【咲-Saki-】 咲「中国麻将?」 (33)

※このssは、中国麻将に関する知識、専門用語が頻出します。その都度説明するとテンポが悪くなるので、
下記で紹介されているページの閲覧を願います


ここは清澄高校麻雀部部室。宮永、原村、片岡、染谷の4人は、練習を行っていた

咲「優希ちゃんの1筒、カンッ、もう一個カンッ、さらにカンッ、ツモ、16000。これでトップ」

優希「1位から4位になっちゃったじぇ・・・」

そこに、竹井、龍門渕、天江が入ってくる

久「お待たせ―、連れて来たわよー」

透華「皆様御機嫌よう。衣がどうしても宮永さんに会いたいと言って聞かなくて、お邪魔してしまいましたわ」

衣「咲ー、会いたかったぞー」

咲「衣ちゃんっ」

衣「衣は、最近中国麻将にはまっているのだ。咲と手合わせ願いたい」

咲「中国麻将?やったことないよ」

まこ「そう言えば、臨海の次鋒のハオとかいう留学生が何かやってたのう」

衣「wikiやニコニコ大百科や、下記ページを見ればよい。ルール、役、基本戦略などが書かれている。実際にプレイするなら、
『なんとなく中国麻将』というフリーソフトがいいだろう」

http://www.green.dti.ne.jp/maisan/c_mahjong/

http://www.nicovideo.jp/mylist/6319498

和「面白そうですね。ちょっと見てみます」

全員で閲覧中

咲「何か難しそうだよ」

衣「透華、みんなに噛み砕いて教えてやってくれ」

透華「判りましたわ」

※龍門渕は非常に教え方が上手く、全員10分で大体理解しました

衣「では、やろうか。咲、ノノカ、タコス娘」

宮永、原村、片岡、天江の4人で、対局が始まる

久「私とまこと龍門渕さんはあっちにいるから、何かあったら呼んでね」

京太郎「あの、俺は・・・」

久「あら、須賀君、いたの?須賀君はロッカーの中にでも入ってなさい」

京太郎「ひでえ・・・」

須賀はロッカーの中に入る

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1471097313

 宮
原□片(荘家)
 天

東1局
東家:片岡 南家:宮永 西家:原村 北家:天江
片岡:±000 宮永:±000 原村:±000 天江:±000

優希「私が起家だじぇ。花牌をさらすじぇ」

片岡手牌:二三②③⑦⑦378東中花花

片岡は2枚の花牌をさらして、嶺上から2枚補充する。補充牌は①と4。
続いて第一ツモを引いてくる。引いてきた牌は9。片岡は、中を切る

手牌:二三①②③⑦⑦34789東

優希「(早速一向聴だじぇ。東場の私にとって、花牌は有効牌と同じだじぇ)」

ロッカー「花牌って何だ?」

原村「サンマに置ける抜きドラのようなものです。中国麻将にはドラはありませんが、代わりに花牌が8枚あります。
ただ、ドラほどの破壊力はありませんね」

2巡目
片岡手牌:二三①②③⑦⑦34789東 / 花花 / ツモ:5

優希「(テンパイだじぇ)」

片岡は東を切り、千点棒を出して牌を横に曲げる

優希「リーチだじぇ!」

咲「・・・」

和「・・・」

衣「・・・」

和「ゆーき、中国麻将にリーチはありませんよ」

優希「ああ、そうだったじぇ」

片岡は千点棒を引っ込め、横になった牌を元に戻す

3巡目
片岡手牌:二三①②③⑦⑦345789 / 花花 /ツモ:花

優希「ホヮ」
※中国麻将では、配牌に存在する花牌は、局開始時にさらし、不足分を嶺上から補充します。また、途中で花牌を引いた際には、
上記のように発声して花牌をさらします。テンポが悪くなるので、以降はこの発声を省略します

片岡は花牌をさらし、嶺上から補充する

片岡手牌:二三①②③⑦⑦345789 / 花花花 /ツモ:四

優希「ツモだじぇ」

和「ゆーき、和了の発声は出和了り、ツモ和了り共に『フー』ですよ」

優希「フーだじぇ」

優希「平和、不求人、三色三歩高、花牌×3で、15点。23点オールだじぇ」

ロッカー「なんで15点なのに、23点ずつもらうんだ?」

咲「出和了り、ツモ和了り共に、和了した人は、それ以外の3人から役の点数とは別に8点ずつ受け取ることが出来るんだよ。
局開始時に全員が場に8点ずつ場代を出して、和了した人が総取りする、と考えたら判りやすいかもね」

※この8点は、「底点」と呼ばれます。N点(N≧8、このNは「基本点」と呼ばれます)の手を和了した場合、
ツモ和了りの場合は3N+24点、出和了りの場合はN+24点が加算されます。以降、登場人物は、基本点のみの点数を申告します

優希「連荘だじぇ」

和「ゆーき、中国麻将に連荘はありませんよ」

優希「ああ、そうだったじぇ」

東2局
東家:宮永 南家:原村 西家:天江 北家:片岡
片岡:+069 宮永:-023 原村:-023 天江:-023

7巡目

優希「咲ちゃん、フーだじぇ。辺張、喜相逢、門前清、平和、イッツ―、花牌×2。24点だじぇ」

片岡手牌:一二②②123456789 / 花花 /ロン:三

和「ゆーき、イッツ―じゃなくて清竜ですよ」

優希「ああ、そうだったじぇ」



東3局
東家:原村 南家:天江 西家:片岡 北家:宮永
片岡:+117 宮永:-055 原村:-031 天江:-031

11巡目

優希「のどちゃん、フーだじぇ。坎張、連六、喜相逢、平和、花竜、花牌×4。17点だじぇ」

片岡手牌:四五六④⑤⑥⑧⑧79 / 一二三 花花花花 /ロン:8

和「ゆーき、貼付一回原則ですよ。その手は連六か喜相逢のどちらかしか成立しません。同じ1点なのでどちらを選択しても
構いませんが、その手牌は16点です」

優希「ああ、そうだったじぇ」



東4局
東家:天江 南家:片岡 西家:宮永 北家:原村
片岡:+157 宮永:-063 原村:-055 天江:-039

15巡目

優希「お子様、フーだじぇ。坎張、明槓、幺九刻、箭刻、混一色、花牌×4。15点だじぇ」

片岡手牌:2224678 / 中中中中(明槓) 北北北 花花花花 /ロン:3

和「ゆーき、待ちの種類が2種類以上ある時は、待ちに関する役(坎張、辺張、単調将)は成立しません。その手は14点です」

優希「ああ、そうだったじぇ」

衣「南入だ。席替えをしよう」

ロッカー「なんで席替えをするんだ?」

衣「そういう決まりだからだ。とは言え、どのように席替えを行うかは、既に決まっている」

片岡と宮永、原村と天江の座席がそれぞれ入れ替わる

 片
天□宮(荘家)
 原



南1局
東家:宮永 南家:片岡 西家:天江 北家:原村
片岡:+196 宮永:-071 原村:-063 天江:-062

優希「折角の東場が4局固定だと、物足りないじぇ」

衣「タコス娘、満足したか?ここからは衣の独壇場だ!」ゴッ

天江から圧倒的なオーラがあふれ出す

優希「う・・・」

和「ひっ・・・」

咲「衣ちゃん、やめなよ。二人とも怯えてるでしょ」

優希「(配牌が悪いじぇ。花牌もないじぇ)」

片岡手牌:一三七④⑤1255東南発中

一方、天江の手牌

天江手牌:三五七②④48南西白白花花

天江の手牌も、それほど良いとは言えなかった。しかし・・・

天江は2枚の花牌をさらして、嶺上から2枚補充する。補充牌は西と八。さらに、自分のツモ番で、第一ツモを持ってくる

1巡目
天江手牌:三五七八②④48南西西白白 / 花花 /ツモ:6 打:南

2巡目の最初。宮永は西を切る。しかし、天江はこれをスルー

2巡目
天江手牌:三五七八②④468西西白白 / 花花 /ツモ:西 打:五

その後も天江は③、5を引き入れ、10巡目に聴牌する

一方片岡は、悪配牌から奮闘し、11巡目には一向聴に辿り着いていた

片岡手牌:三四七八九④④⑤12355/ 花 /

しかし、そこから手がピタリと止まる。それは、宮永、原村も同様であった

21巡目

片岡手牌:三四七八九④④⑤12355/ 花花 / ツモ:9 打:9

優希「(うう・・・、結局最後まで聴牌できなかったじぇ)」

天江手牌:七八②③④456西西西白白 / 花花花 /ツモ:九

天江、ツモ和了り。門風刻、不求人、五門斉、花牌×3で15点。しかし、天江は和了りを拒否し、④を打つ

優希「ポンッ!」 打:⑤

優希「(最期に聴牌したじぇ!)」

天江、最後のツモ

天江手牌:七八九②③456西西西白白 / 花花花 /ツモ:①

衣「フー。はいておらぬゆえ!」

衣「門風刻、不求人、五門斉、花竜、妙手回春、花牌×3。31点」

和「なんでポンしたんですか?中国麻将では、ノーテン罰符はありませんよ」

優希「ああ、そうだったじぇ」

和「ああ、そうだったじぇ、じゃありませんよ!天江さんは和了っている手牌から④を切ったんですよ。
ゆーきが④をポンすることを読まれてたんです。スルーしてれば何も起きなかったのに!」

優希「うう・・・」

咲「和ちゃん、落ち着いて。優希ちゃんも実戦は初めてなんだから」

南2局
東家:片岡 南家:天江 西家:原村 北家:宮永
片岡:+157 宮永:-110 原村:-102 天江:+055

10巡目

原村手牌:一二三四五六七八⑦⑧33北 / 花花 /

天江、打四

和「チー」

原村は、四を四五六の形で鳴き、北を切る

原村手牌:一二三四七八⑦⑧33 / 四五六 花花 /

和「(これで、清竜だけでなく、一色三歩高も狙えます。九が来たら打四で清竜、六が来たら打一で一色三歩高の両天秤です)」

咲「カンッ」

咲はある牌を暗槓する

宮永手牌:五六③④⑨⑨⑨⑨西西 / 九九九九(暗槓) 花 / ツモ:七
宮永手牌(原村視点):?????????? / ???? 花 / ツモ:?

和「(中国麻将の暗槓は、日本のそれとは異なり、何を暗槓したのかは他者からは判りません。自分の手牌と、自分を含めた
全員の捨て牌から推測するしかありません。私から1枚も見えてない牌は、九、⑨、2、8・・・)」

咲「もう一個カンッ」

宮永手牌:五六七③④西西 / 九九九九(暗槓) ⑨⑨⑨⑨(暗槓) 花 /

咲「フー」

宮永手牌:五六七③④西西 / 九九九九(暗槓) ⑨⑨⑨⑨(暗槓) 花 / ツモ:⑤

咲「缺一門、幺九刻×2、双暗刻、双同刻、不求人、双暗槓、槓上開花、花牌。28点」

衣「咲、なかなかやるな」

和「(なかなかの偶然ですね)」

ここからダイジェスト

南3局
東家:天江 南家:原村 西家:宮永 北家:片岡
片岡:+121 宮永:-002 原村:-138 天江:+019

和「フー。連六、断幺、平和、三色三同順、花牌×4。17点です」

原村手牌:二三四④④⑤⑥⑦67 / 五六七 花花花花 / ロン:5(放銃者:片岡)



南4局
東家:原村 南家:宮永 西家:片岡 北家:天江
片岡:+096 宮永:-010 原村:-097 天江:+011

衣「フー。はいておらぬゆえ!単調将、幺九刻×2、老少副、無字、全帯幺、海底撈月、花牌×2。19点」

天江手牌:一二三七八九①111 / 999 花花 /ロン:①(放銃者:片岡)



席替え

 天
宮□原(荘家)
 片

西1局
東家:原村 南家:天江 西家:宮永 北家:片岡
片岡:+069 宮永:-018 原村:-105 天江:+054

和「フー。自摸、断幺、平和、三色三歩高、花牌×2。13点です」

原村手牌:二三四八八45 / 四五六 ④⑤⑥ 花花 / ツモ:3



西2局
東家:天江 南家:宮永 西家:片岡 北家:原村
片岡:+048 宮永:-039 原村:-042 天江:+033

衣「フー。自摸、坎張、幺九刻、四帰一、清竜、清一色、花牌×5。50点」

天江手牌:一二二二三四五六七九 / 九九九 花花花花花 / ツモ:八



西3局
東家:宮永 南家:片岡 西家:原村 北家:天江
片岡:-010 宮永:-097 原村:-100 天江:+207

流局



西4局
東家:片岡 南家:原村 西家:天江 北家:宮永
片岡:-010 宮永:-097 原村:-100 天江:+207

咲「フー。明槓、槓上開花。9点」

宮永手牌:三四五⑥⑦789西西 / 二二二二(明槓) /ツモ:⑤



ここまでダイジェスト

衣「北入だ。席替えをしよう」

席替え

 原
片□天(荘家)
 宮



北1局
東家:天江 南家:原村 西家:片岡 北家:宮永
片岡:-027 宮永:-046 原村:-117 天江:+190

優希「(うう・・・、どんどん配牌が悪くなるじぇ。東場以外で花牌を見たことがないじぇ。東場では無敵の私も、
北場になったら京太郎以下だじぇ)」

1巡目
片岡手牌:一七九⑤257東南南白発中/ ツモ:⑨

優希「(取りあえず東を・・・、あれ?この形は確か・・・)」

片岡は、東を切りかけて戻し、九を切る

2巡目
片岡手牌:一七⑤⑨257東南南白発中/ ツモ:西 打:⑤

4巡目
片岡手牌:一七⑨257東南南西白発中/ ツモ:⑥ 打:7

7巡目
片岡手牌:一七⑥⑨25東南南西白発中/ ツモ:北 打:南


片岡捨て牌:九⑤17八9南

同巡、宮永は8を手出しする

優希「フーだじぇ。私の聴牌を待ってたかのような切りだじぇ。七星不靠。24点だじぇ」

片岡手牌:一七⑥⑨25東南西北白発中/ ロン:8

和「四、③、8の三門張ですね」

優希「悪い配牌を逆用してやったじぇ」

北2局
東家:原村 南家:片岡 西家:宮永 北家:天江
片岡:+021 宮永:-078 原村:-125 天江:+182

和「(天江さんとの点差は300点以上。残り3局で逆転するには、1局当たり100点以上の差を付けなければなりませんね。
幸い好配牌です。これは行けるかもしれません)」

原村手牌:四①⑧236白白発発中花花

原村は2枚の花牌をさらして、嶺上から2枚補充する。補充牌は白と中。続いて第一ツモを持ってくる

1巡目
原村手牌:四①⑧236白白白発発中中 / 花花 /ツモ:8 打:①

和「(ここで白暗刻は大きいですね。中も重なりました)」

3巡目
原村手牌:四⑧2368白白白発発中中 / 花花 /ツモ:6 打:⑧

4巡目
原村手牌:四23668白白白発発中中 / 花花 /ツモ:3 打:四

5巡目、宮永が発を切る

和「ポン」 打:3

原村手牌:23668白白白中中 / 発発発 花花 /

8巡目
原村手牌:23668白白白中中 / 発発発 花花花花 /ツモ:1 打:8

和「(高目大三元テンパイです。直撃かツモなら一気に近付きます)」

同巡
天江手牌:三四五六七②③③③④234 / 花 / ツモ:中

衣「(ノノカの手牌から強大な気配を感じる。何もここで無理をすることはない)」

衣「(・・・いや)」

天江は、中をツモ切る

和「フー。混一色、大三元、花牌×4。98点です」

原村手牌:12366白白白中中 / 発発発 花花花花 /ロン:中(放銃者:天江)

衣「和了ってしまっていいのか?ノノカ」

和「トップ目から高目直撃。これ以上ない展開です」

天江は、次の原村のツモ牌をめくる。その牌は、6だった

衣「安目でも、ツモの方が遥かに差が縮まるぞ」

和「結果論です」

衣「(挑発に乗らないか。つまらん)」

北3局
東家:片岡 南家:宮永 西家:天江 北家:原村
片岡:+013 宮永:-086 原村:-003 天江:+076

天江手牌:二四九九②⑨47東東中花花

衣「チー」

衣「チー」

優希「(鳴けないし、一向聴が動かないじぇ)」

和「(なかなかの偶然ですね)」

衣「チー」

衣「フー。自摸、平和、花竜、妙手回春、花牌×5。24点」

天江手牌:九九②③ / 345 四五六 789 花花花花花 / ツモ:①



北4局
東家:宮永 南家:天江 西家:原村 北家:片岡
片岡:-019 宮永:-118 原村:-035 天江:+172

優希「(お子様とは191点差だじぇ。逆転するには、えーと・・・191から24を引いて、じゃなくて引くのは32で・・・)

※ツモ和了りで40点以上、直撃で80点以上、脇出で160点以上が必要です

和「(天江さんとは207点差です。逆転するには、ツモ和了りでは44点以上、直撃では2倍の88点以上、
脇出では4倍の176点以上が必要ですね)」

咲「・・・」

0巡目

宮永手牌:二八①①①②②③99東西北

天江手牌:四五五④⑤4567発中花花 → 四五五④⑤45678南発中 / 花花 /

原村手牌:三⑦⑨4456699白白花 → 三⑦⑨24456699白白 / 花 /

片岡手牌:一一七九④12東南西北北白

10巡目

宮永手牌:?????????????

天江手牌:四五五五六④⑤234567 / 花花 / ツモ:2

原村手牌:66699白白 / 444 555 花花 /

片岡手牌:九九白白 / 一一一 南南南 北北北 /


宮永捨て牌:西北東八二1⑨

天江捨て牌:南発⑨中8

原村捨て牌:三⑦⑨発北2

片岡捨て牌:④21西東1七

衣「(こいつら、流石だ。全員逆転の可能性を秘める手を聴牌している。それにしても、判らんのは咲だ。
64点以上の役は四暗刻、連七対以外否定されている。しかし、高目と安目で大きな差があり、
それらを聴牌しているようには思えない。槓もしてないし、どんな手で聴牌している?)」 2ツモ切り

和「(混一色、ポンポン和、推不倒、一色三節高、花牌×2。46点です。ツモ専なので、自摸と双暗刻が付いて49点。
安目の9ツモなら50点、高目の白ツモなら51点で逆転です)」 ④ツモ切り

優希「(圏風刻、門風刻、混一色、混幺九で42点だじぇ。ツモ専だから自摸も付いて43点だじぇ。
安目の九ツモなら43点、高目の白ツモなら45点で逆転だじぇ)」 ④ツモ切り

衣「(これで連七対も消えた)」

11巡目

咲「フー」

衣「(一体どんな手だ?)」

咲「缺一門、平和、全帯幺、不求人、推不倒、一色四同順。67点」

宮永手牌:①①①①②②②②③③③99 ツモ:③

衣「なっ」ガタッ



最終結果
片岡:-094 宮永:+107 原村:-110 天江:+097

衣「得意の槓を敢えて行わずに、面子に取り込んで役を作るとは想像できなかった。安目の9だと22点
(缺一門、無字、幺九刻×2、四帰一×2、双暗刻、不求人、推不倒)にしかならないという衣の感覚とも一致する。
これは咲に一本取られたな」

久「様子はどう?」

透華「あら、衣が負けましたの?」

まこ「わしも一度経験してみるかのう」

竹井、染谷、龍門渕がいつの間にか後ろに来ていた

衣「初めての実戦で衣を打ち負かすとは流石だ。咲、機会があったらもう一度打とう」

咲「うん、いいよ」

和「普段のそれとは一味違いますね」

優希「中国麻将も面白いじぇ」

京太郎「俺もやってみようかな」

久「須賀君っ、いつの間に出てきたの。ちょっと来なさいっ」

竹井は、須賀をロッカーの中に押し込み、自分も入る

ロッカー「ガタゴト」

咲「・・・」

和「・・・」

優希「・・・」

まこ「・・・」

透華「また来ますわ。今度は私たちも練習を積んで、負けませんことよ。衣、帰りますわよ」

衣「咲、ノノカ、タコス、ワカメ、またなー」

龍門渕は天江を連れて帰っていく

まこ「行ってしまったのう」

咲「ええと、三槓が32点で、四槓が88点で・・・」

久「早速夢中になってるわね」 ←いつの間にかロッカーから出てきた。須賀はロッカーの中でグッタリしている

まこ「中国麻将はツモ和了りが強いから、嶺上を武器とする咲が腕を磨いたら化けるかものう」

咲「中国麻将って楽しいよね。一緒に楽しもうよ」

一方、他の学校でも中国麻将が流行っていた

ここは鶴賀学園

智美「(ワハハー、聴牌したぞー。でも役のことは勉強不足だなー。取り敢えず平和と高目で三色かー)」

蒲原手牌:三四五八八④⑤⑦⑧⑨345 / 花花花 /

桃子「(・・・)」 (打:⑥)

佳織「要らないよね」 打:③

智美「ワハハー、かおりんの③、フーだー。えーと、役はー」

東横は気配を解放する

桃子「私が同巡に⑥を切ってるっすよ。振り聴っす」

蒲原「ワハハー、モモー、いつの間に⑥を切ったんだー?」

ゆみ「振り聴という概念は中国麻将にはない。同巡だろうと、例え蒲原が③-⑥を切っていようと、何の問題もなく和了できる」

ゆみ「その手は、門前清、平和、三色三同順、花牌×3で、15点だ。⑥だと、連六、門前清、平和で、8点に満たないから、
和了できない」

※花牌は、ドラと同様に、役としてはカウントされません

智美「ワハハー、役の事はよく判らないから、⑥でも和了するつもりだったんだー。モモの牌が見えなくて助かったー」

ゆみ「モモが捨てた牌で和了らなかったことによって、ツモって結果的に高くなる場合もある。直撃を食らうより、
ツモられる方が何倍も痛いからな。中国麻将で降りることを考える局面はあまりない」

桃子「私のステルスが役に立たないっす。こんな能力捨てるっす」

本局収支:蒲原:+039 東横:-008 妹尾:-023 加治木:-008



次局

佳織「フ、フー」

妹尾手牌:一一一九九①①111999 / 花花花花 / ツモ:①

智美「」

桃子「」

ゆみ「」

佳織「何点でしょうか?あれ、みんなどうしてんですか?」

ゆみ「その手は、不求人、三同刻、四暗刻、清幺九、花牌×4。152点だ」

智美「ワハハー、相変わらずかおりんは強運だなー」

本局収支:蒲原:-160 東横:-160 妹尾:+480 加治木:-160

ここは姫松高校

洋榎「フーや。坎張、平和、清竜、花牌。20点や」

洋榎手牌:二三四①③④⑤⑥88 / ⑦⑧⑨ 花 / ロン:③

恭子「あちゃー、振り込んでもうた」

由子「中国麻将でも洋榎は強いのよー」

漫「・・・」ジジジ バチッ

本局収支:洋榎:+044 末原:-028 真瀬:-008 上重:-008



次局

漫「フー。喜相逢、断幺、四帰一、双暗刻、双同刻、不求人、大于五、花牌×2。27点です」

上重手牌:六七七七七八⑦⑦66678 / 花花 / ツモ:⑦

恭子「漫ちゃんが爆発すると、大于五や全大が必然的に付いてくる。これは厄介やな」

本局収支:洋榎:-035 末原:-035 真瀬:-035 上重:+105



次局

漫「フー。四帰一×3、不求人、推不倒、七対、全大、花牌×3。69点です」

上重手牌:⑧⑧⑧⑧⑨88889999 / 花花花 / ツモ:⑨

洋榎「」

恭子「」

由子「」

本局収支:洋榎:-077 末原:-077 真瀬:-077 上重:+231

ここは永水女子

初美「(私の北家が回って来ましたよー)」

薄墨手牌:九九①246東東南西北北花

霞「(はっちゃんの北家ね。東と北を捨てないようにしなきゃ)」

春「(同上)」ポリポリ

小蒔「zzz」

石戸手牌:一二三四③⑨234東北白中

数巡後

初美「(東と北が出てきませんよー。誰か絞ってるんですかー?)」

霞「フー。不求人、組合竜、全不靠、花牌×2。30点」

石戸手牌:一四③⑥⑨258東北白中発 / 花花 / ツモ:七

初美「不靠系だと字牌1枚でも使えますよー。絞られるだけならまだしも、和了られると厄介ですねー」

小蒔「zzz」

本局収支:薄墨:-038 石戸:+114 滝見:-038 神代:-038



初美「(また私の北家が回って来ましたよー)」

春「フー。組合竜、全不靠、花牌×3。27点」ポリポリ

滝見手牌:一四七③⑥258東北白中発 / 花花花 / ロン:⑨

初美「」

小蒔「zzz」

本局収支:薄墨:-035 石戸:-008 滝見:+051 神代:-008



初美「(またまた私の北家が回って来ましたよー)」

霞「フー。組合竜、全不靠、花牌。25点」

石戸手牌:一四七③⑥⑨58東北白中発 / 花 / ロン:2

初美「」グスッ

小蒔「zzz」

本局収支:薄墨:-033 石戸:+049 滝見:-008 神代:-008

次局

小蒔「」カッ

小蒔「」ゴゴゴ

初美「姫様が目覚めましたよー。厄介ですねー」

神代手牌:一一一二三五六八九九8東南

数巡後

小蒔「フー。四帰一、不求人、清竜、九蓮宝灯。110点」

神代手牌:一一一二三四五六七八九九九 / ツモ:九

本局収支:薄墨:-118 石戸:-118 滝見:-118 神代:+354

初美「」

春「」ポリポリ

霞「ふんふむ」



初美「(最後の北家ですねー。もう怒ったですよー。他人には頼りませんよー)」

薄墨手牌:二③④④7東東南西北北花花

数巡後

初美「カンッ、もう一個カンッ」

薄墨手牌:二①③④④南西 / 東東東東(暗槓) 北北北北(暗槓) 花花花 / ツモ:南 打:二

薄墨手牌:①③④④南南西 / 東東東東(暗槓) 北北北北(暗槓) 花花花 / ツモ:西 打:①

薄墨手牌:③④④南南西西 / 東東東東(暗槓) 北北北北(暗槓) 花花花 / ツモ:西

初美「・・・」 打:③

次巡

「フー。不求人、混一色、双暗槓、四暗刻、大四喜、花牌×3。173点ですよー」

薄墨手牌:④④南南西西西 / 東東東東(暗槓) 北北北北(暗槓) 花花花 / ツモ:南

春「」ポリポリ

霞「ふんふむ」

小蒔「zzz」

本局収支:薄墨:+543 石戸:-181 滝見:-181 神代:-181

ここは宮守女子

豊音「ポン、チー」

姉帯手牌:⑤⑥⑦4599 / 中中中 一二三 花花 /

塞「」 打:⑦

豊音「チー」 打:⑦

姉帯手牌:4599 / 中中中 一二三 ⑤⑥⑦ 花花 /

エイ「トヨネ、鳴イタ牌ト同ジ牌ヲ切ッテル」

白望「日本と違って食い替え自由だからね」ダル 打:9

豊音「ポン」 打:4

姉帯手牌:5 / 中中中 一二三 ⑤⑥⑦ 999 花花 /

次巡

豊音「ぼっちじゃないよー。フー」

姉帯手牌:5 / 中中中 一二三 ⑤⑥⑦ 999 花花 / ツモ:5

塞「で?役は?」

豊音「えーと、自摸、単調将、幺九刻、箭刻・・・」

白望「8点に満たない」ダル

エイ「トヨネ、チョンボ。マイナス10点オール」

塞「出和了りだったら、単調将、幺九刻、箭刻、全求人の10点で和了れるんだけどねえ」
                 ・ ・ ・ ・ ・ ・
豊音「友引だとツモ和了りになってしまうよー。よく考えて鳴かないと、8点を満たせないよー。
先負はそもそもリーチがなくて使えないし、きついよー」

本局収支:臼沢:+010 姉帯:-030 エイ:+010 小瀬川:+010

ここは有珠山高校

由暉子「(配牌が悪い・・・)」

真屋手牌:二二四九①⑤⑧1488西北発

数巡後

由暉子「(七対聴牌・・・)」

真屋手牌:二二四四①①⑤⑧1188東 / 花 / ツモ:⑤

由暉子「左手を使ってもいいでしょうか?」

爽「別にいいけど、中国麻将にリーチはないぞ」

由暉子「そうでした・・・」 打:⑧

数巡後

揺杏「」 打:東

由暉子「フー。七対、花牌×2。26点」

真屋手牌:二二四四①①⑤⑤1188東 / 花花 / ロン:東

成香「すてきです」

爽「(リーチがないんじゃ、ユキは普通の打ち手だな)」

本局収支:真屋:+050 本内:-008 岩館:-034 獅子原:-008



次局

爽「(これはフリカムイを使おう)」

※南場、西家

獅子原手牌:七⑥⑧⑨358東南南北花花

数巡後

爽「ポン」

数巡後

爽「ポン」

数巡後

爽「カン」

爽「フー。坎張、明槓、缺一門、圏風刻、三風刻、花牌×3。20点」

獅子原手牌:⑥⑧33東東東 / 南南南南(明槓) 北北北 花花花 / ツモ:⑦

揺杏「アッコロも赤い雲も白い雲も強力だし、中国麻将でも爽の強さは変わらないな」

成香「すてきです」

本局収支:真屋:-028 本内:-028 岩館:-028 獅子原:+084

ここは千里山女子

怜「(聴牌したで)」ゴホッ

園城寺手牌:三四五⑧⑧23445667 / 花花 /

怜「(次にセーラはを出す。でも・・・)」

セーラ「」 打:8

怜「・・・」

浩子「」 打:①

竜華「」 打:東

園城寺のツモ番

怜「フー。断幺、平和、不求人、花牌×2。10点」

園城寺手牌:三四五⑧⑧23445667 / 花花 / ツモ:5

セーラ「あれ?俺の8は?高目なのに見逃し?」

竜華「その手は8じゃないと出和了り利かへんやん」

怜「5をツモる未来が見えたんや。だったらそっちのほうがええやん。8で出和了りすると、
門前清、断幺、平和、一色三歩高、花牌×2で24点や。だけど基本点の支払いはセーラのみや。安目でもツモ和了りなら、
全員が10点ずつ支払って、30点の得点や。セーラとの差分は小さくなるけど、劇的というほどでもあらへん。
何より、セーラ以外との差分が大きくなる。疑うんなら、下記の数値を見てや。
もっとも、最高なのは8をツモ和了りすることやけどな」

浩子「江口先輩は3900を3回刻むより、12000を和了るほうが好きだ、とおっしゃってましたけど、
中国麻将では小さい点数でも何度も和了ったほうが効率が良いですね」

本局収支(現実):園城寺:+054 江口:-018 船久保:-018 清水谷:-018(8を出和了りした場合)

本局収支(仮想):園城寺:+048 江口:-032 船久保:-008 清水谷:-008(5をツモ和了りした場合)

ここは阿知賀女子

玄「(花牌がいっぱい・・・)」

玄手牌:①2489東東中花花花花花

数巡後

玄「ポン」

数巡後

玄「チー」

数巡後

玄「フー。自摸、連六、圏風刻、箭刻、混一色、花牌×8。20点ですのだ」

玄手牌:2245中中中 / 東東東 789 花花花花花花花花 / ツモ:6

玄「私とは無縁の混一色を和了ることができた。花牌は私の所にしか来ないし、普段の窮屈さもないし、
和了ったら自動的に6~8点くらいがおまけで付いてくる。しかもノーリスク」

憧「確かに花牌は来ないけど、日本のドラと違って、他者の手牌が分断されることはないから(震え声)」

宥「でもこれだと玄ちゃんらしさが無くなって、平凡な打ち手になる・・・」

本局収支:玄:+084 新子:-028 宥:-028 灼:-028



次局

宥「(あったかいのいっぱい・・・)」

宥手牌:二四八八九①①⑦⑦179中

数巡後

宥「ポン」

数巡後

宥「ポン」

数巡後

玄「」 打:六

宥「フー。無字、幺九刻、三色三節高。10点」

宥手牌:四五①①⑦⑦⑦ / 八八八 999 / ロン:六

本局収支:玄:-018 新子:-008 宥:+034 灼:-008

次局

宥「(あったかいのいっぱい・・・)」

宥手牌:二三五八九①③⑥⑦19中中

数巡後

灼「」 打:4

宥「フー。箭刻、不求人、組合竜。18点」

宥手牌:二五八九九③⑥⑨17中中中 / ロン:4

灼「中国麻将だと、役が増えた分、宥さんの手がより柔軟になると思・・・」

憧「他にも三色双竜会や全帯五が考えられるわ。鳴いても点数が下がらないというのも大きいわね」

本局収支:玄:-008 新子:-008 宥:+042 灼:-026



次局

憧手牌:二四五八③⑤⑤⑨⑨⑨135

数巡後

憧「チー」

数巡後

憧「チー」

数巡後

灼「」 打:⑧

憧「フー。無字、幺九刻、三色三同順、10点」

憧手牌:⑧⑨⑨⑨345 / ③④⑤ 三四五 / ロン:⑧

憧「中国麻将には振り聴もないし、三色三同順が出来なくても、三色三歩高にも保険が利きやすいし、
まさに鳴き三色や鳴き一通を武器とする私向きのルールね」

本局収支:玄:-008 新子:+034 宥:-008 灼:-018

次局

灼手牌:②②③③④⑤⑥⑦⑦⑧26東

灼「(筒子の清一色・・・)」

数巡後

灼手牌:②②③③④④⑤⑤⑥⑥⑦⑦⑧

灼「(聴牌・・・。②-⑤-⑧待ち・・・)」

数巡後

灼「フー。連六、一般高×2、断幺、平和、不求人、清一色。35点」

灼手牌:②②③③④④⑤⑤⑥⑥⑦⑦⑧ / ツモ:⑧

憧「違うわよ!その手は・・・」

灼「日本における面前の二盃口の形は、七対にした方が点が高くなるんだった(例外あり)。
断幺、不求人、七対、清一色。54点」

憧「それも違うわよ!その手は、断幺、不求人、連七対で94点なのよ!」

玄「」

宥「」

本局収支:玄:-102 新子:-102 宥:-102 灼:+306

ここは新道寺女子

南三局

哩「(この手、10点に仕上げる!リザベーション・テン!)」

白水手牌:五五八九①③④⑧357東中

姫子「」ビビクンッ

数巡後

煌「」 打:⑤

哩「フー。平和、三色三同順、花牌×2。12点。リザベーション、達成(クリア)!」

白水手牌:三四五五五③④789/ 345 花花 / ロン:⑤

煌「すばらっ」

姫子「南三局20点キーゲット!」

本局収支:白水:+036 花田:-020 江崎:-008 安河内:-008



西四局

哩「(この手、20点に仕上げる!リザベーション・トゥエンティ―!)」

白水手牌:二三四六八九⑦⑨24南花花

姫子「」ビビクンッ

数巡後

哩「フー。自摸、辺張、平和、清竜、花牌×3。23点。リザベーション、達成(クリア)!」

白水手牌:一二三八九⑥⑦⑧44 / 四五六 花花花 / ツモ:七

仁美「何もかんも政治が悪い・・・」

姫子「西四局40点キーゲット!」

本局収支:白水:+093 花田:-031 江崎:-031 安河内:-031

次荘

南三局

姫子「(20点おいでませ)」

鶴田手牌:六七②③③④⑤⑤⑦東東白中

美子「(この局は部長が和了ったけん、リザベがかかってるとは限らんばってん、注意ばい)」

数巡後

煌「」 打:⑥

姫子「坎張、缺一門、門前清、一色三歩高。20点」

鶴田手牌:六六①②③③④⑤⑤⑦東東東

本局収支:鶴田:+044 花田:-028 江崎:-008 安河内:-008



西四局

姫子「(この手ば40点に仕上ぐ!)」

鶴田手牌:一二二三②②②③1289南

仁美「(この局も部長が和了ったけん、リザベがかかっとーしたら、どげんする事も出来なか)」

数巡後

姫子「フー。辺張、一般高、平和、不求人、三色三同順、全小。40点」

鶴田手牌:一一二二三三①②②②③12 / ツモ:3

仁美「何もかんも政治が悪い・・・」

本局収支:鶴田:+144 花田:-048 江崎:-048 安河内:-048

※白水が基本点N点の手を出和了った場合、取得点数はN+24点となります。原作では飜数が2倍になるリザベーションですが、
倍数が底点にも反映されると仮定した場合、鶴田の取得点数は2N+48点となります。2N+48 = (2N+24)+24ですので、
白水が基本点N点の手を出和了ると、鶴田は基本点(2N+24)点の手を出和了ることになります(ツモ和了りの場合は、N → 2N+8)。
N=8(最小値)の場合でも、2N+24=40となり、非常に効率が良くなってしまいます。
実際にどうなるかは原作の描写があればいいのですが、彼女達が中国麻将を行うことは、まずあり得ません。
よって、ここでは私独自の解釈で、基本点のみに反映されることにしました。

ここは白糸台高校

誠子「(この手を8点以上にするには・・・)」

亦野手牌:一三④⑥3478東南発発花

数巡後

誠子「ポン」

亦野手牌:一一三④⑥3478東南 / 発発発 花 /

誠子「(普通は東か南を切る所だが、ここは・・・)」 打:7

数巡後

誠子「ポン」

亦野手牌:⑥⑦345東南 / 発発発 一一一 花花 /

数巡後

尭深「」 打:4

誠子「チー」 打:4

亦野手牌:⑥⑦東南 / 発発発 一一一 345 花花 /

次巡

亦野手牌:⑥⑦東南 / 発発発 一一一 345 花花 / ツモ:南 打:東

次巡

誠子「フー。自摸、幺九刻、箭刻、五門斉、花牌×2、12点」

亦野手牌:⑥⑦南南 / 発発発 一一一 345 花花 / ツモ:⑧

誠子「(断幺や役牌だけで和了れる日本と異なり、8点縛りを意識しつつ鳴かなければならないのはきつい。
ただ、現物鳴き替えが出来るのはありがたい)」

本局収支:亦野:+060 渋谷:-020 大星:-020 宮永:-020

次局

淡「ダブリー!」

大星手牌:三四六六六⑦⑧⑨567北北

誠子「・・・」

尭深「・・・」

照「中国麻将にリーチはない」

淡「ああ、そうだった」テヘペロ

数巡後

淡「カンッ」

大星手牌:三四⑦⑧⑨567北北 / 六六六六(暗槓) 花花 /

数巡後

誠子「」 打:三

淡「フー。裏ドラは・・・」

照「ドラも裏ドラもない。その手は8点に満たない。チョンボだ」

淡「うう、ダブリーもできない、裏ドラもない。中国麻将なんか嫌い!」グスッ

尭深「(能力を発動させなければいいのに・・・)」

本局収支:亦野:+010 渋谷:+010 大星:-030 宮永:+010



次局

照「フー。10点(和了形省略)」

本局収支:亦野:-008 渋谷:-018 大星:-008 宮永:+034



次局

照「フー。12点(和了形省略)」

本局収支:亦野:-020 渋谷:-020 大星:-020 宮永:+060



次局

照「フー。15点(和了形省略)」

淡「テルーばっかり和了って、ずるいよー」

誠子「細かく刻むと、あんまり高い手になりませんよ」

尭深「でも大きく刻むと、後半きつくなる・・・」

照「調整が難しい」

本局収支:亦野:-023 渋谷:-023 大星:-023 宮永:+069

北四局

淡「(タカミーが今まで捨てた第1打は白中白発発東南白東中中発西西東。素直に考えるなら西単騎か南単騎・・・)」

0巡目

尭深「地に蒔いた種が木々になり実る頃―――収穫の時(ハーベストタイム)―――!!」

渋谷手牌:東東東西白白白発発発中中中

1巡目

尭深「フー。単調将、不求人、四暗刻、字一色、大三元。221点」

渋谷手牌:東東東西白白白発発発中中中 / ツモ:西

誠子「」

淡「」

照「」

本局収支:亦野:-229 渋谷:+687 大星:-229 宮永:-229

※リザベーションコンビと同様に、宮永の連続和了による打点上昇も解釈に苦労しました。
基本点N点の手は、出和了りではN+24点ですが、ツモ和了りでは3N+24点となるためです。
ここでは、基本点Nのみが打点上昇の対象となると判断して、描写させていただきました

※渋谷の「たかみスロット」は、原作では、埋まったスロットは11個が最大でしたが、中国麻将は16局固定であり、
15個分を埋めることができます。スロットの数は13個ですので、2個余ってしまいます。
余った2個はどうなるのか、前半の2個が消える、後半の2個が消える、スロットがリセットされて2個しか埋まらない、
など様々な解釈が考えられますが、ここでは、「渋谷が、自分の都合によって取捨選択出来る」と解釈させていただきました。

お付き合いいただきありがとうございます。中国麻将が判らない人には何が何やら、だと思いますが(むしろ判る人は
いるのだろうか)、私個人の勝手な趣味で書かせていただきました。ご了承下さい。

今回初めて闘牌を描写させていただきましたが、非常に難しかったです。最初は、全員の思考が交差する立体的な闘牌を
書きたかったのですが、牌が5枚あったり、巡目に矛盾が生じたりして、上手くいきませんでした。

結局、実際に牌譜を作成したのは、北四局だけとなりました。この局のみ、描写には表れていませんが、
誰が何巡目に何を捨てたか、何を鳴いたかなどが設定されています。この1局の闘牌を作成するだけで、時間と労力が
かかり、小林立先生や、咲ssに置いて闘牌を描写してきた方の凄さを実感しました。

またssを書く機会があったら、よろしくお願いします

>>12

正:宮永捨て牌:西東八二1⑨

誤:宮永捨て牌:西北東八二1⑨

でした。2巡目に宮永が切った北を、片岡がポンしたという設定ですので

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