一夏「ホモモモモモモモモの内」 (10)
シャル「ホモって最低だよね。そう思うよね?一夏?」
一夏「え?なんだって?」
シャル(まただ…)
シャル(ホモの話になると急に突発性難聴を患ったかのような反応)
シャル「ホモって最低だよねーーーッ!!!」
一夏「よく聞こえないよー」
シャル「半径1m以内から98dbの大声をスルーするなんて、そんなわけはないよ」
シャル(やっぱり一夏は…)
シャル「あっ、今日一夏の部屋にお邪魔していい?もちろん二人っきりで!お泊りの用意もしとくからっ!」
一夏「おいおい女が俺に部屋に来るなんて勘弁、ベリーバットだぜ、シャルルに戻って出直してくるんだな」
シャル「やっぱりホモじゃん」
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一夏「は?俺がホモ?おいおい勘弁してくれよ、一体全体何を証拠にそんなこと言ってんだよシャルロット」
シャル「いやに饒舌ですね一夏くん。それはなにかやましいことを隠している証拠なのではないでしょうか?」
一夏「仮に俺がホモだとしよう?で、お前になにか迷惑をかけたのか?」
シャル「ふふん、ホモの上等文句「誰に迷惑をかけたわけでもない」だね」
シャル「そうだよ、迷惑だよ」
一夏「なに!?」
シャル「一夏がホモならぼくが一夏と結ばれないでしょ!だからさっさとホモから足を洗ってッ!」
一夏「清清しいほどの清涼感あふれる夏の風鈴の音色が心に染み渡るほど縁側から覗き込んだひまわりは太陽を導きまぶしさに目を背けながらもスイカの種が庭先に散乱して犬はよろこび庭かけまわり猫はコタツで丸くなるような本音」
一夏「お前がシャルルだったらばすぐにでも抱きしめている所だ」
一夏「だが!あいにくだったなッ!俺はホモじゃないし、女に興味もないッ!ゆえにお前とは結婚しないッ!」
シャル「女に興味ないのにホモじゃないの?矛盾してない?」
一夏「えっ?なんだって?」
シャル「」イラ
一夏「すまんな、千冬姉に呼ばれてんだ。またな」
タッタッタ
シャル「難聴により僕がイラついた所で架空の織斑先生の呼び出しで有無を言わさず逃走」
シャル「あやしすぎるよ。でもこれは追い詰めてた証拠だよね!?あきらめないからね!一夏!」
千冬「授業の前に話がある」
ザワザワ
千冬「昨日このようなものが学園宛に届けられた。誰のものかわからないが心当たりがある者は放課後職員室まで来い」
ネーアレッテ…
シャル(あれは噂に聞くホモビデオ…まさか…)
一夏「…」
千冬「以上だ、授業を始める。まず先日行われた模擬訓練だが……」
~
シャル「一夏、今日の朝のことなんだけど」
一夏「朝?なにかあったか?」
シャル「あの…ビデオのことなんだけど」
一夏「淫乱テディベアのことか、それがどうした?」
シャル「どうしてタイトルを言ってないのにスラスラ言葉が出てくるの?」
一夏「俺の席は一番前だろ?だからタイトルも見えたんだよ」
シャル「じゃなくて、ぼくは授業で使ったISの模擬訓練のビデオの話をしてるんだけどね」
一夏「……チッ」
シャル「今舌打ちしたよね!?それってやっぱりホ「あっ!セシリアーーーーーッ!結婚してくれーーーーーッ!」
シャル「ちょっ」
セシリア「まぁ!一夏さん!なんて情熱的なプロポーズなんでしょうッ!思わずタンゴを踊ってしまいましたわ!即YES!すぐに挙式の準備を!」
一夏「あっ?なに言ってんだ?俺は血痕がしいて言うならクレモンティーヌって言っただけだぞ?勘違いも甚だしいな。気持ち悪りぃよおめぇ」
セシリア「ふざけんじゃねぇぇぇすわよッ!このド外道がッ!今度やったらマジにチェーンソーの錆にして真っ二つにぶっ殺しますわよッ!!!」
ドスドスドス プンプンプン
シャル「……一夏、そこまでして隠したいの?」
一夏「だから俺はホモじゃねーってのッ!シャルもいい加減諦めろよ!」
シャル「わかった、あきらめる」
一夏「そうか!なら二度と俺に話しかけてくるんじゃねーぞ!正直女と話してたら体中蕁麻疹が「もう強行手段にでるよ」
一夏「な、なんだと!?」
シャル「言葉で伝わらないことは行動で示すのみ!一夏に足りないものは女の柔肌ッ!」
シャル「ぼくも伊達に夜枷のシャルロットと呼ばれてなかったことを今ココで証明してあげるよッ!」
一夏「夜枷のシャルロット?なんだ、ビッチじゃねぇか」
シャル「ビ、ビッチちゃうわっ!」
一夏「けっ、人を散々ホモ呼ばわりしておいたやつがまさかオメ黒ビッチだったとはよ!笑わせるぜッ!」
シャル「黒くないしっ!ピンクだしっ!そして処女だし(重要)」
一夏「ビッチがホモをけなす権利はあるのか?いやないね」
一夏「ビッチだとわかった今、お前に俺を否定できる権利はないッ!」
シャル「やっぱりホモじゃん」
一夏「ホモじゃねーって言ってんだろッ!」
シャル「どうしたら認めてくれるの?」
一夏「ホモじゃねーって言ってんだろ!いい加減あきらめろよ!」
シャル「…やはり勝負するしかないね」
一夏「勝負だと?」
シャル「一夏が本当にホモじゃないとすれば今からぼくがすることに耐えられるはず!それを証明してよ!」
一夏「なにをする気か知らんがオレはホモじゃないし、勝負でもなんでも勝手にしな」
シャル「ふふん、後悔するよ?」
一夏「けっ、なにを…ングッ!」
チュ
シャル「………///」
一夏「………」
シャル「……ん…どう?一夏?」
一夏「………」
一夏「オエッ!クセェェェェェェッ!」ゲロロロロロロロ
シャル「んなーーーッ!」
一夏「…ふぅ、これでオレがホモじゃねーって証明になったのか?」
シャル「なに寝言言ってんだコラッ!乙女のファーストキスをゲロぶちまけて返すとかやっぱりホモだろチクショーーーッ!」
一夏「なにいってんだよ。オレはホモじゃねーよ」
シャル「ホモ以前に人として腐ってるよ君はッ!ていうか臭いってっ!臭いってなにさーーーーーッ!」
一夏「えっ?なんだって?」
シャル「ぐぐぐ…は、初めて人を殺してやりたいと思った…が、我慢しろ!こ、これは試練ッ!ぼくと一夏が結ばれるための試練だッ!でも臭いはないでしょっ!臭いはッ!」
一夏「それより歯磨いてんのかお前?歯周病じゃねーの?」
シャル「くひっ!」ブチン
シャル「…マ、マジで切れた…切れちゃったよ…」
一夏(所詮女なんてこんなもんさ、ファーストキスとかわけのわからんもんに命張ってるくだらない生き物だ)
一夏(それを少し貶してやるだけでこのザマだ。これでもうオレに近づこうなんて考えないだろう)
一夏「勝負はオレの勝ちだな」
シャル「………」
スタスタスタ
一夏「敗北を認めたか」
ラウラ「ん?シャルロット?どうし…ヒッ!」
ラウラ「………」
ラウラ「っ、よ、嫁ッ!シャルロットの様子がッ!」
一夏「なんだ?シャルがどうかしたか?」
ラウラ「わ、わたしは今まで戦場を駆け抜けた戦士としての自負があった」
ラウラ「そ、そんなわたしでさえ、今のシャルロットは…」
一夏「あいつビッチで歯周病なんだよ。さっしてやれよ」
ラウラ「えっ?そうなのか?歯は毎日磨いてるはずだが…」
一夏「ビッチなんだからさ、歯周病にもなるだろ」
ラウラ「なるほどな」
一夏「隙間ポケットを作りすぎなんだよ」ドンッ!
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