フレデリカ「秋葉原探索レビューごっこ」 (22)
・これはモバマスssです
・書き溜めはありませんが、二日以内に終わらせます
・キャラ崩壊がある
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杏「さて、今日は秋葉原を巡って行くよ」
杏「と言っても、流石にスタッフさんや大きな機材を持って入るとお店の人に迷惑だからハンドカメラだけどね」
杏「キチンとしたレビューは他の番組に任せるとして、杏は杏らしくのんびりめぐっていくよ」
杏「今回は杏とゲストの二人の予定だから、前みたいに変な事にはならないと思うけど」
杏「スタッフさんも、適当な人をゲストに選ぶって言ってたし」
杏「…よし!杏の好きな所を周ればいいって言われてるし」
杏「さっそく涼しいカフェにでも入ってのんびりと
フレデリカ「あー、杏ちゃんだー」
文香「こ、こんにちは…奇遇、ですね…」
杏「…」
杏「…杏、疲れてるのかな…変なものが見えるよ…」
フレデリカ「お祓いしてあげよっかー?」
杏「その憑かれてるじゃなくて…あ」
文香「ええと…昨日ぶりですね」
フレデリカ「いえーい、元気してたー?」
杏「元気だったよ、数秒前までね」
フレデリカ「アタシ近くに良いカフェ知ってるよー」
文香「…でしたら、夜…行きましょうか」
杏「文香ちゃん良い感じに知識が広がってきたね。悪い方に…」
杏「それにしても…今回のゲストってもしかしなくても…」
フレデリカ「モチのロン!アタシ達だよ!」
文香「よろしく…お願いします」
杏「適当な人って聞いてたんだけど」
フレデリカ「フレちゃんがテキトーだって?しつれーしちゃうなあ」
杏「間違って無いよ。いや、間違ってるんだけどさ」
文香「…誠に、遺憾ですね…」
杏「杏が一番遺憾の意を表明したいよ…」
フレデリカ「遺憾のかは?」
杏「別に遺憾度によってい→んに変わってく訳じゃないからね?」
杏「はぁ…まぁいいや、取り敢えずきちんと番組として成り立つ様に適当な店を周ろうか」
文香「…この辺りには、本屋が多いと聞いているのですが…」
杏「多分文香ちゃんが思い浮かべてる本屋とはかけ離れてるけどね。じゃあスイカブックスから行こう」
フレデリカ「ブックス?なんか無能そーだね」
杏「おい、番組進行しろよ」
文香「…本屋に、避難しなくては」
杏「篭りたいのは分かるけど出られなくはならないからね?」
杏「ふぅー、ドーナツ美味しいね」
フレデリカ「100円セールと太宰治って似てない?」
文香「…あら…もう、無くなってしまいました…買い足してきますね」
杏「ここまで会話が成り立たないって凄いなぁ」
杏「あ、なんでミスドーナツにいるか説明しないと」
フレデリカ「えっとねー、ダメだってさー」
杏「間違って無いけど足りないよ色々と」
杏「まぁ本屋だし、店の右半分は地上波には流せないからね」
杏「今更気付いたんだけど、こうなると秋葉原って割と周れる場所少なくない?」
フレデリカ「なくなくなくなーい!」
杏「そんな訳で、取り敢えず作戦会議に近くのミスドーナツへ駆け込んだ次第だよ」
杏「さて…次、どーしよっか」
フレデリカ「フレちゃん的にはカラオケがいいかなー」
杏「もういっそそれでもいい気がしてきたけど、多分ダメだし文香ちゃんが嫌がるでしょ」
フレデリカ「えー、でも前みんなで行った時はありすちゃんと一緒に来てたよー」
杏「ありすちゃんを一人にはさせまいと保護者代わりに来たんじゃないかな?」
フレデリカ「じゃーアタシ家電見たーい。校庭にあったスプリンクラー事務所に置きたいな」
杏「大惨事間違いなしだよ…てゆーかアレって普通の家電量販店に売ってるものなの?」
フレデリカ「じゃーもう火災報知器でいっか!」
杏「迷惑!杏の睡眠が妨げられるなんてたまったもんじゃないよ」
杏「ところでなんでスプリンクラーなの?」
フレデリカ「ほら、アタシ達の部屋にフレちゃんみたいな顔の植木があるからさー」
杏「普通にジョウロでいいじゃんか。植木一つにスプリンクラーは誰も幸せになれないよ」
フレデリカ「えー、でも植木ちゃんスプリンクラーが欲しいって言ってたよ?」
杏「…文香ちゃん、早く戻ってこないかな…」
文香「…お呼びでしょうか?」
杏「わっ、びっくりした…なんで後ろの席にいたの?」
文香「お二人が…楽しそうに、会話をしていたので…」
杏「…テーブルの上に乗ってる本は関係ないの?」
文香「…勿論です」
杏「…32、59、17、110、72、74
文香「あああ…読んだページ数が…確か…」
杏「…」
文香「…読んでませんでしたよ?」
杏「それにしても、随分沢山ドーナツ買ったね。杏はもう食べられないよ?」
文香「美味しいから大丈夫…そう、ある方から教わりました」
杏「ある方を隠せてないよ。あとそれ大丈夫じゃないやつだからね」
文香「…店員さんに、つい勧められてしまって…」
杏「ミスドーナツの店員はそんな事言ってこないよ」
文香「…イメージにそぐわない人が沢山食べると、番組的には美味しいかと」
杏「美味しい思いするの文香ちゃんだけだよね」
杏「あと、そんなに食べてるのプロデューサーに見られたら明日からダンスレッスンの時間が」
杏「…杏、もう食べられないって言ったよね?」
杏「うーん…ほんと、この後どーしよーかな…」
杏「何時もの杏なら、このままグダグダお喋りし続けるんだけど…」
文香「…番組的に、あまり良くはない…でしょうか?」
杏「そうじゃなくて、お喋りし続けるよりも動いてた方が疲れないかなーって」
フレデリカ「あー、メイド喫茶はっけーん!フレちゃんも混ざってこよーかなー」
杏「…何してても変わらなそうだし、落ち着けるここでいいかな…」
文香「…何処にでもあるミスドーナツで、いいのでしょうか?」
杏「いいんじゃない?杏の向かいの席の人が喋ってるだけで充分面白いし」
フレデリカ「おっとぉ、纏め役の杏ちゃんがついに色々放棄しちゃった。ここはフレちゃんがなんとかしないとね」
杏「やっぱ放送事故になりそうだし他のお店めぐろうかな」
杏「さてと、なんとなくヨドガワカメラに来てはみたけど…」
フレデリカ「わー、人と機械がいっぱい!シマウマはいないかなー?」
杏「一個隣の駅の動物園にならいると思うよ」
文香「…」
杏「…来る途中の本屋に寄りたかったのは分かるけど、収録終わってからね」
文香「…いえ、その様な事で機嫌を損ねているわけでは…」
杏「この建物、上のフロアに本屋もあるみたいだよ」
文香「エレベーターはどちらにあるのでしょうか?」
杏「…行っちゃった」
フレデリカ「あ、高圧洗浄機はっけーん」
杏「何となく予想はつくけど、何に使うの?」
フレデリカ「植木ちゃんにねー」
杏「分かっちゃった辺り杏も毒されるなぁ…」
フレデリカ「買って来てって頼まれたんだー」
杏「よかった、全然違うレベルだったよ」
フレデリカ「とゆー訳で、たこ焼き食べてくるねー」
杏「最早店内に収まってすらくれないんだね…」
杏「これ最後までミスドーナツに居るのアリだったかも…」
ぶーん、ぶーん
杏「あれ、誰かから通知来てる」
杏「ん、奈緒ちゃんだ…なになに?」
奈緒『集合ラジ館前って聞いてるんだけど、何処にいるんだ?』
奈緒『適当にぶらついてるから、気付いたら連絡頼むぞー』
杏「…え、もしかして今回のゲストって…」
杏「やっちゃった…杏とした事が…」
杏「すぐ奈緒ちゃんに謝らないと
ぶーん、ぶーん
奈緒『今文香ちゃんと7Fの本屋にいるぞ』
杏「色々言いたい事はあるけど、うん」
杏「7Fって見て、一瞬杏達のユニットが7人になったのかと思うくらい疲れたよ」
杏「…あれ?奈緒ちゃんは?」
文香「今、お会計中です…フレデリカさんは、どちらへ?」
杏「多分今頃近くのカフェにでもいるんじゃないかな?」
文香「でしたら…私も、古本屋へ…」
文香「この辺りは、独特な本屋が多いから一緒に巡ろう…と、奈緒さんから誘われましたので」
杏「よし、文香ちゃん。はやくフレデリカちゃんと合流しよう」
文香「…あの…奈緒さんは…?」
杏「若干手遅れかもしれないね」
フレデリカ「あ、杏ちゃんにふみふみー。まってたよー」
杏「スマホコーナーで何してたの?機種変?」
フレデリカ「プロデューサーがこないだ、いっぱい積んでたカードが置いてあるなーって見てたんだ」
杏「あー、そのカードは哀しみしか生まないんだ。二十歳を越えたら好きなだけ使えるよ」
フレデリカ「多々買わなければ生き残れない!」
杏「色々と悲しいなぁ…もう今時の小学生には伝わらないんだよね」
文香「…電子書籍…」
杏「文香ちゃん、別にそのタブレットに罪は無いから。あとその販売員さんにも」
杏「うわ、もう結構暗くなってる…最近陽が落ちるの早くない?」
フレデリカ「秋と言えば~!」
文香「…読書一択です」
フレデリカ「フレちゃん的にはフリーダムの季節かなー」
杏「どっちも通年だなんて今更すぎるかな。杏はシルバーウィークとハロウィンかな」
杏「さて…今回はこの位で充分かな」
杏「…文香ちゃん、せめて最後の挨拶には参加してね」
杏「…プロデューサー」
杏「謝るの早いね、杏はもう何か言う元気も残ってないけど」
杏「…え、慰安旅行?」
杏「箱根の温泉?3泊4日?」
杏「ふっふっふ…ようやく休めるぞ…」
杏「部屋は何時ものユニットの3人…かな子ちゃんと智絵里ちゃんだよね」
杏「軽く近くで写真撮影?そのくらいなら構わないよ」
杏「じゃ、お疲れ様ー」
最近はドーナツひとつすら重く感じます
お付き合いありがとうございました
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