【ガルパン】ヒーロー戦車道です! (19)

みほ「ヒーロー戦車道?」

杏「そうだよ、サンダースが中心になってアメリカのヒーローの人のPR活動に
我々戦車道関係者が協力しようって話になって、各校に1人ずつヒーローの人が
来て一緒に戦車道やることになったんだ。まあヒーローの人も忙しいから来てくれた
のは4人だけなんだけどね」

沙織「ヒーロー4人って誰が来るんですか?」

杏「うん、発起人のサンダースがスパイダーマン、プラウダにコロッサス、知波単にはキャプテンアメリカ、
で、ウチはアイアンマン!」

優花里「おお!すごい!」

杏「の、予定だったんだけど、トニー社長の本業が多忙なため、代理でこの人が」

デッドプール「よっ、俺ちゃんだよ♪」

一同「 」

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優花里「え…、ええ…」

みほ「優花里さん、この人知ってるの?私、アメコミとか疎くて…」

優花里「あの…、ちょっとアレな方で有名な人で…」

デッドプール「日本の女子高生にキャーキャー言われるなんて、俺ちゃんも捨てたもんじゃないなあ」

沙織「『キャーキャー言われる』の方向性がだいぶ違うと思うんだけど…、主に悪い方に…」

デッドプール「あ、そうだアンジー、俺ちゃんタクシーで来たんだけど運ちゃん表に待たせてるから
タクシー代立替といてね」

杏「しょうがないなー、小山、払っといて」

柚子「ええっ!」

桃「ヒーローなんだから専用の飛行機かなんかで来るか自力で空飛んで来ればいいのに…」

デッドプール「いや、俺ちゃんそういうのとキャラ違うから」

桃「会長、この人本当に大丈夫なんですか?」

デッドプール「大丈夫だって!みんなもそう硬くならないで!硬くなるのはナニだけで十分だっての!」

杏「あー、デップーちゃん、年頃の女の子ばっかりだから発言にはもうちょい気を遣ってね?」

デッドプール「もーアンジーったら変なとこで真面目なんだから。そど子ちゃんも映画で言ってたろ?
『規則と処女膜は破るためにある』って」

そど子「言ってないわよそんなこと!」

同じ頃、サンダース大学付属高校…

ケイ「ハイ!スパイディ!今日からしばらくの間よろしくね!」

スパイダーマン「やあケイ、こちらこそよろしく。トニーが大洗に来てるって聞いたんだけど…」

ケイ「それなんだけど、スターク社長は本業が忙しくて、代わりにあなたの親友で相棒のデッドプールが来てるって」

スパイダーマン「ええっ!?」

ナオミ「どうしたの?」

スパイダーマン「親友でも相棒でもないよ!あいつが勝手にそう言い張ってるだけで、つきまとわれて迷惑してるんだ!」

アリサ「ちょっと!なんでみんなして私の方見るのよ!?」

カチューシャ「なんでウチはコロッサスなのよ、他の学校は主役級なのに」

クラーラ「同志ノンナ、ちょっと…」

ノンナ「クラーラ、あなたの懸念は承知しています、コロッサスといえばX-MEN加入当時に
まだ13歳だったシャドウキャットと交際していたロリコン野郎です。カチューシャに近づけない
ようにしましょう」

カチューシャ「同じロシア人ならオメガレッドが来ればよかったのに」

ノンナ「お言葉ですがオメガレッドはヒーローじゃなくてヴィランです」

カチューシャ「大体あいつって母なるソビエトからアメリカに亡命したやつじゃないの」

ニーナ「母なるソビエトって…、クラーラさん以外わだしら全員青森県民でねえか」

カチューシャ「ニーナ、言ってはならないことを言ってしまったようね」

ニーナ「ひぃぃぃ!しまった!」

カチューシャ「粛清よ!シベリア送りだわ!」

コロッサス「待ちなさい、同志をそんなふうに扱うのは感心しないな」

カチューシャ「うーん…、ゲストがそう言うなら許してやっても…、ニーナ、命拾いしたわね、コロッサスにお礼言っときなさい」

ニーナ「あっ…、ありがとうございます!助かりました!」

コロッサス「はっはっは、気にしないでくれ」

ノンナ「どうやらターゲットはカチューシャではなくニーナのようですね」

クラーラ「ええ、一安心です」

アリーナ「あんたらカチューシャ様以外誰がどうなっても構わないんですね…」

その頃、知波単学園では…

絹代「全員傾聴!我が校にはキャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャース氏が来てくれる!」

一同「おお!」

絹代「はずだったんだけど、急用で来られなくなったので代理としてマルチプルマンさんが来てくれた!」

一同「 」

マルチプルマン「どうも」


絹代「おいみんな!なんだその態度は!マルチプルマンさんに失礼だろ!あっそうだ!あれやってください!増えるやつ!」

マルチプルマン「うんいいよ」シュパパパパ…

絹代「うわぁすごい!忍法影分身だ!小さいころ横山光輝のマンガで読んだヤツ!」

細見「隊長、歳いくつなんですか…」

再び大洗…

杏「というわけでデップーちゃん、傭兵だから兵器の扱いは慣れてると思うけど、みんなと一緒に
戦車の訓練やってね」

デッドプール「オッケーアンジー、俺ちゃんに任せとけって」

みほ「じゃあ最初は優花里さんと一緒に装填手をお願いします」

デッドプール「じゃあよろしく頼むぜゆかりん」

優花里「大丈夫かなあ…、まず砲弾を薬室に押し込みます。この時閉鎖器に指を挟まれないように
拳を使って押し込んでやります」

デッドプール「おっといけねえ腕を丸ごと閉鎖器に挟んじまったぜ」

ブチン

みほ「ぎゃあああああ!」

優花里「ひいいいい!」

沙織「血ィィ!血がぁぁぁぁ!」

麻子「…(気絶)」

杏「もーデップーちゃんなにやってんの」

デッドプール「はっはっは、俺ちゃんとしたことが。まあまた生えてくるからいいけど」

華「飛び散る血と肉片…、創作意欲をかきたてますわ♡」

デッドプール「おっ♪華ちゃんわかってるねえ、友達になれそうだ」

沙織「…」

優花里「…」

杏「試合の段取りが決まったよ、ウチとプラウダ、知波単とサンダースがそれぞれやりあって
その勝者で決勝戦をやることになったんだ」

優花里「プラウダといえばコロッサスがいるんでしたよね」

デッドプール「あのおっさんか…、俺ちゃんにX-MENに入れってうるさいんだよなあ」

沙織「入ればいいじゃないの、有名なヒーローのチームなんだし」

デッドプール「あいつらボランティアで正義の味方やってんだぜ!?正当な代価もなしに危険な
真似ができるかっての。危険代行業って結構儲かるんだぜ」

みほ「あはは…」

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