【コンマ】八幡「人生とは選択の連続である」 (21)


《入学式前夜》


八幡「……明日から俺も高校生か」

八幡「思えば中学3年間…何一ついいこともなかったな」

八幡「高校に入れば、俺も何か変われるだろうか…」

八幡「……とりあえず明日に備えて寝てしまおう」



↓コンマ
偶数:ぐっすり眠れて早起きできた
奇数:緊張で眠れなくて寝坊した

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ほい


《入学式当日》


八幡「…やべっ、ちょっと早起きし過ぎちゃった」

八幡「まぁいっか。行ってきます!」

小町「んぅ……お兄ちゃん、どうしたの?」




八幡(うはー。こんな時間に外歩いたことないから知らなかったけど)

八幡(早朝の誰もいない道って結構気分がいいな)

八幡(散歩してるおっさんとか犬とかはちらほら見るけど…)


女の子「サブレー!待ってよー!」

犬「きゃいんきゃいん」


八幡(あ、あの子可愛い)

八幡(早起きは三文の得っていうけど、割と的を射てるかもな)




トラック「」プァーーーーーー

八幡「!!!」

女の子「!!!」

犬「ハッハッハッハッ」

トラックじゃねぇリムジンだ俺の馬鹿

八幡(このままだとあの犬は轢かれる……!)

八幡(ヤバい、体が勝手に…!)

八幡(でも今出たら俺だって無事では済まない!)

八幡(クソッ!どうする…!)



コンマ↓1
偶数:どうとにでもなれ
奇数:止まれ俺の右脚!!!

八幡「知るかぁぁぁぁぁっ!!!」



女の子「!?」

運転手「!?」


キキーーーーッ ドンッ!!!

キャァァァァァーーー!!!!オトコノコガァァァーーー!!!!



八幡(俺は全治1ヶ月の怪我を負った)

八幡(期待していた高校生活は初日から病院のベッドで過ごすこととなり)

八幡(その瞬間、俺のぼっち街道は約束されたようなものだった)


八幡(俺の治療費については、俺を轢いてしまった運転手の人が払ってくれたようだ)

八幡(俺が助けた犬のことや、その飼い主であるあの女の子のことについては、よく知らない)



八幡(怪我が治り、一ヶ月遅れで学校の門をくぐった時、すでにクラスメイトたちは自分たちのグループを形成していた)

八幡(そこから、約一年が経過する)



平塚「さて、もうすぐ二年生に進級する君らだが、この一年、この高校で、このクラスで過ごして、いろいろな成功や失敗を経験してきたと思う」

八幡(ほぼ失敗しかしてませんけどなにか)

平塚「一年国語科の最後の課題として、一つ自由作文を提出してもらう。題は『高校生活を振り返って』だ」

八幡(結構限定されてんじゃねぇか。自由はどこにあるんですかね…)

平塚「まぁ書きにくいとは思うが、私がさっき言ったように君たちはこの一年で随分とたくさんの経験を積んでいる。そこから得た思いや考えを書いてくれればそれでいい。内申にも関わってくる。ちゃんと真面目に取り組むように」チラ

八幡(…なんでこっち見るんですかね)




八幡「高校生活を振り返って、ねぇ」

八幡「正直な話振り返ったところで、何もないんだよな…」

八幡「この生活で得たものといえば、せいぜいリア充どもへの怒りくらいか…」


↓1コンマ
偶数:じゃ、それについて書いてやろう。
奇数:面倒になるのも嫌だし、適当なこと書いておくかな

ほあ

かめはめ波!

八幡「……やめだ。ただでさえなぜか目ぇ付けられてるのに、目立つようなことしたら今度こそどうなるかわかんねぇ」

八幡「適当に書いておくか。『高校に上がって授業のレベルが上がり、自身のスキルアップに繋がるリスキームをコンセンシティブしてシナジー効果を…』」





平塚「……おい、なんだこの作文は」

八幡「なぜなのか」

八幡「何って……『高校生活を振り返って』というテーマの自由作文ですが」

平塚「そうだな。それでなぜ君は怪文書を書いてきているんだ?もしかして馬鹿なのか?」

八幡「怪文書って…」

八幡(あまりにも適当すぎたか…?)

平塚「作文は書き直せ。こんなもの認められるわけがないだろう」

八幡「はぁ…」

平塚「それだけだ。帰っていいぞ」

八幡「わかりました….」

八幡(書き直しとか面倒くさいことになった。これなら最初から正直に生きてた方が楽だったか?)

八幡(まぁ正直に書いたら書いたで面倒なことになってた気もするけどな…)

八幡(再提出とは言われたが)

八幡(同じ内容をわかりやすく書き直せばいいか)

正直間違ってない選択だと俺は思う
明らかにあの2人は身勝手なんだよな
八幡自身が理想を押し付けていたって原作のどこかで発言したはずだったが、またあの2人も
勝手な理想を八幡に押し付けて、失望して、無責任な言葉を投げかけてるんだよな
ここまで一緒に活動して、八幡の依頼に対するスタンス解決ではなく解消を見てきてまだ
気付けないのかと思った
それも仕方の無い事なんだろうけど
雪ノ下はきっと勧善懲悪主義なんだろうな
グレーを消して許せず万物に対する悪と正義を主観で決めて常に自分は正義であろうと、正義で
なくてはならないと思い込み愚直に走り続けてる気がする
だからこそ八幡の問題時代を有耶無耶にして無かった事にする、言わばグレーを許せないんだろうな
自分が嫌われ役を買って出て悪を被ってまで物事を解消するそのスタンスが、明確な悪が、敵が存在
するのにその全てを有耶無耶にして自分が悪になって物事を終わらせるのが許せないんだろうな
人として一番正解で、人類がみな雪ノ下のような思いなら決して間違いは起こらないがそんな事が有り得ない
ということから目をそらし、あまつさえ自分が人類を人事変えるという理想しか見えていない
まるで子供だ
年端もいかない、戦隊ヒーローを見て興奮する子供のようだ
由比ヶ浜に対してはもう恋に恋する愚かな少女としか言えない
飼い犬を助けてくれたヒーローに己のヒーロー像、理想を押し付けて勝手に失望する
正直な所今まで奉仕部で解決した依頼に2人が使えたところなんて一つもないのにも関わらず、そのことに
気付けずさも自分たちが正義だと言わんばかりの2人は本当に愚かだ
憐憫の情すら覚える
平塚先生は雪ノ下と八幡を組ませてそこに中和剤で由比ヶ浜を加えればプラマイゼロくらいになると踏んで
組ませたんだろうと勝手に思ってるけど残念ながらプラスにマイナスかけてもマイナスなんだなこれが
そして葉山はクソ
はっきりわかんだね
さてさて
はたして八幡が抜けた奉仕部はどうなるのか
ドキがムネムネするぜ

渋の千葉最強喧嘩師比企谷八幡面白いからみんな読んでね

原作からの分岐で、修学旅行が終わった翌日からの話になります。

地の文が多いかもしれません。

初心者ですので、誤字脱字などがあれば感想にてご指摘頂ければ幸いです。

タグのアンチ・ヘイトなどは一応、予防線として入れてます。

https://novel.syosetu.org/97847/

フラグが息してない…

ぜひとも続きをください!!!!
お待ちしてました!!&続きを全裸待機!!

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アンチヘイトにしていく予定。
ちなみに初投稿です。
至らぬ点があると思いますが好きなように書いていくのでよろしくお願いします。
あ、コメントは見るかわからないので書きたい人は書いていく感じでお願いします。
時系列は文化祭後からで。
良かったら評価とコメントお願いします。

http://touch.pixiv.net/novel/show.php?id=7236224&uarea=tag

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