モバP「パッションな幼馴染の誕生日」 (18)

書き溜めあり
前作のモバP「パッションな幼馴染」を読まないとなんのこっちゃになると思う
たくみん誕生日おめでとう!!

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向井拓海「うーっす。起きろ」

モバP「起きてる起きてる。7日だよな…えっと誕生日おめでとう」

拓海「ああ、あんがとよ。つっても普段と変わらないだろ」

モバP「まあ今日もレッスンの予定入ってるしな。プレゼントは夜でいいか?」

拓海「好きにしてくれ。というか時間に余裕無いから早く準備しろよ」

モバP「うわっ、マジだ。ちょっと待ってろ! 」

拓海「慌ただしいところは変わんねえな…」

モバP「おはようございます」

拓海「おはよーっす」

ちひろ「おはようございます。拓海ちゃん誕生日おめでとうございます♪」

拓海「うす、ありがとう…ございます」

ちひろ「裕美ちゃんもお祝いしたいって言ってましたから行ってあげてください」

拓海「わかった…ました」

~~~~~~~~

モバP「ちひろさんはプレゼント渡さないんですか?」

ちひろ「私がお金の関わるもの簡単に渡すと思いますか?」

モバP「デスヨネー」

ちひろ「冗談ですよ!スケジュール調整してお休みをプレゼントします!」

拓海「おーっす。おはよー、裕美」

関裕美「あっ、おはよう拓海さん。はいこれ」

拓海「ん、なんだ?」

裕美「誕生日なんでしょ? だから髪留め作ってみたの」

拓海「作った?…ああ、アクセサリー作りが趣味だって言ってたな」

裕美「うん、拓海さんに似合いそうなの作ってみたから後で着けてみて」

拓海「今じゃダメなのか?」

裕美「もう、レッスンあるでしょ。ゴムじゃないと危ないよ」

拓海「おっと、それもそうだな。じゃあ楽しみにしてるな!」

裕美「うんっ! 喜んでもらえたら嬉しいなっ」

~~~~~~~~~

拓海「こっちのレッスンは終わったぞ。お前はもう帰れるのか?」

モバP「あー、あと2、3枚書類終われば」

拓海「わかった。待ってるから早く終わらせろ」

モバP「…やけにニコニコしてるな」

拓海「なっ、ニコニコなんかっ!…多分してるな」

モバP「裕美に何か貰ったのか?」

拓海「ああ、髪留めを。ただこれに合うような服が無いから後で買い物に連れてけよ」

モバP「荷物持ちくらいなら良いぞ、っと終わった」

拓海「よし、んじゃ行くぞ」

モバP「こんなのはどうだ?」

拓海「髪留めがシックなデザインなのにこれは派手すぎないか?」

モバP「じゃあこれは?」

拓海「そんなフリッフリのやつ着られるかよォ!」

モバP「これとか?」

拓海「紐水着ってどこに置いてあったんだよ! テメェが見たいだけだろ!」

モバP「夏だからな! これじゃないにしても水着も買っていくか?」

拓海「…まあ普通の選ぶなら良いけどよ」

モバP「よし!たくみんのエロいやつエロいやつ!」

拓海「ざっけんな!」

拓海「結局アタシが選んでるじゃねえか」

モバP「拓海の方がセンス良いしな」

拓海「まあな…にしてもオシャレのこととか考えることになるとは思わなかったな」

モバP「確かにサラシ巻いてた時からは想像出来ないな」

拓海「あれはもう忘れろ…流石に今思い返すとやばい格好だってのが分かる…」

モバP「アイドルだしこれからはちゃんとした格好でな」

拓海「わかってるっての。どうせテメェの趣味全開の服着せられるんだろ」

モバP「そりゃそうだろ」

拓海「うぐ、せめて私服だけにさせろよ。笑いものにはなりたくない」

モバP「私服なら選んだやつ着てくれるのか?」

拓海「…まあある程度なら」

モバP「紐水着とバニーってある程度に入るか?」

拓海「入るわけあるかァ!」

モバP「ならフリッフリのやつ着させるからな!」

拓海「お前は何でそんなに強気なんだよ!」

拓海「…露出少ないなら考えても良いけどよー…」

モバP「そんじゃ水着も買いに行くぞー」

拓海「逃げられは、しねえよな」

モバP「当然。水着は俺に選ばせろよ」

拓海「また紐持ってきたらボコボコにすっからな」

モバP「わかってるわかってる」

~~~~~~~~~~~

モバP「はい、これ」

拓海「パーカー込みのやつか?思ったよりまともなやつが来たな」

モバP「いくら何でもそこまで変なものは着せないって」

拓海「…後ろ手にマイクロビキニ隠してなければカッコよかったな」

拓海「んー、あとは何もねぇぞ。何かあるか?」

モバP「いや、特にないから帰ろう」

拓海「あいよ。帰りにツーリングでもするか?」

モバP「あー、今日はやめておこう。プレゼント渡したいし」

拓海「そうだったな。いろいろ買ってたから忘れてた。今年は何くれるんだ?」

モバP「秘密。そんなに変なものじやないよ」

拓海「去年はバイクのパーツだったか。確かに誕生日はあまり変なもの渡してこないよな」

モバP「信用されてないなー」

拓海「自分の行動振り返ったらどうだ?」

モバP「ただいまーっと」

拓海「ただいま。おかえり、P」

モバP「おかえり。んじゃ早速渡しちゃうか。ほい」

拓海「小箱?開けて良いか?」

モバP「もちろん」

拓海「…へえ、香水ねえ。今年はやけに女らしいものを貰ったな」

モバP「言われるまでも無さそうだけど、身なりに気をつけろってことだよ」

拓海「裕美のプレゼントもあるし全身小綺麗に整えられそうなくらいだな」

モバP「ははっ、お前も変わったもんだな。昔からは想像も出来ねえ」

拓海「ま、変わるのも悪くないんじゃねぇの。いつまでも同じってわけにも行かねえだろ」

モバP「そりゃそうだ。もっと未来のお前はどうなるんだろうな」

拓海「そりゃあ……誰でも名前を知ってるようなアイドルだよ」

モバP「担当は変わってないといいもんだけどな」

拓海「お前のためにここにいるのにそこ変わっちまったら本末転倒だろ」

拓海「いくら変わってもそこだけは変わらねえし変われねえよ」

モバP「ん、ありがたいこと言ってくれるな」

モバP「ところで。裕美の誕生日もそろそろなわけだけど何か考えたか?」

拓海「あー、話は聞いてたけどまだ考えてないな」

モバP「それならちひろさんに貰った休みでプレゼント見に行かないか?」

拓海「そうだな。あいつの好みはよくわからないから教えてくれ」

モバP「分かった。て言ってもお前も仲いいだろ?」

拓海「まあそこそこはな。でもお前の方がよく知ってるだろ」

モバP「そんなに詳しいわけでもないから相談しつつだな」

拓海「せっかくならあの服に髪留め、香水で買い物だな」

モバP「海かプールか、裕美も誘って遊びに行くのも良いかもな」

拓海「そりゃあいいな。夏はまだまだ長いから楽しもうぜ」

モバP「アイドルとしての予定もだんだん埋まってきてるから期待しておけよ」

拓海「オーケー。これからも変わらずよろしく頼むよ」

終わりです
夏中には続き書きます
交流会で感想くださった方、ありがとうございました

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