日野茜「爆ボンバー茜?」 (59)
~ここはとある地下工場~
茜「はぁ…」
茜「毎日毎日爆弾作り…」
茜「手作業ばかりで体が動かせません!」
茜「こうなったら脱出して野山を駆け回ってやります!」ダッ
こうして、彼女の脱出劇が始まった…
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~フロア1~
茜「ふぅ…すんなり脱出できましたね…」
茜「しかしここから本番…」
茜「周りは逃走防止用のブロックが置いてある…」
茜「しかし爆弾もたんまりくすねてきたので問題ないでしょう!」
茜「まずはブロックの前に爆弾を置いて…」ポトリ
茜「物陰に隠れる!」ダッ
茜「後は…」
ドカーン!
茜「ボンバー!これで先に進めます!」
警備ロボ「ガピピ…」
茜「あそこに警備ロボがいますね…」
茜「ここは進路に爆弾を置いて…」ポトリ
ドカーン!
警備ロボ「」ドサッ
茜「よし!撃破です!」
??「ちょっとちょっと!」
茜「おや?あなたは…」
??「私はこの工場を爆破するために忍び込んだちひろといいます」
茜「して、私に何用ですか?」
ちひろ「あなたの脱出を手伝ってあげようと思いまして」
茜「おお!それは心強いですね!」
ちひろ「それではこれをどうぞ」スッ
茜「これは?」
ちひろ「火力アップです、爆弾の威力がアップしますよ」
茜「おお!それは心強いですね!ありがとうございます!」
ちひろ「あのとびらが次のフロアに繋がってますよ」
茜「そうですか、それでは行ってきます!」ガチャバタン
ちひろ「ええ…」
ちひろ「頑張ってくださいね…」
~そんなこんなでフロア10~
茜「このフロアは狭いですね…」
茜「一体何が…」
??「ふーん…脱走なんていい度胸じゃん」
茜「あ、あなたは?」
??「私はこの工場の幹部四天王の1人、凛ボンバーだよ」
茜「四天王ですか!燃えてきました!」
凛「悪いけど、連れ戻させてもらうよ」ババッ
茜「は、速い…でも負けてられません!」ダッ
カチッ…ピピーッ!
茜「え?」
ドカアアアアアアン!!!
茜「わあああああ!!!」
茜「あ、足元から爆発が…」
凛「新開発の地雷ボム…悪くないじゃん」
茜「こ、これじゃ迂闊に動けません!」
凛「さぁ、覚悟してね?」
茜「くっ…」
ちひろ「そんなあなたにこれ!」
ちひろ「爆弾を投げられるアイテムとリモコンボムです!」
茜「ありがとうございます!これなら…」
凛「何ゴチャゴチャやってるの?」
茜「これでもくらえー!!!」ポイッ
ヒュウウウウウ…
凛「な…爆弾を投げてくるなんて…逃げ…」
茜「今です!」ポチ
ドカアアアアアアン!!!
凛「ぐわあああああ!!!」
凛「む、無念…」バタッ
茜「やりました!」
ちひろ「よかったですね」
茜「次のフロアに進みましょう!」タタタ…
ちひろ「気をつけてくださいね~」
~フロア15~
茜「あ、爆弾と壁に挟まれてしまいました!」
茜「ここは自爆するしか…」カチッ
ドカーン!
茜「うう…自分の仕掛けた爆弾をくらうとは…」
茜「でもブロックからアイテムが出てきました!」
茜「これは…ブロック通過?」
茜「これで自爆の危険は減りましたね!」
茜「どんどん先に進みましょう!」
~フロア20~
茜「また狭いフロアに出ましたね…」
茜「まさかまた四天王…」
??「うふふ…その通りですよぉ」
茜「!」
??「四天王の1人、まゆボンバーですよぉ」
まゆ「一応凛さんの敵はとらせてもらいますよぉ」
茜「しかし…ここは通させてもらいます!」
まゆ「うふふ…できますかねぇ?」
茜「え?」
まゆ「…行きなさい、追跡ボム!」ポイ
茜「あなたも爆弾を投げられるんですね!ここは距離を…」スッ
ヒュウウウウウ…
茜「え・・・爆弾が勝手に動いてる…」
まゆ「フフ、逃がしませんよぉ」
茜「とにかく逃げ…しまった壁が!」
ドカアアアアアアン!!!
まゆ「あらら…もう終わりですかぁ?」
~壁の中~
茜「ふぅ…壁抜けできて助かりました!」
茜「さて、あの追跡ボムをどう攻略するか…」
茜「・・・・・」
茜「やっぱりスピードで振り切るしかないですね!」
茜「丁度ここに速度アップのアイテムもありますし、反撃開始です!」
茜「うおおおおお!!!」ダダダ…
まゆ「おや、まだ生きてたんですかぁ?」
まゆ「まぁいいでしょう、追跡…」
茜「うおおおおお!!!」ダダダ…
まゆ「は、速くて追跡が追いつかない…」
シュウウウ…
まゆ「い、いつの間にかまゆの四方に爆弾が…」
茜「これで…終わりです!」ポチ
ドカアアアアアアン!!!
まゆ「きゃあああああ!!!」
まゆ「ご、ごめんなさい工場長さん…」ドサッ
茜「やりました!」
茜「しかし工場長ですか…敵は四天王だけじゃないんですね…」
茜「とにかく先に進みましょう!」
茜「工場長だろうと四天王だろうとかかってきなさい!」
~フロア25~
ちひろ「順調みたいですね」
茜「ちひろさん!お陰様です!」
ちひろ「こちらボムキックのアイテムです、どうぞ使ってください」
茜「何から何までありがとうございます!」
ちひろ「いえいえ」
ちひろ「早く工場長を倒して欲しいですからね…」
~フロア30~
茜「そろそろ四天王が出てくる頃ですね…」
ザッザッ…
茜「足音が…やはり来ましたか!」
??「脱走者発見!確保するであります!」
亜季「四天王大和亜季!任務遂行するであります!」ビシッ
茜「こ、これは強敵の予感ですね…」
亜季「突撃!」バッ
茜「わっ!」
亜季「爆弾設置!退避!爆破!」カチッ
ドカーン!
茜「おっと…どうやら正攻法で来るみたいですね…」
茜「なら、こちらも正々堂々といくまでです!」
亜季「いい覚悟です、行きますよ!」
茜「うおおおおお!!!」ダッ
亜季「はあああああああ!!!」ダッ
ドガガガガガアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!
シュウウウ…
茜「ハァ…ハァ…」
亜季「ゼェ…ゼェ…」
茜「やりますね!」
亜季「あなたこそ…」
2人「次の一撃で…決める!」
亜季「これで終わ…」スッ
茜「今です!ボムキック!」ゲシッ
ドカッ!
亜季「ぐっ…しまった足に…」ポロッ
亜季「あ…」
ドカアアアアアアン!!!
亜季「くっ…完敗であります!」
茜「いい勝負でした!」ガシッ
亜季「あ…ありがとうございます…」
茜「それじゃ私は先を急ぐので!」ダッ
亜季「あ…」
亜季「これはまいったであります…」
~フロア35~
茜「溝があって先に進めないですね…」
茜「そうだ!ボムキック!」ゲシッ
スポッ
茜「あとは爆弾を踏み台にして…」ピョン
茜「よし!超えられました!」
~フロア40~
茜「遂に最後の四天王…」
茜「一体どんな人なんでしょうか…」
ゴオオオオオオオ!!!
茜「ん?」
??「このカワイイボクが相手ですよおおおおおお!!!」
幸子「この四天王ボンバー幸子が相手ですよおおおおおお!!!」
茜「背中にジェットエンジンつけてる…」
幸子「さぁこのスピードについてこれますかあああああああ!!!」
茜「あ、そっち壁…」
幸子「え?」
ドンガラガッシャーン!!!
幸子「」ガクッ
茜「えっと…先に進みますね」
~フロア49~
茜「ついにこの上が最上階…」
茜「きっと工場長が待ち構えているはず…」
茜「でも負けません!勝って自由を勝ち取ります!」
ちひろ「その意気ですよ、これ差し入れの相手を投げれるアイテムです」
茜「ありがとうございます!それじゃ!」ダッ
ちひろ「頑張ってくださいね~」
~フロア50~
??「来たな脱走者め…」
茜「あなたが工場長…」
??「ああ工場長のモバPだ」
茜「そこは通させてもらいますよ!」
モバP「そうはいくか!とっ捕まえてまたコキ使ってやる!」
モバP「まずは…」ポチ
ドカアアアアアアン!!!ガラガラ…
茜「な、周りが崖に…」
モバP「これぞ落ちたら終わり!ノーフェンスデスマッチだ!」
茜「いいですね!燃えてきました!」
モバP「いくぞおおおおお!!!」ダダダ…
茜「ボムキック!」ゲシッ
カキーン!
モバP「モギュウウウウウ!!!俺のPがあああああ!!!」
茜「今です!」ヒョイ
モバP「え、俺を持ち上げてどうす…」
茜「もちろん…こうです!」ポイッ
ヒュウウウウウ…
モバP「うそおおおおおお!!!」
茜「やった!」
茜「遂に工場長を倒した…これで自由です!」
ちひろ「よかったですね」
茜「ちひろさん…あなたのお陰ですよ」
ちひろ「こちらこそ工場長を倒してくれてありがとうございます」
ちひろ「これであなたは…用済みですよ♪」
茜「え?」
ちひろ「これでこの工場は私の物ですよ」
茜「破壊するって言ってませんでしたか?」
ちひろ「まさか、こんな金のなる木を壊すわけないじゃないですか」
茜「最初から仕組んでいたんですね…」
ちひろ「はい♪」
ちひろ「後はあなたを片付けるだけです!」ポイ
バチッ!
茜「か、体が痺れ…」バリバリ
ちひろ「ドクロアイテムです、運悪く麻痺効果が出たようですね」
ちひろ「さて、レーザーで消してさしあげましょうか!」ギュオオオオ…
茜「ま、マズイです…」
亜季「貫通ボム!」
幸子「ジェットアタック!」
ドカーン!
ちひろ「きゃっ!」フラッ
茜「痺れが取れた…あなた達は…」
幸子「茜さん!」
亜季「助けに来たであります!」
茜「2人共…ありがとうございます!」
ちひろ「く、ここは出直しますか…」
ちひろ「ジェットモード!それじゃ!」バビュン!
茜「あ!逃げます!」
幸子「ボクのジェットエンジンを使ってください!」
亜季「後フルファイヤーもあげるであります!」
茜「助かります!それでは…」ガチャ
茜「行ってきます!」バビュン!
幸子・亜季「頑張ってください!」
~地上~
ちひろ「ふぅ…ここまでくれば…」
ヒュウウウウウ…
ちひろ「え、この音は…」
茜「待てえええええ!!!」
ちひろ「」
ちひろ「まさかここまで追ってくるなんて…」
茜「もう逃がしませんよ!」スッ
ちひろ「ジェットで飛びながら爆弾を…」
茜「さらに!爆弾に私の闘魂エネルギーを注入して…」
ギュオオオオオオ…
ちひろ「ば、爆弾が大きく…」
茜「これぞ溜めボム!行きますよ!」
ちひろ「こ、こんな至近距離で爆発したらあなたも…」
茜「知りません!」
ちひろ「
茜「これが最後の…ボンバアアアアアア!!!!!」
ドッカアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!!!
ちひろ「きゃあああああ!!!」
幸子「あの爆風…やったみたいですね」
亜季「しかし茜殿は無事でしょうか…」
幸子「まぁどうにかなるでしょう、茜さんですし」
亜季「そうでありますな!」
幸子「さて、ボク達も自由になった事だし行きますか」
亜季「了解!」ビシッ
茜「ケホケホ…耐火スーツ着ててよかったです…」
茜「それにしてもここが地上…空気が美味しいです!」スーハー
茜「さて、これからどうしましょうか…」
茜「とにかくその辺を走り回りましょう!」
茜「私は自由です!ボンバー!!!」
その後、彼女が熱血アイドルになったのか、はたまたビー玉を飛ばす玩具として売り出されるのか
どこかで元気にやってるのかは定かではない…
~おわり~
これで終わりです
ボンバーマンは4が好きです、大戦でのジェットの強さが…
爆ボンバーは隠しステージの出し方が鬼畜でした…
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