提督「やっぱガンプラはザクだよな」 (34)
明石「全面同意」
夕張「異議なし」
提督「おおっ、分かってくれるか」
明石「ザクを制するは世界を制す」
夕張「ザクに始まりザクに終わる」
提督「いい部下を持って俺は幸せだ」ニッコリ
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瑞鶴「なになに?何の話」
提督「おお、瑞鶴!好きなガンプラは何だ」
瑞鶴「が、ガンプラ?」
提督「ガンダムのプラモデルだ」
瑞鶴「そんなロボットの事なんて分かんない」
提督「はっはっは、瑞鶴はお馬鹿さんだなぁ。ロボットじゃなくてモビルスーツだ」
瑞鶴「同じでしょ、そんなの」
提督「全然違うわああぁーーッ!!」
瑞鶴「えっ!?お、怒られてる?」
大淀「大丈夫です瑞鶴さん、私も全然分かりません」
瑞鶴「そ、そうよね、普通はガンプラなんか……」
提督「ガンプラは浪漫なんだよ」
明石「愛と勇気」
夕張「夢と希望」
瑞鶴「ええー……?」
大淀「何が面白いのか、全く理解出来ません」
提督「お前みたいなのが、将来旦那の鉄道模型を無表情で捨てたりするんだよ」
大淀「むしろ今すぐ捨てたいくらいなんですけど」
提督「止めて!やっと揃えたんだからっ!」
大淀「そもそも、何で執務室に飾るんですか」
提督「だってみんなに褒めてもらいたいじゃん」
大淀「誰も褒めませんよ」
提督「いやお前、これ作るの大変なんだよ?ちゃんとスミ入れとかしてるんだから」
大淀「知りませんよそんなの」
提督「匠の技だよ、職人さんだよ」
明石「見事です」
夕張「クールジャパンです」
大淀「自室に飾ればいいじゃないですか」
提督「一人でプラモ眺めてニヤニヤしてたらキモいだろ」
大淀「今でも充分キモいから大丈夫です」
提督「みんなに見てもらいたいんだよ、すごいねって褒められたいの!」
大淀「元気な露出狂みたいな事言うの止めてください」
瑞鶴「せめて普通の模型にすれば?」
提督「普通とは」
瑞鶴「戦艦とか戦闘機とか」
提督「そういうのは全部ある」
瑞鶴「へ?」
明石「あ、私達が全艦種揃えてますんで」
瑞鶴「え?全部って、空母とかも」
明石「はい。戦艦から駆逐艦まで全部」
夕張「瑞鶴さんのもありますよ」
瑞鶴「ええっ?私のも」
夕張「見てみますか」スッ
瑞鶴「わ、何これ!メチャメチャ精巧じゃない」
明石「甲板も開くようになってます」パカ
瑞鶴「す、すごい!こんな中まで精密……って、艦長いるし!似てるし!」
瑞鶴「すごいすごい!何なのよこれ!」
提督「全部明石と夕張の自作だ。流石にレベルが桁違いだ」
瑞鶴「ほえ~、零式や彗星まで……」
提督「以前長門に、桐箪笥と一緒に戦艦模型をプレゼントしたんだが」
提督「それが想像以上に喜ばれてな」
提督「毎日毎日飽きもせず眺めているんだ。あの長門がだぞ」
提督「それ以来、艦娘達の改二や進水日のお祝いに模型を贈っているんだ」
提督「みんな喜んでくれている」
瑞鶴「この出来だもん、そりゃみんな喜ぶよ」
提督「ちなみに一緒に渡したドムは、いらないって言われた」
瑞鶴「これいい!私も欲しい!」
瑞鶴「ねぇ、いいでしょう?大事にするから」
提督「いやいや、お祝いだから。ちゃんと記念日の時にな」
瑞鶴「え~?いいじゃない、今日持って帰っても~」
提督「ズルは駄目。他の艦娘に悪いだろ」
瑞鶴「そうだけどさ~」
提督「代わりにこれをやろう」スッ
瑞鶴「何これ」
提督「アッガイだ」
瑞鶴「……」ポイッ
提督「無言で捨てんなよ!」
提督「お前な、そうやって馬鹿にするけどアッガイ凄いんだぞ」
瑞鶴「だって全然可愛くないし」
提督「よく見ろほら、ここを押すと隠してた爪がだな……」ジャキンッ!
瑞鶴「いや、そんなドヤ顔されても」
瑞鶴「そんなのよりこっちの方が全然いいわよ」
提督「ずいぶん空母模型が気に入ったみたいだな」
瑞鶴「だってこれ、こだわりがすごいわよ」
夕張「ありがとうございます」
瑞鶴「はあ~、ホントに素敵ね。すっごくリアルだし」ウットリ
明石「そんなに喜んでもらえると嬉しいですね」
瑞鶴「しかしこんなに細かい所まで、ホントよく作ったわね」
明石「格納庫も開きますよ、内部までバッチリです」
提督「どれどれ、瑞鶴の中はどうなってるんだ」ズイズイ
瑞鶴「ちょっ、ちょっと止めてよ!勝手に見ちゃダメ!」
提督「何だよいいじゃないか、少しくらい」
瑞鶴「ダメだってば、大事なところなんだから」
提督「大丈夫だって、ほらほら」グイグイ
瑞鶴「ああもうっ、壊れちゃうから乱暴にしないで」
提督「ん、よく見えないな。もう少し開いて……」
大淀「オラアッ!」バシーッ!
提督「ぐはあっ!?」ズサーッ
提督「な、何すんだよっ!」
大淀「提督いやらしいです」
提督「何がだよ?いきなりビンタとか意味分かんねえよ!」
大淀「もうっ!知りません」プイッ
明石「あーあ、また大淀怒らせて」
夕張「提督ってホント馬鹿」
提督「何でっ!?」
瑞鶴「まったく……仕方ないわね」
提督「納得いかねー」
瑞鶴「えーっと、それで用事って何なのよ」
提督「えっ」
瑞鶴「わざわざ呼び出してさ」
提督「いや、だからガンプラだが……」
瑞鶴「はあっ?ホントにガンプラの話だけなの」
瑞鶴「何よ、せっかく楽しみにして来たのに……」シュン
提督「翔鶴がガンプラ大好きって言うから、お前も興味あるのかなと思って」
瑞鶴「はあ?翔鶴姉がガンプラなんか知ってる訳ないじゃない」
提督「でも、毎日見に来てるぞ」
瑞鶴「そんな訳……ん?毎日?」
大淀「見に来るってどこにですか」
提督「だから毎日俺の部屋に。ガンプラを見に」
瑞鶴「」
大淀「」
提督「自室にはもっと置いてあるからな。興味を持ってくれて嬉しい」
瑞鶴「えっと……私、そんなの知らないんだけど」
提督「そうなのか?まあ遅い時間だし、お前が寝た後に来てるのかな」
大淀「遅い時間というのは」
提督「真夜中だな。正直眠いんだが、寝かせてくれなくてな」ハハハ
瑞鶴「真夜中に提督の部屋……」
大淀「二人っきりで朝まで……」
( 妄想 )
提督『おいおい、お前のクシャトリヤもうこんなにサザビーじゃないか』
翔鶴『提督のユニコーンだって、すごく……デストロイです』
提督『もう我慢出来ない、ハイゴッグからギャンギャンいくぞ』
翔鶴『ああっ、そんなネモまで……もっと!もっとマラサイ!』
提督『奥までゾゴックぞ!激しくもっと、ピグザム!ピグザム!』
翔鶴『ハマーンっ!いいっ!ズゴックE!ズゴックE!』
提督『ストラーイクッ!ストラーイクゥーーッ!』
翔鶴『ダメぇ……こんなのもうシナンジュよぉ……』
瑞鶴「…… ///」プルプル
大淀「…… ///」プルプル
提督「どうした二人とも?何で固まってんだ」
瑞鶴「何やってんのよアンタはーーっ!!」ドガアッ!
提督「ごふうっ!?」ズサーッ
大淀「どうしてこんなにハレンチなんですかっ!!」バシッ!バシイッ!
提督「知らないから!意味分かんないから!ビンタは止めて!」キャインキャイン
夕張「賑やかな毎日だね」
明石「ホント、退屈しませんね」
おしまい。
このSSまとめへのコメント
提督のユニコーンがデストロイはいいとして、残りが意味不明すぎる(笑)
瑞鶴に渡すのはせめてベアッガイⅢにしてあげて
我等がアッガイたんを捨てるとはこの罰当たりが!(迫真
アッガイファイト!レディーゴー!!
ほっぽ「アッガイ…オイテケ…。」
キモい。(|||´Д`)