マクロス短編 ジャンク屋VS鳳仙花(29)

キオ・ラッキオ
設定CV 小野坂昌也
年齢18歳
ジャンク屋ラッキオ屋の次男。キオの兄。メカオタクであり、なんでも回収してしまう。
趣味と仕事を熱心にやり、仲間を見捨てられないという熱血漢。
悩むよりも先に己の"カン"を信じて直感で動く。メカの事に関しては絶対的な自信を持っており、また「宇宙一の悪運」を自称する。

ジュリ・メルドーラ
設定CV 倉田雅世
年齢17歳
ジャンク屋ラッキオ屋に働く少女、不幸体質。
サンダースがスピカ3で回収したカプセルに入っており、そのままラッキオ屋で働く事になった。
回収される以前の記憶はないが、軍服を着ていた事から軍人だと思われる。

ラージャ・ラッキオ
設定CV 速水奨
年齢23歳
ジャンク屋ラッキオの長男、真面目でクール。
しかし弟のキオに頭を悩ませる。

サンダース・ラッキオ
設定CV 川原慶久
年齢48歳
ジャンク屋ラッキオ屋の主。銀河一暑苦しい男と言われている、好きな事は仕事のあとの酒が好き。母艦サーベラスの艦長を務める。

ライナ・ラッキオ
設定CV 島津冴子
年齢40歳
ジャンク屋ラッキオ屋の主サンダースの妻でメルトランディ人。
空士タイプのメルトランではなく、通信兵出身である。
28年経った今でも若さは健在。

コンピューターサクラ
設定CV 日高のり子
キオをサポートするコンピューター、キオの話し相手である。

シホ・ラカジーラ
設定CV 大本眞基子
階級准尉
年齢17歳
フェアリとゼブラの娘の一人、異名鳳仙花のシホ。
両親がゼントラーディ人であるのは当然だが母親の気性が激しい性格と、穏やかな性格が混ざったような勝ち気な性格をしており腕に自信はある.根は女の子らしい。
新人ではあるが、激しい戦いぶりを見せ初陣のスピカ3ゼントラーディ軍迎撃作戦以降、145機の撃墜スコアがある。
黒っぽい緑色のポニーテール。

ガイ・ジェナス
設定CV 井上和彦
年齢 20代
傭兵シーサーペントのリーダー、キオとは腐れ縁がある。かなりの戦闘能力があるが、マクロスのあるエースのクローン。

マイク・ギーレン
設定CV 小野健一
年齢 18歳
元統合軍人のシーサーペントの一員。ガイのサポート役。

アニタ・ナーレス
設定CV 土井美加
年齢 19歳
傭兵シーサーペントのオペレーター。アニタの名は叔母アニタ・ジュリアから名付けられている。元統合軍人。

【新メカ】
VF-X3号機フラッシュライト
破壊された輸送艦から見つけた謎のバルキリー。3号機ナンバーがある。形式番号は適当につけた。カラーリングは赤。主なパイロット.キオ

VF-X2号機フラッシュライト
破壊された輸送艦から見つけた謎のバルキリー。2号機ナンバーがある。主なパイロット は ガイ

VF-17DAディープアームズナイトメア
ビーム兵器試験型のバルキリー、シホが搭乗。

VF-11Aサンダーボルト
警備部隊のバルキリー、ガンポッドに銃剣が装備されている。所属機のカラーは、夜戦カラー。頭部はVF-1のJ型に類似。

VF-18ラプターⅡ
正式採用2039年、開発企業は新星インダストリー。プロジェクトスーパーノヴァ計画のプロトタイプであり機種は制空戦闘機と言われ、無敵と言われるほど性能を誇る。しかし欠点はフォールドできない事であり、VF-19やVF-22に劣るが、性能面ではVF-18が上と言われる。コストは安定しており、総生産数は2308機。ここではYF-18。

【西暦2038年 銀河の辺境にあるウォルガー星系】

メガロード09がたどり着いたウォルガー星系、主星は惑星ボルケーノ.
人口増加もしくは、貧富の格差により銀河一の無法地帯であり、宙族や傭兵や反統合ゲリラに対し統合軍駐留軍が取り締まりを行っていた。
しかし一行に治安回復が出来ず、内戦があったり宙族が荒らし回ったりとしていた。
そんな中......

ガリレオ級汎用空母サーベラス (現 ジャンク屋ラッキオ屋母艦)

キオ「惑星ナービスで、ジャンクパーツのオークションか楽しみだなぁ。」

ジュリ「もうキオったらそればっかりなの?」

キオ「レアなパーツが銀河中から集められているんだ、戦闘中に無傷で廃棄されたデストロイドディホークがあるとかメカ好きとしてはワクワクするぜ!」

ラージャ「やれやれキオの破天荒さには呆れますね。」

ゴクゴク

サンダース「うぅキックぅぅぅぅ、それがキオのいいところなんだよ。」

ラージャ「そうですか?」

ライナ「キオは昔から好奇心旺盛で、困った子ではあるけど。仕事はちゃんとやってくれているわ。」

ラージャ「しかし暴走しすぎるのもどうかと思いますが.......」

【惑星ナービス バザー会場】

ドゴーン

「馬鹿野郎!ここでぶっ放すんじゃねぇ!!」

「わりぃわりぃ砲弾が勝手に動いちまった。」

キオ「おうおう盛り上がっているねぇ。」

ラージャ「ナービスのバザー会場ですからね。ここの星系一の闇市で.....」

キオ「あれはデストロイドディホーク、かっちょえぇ。」

ラージャ「話聞いてますか?ってあれジュリは?」

キオ「さっきまでいたんだが。ってありゃお袋もいねぇ。」

ジュリ「キオ~ラージャ!」

キオ「ジュリ、お袋たち何食べているんだ?」

ライナ「何って小竜鳥の丸焼きよ。」

ジュリ「甘タレで美味しいんだよ。」

キオ「あのな~、そんなうまそうな物を俺に内緒で....」

ライナ「大丈夫よあなた達の分もちゃんと買ってあるから。」

キオ「お袋~やっぱあんたは神だ。って今更思ったんだが、一人忘れてないか?」

(その頃)

サンダース「なんで俺だけ、いつもこうして待機なんだ。」


【バザー内 オークション会場】

「さぁお客さん見てください、新統合軍の傑作機VF-1バルキリーのアーマードパックだ!」

キオ「すげぇぇぇ!」

「次はヴァリアブルグラージのまるまる一機だ!」

キオ「ほすぃぃぃ!」

ジュリ「キオったら、どのメカにも興味心身。」

ラージャ「だけど、落札はしてないんですね。」

キオ「兄貴.まだもっといいお宝がありそうなんだぜ、軍資金は上手く活用しないとな。」

ライナ「って持ってきた資金はどのくらい?」

ラージャ「キオが9000ギャラン引き出したとか。」

ライナ「9000ギャラン!?大金じゃない!?」

ジュリ「それってまさか....」

ライナ「我がジャンク屋ラッキオ屋の全財産の3割ほどよ。」

ジュリ「さ.3割?」

「さて次は新統合軍無人観測型のゴーストだ!特殊合金で造られ、最新型のセンサーを搭載したまさに新品。」

「よしこれさえ回収できれば、8000ギャランで.......」

キオ「よし!9000ギャランで買った!」

ライナ「9000ギャランって、うちを潰す気なの!?」

ジュリ「それにゴーストは何処も同じじゃない!」

キオ「新統合軍だからいいんだろ!ジュリは分かってねぇな!」

ジュリ「なによ、もう。」

「8000ギャランでいいかしら?」

キオ「あ~抜け駆けされた!」

「そこのお嬢さんに....」

ダン

キオ「ちよっと待った!9000ギャランで行くぜ!」

「なに?」

「9000ギャランいい数字ですね、他にはいませんか?」

「10000ギャランは.....ない。」

「いないようですね、そこのイカしたお兄さんにこの商品の持ち主になりました。登録証をお願いします。」

キオ「やったぜ!」

「ちっ......」

ジュリ「あの女の人......」

【ジャンク山】
VF-X3号機フラッシュライト
破壊された輸送艦から見つけた謎のバルキリー。3号機ナンバーがある。

キオ「このゴーストバルキリーにも装備として搭載できるのか。」

ジュリ「キオ楽しそうだね。」

ライナはゴーストのデータを確認していた。
が...........

ライナ「これは.......」

ラージャ「これは.....」

ジュリ「なになに?」

ライナ「これはとんだ買い物ね。」

ゴーストの映像の中では試作機のYF-18ラプタ―Ⅱがバトロイド形態で高速移動しガンポッドを放って攻撃している様子が、偵察ゴースト内部の映像から映し出される。

この観測ゴーストは撮影するための機体であり、YF-18のテストエリアがこの近くにある事を示す。

偶然この機体はエンジンミスで落ちて、拾われたのだろう。

ラージャ「これはまずいですよ新統合軍の新型バルキリーのテスト映像ですよ。今すぐ廃棄すべきです。」

ジュリ「そうだよ捕まってしまうよ!」

ラージャ「キオそのゴーストを早く捨てろ!」

キオ「なんでだよ?」

ライナ「待って......もう来てしまった見たいよ。」

夜戦カラーのVF-11Aが接近してくる。

「ラカジーラからの報告だとこいつが買ったらしいぞ!イゾルデ2機体を止めるためガンポッドを撃て殺すなよ!」

「了解!」

ズドドドドドドドドドドドド

キオ「うわっ正規軍の野郎ど派手にやりやがって!お袋たち逃げてくれ!」

ライナ「えぇ合流先で会いましょう、キオ。」

ジュリ「キオ~死ぬんじゃないよ~」

キオ「あぁ任せろ!」

ライナ達のトラックは退避する。

「敵トラックはどうします?」

「ほっとけ、まずはあのバルキリーだ!」

2機のバルキリーがバトロイドに変形し、ガンポッドを放ってくる。
キオは手に持っていたゴーストを地面におき、バトロイドで走って逃げる。

「くそぉぉぉ」

「待て迂闊だぞ!」

キオ「うわぁこいつ!?」

そのうちの一機がキオのバルキリーを押さえようと接近する。

キオ「だが俺が黙って見ている性格ではねぇぇぇ!!」

ガシャーン

バトロイド形態のままナイフでバトロイド形態のVF-11の足を切り裂く。
上半身が倒れ、コックピットからパイロットが脱出し....

「うわぁぁぁぁぁぁぁ、ひぃ~」

ドタバタバタ

「くそ化け物め!」

キオ「心配するな、俺はジャンク屋だ。人殺しはしない…」キラーン

CS「キオ.そのセリフ何処かで聞いたというかカッコつけている場合じゃないぞ、敵の援軍 機種VF-17ナイトメア 新型だぞ!」

キオ「なぁ?」

一機のバルキリーが飛来する、新型バルキリー VF-17ナイトメアである。
コックピットには、目つきが鋭い女性が乗っていた。
鳳仙花のシホと恐れられる新統合軍エースパイロット シホ・ラカジーラ准尉である。

シホ「奴が観測用ゴーストを回収した奴か、プロジェクトスーパーノヴァプランの内容を見られたからには実力行為で押さえるのみ!!」

ザッ

シホ「こちらシホ・ラカジーラ准尉、これより作戦行動に入ります。あとの事は任せてください、隊長。」

「そうか......任せたぞ、ラカジーラ准尉。」

シホ「さて偵察ゴーストを回収した馬鹿はどのような腕前か......さっきは買うだけで済んだけど....怖い思いをするのはそう馬鹿ジャンク屋あんたの自身のせいだよ!」

ビギューン ビギューン ビギューン

キオ「なぁ?こいつビーム兵器を使うぞ?」

CS「データ照合VF-17DAディープアームズナイトメア、ビーム兵器試験型タイプでパーソナルカラー照合 新統合軍治安警備飛行隊所属 異名鳳仙花のシホことシホ・ラカジーラ准尉機まずいよキオ!彼女はエースだよ、退避だ!!」

キオ「いや奴が早くて退避出来ねぇ、さっきの雑魚とは....」

ビュゥゥゥゥゥゥン

ファイター形態で退避する、シホは執拗にビーム砲で攻撃する。

ビギューン ビギューン ビギューン

CS「彼女は威嚇射撃のつもりのようだぞ、こっちが民間人だから当てないつもりだろう。」

キオ「だけど、俺たちを捕まえる気だろうよ。」

シホ「ゴーストは......機密保持のためデリーマ!」

ビギューン ズドガーン

キオ「うわぁぁぁぁぁぁ俺のお宝が!?」

CS「そんな事を言ってる場合じゃねぇぞキオ.ここから先は廃市街地、奴はここで俺たちの動きを押さえるつもりだぞ。」

キオ「くそぉしつけぇねえちゃんだぜ。」

VF-17ナイトメアのコックピットからシホは、見たことのないバルキリーの能力を分析する。

シホ「未確認のバルキリー、民間人が独自に開発したのか?」

ビギューン ビギューン ビギューン

キオ「オワッ!サクラ奴 本気で殺す気だぞ!」

CS「なんだって!?」

命中させるように技と攻撃するが、キオのフラッシュライトは回避する。

シホ「やはり凄いな民間人では開発や製作は無理か、これは反統合ゲリラかプロトカルチャー由来の異星人の者が開発した可変戦闘機。なぜジャンク屋が保有して.......」

廃市街地へ突入する、キオはシホのバルキリーを巻くために入ったがシホもエースかなりのスピードで悪所を聞い抜けて行く。
だがキオはただ追いかけられているつもりはない、ここで反撃を開始する。

シホ「だがそんなのは関係ない、私はただ任務を完遂するのみ!」

ドドドドドドドドドドドドドド

CS「バルカン砲だぞ!」

キオ「ちっもうしゃらくせぇ、俺の本気で行くぞ!サクラ行くぞ!」

BGM
https://m.youtube.com/watch?v=lom9s1TrOLI

一回廃市街地に出てバザー会場へ出る。

ビュゥゥゥゥゥゥン

「なんだ?」

「こっちへ来るぞ!逃げろ!」

ビュゥゥゥゥゥゥン

ガタン グラグラ

シホ「逃がさんぞ!」

ビュゥゥゥゥゥゥン グラグラガターン

バザーに展示されていたデストロイドディホークが転倒する。

再び廃市街地に入ると、キオのバルキリーが物陰に隠れる。

シホ「おのれ!何処へ逃げた!あぶり出して、撃破してやるわ!」

ビギューン ビギューン ビギューン

ズドーン ズドーン ズドーン

シホの放ったビームは建物に命中させる。
冷静沈着なシホも苛立ちを覚える。

シホ「奴は........」

ピィピィ ピィィィィィィィ

シホ「左か!そこか!」

ビギューン

シホ「スーパーパック?」

ズドーン

キオ「おらっよっと!」

ガン

シホ「なんて荒技だぁぁぁぁ!くぅぅぅぅ、勢いが.....」

ビュゥゥゥゥゥゥン

ファイターで急速接近し激突する寸前でバトロイドに変形し、シホのバルキリーを踏み台にしてその直後にファイターへ戻りスモークを放ち離脱する。
バランスが崩れたVF-17はガヴォークへ変形し、更にバトロイドに変形してもう一度ファイター形態になろうとするが...

シホ「くそ待て!」

「よせ.ラカジーラ准尉。」

シホ「しかし.......」

「任務は達成した、帰投せよ。どうせあのデータは本命じゃないからな。」

シホ「ハッ了解しました。」

「うむ。」

シホ「あの機体のパイロット、いつか....いつか...」

「ちなみになんだが、VF-18ラプタ―Ⅱはプロジェクトスーパーノヴァプランの機体ではないんだが.......」

シホ「えっ!?」

そして宇宙へ出てまた別の惑星へ向かうジャンク屋ラッキオ屋御一行。

キオ「あぁ~せっかくの掘り出しもんが~」

ジュリ「捕まらないだけマシなもんでしょ。」

キオ「ちくしょ~9000ギャランなんだぞ~」

ライナ「あ~家計が~」

サンダース「酒減らされそう......」

キオ「ガイ....お前は相棒を上手く使いこなせているか?」

その頃

オーベルト級ストロンゲージ

アニタ「ご苦労様ですガイ。」

ガイ「今回のミッションは地味だったが、報酬は入手できた。」

マイク「アニタ次のミッションは?」

アニタ「L23から宙族から家を守ってもらいたいと、レオンがまとめたらしいわ。」

マイク「宙族とは退屈だね~」

ガイ「だが敵は倒せる時に倒す…それが傭兵のやり方だ。汚れ仕事以外はやらん。」

マイク「へいへい。」

アニタ「マイクなんなのよ、その態度。」

マイク「正規軍じゃないからいいだろ?それとも叔母に似たのか?」

アニタ「マイク!!」

ガイ「口喧嘩はそこそこにしておけ行くぞ。」

アニタ「任務へですか?」

ガイ「あぁクライアントに頼まれた任務は100%にこなすそれがシーサーペントだ!」

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