モバP「ラフメイカー?」(16)
モバP(以降P表記)「はぁ……。基本的に終電帰り、休みだって前回いつ取ったのか……」
P「疲れを誤魔化すために、ちひろさんからドリンクを買ってるせいで、お金も全然ない……」
P「極め付けに、上司は裏切って自分のミスを俺に押し付けてくるし……」
P「何だか泣けてきた……なんで俺こんな苦しい思いして働いてるんだろ……グスッ……田舎に帰りてぇよぉ……グスッ」コンコン
P「ん?誰だよ…今、誰かに見せれる顔じゃないのに。どちら様ですか?」
?「うふふ、名乗るほどではないですが、ラフメイカーです。」
P 「いや、まゆだろ。」
?「……ラフメ「いや、まゆだろ」」
?「…………ラフメイカーですよ」
P「わかった。ラフメイカーだな?ラフメイカーなんで呼んでない。夜も遅いし、帰ってくれ。そこに居られたら泣けないだろう。」
?「嫌です。ラフメイカーの役目を果たせていないですから。」
P「帰ってくれって言ってるだろ!!そこに居られたら邪魔なんだよ!!消えてくれ!」
?「そんなこと言われたの、まゆ、生まれて初めてです。どうしましょう……泣きそうになってきました……グスッ」
P「泣きたいのは、こっちだよ……家に帰っても安息はないのか……グスッ…ウエェ…」
?「グスン……グスン……」
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P「グスッ…なぁ、まゆ。まだ、いるのか。」
?「Pさんがドアを開けてくれるまで。それまで帰れません。」
P「今では、もう、部屋に入れてもいいかと思えてきたよ。でも、困ったことに、ドアが開かないんだ。」
P「鍵なら開けたからそっちからドアを押してくれ。鍵なら開けたから。」
P「おい、まゆ?ウンとかスンとか言ってくれ。」
P「…………おい、まさか……」
P「今更、俺を置いて帰ったのか!?笑わせるって言ったのに!」
P「まゆも裏切るのか!?」
P「冗談じゃない!皆、俺を裏切るんだ!」
P「信じた俺がバカだった!やっぱり、他人を信じたらいけないんだ!」ガシャーン!!
P「!?」
まゆ「うふ、ラフメイカーですよ。」
P「まゆ、窓から来てくれたのか……窓ガラス割られたのは困るけど」
まゆ「まゆがPさんを裏切る訳ないですよ。」
P「まゆ……ありがとう。さぁ、まゆは一体どんなことをしてくれるんだ。」
まゆ「まず、リボンを取り出します。」
P「うん。」
まゆ「次に、Pさんを縛ります。」
P「ん?」
まゆ「そして、Pさんの服を脱がします。」
P「待て。まゆ、一体、何をするつもりなんだ?」
まゆ「何って……逆レですけど。」
P「え?」
P「待って!笑わせに来たんじゃないの?」
まゆ「まゆ、一言も笑わせに来たなんて言ってません。」
P「laughメイカーじゃないの!」
まゆ「裸父メイカーですよ?」
P「」
P「ちょ、まゆ、それ以上近づかないで。」
まゆ「今のまゆは裸父メーカーですから。Pさんがパパになるんです♪ウフ」
チョッ…ヤメ、ヌガサナイデ、アッソコダメ、アッーーーーーー
End
終わりです。まゆに逆レされたい人生でした。
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