探しですか?」

輝子「フヒッ! …あ、あの、服…買いたい…です…」

店員「お連れ様も何かお探しでしょうか?」

モバP「い、いえ、こいつの服を探しにきただけなので…」

店員「こちらなどいかがでしょうか?」

輝子「え、と…よ、よく分からない…」

店員「ご試着していかれませんか?」

輝子「じゃ、じゃあ着てみ…ます…P、お願いだから…ついてきて」

モバP「いやいや、無理だって…ちょっと出てくるから」

輝子「お、おいていかないでぇ…」

店員「ではこちらへどうぞ」

輝子「フ、フヒ…ボッチノコー…」

モバP「あっ、あそこの人…」

モバP「あ、アイドルになれそう…向いてそうなんだけど…」

モバP「あの…アイドルに興味…ないです、よね。すみません」

「え、はい?」

モバP「な、なんでもないんです。失礼します!」

ーーーーーーーーー

モバP「……はぁ……」

モバP「輝子のところに戻るか…」

モバP「慌てて出てきちゃったよ…輝子には悪いことしたな…」

モバP「知り合いとなら話せるんだけどな…」

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira120114.jpg

輝子「フヒィ…何でさっき見捨てたの…」

モバP「ごめん、悪かった…お前本当に輝子か…?」

輝子「…どうかしたか…?」

モバP「いや、なんかいつもとかなり印象が変わってるからさ」

輝子「や、やっぱり…私には似合わない…か?」

モバP「いやいや、似合ってる似合ってる! 見違えたんだよ」

輝子「そ、そうなのか…?」

モバP「うん。ちょっとこれは…」

輝子「P、ど、どうかした?」

モバP「えっと、なあ、アイドルやらない?」

輝子「ア、アイドル…? こんな私に…?」

モバP「普段の格好だとちょっと、まあ…でも今のビジュアルはアイドル向きだと思うんだけどダメかな?」

輝子「Pがぷ、プロデューサーをやってるのは…知ってるけど…歌なんてメタルしかわからない…」

モバP「それはおいおい勉強すれば良いからさ」

輝子「じゃ、じゃあ…トモダチの頼みなら…やっても良いよ…?」

輝子「で、でも…まずはキノコを見てから…フヒ…」

モバP「ま、展示されるキノコは今日しか見られないからな」

輝子「明日詳しく…聞かせて?」

モバP「分かった。その…無理強いしてたらごめん」

輝子「だ、大丈夫…友達だから…恩返しもしたいし…」

輝子「い、いつもありがとう…」

ーーーーーーーーー

モバP「この子と輝子のユニット…ですか?」

ちひろ「はい。なのでこの子と顔合わせをお願いします」

モバP「い、行ってきます」

ちひろ「心配しなくても大丈夫ですよ?」

モバP「あっ、はい…じゃあ輝子もついてきて」

輝子「フヒィ!? …やっぱり行かなきゃダメ…?」

モバP「そりゃ…輝子が顔合わせしないと」

輝子「わ、分かった…置いていかないで…!」

モバP「こんにちは。お世話になる…モバPです…で、こちらが星輝子です」

輝子「ど、どうも…よろしく…フヒッ…」

森久保乃々「森久保…乃々です…よろしくお願いします…」

輝子「あ、あの…私とユニットなんて…」

乃々「いえ…森久保も…アイドルなんて向いてないので…辞めたいと思ってるほどで…」

輝子「フヒヒ…じ、じゃあ自信無いもの同士で…よ、よろしくね…」

乃々「辞められ無いんですね…よろしくお願いします…」

モバP「あの…二人とも机の下から出てきてくれないかな…?」

乃々「むぅーりぃー…」

輝子「しょ、初対面の人と面と向かって話すなんて…無理だぞ…」

モバP「あっ、そう…だよね」

モバP「今日もお疲れ様」

輝子「お、お疲れ…ユニットなんて…緊張する…」

モバP「そうだよなぁ…でも仲良くなれそうじゃないか?」

輝子「うん…私とに、似てる…よね」

モバP「友達にはなれそうか?」

輝子「うん…アイドルになってから…友達、増えたよ…フヒッ…」

モバP「それならよかった。アイドル…嫌じゃない、か?」

輝子「た、楽しいよ…Pと一緒なら怖くないから…」

輝子「わ、私を認めてくれる人がたくさんいて…嬉しいんだ…!」

終わりです
html依頼出してきます

次回は留美さん
ケイト書きたいからケイトPいたらダイマしてくださいお願いしますなんでもしますから

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom