短編ストーリー 世話焼き雪穂ちゃん
※前編の雪穂ちゃんのお話とは関連がありません
もし、雪穂ちゃんがお姉ちゃんっ子で、しかもシスコンだったとしたら...?
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音ノ木坂付属高等学校
「本当にいい加減にしてよね?もう高校二年生なんでしょう」
穂乃果「えへへ~、かたじけないかたじけない♪」ゴソゴソ
穂乃果「ううううううわあああああ!!?」
μ's「!?」ビクッ!!
穂乃果「こ、ここ、これは~...!!」
「まぁ、い、いつも頑張ってるし?今日はイチゴとカスタードをふんだんに混ぜたタダのパンだけど?」モジモジ
穂乃果「....~~っ!雪穂、だーいすき♡」ガバッ!
「きゃっ!?」サッ
穂乃果「いだぃっ!?」ゴンッ
「...μ'sの皆さんがいる前でやめてよね、それじゃ、私もう行くから」スタスタ
穂乃果「えへへへ、はーい、今日もありがとね~!また放課後に~♪」フリフリ
μ's「...」
穂乃果「見てみて海未ちゃん!雪穂の手作りパンだよ、しかも穂乃果の大好きないちごぉ♡」ルン♪
海未「...ええ、朝の3時に起きて、わざわざ仕込みからご丁寧に焼き上げるまで、雪穂は素晴らしい妹ですね...」フフ、フ...
穂乃果「うん!それに、雪穂はタダのパンなんて言ってたけど、すっごく美味しいんだよ~、ね!ことりちゃん!」
ことり「あ、え?う、うん!あはは、穂乃果ちゃんいっつも美味しそうに食べてるもんね(私は一回も食べたことないんだけど...)」アハ..
穂乃果「そうだ!!凛ちゃんも一口食べてみる!?絶対に気にいるよ~雪穂のパン!」
凛「にゃ!?本当に~?ちょうど朝ごはん食べられなかったから凛うれ
穂乃果「なんちゃて、やっぱりあーげない♪雪穂のパンは穂乃果がちゃんと味合わないと、失礼だよ♪」
凛「そうかにゃ」
花陽「凛ちゃん、今は抑えて、空腹でイライラしてるだけ、空腹でイライラしてるだけだよ」
穂乃果「...だめだぁ!!お昼まで我慢できない、少しだけ食べちゃおう」ガサガサ
絵里「やめなさい、食べ過ぎて体重に影響が出たら、どうするのよ?」ピシッ
海未「(ハラショーです、絵里)」グッ
穂乃果「亜利沙ちゃんが...」ボソ
絵里「...え?亜利沙が、なに?」
海未「(ん?)」
穂乃果「『はい!今日は生徒会や部活を頑張ってるお姉ちゃんに、亜利沙がお昼ご飯を作ってきました♡』」
絵里「...っ」ピクッ
穂乃果「『ペリメニピロシキとどめにボルシチ♪あ、でも冷めちゃうね?お昼ご飯はまだなのに...
絵里「食べるわ今すぐに。亜利沙がせっかく作ってくれたんだもの、私はこの上ない幸福を只今享受したいと強く思う」キリッ
にこ「まぁ、いつも通りよね」
希「うーん、同じ妹を持つ人にしか分からない極地なんやろうか」
@というか、穂乃果ちゃんもシスコン入ってる...?
~~~~~~お昼ご飯~~~~~~
穂乃果「....お腹空いた...」グテー
海未「はぁ..朝の部活ミーティングで、お昼ご飯を先に食べた穂乃果が悪いのでしょう」
穂乃果「だって、美味しそうだったんだもん!もう~、雪穂のせいだよ!あんなの絶対にすぐ食べちゃうに決まってるじゃん」
ことり「(ついに雪穂ちゃんのせいに...穂乃果ちゃん、何だか雪穂ちゃんとの姉妹の立場が..)」タラー
「あの..高坂穂乃果、うちの姉はいませんか?」
クラスメイト「ああ、高坂さんの妹さんね、おーい高坂さーん!!」
穂乃果「ん?雪穂!?」
海未・ことり「あ」
雪穂「こんにちは、海未ちゃん、ことりちゃん」
穂乃果「その包みはもしかして?」
雪穂「ん、どうせ朝渡したお昼食べたんじゃないかと思って、はい」
【日本食弁当(栄養価計算済み】
海未・ことり「」
穂乃果「わーい!!雪穂って、もしかしてエスパー?」ウキウキ♪
雪穂「高校二年生にもなってエスパー?じゃないよ..海未ちゃんたちがいるのに、恥ずかしいったらありゃしない」モジモジ
海未「(その割に顔がほころんでいますけれど)」
ことり「(というか、私たちが居てもいなくても、こんな感じだろうね...)」
穂乃果「いやいや、こんなできた妹を持って、お姉ちゃんは幸せものだな~♪」ヨシヨシ
雪穂「ふ、ふん...なに言ってるの、部活で空腹で足手まといになって、みんなに迷惑がかからないように、だよ..」ナデナデナデラレ
雪穂「てか、ずっと頭撫でないでくれる?子供じゃないんだからさ、ウザい」ナデナデナデ凛コ♡
海未・ことり「すごい、ぜんぜん嫌がってる素振りが感じられない、拒否反応」
@あらかじめ二つのご飯を用意しておく、先をよく見るできた(?)妹
_________「「「「「「「「シスターコンプレックス???????」」」」」」」」______
真姫「えぇ、恐らくそのタグイなる精神的な作用、もとい心性だと思われるわ」
にこ「まぁ...確かに姉妹にしては、距離が近いというか、雪穂ちゃんは世話を焼きすぎよね...」
絵里「そうよ、それに加え姉の立場もなってないダメダメな穂乃果...私を少しは見習うべきよね」
希「んー?エリチも穂乃果ちゃんとの次元が似ているから、あんまりな~」
絵里「ちょっとそれどういう意味なの、のぞみ?!」
希「自分のかしこい脳みそで考えてみるんや^^」ニッ
花陽「で、でも、ちょっと羨ましい、かも?」
凛「かよちんは一人っ子だもんね~、そんなに妹が欲しいんだ?」
花陽「う、ううん...ただ、兄弟姉妹がいるのって賑やかそうで良いなって」エヘ
にこ「そうでもないわよー、グズつくし、目が離せないし」アハハ
絵里「いつも尊敬の眼差しで油断できないんだから?全く困っちゃうわよ」フフン
凛「(ソンケイ....?絵里ちゃんは何を言ってるのかにゃ、美味しい食べ物の話..?)」
花陽「それでも、妹かお姉ちゃんがいたら、きっと毎日お家では楽しいんだろうな~」キラキラ
にこ・絵里「(ひとりっ子特有の憧れね、羨ましい限りだわ...)」タラー
ガチャッ__
雪穂「こんにちは~、お疲れさまです、皆さん」
絵里「あら、雪穂ちゃんじゃない..中等部は、もう授業終わったの?」
雪穂「はい、今日は週に一回のμ'sのマネージャー当番なので」
にこ「いつも悪いわね~、受験も控えてるっていうのに」
雪穂「いえ!たまの息抜きとして活動しているので、みなさんからも元気を貰えますし」ニコッ
希・凛・花陽「(良い子だ...)」シンミリ..
真姫「(この妹に、あの姉がどうして出来上がったのかしら..)」
雪穂「」キョロキョロ
絵里「穂乃果(たち)なら、まだクラスの用事で部室には来てないわよ」
雪穂「え、え?ちがっ、お姉ちゃんじゃなくて...まだみんな揃ってないんだなと思ってただけです!」アセアセ
絵里「ふーん、そう..?」クス
雪穂「~~///」カァ
にこ「こらこら、なに意地悪してんのよ、穂乃果お姉ちゃんに言いつけられるわよ?」フフ
雪穂「も、もうにこさんまで!!違うって言ってるじゃないですか!」プン
にこ「あーらまぁ、これは怒らせちゃったかな」ニコ
雪穂「知らない!」プイ
ひとりっ子組「......(・_・)」...
絵里「ふふ、すねちゃって可愛いわね~」フフ
\あはははうふふふ/
ひとりっ子組「(° _ °).........」...
希「(うら)」凛「(やま)」花陽「(しい!!)」プルプル
真姫「(なによあれ、羨ま...
真姫「(((う"う"ん、それにしてもあの2人、年下の扱いには慣れているようね)」クルクル
絵里「ほら、にこ、あなた今日は面白いライブのDVD持ってきてるんでしょう?」
雪穂「え?」
にこ「そうだったわ、伝伝伝の新たなプレミアム映像、雪穂ちゃんに見せようと思ってたのよね」
雪穂「そ、そうでしたか...」モジモジ
絵里「穂乃果たちが来るまで、のんびりと鑑賞でもしましょう、ね」
雪穂「はい!将来、スクールアイドルを目指すためにも、参考にしたいです!」パァ
真姫「ちょっと、何よアレ!ちょろすぎじゃないの雪穂ちゃん!?」ヴェェェッ
希「人のふり見て我がふり直せ、なんてな」ククク
真姫「のぞみ?何か言った?」ピキッ
希「んぃや何も」ピュ~♪
凛「でも、あの感じどこかで見たことあるような...」
花陽「う~ん、もしかして...穂乃果ちゃん?」アハハ
凛・真姫「「そ、それだ(わ)(にゃ)!!」」クワッ!
希「あどけなく気持ちがコロッと変わる感じ、やっぱり姉妹なんやな~」フフ
雪穂「....」ジーッ
にこ・絵里「(まぁまぁ、さっきまで拗ねてたのに、DVDに夢中になっちゃって...)」
______「「「「((((かわいい...っ!!!))))」」」」_____
~~~~そして放課後...____
アイドル研究部室 (close中)
「「「「「.......」」」」____
海未「あ、あの...これは一体なんの集まりなんでしょう?」
ことり「穂乃果ちゃんや絵里ちゃん、にこちゃんは先に帰っちゃったけど...」
希「良いの良いの、今日は兄弟姉妹居らずの一人っ子集会なんやから」
「「ひ、一人っ子集会ぃ..??」」エェェ..
説明しましょう?一人っ子集会とは、私たち兄弟姉妹がいない一人っ子たちが、各々の理想とするブラザー&シスタードリームを披露する、いわば語り場、お披露目会とでも言えば良いのかしら」真姫
凛「いつの間にか司会進行役になってるにゃ」
花陽「いちばんノリノリな人がよく分かる流れだね」
海未「そんな集会が....?いつできたんですか、そんなもの..」ヒキッ...
希・真姫「今日」
海未「...はい?」パードゥン?
希・真姫「今日」
花陽「えっと...放課後、海未ちゃんたちが来る前に、雪穂ちゃんが一足先に部室に来てね?」
花陽「雪穂ちゃんと、妹がいる絵里ちゃんやにこちゃんとのやりとりを見て..」
真姫「うらやm..我がもn..家庭内の関係推進に、兄弟姉妹間のコミュニケーションから、何か学べることがあるんじゃないかと考えてね」スチャ..
ことり「(今のって『羨ましい』『我がものにしたい』って言おうとしたんじゃ..)」
凛「(欲求がだだ漏れだよ、真姫ちゃん...赤いメガネかけ始めたけどなにが始まるのにゃ)」
希「そこでや!!うちらで姉妹でのコミュニケーションで得られる、素晴らしい感動を共有しようや!(妄想で)」
海未「練習お疲れ様でした、また明日の部活で」
ことり「あはは~、私も家で衣装作りの続きを..」
真姫「待ちなさい!仲間の一人が家族に相手にされず、家で寂しい思いをしている...」プルプル
真姫「それにはそれを埋める遊び(妄想)が必要なの!今の旬は、兄弟姉妹、ぁあ羨ましい!!」カッ!
希「頼むわことりちゃん、うちら家でほぼ一人の独身モドキに、ちょっとくらい新しい刺激を分けてくれてもええやろ?」ギュゥゥゥ...
ことり「ちゅんッ!!?8?!!」ジタバタッ
海未「くっ!ことりを離しなさい!この!(ダメです..!異常な握力でとりはずせません、ことりだけに!?)」ククップッ...
花陽「(海未ちゃん、ことりちゃんが痛がってるのに笑ってる...?)」←健全な一人っ子
凛「(海未ちゃんもあっち側なのかな..?)」←同じく
海未「わわわかりました、分かりましたから!!ことりを離しなさい、希!」ゼーハー
希「ほんま!?ありがとう海未ちゃん、ことりちゃん!!」パァ
真姫「持つべきものは、友達ね」フッ..
ことり「:8:」ウミチャーン..ホノカチャーン..
海未「大丈夫です、はやく終わらせて脱出しましょう」ヨシヨシ
花陽「他人様の姉妹を羨んで妄想の糧を掻き集めようと協力を半強制で促す友達かぁ...」遠い目
凛「何かを悟ったかよちんの瞳、切ないにゃぁ」ドヨーン
-----改め、一人っ子集会、開談-----
本日のメンバー紹介
希、真姫
~家では、高校生の家庭とは程遠い独身生活を送っている、兄弟姉妹欲しい、と言うかヌクモリが欲しい、最近は初めてのおつかい(姉妹編)を見るのが楽しみで仕方ない。
花陽、凛
~集会にいつの間にか巻き込まれた被害者たち。。。家では、両親とも仲良く不自由はないが、兄弟姉妹がいることに多少は興味あり、密かに妄想してるかも?
海未、ことり
~同じく、巻き込まれた被害者たち。。。希たちには、一人っ子と認定されてお呼ばれ(?)されたが、実のところ、それは誤解で....?
希「よし!これで準備オーケーやね!」フーッ
花陽「順番はどうするの?希ちゃん」
希「うん、このサイコロで名前が出た子から、おのれのブラザー&シスタードリームを見せて欲しいんよ」コロコロ
真姫「ふふ、楽しくなってきたわね..ことりは、衣装を縫い付けながら、順番が来るのを待ってて良いからね?」ウフフ
ことり「( ´:8:`)」チクチク...
最初にB&Sドリームを展開するのはだーれだ!?
メンバー内、>>>16
面白いから速報かラブライブ板に行った方がいいと思うぞ
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