フレデリカ「慰安旅行ごっこ」 (22)
・これはモバマスssです
・キャラ崩壊があります
・書き溜めはありませんが、2日以内には終わらせたい
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杏「…雨で電車運休、ね」
杏「なんでこんなタイミングで台風がくるんだろ…」
杏「いや、別に怒ってないよ?」
杏「天気はいくらプロデューサーでもどーしようもないし」
杏「急いでバス取れたおかげで箱根まで行けるんだし」
杏「温泉でのんびり出来るんなら、杏は文句言わないよ」
杏「…うん。のんびり出来るんなら、ね」
フレデリカ「ふーんふーん、杏ちゃん。外の景色凄いよー、雨で全然見えないけど」
文香「…」
フレデリカ「だいじょーぶ?文香ちゃん。蚊に刺された?」
文香「…あまり、乗り物には強くないので…」
フレデリカ「風強くてバス揺れるもんねー。よし、代わりにこないだ買ったキャンディをあげよー」
杏「なら本読むのやめればいいと思うんだ」
文香「………?!」
杏「いや、そんな驚いた顔されても…多分それが原因だからね?」
杏「はぁ…何時もの3人でって言われたから油断してたよ…」
フレデリカ「いぇーい!アタシ達いつメンだよ!」
文香「い、いぇーい…」
杏「恥ずかしいならやらなければいいのに」
文香「ふぅ…既に疲れました…」
杏「それ杏の台詞なんだけど」
フレデリカ「よし、みんなでワイパーごっこしよー!」
杏「やめてあげて、文香ちゃん吐いちゃう」
杏「あとほんとに、文香ちゃん一回本離そうか」
文香「…もう少し、文学的に言って頂かないと…」
杏「えー…地の民に創造されし冥なる綴りを胸に、されど其方は虚空へと羽撃かせよ」
文香「…仕方…ありませんね…」
杏「普段、プロデューサーってこんな気持ちで杏に注意してたのかな…」
フレデリカ「わぁお、杏ちゃんって熊本出身なの?」
杏「凍える大地の…違う違う、北海道だよ」
文香「…ところで、プロデューサーさんは…」
フレデリカ「仕事の疲れで後ろで倒れてるよー」
杏「一応プロデューサーも休みもらってるらしいしね。一緒に行動はできないけど困った事があったら呼べってさ」
フレデリカ「アイドルだもんねー、アタシ達」
杏「おぉう…フレデリカちゃんの口からそんな言葉が…」
文香「あら…私の持ってきた和菓子は…」
杏「本読みながら全部食べ切ってたよ」
文香「そんな…次のサービスエリアで買い足さなければ…」
杏「え、あんなに食べてて?」
フレデリカ「文香ちゃんはダンスやってるからねー」
杏「杏も一応やってるんだけどな…」
杏「それにしても、あと一時間くらいあるんだよね…」
フレデリカ「一時間あれば箱根まで行けちゃうねー」
杏「何そのレモン一個分みたいなやつは」
文香「でしたら…三人で、本を読むと言うのは…」
杏「酔うよ?」
フレデリカ「アタシ様の美声に酔いな!」
杏「…暇はしなさそうだね。疲れもどーせ温泉で癒せるしいいかな」
フレデリカ「あっ、トランプあるよー」
杏「お、定番だね」
フレデリカ「麻雀でもやろっか!」
杏「まるで意味がわかんないよ…」
フレデリカ「じゃあ猫に関する物しりとりしよー」
杏「唐突だなぁ…り、からね。うーん…旅行会社?」
文香「…あり、なのでしょうか…」
杏「だって他に思いつかないんだから。はい、文香ちゃん」
文香「しゃ、ですか…シャケで…」
フレデリカ「タマネギ!」
杏「ゲームのルール忘れてない?」
文香「そうですよ、フレデリカさん…猫はタマネギを食べられません」
フレデリカ「えー、でも前みくちゃんは食べてたよ?」
文香「…確かに、ハンバーグにはタマネギが使われていますね…」
フレデリカ「じゃあ次のゲームはねー…」
杏「…普通にトランプしない?大富豪あたりの三人でも長く遊べるやつ」
文香「…負けませんよ?」
杏「やめとこっか、嫌な過去を思い出したし」
フレデリカ「ウノもあるよー」
杏「じゃあそれでいこうか。プロデューサーは…寝てるか」
フレデリカ「よーし、フレちゃん勝っちゃうぞ!」
フレデリカ「はい、あっがりー」
杏「…杏もあがりかな」
文香「…」
杏「…そろそろ一回やめない?結構やってる気がするんだけ
文香「もう一戦、お願いします」
杏「ほ、ほら。同じゲームばっかりやってると運勢が固定されちゃ
文香「もう一戦、お願いします」
フレデリカ「みてみてー、ウノタワー」
文香「もう一戦、お願いします」
杏「…やろっか」
杏「ウノ」
フレデリカ「ほい、あっがりー」
文香「…出せないので、引きます…」
杏(杏も上がれるけど…ここは)
杏「杏も出せないかなー。一枚引くよ」
文香「…杏さん。そう言う気遣いは無用ですから」
杏「ほ、ほんとに上がれなかったんだって」
文香「フレデリカさんの手札が一枚で、私が出せない色で手札を一枚にしたのに…ですか?」
杏「…そんな時もあるって」
文香「もう一戦、いきましょうか」
フレデリカ「いえーい、いっちばんのりー」
杏「…ドロ4」
文香「……………」
杏「何も無ければ、杏も上がりかな…」
文香「…」
杏「もーそろそろ着くし、続きは今度に
文香「今夜で」
フレデリカ「今晩は!」
杏「…後少し、杏は寝てよーかな…」
フレデリカ「よーし、とーちゃく!」
文香「心地良い空気ですね…雨も、上がりましたし…」
杏「…生きた心地がしなかったかな」
フレデリカ「さーて、湖はどこかなー?」
文香「私は…本屋巡りでも…」
杏「温泉だから、その為の箱根だからね?」
フレデリカ「じゃじゃーん、変装用めがねー!」
文香「似合ってますね…私も、かけてみましょうか」
フレデリカ「わーお、偏差値たかそう!アタシが!」
杏「偏差値の低そうな発言だね」
フレデリカ「みてみてー、鏡に美人な金髪美少女が映ってるよー」
杏「何処にも鏡無いんだけど…」
杏「あ、気付かなかったけどかな子ちゃんと智絵里ちゃんから連絡来てる」
杏「なになに…」
『そろそろ着く頃かな?温泉饅頭美味しいよ~』
杏「…あれ?」
フレデリカ「杏ちゃん、お土産に木彫の深海魚はどーかな?」
杏「別に買うの帰りでいいし、そもそもそれ此処じゃなくてよくなくなくない?」
杏「…あれ?文香ちゃんは?」
フレデリカ「プロデューサー連れて本屋に行ったよ?」
杏「…バス停に向かおっか」
杏「何時もの三人って、ちゃんとキャンディアイランドの事だったんだね」
杏「あの二人は何で?」
杏「…なにさー、別に照れてないよ」
杏「杏としては疲れるから遠慮したかったけど…」
杏「…え、雑誌のインタビュー?ユニットの特集?」
杏「座って受け応えするだけなら楽だしウェルカムだけど…」
杏「あ、かな子ちゃんと智絵里ちゃんも居るんだ」
杏「…りょーかい。じゃ、杏も温泉入ってくるから」
明るい文香さんは良いですよね
書いてて楽しいです
お付き合いありがとうございました
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