【SS】梨子「第二回」善子「ギルキス」鞠莉「シチュエーションゲーム♪」 (79)


・ギルキスの3人が様々なシチュエーションを演じる企画です

・短いです

・よしりこまりです


【SS】梨子「第一回」善子「ギルキス」鞠莉「シチュエーションゲーム♪」
【SS】梨子「第一回」善子「ギルキス」鞠莉「シチュエーションゲーム♪」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1469359420/)

上記の続きになりますが、読んでいなくても問題ないと思います。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1471779746


~ Guilty Kiss 定例ミーティング ~


梨子「それじゃ、ユニットシングルに収録するドラマパートの脚本はこれで決まりね」

善子「ふふふ、ヨハネのかっこよさに魅了されて、またリトルデーモンが増えるわね」

鞠莉「オーケー、脚本も決まったので今日のミーティングはこれでおしまい」

梨子・善子・鞠莉「お疲れ様でした」

善子「それでは、みんなお待ちかねの『第二回ギルキスシチュエーションゲーム』を始めるわよ!」

梨子・鞠莉「わー」パチパチ


説明しよう


ギルキスシチュエーションゲームとは

ギルキスの3人で様々なシチュエーションを演じることにより親睦を深めて、チームワークを上げようという鞠莉ちゃん発案のナイスな企画である!


善子「さて、気になる今回のお題は何かしら?」ペラッ


『姉妹』


善子「私達で姉妹を演じるってこと?」

鞠莉「イエース、梨子ちゃんと善子ちゃんには私の妹になってもらいます♪」


梨子「何で今回のお題は姉妹なんですか?」

鞠莉「実は、果南とダイヤと一緒にランチを食べていた時にね……」

--
----
------
--------


~ 昼食中 ~


果南『千歌は小さい頃から私に甘えてきて、本当の妹みたいに可愛くてね……』ペラペラ

ダイヤ『ルビィは昔からお姉ちゃんっ子で、この前も……』ペラペラ

鞠莉(また、二人の妹自慢が始まったわ……)モグモグ


果南『やっぱり、Aqoursで妹と言ったら……』

ダイヤ『やはり、Aqoursで妹と言えば……』

果南『千歌だよね』

ダイヤ『ルビィですわ』

果南・ダイヤ『はい?』


果南『ダイヤ……私の話を聞いてたの?』

ダイヤ『果南さんこそ、ルビィの魅力が全然わかっていませんわ!!』

果南『千歌が1番可愛い妹だよ!』

ダイヤ『ルビィが1番可愛い妹ですわ!』

鞠莉(私にも妹がいたら二人と一緒に妹の話ができるのになぁ……)モグモグ

鞠莉(そうだ!)ピコーン


--------
------
----
--

鞠莉「……というわけなの♪」

善子「ようするに果南とダイヤが羨ましかったのね」

梨子「まぁ、私達も一人っ子だから、鞠莉さんの気持ちはよくわかるなぁ」


鞠莉「それじゃ、二人とも私についてきてね♪」グイッ

梨子「えっ、鞠莉さん?」

善子「ちょっと、どこに行くのよ?」


ー 移動中 ー


鞠莉「とうちゃーく♪」

梨子「ここは?」

善子「小原家が所有する建物よね?」

鞠莉「さあさあ、梨子ちゃん、善子ちゃん、入って入って♪」グイグイ

梨子「うわっ!? 鞠莉さん!?」

善子「ちょっと、押さないでよ!?」



ギィー……ガチャン


梨子「うわぁ、すごい綺麗な部屋!」

善子「わざわざ今回のために用意したの?」

鞠莉「せっかく、姉妹を演じるんだもの学校だと味気ないでしょ♪」

鞠莉「今回はここで姉妹ごっこをやりましょう♪」

梨子「わざわざ、そこまでしなくても……」

善子「まぁ、マリーがすごく楽しそうだから好きにさせてあげましょう」


鞠莉「それじゃ、始めましょうね♪」

鞠莉「もしも、私と梨子ちゃんと善子ちゃんが三姉妹だったら」

--
----
------
--------


ー ギルキス三姉妹の1日 はじまり ー


『ギルキス三姉妹の起床』


~ 鞠莉の部屋 ~


鞠莉『……』zzz

アラーム『ピピピピピピピピ』

鞠莉『うーん……』カチッ

鞠莉『……』ムクリ

鞠莉『今日も気持ちのいいモーニングね♪』ノビー


私は鞠莉、三姉妹の長女よ♪

私にはとってもキュートな二人の妹がいて、三人で一緒に暮らしているの♪


~ リビング ~


梨子『ふんふんふーん♪』

鞠莉『梨子、グッモーニング!』ニコッ

梨子『あっ、お姉ちゃん、おはよう』ニコッ


この子は次女の梨子。

三姉妹の中で大人しくて、料理と手芸が趣味の家庭的で可愛い妹よ♪


鞠莉『梨子は早起きで偉いわね♪』

梨子『今、三人分の朝食を作っているところなの』

梨子『お姉ちゃんはよっちゃんを起こしてきてね』

鞠莉『わかったわ♪』


~ 善子の部屋 ~


鞠莉『失礼しまーす♪』ガチャ

善子『……』zzz

鞠莉『ふふふ、ぐっすりね♪』

鞠莉『善子ちゃーん、朝ですよー』

善子『……』zzz

鞠莉『もー、起きてよー』

善子『……』zzz

鞠莉『起きないと……ちゅーしちゃうよ?』ボソッ

善子『……』zzz


鞠莉『返事がない……つまりオーケーってことね♪』

鞠莉『……』ンー

善子『……うん?』パチッ

善子『きゃああああああァァァァ』

鞠莉『あっ、起きちゃった』

善子『朝から何しようとしたのよ!』プンプン

鞠莉『なかなか起きてくれないから、お目覚めのキスをしようかと……』テヘッ

善子『危うく、姉にファーストキスを奪われるところだったわ!』プンプン

鞠莉『イッツジョーク♪』


この子は三女の善子。

堕天使とか悪魔が好きな、ちょっと変わっている可愛い妹よ♪


鞠莉『善子、グッモーニング!』ニコッ

善子『マリー……じゃなかった、鞠莉お姉ちゃん、おはよう』

善子『あと、私の名前は善子じゃなくてヨハネよ、鞠莉お姉ちゃん』

鞠莉『それじゃ、梨子が朝食を作ってくれているから、リビングに行きましょう、善子』

善子『無視しないでよ……』


善子『あっ、待って! リリー……じゃなかった、梨子お姉ちゃんにキスしていないでしょうね!』

鞠莉『梨子は私よりも早起きだから、何もしてないわ』

善子『そう……それならいいのよ……』ホッ

鞠莉『善子……姉に恋愛感情を抱くことはいけないことなのよ……』

善子『う、うるさい///』


こうして、私達、三姉妹の1日が始まるの♪


『ギルキス三姉妹の朝食 ー好きな食べ物ー』


~ リビング ~


梨子『あっ、よっちゃん、おはよう』ニコッ

善子『梨子お姉ちゃん、おはよう』ニコッ

梨子『朝食はできてるから、二人とも席に座ってね』

善子・鞠莉『はーい』


梨子『今日はサンドイッチにしてみたの!』

鞠莉(梨子はサンドイッチが大好き。 朝食がサンドイッチになることが結構多いわ)

鞠莉(あと、梨子はタマゴも大好きだから、必ずサンドイッチの時はタマゴサンドがあるわ……)

梨子『タマゴとツナとハム、あとよっちゃんの好きな苺とホイップのフルーツサンドだよ♪』

善子『美味しそう!』

鞠莉(善子は苺が大好き。 梨子は善子に甘いから、必ず苺のフルーツサンドもあるわ……)

鞠莉(そして、善子はチョコレートも大好きだから、フルーツサンドにチョコクリームをたくさん塗って食べている……朝から甘い物の食べ過ぎじゃないかしら?)


梨子『はい、よっちゃんと私は紅茶ね』コトッ

善子『ありがとう、梨子お姉ちゃん』ニコッ

梨子『お姉ちゃんはコーヒーだったよね』コトッ

鞠莉『ありがとう、梨子』ニコッ

鞠莉(私はコーヒーが大好き、いつも朝は梨子にコーヒーを入れてもらっているわ……)

鞠莉(紅茶もいいけど、やっぱり、朝はコーヒーよね♪)


鞠莉『それじゃ、三人揃ったから頂きましょう』

梨子・善子・鞠莉『いただきます』

善子『うん、美味しい!』パクパク

鞠莉『梨子の作ってくれた朝食はとってもデリシャスね♪』モグモグ

梨子『ふふふ、ありがとう』ニコッ


『鞠莉ちゃんの教育方法』


~ 善子の部屋 ~


鞠莉『梨子、善子、二人で何してるの?』

梨子『あっ、お姉ちゃん! よっちゃんの勉強を見てあげてるの』

梨子『また、成績が悪いとダイヤさんに怒られるからね……私がきちんと見てあげないと』

善子『うぅ……ゲームをやりたい……』シクシク

鞠莉『あまり、勉強が進んでいないみたいね……』


鞠莉『梨子、こういう時は「carrot and stick」よ!』

梨子『えっと……「carrot and stick」って日本語でいう「飴と鞭」のこと?』

鞠莉『イエース、善子みたいな子のやる気を出させるにはご褒美をあげなくちゃ♪』

鞠莉『さあ、善子! 勉強を頑張ったら、ご褒美をあげるわ!』

鞠莉『今ならお姉ちゃんに何でもお願いできるわよ』ボソッ

善子『何でも……』


ー 2時間後 ー


梨子『すごい! 今日やる予定だったところ全部できてる!』

善子『やっと、勉強が終わったわ……』グテッ

鞠莉『善子、よく頑張ったわね♪』

鞠莉『さて、善子はご褒美に何が欲しいのかな?』

梨子(よっちゃんのことだから堕天使の儀式に付き合いなさいとか……)

鞠莉(ヨハネのリトルデーモンになりなさいとかかしら……)

善子『ヨハネのお願いは……』


善子『鞠莉お姉ちゃんと梨子お姉ちゃんにあ、頭を……撫でてもらいたいわ///』モジモジ

梨子・鞠莉(可愛い///)キュン

梨子『それぐらい、お願いしなくても好きなだけしてあげるよ、よっちゃん///』ナデナデ

鞠莉『本当に善子は可愛いわね///』ナデナデ

善子『えへへ///』


その後、仲良く三人で遊びました。


『梨子ちゃんの絵』


~ 鞠莉の部屋 ~


梨子『お姉ちゃん、今時間いいかな?』ガチャ

鞠莉『大丈夫よ♪ 何、梨子?』

梨子『実は今から絵を描こうと思うんだけど、お姉ちゃんに絵のモデルになって欲しいの』

梨子『いつもはよっちゃんに絵のモデルをお願いするんだけど、何度もお願いするのは申し訳なくて……』

鞠莉(たぶん、善子なら喜んで引き受けると思うけど……たまには私がやっても大丈夫よね……)

鞠莉『オーケー、今から梨子の部屋に行くわね♪』

梨子『ありがとう、お姉ちゃん!』


~ 梨子の部屋 ~


梨子『それじゃ、そこに座ってね』

鞠莉『ここに座ればいいのね! わかったわ!』スルッ

梨子『ちょっと、お姉ちゃん!?』

鞠莉『何かしら?』ヌギヌギ

梨子『何で服を脱ぎ始めるの///』


鞠莉『えっ、絵のモデルと言ったらヌードでしょ?』キョトン

梨子『私は普通の絵を描くから服は着てていいの///』カオマッカ

鞠莉『なんだ、お姉ちゃんのヌードを描きたいのかと思ってたわ♪』テヘッ

梨子『もう! そこに座ってくれるだけでいいからね///』カオマッカ

鞠莉『オーケー♪』


ー 1時間後 ー


梨子『完成したよ、お姉ちゃん!』

鞠莉『本当! どれどれ……』

鞠莉『!?』

鞠莉(何これ……これが私なの!?)

鞠莉(何を描いているか、さっぱりわからない……善子はいつもこの絵を見て褒めているの!?)

鞠莉(あの子、どんだけ梨子のことが好きなのよ……)


鞠莉『とても上手! 才能を感じるわ♪』ニコッ

梨子『本当! 自分でもよく描けていると思うんだ♪』ニコニコ

鞠莉『特にこの耳のあたりがよく描けているじゃない♪』ユビサシ

梨子『……それ鼻だよ』

鞠莉『わ、わかっているわ! イッツジョーク♪』

梨子『……』

鞠莉『HAHAHAHAHA』

梨子『……』

鞠莉『ごめんなさい、嘘つきました……』

梨子『私こそ……気をつかわせてごめんなさい……』


梨子『お姉ちゃん、モデルになってくれてありがとう♪』ニコッ

梨子『そろそろ、夕食の準備をしないと……』

鞠莉『いつも、梨子に任せてばかりだから、今日は私も手伝うわ♪』

梨子『ありがとう、お姉ちゃん♪』


『善子ちゃんの儀式』


~ 善子の部屋 ~


善子『さて、今日も堕天使ヨハネとリトルデーモンの儀式を始めるわ……』

HJNNリリー『……』

善子『……』ジー

HJNNリリー『……』


善子『梨子お姉ちゃん♪』ガバッ

HJNNリリー『……』

善子『梨子お姉ちゃん♪』ギューッ

HJNNリリー『……』

善子『梨子お姉ちゃん♪』スリスリ

HJNNリリー『……』

善子『梨子お姉ちゃんはやっぱり可愛いわね♪』ベットデゴロゴロ

HJNNリリー『……』


善子『梨子お姉ちゃん♪』チュッチュッ

HJNNリリー『///』

善子『梨子お姉ちゃ……』

梨子『よっちゃん、夕食ができたよ』ガチャ

善子『きゃああああああァァァァ』ビクッ


善子『もう! 梨子お姉ちゃん、部屋に入る時はノックしてよね///』プンプン

梨子『ご、ごめんね……』ショボン

梨子(よっちゃん、何してたんだろう……)

善子(梨子お姉ちゃんのぬいぐるみにキスしてるところ……見られてないよね///)ドキドキ


『ギルキス三姉妹の夕食 ー嫌いな食べ物ー』


~ リビング ~


善子『お待たせ』

鞠莉『善子、待ってたわ♪』

鞠莉『それじゃ、三人揃ったから頂きましょう』

梨子・善子・鞠莉『いただきます』

善子『梨子お姉ちゃんの料理はいつも美味しそうね』

鞠莉『今回は私も一緒に作ったのよ♪』

善子『へぇ、鞠莉お姉ちゃんが料理をするなんて珍しい……』

善子『うん?』


善子『ちょっと! 梨子お姉ちゃん!』

梨子『何、よっちゃん?』

善子『何でこのサラダにみかんが入っているの!?』

鞠莉(善子はみかんが大嫌い。 みかんが入っているものは絶対に食べようとしないわ……)


梨子『よっちゃん、好き嫌いしちゃ駄目だよ!』

梨子『みかんには栄養がたくさんあるんだからね!』

善子『だって……』

梨子『ほら、よっちゃん! 私の作ったサラダをきちんと食べてね、絶対に美味しいよ……あーん♪』ニコニコ

善子『……あーん』パクッ


梨子『よっちゃん、美味しい?』

善子『うぅ……美味しいわ……』モグモグ

梨子『ふふふ、よっちゃんは本当に良い子ね』ナデナデ

梨子(涙目でみかんを食べるよっちゃん……とっても可愛い///)ゾクゾク

鞠莉(だけど、梨子があーんをする時は、梨子のあーんに負けるのか諦めてみかんを食べている……梨子は面白がってみかんを食べさせているけど、善子の好き嫌いをなくすためだから仕方ないわね……)


鞠莉『梨子、私の作った料理も食べてみて! 自信作なのよ♪』

梨子『うん! お姉ちゃんの作った料理が楽しみ!』

梨子『!?』

鞠莉『』ニヤッ

梨子『お姉ちゃん! な、なんで、ピーマンが入っているの!?』

鞠莉(梨子はピーマンが大嫌い。 いつも自分で料理をしているからピーマンを食べずに済んでいたけど……今回は梨子にも嫌いなものを食べてもらうわ)


鞠莉『梨子、あなたもお姉ちゃんでしょ』ニヤニヤ

鞠莉『善子もみかんを食べたのだから、もちろん好き嫌いしちゃ駄目よ!』ニヤニヤ

梨子『うぅ……ピーマン……』モグモグ

鞠莉(涙目でピーマンを食べる梨子……とってもキュートね///)ゾクゾク

梨子(お姉ちゃんには明日の朝食に納豆を出してやる……)グスッ


『ギルキス三姉妹の入浴』


~ リビング ~


梨子・善子・鞠莉『ごちそうさまでした』

梨子『食器は私が片付けておくね』カチャカチャ

善子『さて、ヨハネは部屋に戻ってリトルデーモンと儀式の続きを……』ガタッ

鞠莉『それじゃ、善子はお姉ちゃんと一緒にお風呂に入りましょう♪』グイッ

善子『い、嫌よ! 何でこの歳にもなって姉と一緒にお風呂に入らないといけないのよ!』


鞠莉『姉妹水入らず、裸の付き合いも大事よ♪』

鞠莉『さあ、善子、お風呂にレッツゴー♪』グイグイ

善子『い、嫌だってばー』

梨子『ふふふ、あの二人は本当に仲がいいな』クスッ


~ 風呂 ~


カポーン


鞠莉『お風呂は気持ちいいわね、善子♪』

善子『そうね』

鞠莉『たまには、姉妹で入るのもいいものでしょ♪』

善子『そうね』

鞠莉『もしかして、お姉ちゃんのスタイルに見惚れちゃた?』

善子『そうね』

鞠莉『もう! 善子、適当に返事を返さないでよ!』プンプン

善子『私は静かに入るのが好きなんだけど……』


善子『それにしても……鞠莉お姉ちゃんの胸は本当に大きいわね……』ジー

鞠莉『善子の小ぶりな胸も可愛いと思うよ♪』ボイーン

善子『小ぶりじゃない! 鞠莉お姉ちゃんが大きすぎるだけよ!』プンプン

鞠莉『善子、お互いに洗いっこしましょう♪』

善子『洗っている最中に変なことしないでしょうね……』ジトッ

鞠莉『ダイジョーブ! 洗っている最中に変なことなんて絶対にしないから♪』ワキワキ

善子『私、のぼせる前に上がるわ……』ザバッ

鞠莉『あぁ、逃げないでよ……』


梨子『おじゃまします』ギィー

善子『!!』

善子(り、梨子お姉ちゃんがバスタオル姿で入ってきた///)

鞠莉『梨子もお姉ちゃんと一緒に入ってくれるの♪』

梨子『私だけ一緒に入らないのは寂しいもん』

梨子『あれっ、よっちゃんはお風呂から上がるの?』

鞠莉『善子はのぼせるからもう上が……』

善子『こ、このヨハネがのぼせるわけないでしょ!』ザブッ

鞠莉(わかりやすい子ねぇ……)


鞠莉『ねぇ、梨子も洗いっこしましょうよ♪』

善子『り、梨子お姉ちゃんの体は私が洗ってあげるわね///』

梨子『それじゃ、お願いしようかな』スルッ


チャポーン


鞠莉『三人で入るお風呂は気持ちいいわね、梨子♪』

梨子『そうだね、お姉ちゃん』

梨子『よっちゃん、体を洗ってくれてありがとう♪』

善子『う、うん///』カオマッカ

梨子『大変! よっちゃん、のぼせちゃったみたい! 顔が真っ赤だよ! 大丈夫!?』アワワ

鞠莉(果たして、本当にお風呂でのぼせたから顔が真っ赤なのだろうか……)


『ギルキス三姉妹の就寝』


~ 梨子の部屋 ~


梨子『ふぅ、お風呂でさっぱりした』ポカポカ

梨子『明日も早く起きないと駄目だから、そろそろ寝ようかな……』フトンメクリ

鞠莉『あっ、お邪魔してマース♪』ヒョコ

梨子『きゃああああああァァァァ』


梨子『お姉ちゃん! 私のベットで何してるの!?』

鞠莉『最近、梨子がお姉ちゃんと一緒に寝てくれないからお姉ちゃん夜が寂しくって……今日は一緒に寝ましょう♪』

梨子『嫌です! お姉ちゃんのことだから、絶対に私が寝ている間に何かする気でしょ!』

鞠莉『ダイジョーブ! 寝ている間に変なことなんて絶対にしないから♪』ワキワキ

梨子『何、その手つき!? 絶対に信じられないよ!?』


鞠莉『えーい、つべこべ言わずにお姉ちゃんと一緒に寝なさい!』グイッ

梨子『きゃっ』ドサッ

鞠莉『さぁ、お姉ちゃんと楽しい夜を過ごしましょうね♪』

梨子『もう! お姉ちゃん、こんなところをよっちゃんに見られたらなんて言われるか……』

コンコン

善子『梨子お姉ちゃん、何だか今日は一人じゃ寝付けなくて……ヨハネと一緒に寝て欲しいんだけど///』ガチャ

鞠莉『Oh……』

梨子『よ、よっちゃん……』

善子『……鞠莉お姉ちゃん……梨子お姉ちゃんに何してるのよ』ゴゴゴゴゴゴ


鞠莉『何って……今から梨子を抱いて寝るところよ♪』ギュッ

梨子『よっちゃん、これは……』

善子『ずるいわ! 私も梨子お姉ちゃんに抱きついて一緒に寝るわ!』フトンニモグル

梨子『うぅ……よっちゃんまで……』

鞠莉『ふふふ、梨子♪』ギュッ

善子『梨子お姉ちゃん///』ギュッ

梨子『せっかくお風呂に入ったのに……二人とも暑いよ……』


善子・鞠莉『私達に抱きつかれるのは嫌?』

梨子『そんなわけないでしょ……お姉ちゃんもよっちゃんも大好きだから……抱きしめられてすごく嬉しい///』ボソッ

鞠莉『もう、可愛いんだから♪』ギューッ

善子『///』ギューッ

鞠莉(明日は善子より先に起きて、私が梨子を起こすわ……絶対に梨子のファーストキスを奪う♪)ギューッ

善子(明日は鞠莉お姉ちゃんより先に起きて、私が梨子お姉ちゃんを起こす……絶対に梨子お姉ちゃんのファーストキスは渡さない)ギューッ

梨子・善子・鞠莉『おやすみなさい』


次の日、普通に梨子ちゃんが二人よりも先に起きました……。


ー ギルキス三姉妹の1日 おわり ー


--------
------
----
--

善子「なかなか、楽しかったわね♪」

梨子「そうだね、姉妹って結構いいね♪」

梨子「鞠莉さん、私達の妹役はどうでした?」

鞠莉「……」

梨子「鞠莉さん?」

鞠莉「……」

善子「ちょっと、マリー? どうしたのよ?」

鞠莉「……」


鞠莉「ねぇ、梨子ちゃん、善子ちゃん」

鞠莉「私の本当の妹にならない?」ニッコリ

梨子「ふふふ、鞠莉さんったら、そんな冗談を言って……」

善子「リリー、どうやら冗談を言ってるわけじゃなさそうよ……」

善子「思い出してみて……マリーはペンギンだろうとアザラシだろうと自分が飼いたければ飼おうとするし、小原家の力で学校の理事長になったりする人よ……」

善子「それによく見てマリーの目を……あれはマジの目だわ……」


鞠莉「二人が小原家の養子になれば、私達は本当の姉妹になれるわ♪」ニコニコ

鞠莉「小原梨子、小原善子……うん、とても素敵な名前ね♪」ニコニコ

善子「な、なんでそうなるのよ!!」

梨子「そ、そうですよ、鞠莉さん! 私達は養子になるつもりは……」

善子「小原善子じゃなくて小原ヨハネでしょ!!」

梨子「よっちゃん! ツッコむところはそこじゃないよ!!」


鞠莉「私と梨子ちゃんと善子ちゃんの仲良し三姉妹……可愛い妹が二人もいるなんて毎日がとってもハッピーだわ♪」ニコニコ

善子「私は本当に姉妹になるなんて絶対に反対よ!!」

梨子「鞠莉さんの私達と姉妹になりたいという気持ちは嬉しいけど、本当に姉妹になるのは……」

善子「姉妹になったら、リリーと……け、結婚できなくなるじゃない///」

梨子「よっちゃん/// どさくさに紛れて、何言ってるのよ///」


鞠莉「これから毎日、可愛い妹達と一緒にご飯を食べたり、一緒にお風呂に入ったり、一緒にベットで寝たり……」ニコニコ

善子「駄目だわ、マリーったら妹が欲しすぎて、私達の話を聞いていないみたいだわ……」

梨子「ど、どうしよう……よっちゃん」

善子「こうなったら……一緒に逃げるわよ! リリー!」テヲニギル

梨子「う、うん!」ギュッ


善子「あれっ!? このドア、鍵が掛かってるわ!?」ガチャガチャ

梨子「う、嘘でしょ!?」

鞠莉「二人は気づいていなかったと思うけど、この部屋に入った時から二人はもう私のものよ♪」ニコニコ

梨子「そ、そんな……」

善子「まさか、マリーの罠だったなんて……」


鞠莉「……狙いを定めたら……絶対に逃さないわ♪」ジリジリ

梨子「あ、あぁ……」ガタガタ

善子「ひぃぃ……」ガタガタ

鞠莉「梨子ちゃん、善子ちゃん……」





鞠莉「お姉ちゃんと一緒に仲良く暮らしましょうね♪」ニコッ

梨子・善子「だ、誰か助けてー!」


彼女達のシチュエーションゲームはまだまだ続くのであった……。


おわり


鞠莉ちゃんが本気で梨子ちゃんと善子ちゃんを妹にするとしたら、たぶんこうなるんだろうなと思って書きました。
他にも書きたい姉妹ネタがあったのですが、きれいにまとめることができなかったので、また機会があれば別シリーズとしてギルキスの三姉妹SSを書きたいです。

閲覧ありがとうございました。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom