剣士「やっべえ、メドゥーサがいない!」
女魔法使い「えっ!あいつ逃がしちゃったらヤバいじゃないの、どうすんのよ?」
女盗賊「こっちは片付けたよ…ってあれ?蛇頭は?」
僧侶「メドゥーサ討伐にきて本命を逃がすって、王様怒るだろうな…」
剣士「女盗賊、そっちに行かなかったのか?メドゥーサ」
女盗賊「来てないよ…」
僧侶「となると、行先は向こうですね…」
女魔法使い「向こうって確か村があったわよね!あっちに行っちゃったら村人が危険じゃないの?」
剣士「急いでメドゥーサを追うぞ!」
女盗賊「あたいが先に様子見てこようか?」
女魔法使い「あいつ手傷負ってるから、今すぐ追いかければ村に入り込む前に、何とかなるんじゃないの?」
僧侶「その前に回復魔法唱えておきましょう。皆さん殆どダメージは受けてないですよね?『全体回復小』」ポワアア
僧侶「では、急ぎましょう!」
剣士「よし、走っていくぞ!」ドドドドト
女魔法使い「あー待ってよー」女盗賊「女魔法使い遅ーい、置いてくよー」
・・・・・
・・・
・
【村のはずれ】
男「よし!今日は野兎を仕留めれた!袋には思ったより薬草も詰まってるし」
犬「ワンワン!」
男「よしよし、おまえにも野兎の骨やるからな、期待してろよ!父さんも母さんも喜ぶぞ!」
犬「ワンワン!」
男「そろそろ帰るか!」
犬「ワン!」
【村・男の住んでいる家】
男の父「ただいま!」
男の母「あ、あなた、お帰りなさい!」
妹「父様、お帰りなさい」
男の父「おや?男はまだ帰ってないのか?」
男の母「もうそろそろ帰ってくるはずなんですが、今日は遅いわね、ちょっと心配です」
妹「兄様は今日は少し遠くに行ってみるって言っていたわ」
男の父「あいつももうすぐ16だからな、まあ、ケガさえしなければ多少の無茶はよいのだが」
男の母「まあ、あなたったら、男が聞いたら大変な事になりますよ」
【家の外】
番犬「ウー・ワンワン!ワンワン!」
【家の中】
男の父「おや?番犬がうるさいな、あんなに鳴くのは聞いたことないな」
男の母「何か尋常ではない鳴き方ですわ」
妹「鳴くというより、ほえてるのではないですか?」
【家の外】
犬「ワンワンワンワン!ワンワンヮ・・・・・」
【家の中】
男の母「ちょっと様子を見てきますわ」キイイ バタン
男の父「・・・・・」
妹「父様、コーヒーをどうぞ」
男の父「お、妹よ、ありがとう」
妹「ふふっ」
ドカツッゴトッゴロゴロ
男の父&妹「!」
男の父「何の音だ?」
妹「外からの音ですが・・・・母様遅いですね」
男の父「・・・・どれ、私も見に行ってみよう」
男の父は斧を装備した
キイイ バタン
妹「胸騒ぎがする・・・・」
【家の外】
シーン・・・・・・・・・・・
男の父「・・・・・・」
男の父「番犬と男の母はどこだ・・・・・?」テクテクテクテク
男の父「・・・・・・」ドテッ
男の父「おっとっと、なんだ?こんな所に石なんてあったか?」
男の父「!?何かの形をしている?」
男の父「何だ、かなり大きな石があるな、先ほど帰ってきた時にはなかったが」
男の父「これは・・・・手、か?それにこっちのは・・・・獣の脚?」
男の父「・・・・・これは・・・ま、まさか・・・・男の母?」ゾワア・・・・ガサッ
男の父「!だ、誰だ?」
?????「・・・・・」ジー
男の父「誰だ、お前は!これはお前の仕業な%&’%$」
?????「耐性持ちか?進行が遅い」
男の父「せ、石化か$%(%#くそっ・・・・でや!」ヒュウウウドカッ
?????「うっ、お、斧がわき腹に・・・・痛い・・・・」ドサッ
男の父「」
?????「よくもこの私に傷をつけてくれたわね」
男の父「」
?????「せっかく冒険者どもから逃げてきたというのに、まさか村人ごときに手傷を負わされるとは」
男の父「」
?????「お前もさっきの犬どもと同じように砕けてしまえ」
男の父「」
?????「この斧でな!」ドカッドスッ
男の父だったもの「」ゴロゴロガラガラ
?????「取り敢えずあのぼろ小屋で治療するとしよう」
【家の中】キイイバタン
妹「父様、母様どうでしたか?」
?????「・・・・・」
妹「!あ、あなたはどなたですか?」
?????「・・・・・」ジー
妹「えっ?身体が動かな%&%#」
妹「」
?????「邪魔」ドン
妹「」ドサッ ゴキッガラガラ
妹だったもの「」
?????「ううう、痛い・・・兎に角血を止めないと」
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