勇者×魔王
学園ラブコメ
魔族と人間は仲がいい平和
場所は他種族の集まる学園都市
色々な学生が切り盛りする場所であり世界の中心とも言える
高校生で途中編入
明日から入学式
勇者は懐かしむ幼馴染みの思い出を
勇者に生まれたものは必ず
魔王を倒す使命を持つ
小さいときからそれだけを求める
意味はわからないが
言葉だけはわかる
使命を強く覚えている
平和の世界で
何故か魔王を倒せと天命
矛盾があるなか
賃貸に自分の身支度をすませる。
2段ベットを増設中
勇者「大工仕事やん……いきなり」
何故作っていると言うと…………
ドンドン
勇者「あーはいはい」
ドンドンドンドン!!
勇者「まてや、おい!!」
ガチャン
魔王「うむ!!やぁ!!」
短金髪の男装美少女こと魔王(予定)がドアの前に鞄と一緒に立っている。
魔王「お世話になるぞ‼勇者!!」
勇者「あがれあがれ」
魔王「うむ………うわ、狭い」
勇者「そりゃ、二人部屋じゃないからな。ベット組み立て中。手伝え」
魔王「二段ベット………上はわたしだ!!」
勇者「OK」
魔王とは
小さい頃の舞踏会で会ってからのふるーい幼馴染みだ
二人で抜け出し遊んでからのながーい付き合いだ
幼馴染み
そう
幼馴染みだ
組み立てが終わる
魔王「やったぞ!!…………昼寝する‼」
二段ベットに横たわる
服の上からでもわかる山が2つ
勇者「昼寝?」
魔王「ちと、疲れた」
勇者「わかった。まぁゆっくりしていてくれ」
少し荷物片付ける
子作り子育て編までやってくれるんか?
>>8
終わった後の話やな
魔王「zzzz」
寝息が聞こえる
ガタン!!
べちん
魔王「うぐぅ!?」
そして
2段ベットから落ちた
勇者「ぶはっはははは!!落ちてんの‼」
魔王「痛い」
勇者「ははは……あー大丈夫そうだな。俺のお腹痛いけど」
魔王「笑えるか!!痛いんだぞ親友!!」
勇者「下で寝ろ」
魔王「あい…………くっそ………寝癖悪いの知ってたけど落ちるとは」
勇者「期待してた」b
魔王「あってめぇ!!!注意しろよ!!」
勇者「注意して聞くか?」
魔王「…………………」
勇者「まぁ起きたことだしメシ食べに行こう」
魔王「へーい」
キャラクター紹介
魔王
現魔王とその夫の子
魔王になる予定である
性同一性障害っぽい
おっぱいが好き
種族は不明
勇者
時代が時代なら盗みも人殺しも好き勝手に出来ただろう子
種族は人間
おっぱいが好き
魔王が好きだが一番、性同一性障害の良き理解者
色々苦悩者
魔王「だが………お金が少ししかない」
勇者「いくらか奢れるよ」
魔王「す、すまん」
勇者「お前が喧嘩するから悪い」
魔王「そんなことはない‼」
勇者「奢るんだから話を聞け」
魔王「あ、足元見やがって」
勇者「お前は我慢しなくちゃ………そしたら俺の部屋に上がり込まず。お金に困らずに………」
魔王「いや、喧嘩関係ないぞ?だって学園都市は外からの支援は最低限だぞ」
勇者「お前の家ならルール無視だろ………てか!!お前………この学園都市4分の1ぐらいは親のもんだろ………」
この学園都市ができる前に恐ろしく先見があった者たちが買い漁った結果でる。
魔王「親に頼りたくない。俺は俺なんだ」
勇者「…………俺には頼ると」
魔王「はははは…………」
勇者「しかたがねぇ友達の頼みじゃ断れない」
魔王「まぁ、親友と一緒に住んでみたいっと言うのがあったからな。同じクラスだし、お前は俺に一番気兼ねない友達だからな~~」
勇者「そうか!!まぁ嬉しいことだな」
脳内魔王「その………幼馴染みと一緒に………す、すみたいし………私の事、一番知ってる友達だから///」もじもじ
魔王「にやけてる気持ち悪いなぁ」
勇者「気持ち悪いとは侵害だ。おごらんぞ」
魔王「かっこいい!!」
勇者「手のひらくっるくる」
魔王「食わねばしぬ」
勇者「本当に………魔王らしくないな」
魔王「お前の前だけだぞ‼気楽でいいな」
脳内魔王「あなたの前だけなんだから」
勇者「…………ぐへへ」
魔王「うわ、きも」
入学式
勇者「おまえ男物着るんだな」
魔王「もちろん…………大丈夫バレてない」
勇者「変装は得意なんだった」
魔王「母の血だな」
勇者「えーと武芸科っと」
俺らは武芸科の生徒だ
大まかに武芸科、魔術科があり戦闘方法が違う。
基本教養は一緒だが大きく違っている。魔術科はエリートが多いっと言うのは魔力を持って生まれたものが多いためだ。
しかし悲しいことに
世界は武芸に秀でた者ばっかりトップにいる
魔王の魔国の王、母親と北の大地の王
学園都市の管理者の皇帝のご子息
学園都市校長のヘルカイト
帝国の同盟国最大勢力マクシミリアン
帝国の宿敵スパルタ国の王
そして現皇帝はこの中では最弱らしい
特に北の国々はヤバイという
わかる
学園都市の勢力にがっつりくんこんでいるからだ
クラスに飛び込む
魔王「くくく!!これで私も男子学生!!」
勇者「机は、自由なら近くにしようぜ‼」
魔王「いいねぇ」
実はまだ
朝の6時
寝つけなかった
魔王「眠い」
勇者「少し寝ようぜ」
魔王「おこしてね」
勇者「俺も寝るんだぞ………」
魔王「すぴー」
勇者「くっそ………」
自分だけが知っている
女だということを
勇者「……………」
学園都市での勇者の目標
魔王に告白
勇者の使命を破棄
魔王以外に彼女が出来ればいい
魔王以外に夢中になれれば悩まなくてすむ
魔王「zzzz」
勇者「くっそ可愛いなぁ………」
HR
おわり
闘技場で入学式
生徒会長らしき人物がおめでとう言う
魔王「zzz」たって寝る
勇者「zzz」たって寝る
生徒会長「……んなんだお前」
ドンッ
「あーあー」
魔王「んにゃ……!?起きろ‼」
勇者「おう?」
魔王「あれ!!」指差し
スパルタ「あーあー俺はスパルタ国王の皇子!!てめぇーらかっぽじって見てろ‼…………俺はこの学園で頂点に立つ!!!」
ざわざわ……
「こら降りなさい」カサカサ
スパルタ「あん………アラクネ族か!!」
魔王「あっ蜘蛛女」
勇者「しっ!………言葉にきをつけろ。気にしてるかもだろ?………にしても綺麗なドレスの姉ちゃんだな」
アラクネ「では、まきまき」
糸が周りから集まる
スパルタ「なっ!?もご!!」
アラクネ「おいたはいけませんよ」ゆったり
ゆっくり喋りながら………スパルタ王子をぐるぐる巻きにする。それを担ぎ
1年の席に座った
魔王「まさに………入学式いきなりの騒動かと思ったが………」
勇者「あっさり………したものだった」
入学式が滞りなく進む
そして
ヘルカイト「やぁ!!諸君!!ながったらしい話はなしだ!!俺を越えれるよう!!頑張れそれだけだ。以上おわり」
校長の話も終わった。学園は複数あるが一番短い話で有名な校長だ。龍である
先生「さぁ!!ちゃちゃっとクラスもどれ。明日からの説明をする」
魔王「……………zzz」
勇者「……………起きろ」
共同生活2日目
魔王「ただいま」勇者「おかえり」
小さい部屋
魔王という女の子と一緒の生活
いつからこいつが女性とわかったのはここ最近2、3年前……………一緒に風呂に入った瞬間わかったのだ。
胸が膨らんでいる。あれがない
それで疑問が確信となった…………元々かわいいっと思っていたので
魔王「風呂入ろう」
風呂といっても一人用
一人しか入れない
勇者「無理だって狭いし」
魔王「一人入って一人は洗えば入れるじゃん‼久しぶりに入ろう‼」
勇者「勿論」(いやだめだ、見たいが残念だ)
魔王「じゃぁ脱いで先入っとく」ヌギヌギ
勇者「!?」ぷい
魔王「おっさきー」
勇者(つい着替えから目を反らしちまったぜ!!)
魔王の脱ぎ散らしを畳む
サラシ………
勇者「………少しぐらいかいでも」
魔王「勇者ぁ?湯でない」
勇者「おぼぼ!?」
魔王「湯でない」
勇者「あ、ああ!!継ぎ目に魔力炉があるだろ?それ使え」
魔王「あーい」
勇者「…………はぁ」
畳むだけ
勇者(ドキドキがヤバい)
ざー
勇者「の、のぞくか?」
葛藤
でも………やっぱり男だ俺は
魔王「洗い終わったから湯船に」
勇者「お、おう」ドキドキ
入学式から数日後
魔王「おっぱいもみたい」
勇者「おっぱいもみたい」
魔王&勇者「お願いしますアラクネ姉さん!!同級生のよしみで!!」
アラクネ姉さん「あらあら………困ったわね。ごめんなさい。あと、そういうのはダメよ」
昼休みでアラクネ姉さんに頼む
アラクネ姉さん「それに………魔王ちゃん女の子でしょ?」
魔王「我は自分で、もんでも何も感じない。人のがいい」
勇者「じゃぁ……」ぐっと言葉を飲み込む
アラクネ姉さん「あらあら?ふふふ………勇者くん。魔王の胸もみた」勇者「しぃ!!!!」
魔王「はぁあああ?キモ」
勇者「誰もお前なんか興味ねぇよ」
アラクネ姉さん「あらあら………先は遠いね」
勇者「………」
ちょっと更新
放課後
魔王「ちぇ………揉めなかったないちばん大きいのに」
勇者「だなぁ…………」
魔王「……………なぁそんなに揉みたい?いや、揉みたいよなぁ………」
勇者「わかるだろ」魔王「わかる………だから」
魔王「少し揉むか?」
勇者「あべぶば!?//////」
魔王「なーに真っ赤になってんだよ冗談冗談」
勇者「そ、そかははははこのやろ~」ぐりぐり
魔王「頭をぐりぐりすな!!いたいわ!!」
勇者「からかったてめーが悪い」
魔王「ははは、でも焦ってるおまえ面白かった」
勇者「ちくしょう」
魔王「さぁ~帰ろうぜ‼」手を差し出す
勇者「お、おう………」手を握る
小さく綺麗な手
こうやって引っ張られるのは昔から
ああ
そう
友達を引っ張っていく感じ
だが
いつからだろう
握る手に………それ以上のものを求めるようになったのは
俺は………
魔王「どうした?」
勇者「なんでもねぇ。手熱い」
手を離す
俺は…………
ある日のクラス
魔王「ちょいといれ」
勇者「おう…………」(どうせ男子トイレなんだろうなぁ………個室で)
魔王が遊んでいたトランプを置いてトイレへいく
勇者「…………」
委員長「ちょっといいかな?」
勇者「委員長?どうした?」
委員長「聞いてもいいかい?」
委員長はこのクラスでトップの者が委員長となりクラス代表の存在だ
実力主義であり非常に強い(自分達も負けた)
委員長「魔王くんは…………女性なのか?他の男子が噂している」
勇者「…………ええ」
委員長「そうか………ではもう1つ。彼女の親は魔国の王かい?」
勇者「………」
委員長「肯定か…………」
勇者「それがなんなんです?………関係ないでしょ今は」
委員長「関係ない訳がない。もっとしっかり考えるべきだ。もう彼女は身分が知られている」
勇者「女扱いしたら怒られますよ?」
委員長「それはすまない………だが、他はそうではない」
勇者「………………」
委員長「………話したまえ、魔王くんに」
勇者「わかった」
放課後
勇者「っと言うことがあった」
魔王「ふむ………バレてるのか…………」
勇者「俺は、ちょっと何言ってるかわからんかった」
魔王「おまえん家は特殊だ。欲がない…………だから………親友をやれているんだが」
ズキン
勇者「…………」
魔王「そうだな、簡単に言えば。皆、俺を欲しいのさ、悲しいが次期王だ。一人っ子だから」
勇者「あっそっか」
魔王「しかも………きっと寄ってくるのは男ばかり………悲しい」
勇者「そ、そうか」
魔王「そういうことだ。もっと頭を使え。家を簡単に大きく出来ると知ったらやる………そういうこと」
勇者「はぁ………確かに両親興味ないな」
魔王「それが良かったから感謝してる。だって…………友達…………おまえだけだからな///」
勇者「お、おう………俺もおまえだけだぞ‼」
…………笑ってごまかした
俺だけが友達で嬉しかったが
親友以上ではないのに少し残念だ
勇者「なぁ………おまえ………付き合うならどんなやつがいい?」
魔王「……………うーん。今はいいや遊んでる方がいい」
勇者「そっかイケメンはどうだ?」
魔王「男はNG」
勇者「………………」
場所は高級寮
トントン
アラクネ姉さん「あら、こんばんは」
勇者「すいません、夜中に」
アラクネ姉さん「いいえ。嬉しいわ、紅茶でいいかしら?」
勇者「すいません、お邪魔します」
アラクネ姉さんに相談に来た
アラクネ姉さんは人間とアラクネのハーフらしく
父親は今、アラクネの住む地方の王らしい
同じ歳でありながら落ち着いた雰囲気を持つ姫様だ。魔王と大違い
勇者「本当に大人ですね」
アラクネ姉さん「お母様が御父様を独り占めしてるのを見ていてやれやれ思っていただけです。それより相談は魔王くんでしょう?」
勇者「はい……………どうやったらいいでしょうか?」
アラクネ姉さん「その質問はだめね。もっとはっきりしなさい」勇者「あい……」
勇者「…………魔王が気になる。あと魔王ってだけでなんかあるらしい。わからん」
アラクネ姉さん「逆玉の輿」
勇者「ん?…………玉の輿?」
アラクネ姉さん「私も、婚約しませんかなどあるのよ」
勇者「はぁ………まぁ美人ですし」
アラクネ姉さん「はっきり言わないの////」
勇者「照れるとかわいいっすね」
アラクネ姉さん「…………なぜそれを魔王ちゃんに使わないの」
勇者「無理です!………ぶん殴られます」
勇者「玉の輿…………モテるのか~」
アラクネ姉さん「そうですねぇ」
勇者「……………」
アラクネ姉さん「……どこが好き?」
勇者「………それは、いっぱい」
アラクネ姉さん「どうなりたい?」
勇者「…………………」
アラクネ姉さん「思い付かない?」
勇者「はい…………」ずずず
アラクネ姉さん「男と女の関係?………それとも」
勇者「…………………わかりません」
アラクネ姉さん「好きだけどわからない………では宿題ね」
アラクネ姉さん「次部屋で、会うときまでね」
勇者「はい」
部屋を去る
アラクネ姉さん「愛の御加護がありますように」
部屋に戻る
魔王「おっ!!おかえり」
勇者「………………うん」
魔王「なんだぁしけたつりゃーしやがって。恋か?」
勇者「うん」
魔王「ま、まじで!?誰々!?」
勇者「なのかなぁ………?」
魔王「はっきりしろ」
勇者「…………じぃー」
魔王「な、なんだよ?」
勇者「もしお前が好きなやつできたらどうする?」
魔王「告白する!!てか、飯作ったしはよう食おうぜ。恋ばななんて腹の足しにはならねぇ」
勇者「そうだな‼ははは」
勇者(腹は決まった。今が一番楽しいのなら………それでいいな)
勇者は決意を胸に秘めた
5月
「なぁ……最近噂で現魔王の子がこの学校にいるんだって」
「うっそだぁー。現魔王みたけどあんなかわいい人見ないぞ」
勇者「噂されてっぞ」
魔王「気にしない」
勇者「てか、膝の上に乗るな」
魔王「別にいいじゃないか?」
「あいつらなかいいなホモかよ」
「まぁあいつかわいいもんな」
「えっ!?」
7月7日
アラク姉さん「何を願うの?私はお母さまが落ち着きますように」
勇者「あいつの一番の親友でいれますように」
魔王「………………なし」
勇者「なんでだよ?」
魔王「願い先が知り合い。母上の友達………ぜーんぶ知られてしまう」
勇者「なら、伝えたいことでよくね?」
魔王「!?…………糞親!!俺を女にしやがれええええ」
だーめ
魔王「離せ‼燃やしてやる‼」
勇者「ま、まて!!まだ!!まだ無理ってだけだから」
魔王「くっそ………ちきしょう」
勇者「……魔王………俺は応援してるぞ‼男になれるきっと!!親友だからな」
魔王「勇者………くっ!!そうだな!!」
アラクネ姉さん「…………」(仲いいんだけどなぁ)
授業
座学とその座学からなる実技がある
その中で比重が重いのは魔法だ
魔法は強い………それを叩き伏せるために相手を知るためだ
魔王「zzzz」
勇者「」つんつん
魔王「Z………zzz」
先生「おいっ!!」どごっ!!
筋肉モリモリ先生が拳骨をお見舞いする
魔王「いってぇ!?何すんだ…………!?」
先生「起きたか?」
魔王「はい!!」
勇者「だから、起こそうと思ったのに」
魔王「もっと俺に分かりやすく起こせよ」
先生「寝るおまえがわるい!!」もう一撃が
魔王「うげぇ………つううう」
先生「次の実技は個人指導だ。ふ抜けてるぞ」
魔王「うえぇ………」
勇者「ドンマイ」
先生「ついでにお前もな。お前も気が緩んでいる」
勇者「うわぉい!?」
魔王「はははは!!」
実技………実技と言っても仮想空間での戦闘であり怪我も精々魂が傷がつく自己修復できるからいいと言うが………
魂が再起不能になるまで怪我をすれば勿論死ぬ
なので
魔王「あっぶ!」
先生の攻撃を掻い潜る事ができなければ痛い目をみる
勇者「魔王!?」
先生「他人の心配か?」ゲシ!!
勇者「げほっ!」
先生「おらたて!!」
魔王「くっそ………あっ……」服が……胸が
先生「な!?………お前……女か?」
魔王「ちがう!!!」
勇者(やっべ他の奴見てないよな)
魔王「それ以上言うと………本気だす」
先生「…………勇者、お前の上着を貸してやれ」
勇者「そのつもりでした」ばさっ
魔王「お、ありー」
先生「じゃぁ遠慮なくイクゾ」
魔王「あっ………ま、まて!!俺まだ準備があああ!!!」
ぼこぼこにされた。
しかし、このあと先生が理解を示してくれた。
放課後
先生「そうか………まぁそういう奴は多い。それよりバイトはしてないだろ?お金はだ大丈夫か?」
魔王「あ………まぁ」
勇者「いや……二人で自分だけ仕送りじゃぁどうしようも………ないです」
先生「おかしいおかしい思ってたんだバイトしてないから。まぁ魔王………お前が原因か」
魔王「くっ………違う!!」勇者「えっそうです」
魔王「なぬっ!?」
勇者「実はこいつ………ほにゃらら」
先生「マジでか!?………ウーム………お前も苦労しとるな」
勇者「はい………親友ですし。でも実はバイトしなくていいんです。まぁ気が向いたらで」(実は魔王の親から自分宛に仕送りが来ている………と言う………はぁ)
先生「うむ……では警備員でどうだ?休みの2日で。二人ならちょうどいい。では話を通しとくよ」
結果、警備員のバイト生徒になった
甘口になるのは当分先
夏祭り頃から
学園都市は学校ごと休日がずれている
何故ならバイト生徒が多いためである
皆金持ちってわけじゃない
正直軽い労働力は学生が大半だ
そして治安維持も学生がバイトとしてやる
治安維持護衛警護等専門の学校が上で指揮している。
12時間勤務
魔王と一緒に歩硝だ
平和であり暇である
だが会話で時間を潰す
と言うか親友を知るチャンスでもある
勇者「なぁ………なんで男にこだわるんだ?」
魔王「なんだ……お前………俺のことを女だと思ってるのか?」
勇者「いや、そういうお前こそ…………意識しすぎな気がする」
魔王「……………はぁ。親友他言無用でいいか?」
勇者「おけ」
魔王「実は俺………1回母親の元で男に産まれるときに流産で死んでるんだぁ~何故か記憶があるからまぁその次産まれるとき………そう大きくなって気付いた。女だった」
勇者「お、おう………」
魔王「まぁ信じなくていい………小さいときは良かったが………こう………大きくなったり。月1で痛かったりするとな………なんか惨めになる」
勇者「あぁええっと。まぁ生前が男だったわけだけど赤ちゃんだったしいいんじゃね?」
勇者「別にそれで男でいても問題ないだろ?」
魔王「親友………おまえ、優しいな。これ親にも話したことないんだ………お前だけに話してよかったぞ」
勇者「////」
魔王「何故明後日向く?」
勇者「おとが気になった。気のせいだな」(ウソ)
魔王「仕事熱心だなぁー夜は長いしボチボチしてよーぜ」
勇者(そうか………生前の記憶か………そりゃ次は女の子かもしれないし。あんまいらない記憶かもな)
魔王(話してよかったぜ………ちょっとスッキリした)
魔王から勇者の好感度が上がった
勇者から魔王の好感度が上がったが数値が変わらなかった
保健室
それは外傷を直すためにある学校が保有する医療施設
ただ、高価な物も多いため研究所職員兼保健医とする場合が多い。どちらかと言えばもう病院と変わらないとこもある
だがここの学校も同じである
保健室は研究所だった
錬金術師「やぁ~二人とも。とくに魔王ちゃんお久し振り」
魔王「ちゃんずけしないでもらえないか?」
錬金術師「そう?………ではこれを」
勇者「なにそれ?」
錬金術師「男になる薬」
勇者「!?」
魔王「いただきます」ぐび
勇者「ま、まて!?怪しいぞ!!そのくすり!!」
錬金術師「大丈夫大丈夫。人体実験すませてるし…………ただな」
魔王「!?………な、なにも起きぬ!!」
錬金術師「なれるかは個人差があり色んな要因が関係している。無理だったようだな」
魔王「う……うぐぅ」
勇者「ほっ」
錬金術師「………なるほど」(異性がいるため無理だったか……しかも天敵に惚れ込んでいるのか)
錬金術師「おもしろい………君たちは実験体で登録しよう」
魔王「な、なに!?」錬金術師「その薬の対価だ」
勇者「あっ俺違うんで」
錬金術師「体の調子の見ておこう。私も女性だから大丈夫だろ………いや、好きだよ可愛い子」にやぁ
目線が合う
そういえば
ガチレズの噂が
勇者「あー!!実験体なりたいなぁ!!」
魔王「親友!?」
錬金術師「いい、親友じゃないか………ひひ。ぺろ」
勇者「」ぞくっ!
後でバイトの同僚に噂を聞いた
バイという事を
錬金術師と知り合いになった(実験体)
8月
夏休みが迫る
皆が予定を練る時期でもある
学園都市に残る者
実家に帰る者
または遊びに行く者
そして逆に父母が来るもの
子供はお休みだが
大人たちはこれから大仕事だ
父母が集まる以外に
権力者が集まる月でもあり
商人も集まり
祭りの季節である
権力者が集まる
なので勿論
魔王「母が来る…………での父親も来る!!」
勇者「俺は父母忙しいから、邪魔したくない」
チリンチリン
「ドラゴン配達で。お届けものでーす」(ワイバーン)
勇者「はいはい」
「ここにサインを」
カキカキ
「ありがとうございました」ばさっ
世界最高商事ドラゴン配達から何かが届いた
手紙には魔王宛
勇者「ええっと魔王宛?」
魔王「なに!?………もしや頼んでいた荷が!!浴衣が届いたぞ!!着物が届いたぞ‼二人分!!」
勇者「なに!?そんな高級品が!?」
魔王「バカめ!我の父上はきた」
魔王「きたの王だぞ‼金持ち………よりは自分とこで作らせたのかもしれぬ」
勇者「手紙は?」
ビリビリ
魔王「母からだったので破る」
勇者(母に反抗期すぎる!?)
魔王「二人で祭り用に用意してもらったのだ!!せっかくだしな!!」
勇者「ああ、それで………」
ビリビリ
バサァ
魔王「…………」
勇者「…………」
魔王「違うそうじゃない………せっかくのものが」or2
1着綺麗な花柄の女性物だった
勇者(そうだよねぇ………ふつう)
魔王「ちがうんだ父上………ああせっかく2着男物をと言っておいたのに」
魔王「せっかく祭りを楽しむため……父上にワガママ言ったのに………ちくせう」
勇者「…………」(着物着方わかるし、よし!!)
バサァ
女物の着物を着る
魔王「!?」
勇者「ええ生地だ。俺はこれ着てくからお前はそれを着ればいい。二人で祭り行こうな」
魔王「お、おう???しかしそれは女物」
勇者「男が女物来ちゃいけねぇ理由はない‼」
魔王「……………」
魔王(こいつくっそ優しいな‼やっぱ!!)
魔王「……………いや、わざわざ親友を大釜にさせるほど俺は求めてない。しかたがない。せっかくだ………1回は着てやらないといけないな」
勇者「ん?」
魔王「ほら脱げ。それは俺の。お前はこれ」
勇者「いいのか?」
魔王「1つ。お前が着る方がキモい」
勇者「だよなぁ……」
魔王「まぁお前の勇気は見せてもらったし~祭りたのしもう」
勇者「おう!!」
魔王(こいつの父母は忙しいし………こっち来ないからな寂しくないように遊んでやろう)
勇者(こいつきっと俺の家が忙しいから気を使ってるんだろうなぁ………)
勇者(そういうのは男らしくないんだよなぁ)
ズキンッ
勇者「くっ!?」
魔王「ん?どうした?」
勇者「自分がキモくて吐きそう」
魔王「鏡を見るな‼くっ吐くなよ!!」
倒せ
勇者(またか)
倒せ
勇者(………………)
勇者「ちょっと横になる」
魔王「おう………無茶しやがって。キモかったけど」
勇者「それはそれは」(………今回は一段酷いな)
祭り当日
今日は前夜祭
都市だけの小さい祭りだ
祭りといっても予行演習みたいなものである
世界の国、重役が集まるのだ
本当に重役が集まる1周間は大きな祭りになる
それの予行演習
勇者「………遅いなぁ」
時計塔を眺める
待ち合わせ時間から遅れている
出店が路地に並び、商品を売る
学生だけでもけっこう多い
そして………この日が終わり帰る学生も多い
前夜祭………帰る旅。来る旅の祈りを捧げる日でもある。
トントン
勇者の背中を誰かがつつく
魔王「…………ごめん…………」
勇者「はは……おそ……!?」
魔王が女物の着物を着こなしていた。
髪留めはせず………長い金色の髪を下ろしている。かつらだろう。しかし
ほんのりした頬の紅潮が一層
かわいらしい雰囲気を醸し出す
魔王「すまん………その………着方………わからなかったんだ。俺」
勇者「………そ、そっか。ああ………怒るなよ」
勇者「似合ってる」
魔王「…………そっか…………」
勇者「…………」
魔王「…………」
勇者&魔王(気まずい)
勇者「い、いこっか!!」
魔王「………えっと。そうだな………あと」
魔王「今日は俺だってバレないようにしてくれ……頼む」
勇者「…………わかった。じゃぁ絶対、色々なことで怒るなよ交換条件だ」
魔王「わかった…………」
勇者が歩き出す。
ぎゅ
裾を引っ張らられる
魔王「急がないで………歩きづらい」
勇者「あっあああ!!わかった」
勇者(明日の俺。怒られて殺されても文句言うなよ)
にぎぃ
魔王「!?」
勇者「じゃぁゆっくりと行こうな‼えっと………魔王ちゃん」
魔王「ちゃん!!づけ!!」
人差し指を口許に
勇者「怒らない」
魔王「くっ………わかった」
魔王(なんで………こうなったんだっけ?)
魔王は考えた
着物が着たかった事。勇者と前夜祭は一緒に遊びたかった事。
魔王(…………考えてみれば着物着る必要なかったな)
魔王(まぁいっか)
勇者「魔王ちゃん!!射的あるぞ!!」
魔王「やる」
魔王(こいつが楽しそうなら………)
勇者(かわいい)
勇者(…………やっぱお前は女なんだよ)
魔王の魔法銃を構える姿を見つめる
白い首筋、まだ若さが残るが妖艶に見える。
勇者(だから………すまねぇ)
今日だけは女扱いさせてくれ
射的後
お金を返してもらった
落としすぎたため店主にお金を返して貰い商品がチャラに
魔王「まんぞく」
勇者「そっか」
手を繋ぎながら歩く
魔王は最初戸惑っていたが諦めて大人しくしている
魔王「あれ……食べたくないか?」
勇者「ああ、たこ焼きな」
たこ焼きとは小麦粉を海のタコと言う美味の魔物を使った料理だ。漁師の死闘の結果手に入る珍味でもある。陸で拝めるのはドラゴンのお陰で速達。冷凍魔法者の向上のお陰である。
勇者「たこ焼き1つ」
魔王「お前はいいのか?」勇者「いい」
店主「ほう………べっぴんさんな彼女だね………あんちゃん騎士様かい?」
店主が勘繰る
魔王「べ、べっぴん!?」
勇者「ああ、綺麗でしょ姫様は………ええもちろん。騎士ですよ」
店主「へぇ~やっぱり。学生でも大変だからな」
勇者「どうも!!」
魔王「う、うぐぅ………怒れない」
勇者(………かわいい)
ガラスの飲み物を買い
路地裏に儲けられたベンチに座る
学生のカップルがキスしていた
魔王「ん!?////」指差す
勇者「気にするな」
魔王(うわぁあ!!本当にキスしてる)
勇者「さぁたこ焼き食べよう」
魔王「よし………いただき…………あのなぁ勇者」
勇者「ん?」
魔王「これ」
繋いだ手を見せつける
勇者「離せと言うのか?」
魔王「」コクコク
勇者「やぁ~だ」
魔王「なぬ!?」
勇者「ほら、たこ焼き持ってろよ」
勇者「ふーふー………はい、あーん」
魔王「なっ!?なっ!?///」
魔王「く!!離せと言って」 勇者「はい、怒らない」
魔王「むぐ」
勇者「全く」ぱく
モグモグ
魔王「あ…………たこ焼き」
勇者「あついが美味しい」
魔王「うぅぐうう」
勇者「はい、あーん」
魔王「くっ………あーん」ぱく
魔王「」もきょもきょ
魔王「うまい!!うまい!!」ぱぁああ!!
勇者「ははは………」(よし……あーんできた)
たこ焼き完食
魔王「喉が乾いたな。それをいただこう」
魔王「おっ!!気が利くな!!栓も空いている」
勇者「あっ!?まて!!!」
魔王「」ゴクゴク
魔王「うまぁいなぁ………この祭りの飲み物。ん?」
勇者「くっ///」口に手を当てる
魔王「どうした………ああ。すまん全部飲んでしまったな」
勇者「いや、いいよ別に」
魔王「ふむ。何故顔を赤くなる」
勇者「……なんでもねぇ」
魔王「ほほう……おかしいなぁおかしいなぁ!!お前は!!」
勇者「んあ!?近い!!」
魔王「隠し事だ」
勇者「くっ………」
魔王の唇に目が行く
勇者「黙ってたのに………怒るなよ………」
勇者「俺の飲みかけ……なんだよさっきの」
魔王「ほう。それがどうした?」
勇者「俺は意識した………それだけ」
魔王「意識した………は!?」ばふ
勇者「ほら、お前も意識した」
魔王「ち、ちが!!べ別に間接キッスなぞ………あわわ」
勇者「………次行くぞ」魔王「…あい」
時計塔の下では出し物が行われている
今は剣舞を行い、観客を沸かせる
「ん!?勇者……その子どちら様?」
「勇者……手を繋いでるが………彼女か?」
二人の同級生に出会う
魔王「違う」
勇者「はぁああああ…………彼女じゃない」深いため息
「おっ、そうなのか?紹介してよ」
「彼氏いる?」
魔王「彼氏いない」
勇者「はぁああああ」
「じゃぁ……勇者!!この子一緒に廻りたい」
「俺も俺も………ん?なんかどっかで見た顔だな?よくみると……うーん」
魔王「!?」
勇者「気のせいだ」
魔王を後ろにやり、自分が前に出る。魔王を隠すように。
勇者「すまない。お断りする。この方は以上にご高貴な方…………今は護衛任務中なんだ………すまない………何かあったらお前ら一族………どうなるか」
「お、おう……脅すなや」
「わかった……すまねぇ………勇者の顔が怖い」
本来なら冗談に聞こえるだろう
だが………事実であるし、今の彼女はその通りの姿をしている
「すまんな……邪魔して」
「行こうぜ‼勇者またな」
勇者「ああ。本当に誰か言えない。すまねぇ」
「おうさ…………まぁいつか聞くよ」
二人が去る。勇者の背を見る魔王
魔王(なんだろ………大きい。お父様みたいな背………なんで……胸が熱いんだ?)
魔王「すまん………バレそうになるとは」
勇者「知り合いに会ったら気をつけよう」
魔王「うん」
それから砂糖の雲。綿のような飴を食べ満足した。帰路
帰るところは一緒。着替えは………まぁ一緒でいいか。
勇者「楽しかったな」
魔王「う、うむ………しかし、歩きにくいな、これ。草履というのが」
勇者「そうか?おれは………慣れてるけど」
魔王「育ちが違う。お前は東方の出だろ‼」
勇者「いかにも………まぁ着物もな」
ブチン
魔王「あっ!?」
草履の紐が千切れる。
転けると思った瞬間。
勇者「大丈夫か?」
回り込みが速かった勇者に抱き止められる
魔王「………だ、大丈夫」
顔を上げる。
勇者「それは………よかった」ニコニコ
魔王「ん!?」ボッ!!!
すぐ下を向く
勇者「ああ。草履の紐が切れたか………ちょっと待ってろ………うーむ繋ぎ会わせるのがないな」
勇者「仕方がねぇ………ほれ。おんぶ」
魔王「お、おい!?」
勇者「近くまで来てるんだ大丈夫」
魔王「そ、そうじゃない!!」
勇者「昔、さんざん俺を馬乗りしてた奴が今さら」
魔王「そ、それはだな!!」(なんで、嫌がってるんだ?)
勇者「…………はよ」
魔王「わ、わかった。ちょっと重いぞ………」
魔王(なんで………ドキドキするんだ‼相手は幼馴染み!!そう!!幼馴染みだ!!)
勇者「よいしょ。軽いなお前は」
魔王「うっさい……ばか!!////」
勇者「はいはい」
そのまま、部屋に帰った。
部屋に戻る。草履修理
勇者(この草履………切られてるな)
魔王「…………勇者すまん」
勇者「ん?」
魔王「その………着替えるから。あっち向いてて」
勇者「あっ………あうん」
勇者(おかしいなぁ………おかしいなぁ)
勇者(いつもなら気にせず。着替えてたのに)
魔王(………なんで恥ずかしんだろ)
魔王(おかしいなぁ俺)
すすっ
沈黙したまま。時間が過ぎた
前夜祭2
パレード
勇者「魔王!!!」
魔王「ここにいる!!」
人だかりを手を繋ぎ掻い潜る
最前列
騎士団が整列して行進し
その後ろを豪華な馬車に有名どころの名家
そう………軍事パレードである
諸外国の精鋭が護衛のため一度に集う
帝国皇帝以外
勇者「すげぇ………」
魔王「自分達の権威を見せつける場でもある」
魔王「そう。誰が一番強いか………」
国の王達が集いつつある権威を振り撒き
ワアアアアアアアアアアア!!!!
勇者「あ、あれは!!!」
魔王「…………」
歓声が湧く
生きた伝説
この大陸は彼女によって平定されたと言ってもいい
現魔国の王であり、戦争を終わらせた抑止力
私の母である。
現魔王
馬に乗り、綺麗な金髪を振り撒き。
手を振っている。
勇者「はは、さすがお前の母親。すげぇな!!」
魔王「………あれ、影武者。母上はエルダードラゴンにしか乗らない」
勇者「そ、そっか………」
勇者「よし、逃げよう。人に潰される」
魔王「うん………やな予感がする」
勇者「………母親に会いたくないのか?」
魔王「会いたくない」
勇者「でも……おまえの」
魔王「会いたくない!!」
勇者「………わかった」
魔王「…………………ごめん」
勇者「いいさ、帰ろう!!明日から祭りだパレードだ‼」
魔王「…………うん」
借りた学舎に戻る
勇者「ん…………?」
さわっ………
魔王「どうした?」
勇者「先に帰えってろ………用事があるわ」
魔王「はい?バイトはないぞ?」
勇者「別件………ついてくるなよ」
魔王「…………うーん。俺に隠し事かぁ?」
勇者「もちろん!!じゃぁな!!!!」
魔王「あっ……勇者………なんだよぅ」
勇者が路地裏に駆け込む
風がよんでいる。
自分を
ザッ!!!
勇者「……………」
勇者「ぐっ!?」
殺せ!!!そいつを!!
心になかの衝動で胸が苦しくなる
勇者「…………現魔王さま」
現魔王「はーい。こんにちは勇者ちゃん」
そこには白い騎士鎧を着た。姫君がいた。
俺にもわかった。偽者とは違うことを。
ニコニコする。
勇者「えっと……その」
現魔王「ああ、畏まっちゃだめ。長い付き合いなんだしね?ね?」
勇者「え、ええ………」
一国所か大陸の指導者と一般の平民が会話する事事態異常である。それに………何故か俺は勇者として生まれた。殺されても文句は言えない
勇者「それで、その………」
現魔王「娘は元気?」
勇者「それはもう。うるさいぐらい」
現魔王「ふふ、よかった」
勇者「………」
手を合わせて嬉しそうに笑う
勇者「会いに行かないのですか?」
現魔王「…………」
現魔王「嫌われちゃったから………反抗期です」
勇者「…………」
現魔王「その、始めてだから……どう接してあげればいいかわからんです。でも安心してるんです」
勇者「どうしてですか?」
現魔王「勇者がいるから」
勇者「!?」
現魔王が頭を下げる
勇者「頭を下げないでください!?えっと………そんなね?」
現魔王「いいえ、母としてお願いします。あの子をお願いします」
そこには、ただ子を想う優しい母親がいた。
現魔王「あまり、幼少期に構ってあげられなかったから負い目があるの。それでも、あの子は私の子です。血の繋がった家族です。ですから………お願いね」
勇者「………はい!!もちろん!!幼馴染みですし!!」
現魔王「ありがとう………現勇者」
現魔王「実際……心を許してるみたいですし。頑張ってください。はい、これ」
勇者「ん?これって………うわぁ!?」
現魔王「最前列です」
現魔王「それでは、失礼します」
勇者「あっ……はい!ありがとうございます!!」
2枚チケットを貰った
帰宅
魔王「………」
枕を抱き締めて小さくなってる
勇者「ただいま。たこ焼き買ってきたぞ」
魔王「そっか………で母上何か言ってた?」
勇者「知ってたのか‼」
魔王「………そんな、気がしただけ」
勇者「会った。お前を任された」
魔王「そんだけ?」
勇者「他に何があるんだよ?」
魔王「………なんでもない」
勇者「?」
よくわからなかった。
勇者「明日、暇か?」
魔王「もちろん」
勇者「なら、ついてこい!!良いものが見れる!!」
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