・ギルキスの3人が様々なシチュエーションを演じる企画です
・短いです
・よしりこまりです
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~ Guilty Kiss 定例ミーティング ~
梨子「それじゃ、次のギルキスの曲はこの二つで決まりね」
善子「ヨハネにふさわしいクールな曲でいいわね」
鞠莉「オーケー、曲も決まったので今日のミーティングはこれでおしまい」
梨子・善子・鞠莉「お疲れ様でした」
鞠莉「それでは、ミーティングが終わりましたので、さっそく『第一回ギルキスシチュエーションゲーム』を開始したいと思います!」
梨子・善子「わー」パチパチ
説明しよう
ギルキスシチュエーションゲームとは
ギルキスの3人で様々なシチュエーションを演じることにより親睦を深めて、チームワークを上げようという鞠莉ちゃん発案のナイスな企画である!
鞠莉「今回のお題はこちらです! オープン!」ペラッ
『キス』
善子「ユニット名にも入っているから第一回にふさわしいお題ね」
梨子「キスなんて恥ずかしくてできないよ///」
善子「何言ってるの、リリー! 『Guilty Kiss』を名乗るなら、きちんとキスの演技ができないと駄目よ」
善子「今こそ、『リリーのキスであなたを永遠のしもべにしてあげる』ってセリフをやるべきよ!」
梨子「無理! 恥ずかしい///」
鞠莉「それじゃ、今回は梨子ちゃんの為に『善子→梨子』、『鞠莉→梨子』、『鞠莉→善子』で相手にキスをする演技をしましょう」
善子「まぁ、仕方ないわね」
鞠莉「それじゃ、スタートするよ」
鞠莉「もしも、善子ちゃんが梨子ちゃんにキスをするとしたら」
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~ 部室 ~
梨子『よっちゃん、お疲れ様!』
善子『お疲れ様、リリー! 待っていたわ……』
梨子『練習が終わったら部室に残ってほしいって言ってたけど、どうしたの?』
梨子『みんなはもう帰っちゃったよ? 私達も一緒に帰ろうよ』ニコッ
善子『リリー』ダキッ
梨子『よっちゃん!? 急にどうしたの///』ドキドキ
善子『ヨハネはいつも優しいリリーのことが好きなの』
善子『でも、リリーはみんなに優しいから……みんなもリリーのことを好きになると思うわ』
善子『いつか、リリーが誰かのモノになると思うと不安で仕方ないの……』
梨子『よっちゃん……』
善子『リリーを独り占めにしたい……』
善子『リリーをヨハネだけのモノにしたい……』
善子『リリー、ヨハネと契約のキスをしない?』
善子『リリーはヨハネのモノになる契約……』
梨子『よっちゃん///』ドキドキ
善子『ヨハネと契約してくれる?』
梨子『……うん、いいよ///』メヲツブリ
善子『……』
善子『///』ゴクリ
善子『……』スッ
鞠莉「はい、ストーーーーーーーーップ!」
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鞠莉「うん! 二人ともパーフェクトな演技だったよ」パチパチ
善子(あと少しだったのに……)
梨子「///」ドキドキ
鞠莉「恥ずかしいって言ってたけど、梨子ちゃんも案外ノリノリね♪」
梨子「私は真面目に演技しただけです///」ドキドキ
鞠莉「だけど、善子ちゃん……さっき本気で梨子ちゃんにキスしようとしたでしょ」ボソッ
善子「そ、そんなことないわよ」ギクッ
鞠莉「そうなの? 善子ちゃんのことだから、梨子ちゃんにキスしたあと『リリーがヨハネにキスされたそうな顔をしてたから、特別にキスしてあげたのよ! 嬉しかったかしら?』って言って誤魔化すと思ったわ♪」
善子「そんなこと言うわけないでしょ!(何でわかるのよ!?)」
鞠莉「これはあくまで演技だからね……勝手に梨子ちゃんのファーストキスを奪ったら……『ギルティ』だよ」ニッコリ
善子「わ、わかってるわよ」アセアセ
善子(……でも、欲しい物は奪いたくなるのよ)
鞠莉「それじゃ、次は私と梨子ちゃんね」
善子「えーと、何だったかしら」
善子「もしも、マリーがリリーにキスをするとしたら」
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~ 理事長室 ~
梨子『失礼します』
鞠莉『梨子ちゃん、いらっしゃい♪』
梨子『鞠莉さん、練習が終わったら理事長室に来てってっ言っていましたけど何の用ですか?』
鞠莉『……残念ですが……梨子ちゃんは本日をもって浦の星女学院を退学することになりました』
梨子『ええええええぇぇぇぇ!?』
鞠莉『……って言うのは嘘♪』
梨子『驚かさないでくださいよ……』
鞠莉『本当はあなたと二人っきりになりたかったの……』ガタッ
梨子『……鞠莉さん?』
鞠莉『ここなら誰の邪魔も入らないわ……』ギュッ
梨子『ま、鞠莉さん!? 何で急に抱きしめるんですか///』カー
鞠莉『……ずっと、あなたのことを可愛らしい娘だなと思っていたの』
梨子『鞠莉さん、これも冗談ですよね///』カー
鞠莉『こんなこと、冗談で言わないわよ……』
鞠莉『ほら、あなたのそのキュートな顔を私によく見せて……』アゴクイ
梨子『やだ、顔見ないで///』カオマッカ
鞠莉『あなたの瞳ってとても綺麗ね……』
鞠莉『そして……とても美味しそうな唇……』ユビデナゾル
梨子『ま、鞠莉さん///』ドキドキ
鞠莉『ねぇ、リリー……キスしてもいいかしら?』
梨子『……///』メヲツブリ
鞠莉『……』
鞠莉『……』スッ
善子「カーーーーーーーーーーーット!」
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善子「勝手にリリーって呼んじゃダメ!」
鞠莉「え~少しくらい使ってもいいでしょ」
善子「絶対にダメ!」
善子「リリーって呼んでいいのはヨハネだけなの!」
鞠莉「も~善子ちゃんのいけず~」
善子「あと、マリー……さっき本気でリリーにキスしようとしたでしょ」ボソッ
鞠莉「何のことかな~♪」ニッコリ
善子「マリーのことだから、リリーにキスしたあと『ソーリー、梨子ちゃんがあまりにもキュートだったから、ついキスしちゃった♪ まぁ、キスは挨拶みたいなものだから許してね♪』って言って誤魔化すと思ったんだけど……」
鞠莉「そんなこと言わないよ~♪(何でわかったんだろう?)」
善子「わかっていると思うけど、勝手にリリーのファーストキスを奪ったら……『ギルティ』だからね」ボソッ
鞠莉「もちろん、わかっているよ♪」ニコニコ
鞠莉(……でも、欲しい物は奪いたくなるのよね♪)
善子「それに、リリーも顔が女の顔になってたわよ」
善子「本気にしちゃ駄目だからね」プンプン
梨子「ほ、本気にしてないよ///」ドキドキ
鞠莉「それじゃ、最後は私と善子ちゃんね」
善子「される側っていうのは気に入らないけど……まぁ、いいわ」
梨子「コホン///」
梨子「もしも、鞠莉さんがよっちゃんにキスをするとしたら」
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~ 魔界 ~
梨子(……うん?)
ヨハネ『この堕天使ヨハネに戦いを挑みに来るとはあなたはいったい何者かしら?』
マリー『私の名前はマリー♪ 魔王を退治する為に世界を旅する勇者だよ♪』
梨子(……何これ?)
ヨハネ『その勇者様がわざわざ魔界に来て、堕天使ヨハネに戦いを挑むということは……』
マリー『イエース! 魔王と戦うためにあなたのパワーを貸して欲しいの! マリーと契約して仲間になってよ!』
ヨハネ『誰が下等な人間の仲間になるものですか……力を貸して欲しければ……私を倒してみなさい!』
梨子(……えっ、本当に何これ?)
ー 戦闘後 ー
マリー『イエーイ! 堕天使ヨハネに勝ったわ!』ピョンピョン
ヨハネ『……この、私が人間ごときに負けるなんて……』ガクッ
マリー『それじゃ、契約の証のキスをさせてもらうよ♪』
ヨハネ『……好きにしなさい』メヲツブリ
梨子(あっ……)
マリー『……』スッ
ヨハネ『……』
梨子「それ以上はダメーーーーーーーーー!」
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梨子「二人ともふざけ過ぎだよ! 魔界とか勇者とか魔王とか……」プンプン
鞠莉「私はキスシーンのシチュエーションを演じるとは言ったけど、何も学校でのキスシーン限定とは言っていないよ♪」
善子「結構面白かったでしょ?」
梨子「それにこれって演技だよね/// 本気でキスしようとしてないよね///」
鞠莉「もちろん、梨子ちゃんが止めなくても寸止めしたよ♪」
善子「私がマリーとキスするわけないでしょ」
梨子「そ、そうだよね……良かった」ホッ
鞠莉「あれれー、もしかして梨子ちゃんはヤキモチをやいちゃったのかな?」
梨子「ちっ、違います、私は二人と同じでキスする前に止めようと……」アタフタ
鞠莉「私達はヤキモチをやいちゃったから、キスする前で止めたんだけどな~♪」ニヤニヤ
善子「私達と同じってことはリリーもヤキモチをやいたってことよね」ニヤニヤ
梨子「そ、それは///」モジモジ
善子・鞠莉「ねぇ……私達のどっちとキスしたかったの?」
梨子「内緒です///」プイッ
彼女達のシチュエーションゲームはまだまだ続くのであった……。
おわり
梨子ちゃん、善子ちゃん、鞠莉ちゃんの3人が好きなのでギルキスでSSを書きました。
閲覧ありがとうございました。
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