しほ「真の西住流!!」 (41)


ガルパンSSです

下品描、キャラ崩壊注意

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>>1です ここからPCで書き込みます


しかしいきなり誤字とか…
正しくは↓


ガルパンSSです。

下品描写、キャラ崩壊注意


です。


【みほの部屋】

みほ「ごちそうさまでした。沙織さんのご飯、本当に美味しい」

沙織「そう?えへへ、ありがと。そう言ってもらえると作った甲斐があるよ」

優花里「お皿の片付けは私がやります」スクッ

華「私も手伝います」

みほ「あ、私がやるよ。華さんも優花里さんも座ってて」ニコッ

優花里「しかし…」

みほ「いいからいいから」ニコニコ

華「ではお言葉に甘えて」

優花里「……了解であります!しかし何もしないのは気が引けますので、西住殿の背中に『頑張れ』という思念を送らせていただきます!ぬおおおおおおお……あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛……」

みほ「そ、それは気になるからやめてほしい、かな?」アハハ

麻子「私もお言葉に甘えてゴロゴロするぞー……」ダラー

沙織「麻子は最初から手伝う気ないでしょ!食べてすぐ寝ると牛になっちゃうよ?」

麻子「なってもいい……草を食べてのんびり過ごせる……」

華「でも牛は睾丸を潰されるという運命を負いますよ?」

麻子「それは雄の牛だろう。というか急になんなんだ」

優花里「女性である私たちにはその痛みも想像できないですしねぇ」

沙織「ちょ、ちょっと!食後の乙女たちがなんて会話してるのよー!?こ、睾丸とか……///」

麻子「ほう。君は睾丸がなんなのか知ってるのかな?」

沙織「へっ……///」

華「ではお嬢さん、睾丸が体のどの部分なのか、もっとわかりやすい言葉で言ってごらんなさいな」ゲヘヘヘ

沙織「や、やだもー///」

華「うふふ。顔を赤くしてアタフタしてる沙織さんを見ていると、セクハラしたくなる男性の気持ちが少しわかりますね。あ、今度セクハラを花で表現してみましょう」

沙織「もうっ……///」

麻子「この程度で慌てていたら彼氏なんて夢のまた夢だぞ」

沙織「そ、そうなの!?」

麻子「男は24時間中20時間はエロいことを考えてるからな」

沙織「そんなに!?睡眠時間短い!」

優花里「それは偏見にしてもひどすぎると思いますよ冷泉殿……」

麻子「似たようなものだろう……」ゴロン


麻子「………………ん?」スンスン

優花里「どうしました?」

麻子「いや、枕代わりにしていたこのクッション、いい匂いがすると思って…………あぁ、西住さんの匂いか」

優花里「!!」

沙織「やめなよ麻子~。友達とはいえ、匂い嗅がれるのって嫌だよ?」

麻子「いい匂いだと言ってるじゃないか」スンスン

沙織「それでもだよー」

優花里「武部殿」

沙織「ん?」

優花里「五十鈴殿の頭頂部からピョンと生えている毛にご注目ください」

沙織「?わかった」

沙織「………………」ジィーーーッ..

華「?」

優花里「武部殿が毛を見ている今のうちに私も西住殿のクッションを……」スンスン

優花里「うほぉお!これは上物でございますなぁ。どことなくノスタルジックな気持ちにもさせてくれる逸品……」スンスススン

優花里「発見者である冷泉殿には何かしらの褒賞を与えるべきかもしれません……それほどの大発見」スッスースン

優花里「西住殿ぉっ!申し訳ありまスンスン。西住殿がお皿を洗ってスン間にこんなにスン吸い込んでぇ…」チラ

みほ「………………」

優花里「西住殿ぉっ!?」スドゥンヌ!

優花里「いつの間に……っ!げほっ……げほ、げほぉっ!!吸い込み途中に……っ、驚いたせいで……鼻の…粘膜がっ……痛い……ですぅ!」

沙織「ゆかりん!?大丈夫?お水、飲む?」

優花里「い、いただきます」ゴクゴク

優花里「ぷはぁ……生き返りましたぁ……ありがとうございます、武部殿!」

沙織「お、お礼はいいから、鼻かみなよ。ほら、ティッシュ」ハイ

優花里「チーン!であります」

華「アグレッシブなかみ方ですね」ニコニコ

麻子「スタンダードだろう」


みほ「…………………………」

沙織「っていうかみぽりん、元気ないけど……何かあった?」

優花里「はっ!言われてみれば……さっきまであれほど弾ける笑顔が素敵だった西住殿のお顔が曇ってますぅ……」

華「割れたお皿で手を切ってしまったのですか?」

みほ「ううん……」

華「では肘を切って……」

みほ「ううん……」

華「まさか……足を……」

沙織「いや、絶対違うし。もう切るところから離れよう?」

麻子「……一体何があったんだ?」ムクリ

みほ「……お皿を洗い終わって、ついでに郵便物をチェックしようと思って郵便受けを開けたら…」

華「郵便受けで手を切って…」

沙織「ないから」

みほ「…………これが……」スッ

麻子「……ハガキ?」

優花里「差出人は…………西住流家元・西住しほ……西住殿のお母様ですか」

沙織「?お母さんからの手紙が嫌なの?大学選抜との試合の時とか、面と向かってではないにしても協力してくれたよね?仲直りしたんじゃないの?」

みほ「……………………」

麻子「そう簡単な話じゃないんだろう。それに差出人名にあえて『西住流家元』と書いたことに何かしらの意味があると思う」

華「確かにそうですね。粋がって書いたとは思えませんし」

沙織「そっか……」

麻子「……問題は内容だ。一体どんな文面だったんだ?」

みほ「………………」クルッ

麻子「!これは……」

ハガキ『西こ住西ん住西住西どの住西住西住に西住ち西住西住よ西住西う住に西住西住にしず西住西み住西住りゅう西住西住じき西住いえ西住西もと住西住西を住西住西き住西住西住西住西める住西住西住西住西住西住ぜっ西住西住西住西たい住西住西住くるこ西住西住西住と』

沙織「……なにこれ?」

みほ「西住流の暗号文……機密保持のためにこういった方法をとるんだ」

麻子「バレバレだぞ。小学生レベルじゃないか」

優花里「せめて封書にするべきではないでしょうか……ハガキでは郵便屋さんに丸見えですぅ」

みほ「西住流的には、郵便屋が敵になるなら郵便屋を潰す、という考えだから……」

華「まぁ、大胆ですね」

沙織「そういう問題じゃないでしょ」


麻子「内容は……『今度の日曜に西住流次期家元を決める。絶対来ること』か」

沙織「次期家元?みぽりんのお母さん、まだ若いよね?」

みほ「うん。若く見せるために必死」

沙織「あ、いや、そういう意味じゃなくて。次期家元を今決めるなんて……」

みほ「……すぐに家元にするつもりはないはず。ただ早いうちに私とお姉ちゃん、どっちを家元にするかを決めようとしてるんだと思う」

優花里「あのぅ……失礼ですが、西住殿はいい意味で西住流らしくないと思いますけど……」

麻子「お姉さんが西住流を継ぐことに決まってなかったのか?」

みほ「うん……お姉ちゃんはそのつもりでいてくれてると思うんだけど……黒森峰で西住流の心得を体現してるし」

華「心得……『撃てば必中、守りは鉄壁、進む姿は乱れなし。鉄の城、鋼の魂、それが西住流』でしたっけ」

優花里「違います。スパロボが混ざっちゃってますよ五十鈴殿。正しくは『撃てば必中、守りは堅く、進む姿は乱れなし。鉄の掟、鋼の心、それが西住流』です」

華「あらあら」ウフフ

沙織「みぽりんはどうなの?家元になるのは嫌?」

みほ「…………うん。私の中には確実に西住流が根付いてはいるけど……それでも私のやりたい戦車道は西住流じゃないから。勝利だけを目指すんじゃなくて、みんなと力を合わせて戦いたい」

沙織「…………そっか」ニコリ

麻子「その想いを話して家元を辞退する、で話は終わらないのか?」

みほ「……うん。今みたいなことを言っても、受け入れてくれるどころか未熟な精神だと思われるだけ。そうなったら家元を回避する以前に、鍛え直すという名目でどんなことをされるか……」

優花里「そ、そんなに恐ろしいのですか……」

華「……ジャンルは違えど、華道の家元である五十鈴流の娘として、その気持ちはわかります」

みほ「華さん……」

華「五十鈴流も西住流同様、とても厳しいです。お母様の機嫌を損なうと、着物の帯を振り回したりしますから」

沙織「怖い……」

麻子「帯振り回すとか華やかさの欠片もないな」


華「……少しは私のことを認めていただけるようになりましたけど……華道のこととなると妥協は許されません」

華「最近はお父様と言い争うことも多いんです。結局お母様の圧倒的勝利になるのですが」

沙織「そんな力関係なんだ……」

華「ええ。ですがお父様の言うことには疑問があることが多いんです。この前も『一食でご飯二合は多すぎだ』とケンカを吹っかけてましたし」

沙織「二合で多すぎ?それって変じゃない?」

華「ですよね?自分が小食なのをいいことに、私とお母様は一食一合ずつにしたらどうかと言ってくるんです」ハァ

沙織「えっ!一人二合!?」

華「?はい」

沙織「それは多いよ……」

華「しかし、ふりかけや海苔を使えばあんなものあっという間に…」

麻子「……ご飯の話はその辺にして、西住さんの話に戻そう」

優花里「西住殿はどうしたいのですか?」

みほ「……とりあえず西住流の家元にはなりたくないかな」

沙織「じゃあそれを伝えれば…」

みほ「うん…………でも気が重くて…………お母さん、怒ると怖いし……」

華「…………でしたら、私たちが一緒に行くというのはどうでしょうか?」

みほ「えっ?」

華「どこまで同行できるかはみほさんのお母様次第ですが、途中まででもご一緒すればみほさんの緊張や恐怖を和らげることができるかと思いまして…………余計なお世話でしょうか?」

みほ「う、ううん!すごく嬉しいしありがたいよ!でも……いいの?」

優花里「もちろんです西住殿!どこまでもお供します!!西住殿は大切な仲間ですから!!」

華「ええ」ニッコリ

みほ「ありがとう……」ウルウル

優花里(よしっ!西住殿の好感度アップですぅ!五十鈴殿の提案とはいえ、先にアピールしたもん勝ちであります!)

みほ「本当に嬉しい……ありがとう。提案者である一番偉い華さん。それに華さんの提案に乗ってくれた優花里さん」

優花里「あ、はい……」

優花里(見透かされてますか!?さすがですぅ!)

沙織「私も行くよ!みぽりん!」

麻子「……付き合おう」

みほ「沙織さん……麻子さん…………ありがとう!」


日曜

【西住家】

しほ「……………………」

みほ「……………………」

沙織・華・優花里・麻子「……………………」

しほ「本日はようこそいらっしゃいました」

沙織「い、いえ!こちらこそ大人数でお邪魔しちゃいまして……」

しほ「いえ、かまいません」

華「つまらない物ですが、どうぞ」スッ

しほ「これはご丁寧に。ありがたく頂戴します」

華「干し芋三日分です」

沙織「華、言わなくていいよっ」

優花里「……というか五十鈴殿、落ち着いてますね。私なんて緊張で手にすごい汗かいてますよぅ。何度も手を拭いたせいで座布団がビショビショです」ヒソヒソ

麻子「座布団で拭くのは辞めた方がいいぞ秋山さん。ただ緊張する気持ちもわかる。西住さんのお母さんの迫力は凄まじい」

華「うーん……なんか落ち着く匂いがするんですよね。実家で嗅ぎ慣れた匂いと言いますか……」

沙織「そっか。華の家も畳だったっけ」

優花里「なるほど……確かに実家と似ているところは落ち着きますよねぇ」

しほ「………………」チラ

沙織「っ……!し、私語は慎もう」ヒソヒソ

優花里「了解であります」ヒソヒソ

みほ「………………あの、お母さん」

しほ「………………」

みほ「私……家元になるつもりは……」

しほ「待ちなさい。まだまほが来ていないわ」

みほ「あ、うん……」


しほ「おそらくそろそろ来る頃…」

スタスタスタスタ...

しほ「……来たようね」

スタスタスタ..スルッタタン!

しほ「………………」

みほ「………………」

スタスタスタスタ...

スーッ..

まほ「失礼します。遅れました」

しほ「…………まほ」

まほ「はい」

しほ「この部屋に向かう途中の廊下で足を滑らせたわね?それを焦って立て直そうと大きな足音を立てた……」

まほ「………………はい。申し訳ありません。靴下が滑りました」

しほ「今のまほの行為は、廊下がホコリで滑ると遠回しに言っているようなもの。それは大変失礼なことよ。今後二度と廊下で転びかけないように。心配なら足袋を履きなさい」

まほ「気を付けます。足袋は履かず、己の力のみで転ばぬよう努めます」

しほ「よろしい。座りなさい」

まほ「はい」テクテクテク..スッ

みほ「………………」

まほ「………………」

しほ「………………」

沙織・華・優花里・麻子「……………………」

しほ「では、これから家元についての話をするわ」

まほ「……お母様、この子たちの前で話してもいいのですか?」

しほ「構わないわ」

まほ「……わかりました」


しほ「…………では最初に、私の意見を伝えるわ。私は、みほを西住流の次期家元にしたいと思っているの」

みほ「!!!!」

沙織・華・優花里・麻子「!!!」

まほ「……………………」

しほ「今日呼んだのもそれをみほにはっきりと伝えるため」

みほ「ま、待って!私よりお姉ちゃんの方が……黒森峰の戦い方は西住流で…」

しほ「……勘違いしているのではないかしら?」

みほ「え?」

しほ「私が話しているのは戦車道・西住流ではない」

みほ「!!」

沙織・華・優花里・麻子「?」

しほ「その源流である、真の西住流のことよ」

みほ「そんな……」

沙織「ど、どういうこと?」

優花里「私が知っているのは戦車道における西住流だけです……」

麻子「どこの流派にも真とかあるのか?」

華「いいえ、少なくとも五十鈴流にはありません」

しほ「でしょうね。西住流が特殊なだけだわ」

沙織・華・優花里・麻子「……………………」

しほ「……と言われても何が何やらわからないわよね。いいわ。説明しましょう。この場にいることを許可した以上、置いてきぼりにするつもりはないわ」

華「ありがとうございます」

しほ「西住流は戦車道が一番知られているけれど、正式には『西住流』を戦車道に応用したのが『戦車道・西住流』。あくまで西住流を戦車道に使っただけなのよ」

沙織「なるほど……モデルが読モをやるみたいな感じですね」

しほ「全然違うわ」

沙織「あれ?」

麻子「本当に違うぞ沙織。黙って話を聞くんだ」

沙織「う、うん……例えを間違えてしまってごめんなさい」

しほ「次はないわよ?」

沙織「は、はい……」


しほ「西住流とは……古くは戦国時代から始まった流派であり、ルーツは忍道と同じもの」

しほ「ただ忍道が暗殺や偵察、密偵などを行うのと違い、西住流にはこれという役目はない。しかしその分、あらゆることをオールマイティにこなせるための技術、精神、知識を身に付けた。結果、様々な分野で活躍するようになった」

しほ「西住流がどういうものかを簡単に言うならば、どんな手を使っても勝利を得る流派、ということね」

優花里「戦車道における西住流の勝利至上主義と同じです…」

しほ「当然ね。西住流はそういうものよ。いえ、さらに上回っていると言うべきね。何故なら、戦車道・西住流はあくまで戦車道で勝つためのもの。しかし西住流は違う。目的を果たすためならばどのような手を使っても構わない。ルール無用なの」

華「そんな…」

沙織「こわい…」

しほ「……今のあなたたちがそうであるように、西住流の心得を聞いた者はドン引き必至。だからこそ、西住流は秘匿とし、戦車道・西住流を矢面に立てているわけ」

優花里「で、では、西住殿…みほ殿を西住流の家元にするということは…………今後、ルール無用のファイトをするということですか……」

しほ「ええ」

優花里「そ、そんな……お言葉ですが、みほ殿はとても優しく、いい香りがして、可愛らしくて素敵です!そんなみほ殿になんでもありな戦法は似合わないと思います!」

しほ「秋山さんだったかしら?あなたは勘違いをしているようね。西住流が法の目をかいくぐって犯罪行為をしているかのように思ってないかしら?」

優花里「そ、れは……」

しほ「私はさっき、あらゆることをオールマイティにこなせる技術、と言ったわよね?その意味を教えてあげるわ」スッ

優花里「えっ……あの……///」

沙織(!?みぽりんママ……略して『ままぽりん』が服の上からゆかりんのおっぱい……ううん、乳首を人差し指と親指で挟んだ!?)

しほ「……………………」グリィッ!

優花里「!?」

沙織(捻り上げた!?)

麻子「な、何を……!」

優花里「西住しほ殿は若くて美しいです。西住しほ殿は若くて美しいです。西住しほ殿は若くて美しいです。西住しほ殿は若くて美しいです」

沙織「えっ!」

華「優花里さん……血迷ったのですか?みほさんのお母様は年齢からすればボチボチでしょうが、平均年齢が10代であるこの場においてその発言は……」

しほ「…………」パッ

優花里「はっ……い、今のは違うんです!口が勝手に動いて!心にもないことを……」

しほ「……今の発言は気になるけれど……つまりはこういうことよ」

しほ「私は今、秋山さんの乳首をひねると同時に神経に西住流を通し、私の思い通りの言葉を喋らせた」

沙織・華・麻子「!!!」

しほ「これが西住流!!」クワッ!

沙織「いやいやいや!そこで決め顔されても!全然納得できません!」

麻子「原理がわからん」


しほ「では……そこのあなた」

麻子「私、か?」

しほ「ええ。お茶を飲みなさい」

麻子「?…………」ズズー..

しほ「………………」

麻子「………………」コトッ..

麻子「ふあぁっ!?」ビクン!!

沙織「麻子!?」

麻子「ぁ……っ……ふ……ぁ……」ガクガク

華「い、一体何がどうなったのですか!?」

しほ「そのお茶にはあらかじめ西住流を流し込んでおいたのです。そのお茶を飲んだことで、冷泉さんのノドは内側からくすぐられ、こそばゆい快感に溺れることとなりました」

優花里「な……そんなことが……」

しほ「だから西住流!」クワッ!!

沙織「それはわかりましたから!」

華「……みほさんのお母様、テンション高いですね」

みほ「家ではいつもこんな感じだよ。よそ行きの時は、大股で試合見る以外はまともな大人っぽく振る舞ってるだけ」

華「なるほど……私の母と似ています」

優花里「あ、あの……西住殿のお父様はどのような意見なのでしょうか……」

しほ「旦那の西住むほは私に全権を委任しているわ」ウフフ

優花里「あうぅ……」

沙織「み、みぽりんのお父さんの名前、むほって言うの?」

みほ「うん……」ズーン

沙織「あっ!べ、別に悪くない名前だよねー?」アセアセ


しほ「ふふふ……乳首つねり腹話術とノド裏そわそわエクスタシー。この二つの技を知ったことで、西住流が大分わかってきたんじゃないかしらあなたたち」

華「そんな技名だったのですか……カッコいい……」

優花里「そ、そうでしょうか……」

しほ「つまり西住流とは、性的快感を通して相手をコントロールする流派よ」

沙織「性的……快感……///」

麻子「恐ろしい流派だ……」

しほ「正確に言うと、性的快感だけではないけれどね。相手の体に触れて西住流を流すことで体質改善などの作用もある」

しほ「それを利用して……例えば、回覧板を届けに来た近所のおばさんにさりげなく触れ、便秘を少しずつ解消させる。するとこのおばさんは『西住さんのところに回覧板を持っていくと便通が良くなる』と気付き、ご近所付き合いが円滑になったりもするわ」

華「そんなことまでできるのですか……」

しほ「ええ。万能と言えるでしょうね。だからこそ表には出さず、たった一人だけに伝える流派なの。西住流を使いこなせるであろう素質の持ち主を見極めて、ね」

華「?ちょっと待ってください。その理屈だとみほさんにも素質があるように聞こえますが……」

しほ「当然でしょう。みほもまほも素質があります。なんせ幼少期から西住流を教え込んでいるのだから」

沙織・華「!!」

優花里「西住殿が性的快感技術を……」ゴクリ

みほ「………………」

まほ「………………」

しほ「だからこそみほに…」

みほ「お、お母さん!」

しほ「……なにかしら」

みほ「私……やっぱり西住流は継げない…」

しほ「……………………」

みほ「…………ごめんなさい。でも家元じゃなくても私…」

しほ「お金」

みほ「えっ」

しほ「……もし仮に私の後を継ぐ気がないのなら、お金を払ってもらうわよ」

みほ「それって……私はもう西住家にとっていらない存在ということ……?」

しほ「冗談はよし子さんよ」

みほ「え?」

沙織「は?」

華・優花里・麻子「……………………」

まほ「すまない。世代なんだきっと」


しほ「みほ。あなたは私の言葉を『養育費を返せ』と言う意味だと受けとったでしょう?」

みほ「……うん。違うの?」

しほ「違うわ。勘当もしない。ただ純粋に貸したお金を返しなさいということなの」

みほ「え?でも私、お金なんて借りてない……」

優花里「ちなみに、おいくらでしょう?」

しほ「一千万くらいかしらね」

みほ「いっせんまん!!」サァァー..

優花里「あ、安心してください西住殿!きっと一千万ウォンとかで…」

しほ「一千万円よ」

優花里「あっ……」

みほ「どうしてそんな大金……」

まほ「みほ。それについては私が説明する」

みほ「お姉ちゃん」

まほ「……以前、冷泉さんのおばあ様が体調を崩されたことがあっただろう?」

みほ「うん」

麻子「…………」コクリ

まほ「その時、私は冷泉さんをおばあ様のいる病院までヘリで送り届けた」

麻子「その節はどうもありがとうございました」ペコリ

まほ「いや、いいさ」

みほ「……お姉ちゃん、それで?」

まほ「ああ。当然だが、黒森峰のヘリとはいえ、一生徒がおいそれと使用することはできない。料金を支払うことを条件に生徒も使用できるということなんだ」

まほ「そして私は、割と頻繁にヘリを使っていた。飛べば早いし結構便利。上から見下ろすと人は小さい。スカッとするんだ」

みほ「…………それで?」

まほ「……気が付くと、料金がものすごいことになっていた。私のお小遣いはおろか、漫画を売っても払いきれない……そこで思い付いたのが、金融漫画の連帯保証人作戦だ」

みほ「……………………」

まほ「冷泉さんを送り届け、みほに対する恩を売ると同時に、今までのヘリ代のツケを一気にみほへとバトンタッチした。結果、私の借金はゼロになり、みほは一千万の借金を負ったのだ」

みほ「負ったのだ、って………ナレーション風味に言われても……」

まほ「…………もちろんすまないと思っている」

みほ「す、すまないじゃないよ!お姉ちゃん正気!?今のが事実なら、これまでのことが全部台無しだよ!全国大会決勝の戦いも!借金なすりつけ姉との一対一なんて!」

まほ「私もそう思う」

みほ「そう思うって…………お姉ちゃん、どうしたの?こんなにいつものお姉ちゃんじゃ…………はっ!?」

しほ「話は終わったのか?長いよ、娘たち」クス


みほ「まさか……」

しほ「…………その通り。みほたちの話の長さにダレてるのよ」

みほ「いや、そっちじゃなくて。まさかお母さん、お姉ちゃんに……」

しほ「……ええ、西住流を使ったわ。実家で会った時にまほのヘソを十字になぞり、スーパーに行くのにもヘリを使うような浪費家にした。そして食事の時、カレーライスに西住流を埋め込み、借金をみほになすりつけるようにした」

みほ「そんな……!」

しほ「ちなみにビーフカレーだったわ」

まほ「くっ!すまないみほ。美味しかった……!」

みほ「味はどうでもいいよ……」

しほ「わかった?これであなたは私にお金を返すか家元になるかの二択しかないのよ。なすりつけカードも徳政令カードもない」

みほ「……っ……」

沙織「あ、あのっ!」

しほ「……何かしら?」

沙織「み、みぽりん、大洗の戦車道が好きって言ってました!」

みほ「沙織さん……?」

しほ「………………それで?」

沙織「く、黒森峰にいた頃より、みんなで一緒に戦うのが楽しいって!だから……西住流のやり方より……みぽりんなりのやり方が合うと……思います……」

しほ「……誤解しているようね」

沙織「え?」

しほ「みほが大洗で活躍できたのも、西住流のおかげなのよ?」

沙織「それは……確かに小さい頃から勉強してたからってゆーのもあるけど……」

しほ「違うわ。みほは西住流のやり方を否定していながら、西住流を使っているの。だからこそ大洗で優勝できた」

みほ「っ……!」

しほ「それはNHKの受信料を払わないくせにNHKばかり観ている人と同じよ」

沙織「…………どういうことみぽりん?」

みほ「………………」


しほ「あなたたちに質問するわ。みほのパンチラを見たことある?」

沙織「…………は?」

優花里「なっ……」

麻子「どういう質問だ……」

しほ「真面目な話よ。答えて。ちなみにお風呂とか着替えではなく、制服着用時の話よ」

沙織「…………ない、かな?」

麻子「全く意識してなかったが……ないな」

華「一度もないと思います」

優花里「そうですね……拝見しておりません」

しほ「それも西住流の力よ」

優花里「え!?」

しほ「スカートを西住流することにより、空気抵抗を減らし、鉄壁のスカートを演出する……」

しほ「さすが西住流!」クワッ!!

麻子「そんなバカらしいことがあるのか?」

優花里「いえ……ありえるかもしれません。私は西住殿が戦車から飛び降りる際、必ず視線を向けておりましたが、一度も見えませんでした。それに引き換え武部殿は十数回以上見えました。もう飽き飽きです」ハァ

沙織「勝手に見られて飽きられた!?」

華「わたくしも沙織さんのは何度か……あの、ローテーションが早いといいますか、もう少し下着の枚数を増やした方がよろしいのでは?」

沙織「余計なお世話よもー!」

しほ「わかったかしら?西住流にかかればパンチラはしない。だから私はパンツを履かない…」

しほ「履かず西住流!」クワッ!!

麻子「……偶然かもしれない。同性に下着を見られたくないがゆえに西住流を使うだろうか?今の様につけ込まれる隙を与えることになるんだぞ?」

みほ「……………………」

しほ「ふっ……では次の質問。あなたたち大洗女子は、試合中の指示を誰から受けていた?」

麻子「?西住さんからだが」

しほ「どうやって?」

麻子「あんこうチームは直接口頭で。他のチームは通信でだ」

優花里「咽喉マイクを使ってますよね」

沙織「あの首につけてるやつだね」

しほ「…………それ、違うわよ」

優花里「は?」

しほ「でしょう?みほ」

みほ「……………………」


優花里「ど、どういうことですか?西住殿」

みほ「……………………」

みほ「…………あれ、ブリーズライトなんだ」

華「ブリーズライトって……鼻の通りをよくするための、鼻に貼るシールのようなものですよね……」

みほ「……うん。それを何枚か合わせて、色を塗って貼ったんだ」

麻子「待て。それではただ喉がスースーするだけだろう。どうしてみんなに通信………はっ!?」

みほ「……ブリーズライトを重ね合わせる時に西住流で端と端を繋いで……それで……」

しほ「つなぐ西住流!」クワッ!!

優花里「そんなこともできるのですか……」

しほ「まだあるわよ?黒森峰との決勝で、戦車と戦車の間をみほが大ジャンプできたのも……」

優花里「あ、あれも……!?」

しほ「跳んで西住流!」クワッ!!

みほ「………………」ガクッ..

しほ「カチューシャが油断したのも!」

優花里「!!」

しほ「ニーナがなまってるのも!」

華「!!」

しほ「あの辺からこの辺まで!」

沙織「!!」

しほ「オール西住流!!」クワッ!!

みほ「……………………」

沙織・華・麻子「……………………」


優花里「……西住殿」

みほ「?」

優花里「どうして西住殿は、大洗に来てからも西住流を?」

みほ「……………………」

優花里「使わないという選択肢もあったはずです。一体どうして……」

みほ「………無意識のうちに使っちゃったんだ。負けたくない、みんなと勝ちたいって思ったらつい……」

優花里「西住殿……」

みほ「大洗に転校してきて、西住流を捨てようと思ったけど…………でも……勝てる方法があるのに、私のわがままでみんなを悲しませるなんて嫌だった。そんな風に考えたら、思わず西住流を流し込んでた」

みほ「……なのに家元にはなりたくないなんて、勝手すぎるのかな……やっぱり……」

優花里「!そんなこと…」

まほ「そんなことはない」

みほ「お姉ちゃん……?」

まほ「…………ごちそうさまでした」コトリ

しほ「青のりついてるわよ」

まほ「あ、はい……」フキフキ

沙織「っ!?さっきから大人しいと思ったら……この人カップ焼きそば食べてたの!?」

華「大事な話中に台所で湯入れと湯切りをした上に戻ってきてズルズルと麺をすするなんて………アグレッシブです!」

まほ「ありがとう。そしてみほ」

みほ「なに?」

まほ「みほは全然勝手じゃないさ。一生懸命頑張っただけだろう」

みほ「お姉ちゃん……」

まほ「だから自分を責めるな。私は家元を継がないからみほが家元になるだろうが、自分を責めることだけはしちゃいけない。これ大事」

みほ「お姉ちゃん……っ!」ギリギリギリ..

まほ「だがそれは……通常なら、の話」


みほ「え?」

しほ「!まほ……」

まほ「スーパー西住ウォーズ2……」

みほ「あっ……!」

麻子「?なんだそれは」

まほ「スーパー西住ウォーズ1の続編だ」

麻子「知らん」

みほ「その手があったんだ……!」

沙織「え?なになに?どゆこと?」

まほ「スーパー西住ウォーズ1に続編があるんだ」

麻子「さっき聞いた」

みほ「西住流には次期家元を言い渡された者が異議を申し立てた場合、現家元と戦って勝つことで次期家元をナッシングにできる制度があるの。それがスーパー西住ウォーズ」

優花里「なんと……!都合のいい制度じゃないですかぁ!」

沙織「ということは……みぽりんがお母さんに勝てば……」

みほ「次期家元から逃れられる」

華「素晴らしいです!」

しほ「ふふ……晴れやかな顔して……もう勝った気なの?」

まほ「……お母様。今回の戦い、私はみほに付きます」

みほ「お姉ちゃん!」

しほ「……それはつまり、ヘリ代をまほが払うということね?」

まほ「アーーーーーーー」

しほ「………………」

みほ「さすがお姉ちゃん!聞こえてないフリをして誤魔化す戦法……」

まほ「アーーーワワワワ。アワワワワワア」ポポポポポ

みほ「しかも手の平で口をポンポンやって飽きさせないようにしてる……人を思いやる気持ちってこれのことなんだ……」

沙織「だったらみぽりんに借金させなくても、最初からそれすればよかったんじゃ……」


みほ「みんな!」

沙織「?」

みほ「とりあえずここから退却!」ダッ!

沙織「へっ?あ、ちょ、みぽりん!?」

優花里「待ってください西住殿ぉ!」タタタ

華「わたくしも行きます!」タタタ

まほ「アワワワーワワーアワワワ」タタタ

麻子「なんだ?みんな行ってしまった」

しほ「…………」ユラ

麻子「ん?」

しほ「はあっ!」スルッ!

麻子「な……!」

麻子(靴下を脱がされた!?)

しほ「ほぅッ!!」ズボッ

麻子「もぐごご!?」

麻子(その靴下を口の中に!!ひいぃ!!)

しほ「……あとはこの靴下に西住流を与え、口の中で前後移動を繰り返す綿製品へと変えるだけだ」ツン..ツン..

靴下「!!」

ズルズルズルズルズル!!

麻子「もごごごごごご!?」

麻子(靴下が勝手に動き続けてるだと!?そんな…………バカ………………な……)

麻子「………………」

バタッ...

しほ「心配するな。西住家は掃除が行き届いている。靴下の汚れはちょっぴりだ」テク..テク..テク..




みほ「とりあえず作戦を考えよう」

沙織「う、うん」

みほ「まずはみんなに質問なんだけど…………一人エッチって週にどれくらいする?」

沙織「ええっ!?」

優花里「に、西住殿!?」

華「あらあら」

みほ「西住流は性的快感を扱う流派だから、大事なことなの」

沙織「う……//」

みほ「じゃあ本命の沙織さんから」

沙織「ほ、本命ってなによ!そんなにしてないからね!!」

みほ「週に何回?」

沙織「…………///」

みほ「………………」

沙織「…………ご、五回///」

みほ「……………………なるほど」

沙織「うぅ……恥ずかしいよもー!でも私は言ったからね!次は華!」

まほ「待て。今はそんな回数などどうでもいい。とりあえずお母様の倒し方を教えるべきだ」

みほ「あ、そうだね」

沙織「ちょっと!?私が言う前に言ってよ!ちょー恥ずかしかったんだけど!」

まほ「アーアワワワワーアワワアワワアワ」ポポポポ

沙織「……あれムカつく」

華「まぁまぁ」


優花里「それで、西住殿のお母様の倒し方とは?」

まほ「お母様の弱点はお尻の穴だ。そこに指を入れることができれば、お母様は止まる仕組みだ」

沙織「……どうして?」

まほ「わからない。だがお尻の穴に指を入れれば止まることはわかる」

みほ「それがわかるのが西住流だから……」

沙織「…………そう」

みほ「とにかく、みんなでお母さんのお尻の穴を狙ってほしいんだ」

優花里「…………なかなかハードル高いですね」

華「そうですか?わたくし、一度友達のお母様のお尻に指を入れてみたかったんです」ニコニコ

優花里「い、五十鈴殿?!」

みほ「私とお姉ちゃんでかく乱するから、みんなは常にお母さんの背後をとるように立ち回って。もしお母さんが向かって来たらすぐに逃げて。私がフォローします」

華「それで勝てますか?」

みほ「うん。お姉ちゃんもいるし、お母さん一人ならなんとか……」

??「それは残念」

みほ「!?」

ミカ「期待を裏切ってしまったみたいだね」ポロロン

みほ「ミカさん!?」

ミカ「私はしほさんに協力する者さ」ポロロン

みほ「な……!」


華「一体どうして継続高校の方が……」

レロン..

華「ひぅ!?」ビクン

華(今のは……?体がゾクッとしましたけど……)

みほ「!華さん、壁から離れて!優花里さんも!」

華「?はい」サッ!

優花里「わ、わかりました!」サッ

みほ「今のはお母さんの技……壁を舐めることでその壁に触れている女体に快感を与えるもの……その名も『壁舐めベロンチョ』」

優花里「離れたところから……!?そんなこと可能なのですか?」

まほ「だから西住流。極端な話、お母様が床を舐めたら全員足を舐められる」

華「!!」

まほ「しかしその場合は負担が大きい割りに返りが少ないから使用しないだろうが」

ミカ「♪~」ポロロン..

まほ「っ……!」

沙織「み、耳が……っ///」

優花里「なんとも言えない感覚ですぅ……///」

華「あの音を聞いたせいでしょうか?」

ミカ「♪~~」ポロロン...

みほ「ぁ……っ//」ゾワワ

まほ「アワアワワワワ……!ダメか……!防げない……」ゾクゾク..

しほ「……あらあら。情けないわね」

みほ「お母さん……」

しほ「ミカ。いい子ね」ナデナデ

ミカ「///」ポロロン

沙織「!?」

優花里「な、なんですかあの雰囲気は……」

みほ「………………」

しほ「ミカは私の元恋人よ」

沙織・優花里・華「!!!」

しほ「このカンテラも私がプレゼントしたもの」ナデナデ

ミカ「////」ポーローロ...

みほ「やっぱり…………大学選抜でミカさんたちが協力してくれたのは……」

しほ「私がお願いしたのよ。色々な方法でね」サワサワ

ミカ「////」ポポロ


みほ「この音を聞くと耳がこそばゆいのは……」

しほ「付き合っているうちに少し西住流が漏れたせいで、カンテラで愛撫ができるようになったというわけ」クス

まほ「……なるほど。だから…」

しほ「ヘリ代」

まほ「アーワワワワーワッワワワ」

ミカ「……これを奏でている限り、君たちはしほさんには勝てないのさ」ポロロロロン

みほ「………………」

優花里「西住殿……どうすれば……」

みほ「!」

みほ「……優花里さん、ありがとう」

優花里「え?」

みほ「優花里さんの顔を見たら名案が思い付いたよ」

優花里「そ、そうですか!?嬉しいですぅ!」エヘヘ

みほ「……………………」

みほ(一瞬……一瞬に力を集中すれば……)スゥー..

しほ「ミカ……懐かしい手触り」サワサワ

ミカ「っ……///」

みほ(今だ!)ダッ!

しほ「む!」

華(?ミカさんのところではなく優花里さんのところへ行った?)

みほ「優花里さん、ごめん!ちょっともらうね!」

優花里「え?」

ブチブチブチッ!!

華「!!!」

華(優花里さんの髪の毛を強引に引っこ抜いた!?)

優花里「ニシズミドノホォーーゥ!?」

みほ「はああああ!!」ポイッ!

ミカ「毛を投げつけて目くらましかい?無駄なことを…………なっ!?」

華「ああっ!優花里さんの髪の毛が……!」

まほ「……弦に絡みついて……」

沙織「音が出ない!」

まほ「天パの勝利だ」

みほ「はああっ!!」ガシッ

ミカ「くっ!!」

しほ「ミカ!」バッ

まほ「させない!」グイ..

みほ「華さんっ!」バッ!

ミカ「ぐ……!」ブンッ..

沙織(みぽりんがミカさんをこっちに……!そしてみぽりんお姉さんがままぽりんを押さえてくれてる!)


みほ「華さん!おっぱい圧迫乳獄殺(あっぱくにゅうごくさつ)をお願い!」

華「えっ?なんですかそれは?」

みほ「っ……とにかく顔を胸で潰して!」

華「わかりました!」グイッ

ミカ「ま、待っ……」

ボフッ

華「はっ!」

グリグリグリグリ..

ミカ「っ!っ!」バタバタバタバタ...

ミカ「っ!!!っ!!」ビクンビクン..

華「……そろそろ意識を失ったでしょうか」スッ

ミカ「」シロメーン..

華「うん、ばっちりですね」

優花里「ぬぅうぅ……ぬぅうぅうぅ……頭が……」

沙織「ゆ、ゆかりん大丈夫?」

優花里「は、はい……急すぎる脱毛のショックはありますが、髪の毛は余るほどでしたし……」

沙織「にしてもちょっとやりすぎだよ、みぽりんったら」

優花里「いえ、私、嬉しかったです」

沙織「え?」

優花里「今まで友達に髪の毛をむしりとられることなんてなかったですから」ニコニコ

沙織「そう……普通ないけどね……」

優花里「って!それよりもスーパー西住ウォーズですよ!」

華「正確にはスーパー西住ウォーズ2、ですね」

沙織「1でも2でもいいよ!」


優花里「西住殿は……」ハッ

まほ「………………」

みほ「………………」

しほ「………………」

優花里「ほっ……どうやら無事で……」

まほ「う……」ドサッ..

沙織「みぽりんのお姉さんが!」

しほ「なかなかだったわよまほ」フフ

まほ「くっ……不感症の私なら耐えられると思ったが……」

沙織「不感症?」

まほ「そうだ。そのせいで私は、肩にカラスが止まってもなんにも気付かない」

沙織「それ不感症じゃないよ!ただの鈍すぎるヤツだよ!」

まほ「なんだと……!?何故気付けないんだ私は!」

沙織「知らないですよ!」

まほ「……まぁいい。とにかく…………がくっ」

みほ「お姉ちゃん……」

しほ「残り二人だな」

沙織「え?三人じゃ……」

しほ「…………ふふっ」

沙織「っ!?」ゾワッ..

沙織「な、にこれ!?体が……熱い!!」

しほ「君は気付かなかっただろうが、私は先ほど、君のメガネを拝借し、柄をベロベロと舐めた」

沙織「嘘っ!?」

しほ「そうなれば持ち主の元へと西住流は駆け上る。全身に走っている快感はさっきの私の舌さ」

沙織「ひぃっぃ……///」

しほ「もはや身もだえて昇天を待つしか出来まい!」


沙織「うぅ……ぁぁ……///」

みほ「沙織さん!お母さんを捕まえて!」

しほ「……何を言っているの。あれだけ舐めた以上、彼女は悶えるしかできない。しばらくクリオネ真っ最中よ」

みほ「沙織さん!!」

沙織「う、うん……//」タタッ!!

ガシッ!

しほ「ぬぅ!?バカな!」ググググ..

みほ「……こんなこともあろうかと、ここに来る前に沙織さんのメガネを舐めておいたんだ」

沙織「みぽりん!?」

しほ「みほの唾液が私の唾液をせき止めメガネは元気っ子……というわけか」

みほ「あとは私が……」ダッ!

しほ「………………」

みほ「はっ!」シュッ

しほ「フュッ!!」ピッ

みほ「!?」ビシッ

みほ(今のは何……!?胸に何か当たったような……)チラ

しほ「麦チョコさ」

みほ「!しまっ……」

しほ「そらそらそらっ!」ドンドンドンドン

沙織「わわわっわ、なに!?地団太踏んでるんだけど!?」

みほ「あああぁっ……!」ガクッ

しほ「口に含んでいた麦チョコをみほの乳首に当てることで麦チョコをみほの乳首と同期させた。あとは落ちた麦チョコに振動を与えるだけでみほの胸は快感渦巻くドキドキワールド!」

みほ「うぅ……///」


しほ「これで私の勝…」

華「いえ」スッ

しほ「な……!!」

みほ「えっ?」

華「わたくしたちの」

しほ(いつの間に背後に!!)

華「勝ちです」ブオッ!

ズムン!!!

しほ「にしずみりゅっ!!」

グリグリグリ...

しほ「ふぉー…」

スポッ..

しほ「えばー……」

バタッ...

しほ「……………………」

みほ「は、華さん……」

華「やりました。花を生ける時の感じで近付き、花を生ける感じで指を繰り出しました」ニッコリ

華「肛門突破、です!」




しほ「……………………」

しほ「……………………」

しほ「………………ぁ」パチッ

しほ「私は……」

みほ「あ、起きた」

しほ「………………みほ」

華「すみません。花瓶の奥に突っ込む感じで指を入れたので……深すぎましたか?」

しほ「かまわんさ。血さえでなければいい」

華「しかしズボンに穴が空いてしまって……」

しほ「しまむらに行くさ」

麻子「結局、スーパー西住ウォーズ2はどうなったんだ?」

しほ「……私の負けよ」

沙織「ということは……」

しほ「まほもみほも西住流を継がなくていい」

みほ「あ……!」

優花里「よかったですね!西住殿!」

華「おめでとうございます!」

みほ「うん!みんな、ありがとう!特に優花里さん、髪の毛助かったよ!」

優花里「いえいえそんな!髪の毛ごとき!いつでもむしってください!」

沙織「ねぇねぇ、このあとお疲れ会しよーよ!私料理作るから!」

麻子「いいなそれ。口の中が靴下で気持ち悪いからちょうどいい」


ワイワイガヤガヤ

まほ「……お母様」

しほ「…………なんて顔をしているの」

まほ「スーパー西住ウォーズ2、受けていただけるとは思ってませんでした。もし私たちが勝ったら、西住流が潰える可能性があるのですから」

しほ「……そうね。あなたたちの気が変わらない限り、そうなるでしょうね」

まほ「………………」

しほ「でもいいのよ」

まほ「しかし……私たちのせいで、西住流が……」

しほ「あの子が西住流を継いでくれるから」

まほ「………………え?」

しほ「……………………」ジーッ

まほ「……………………」チラ

華「」ウフフ

まほ「…………あ、あの……どういう……」

しほ「私ね、五十鈴百合さんと正式に交際しているの」

まほ「!!」

しほ「そして近いうちに結婚するつもりよ。西住流の力を使えば同性婚も楽勝だもの」

まほ「!!!」

しほ「百合さん、今はまだ旦那とモメてるみたいだけど、そろそろ片が付くはず」

しほ「そうなれば五十鈴華さんは西住華となる。西住流を継ぐ……うーん、いい感じ」

まほ「!!!!」

しほ「あの子、才能あるわよ。百合さんの匂いに似てたせいで接近時の敵意に気付かなかった私のミスもあるけれど、友人の母親のお尻の穴にあそこまでねじ込める度胸はすさまじい。よってあの子は……」

しほ「いずれ西住流!!」クワッ!!

まほ「……………………」

しほ「うふふふ……」

まほ「……………………」

まほ「アーワワワアワーアワワワワ」ポポポポポ

♪エンター エンター ミッション~



おわり


読んでくれた人ありがとです

しほの旦那の名前は常夫やで

>>33
知らんかった……
情報サンクスです

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