巫女「私の体を捧げます」女神「では、いただくとしよう」 (24)

 暗い部屋。
 そこは石の壁が四方を覆っており、その空間にいるものを息苦しく思わせる。

巫女「女神様、現れください」

 その空間に、凛とした鈴のような声が響いた。
 直後、学校の机程の大きさをした台の上に、赤い焔が灯った。

 焔はごうごうと盛りを上げて燃え上がり、人一人覆えるかといった大きさまで膨らむと、静かに弾けた。

女神「――ワレを呼ぶは、そちか?」

 力強く透き通るような絹声。
 弾けた焔の中から、一人の女性の姿が現れた。

 巫女はその姿を認めると、

巫女「はい……」

 緊張した面持ちでそう言った。

女神「そう畏まらんでも良い。……久しぶりの客人だ、話ぐらいは聞こう」

 女神は台の上に腰掛け、悠然と巫女を見下ろす。

巫女「……叶えてほしい願いがあります」

女神「そうだろうな。ワレの前に巫女が現れるということは、そう言うことだ」

女神「どれ、そちの顔を見てみるかね」

 パチンと小気味良い音が、狭い空間の中、響いた。
 女神が指を鳴らしたのだ。

 そうすると、部屋の四隅に火が灯った。

 そして、火によって明かされる女神の容貌。

巫女「――――」

 巫女は言葉を失った。
 女神がこの世のものとは思えないほど綺麗だったのだ。

 宝石のような黒い髪。透き通った白い肌。人形を思わせる整った顔立ち。
 言葉にできないとはこのことか。

 思わず、見とれていると――

女神「ふむ、顔は及第点だな」

 女神は、そう呟いた。

女神「どれ、そちの願いを言ってみるといい」

巫女「はい?」

女神「そちの願いを叶えてやると言ったんだ」


 こんなに簡単に女神が願いを聞いてくれるとは、思ってもみなかった巫女は、驚き、けれどもすぐに気を取りなおすと、女神に向かって、

巫女「村の稲を食らう虫を、全て駆除していただきたいのです」

 村のみんなの願いを口にした。


女神「そんなことか……。良いぞ、引き受けた」

巫女「本当ですか!?」

女神「本当だから、そんなに身を乗り出すな、はしたない」

女神「……だが、その無垢さも良い……ますます気に入った」

 さて、

女神「ワレに願いを叶えてもらうには、対価がいる」

女神「そのことは、知っておろう?」

巫女「はい……」


 巫女は気を引き締めると、次いで地面に正座した。

 そして、手を地面についた。

巫女「女神様――」

 言いながら、頭を地面におろした。

巫女「私の体を捧げます」

 土下座をさらした巫女を見て、嗜虐心が刺激された女神は、口角をつりあげた。

女神「では、いただくとしよう」

 舌舐めずりを一つ。視界に映すのは、自身に献上された巫女一人。

女神「顔を上げろ」

巫女「はい」

 言われ、顔を上げる巫女。

巫女「ええぇっっ!!!」

 次の瞬間には、すっとんきょうな声を上げた。

女神「五月蝿いぞ。大声を出すな。響くんだよ!」

巫女「でも、でも……なんで、裸になってるんですか」


 巫女が頓狂な声をあげたのは、いきなり女神が一糸纏わぬ裸になっていたからだった。

女神「なんでって……そりゃするからだろ」

巫女「えっ……えっ……!?」

女神「そちが自分で言ったのではないか、体を――操を捧げると」

巫女「そういう……?! 私は命を捧げるという意味で」

女神「要らんわ! 命など何に使うんだ。死神にでも食わせとけ」

 女神は溜め息をついた。
 まさか、その毛のないやつを献上されたのかと。
 その毛のないやつを調教するのも好きだが、今回はそういう気分じゃなかった。

巫女「あ、あの……」

女神「なに……――なにっ!?」

巫女「そういうことするのなら、服を脱いだ方が良いですよね……?」

 今度は驚くのは女神のほうだった。
 巫女は、かけ襟をはだけさせ、二つの乳房を露出させていた。

女神「いやいや、巫女服は着たままでいろ」

女神「しかしなかなかにどうして……ひょっとして、そちはその手の口か」

巫女「……手? ……口?」

女神「女好きの売女かと聞いている」

巫女「そ、そんなわけないじゃないですか!」

 巫女は顔を赤くして、否定した。

女神「じゃあなんで……」

巫女「こうしないと、願いを聞いてもらえないと思ったから……」

巫女「害虫がいなくならないと、村のみんなが困る……」

 その答えを聞いて、女神は深く感動した。
 なんと綺麗な自己犠牲の精神か。

女神「ほう……ということは、願いを聞いてもらうためなら、なんでもするんだな?」

巫女「はい、私にできることならなんでも」


 女神は、巫女に向かってにこりと笑いかけた。


 女神は巫女の精神性に深く感動したが、


女神「じゃあ――」

 捧げられたものは、捧げられたものだ。


女神「ワレの足を舐めろ」


 女神は、未だ正座している巫女の顔の前に、足をつきだした。

巫女「え――?」

 言われたことがうまく飲み込めず、固まる巫女。

女神「足に、舌を這わすんだ」


 女神はだんだんと足の裏を近づける。

 やっと言葉の意味を理解した巫女は、おそるおそる舌先を付きだし、親指の付け根を舐めた。


女神「――――あはっ」

 ゾクゾクとした刺激が背筋をかける。

巫女「ん……ちゅ――レロ」

 たどたどしく舌を這わす巫女。
 そのさまを、微笑ましく思った女神は、

女神「んふふ♪」

巫女「んっ!?」

 心底愉快そうに、巫女に足を押し付けた。

 巫女は驚いたものの、それでも懸命に足を舐めあげる。

巫女「はぁ……れろぉ、むふぅ」

 息苦しくも、女神に満足してもらおうと、一生懸命に奉仕する。

 女神は、足に感じるこそばゆさに満足しながら、加虐に濁った目で見下ろしている。

女神「次は、指をしゃぶって」

巫女「っふぅ……はい――」

 巫女は言われた通りに、親指を口に含んだ。

 しゃぶったそれを、丁寧に舐め上げる。
 甘噛みし、爪と肉との間をチロチロと舐める。

 上目遣いで女神の事を見て、彼女が満足そうに笑っているのを認めると、自分のやっていることに間違いは無かったと嬉しくなった。

女神「じゃあ、それを全部の指にやってもらいましょうか」

巫女「ふぁい」


 巫女はただただ順応に頷いた。

 全ての指を舐め終わり――


女神「じゃあ、次はここを舐めてもらおうかの」


 女神は改めて、台の上に座ると、女性器が見えるように、自分の足を開いた。

巫女「はい……」

 巫女は、半ば火に集まる羽虫のように、ふらふらとした足取りで、女神の足と足との間に収まった。

 毛の一切生えてない恥丘を前にして、巫女は戸惑っている素振りを見せたが、ついには意を決したのか、女神の蜜壺に唇で触れた。


 巫女は大陰唇をついばんだり、吸い付いたりして、一生懸命に奉仕する。

女神「あっ、よいぞ……んふっ……」

 女神の甘い声を聞き、嬉しくなった巫女はより一層愛撫を激しくした。

 そうしていくと、次第に花が綻んだ。

 メスの匂いが強くなる。
 溢れでる蜜も、増えた。


 女神のメスの蜜で顔を汚しながら、びらびらしている小陰唇を唇ではむ。

 その度に、

女神「あっ、ん……きもち……くふぅ――ひうっ!」

 女神は見てるこちらが気持ち良くなるくらい、反応した。

女神「んぁ……なあ、っ……少し遊びをしようぞ?」

巫女「――――?」

 巫女は蜜壺に顔を埋めたまま、女神の言葉を待つ。

女神「簡単なゲームだ――こういう、な!」

巫女「ふぇ……ひゃ!」

 巫女は驚きの声を上げる。
 自身の尻が誰かに撫でられたのだ。

 驚いて、後ろを振り返ると――

ロリ女神「」

 女神そっくりの少女がいた。
 けれど厳密に言えば違う。見た目が幼いのだ。


女神「これからワレの分身がそちの事をせめる」

女神「その間もそちはワレの事を慰めよ」

女神「そして、そちとワレ、先に達したほうにバツゲームを受ける」

巫女「分かりました。拒否権は無いのでしょう」

女神「当たり前だろ」

 巫女は、陰蜜と自身の唾で濡れた女神の肉壺に口づけをする。

 それと同時に、ロリ女神も緋色の袴の中に潜り込んだ。

巫女「ん……」

 ロリ女神の小さな手が、秘裂をなぞるように刺激してくる。
 こそばゆさに、吐息を洩らした。

 それでも、女神への口撫を止めはしない。
 こちらも指を蜜の溢れる肉穴に沿わせた。

 そして、そこにゆっくり沈みこませた。

女神「あっ、はっ……んん……」

 既にしっかりと濡れていた肉穴は、抵抗なく巫女の指を受け入れる。
 次第に巫女の指は、奥の方へと飲み込まれていって……

巫女「んひっ――?!」

 巫女の指が納まるのと同時に、下半身から甘い電流が走った。

ロリ女神「――」

 ロリ女神に舐められたのだ、乙女の場所を。

巫女(う、うまい……)

巫女「ん……ひゃあっあん……ぅう、――ああぁ」

 ロリ女神は巧みに舌を動かし、巫女を蹂躙する。

巫女(私より見た目小さい子に、気持ちよくされちゃってる……!!)

 腰が抜けそうになりながらも、巫女は女神への愛撫を再開した。

 指を出し入れし、女神が感じるところを探る。
 そのさい、ぐちょりぐちょりと淫らな水音で、蜜壺が啼く。

女神「はぁ――はぁ――」

 女神はせつなげに荒く息をしている。
 感じて入るのだろう。

巫女「ん――あっあんあ――っ」

 我慢できない快楽にあえぎ声を洩らしながら、指の腹で上の方を刺激した。

女神「くっ――ふぁ……っあ――」

 ともすれば呻いているようにも聞こえる声で、女神は啼いた。

巫女(ここが――)

 巫女は、女神が感じたところを執拗に刺激する。

女神「あああぁっ、そこっきもち――ああ――――っ!!」

巫女(これなら――)

 勝てそう。そう思ったとき――

巫女「ひゃあああっっ――――!!!」

 これまで一番の快楽が巫女を襲った。

ロリ女神「――――」

 ロリ女神からの攻めですっかり花綻んだ巫女の蜜壺、その花芯――クリトリスに少女が吸い付いたのだ。

 性感を得るためだけの器官にロリ女神は執拗に吸い付く。
 
巫女「あっ――ああん、きもちいぃ――きゅるのぉ、ぴりって……ぴりってぇっっッ!!!!!」

女神「あっあっあっ……んあ、もう、そろそろ……」


 狭い部屋に切羽詰まった女性二人の嬌声がこだまする。

 お互いの耳があえぎ声で犯され、快楽の波が押し寄せようとする。


女神「……っもう……」

 女神がイキそうになった時――

巫女「え――?」


ロリ女神2「――」

ロリ女神3「――」

 突然現れたロリ女神たちが、巫女の襦袢を強引に開くと、乳首に吸い付いた。

巫女「んひっ――!?」

 現れたのは二体だけじゃない。

ロリ女神4「――」

ロリ女神5「――」

ロリ女神6「――」

 ついで現れたロリ女神たちは、巫女の太ももを撫で、尻を揉み、耳を舐めと色々と刺激した。

 その結果――

巫女「あ、ああっ――あああぁぁぁぁっっッ――――!!!!!!!!!」

 女神より先に絶頂を迎えた。

女神「ん、ぁぁあああっ――」

 その後、遅れて女神も絶頂した。
 あふれでる快楽から、腰をびくんびくんと踊らせ、絶頂する。


女神「はぁはぁ……」

 腰の痙攣が落ち着いたところで、巫女を見た。

巫女「ひぃ……ひぃ……」

 息を切らして、地面にねっころがっている。
 腰を未だにひくつかせ、焦点のあっていない目で天井を見ていた。

 女神は、巫女の視線に入るよう移動すると、にこりと笑って、

女神「バツゲーム、決定ね」

 そう言った。

 巫女はただ黙って頷いた。

ロリ女神「ん――ぁ――――」

ロリ女神2「――ぁ――ぁ」

ロリ女神3「――――っ」

ロリ女神4「ぅんぁ……――」

ロリ女神5「ぁ――ぁ――ぁ――」


巫女「ん――くふぅ――」


 半裸になった巫女は地べたに仰向けになりながら、女神のおもちゃにされていた。

 顔、右手、左手、右足、左足。それぞれでいじくったり、擦り付けられたりしながら、ロリ女神を悦ばせる。

 女神はというと、

女神「はぁはぁ――んぁ――」

 巫女の女性器に、自身のをうちつけていた。

巫女「――――」

 左手の指が締め付けられる。ロリ女神2が達したのだ。
 顔はすでに二度ほど絶頂したロリ女神の淫液で汚されている。
 両足は、ロリ女神4、5が何度も上下に擦り付けているので、淫液で光沢をはなっている。


 そして、女神自身も本日何度目かの絶頂を向かえた。

女神「ん――ぁああん――――!!」


 女神は巫女の上で腰を踊らせると同時に、潮を噴いた。

 巫女の体は、女神の潮で汚された。

 落ち着いた女神は、そのさまを見て、思いついたのか、ロリ女神に――


女神「ロリ女神、巫女の上でおしっこしてみて」

 そう言った。

 巫女は、驚き何か言おうとしたが、ロリ女神はヴァギナで口を押さえつけ、そして、本体に言われた通り――

ロリ女神「……んっ――――」

巫女「んんんんっ――!」

 勢いのよい水音。
 黄金色の聖水が、巫女の顔を蹂躙する。
 聖水は、鼻や口、その中、そして髪にかかる。

 汚されていく巫女。

 その姿を見て、女神は口がにやけるのを我慢できなかった。

女神「ロリ女神2と3は、立ち上がって、胴体にかけてあげましょう」

 言われた通り、巫女の手から離れて、彼女の両脇に立つロリ女神2、3。

 そして、

ロリ女神2「ぁ――」

ロリ女神3「――」

 日本の黄金のアーチのかかった。

 メイド服の白衣が、尿を吸って黄金に色づく。

ロリ女神4「」

ロリ女神5「」

 もはや、言わなくても何をすればいいのか分かっているのか、残りのロリ女神も巫女の下半身に向けて、聖水を撒き散らした。

 全身を女神の尿に汚される。

 アンモニアの臭いが鼻をつんと刺激する。

巫女「――――」

 巫女はおしっこにまみれて、呆然と天を見上げた。

女神「汚れたな。どういう気分だ?」

巫女「……どういうって?」

巫女「少なくともいい気分ではないよ」

女神「本当か?」

巫女「え?」

女神「ワレには、悦んでいるように見える」

巫女「そんなわけ……」

女神「そち、さっきから笑顔だぞ」

巫女「え?」

 巫女は口元に手を当てる。
 口端が上がっていた。笑っているのだ。

巫女「なんで……?」

女神「被虐趣味の変態だっただけだろ」

巫女「私が、変態?」

女神「ああ、そうさ。じゃなかったら、ワレの足をあんなにノリノリで舐めるわけがないだろうて」

巫女「でも……」

 自身が変態だと、認めがたい巫女。

 そんな彼女に、女神は、

女神「おい、ロリ女神6、巫女におしっこを飲ませてやってくれ」

巫女「えっ?」

ロリ女神6「――」

 ロリ女神6は、下半身を巫女の前にさらす。

女神「そちよ、もし飲みたくなかったら、そこからどけ」

女神「自身を変態だと認めるのなら、飲め。別にそれを飲まないからといって、願いを叶えないということはしない」

女神「単純にそちが飲みたいかどうかだ」

巫女「でも……」

女神「そちを汚した液体だぞ」

巫女「……――――」

女神「そちをそんな臭いにして、巫女服を汚して、そち自身も汚した液体ぞ」

巫女「――――」

女神「……ロリ女神6、やれ」

 ロリ女神6は、尿を放出しはじめた。

 巫女は、その場から動かず、尿を口で受け止めた。

 ロリ女神6が放尿を終えると、ごくりと巫女は口内に溜まったものを飲み込んだ。

女神「よう、目覚めた感想はどうだ、巫女――いや変態」

巫女「さいっ、こぉ――」

 そう言うと、巫女はその場で倒れた。
 尿の水溜まりに、沈む。

女神「おっと……」

 女神は、汚れるのを構わずそんな巫女を抱えあげると、呼吸をしていることに安堵した。
 トばしすぎたという自覚はあった。

女神「しかしなかなか、すごい子を献上されたな……」

 ここまでマゾ気質のある変態は、今まで見たことがなかった。

女神「ロリ女神、この子の介抱を頼むよ」

ロリ女神「――――」

女神「ああ、もちろん人間には返さない。こんな逸材、人間には勿体ない」

 女神は、いとおしそうに巫女の頭を撫でた。
 当の巫女は安らかに眠っている。



女神「じゃあ、残ったロリ女神は、一緒に虫退治に行くよ」

女神「対価をしっかり貰ったんだ、願いを叶えなくっちゃね」


 女神が指を一つ鳴らすと、その空間を照らしていた日が消え失せ、そして、そこには最初から誰も居なかったように、学校の机程の台しか無くなった。

おわり

誤字。
»17 誤、日本の黄金のアーチのかかった。
   正、二本の黄金のアーチがかかった。

»19 誤、その空間を照らしていた日が消え失せ
   正、その空間を照らしていた火が消え失せ

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